JP4882808B2 - 回転式工具 - Google Patents

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本発明は、モータの回転出力を用いてねじの締め緩めを行う回転式工具に関するものである。
従来から、モータの回転出力を用いてねじの締め緩めを行う回転式工具が提供されている。この種の回転式工具を工場内で使用する場合には、作業内容に応じて締付トルク、締付速度などを管理する必要がある。
ただし、この種の回転式工具では、ねじの締込量を使用者が判断していたのではねじの締込量に過不足が生じるから、適正な締込量が得られた時点でモータの回転を自動的に停止させる技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、相手部材までの距離を計測し、所定距離に達するとモータの回転を停止させる技術を採用している。また、モータの回転を停止させる条件としては、締付トルクを判定する技術も提案されている。さらに、特許文献1には、ねじが相手部材に対して斜めに挿入されるのを防止する技術も記載されている。
特開2003−136419号公報
ところで、相手部材に規定距離まで近付くとモータの回転を自動的に停止させる技術を採用すると、相手部材に螺入させるねじのねじ径が同じであれば、ねじ長が異なっていても正常な締付と判断されるという問題が生じる。とくに、工場のように1人の作業者が複数種類のねじを締め付ける場合には、この種の誤りを生じる可能性が高くなる。
また、締付トルクが所定値に達したときにモータの回転を自動的に停止させる技術を採用すると、相手部材に対して斜めに挿入されていたり異物が付着していることによって、ねじを締め付けるトルクが上昇した場合であっても締付完了と判断し、締込量に不足を生じる可能性がある。斜めに挿入されているか否かは、特許文献1に記載された技術を採用すれば検出することはできるが、締付トルクを監視する技術に特許文献1に記載された斜め挿入を防止する技術を組み合わせたとしても、ねじに異物が付着している場合に生じる締込量の不足を検出することはできない。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、ねじの締込量の不足を防止し、しかも締め付けるねじ種の誤りも防止することができる回転式工具を提供することにある。
請求項1の発明は、モータの回転と停止とを制御するモータ制御手段と、モータの回転出力がインパクト機構を介して伝達されることにより回転するねじ締め用のツールと、モータとツールとの一方の回転角を検出する回転角検出手段と、インパクト機構による衝撃力の発生タイミング間におけるねじの回転角からねじの締付トルクを判断し締付トルクが規定値になるとモータの停止をモータ制御手段に指示する締付判定手段と、締付判定手段によりモータの停止が指示されたときに、回転角検出手段により1本のねじ締めの開始から検出された回転角の積算値が1本のねじの仕様に応じた設定範囲内であるときに正常と判定するねじ長判定手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記締付判定手段によりモータの停止が指示されたときに、前記ねじ長判定手段の判定結果が正常でない場合に報知する報知手段が付加されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記モータ制御手段は、ねじを緩める向きに前記モータを逆回転させる機能を有し、モータ制御手段がモータを逆回転させている間には前記締付判定手段の指示を無効にすることを特徴とする。
請求項1の発明の構成によれば、モータが停止したときに、1本のねじ締めの開始からモータの停止までの回転角(回転量)の積算値が1本の設定範囲内であれば正常と判定するねじ長判定手段を設けていることにより、ねじの締込量が不足していて回転角が不足しているときには正常の判定がなされないから、ねじが斜めに傾いていたりねじに異物が付着していることにより締込途中でモータが停止した場合には正常の判定がなされず、締込量の不足を防止することができる。また、ねじ径が等しくねじ長の異なるねじを締め付けたときにも正常と判定されないから、ねじ種の誤りを防止することができる。つまり、ねじ長判定手段により、締込量の不足とねじ種の誤りとの2種類の作業ミスを検出することが可能になる。さらにまた、インパクト機構を用いてねじ締めを行い、インパクト機構による衝撃力の発生タイミング間におけるねじの回転角からねじの締付トルクを判断し、締付トルクが規定値になるとモータの停止を指示するので、ねじの締付トルクの過不足を防止することができる。
請求項2の発明の構成によれば、ねじ長判定手段の判定結果が正常でないときに報知する報知手段を設けているから、ねじ締め作業の作業ミスを作業者に報知し、作業結果の確認を促すことができる。
請求項3の発明の構成によれば、ねじを緩めているときにモータが停止する不都合をなくすことができる。
以下に説明する実施形態では、回転式工具として、モータの回転出力をハンマに伝達しハンマでアンビルを打撃して衝撃力を発生させ、ねじの締め緩めの回転力に衝撃力を併せて用いるインパクト工具を例示するが、本発明の技術はインパクト工具以外の回転式工具にも適用可能である。
(実施形態1)
本実施形態は、図2、図3に示すように、モータ2を内蔵する中空のバレル部11と手で把持するグリップ部12とを一体に備えたハウジング1を有し、グリップ部12には充電池14を収納したバッテリパック13が着脱可能に装着される。図示するハウジング1は、バレル部11とグリップ部12との長手方向が交差した銃形状に形成されているが、バレル部11とグリップ部12とが略一直線上に配列された棒形状に形成されたハウジング1を用いてもよい。
バレル部11には、動力源としてのモータ2のほか、モータ2の回転出力を所定の減速比で減速する減速機21と、減速機21の回転出力により衝撃力を発生させるインパクト機構22とが収納される。インパクト機構22の出力はドライバビットのようなねじ締め用のツール3が着脱可能に装着されるソケット23に伝達される。ソケット23はツール3を着脱可能な構造であれば、チャックのほか他の構造も採用することができる。
インパクト機構22は、減速機21の回転出力により回転するハンマ22aと、ハンマ22aにより間欠的に打撃されるアンビル22bとを備え、アンビル22bがハンマ22aに打撃されることによりアンビル22bが回転する。つまり、アンビル22bには打撃による衝撃力とともに回転力が生じ、アンビル22bに結合されたソケット23に装着されたツール3に衝撃力と回転力とが伝達され、ツール3によりねじ4を相手部材5に締め緩めする際にねじ4に回転力とともに衝撃力を作用させることができる。ハンマ22aとアンビル22bとの組み合わせには種々構成があるが、要旨ではないから説明を省略する。
モータ2の回転の開始および停止と回転速度の指示とを行うために、グリップ部12にはトリガ15が設けられる。トリガ15はグリップ部12の前面(バレル部11におけるモータ2側を後部、ソケット23側を前部とする)におけるバレル部11側の一端部において、グリップ部12の前面に対してツール3の突出方向に進退可能となるように設けられ、グリップ部12の内部に設けたトリガボリューム31(図1参照)を操作する。
トリガボリューム31は、スイッチ付きの可変抵抗器であって、グリップ部12からトリガ15が最大に突出している状態ではスイッチがオフになりモータ2への通電を停止する。また、グリップ部12に対してトリガ15を所定量押し込むとスイッチがオンになり、押し込んだ量に応じて可変抵抗器の抵抗値が変化する。可変抵抗器の抵抗値の変化は後述するモータ制御手段30(図1参照)に与えられ、トリガ15の押し込み量に応じてモータ2の回転速度が変化するようにモータ制御手段30がモータ2を制御する。トリガ15の押し込み量とモータ2の回転速度との関係については後述する。トリガ15の近傍には、モータ2の回転方向を選択する方向選択スイッチ16が設けられる(図1参照)。
図1に示すように、充電池14からモータ2への給電経路には印加電圧制御回路32が設けられる。印加電圧制御回路32は、モータ2への給電経路に挿入されるスイッチング素子を備える。また、印加電圧制御手段32のスイッチング素子は、モータ制御手段30によりPWM制御され、モータ2に印加する平均電圧を変化させてモータの回転速度を変化させる。上述したトリガボリューム31の抵抗値はモータ2の回転速度の目標値を指示し、モータ制御手段30は、トリガボリューム31で指示された目標値を維持するように印加電圧制御手段32に設けたスイッチング素子のオンデューティを変化させるフィードバック制御を行う。また、スイッチング素子をオフにすればモータ2は停止する。
たとえば、モータ2として巻線をスター接続した3相のブラシレスモータを用いる場合には、印加電圧制御回路32として、各相ごとに2個のスイッチング素子の直列回路を設けて充電池14に並列接続し、各相における2個のスイッチング素子の接続点に各巻線の一端を接続する構成を採用することができる。モータ制御手段30は、印加電圧制御回路32における6個のスイッチング素子のオンオフのタイミングを回転子の位置に応じて制御し、さらにトリガボリューム31の抵抗値の変化に応じてオン期間をPWM制御する。この動作により、トリガ15の押込量に応じてモータ2の回転速度を変化させることができる。
ところで、モータ制御手段30はトリガボリューム31からの指示を受けるだけではなく、締付判定手段33からもモータ2の運転の停止の指示を受ける。締付判定手段33は、ねじ4の締付トルクが所要値になったかどうかを判断する機能を有し、締付トルクが所要値になったと判断するとモータ制御手段30に対してモータ2の停止を指示する。
以下では、締付判定手段33について説明する。ねじ4の締付トルクを判定する技術は種々考えられるが、本実施形態では、締付判定手段33においてねじ4の締付トルクを判断するために、ハンマ22aがアンビル22bを打撃することによる衝撃力の発生タイミングの情報と、ねじ4の回転角との2種類の情報を用いる例を示す。
衝撃力の発生タイミングは、インパクト機構22の近傍に打撃音を検出するマイクロホンや打撃の際の衝撃を検出する加速度センサのような打撃検出手段36を用いて検出する。打撃検出手段36では、マイクロホンや加速度センサの出力波形に適宜の閾値を適用することにより、衝撃力の発生タイミングを検出する。
本構成では、回転角検出手段34をモータ2の出力軸の各端部のうち減速機21とは反対側の端部に結合してある。回転角検出手段34をこの位置に設けると、バレル部11の重心位置をバレル部11の後端側に位置させることができるから、グリップ部12において手で把持している部位の周りに作用するモーメントが小さくなり、ツール3とねじ4との位置合わせの際に回転角検出手段34がバレル部11の前端部に位置する場合よりも小さい力でハウジング1を支持することが可能になる。しかしながら、モータ2とツール3との間に減速機21およびインパクト機構22が挿入されるから、モータ2の回転角からねじ4(あるいはツール3)の回転角を直接求めることはできない。
モータ2の回転角からねじ4の回転角を求めるには、ハンマ22aがアンビル22bを打撃する間の回転角を用いる。つまり、ねじ4はツール3と一体に回転するから、角度θの位置のねじ4が1回の打撃で角度θn+1の位置に進んだとすれば、ねじ4の回転角(θn+1−θ)は、ハンマ22aがアンビル22bを1回打撃する間のハンマ22aの回転角θhからハンマ22aとアンビル22bとの寸法によって決まる一定角度θaを減算した値になる。また、ハンマ22aの回転角θhは、モータ2の回転角Φと減速機21の減速比k(>1)とにより決まり、θh=Φ/kであるから、1回の打撃によるねじ4の回転角(θn+1−θ)は、θn+1−θ=Φ/k−θaとして求めることができる。回転角検出手段34としては、周波数ジェネレータを用い、周波数ジェネレータの出力パルスの個数をモータ2の回転角Φに対応付けている。なお、モータ2にブラシレスモータを用いているときには、ロータの位置を検出する位置検出パルスを用いて回転角Φを求めてもよい。
回転角検出手段34により検出されたモータ2の回転角と、打撃検出手段36により検出された打撃のタイミングとは回転角演算手段35に与えられる。回転角演算手段35は、モータ2の回転角を用いて1回の打撃毎にアンビル22bの回転角(θn+1−θ)を推定する。
ところで、インパクト機構22によりハンマ22aからアンビル22bに与えた運動エネルギは、ねじ4を回転させるエネルギにより消費される。また、1回の打撃によるねじ4の回転角と締付トルクとの積は、ねじ4により消費されたエネルギに相当するから、1回の打撃によりハンマ22aからアンビル22bに与えた運動エネルギとねじ4の回転角とがわかれば、締付トルクがわかる。ここでは、ハンマ22aがアンビル22bを打撃したときのエネルギがすべてねじ4の回転で消費されると仮定する。
ハンマ22aがアンビル22bを打撃したときの運動エネルギEは、ハンマ22aにより打撃された直後のアンビル22bの角速度ωと、アンビル22bの慣性モーメントJaとを用いて、E=(1/2)ω・Jaと表される。この式において、角速度ωは、モータ2の回転速度から検出することができ、慣性モーメントJaは、アンビル22bの形状、寸法、質量により決まる固有値である。
一方、ねじ4が相手部材5に着座した後に、角度θの位置のねじ4が1回の打撃で角度θn+1の位置に進んだとすれば、ねじの回転により消費されるエネルギEは、関数τ(θ)の閉区間[θ,θn+1]における積分値になる。つまり、この区間[θ,θn+1]のトルクの平均値Taveは、角度θの位置のねじ4を角度θn+1の位置に回転させる間に消費されたエネルギEをねじ4の回転角(θn+1−θ)で除した値、すなわち、Tave=E/(θn+1−θ)になる。
上述したように、ハンマ22aがアンビル22bを打撃したエネルギEと、ねじ4の回転で消費されたエネルギEとが等しいと仮定しているから、1回の打撃に対するねじ4の締付トルクの平均値Taveは、Tave=ω・Ja/{2(θn+1−θ)}になる。この式は、、1回の打撃による回転角(θn+1−θ)がわかれば、締付トルクTaveがわかることを示している。1回の打撃によるねじ4の回転角(θn+1−θ)は、上述したように、θn+1−θ=Φ/k−θaとして求めることができるから、ハンマ22aによるアンビル22bの打撃間のモータ2の回転角Φと、打撃直後の回転速度v(角速度ωを求めるため)と、打撃のタイミングとを検出すれば、締付トルクTaveを推定できることになる。
上述したように、1回の打撃毎のねじ4の回転角(θn+1−θ)から締付トルクTaveを推定することができる。締付判定手段33では、推定した締付トルクが規定値に達すると、モータ制御手段30にモータ2の停止を指示する。つまり、規定の締付トルクに達した時点でモータ2を自動的に停止させることができ、ねじ4の締付トルクの過不足を防止することができる。
適正な締付トルクは、ねじ4や相手部材5の材料、ねじ4のピッチなどにより異なり、またねじ4を適用する場所によって締付トルクの適正値が決められるから、締付判定手段33にはモータ2の停止を指示する締付トルクを変更可能にする手段(図示せず)を設けている。モータ制御手段30と締付判定手段33と回転角演算手段35とはマイクロコンピュータを用いて構成される。
ところで、締付トルクの監視のみによってモータ2を自動停止させると、従来技術の問題点として説明したように、ねじ種の誤りや締込量の不足といった問題を生じることがある。本構成では、回転角検出手段34もしくは回転角演算手段35の出力を用いてねじ締めの開始から締付判定手段33がモータ2の回転停止をモータ制御手段30に指示するまでの間の回転角(回転量)を求めるねじ長判定手段37を設けることにより、この問題を解決している。図示例では、回転角演算手段35で求めた打撃毎の回転角を用いてねじ4の回転角(回転量)を推定する構成を採用しており、ねじ長判定手段37では、打撃毎の回転角の積算値をねじ締めの開始からの回転量として用いる。
ねじ長判定手段37は、図4に示すように、締付判定手段33がモータ2の停止を指示したときに(図4の縦軸における締付完了の時点)、回転角(回転量)が設定範囲Ds内か否かを判定し、設定範囲Ds内であれば正常と判定する。ねじ種(主としてねじ長を考慮すればよいが、打撃毎の回転角を検出する場合はねじ径やピッチも考慮する)に応じて設定範囲Dsを変更可能とするために、ねじ長判定手段37にはねじ長設定手段38が付設される。ねじ長設定手段38では、設定範囲Dsの代表値Vmを指定し、代表値Vmに対して規定の誤差範囲を設定範囲Dsとする。
ねじ長判定手段37による判定結果が正常であれば、とくに報知の必要はないが、判定結果が正常でない場合には、ねじ種が誤っているか締込量が不足している場合が考えられるから、ねじ長判定手段37において正常の判定がなされない場合には報知手段39により報知する。たとえば、図4の左側に示している動作では、締付完了の時点で回転角(回転量)が設定範囲Dsから逸脱している。このような場合には、報知手段39による報知を行う。報知手段39には、ランプを用いた視覚的報知とブザーのような聴覚的報知との少なくとも一方を用いる。
ところで、モータ制御手段30は、方向選択スイッチ16の指示によりモータ2の回転方向を選択し、ねじ4を緩める向きにモータ2を逆回転させることも可能になっている。ねじ4を緩める際には、モータ2を自動的に停止させる必要がないから、締付判定手段33の指示を無効にする。ただし、逆回転の際にもトリガボリューム31の操作は有効であり、逆回転においても運転と停止、回転速度の変化は可能である。
(実施形態2)
実施形態1では、モータ2の回転角を回転角検出手段34で検出し、ねじ4の回転角を回転角演算手段35で推定する技術を採用したが、本実施形態では、図5に示すように、回転角検出手段34によりアンビル22bの回転角を直接検出する技術を採用している。アンビル22bの回転角を検出するには、アンビル22bとソケット23との間に、たとえばロータリエンコーダを回転角検出手段34として配置する。この構成では、ねじ4の回転角度を直接検出することができる。他の構成および動作は実施形態1と同様であり、実施形態1と同様に、回転角検出手段34の出力を用いて打撃時点を検出することが可能である。
実施形態1を示すブロック図である。 同上におけるハウジングの内部の概略構成図である。 同上の外観を示す側面図である。 同上の動作説明図である。 実施形態2を示すブロック図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 モータ
3 ツール
4 ねじ
5 相手部材
16 方向選択スイッチ
22 インパクト機構
22a ハンマ
22b アンビル
30 モータ制御手段
31 トリガボリューム
33 締付判定手段
34 回転角検出手段
35 回転角演算手段
36 打撃検出手段
37 ねじ長判定手段
38 ねじ長設定手段
39 報知手段

Claims (3)

  1. モータの回転と停止とを制御するモータ制御手段と、モータの回転出力がインパクト機構を介して伝達されることにより回転するねじ締め用のツールと、モータとツールとの一方の回転角を検出する回転角検出手段と、インパクト機構による衝撃力の発生タイミング間におけるねじの回転角からねじの締付トルクを判断し締付トルクが規定値になるとモータの停止をモータ制御手段に指示する締付判定手段と、締付判定手段によりモータの停止が指示されたときに、回転角検出手段により1本のねじ締めの開始から検出された回転角の積算値が1本のねじの仕様に応じた設定範囲内であるときに正常と判定するねじ長判定手段とを備えることを特徴とする回転式工具。
  2. 前記締付判定手段によりモータの停止が指示されたときに、前記ねじ長判定手段の判定結果が正常でない場合に報知する報知手段が付加されていることを特徴とする請求項1記載の回転式工具。
  3. 前記モータ制御手段は、ねじを緩める向きに前記モータを逆回転させる機能を有し、モータ制御手段がモータを逆回転させている間には前記締付判定手段の指示を無効にすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の回転式工具。
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