JP2010167189A - 寝台装置及びx線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検体の位置決めを精度よく行うことができる寝台装置及びX線CT装置を提供する。
【解決手段】被検体Pが載置される天板41と、天板41をL1方向及びL2方向に移動する上下方向移動部51と、天板41をL3方向及びL4方向に移動可能に支持する長手方向移動部52と、天板41をR1方向に傾動可能に支持する傾動部53と、天板41上に載置された被検体Pを測定する体重測定部55と、天板41の基準位置からL3方向へ移動した距離を検出する寝台制御部57とを備え、傾動部53は、体重測定部55で測定された被検体Pの体重及び基準位置からL3方向へ移動した距離に基づいて、天板41を傾動する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像診断に用いられる寝台装置及びX線CT装置に関する。
被検体を撮影して画像診断を行う画像診断装置には、X線CT装置、MRI装置、PET装置、X線診断装置などがある。そして、X線CT装置、MRI装置、及びPET装置は、撮影を行うための開口部を有する架台部を備え、その開口部に臥した被検体の撮影が行われる。また、循環器用のX線診断装置は、C字形の端部に対向して配置されたX線発生部及びX線検出部を備えた撮影部を有し、X線発生部及とX線検出部の間(開口部)に臥した被検体の撮影が行われる。そして、その撮影を行うために、開口部の近傍に配置される寝台装置の天板上に被検体を載置し、その天板を開口部内に移動する。
ところで、X線CT装置では、X線発生部及び天板の移動方向である長手方向にX線検出素子が複数列配置されたX線検出部を回転させてX線撮影を行う。このX線CT装置による撮影の場合、長手方向及び上下方向に天板を移動する駆動部を設けた寝台装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、被検体の体軸方向の撮影範囲が複数列のX線検出素子の幅よりも広い場合、例えば1周目の回転により撮影を行った後、天板を複数列のX線検出素子の幅の距離を移動した後に2周目の回転により撮影を行い、1周目及び2周目の撮影により得られた2つの画像データを継ぎ合わせて撮影範囲の画像データを得る。
特開2008−22886号公報
しかしながら、寝台装置から先端が離れるに従って天板にたわみが生じ、1周目と2周目の撮影では寝台装置から移動した天板の距離が異なるため、1周目の画像データと2周目の画像データの継ぎ目に当たる被検体の撮影部位の位置がずれて、継ぎ合わせた画像データに段差が生じる問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、被検体の位置ずれを低減することができる寝台装置及びX線CT装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に係る本発明の寝台装置は、被検体が載置される天板と、前記天板を長手方向に移動可能に支持する長手方向移動手段と、前記天板上に載置された前記被検体の体重を測定する体重測定手段と、前記体重測定手段により測定された体重に基づいて、前記天板を長手方向に対して垂直方向に傾動可能に支持する傾動手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項9に係る本発明のX線CT装置は、請求項1に記載の寝台装置を用いて前記天板上に載置された前記被検体を撮影装置でX線撮影が可能な位置に移動することを特徴とする。
本発明によれば、天板を傾動可能に支持する傾動部を設け、被検体の体重及び天板の長手方向に移動した距離に基づいて天板を長手方向に対して垂直方向に傾斜させることにより、被検体の撮影部位の位置ずれを低減することができる。
本発明の実施例に係るX線CT装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係る寝台部の外観を示す図。 本発明の実施例に係る寝台部の構成の詳細を示す図。 本発明の実施例に係る天板及び寝台の一部の構成を示す側面図。 本発明の実施例に係る寝台の上下動制御部及び長手動制御部、並びに寝台支持台の幅動駆動部及び幅動制御部の配置を示す図。 本発明の実施例に係るX線CT装置の動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
本発明によるX線CT装置の実施例を、図1乃至図6を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係るX線CT装置100の構成を示したブロック図である。このX線CT装置100は、被検体PのX線撮影を行う撮影部1と、被検体Pを撮影部1でX線撮影が可能な位置に移動する寝台部40と、撮影部1及び寝台部40を操作する操作部8と、操作部8の操作による入力信号に基づいて撮影部1及び寝台部40を制御するシステム制御部9とを備えている。
撮影部1は、被検体PのX線撮影によりX線投影データを生成する架台部2と、架台部2で生成されたX線投影データから画像データを生成して表示する画像処理部3とを備えている。
架台部2は、寝台部40により被検体Pを進入させるほぼ円筒状の開口部2aと、開口部2a内に進入させた被検体Pの周囲を、鮮明な画像データが得られる撮影中心10aを中心として回転する回転部10と、この回転部10を回転可能に支持する固定部20とを備えている。
回転部10は開口部2aの外周に配置され、X線を照射するX線発生部11と、X線発生部11に高電圧を供給する高電圧発生部12と、X線を検出するX線検出部13と、X線検出部13で検出された検出信号を収集してX線投影データを生成するデータ収集部14と、データ収集部14で生成されたX線投影データを画像処理部3に出力するためのデータ伝送部15の送信部と、X線発生部11、高電圧発生部12、X線検出部13、データ収集部14、及びデータ伝送部15の送信部を回転可能に保持する回転フレーム16とを備えている。
X線発生部11は、X線を発生するX線管、及びこのX線管からのX線ビームの照射範囲を設定するスリットを備えている。そして、開口部2a内の被検体Pの周囲を、回転フレーム16の回転により回転しながらX線を照射する。
X線検出部13は、例えばマルチスライス型の検出部であり、被検体Pの体軸方向であるスライス方向に複数列配置され、またスライス方向に対して垂直な回転方向であるチャンネル方向に円弧状に複数行配置されたX線検出素子を有する。そして、X線発生部11からのX線照射により、被検体Pを透過したX線を複数列及び複数行に亘るX線検出素子で検出して電気信号に変換し、変換した信号を増幅してデータ収集部14に出力する。
データ収集部14はアナログ/デジタル変換回路等を有し、X線検出部13の外周に配置される。そして、X線検出部13から出力される信号をデジタル信号に変換し、その変換したデジタル信号を回転部10の所定の撮影角度回転毎に収集してX線投影データを生成する。
データ伝送部15は、例えば光通信手段により送受信するための送信部及び受信部を有し、送信部が回転部10に設けられており、データ収集部14からのX線投影データを送信部から固定部20に設けられた受信部に伝送する。
固定部20は回転機構制御部21及びデータ伝送部15の受信部を備え、回転部10の回転フレーム16を回転可能に支持している。そして、データ伝送部15の受信部は、送信部から受信したX線投影データを画像処理部3に出力する。
画像処理部3は、架台部2のデータ伝送部15から出力されたX線投影データを保存する記憶部31と、記憶部31に保存されたX線投影データを再構成して画像データを生成する再構成部32と、再構成部32で生成された画像データを表示する表示部33とを備えている。
寝台部40は、被検体Pが載置される天板41及び天板41を移動可能に支持する寝台50を備えている。そして、寝台50は、図2に示すように、天板41を上方向である矢印L1方向及び下方向である矢印L2方向に移動可能に支持している。また、天板41の長手方向の一端部側の方向である矢印L3方向、及び他端部側の方向である矢印L4方向に移動可能に支持している。更に、天板41の一端部近傍の一部を上方に押し上げて長手方向に対して垂直な方向である矢印R1方向に傾動可能に支持している。
操作部8は、キーボード、マウス、各種スイッチ、タッチキーなどの入力デバイスを備えたインターラクティブなインターフェースであり、X線撮影を行うための撮影条件を設定する操作や、寝台部40の天板41を移動するための操作等を行う。
システム制御部9は、CPUや記憶回路などを有し、操作部8からの操作に基づいて、撮影部1のX線撮影に関する制御や、寝台部40の天板41の移動に関する制御などシステム全体の制御を行なう。
次に、図1乃至図4を参照して、寝台部40の構成の詳細を説明する。図3は、寝台部40の構成の詳細を示す図である。図4は、天板41及び寝台50の一部の構成を示す側面図である。
図3において、寝台部40の天板41は上面が長方形の形状を成し、長手方向の一端部側が架台部2の近傍に配置されている。また、他端部の両側面に2つの傾動軸411を有し、この傾動軸411を中心としてR1方向に傾動可能に配置されている。
寝台50は、天板41の下側に配置され、天板41を上下方向に移動する上下方向移動部51、天板41を長手方向に移動可能に支持する長手方向移動部52、天板41を傾動する傾動部53、天板41の基準位置を検出する基準位置検出部54、天板41上に載置された被検体Pの体重を測定する体重測定部55、体重測定部55で測定された体重等を表示する表示パネル56、及び前述の各ユニットを制御する寝台制御部57を備えている。また、長手方向移動部52、傾動部53、基準位置検出部54、体重測定部55、及び表示パネル56を支持する上部フレーム58を備えている。
上下方向移動部51は、例えば駆動源であるサーボモータ、このサーボモータを制御するサーボアンプ、及び天板41の上下方向における位置を検出するエンコーダを備えている。そして、上部フレーム58を上下方向に移動させて天板41をL1方向及びL2方向に移動する。
図4は、天板41及び寝台50の一部の構成を示した側面図である。長手方向移動部52は、例えば駆動源であるサーボモータ、このサーボモータを制御するサーボアンプ、天板41の長手方向における位置を検出するエンコーダ、及び天板41を傾動軸411を中心として傾動自在に支持すると共に長手方向に移動可能に支持する軸受521を備えている。そして、前記サーボモータからベルトや歯車等の駆動力伝達手段を介して伝達される駆動力を軸受521に伝達することにより、天板41をL3方向及びL4方向に移動する。
傾動部53は、天板41をL3方向及びL4方向に移動自在に支持するローラ531及びこのローラ531を上下移動させる例えばアクチェータを備えている。そして、前記アクチュエータでローラ531を上昇させて天板41の下面の一部を押し上げることにより、傾動軸411を中心として天板41をR1方向に傾動する。
基準位置検出器54は、図4(a)に示すように、上部フレーム58の長手方向における一端部に一端部がほぼ一致し、上部フレーム58の長手方向における他端部に他端部がほぼ一致する天板41の位置を基準位置として検出する。そして、その基準位置検出信号を寝台制御部57に出力する。
体重測定部55は圧力センサやロードセル等の質量センサを備え、上部フレーム58の上面の一端部近傍に配置される。そして、傾動部53におけるローラ531の支持が解除された状態で、基準位置における風袋としての未載置の天板41及び被検体Pが載置された天板41が自重でR1方向とは反対方向へ傾動しようとして前記質量センサに加える質量を測定する。次いで、未載置の天板41及び被検体Pが載置された天板41の質量から、予め設定された質量変換テーブルを利用して、未載置の天板41及び被検体Pが載置された天板41の変換質量を求める。更に、求めた被検体Pが載置された天板41の変換質量から、未載置の天板41の変換質量を差し引いて被検体Pの変換質量を求める。これにより、被検体Pの変換質量を体重として測定し、測定した体重の情報を寝台制御部57に出力する。
ここで、質量変換テーブルとは、未載置の天板41及び既知の質量の異なる重量物(又は体重の異なる被検体P)を載置した天板41の質量を測定することにより作成したテーブルである。このテーブルは測定した重量物の質量を既知の質量値に変換するものであり、体重測定部55の内部メモリに予め保存して、被検体Pの体重測定のときに利用する。
なお、未載置の天板41及び既知の質量の異なる重量物を載置した天板41を所定の高さから上へ移動するときの上下方向移動部51におけるサーボモータの起動トルクを検出して、既知の質量値と検出した起動トルクの関係を求めることにより、検出した起動トルクを既知の質量値に変換する変換テーブルを作成する。そして、その作成した変換テーブルを利用して、未載置の天板41及び被検体Pが載置された天板41を前記所定の高さから上へ移動するときの起動トルクを検出する。次いで、検出した起動トルクから作成した変換テーブルを利用して、被検体Pの体重を測定するように実施してもよい。
寝台制御部57は、上下方向移動部51、長手方向移動部52、傾動部53、基準位置検出器54、及び体重測定部55の各ユニットを制御する。また、上下方向移動部51のエンコーダからの位置情報に基づいて天板41の高さを検出する。更に、基準位置検出器54からの基準位置検出信号及び長手方向移動部52のエンコーダからの位置情報に基づいて、基準位置からL3方向へ移動した天板41の距離を検出する。
更にまた、図4(b)に示すように、体重測定部55により測定された被検体Pの体重の情報及びこの被検体Pが載置された天板41を基準位置からL3方向へ移動した距離Dの情報に基づいて、傾動部53の制御によりローラ531を上昇させ、天板41をR1方向に傾動させる。これにより、天板41のたわみによる被検体Pの撮影部位の位置ずれを補正する。
次に、図1乃至図5を参照して、天板41のたわみによる被検体Pの撮影部位の位置ずれを補正する一例を説明する。
図5は、被検体Pが載置された天板41及び寝台50を示した側面図である。検査室内の床面上に架台部2が設置されている。また、架台部2のX線発生部11におけるX線管の焦点とX線検出部13におけるスライス方向の中央を通るスキャンセンタ2bから、所定の距離離れた位置に寝台50が設置されている。
被検体Pが載置された天板41は、基準位置では架台部2の開口部2a内への進入が可能な高さである床面から高さH0に位置している。次いで、天板41を基準位置からL3方向へ距離D1移動した位置で、例えば1周目の回転により1回目の撮影を行う。このとき、例えばスキャンセンタ2bにおける床面と天板41間は、天板41のたわみにより高さH0よりも低い高さH1になる。
1回目の撮影後、天板41を距離D1からX線検出部13の複数列の検出素子の幅の距離移動した位置、即ち天板41を基準位置からL3方向に距離D2移動した位置で、2周目の回転により2回目の撮影を行う。このとき、例えばスキャンセンタ2bにおける床面と天板41間は、天板41のたわみにより高さH1よりも低い高さH2になる。このため、被検体Pの撮影部位における継ぎ合わせる2回目の撮影の断面が、1回目の撮影の断面よりも下方にずれてしまう問題がある。
この天板41のL3方向への移動毎に被検体Pの撮影部位が下方にずれる問題を解決するために、1回目の撮影を行う前に体重測定部55で測定された被検体Pの体重及びこの被検体Pが載置された天板41を基準位置からL3方向へ移動した距離D1の情報に基づいて、予め設定されたたわみ量変換テーブルによりスキャンセンタ2bにおける高さH0から高さH1を差し引いた量である天板41のたわみ量(H0−H1)を求める。
次いで、求めたたわみ量(H0−H1)及び天板41の基準位置から移動した距離D1の情報に基づいて、スキャンセンタ2bにおける天板41が高さH0になるまで、傾動部53のローラ531を上昇させて、天板41をR1方向に傾動させる。そして、1周目の回転により1回目の撮影を行う。
2回目の撮影を行う前に体重測定部55で測定された被検体Pの体重及びこの被検体Pが載置された天板41を基準位置からL3方向へ移動した距離D2の情報に基づいて、前記たわみ量変換テーブルによりスキャンセンタ2bにおける高さH0から高さH2を差し引いた量である天板41のたわみ量(H0−H2)を求める。
次いで、求めたたわみ量(H0−H2)及び天板41の基準位置から移動した距離D2の情報に基づいて、スキャンセンタ2bにおける天板41が高さH0になるまで、傾動部53のローラ531を上昇させて、天板41をR1方向に傾動させる。そして、2周目の回転により2回目の撮影を行う。
ここで、たわみ量変換テーブルとは、既知の質量の異なる重量物(又は体重の異なる被検体P)を載置した状態で、基準位置から移動した複数の距離における天板41のスキャンセンタ2bにおけるたわみ量を測定することにより作成したテーブルである。このテーブルは既知の質量値の重量物を移動した天板41距離毎に測定したたわみ量に変換するものであり、寝台制御部57の内部メモリに予め保存して、X線撮影のときに利用する。
このように、体重測定部55で測定された被検体Pの体重及びこの被検体Pが載置された天板41の基準位置から移動した距離の情報に基づいて天板41を傾動することにより、被検体Pの撮影部位を所定の高さに設定することができる。これにより、被検体Pの撮影部位の位置を補正して、位置ずれを低減することができる。
なお、1回目の撮影の前に天板41を傾動せずに、2回目以降の撮影の前に1回目の撮影時のスキャンセンタ2bにおける天板41の高さH1と同じ高さになるように天板41を傾動させるように実施してもよい。
また、天板41のたわみにより被検体Pの傾斜が大きい場合、体重測定部55で測定された被検体Pの体重及び天板41の距離の情報に基づいて天板41の移動毎に天板41を傾動してスキャンセンタ2bにおける天板41を高さH0に保つと共に、予め設定されたたわみ率変換テーブルから求めたスキャンセンタ2bにおける天板41のたわみ率に基づいてスキャンセンタ2bと天板41面の交点における接線が水平になるように天板41を下に移動するように実施してもよい。ここで、たわみ率変換テーブルとは、既知の質量の異なる重量物(又は体重の異なる被検体P)を載置した状態で、基準位置から移動した複数の距離における天板41のスキャンセンタ2bにおけるたわみ率を測定することにより作成したテーブルである。このテーブルは既知の質量値の重量物を移動した天板41距離毎に測定したたわみ率に変換するものであり、寝台制御部57の内部メモリに予め保存して、X線撮影のときに利用する。
このように、体重測定部55で測定された被検体Pの体重及びこの被検体Pが載置された天板41の基準位置から移動した距離の情報に基づいて、天板41を傾動すると共に寝台50を下げることにより被検体Pの撮影部位を所定の高さ及び水平に設定することができる。これにより、被検体Pの撮影部位の位置を補正して、位置ずれを低減することができる。
以下、図1乃至図6を参照して、X線CT装置100の動作の一例を説明する。
図6は、X線CT装置100の動作を示したフローチャートである。被検体Pの例えば造影検査を行うために、操作部8から天板41を3箇所の各位置に停止させた状態で撮影を行う撮影条件を設定した後、基準位置に停止している天板41を下げる操作が行われると、X線CT装置100は動作を開始する(ステップS1)。
寝台部40における寝台50の基準位置検出器54は、基準位置検出信号を寝台制御部57に出力する。寝台制御部57は、傾動部53及び体重測定部55に風袋の測定を指示する。傾動部53は支持していたホームポジションのローラ531を下げて天板41の支持を解除する。体重測定部55は、ローラ531の支持が解除された状態で、未載置の天板41の質量を求める。天板41の質量の測定が行われた後、傾動部53はローラ531をホームポジションまで上げて天板41を支持する。
上下方向移動部51は、天板41を最低高の高さまで下げて停止する。被検体Pの体軸の方向が長手方向に平行になるように天板41上に載置された後、操作部8から天板41を上げる操作が行われると、上下方向移動部51は、高さH0になるまで天板41を上げて停止する。
操作部8又は表示パネル56に設けた体重測定スイッチをONする操作が行われると、寝台制御部57は、傾動部53及び体重測定部55に被検体Pの測定を指示する。傾動部53はローラ531を下げて天板41の支持を解除する。
体重測定部55は、ローラ531の支持が解除された状態で、被検体Pが載置された天板41の質量を求める。その天板41の質量が求められた後、傾動部53はローラ531を上げて天板41を支持する。体重測定部55は、予め設定された質量変換テーブルを利用して、被検体Pが載置された天板41の質量から未載置の天板41の質量を差し引いて被検体Pの体重を測定する(ステップS2)。
体重測定部55は、測定した被検体Pの体重の情報を寝台制御部57に出力する。寝台制御部57は、体重測定部55から出力された被検体Pの体重の情報を内部記憶回路に保存すると共に、その被検体Pの体重の情報から被検体Pに注入する造影剤の注入量を算出する。そして、被検体Pの体重及び算出した造影剤の注入量の情報を表示部33に出力する。表示部33は、寝台制御部57から出力された被検体Pの体重及び造影剤の注入量を表示する(ステップS3)。
このように、被検体Pを天板上41に載置することにより、被検体Pの体重を測定することができる。これにより、被検体Pの体重を測定する手間を省くことができる。また、測定した体重から造影剤の注入量を算出して表示パネル56に表示することができる。これにより、造影剤の注入量を算出する手間を省くことができる。
次に、被検体Pに造影剤を注入した後、操作部8から撮影開始の操作が行われると、システム制御部9は、撮影部1及び寝台部40に撮影を指示する。長手方向移動部52は、基準位置から例えば距離Dn(n=1)天板41をL3方向へ移動する。
なお、造影剤の注入量の算出に連動して、インジェクタを作動させて算出した注入量の造影剤を被検体P内に注入させるように実施してもよい。これにより、被検体Pに造影剤を注入する操作の手間を省くことができる。
寝台制御部57は、被検体Pの体重及び天板41の移動した距離Dnの情報に基づいて、予め設定されたたわみ量変換テーブルを利用してスキャンセンタ2bにおける天板41のたわみ量(H0−Hn)を求める。次いで、求めたたわみ量(H0−Hn)及び天板41の移動した距離Dnの情報に基づいて、架台部2のスキャンセンタ2bにおける天板41が高さH0になるように、傾動部53のローラ531を上昇させて天板41をR1方向に傾動する(ステップS5)。
天板41が傾動された後、架台部2は、回転フレーム16のn周目の回転によりn回目の撮影を行う(ステップS6)。ここでは、X線発生部11は、高電圧発生部12からの高電圧の供給により例えば1周回転している間、被検体Pを照射する。X線検出部13は、X線発生部11からの照射により被検体Pを透過したX線を検出して電気信号に変換し、変換した信号を増幅してデータ収集部14に出力する。データ収集部14は、X線検出部13から出力される信号をデジタル信号に変換し、その変換したデジタル信号を回転部10が1周回転している間、所定の撮影角度回転毎に収集してX線投影データを生成する。データ伝送部15は、データ収集部14からのX線投影データを画像処理部3の記憶部31に保存する。
そして、nが3未満である場合(ステップS7のいいえ)、nに1を加算してステップS4に戻る。また、nが3である場合(ステップS7のはい)、ステップS8へ移行する。
ステップS7の「はい」の後に、画像処理部3の再構成部32は、1乃至3回目の撮影により生成されたX線投影データを記憶部31から読み出す。そして、読み出したX線投影データを再構成して画像データを生成し、生成した画像データを表示部33に表示する(ステップS8)。
表示部33に画像データが表示された後、傾動部53はローラ531をホームポジションまで下げて天板41を支持する。長手方向移動部52は、基準位置検出器54から基準検出信号が寝台制御部57に出力される基準位置まで天板41をL4方向へ移動する。天板41が基準位置まで移動された後、上下方向移動部51は、天板41を高さH0から最低高の高さまで下げて停止する。そして、操作部8から検査終了の操作が行われると、システム制御部9が撮影部1及び寝台部40を停止させることにより、X線CT装置100は動作を終了する(ステップS8)。
以上述べた本発明の実施例によれば、被検体Pを天板上41に載置することにより、体重測定部55で被検体Pの体重を測定することができる。これにより、被検体Pの体重を測定する手間を省くことができる。また、測定した体重から造影剤の注入量を算出して表示パネル56に表示することができる。これにより、造影剤の注入量を算出する手間を省くことができる。更に、造影剤の注入量の算出に連動して、インジェクタを作動させて算出した注入量の造影剤を被検体P内に注入させることにより、被検体Pに造影剤を注入する操作の手間を省くことができる。
また、天板41を傾動可能に支持する傾動部53を設け、体重測定部55で測定された被検体Pの体重及びこの被検体Pが載置された天板41の基準位置から移動した距離の情報に基づいて天板41をR1方向に傾動することにより、被検体Pの撮影部位を所定の高さに設定することができる。また、天板41を傾動すると共に寝台50を下げることにより被検体Pの撮影部位を所定の高さ及び水平に設定することができる。これにより、被検体Pの撮影部位の位置の補正が可能となり、被検体Pの撮影部位の位置ずれを低減して位置決めを精度よく行うことができる。
2 架台部
2a 開口部
40 寝台部
41 天板
50 寝台
51 上下方向移動部
52 長手方向移動部
53 傾動部
54 基準位置検出部
55 体重測定部
56 表示パネル
57 寝台制御部
58 上部フレーム
411 傾動軸

Claims (9)

  1. 被検体が載置される天板と、
    前記天板を長手方向に移動可能に支持する長手方向移動手段と、
    前記天板上に載置された前記被検体の体重を測定する体重測定手段と、
    前記体重測定手段により測定された体重に基づいて、前記天板を長手方向に対して垂直方向に傾動可能に支持する傾動手段とを
    備えたことを特徴とする寝台装置。
  2. 前記天板は、基準位置から長手方向の一端部側の方向に移動可能に配置され、
    前記長手方向移動手段は、前記長手方向の他端部を中心として前記天板を傾動自在に支持していることを特徴とする請求項1に記載の寝台装置。
  3. 前記天板の下側に配置され、前記基準位置における前記天板の質量を測定するための質量センサを有し、
    前記体重測定手段は、前記傾動手段により前記天板の支持が解除された状態で、前記基準位置における風袋としての前記天板及び前記被検体が載置された前記天板が自重で下方へ傾動しようとして前記質量センサに加える質量を測定することにより、前記被検体の体重を測定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の寝台装置。
  4. 前記長手方向移動手段は、前記天板を上下方向に駆動するためのモータを有し、
    前記体重測定手段は、前記被検体が載置された前記天板を上へ移動するときの前記モータの起動トルクを検出して、前記被検体の体重を測定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の寝台装置。
  5. 前記天板の基準位置から移動した距離を検出する移動距離検出手段、及び前記基準位置から移動した前記天板のたわみにより前記被検体の撮影部位の位置ずれを補正するための補正手段を有し、
    前記補正手段は、前記測定手段により測定された体重及び前記移動距離検出手段により検出された前記被検体が載置された前記天板の距離に基づいて、前記被検体の撮影部位における前記天板が所定の高さになるように、前記傾動手段により前記天板を傾動させて補正するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の寝台装置。
  6. 前記天板を上下方向に移動する上下方向移動手段を有し、
    前記補正手段は、前記傾動手段により前記天板を傾動させると共に、前記上下方向移動手段により前記天板を下方向へ移動させて補正するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の寝台装置。
  7. 前記天板の下側に配置され、前記長手方向移動手段及び前記傾動手段を支持する上部フレームを有し、
    前記傾動手段は、前記基準位置における前記天板の一端部近傍の前記上記フレームに配置されていることを特徴とする請求項2に記載の寝台装置。
  8. 前記体重測定手段により測定された体重、又は前記体重測定手段により測定された体重から算出される造影検査における前記被検体への造影剤の注入量を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の寝台装置。
  9. 請求項1に記載の寝台装置を用いて前記天板上に載置された前記被検体を撮影装置で撮影が可能な位置に移動することを特徴とするX線CT装置。
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