JP2015085470A - 締緩装置及びその制御方法 - Google Patents

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勝弘 藤本
Katsuhiro Fujimoto
勝弘 藤本
年彦 櫛田
Toshihiko Kushida
年彦 櫛田
達夫 平井
Tatsuo Hirai
達夫 平井
幸雄 鳥飼
Yukio Torikai
幸雄 鳥飼
中畑 達雄
Tatsuo Nakahata
達雄 中畑
斎藤 学
Manabu Saito
学 斎藤
政雄 渡邉
Masao Watanabe
政雄 渡邉
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Abstract

【課題】緩め作業の高速化を図ることのできる締緩装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の締緩装置は、締結部材に対するドライブ軸21の回転が、締付方向と緩め方向の何れであるかを判断する締緩判断部39を具え、締緩判断部が、締付方向であると判断すると、トルク検出器により測定された測定トルクに基づいたフィードバック制御によりモータ駆動回路36を制御し、締緩判断部が、緩め方向であると判断すると、制御部は、トルク検出器による測定トルクに基づかずにモータ駆動回路を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ボルトやナットなどの締結部材を締め付けたり緩める締緩装置及びその制御方法に関するものである。
ボルトやナットなどの締結部材の締緩作業において、締結部材に作用する締付中と緩め中のトルクを夫々測定し、その測定トルクに応じてモータの出力を数値制御する制御部を具えた締緩装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。
特開2011−125957号公報
上記のように、測定されたトルクをフィードバックするトルク制御を行なうと、正確なトルクで締結部材を締め付けることができる。一方、種々の演算が必要となり、また、設定されたトルクまで比例的にトルクが上昇するのではなく、漸近的に設定トルクに近づくように制御されているから、締付けに時間が掛かる。
このようなトルク制御は、締結部材の緩め作業においても実施されているが、緩め作業において、トルク制御を行なうことは不要である。このため、締付工程ではトルク制御し、緩め工程ではトルク制御を行なわず、緩め工程における時短を図ることが考えられる。
締緩装置では、モータからの動力を減速機構で減速し、締結部材が装着されるソケットに伝達するようにしている。締緩装置の締付け及び緩めの切替えを減速機構等のギア切替えやクラッチ操作などのメカ的な切替機構によって行なう場合、モータの回転方向は変わらないから、制御部は、ソケットが何れの方向に回転しているかを認識することができない。
このため、緩め作業においてもトルク制御を行なわざるを得ないこととなる。
本発明の目的は、緩め作業の高速化を図ることのできる締緩装置及びその制御方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の締緩装置は、
モータと、
前記モータを駆動するモータ駆動回路と、
前記モータによって回転し、先端にソケットが装着されて締結部材を締め付け及び緩めることのできるドライブ軸と、
前記ソケットに作用するトルクを検出するトルク検出器と、
予め設定された設定トルクと、前記トルク検出器により測定された測定トルクに基づいて、前記モータ駆動回路を制御する制御部と、
を具える締緩装置であって、
前記制御部に電気的に接続され、前記締結部材に対する前記ドライブ軸の回転が、締付方向と緩め方向の何れであるかを判断する締緩判断部を具え、
前記締緩判断部が、締付方向であると判断すると、前記制御部は、前記トルク検出器により測定された測定トルクに基づいたフィードバック制御により前記モータ駆動回路を制御し、
前記締緩判断部が、緩め方向であると判断すると、前記制御部は、前記トルク検出器による測定トルクに基づかずに前記モータ駆動回路を制御する。
前記締緩判断部は、前記トルク検出器により検出された測定トルクの値に基づいて、締付方向と緩め方向の判断を行なうことができる。
緩め方向の作業を行なう際に操作される緩めボタンを具え、
前記締緩判断部は、前記緩めボタンが操作されたときに、緩め方向であると判断することができる。
前記トルク検出器は、ドライブ軸に装着され、
前記トルク検出器と前記制御部は、無線通信によって信号の送受信を行なうことができる。
また、本発明に係る締緩装置の制御方法は、
モータと、
前記モータを駆動するモータ駆動回路と、
前記モータによって回転し、先端にソケットが装着されて締結部材を締め付け及び緩めることのできるドライブ軸と、
前記ソケットに作用するトルクを検出するトルク検出器と、
前記制御部に電気的に接続され、前記締結部材に対するドライブ軸の回転が、締付方向と緩め方向の何れであるかを判断する締緩判断部と、
を具える締緩装置の制御方法であって、
前記締緩判断部が、締付方向であると判断すると、前記トルク検出器により測定された測定トルクに基づいたフィードバック制御により前記モータ駆動回路を制御し、
前記締緩判断部が、緩め方向であると判断すると、前記トルク検出器による測定トルクに基づかずに前記モータ駆動回路を制御する。
本発明の締緩装置及びその制御方法によれば、締結部材の締付時には、測定されたトルク値に基づくフィードバック制御が行なわれ、数値制御による正確な締付けを行なうことができる。
一方、締結部材の緩め時には、トルク制御は行なわないので、高速に緩め作業を行なうことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る締緩装置の概略説明図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る締緩装置のブロック図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る締緩装置の制御方法を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第2実施形態に係る締緩装置の制御方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の締緩装置10を、図1及び図2に示すように締付けを行なう本体となる締緩機20と、この締緩機20を制御する制御装置30、トルクを測定するトルク検出器50から構成した数値制御式の締緩装置に適用した実施形態について説明する。なお、制御装置30は、その機能の一部又は全部を締緩機20に内蔵する構成とすることもでき、また、制御装置30の一部の機能を外部PC等で実行するように構成してもよい。
図1は、本発明の締緩装置10の概略を説明する図であり、図2は、締緩装置10の概略ブロック図である。図に示すように、締緩装置10は、締緩機20と制御装置30から構成され、締緩機20には、ドライブ軸21に作用するトルクを検出するトルク検出器50を具える。
<締緩機20>
締緩機20として、図1に示す実施形態では、ドライブ軸が内軸と外軸22の2軸式の電動レンチを例示している。しかしながら、2軸式のものに限定されず1軸式のものであってもよく、また、締緩機20は、インパクトレンチ、インパクトドライバー、振動・ハンマードリルなどであってもよい。
2軸式の締緩機20は、ドライブ軸21となる内軸と外軸22が、ハウジング23に内蔵されたモータ24によって互いに逆回転可能となっている。内軸と外軸22は、遊星歯車機構などの減速機構28によってモータ24に連繋することができる。
締緩機20は、内軸の先端には、ボルトやナットなどの締結部材が装着可能なソケットを具える。また、外軸22の先端には、ドライブ軸21の軸芯に対して先端が略垂直方向に突出するアームを具備する反力受け25が取り付けられている。
締緩機20は、図1に示すトリガスイッチ26の操作によって、図2に示す制御装置30からの指令を受けてモータ24を駆動させ、ドライブ軸21を回転させる。また、図1及び図2に示すように、締緩機20には、正逆切替用スイッチ27が配備されており、正逆切替用スイッチ27を操作することで、モータ24の回転を逆転させて、締結部材の締付け及び緩め作業を行なうことができる。正逆切替用スイッチ27は、減速機構28のギア切替えやクラッチ操作などによって、機構的にドライブ軸21の正転と逆転を切り替えるものとすることができる。
<トルク検出器50>
締緩機20には、ソケットに作用するトルクを検出するトルク検出器50が配備される。トルク検出器50は、制御装置30にトルクに関する信号を送信する。トルク検出器50として、図1に示すように、締緩トルクを検出するトルクセンサ51をドライブ軸21とソケットとの間に直接装着するものを採用することができる。ソケットに作用するトルクは、締緩機20の電気系統、たとえばモータ電流の変化から検出するものであってもよい。また、ソケットに作用するトルクは、ドライブ軸21やモータ24、減速機構等の回転角度から換算するようにしてもよい。
トルク検出器50を図1のようにドライブ軸21に装着すると、トルク検出器50はドライブ軸21と一体回転するから、制御装置30と有線接続することはできない。従って、図2に示すように、トルクセンサ51にて測定された締緩トルクに関する信号は、増幅回路52で増幅し、A/D変換回路53にてA/D変換してCPU54に入力し、RF(Radio Frequency)回路55及びアンテナ56を経由して無線送信することが望まれる。トルク検出器50への電源の供給はトルク検出器50に小型のバッテリを搭載することで行なうことができる。
具体的実施形態として、トルクセンサ51は、外軸22に貼着された歪みゲージを例示することができる。外軸22に作用する締緩トルクは、歪みゲージの抵抗変化が電圧変化として出力される。本実施形態において、この電圧変化は、ソケットを正転(締付方向に回転)させたときに増加し、逆転(緩め方向に回転)させたときに低下する電圧出力であり、増幅、A/D変換を経て、無線送信される。
<制御装置30>
制御装置30は、図1に示すように、締緩機20と接続用ケーブル60によって電気的に接続されており、締緩機20との通信及び締緩機20に電源供給可能となっている。また、制御装置30は、先端にプラグ61が連繋された電源用ケーブル62に商用電源に接続可能となっている。なお、制御装置30及び/又は締緩機20をバッテリ内蔵とし、制御装置30と締緩機20の接続用ケーブル60を省略して、これらの間の通信を無線により行なうこともできる。
具体的実施形態として、制御装置30は、図1に示すようにボックス型のケーシング31に、図2に示す制御手段32を内蔵している。制御手段32は、CPU34、RAM、ROMなどのメモリ35、D/A変換器等の種々の電子部品を中心に構成された制御部33を具え、メモリ35に記憶された種々のプログラム等によって実現することができる。図2では、これらの連繋によって実現される代表的な機能に関する機能ブロックを描いている。これら機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウエアのみ又はこれらの組合せによって実現可能であることは当然理解されるべきである。
ケーシング31の一面には、図1に示すように、ユーザの所望する設定トルクを表示する設定トルク表示部40と、トルク検出器50にて測定された締付トルクを表示する測定トルク表示部41を具える。さらに、ユーザが設定トルクを増減するトルク設定ボタン47,48、異なる締付モードに切り替えるモード切替スイッチ44が設けられている。さらに、ケーシング31には、締緩装置10の設定トルクの設定可能範囲を示すトルク設定範囲表示部46が設けられている。
設定トルク表示部40及び測定トルク表示部41は、たとえばLEDを採用したデジタル表示器とすることができる。これら又は何れか一方の表示部は、締緩装置10に何らかの異常が生じた場合に、その異常を表示するエラー表示部を兼ねることができる。なお、図1中、符号42は、トルク設定ボタン47,48を操作したときに、その設定トルクを表示する設定トルクサブ表示部であり、設定トルク表示部40よりも小さく形成している。
トルク設定ボタン47,48は、設定トルクを小さくするマイナスボタン47と大きくするプラスボタン48である。これらトルク設定ボタン47,48は、締緩装置10に何らかの異常が生じたときに、その何れかを操作することで、エラー解除ボタンとしても用いることができる。
モード切替スイッチ44は、異なる2つの締付モードを切り替えるスイッチであり、押しボタン式、ダイヤル式又はスライド式などを採用することができる。モード切替スイッチ44が何れの締付モードに設定されているか視認できるように、モード切替スイッチ44内又はケーシング31の適所に、何れかの締付モードに対応して点灯するLED45が配備されている。図示のモード切替スイッチ44は、一方の締付モードに設定されたときに内蔵されたLED45が点灯するようにしている。
トルク設定範囲表示部46は、図1に示すように、締緩装置10の設定トルクの上限及び下限を示す。トルク設定範囲表示部46は、図1に示すようにプレートにその設定範囲を刻印したり、シールに印刷し、ケーシング31に取り付けたものを例示できる。また、上記設定トルク表示部40等と同様にデジタル表示器とすることもできる。
制御手段32を構成する制御部33は、図2に示す如く上記した表示部40,41,42、ボタン47,78、モード切替スイッチ44、LED45、正逆切替用スイッチ27が夫々接続されると共に、トリガスイッチ26を介して締緩機20のモータ24を駆動するモータ駆動回路36、トルク検出器50と無線通信するためのRF回路37及びアンテナ38が接続されている。たとえば、モータ駆動回路36によるモータ24の出力調整は、位相制御やPWM制御によって行なうことができる。
また、トルク検出器50にて測定された締付トルクに基づいて、締結部材に対するドライブ軸21の回転が締付方向と緩め方向の何れであるかを判断する締緩判断部39を具える。
メモリ35には、締緩機20を制御するためのすべてのプログラムが記憶される。たとえば、メモリ35には、締付モードに応じてユーザにより設定された設定トルク、各締付モードに応じた締付プログラムや各種パラメータ、滞在中の締付モード、受信された測定トルクと設定トルクに基づいてモータ24の出力を調整するためのモータ駆動回路36の制御量などが記憶される。
<第1実施形態>
上記構成の締緩装置10について、以下の要領で締緩作業が行なわれる。
図3は、本発明の一実施形態に係る制御フローを示している。
まず、正逆切替用スイッチ27を操作して、減速機構28のギア切替えやクラッチ操作により、ドライブ軸21の回転方向を締付方向又は緩め方向の何れかに切り替える。
次に、締緩機20のソケットを締結部材に嵌めた状態で、トリガスイッチ26をオンにすることで開始される(ステップS101)。図1に示す締緩機20では、ユーザが指でトリガスイッチ26を引くことでオンとなる。
トリガスイッチ26がオンとなると(ステップS101)、制御部33は、メモリ35を参照し、滞在している締付モードとその設定トルクに応じてモータ駆動回路36からモータ24に供給される電力を制御し、モータ24を駆動する。これにより、反力受け25がソケットの締付方向とは逆向きに回転して他の締結部材などに当接し、ソケットによる締結部材の締付が開始され、ソケットから締結部材に加わるトルク値が上昇する(ステップS102)。
トルク値(絶対値)が所定値以上まで上昇すると、トルク検出器50によるトルク測定が開始され(ステップS103)、その測定トルク値は、制御部33に送信される。
正逆切替用スイッチ27は、メカ的にドライブ軸21の回転方向を切り替えるものであるため、制御部30は、何れの回転方向にドライブ軸21が回転するかは認識することができない。そこで、以下のとおり、トルク検出器50により検出された測定トルク値に基づいて、ドライブ軸21の回転方向を判断し、モータ24を制御するようにしている。
締緩判断部39は、制御部33の受信した測定トルク値に基づいて、その測定トルク値がプラスであるかマイナスであるかを判断する(ステップS104)。
測定トルク値がプラスであると(ステップS104のYes)、ドライブ軸21の回転は、締付方向であるから、締緩判断部39は、締付作業であると判断する(ステップS105)。この場合、制御部44は、トルク検出器50により受信した測定トルク値に基づくフィードバック制御により、モータ駆動回路36からモータ24に供給される電力を制御する(ステップS106)。これにより、トルク制御による締結部材の締付けが進行する。
トルク制御による締付けは、トルク検出器50により測定されたトルク値を参照しながら行なわれ、測定されたトルク値が、設定トルクに到達するまで実行される(ステップS107のNo)。
測定されたトルク値が、設定トルクに到達すると(ステップS107のYes)、制御部33は、モータ駆動回路36からのモータ24への電力の供給を遮断し、モータ24を停止させ、締付作業が完了する(ステップS108)。
一方、ステップS104において、測定トルク値の符号がマイナスであると(ステップS104のNo)、ドライブ軸21の回転は、緩め方向であるから、締緩判断部39は、緩め作業と判断する(ステップS109)。この場合、測定されたトルク値に基づくフィードバック制御を行なうことなく、モータ24に供給される電力を最大にするようモータ駆動回路36を制御する(ステップS110)。なお、トルク検出器50によるトルク測定は続行する。
そして、トリガスイッチ26をオフにするまでモータ24の回転を続けて、緩め作業を続行する(ステップS111のNo)。
トリガスイッチがオフにされると(ステップS111のYes)、制御部33は、モータ駆動回路36からのモータ24への電力の供給を遮断し、モータ24を停止させ、緩め作業が完了する(ステップS112)。
上記のように、締付作業のみ測定トルクに基づくフィードバック制御を行なって、所望する設定トルクを目標値とした締付けを行なうことができる。
一方、緩め作業では、フィードバック制御は行なわないから、高速に緩め作業を行なうことができる。
<異なる実施形態>
上記では、締緩判断部39は、トルク検出器50により測定されたトルク値がプラスであるかマイナスであるかにより、締付作業であるか緩め作業であるかを判断しているが、図1及び図2に示すように、緩めボタン29を締緩機20に配置し、緩めボタン29がオフである場合にはフィードバック制御を行ない、緩めボタン29がオンとなっている場合には、フィードバック制御を行なわないようにしてもよい。
図4は、緩めボタン29を搭載した締付機20の制御フローを示している。
図に示すように、トリガスイッチ20が操作されたときに(ステップS201)、緩めボタン29がオンであれば(ステップS202のYes)、締緩判断部39は、緩め作業と判断して(ステップS203)、フィードバック制御によらずにモータ24を制御する(ステップS204〜S206)。なお、ステップS204〜S206は、上述した図3のステップS110〜S112と同じであるため説明は省略する。
一方、緩めボタン29がオフであれば(ステップS202のNo)、締緩判断部39は、締付作業と判断して(ステップS207)、フィードバック制御によりモータ24を制御する(ステップS208〜ステップ210)。なお、ステップS208〜S210は、上述した図3のステップS106〜S108と同じであるため説明は省略する。
このように、緩めボタン29の操作により、締付作業であるか緩め作業であるかを判断し、締付作業のみ測定トルクに基づくフィードバック制御を行なって、所望する設定トルクを目標値とした正確な締付けを行なうことができる。また、緩め作業では、フィードバック制御は行なわないから、高速に緩め作業を行なうことができる。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
10 締緩装置
20 締緩機
27 正逆切替スイッチ
29 緩めボタン
30 制御装置
33 制御部
36 モータ駆動回路
39 締緩判断部
50 トルク検出器

Claims (7)

  1. モータと、
    前記モータを駆動するモータ駆動回路と、
    前記モータによって回転し、先端にソケットが装着されて締結部材を締め付け及び緩めることのできるドライブ軸と、
    前記ソケットに作用するトルクを検出するトルク検出器と、
    予め設定された設定トルクと、前記トルク検出器により測定された測定トルクに基づいて、前記モータ駆動回路を制御する制御部と、
    を具える締緩装置であって、
    前記制御部に電気的に接続され、前記締結部材に対する前記ドライブ軸の回転が、締付方向と緩め方向の何れであるかを判断する締緩判断部を具え、
    前記締緩判断部が、締付方向であると判断すると、前記制御部は、前記トルク検出器により測定された測定トルクに基づいたフィードバック制御により前記モータ駆動回路を制御し、
    前記締緩判断部が、緩め方向であると判断すると、前記制御部は、前記トルク検出器による測定トルクに基づかずに前記モータ駆動回路を制御する、
    ことを特徴とする締緩装置。
  2. 前記締緩判断部は、前記トルク検出器により検出された測定トルクの値に基づいて、締付方向と緩め方向の判断を行なう、
    請求項1に記載の締緩装置。
  3. 緩め方向の作業を行なう際に操作される緩めボタンを具え、
    前記締緩判断部は、前記緩めボタンが操作されたときに、緩め方向であると判断する、
    請求項1に記載の締緩装置。
  4. 前記トルク検出器は、ドライブ軸に装着され、
    前記トルク検出器と前記制御部は、無線通信によって信号の送受信を行なう、
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の締緩装置。
  5. モータと、
    前記モータを駆動するモータ駆動回路と、
    前記モータによって回転し、先端にソケットが装着されて締結部材を締め付け及び緩めることのできるドライブ軸と、
    前記ソケットに作用するトルクを検出するトルク検出器と、
    前記制御部に電気的に接続され、前記締結部材に対するドライブ軸の回転が、締付方向と緩め方向の何れであるかを判断する締緩判断部と、
    を具える締緩装置の制御方法であって、
    前記締緩判断部が、締付方向であると判断すると、前記トルク検出器により測定された測定トルクに基づいたフィードバック制御により前記モータ駆動回路を制御し、
    前記締緩判断部が、緩め方向であると判断すると、前記トルク検出器による測定トルクに基づかずに前記モータ駆動回路を制御する、
    ことを特徴とする締緩装置の制御方法。
  6. 前記締緩判断部は、前記トルク検出器により検出された測定トルクの値に基づいて、締付方向と緩め方向の判断を行なう、
    請求項5に記載の締緩装置の制御方法。
  7. 緩め方向の作業を行なう際に操作される緩めボタンを具え、
    前記締緩判断部は、前記緩めボタンが操作されたときに、緩め方向であると判断する、
    請求項5に記載の締緩装置の制御方法。
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