JP2010167505A - 電動穿孔工具 - Google Patents
電動穿孔工具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010167505A JP2010167505A JP2009009631A JP2009009631A JP2010167505A JP 2010167505 A JP2010167505 A JP 2010167505A JP 2009009631 A JP2009009631 A JP 2009009631A JP 2009009631 A JP2009009631 A JP 2009009631A JP 2010167505 A JP2010167505 A JP 2010167505A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- posture
- drilling
- tool
- mode
- tip tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Abstract
本発明の課題は、姿勢報知装置を備えるハンマドリルのような電動穿孔工具において、姿勢報知回路の消費電力を低減することにある。また、姿勢報知装置による不要な姿勢報知を無くして作業効率を改善することにある。
【解決手段】電動穿孔工具1の制御装置50は、動力スイッチ61のオン時点(t2)から先端工具20による被削材90に対する穿孔動作の終了時点(t3)までの穿孔作業中の所定時点において、姿勢検出センサ82a〜82cおよび姿勢報知器84を含む姿勢報知手段の少なくとも一部の動作を停止させるための動作停止手段51aを具備する。
【選択図】図4
Description
最初に、図1〜図3を参照して本発明の実施形態に係るハンマドリル全体の構成について説明する。
図2の構造断面図に示すように、一端部が軸受部48に支承されたモータ40(図1参照)は、ギヤケーシング30内においてピニオン出力軸部2を有し、回転駆動力を出力する。ピニオン出力軸部2の回転駆動力は、ピニオン出力軸部2からギヤ3を介して中間軸14の後半部14bに伝達される。中間軸14bには回転軸14bに対して回転可能に遊嵌された、回転力を打撃力に変換する運動変換部材4が設けられる。運動変換部材4が後述する第2クラッチ機構部CL2によって中間軸14bに結合される場合、運動変換部材4によって変換された打撃力は、先端工具保持部(チャック)39に保持された先端工具20に伝達するための第2の動力伝達機構部72(打撃機構部)に伝達される。また、中間軸14自体は、中間軸14の前半部14aに結合された第1クラッチ機構部CL1と共に、先端工具20に回転力を伝達するための第1の動力伝達機構部71(回転伝達機構部)を構成する。
図3の機能回路ブロックに示されるように、制御装置50は演算部51を具備する。演算部51は、図示されていないが、処理プログラムとデータに基づいて後述するモータ駆動回路55の駆動信号を出力するためのCPU、処理プログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、タイマ等を含むマイクロコンピュータから構成され、モータ40の回転数制御、および姿勢報知器84の報知制御を行う。
(回転・打撃モードについて)
図2に示すように、モータ40の回転は、ピニオン2からギヤ3を介して中間軸14bに伝達され、中間軸14bにスプライン係合するスリープ6に設けた爪部6aと運動変換部材4に設けた爪部4aが係合し、ピストン16を往復運動させる。一方、ピストン16と打撃子17の間には空気室16aが画成されているので、ピストン16の往復運動により、ピストン16と打撃子17との間に画成された空気室16aは、圧縮と膨張を繰り返す空気バネとして機能する。その結果、空気室16aの空気バネを利用し、打撃子17および中間子18を介して先端工具20に打撃力を与える。
上述した「回転・打撃モード」の状態から切替部材8を操作し、切替部材8の突出部8aをモータ40側に移動させれば、突出部8aによってセカンドピニオン10が第1付勢バネ7の付勢力に抗してモータ40側へ移動し、第1クラッチ機構CL1が離脱する。
また、同時に第2付勢バネ(図示なし)で付勢されている回転係止部材9は、切替部材8の突出部8aに突き当たっており、セカンドピニオン10のツバ部の歯車10bと係合しない位置にある。これにより、先端工具20への回転伝達を中断すると共に、先端工具20は空転状態となり、先端工具20の刃先を任意の向きにすることができる。すなわち「ニュートラルモード」を得ることができる。
図7に示すように、上述した「ニュートラルモード」の状態から、先端工具20の刃先を任意の向きに合せたまま切替部材8を操作し切替部材8の突出部8aをモータ40側へ移動させると、上記第2付勢バネで付勢されている回転係止部材9の突き当てとなっていた突出部8aが回転係止部材9の開口部(図示なし)に入り、回転係止部材9は第2の付勢バネの付勢力によりモータ40側へ移動し、回転係止部材9とセカンドピニオン10のツバ部の歯車10bが係合して第3クラッチCL3が連結する。
上述した「回転・打撃モード」の状態から、切替部材8を操作して切替部材8の突出部8aを先端工具側へ移動させれば、突出部8aによって回転係止部材9が先端工具20側へ移動する。
図6の(a)〜(d)に制御タイミング図の一例を示す。最初に、切替部材8によって姿勢報知器84による姿勢監視を必要とする「回転モード」または「回転・打撃モード」を選択する。本実施例では、図2に示したように、「回転・打撃モード」が選択された例を示す。作業モードの判別は、図2に示すように、距離センサ8cによって回転係止部材9の移動距離D1を検出して判別する。
図6の(d)に示した報知停止制御は、被削材90が比較的軟質の材料に有効であるが、被削材90が硬質材料の場合で、穿孔開始直後の先端工具20の加工面90aに対する姿勢(傾き)が安定し難いときは、図5の(a)および図6の(e)に示すように、先端工具20が被削材90の所定の深さDhまで穿孔するまで、センサ82a〜82cによるセンシングと姿勢報知器84による姿勢報知を継続して行い、姿勢報知器84によって先端工具20の姿勢を監視しながら工具本体1を適正な位置に調整する。
ハンマドリル1において「打撃モード」(ハンマモード)の作業モードを設定した場合は、ハツリ作業(破砕作業)のように、先端工具20へ打撃力のみを伝達することになるので、姿勢報知器84によるハンマドリル1の姿勢監視は不要となる。本実施形態によれば、特に、作業モードとして「打撃モード」が設定された場合は、作業モードが「打撃モード」であることを検出し、動作停止回路51aによって姿勢報知器84を含む姿勢報知回路の一部または全部の動作を常時停止させる。「打撃モード」の判別は、図7に示したように、距離センサ8cと回転係止部材9との距離D2によって判別する。
4:運動変換部材 4a:運動変換部材の爪部 6:スリーブ
6a:スリーブの爪部 7:第1の付勢バネ 8:切替部材(チェンジレバー)
8a:切替部材の突出部 8c:切替位置検出センサ(距離センサ)
9:回転係止部 9a:回転係止部のツバ部 10:セカンドピニオン
10a:ピニオン部 10b:歯車 12:ピニオンスリーブ
12a:歯車 14:中間軸 14a:中間軸前半部
14b:中間軸後半部 15:セカンドギヤ 16:ピストン
16a:空気室 17:打撃子 18:中間子 19:シリンダ
20:先端工具 30:ギヤケーシング 37:胴体ハウジング部
38:ハンドルハウジング部 39:先端工具保持部(チャック)
40:電動モータ 50:制御装置 51:演算部 51a:動作停止回路
52:印加電圧設定回路 53:本体姿勢演算回路 54:作業モード判定回路
55:モータ駆動回路 61:動力スイッチ(スイッチトリガ)
71:第1の動力伝達機構部 72:第2の動力伝達機構部
82a、82b、82c:距離センサ 83:報知駆動回路
84:姿勢報知器(表示モニタ) 84a:表示モニタの中央表示部
84x:表示モニタのX軸 84y:表示モニタのY軸 85:報知時間設定部
90:被削材(ワーク) 90a:被削材の加工面
Claims (7)
- 動力スイッチのオン状態により回転力が与えられる電動モータと、前記電動モータの回転力によって駆動される先端工具と、穿孔時に前記先端工具のワークの加工面に対する姿勢を検知するためのセンサを有し、該センサの出力に基づいて前記ワーク加工面に対する前記先端工具の姿勢を決定し、姿勢情報を出力するための制御部と、前記姿勢情報に基づいて姿勢を報知するための姿勢報知手段と、を具備する電動穿孔工具において、前記制御部は、前記動力スイッチのオン時点から前記先端工具による前記ワークに対する穿孔動作の終了時点までの穿孔作業中の所定時点において、前記センサおよび前記姿勢報知手段の少なくとも一方の動作を停止させるための動作停止手段を具備することを特徴とする電動穿孔工具。
- 前記制御部は、前記穿孔動作の開始前までに、前記先端工具の姿勢を決定し、前記動作停止手段は、前記穿孔動作の開始前に前記センサおよび前記姿勢報知手段の少なくとも一方の動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載された電動穿孔工具。
- 前記制御部は、前記動力スイッチのオン時点から前記穿孔動作が所定深さの位置に達するまでに前記先端工具の姿勢を決定し、前記動作停止手段は、前記穿孔動作が前記所定深さの位置に達した後に、前記センサおよび前記姿勢報知手段の少なくとも一方の動作を停止させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された電動穿孔工具。
- 前記制御部は、前記穿孔動作の開始後の一定時間を経過するまで、前記先端工具の姿勢を決定し、前記動作停止手段は、前記穿孔動作が前記一定時間を経過した後に、前記センサおよび前記姿勢報知手段の少なくとも一方の動作を停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載された電動穿孔工具。
- 前記電動穿孔工具は、少なくとも「回転モード」および「回転・打撃モード」の作業モードの一つを選択的に前記先端工具に伝達する切替機構を有するハンマドリルであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載された電動穿孔工具。
- 前記電動穿孔工具は、「回転モード」、「回転・打撃モード」および「打撃モード」の一つの作業モードを選択的に前記先端工具に伝達する切替機構を有するハンマドリルであって、前記動作停止手段は、前記切替機構が前記「打撃モード」を選択した場合、前記センサおよび前記姿勢報知手段の少なくとも一方の動作を、常時、停止させることを特徴とする請求項5に記載された電動穿孔工具。
- 前記動作停止手段は、前記切替機構が前記「打撃モード」を選択した場合、前記切替機構を構成する切替部材の移動位置に応答して、前記センサおよび前記姿勢報知手段の少なくとも一方の動作を、常時、停止させることを特徴とする請求項6に記載された電動穿孔工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009009631A JP5376208B2 (ja) | 2009-01-20 | 2009-01-20 | 電動穿孔工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009009631A JP5376208B2 (ja) | 2009-01-20 | 2009-01-20 | 電動穿孔工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010167505A true JP2010167505A (ja) | 2010-08-05 |
JP5376208B2 JP5376208B2 (ja) | 2013-12-25 |
Family
ID=42700121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009009631A Active JP5376208B2 (ja) | 2009-01-20 | 2009-01-20 | 電動穿孔工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5376208B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015217474A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 株式会社マキタ | 作業工具 |
CN106180808A (zh) * | 2015-05-07 | 2016-12-07 | 苏州宝时得电动工具有限公司 | 手持式电动工具 |
JP2017132020A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電動工具 |
JP2017136667A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電動工具 |
WO2018020839A1 (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電動工具 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005111855A (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-28 | Hitachi Koki Co Ltd | 卓上丸鋸 |
JP2006082220A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | C & E Fein Gmbh | 電動工具 |
JP2007062012A (ja) * | 2006-11-13 | 2007-03-15 | Matsushita Electric Works Ltd | 回転式工具 |
JP2007136586A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Max Co Ltd | ハンマドリル |
-
2009
- 2009-01-20 JP JP2009009631A patent/JP5376208B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005111855A (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-28 | Hitachi Koki Co Ltd | 卓上丸鋸 |
JP2006082220A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | C & E Fein Gmbh | 電動工具 |
JP2007136586A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Max Co Ltd | ハンマドリル |
JP2007062012A (ja) * | 2006-11-13 | 2007-03-15 | Matsushita Electric Works Ltd | 回転式工具 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015217474A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 株式会社マキタ | 作業工具 |
CN106180808A (zh) * | 2015-05-07 | 2016-12-07 | 苏州宝时得电动工具有限公司 | 手持式电动工具 |
JP2017132020A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電動工具 |
JP2017136667A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電動工具 |
WO2018020839A1 (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電動工具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5376208B2 (ja) | 2013-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5403328B2 (ja) | 電動穿孔工具 | |
US7320368B2 (en) | Power impact tool | |
JP5824419B2 (ja) | 電動工具 | |
JP6235872B2 (ja) | 作業工具 | |
JP6380560B2 (ja) | 打撃工具 | |
JP5376208B2 (ja) | 電動穿孔工具 | |
JP5800761B2 (ja) | 電動工具 | |
JP2008068376A (ja) | 手持ち工具 | |
JP2011104736A (ja) | 手持ち工具 | |
JP2002321110A (ja) | 電子式深さストッパを具える手持ち式工具装置 | |
JP2005324263A (ja) | インパクト回転工具 | |
JP4875520B2 (ja) | 回転式工具 | |
JP4535058B2 (ja) | 回転式工具 | |
JP2003136419A (ja) | 回転式工具 | |
JP4882808B2 (ja) | 回転式工具 | |
JP2009083039A (ja) | 電動工具 | |
JP6347291B2 (ja) | 打撃工具 | |
JP2020049637A (ja) | 電動工具 | |
KR101957437B1 (ko) | 타격 기능을 갖는 전동공구 및 이를 이용한 타격 방법 | |
JP6600960B2 (ja) | 往復動工具 | |
JP6094316B2 (ja) | 電動工具 | |
JP5716898B2 (ja) | 電動工具 | |
JP6477879B2 (ja) | 打撃工具 | |
CN111300321B (zh) | 具有扭力设定的电动快转扳手 | |
JP7243038B2 (ja) | 電動工具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130613 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130829 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130911 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5376208 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |