JP2010164160A - 制水弁設置装置及び制水弁設置方法 - Google Patents

制水弁設置装置及び制水弁設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制水弁の設置の向きに関わらず、制水弁を容易に筐体内に挿入し、設置箇所に向けてアプローチし易い制水弁設置装置を提供すること。
【解決手段】制水弁設置装置は、開閉弁2aを備え、既設流体管Pを水密に囲繞する筐体2と、筐体2内で既設流体管Pの切除部Kを切除する管切除装置と、内部に弁体を備えた弁筐体42a、及び該弁体に接続され弁筐体43aの外方に突出した弁軸部43bを有し、開閉弁2aを介して筐体2に挿入され、切除部Kに配置される制水弁42と、から構成され、不断流状態で制水弁42を設置するものであって、筐体2を取外した後に、制水弁42に接続された移動割継輪Rを、所望の設置位置に向けて既設流体管Pの周方向に回動させる制水弁回動手段71が設けられている。
【選択図】図15

Description

本発明は、分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備え、既設流体管を水密に囲繞する筐体と、該筐体内で既設流体管の所定箇所を切除する管切除手段と、内部に弁体を備えた弁筐体、及び該弁体に接続され弁筐体の外方に突出した弁軸部を有し、開口部を介して筐体内に挿入され、既設流体管を切除した箇所に配置される制水弁と、から少なくとも構成され、不断流状態で制水弁を設置する制水弁設置装置と制水弁設置方法に関する。
従来の制水弁設置装置を用いて設置される制水弁には、遮断装置を取り付けることにより、地震等が発生した緊急時には、遮断装置のウエイトが重力降下し、この重力降下に伴うトルクが弁軸部に伝達することで、弁体が自動的に回動して閉状態にするものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−26049号公報(第3頁、第5図)
特許文献1に記載の制水弁にあっては、緊急時に重力降下する遮断装置のウエイトにより制水弁が遮断するように、制水弁の回動軸を略水平方向に向けて制水弁を設置する必要があり、制水弁の設置の向きが限定されるため、このように限定された向きの制水弁を筐体内に挿入し設置箇所に向けてアプローチし難いという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、制水弁の設置の向きに関わらず、制水弁を容易に筐体内に挿入し、設置箇所に向けてアプローチし易い制水弁設置装置及び制水弁設置方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の制水弁設置装置は、
分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備え、既設流体管を水密に囲繞する筐体と、
該筐体内で既設流体管の所定箇所を切除する管切除手段と、
内部に弁体を備えた弁筐体、及び該弁体に接続され弁筐体の外方に突出した弁軸部を有し、前記開口部を介して筐体内に挿入され、既設流体管を切除した箇所に配置される制水弁と、
から少なくとも構成され、不断流状態で制水弁を設置する制水弁設置装置であって、
前記筐体を取外した後に、前記制水弁を、所望の設置位置に向けて既設流体管の周方向に回動させる制水弁回動手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、内部に弁体を備えた弁筐体、及び該弁体に接続され弁筐体の外方に突出した弁軸部を有し、開口部を介して筐体内に挿入され、既設流体管を切除した箇所に配置された制水弁を、制水弁回動手段により所望の設置位置に向けて既設流体管の周方向に回動させることで、弁筐体の外方に突出した弁軸部を、例えば軸方向に開口部に挿入し、制水弁を設置した後に、異なる所望の方向に回動することができるため、弁軸部の設置方向が限定される制水弁であっても、制水弁の挿入の際に挿入方向の自由度が高く、制水弁を設置箇所に向けて挿入し易いばかりか、開口部及び筐体を小型化することができる。
本発明の請求項2に記載の制水弁設置装置は、請求項1に記載の制水弁設置装置であって、
前記制水弁回動手段は、既設流体管に対し固定に取付けられる本体部と、該本体部及び前記制水弁に着脱可能に架設される架設片と、前記本体部に設けられ前記架設片とともに制水弁を周方向に回動させる駆動部と、を少なくとも備えることを特徴としている。
この特徴によれば、制水弁の両側に位置する既設流体管に固定に取付けた本体部を反力として利用して、この本体部に設けられた駆動部を駆動するだけで、架設片に架設された制水弁を周方向に回動することができる。
本発明の請求項3に記載の制水弁設置装置は、請求項2に記載の制水弁設置装置であって、
前記本体部は、前記駆動部により所定の直線方向に進退する進退部を有し、前記架設片は、前記進退部及び前記制水弁に着脱可能に架設されることを特徴としている。
この特徴によれば、駆動部により、進退部を所定の直線方向に進退させるだけで、進退部に架設した架設片とともに、制水弁を容易に回動できる。
本発明の請求項4に記載の制水弁設置装置は、請求項3に記載の制水弁設置装置であって、
前記制水弁回動手段は、前記架設片を前記進退部及び前記制水弁に架設し、前記駆動部により前記進退部を順方向に進行させる進行操作と、前記架設片の架設を取外し、前記駆動部により前記進退部を逆方向に退行させる退行操作と、を繰り返すことで、前記制水弁を既設流体管の周方向に回動させるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、架設片を進退部及び制水弁に架設し、駆動部により進退部を順方向に進行させる進行操作と、架設片の架設を取外し、駆動部により進退部を逆方向に退行させる退行操作と、を繰り返すことで、制水弁を既設流体管の周方向に回動させるようになっていることにより、直線方向に進退する進退部の延長を大きくすることなく、制水弁を自在に回動できる。
本発明の請求項5に記載の制水弁設置装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の制水弁設置装置であって、
前記制水弁を既設流体管の周方向に回動可能に支持する回動支持部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、回動支持部が、制水弁を既設流体管の周方向に回動可能に支持するため、制水弁の回動がし易い。
本発明の請求項6に記載の制水弁設置装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載の制水弁設置装置であって、
前記筐体を取外すときに、既設流体管を切除した箇所に配置された前記制水弁を吊持する吊持部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、筐体を取外しても、既設流体管を切除した箇所に設置した制水弁の重量負荷を、両側の既設流体管により片持ちで受けることなく、吊持部により受けることができる。
前記課題を解決するために、本発明の請求項7に記載の制水弁設置方法は、
分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備えた筐体を用い、既設流体管を水密に囲繞する筐体囲繞工程と、
管切除手段を用い、前記筐体内で既設流体管の所定箇所を切除する管切除工程と、
内部に弁体を備えた弁筐体、及び該弁体に接続され弁筐体の外方に突出した弁軸部を有した制水弁を、前記開口部を介して筐体内に挿入し、既設流体管を切除した箇所に配置する制水弁配置工程と、
前記筐体を取外した後に、前記制水弁を、制水弁回動手段を用い、所望の設置位置に向けて既設流体管の周方向に回動させる制水弁回動工程と、から構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、内部に弁体を備えた弁筐体、及び該弁体に接続され弁筐体の外方に突出した弁軸部を有し、制水弁配置工程において開口部を介して筐体内に挿入され、既設流体管を切除した箇所に配置された制水弁を、制水弁回動工程において制水弁回動手段により所望の設置位置に向けて既設流体管の周方向に回動させることで、弁筐体の外方に突出した弁軸部を、例えば軸方向に開口部に挿入し、制水弁を設置した後に、異なる所望の方向に回動することができるため、弁軸部の設置方向が限定される制水弁であっても、制水弁の挿入の際に挿入方向の自由度が高く、制水弁を設置箇所に向けて挿入し易いばかりか、開口部及び筐体を小型化することができる。
既設流体管に移動割継輪が取付けられた状態を示す正面図である。 下部ケースが既設流体管を囲繞して取付けられた状態を示す正面図である。 移動部材が取付座に取付けられた状態を示す一部断面図である。 上部ケースが既設流体管を囲繞して取付けられている状態を示す正面図である。 管切除装置が切除部に配置された状態を示す一部断面図である。 管切除装置を示す一部断面図である。 管切除装置を示す一部側断面図である。 管切除装置が仮置台に載置された状態を示す一部側断面図である。 管切除装置が引上げられた状態を示す一部断面図である。 制水弁が仮置台に載置された状態を示す一部断面図である。 油圧移動手段により移動割継輪が制水弁に向けて移動している状態を示す一部断面図である。 挿入ロッドが引上げられている状態を示す一部断面図である。 架設部材及びチェーンブロックにより制水弁が吊持された状態を示す正面図である。 (a)は、ジャッキを示す正面図であり、(b)は、支持ユニットを示す一部断面図である。 制水弁回動手段が移動割継輪に設けられた状態を示す正面図である。 (a)は、図15のA−A断面図であり、(b)は、(a)の状態から制水弁回動手段が進行操作された状態を示す断面図である。 (a)は、図15の状態から30°回動した制水弁の側面図であり、(b)は、図15の状態から60°回動した制水弁の側面図であり、(c)は、図15の状態から90°回動した制水弁の側面図である。 (a)は、制水弁に遮断装置が設けられた状態を示す正面図であり、(b)は、同じく側面図である。 変形例の制水弁回動手段が移動割継輪に設けられた状態を示す正面図である。
本発明に係る制水弁設置装置及び制水弁設置方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図1〜図18に基づいて説明する。以下、図15の紙面手前側を制水弁回動手段及び制水弁の正面側とし、図15の紙面左右側を制水弁回動手段及び制水弁の左右側として説明する。
一般に、地中に埋設され内部を上水が流れる既設流体管において、水の流れを制御するために既設流体管の所定箇所を切除して該所定箇所に緊急用の制水弁が不断水状態で配置される。このような制水弁は、例えば地震等の緊急時に、自動で制水弁の遮断状態に制御される遮断装置を備えている。この種の遮断装置は重力を利用することにより制水弁を遮断状態にするものであり、制水弁の配置状況によっては、配置した制水弁の向きを変更した後に遮断装置を取付けなければならない。本実施例は、不断水状態で配置した制水弁に遮断装置を取付けるまでの一連の工程から成る制水弁設置方法及び該制水弁設置方法を行う制水弁設置装置について説明する。
図1の符号Pは、土壌に埋設され内部を流れる流体が上水である既設流体管であって、先ず、既設流体管Pの清掃後、既設流体管Pを、H鋼及びコンクリートによる固定部材101,101にて補強及び固定する。
次いで、既設流体管Pの切除箇所である切除部Kの上流側及び下流側における既設流体管Pの外周に、制水弁42の端部42c,42d及び既設流体管Pの切断部Z,Z(図10参照)に水密に架設される継輪としての2つ割リング構造の移動割継輪R,Rを周方向に沿って夫々取付ける。この移動割継輪R,Rは、内周面にパッキンが配設されており、後述のように制水弁42が切除部Kに設置された後、制水弁42と既設流体管Pとに水密に架設されるようになっている(図15参照)。
尚、後述する油圧移動手段にて移動割継輪R,Rを既設流体管Pの管軸方向に潤滑に移動させるために、パッキン及び既設流体管Pの外周面に予め滑剤を塗布しておく。
そして、移動割継輪R,Rを既設流体管Pの外面に周方向に沿って夫々取付けた後、移動割継輪R,Rの水圧テストを行う。水圧テストは、移動割継輪R,Rの間に、図示しない水圧テスト用の二分割構造の夫々の押輪を、移動割継輪R,Rに取付けて移動割継輪R,Rの内部を密封状態にするとともに、移動割継輪R,Rの中央位置(図示沈みプラグRaの取付位置)に図示しない水圧計を取付け、移動割継輪R,Rに所定の水圧をかけ、漏水の有無を確認する。
この水圧テストで漏水の無いことを確認した後、水圧計を取外し、該水圧計を取外した位置に沈みプラグRaを取付けた後に、移動割継輪R,Rの一端部に形成されたフランジRb,Rbに前記油圧移動手段を構成する後述の移動部材64(図3参照)を取付けるための取付座Rcをボルト等にて取付ける。
次いで、筐体2を用いて既設流体管Pを水密に囲繞する筐体囲繞工程を行う(図5及び図11参照)。ここで、筐体2の構造について説明すると、図5に示されるように、筐体2は、分割構造であって、主に、2分割構造の上部ケース2d及び下部ケース2eと、内部に弁体2bを備えた開閉弁2aと、から構成されている。
図5に示されるように、上部ケース2dは、下部ケース2eとにより既設流体管Pをその外周面に沿って囲繞するものであり、図2に示されるように、下部ケース2eには、ジャッキ75により支持され、下部ケース2eの図示前後方向に突出する支持部材Wが形成されている。
また、図10に示されるように、上部ケース2d及び下部ケース2eの側方開口部には、夫々既設流体管Pの外面付近の片側で4箇所(両側で8箇所)において、油圧移動手段を構成する延長ロッド66の外径と略同径の内径を有するロッドガイドLが、筐体2の内方に向かって管軸方向に延設されている。
図5に示されるように、開閉弁2aは、内部に弁体2bを備え、上部ケース2dの上部に取外可能に設けられており、この開閉弁2aが、本発明の開閉可能な開口部を構成している。
更に、図8に示されるように、開閉弁2aの上部には、管切除手段としての管切除装置1及び制水弁42を仮置きするための作業筒11が取外可能に設けられ、この作業筒11には、上部ケース2d、下部ケース2e、開閉弁2a、及び作業筒11を密封する蓋部12が取外し可能に設けられる(図5及び図10参照)。蓋部12には、作業筒11内の空気を抜く空気抜きコック120,120が備えられている。
作業筒11には、制水弁42及び管切除装置1を仮置きするための仮受台55,55と、作業筒11内に残留する上水を排水する排水用コック110,110と、が図示左右に複数設けられており、仮受台55は、図示左右方向に進退移動可能な移動部材56と、移動部材56を収容する収容部57と、収容部57に嵌挿され、移動部材56の進退移動を操作するための操作部58と、から構成されている(図10参照)。
次に、筐体囲繞工程について説明すると、図2に示されるように、先ず、既設流体管Pを水密に囲繞する筐体2の下部ケース2e内に、筐体2内で既設流体管Pの切除部Kを切除する管切除装置1におけるガイド部4の下ガイド4b(図6参照)を支持した状態で、懸吊手段102にて下部ケース2e及び下ガイド4bを既設流体管Pの図示下側における外周面を囲繞するように配置し、複数のジャッキ75で下部ケース2eの支持部材Wを支持する。
具体的には、ジャッキ75の先端凸部75aが、支持部材Wに形成された挿通孔に挿通して下部ケース2eを支持するとともに、下部ケース2eの上下位置が既設流体管Pの管軸に対し略平行となるように夫々のジャッキ75を調整し、下部ケース2eが位置決めされるようになっている。
これら下部ケース2e及び下ガイド4bが配置された後に、既設流体管Pの外部に漏水を防止するパッキン69,69と、パッキン69の水密性を維持する押輪Q,Qと、ゴム輪68,68と、を切除部Kの上流側及び下流側における既設流体管Pの外周面に夫々配置する。
次いで、図3に示されるように、前述した油圧移動手段を構成する移動部材64を図示下側の移動割継輪Rにおける取付座Rcに取付ける。具体的には、移動部材64は、主に延長ロッド66と油圧ジャッキ65から成り、延長ロッド66を前述した下部ケース2eのロッドガイドL内を嵌挿させて取付座Rcに取付けるとともに、ロッドガイドLの端面に固定的に油圧ジャッキ65のシリンダ65bを取付ける。
ここで、シリンダ65b内にはロッド65aが収容されており、このロッド65aが延長ロッド66の先端に接続され、シリンダ65b内に作動油が供給されることにより、ロッド65aが切除部Kに向かって移動するとともに、該ロッド65aに接続された延長ロッド66がロッド65aに追随して移動し、延長ロッド66に取付けられた取付座Rcに接続された移動割継輪Rが切除部K側に向かって移動可能になっている。尚、油圧移動手段は、移動部材64の他、後述の油圧ユニット63及び油圧ホースHから構成されている(図11参照)。
移動割継輪Rの図示下側における取付座Rcに延長ロッド66及び油圧ジャッキ65を接続した後に、管切除装置1(図6参照)を配置し、前述した管切除工程を行う。
ここで、管切除装置1の構造について説明すると、図6及び図7に示されるように、管切除装置1は、主に切除ユニット3、ガイド部4、及び駆動部5から成り、既設流体管Pの外側に水密的に密封された筐体2内において、ガイド部4を構成する2分割構造の上ガイド4a及び下ガイド4bが、既設流体管Pの外周面に固定保持される(図5参照)。
尚、上ガイド4a及び下ガイド4bの周方向に沿って設けられた複数のボルト28が、内径方向に螺挿され既設流体管Pの外周面に当接することにより、上ガイド4a及び下ガイド4bが既設流体管Pに対し位置決めして固定されるようになっている。また、上ガイド4a及び下ガイド4bには、前述した作業筒11の仮受台55に支持される支持部29が設けられている。
ガイド部4の上部には、後述の駆動モータ6と、駆動モータ6が取付けられる駆動長軸106と、駆動長軸106に対して取外し可能に連結される伸縮継手部107と、伸縮継手部107に固定に連結される駆動軸7’と、駆動軸7’の先端部に設けられた歯車7a’と噛合する歯車7aを有する駆動軸7と、駆動モータ6により駆動長軸106、伸縮継手部107、及び駆動軸7’を介して駆動力が付与される駆動軸7の両端に設けられた一対の駆動スプロケット8と、から成る駆動部5が連結されており、駆動モータ6は筐体2外部に突出して駆動部5に取外し可能に配設されるようになっている(図5参照)。
ガイド部4の両端部には、上下2分割構造の上部スプロケット9a及び下部スプロケット9bから成り、既設流体管Pの外周方向に回転自在な一対の従動スプロケット9が配設されている。
一対の従動スプロケット9は、図7に示されるように、上部の一対の駆動スプロケット8と巻回された無端チェーン10を介してそれぞれ接続されている。前述した駆動モータ6を作動することで駆動軸7’,7を介して駆動スプロケット8が駆動され、この駆動により回転力が従動スプロケット9に付与され、従動スプロケット9が既設流体管Pの外周を周回する。
また、一対の従動スプロケット9の外面には、切除ユニット3が等間隔に4箇所ずつ固着配設され、従動スプロケット9の回転とともに既設流体管Pの外周を回転可能となり、切除ユニット3に設けられた切削バイト19により既設流体管Pを外周回りに切除できるようになっている。
切除ユニット3は、前述した切削バイト19と、切削バイト19を固定に支持する支持部材18と、支持部材18に螺合する受動回転体21と、を有している。
また、既設流体管Pの外周回りを回転する切除ユニット3の切断経路近傍には、キッカー部30が上ガイド4aの外側面に固定配設されており、キッカー部30にはキッカー片31が受動回転体21を回動可能に突設されている。
すなわち、既設流体管Pの外周を回転動作する切除ユニット3がキッカー部30の近傍を通過する際に、受動回転体21の回転羽根21aが、キッカー片31と当接係合し、切除ユニット3がキッカー部30の近傍を通過し終えて、係合が解除されるまで回転羽根21aが所定量回転することになる。
したがって、切除ユニット3が既設流体管Pの外周を回転してキッカー部30を通過するたびに、受動回転体21の回転羽根21aがキッカー片31と当接係合して所定量回転し、受動回転体21に螺合した支持部材18に固定に支持された切削バイト19が単位あたり量ずつ内径方向に移動動作することにより、切削バイト19の先端刃が既設流体管Pの外周壁を一定量ずつ切削しながら外周を回転し、既設流体管Pを切断するようになっている。
次に、管切除装置の配置について説明すると、図4に示されるように、駆動部5の一部構成部材と、ガイド部4の上ガイド4aと、を下ガイド4bに取付け、かつ上ガイド4a及び下ガイド4bに設けられたボルト28(図6参照)を螺入してガイド部4を既設流体管Pに固定する。
そして、既設流体管Pの図示上側を囲繞するように筐体2の上部ケース2dを下部ケース2eの上部に取付け、両ケース2d,2eを既設流体管Pに固定する。そして、前述したパッキン69,69と、押輪Q,Qと、ゴム輪68,68を上部ケース2d及び下部ケース2eの側方開口部に夫々取付け、側方開口部を密封する。図5に示されるように、前述と同様に、図示上側の移動割継輪Rの取付座Rcに移動部材64を取付ける。
次いで、開閉弁2aを上部ケース2dの上部に取付ける。そして、筐体2内、すなわち上部ケース2d、下部ケース2e、及び開閉弁2a内に水を張り所定の水圧をかけ、筐体2内の水圧テストを行う。水圧テストの後、筐体2内の水を排水し、開閉弁2aの上部に作業筒11を取付け、更に作業筒11の上部に蓋部12を取付ける。そして、駆動長軸106を、その上端側が作業筒11の外方に露出し、かつ筐体2の内部は密封状態になるように蓋部12を貫通して、伸縮継手部107に取付けるとともに、この駆動長軸106の上端にモータ台108を取付け、かつこのモータ台108を蓋部12に取付ける。
管切除工程について説明すると、図5の状態において、懸吊手段102により懸吊された駆動モータ6をモータ台108に連結し、駆動モータ6を作動させて駆動長軸106を介し駆動トルクを伸縮継手部107に伝達することで、切除ユニット3に設けられた切削バイト19(図6参照)が既設流体管Pの外周面を切削しながら回動することになる。切除部Kにおいて、2箇所の切断面で既設流体管Pが切断され、すなわち切断面間の管片P1が既設流体管Pから分断されることになる。
既設流体管Pの切断が終了した後に、管切除装置1を管片P1とともに引上げる。先ずモータ台108に連結された駆動モータ6を外した後に、管切除装置1と下部ケース2eとの固定を解除し、ガイド部4(図6参照)に取付けられた支持部29が仮受台55の移動部材56よりも高い位置になるように管切除装置1を引上げる(図8参照)。
次いで、仮受台55の操作部58を操作することで移動部材56を作業筒11の内方に向かって移動させる。そして、引上げた管切除装置1を下降させて、図8に示されるように、この移動部材56に支持部29を載置することにより、管切除装置1を仮受台55に仮置きし、開閉弁2aを閉状態にする。尚、管切除装置1を引上げるまでは開閉弁2aを開状態にしているため、上水により作業筒11内が浸水されており、この閉状態にした後に、作業筒11に残留する上水を排水用コック110から排水する。
排水用コック110からの排水後、図9に示されるように、駆動長軸106を伸縮継手部107から取外す。次いで、蓋部12を作業筒11から取外し、管切除装置1を引上げることで管切除装置1とともに管片P1を外方に取出す。そして、作業筒11を取外し、開閉弁2aの上部に図示しない吸引具が嵌挿されたスイーパ蓋を取付けて、開閉弁2aを開状態とし、切除部Kの切除面付近に既設流体管Pの切除の際に発生した切粉を吸引具から吸引して外部に排出する。切粉の排出後、吸引具を引上げるとともに、開閉弁2aを閉状態として前記スイーパ蓋を開閉弁2aから取外し、開閉弁2aの上部に作業筒11を取付ける。
この作業筒11の取付け後、制水弁42を切除部Kに配置する制水弁配置工程を行う。ここで、制水弁42の構造について説明すると、図10及び図17(a)に示されるように、制水弁42は、内部に弁体43を備えた弁筐体42a、及び該弁体43に接続され弁筐体42aの外方に突出した弁軸部43bを有しており、開閉弁2aを介して筐体2内に挿入され、切除部Kに配置される。
具体的には、制水弁42は、緊急時に弁体43の回動で管路を遮断可能であって、制水弁42の両端部43c,43dには、移動割継輪R,Rと接続するための接続フランジ部41,41が形成されており、図10に示されるように、弁軸部43bの図下上部には、連結具42bが設けられており、この連結具42bにボルト・ナットVにて挿入ロッド109が取外し可能に連結されるようになっている。
更に、制水弁42の図示中央部には、支持部材42fが取付けられており、この支持部材42fに外方に突出した突出部42eが設けられている。管切除装置1と同様に、仮受台55の移動部材56(図8参照)が作業筒11の内方に向かって移動した状態で、この突出部42eを移動部材56に載置することで、制水弁42を仮置きすることができるようになっている。
次に、制水弁配置工程について説明すると、図10において、先ず図示しない前述した仮受台の移動部材を作業筒11の内方に向かって移動させて、この移動部材に制水弁42の突出部42eを載置することにより、制水弁42を仮受台に仮置きし、蓋部12を作業筒11の上部に取付ける。そして、蓋部12に挿入ロッド109を貫通させた状態で挿入ロッド109を連結具42bに連結する。
次いで、懸吊手段102にて制水弁42を懸吊した状態で、前記仮受台の操作部を操作することで内方に移動した移動部材を作業筒11の外方に向かって前記仮受台の収容部に収納する。そして、図11に示されるように、開閉弁2aを開状態にし、制水弁42を下降して既設流体管Pの管軸と略同軸の位置に配置する。
制水弁42を下降した後に、制水弁42の端部42c,42d及び既設流体管Pの切断部Z,Zに移動割継輪R,Rを架設する継輪架設工程を行う。作動油を供給する油圧ユニット63と油圧ジャッキ65のシリンダ65b間に油圧ホースHを連結し、油圧ユニット63を操作して、作動油をシリンダ65b内に供給することで、移動割継輪R,Rを、移動割継輪R,RのフランジRb,Rbが制水弁42の接続フランジ部41,41と当接するまで切除部Kに向かって(図示白抜矢印参照)移動させる。これにより、図12に示されるように、移動割継輪R,Rが制水弁42の端部42c,42d及び既設流体管Pの切断部Z,Zに架設される。
継輪架設工程が終了した後に、筐体2内、すなわち上部ケース2d、下部ケース2e、及び開閉弁2a内の水を排水する。そして、ボルト・ナットVを取外すことで挿入ロッド109を、連結具42bとの連結を解除して筐体2の外部に懸吊手段102にて引抜き、蓋部12、作業筒11、及び開閉弁2aを取外す。そして、移動割継輪R,RのフランジRb,Rbと制水弁42の接続フランジ部41,41とを夫々図示しないボルトにより締結し、上部ケース2d、上部ケース2d側に設けられた取付座Rc、上部ケース2dに設けられた油圧移動手段を構成する部材等の各種部材を取外す。
各種部材を取外した後に、下部ケース2eを取外すために、図13に示されるように、固定部材101,101の上端に設けられた夫々の支持台104,104に架設部材105を架設するとともに、架設部材105にチェーンブロック60を設ける。このチェーンブロック60のチェーン60aを支持部材42fの係合箇所に係合することで、切除部Kに配置された制水弁42をチェーンブロック60により吊持し、下部ケース2eを取外すことができるようになっている。また、これら架設部材105及びチェーンブロック60が、本発明の吊持部を構成している。
このように、切除部Kに配置された制水弁42を吊持する架設部材105及びチェーンブロック60が構成されていることで、筐体2を構成する下部ケース2eを取外しても、切除部Kに配置した制水弁42の重量負荷を、両側の既設流体管Pにより片持ちで受けることなく、架設部材105及びチェーンブロック60により受けることができる。
下部ケース2eを取外した後に、支持部材42fを制水弁42から取外し、制水弁42を回動させる制水弁回動工程を行うために、図15に示されるように、制水弁42を既設流体管Pの周方向に回動可能に支持する回動支持部76を接続フランジ部41と当接するようにその下方に載置する。
ここで、回動支持部76の構造について説明すると、図15に示されるように、回動支持部76は、前述したジャッキ75と、既設流体管Pの周方向に回動可能に支持する支持ユニット111と、から成っている。
図14(a)に示されるように、ジャッキ75は、支持台75cとハンドル部75dとから成り、ハンドル部75dが支持台75cに螺合されており、ハンドル部75dを螺出及び螺入することで、ハンドル部75dの高さ位置が変更可能になっている。
図14(b)に示されるように、支持ユニット111は、ハンドル部75dの先端凸部75a側を嵌合する構造になっており、支持ユニット111をハンドル部75dの先端凸部75a側に嵌合し、支持ユニット111の図示左右に設けられたボルト111a,111aにて支持ユニット111がハンドル部75dに固定される。
また、支持ユニット111は、接続フランジ部41と当接するローラ111b,111bを有しており、このローラ111b,111bは、支持ユニット111に支持された軸部材111c,111cに枢支され、回動可能になっている。
そして、図15に示されるように、回動支持部76を配置した後に、制水弁回動手段71を設置し、移動割継輪Rを介して既設流体管Pに接続された制水弁42を、弁軸部43bが水平方向を向く設置位置に向けて既設流体管Pの周方向に回動させる制水弁回動手段71を用いて制水弁回動工程を行う(図17(c)参照)。
ここで、制水弁回動手段71の構造について説明すると、図16(a)、(b)に示されるように、制水弁回動手段71は、略対称の2分割構造の分割部材73,73と、後述の進退部77及び移動割継輪Rに着脱可能に架設され、制水弁42とともに周方向に回動する架設片79と、から成る。
各々の分割部材73は、既設流体管Pに対し固定に取付けられる本体部72と、該本体部72の図示上下の両端部に設けられる付属ユニット74と、から構成されている。
付属ユニット74は、本体部72にボルトFにより取付けられている。また、図15及び図16(a)に示されるように、本体部72の外周面には、該本体部72を既設流体管Pに対し固定に取付けるためのボルトGが周方向に沿って所定間隔おきに設けられている。
付属ユニット74,74は、本実施例では略水平方向の直線方向に進退する進退部77と、該進退部77を駆動する駆動部78と、進退部77を支持する回動支持部材80と、から構成されている。
駆動部78は、摘み部78aと、摘み部78aから伸びるネジ部78bと、から成り、このネジ部78bが回動支持部材80の内部に収納された状態で、ネジ部78bの両端部が回動支持部材80に回動可能に支持されている。
図16(a)、(b)に示されるように、進退部77は、ネジ部78bに螺合する螺合部材77aと、架設片79との相対位置を変更可能に架設片79に遊嵌する係合部材77cと、螺合部材77aと係合部材77cとに介設するネジ77bと、から成り、螺合部材77aは、そのネジ部78bを軸とする回動が規制された状態で回動支持部材80の内部に収納され、かつネジ部78bに沿って直線方向に移動可能になっている。
回動支持部材80は、螺合部材77aがネジ部78bを軸とする方向に移動可能に該螺合部材77aを収納する収納部として形成されている。
架設片79には、係合部材77cとの相対位置を変更可能に該係合部材77cが係合される長丸状の係合孔79aと、図15の図示左側の移動割継輪Rの他端部に形成されたフランジRdに固定に取付けられるための管軸を中心として周方向に沿った複数の挿通孔79bと、が形成されている。
また、前記フランジRdには、複数の挿通孔79bに対応する複数の挿通孔が、管軸を中心として周方向に沿って複数組形成されており、螺合部材77aが摘み部78aと最も近接した状態において、該複数組のうちいずれか1組のフランジRdの複数の挿通孔と、架設片79の複数の挿通孔79bと、を一体的に複数のボルト61及びナット62により締結可能であり、この締結により架設片79,79が前記移動割継輪Rに対して固定に支持される(図15参照)。
このように、螺合部材77aがネジ部78bを軸とする回動が規制された状態で回動支持部材80の内部に収納されており、螺合部材77aにネジ77bを介して接続される係合部材77cが、移動割継輪Rに対して固定に支持された架設片79,79の係合孔79aに遊嵌されるため、摘み部78aを回動操作することで、係合部材77cが係合孔79aとの係合位置を移動しながら螺合部材77aがネジ部78bに沿った略水平の直線方向に移動し、この螺合部材77aの移動により、係合部材77cと当接している係合孔79aを形成する周面が係合部材77cにより押圧されることで、架設片79,79、該架設片79,79に固定に支持される移動割継輪R、該移動割継輪Rに固定される制水弁42、及び制水弁42に固定される図15の右側の移動割継輪Rが既設流体管Pに対して回動するようになっている。すなわち上述したように、進退部77の直線方向の移動により、進退部77の係合部材77cに遊嵌し且つ移動割継輪Rに固定された架設片79が、移動割継輪Rとともに所定角度周方向に回動することになる。
次に、制水弁回動工程について説明すると、図15及び図16(a)の状態において、図16(b)に示されるように、一点鎖線で示される螺合部材77aが摘み部78aと最も近接した位置から摘み部78aを回動して、螺合部材77aを、実線で示される螺合部材77aが摘み部78aと最も離間した位置に移動させることで、図17(a)に示されるように、回動支持部76のローラ111b,111bが制水弁42の接続フランジ部41と当接しながら回動して、制水弁42が30°回動する。
更に、制水弁42を回動するために、架設片79,79を移動割継輪Rから一旦取外し、摘み部78aを逆回動して螺合部材77aを図16(b)の位置(螺合部材77aが摘み部78aと最も離間した位置)から図16(a)の位置に戻した後に、前回と異なるフランジRdの複数の挿通孔と、架設片79の複数の挿通孔79bと、を一体的に複数のボルト61及びナット62により締結し、螺合部材77aを図16(a)の位置から図16(b)の位置に移動させる往復操作(図16(b)白抜矢印参照)を行うことで、図17(b)に示されるように、制水弁42が図15の状態から60°回動する。
すなわち、制水弁回動手段71は、架設片79を進退部77の係合部材77c及び移動割継輪Rに架設し、駆動部78の摘み部78aにより進退部77の螺合部材77aを順方向に進行させる進行操作と、架設片79の架設を取外し、駆動部78の摘み部78aにより進退部77の螺合部材77aを逆方向に退行させる退行操作と、を繰り返すことで、制水弁42が既設流体管Pの周方向に回動する。
そして、図17(b)の状態から、再びこの該退行操作から該進行操作までの操作を繰り返すことで、図17(c)に示されるように、制水弁42が図15の状態から90°回動し、制水弁42が、弁軸部43bが水平方向を向く設置位置に設置される。
このように、制水弁42の両側に位置する既設流体管Pに固定に取付けた本体部72を反力として利用して、この本体部72に設けられた駆動部78を駆動するだけで、架設片79に架設された制水弁42を周方向に回動することができる。
また、制水弁回動手段71の本体部72に設けられ直線方向に進退する進退部77の螺合部材77aを、駆動部78の摘み部78aでネジ部78bを回動して駆動し、駆動部78により、進退部77を直線方向に進退させるだけで、進退部77に架設した架設片79とともに、移動割継輪Rを介し制水弁42を周方向に容易に回動することができる。
また、架設片79,79を進退部77の係合部材77c及び移動割継輪Rに架設し、駆動部78により進退部77を順方向に進行させる進行操作と、架設片79,79の架設を取外し、駆動部78により進退部77を逆方向に退行させる退行操作と、を繰り返すことで、制水弁42を既設流体管Pの周方向に回動させるようになっていることにより、直線方向に進退する進退部77の延長を大きくすることなく、制水弁42を自在に回動できる。
更に、回動支持部76のローラ111bが、制水弁42を既設流体管Pの周方向に回動可能に支持するため、制水弁42の回動がし易い。
図17(c)において、制水弁回動工程を行うことにより、制水弁42は、図示左右水平方向の弁体43の弁軸部43b回りに回動し管路を開閉可能な弁体43が略水平方向を向いた開状態で配置され、通常は既設流体管P内を流体が流通可能となる。
制水弁回動工程が終了した後に、制水弁回動手段71を構成する部材及び回動支持部76を取外し、図18(a)、(b)に示されるように、移動割継輪R,RのフランジRb,Rbと、制水弁42の接続フランジ部41,41と、の結合状態を確認するとともに、移動割継輪R,Rの内周に図示しないシール材を嵌挿するとともに、フランジRd,Rdと、押輪のフランジを結合し、更に固定リングS,Sを取り付ける。そして、制水弁42を支持する支持台52を制水弁の下方に複数設ける。
次いで、遮断装置を構成する各種部材を制水弁42に取付ける。図18(b)に示されるように、弁体43の図示左側において、前述した弁軸部に回動力が伝達可能に遮断装置34を組み付ける。同様に、弁体43の図示右側において、前記弁軸部に回動力が伝達可能に遮断手動手段35に組み付ける。
図18(a)、(b)に示されるように、遮断装置34は、後述する荷重体38、緩衝部39、ソレノイド49等の各部材が、基板36に組み付けられて構成されている。
より詳しくは、操作軸51に嵌着した図示しない軸部に回動アーム44の一端が取付けられ、回動アーム44の他端には、遮断装置34の所定重量を有する荷重体38が設けられている。回動アーム44は一端から他端に向かって斜め上方に延び、荷重体38が前記弁軸部よりも上方に位置した所定箇所で後述のように係止されている。
また、ピストン39bとシリンダ39aから成り、荷重体38の重力落下を緩衝する緩衝部39が、基板36に設けられた回動部39cに回動可能に枢支されるとともに、ピストン39bの先端部39dが回動アーム44の略中間部の適所に枢支されている。
遮断装置34の前記軸部に、略水平方向に配設された回動片45の一端が取付けられるとともに、回動片45の他端に、連動片46の一端が回動可能に枢支されている。同様に複数の連動片46が、隣接した互いの端部を枢支して順次連結されており、末端側の連動片46に、略90度の中心角を有する扇形状の係止片47が枢支されている。また、荷重体38が、その重量により回動アーム44及び前記軸部を介して前記弁軸部を回動する方向に付勢しており、これに伴って、回動片45及び複数の連動片46を介して、係止片47を図示左方向に回動する方向に付勢しているが、係止片47に、一端部が基板36に枢支され略水平に延びる保持レバー48の他端部が係止されている。このようにすることで、連動片46、回動片45及び回動アーム44を介し、荷重体38が、前記弁軸部よりも上方の図示の位置において拘束され、すなわち弁体43が開放状態で維持されている。
また、係止片47の上方において、信号線50に接続され、後述する既設流体管Pの特定状態において荷重体38を始動させるソレノイド49が基板36に止着されており、ソレノイド49本体から下方に延びるソレノイドバー49aの先端部が、係止片47に係止されている保持レバー48の他端部に連結している。
次に、弁体43の回動動作について説明すると、例えば地震等の非常時など既設流体管Pの特定状態において、信号線50の他端側に設けられた図示しない地震の感知装置からの電気信号が、ソレノイド49に送られることで、ソレノイドバー49aが上方のソレノイド49本体に向かって移動する。この移動に伴い、保持レバー48がその一端部周りに上方に回動し、他端部が係止片47から外れて、荷重体38が、前記軸部周りに下方に移動しようとする拘束が解かれ、重力落下するので、この荷重体38の重力落下とともに、回動アーム44及び前記軸部を介して前記弁軸部を略90度回動し、すなわち弁体43が閉塞状態となる。
このように、遮断装置34の荷重体38を前記弁軸部の上方に設け、既設流体管Pの特定状態において重力落下することで、水平方向の前記弁軸部に直接に駆動力を付与することにより、特段のエネルギを用いずに前記弁軸部の上方に設けられた荷重体38の位置エネルギを利用して、安価且つ効率よく駆動力を前記弁軸部に付与することができる。
尚、上述した既設流体管Pの特定状態とは、必ずしも地震の発生により既設流体管Pに作用する外力に限られず、例えば、管路の増水や断水の発生等による既設流体管P内の流速、流量、若しくは圧力等の変動であってもよく、既設流体管Pの特定状態の検知手段として、流量計あるいは圧力計などを設置してもよい。
上記のように、荷重体38が重力落下することで閉塞動作した弁体43を、再び開放動作する場合は、遮断手動手段35のハンドル35aを手動で回動操作することで、図示しないギア及び操作軸51を介して弁体43を任意に開放動作でき、これに連動する荷重体38及び係止片47がもとの所定位置に回動したところで、保持レバー48を係止片47に係止させればよい。
以上に説明したように、実施例の制水弁設置装置において、内部に弁体43を備えた弁筐体42a、及び弁体43に接続され弁筐体42aの外方に突出した弁軸部43bを有し、開閉弁2aを介して筐体2内に挿入され、既設流体管Pを切除した箇所に配置された制水弁42を、移動割継輪R,Rを介し、制水弁回動手段71により所望の設置位置に向けて既設流体管Pの周方向に回動させることで、弁筐体42aの外方に突出した弁軸部43bを、例えば軸方向に開閉弁2aに挿入し、制水弁42を設置した後に、異なる所望の方向に回動することができるため、弁軸部43bの設置方向が限定される制水弁42であっても、制水弁42の挿入の際に挿入方向の自由度が高く、制水弁42を設置箇所である切除部Kに向けて挿入し易いばかりか、開閉弁2a及び筐体2を小型化することができる。
また、制水弁設置方法において、既設流体管Pを水密に囲繞する筐体囲繞工程と、管切除装置1を用い、筐体2内で既設流体管Pの切除部Kを切除する管切除工程と、内部に弁体43を備えた弁筐体42a、及び弁体43に接続され弁筐体42aの外方に突出した弁軸部43bを有した制水弁42を、開閉弁2aを介して筐体2内に挿入し、切除部Kに配置する制水弁配置工程と、筐体2を取外した後に、制水弁42に接続された移割割継輪Rを、制水弁回動手段71を用い、所望の設置位置に向けて既設流体管Pの周方向に回動させる制水弁回動工程を行うことで、上記と同様の効果が得られる。
次に、本発明の変形例を以下に説明する。上述した実施例と重複する構成については、説明を省略する。
本発明の制水弁回動手段の変形例を図面に基づいて説明すると、図19は、変形例の制水弁回動手段が移動割継輪に設けられた状態を示す正面図である。
図19に示されるように、変形例の制水弁回動手段71’は、制水弁42の両端側に夫々設けられており、制水弁回動手段71’を構成する2分割構造の分割部材73,73’と、進退部77及び移動割継輪Rに着脱可能に架設され、制水弁42とともに周方向に回動する架設片79と、から成っている。
また、分割部材73は、前記実施例と同様構成であるが、分割部材73’は、付属ユニット74が設けられず、更に、分割部材73’には架設片79も設けられない構造になっている。
このように、分割部材73’側には、付属ユニット74や架設片79を設けない構成することにより、制水弁回動手段71’を構成する部品点数を少なくすることができるばかりか、制水弁回動手段71’は、制水弁42の両端側に夫々設けられることで、制水弁回動手段71’,71’の架設片79が移動割継輪R,Rを夫々架設して駆動部の駆動により制水弁42を周方向に回動するため、制水弁42の回動中において制水弁42における回動軸がずれることなく制水弁42を所望の方向に容易に回動することができる。
尚、制水弁42の両端側に夫々設けた制水弁回動手段71’,71’同士を、図示しない連結チェーン等により単一の駆動部を介して連結する構造にしてもよく、この構造によれば、単一の駆動部を駆動することで両方の制水弁回動手段71’,71’を同期して回動させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例及び変形例では、既設流体管Pの内部を流れる流体が上水であるが、流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管にも適用可能である。
また、前記実施例では、制水弁回動手段71が制水弁42の一端部側のみに設けられているが、例えば、制水弁回動手段が制水弁の両端部側に夫々設けられてもよい。また、前記変形例では、付属ユニット74及び架設片79を1つずつ有する制水弁回動手段71’が制水弁42の両端部側に夫々設けられているが、例えば、この制水弁回動手段を制水弁42の一端部側のみに設けられてもよい。
また、前記実施例では、制水弁設置方法は、遮断装置34を設置する工程を含んでいるが、例えば、制水弁設置方法は、制水弁回動工程で終了するものであってもよい。
また、前記実施例では、架設片79が、移動割継輪Rを介し、本体部72及び制水弁42に架設されているが、必ずしも移動割継輪が介在するものに限られず、例えば架設片が、本体部及び制水弁に直接に架設されるものであってもよい。
更に、前記実施例では、本体部72に設けられた所定の直線方向に進退する進退部77の移動により、制水弁42が周方向に回動するように構成されているが、制水弁を周方向に回動させる構造であれば、必ずしも直線方向の移動によるものに限られず、例えばウォームギア等により構成された駆動部が本体部に設けられ、この駆動部の駆動操作により、制水弁が回動するものであっても構わない。
1 管切除装置(管切除手段)
2 筐体
2a 開閉弁(開口部)
42 制水弁
42a 弁筐体
42c,42d 端部
43 弁体
43b 弁軸部
60 チェーンブロック(吊持部)
71 制水弁回動手段
72 本体部
76 回動支持部
77 進退部
78 駆動部
79 架設片
105 架設部材(吊持部)
P 既設流体管
Z 切断部
R 移動割継輪

Claims (7)

  1. 分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備え、既設流体管を水密に囲繞する筐体と、
    該筐体内で既設流体管の所定箇所を切除する管切除手段と、
    内部に弁体を備えた弁筐体、及び該弁体に接続され弁筐体の外方に突出した弁軸部を有し、前記開口部を介して筐体内に挿入され、既設流体管を切除した箇所に配置される制水弁と、
    から少なくとも構成され、不断流状態で制水弁を設置する制水弁設置装置であって、
    前記筐体を取外した後に、前記制水弁を、所望の設置位置に向けて既設流体管の周方向に回動させる制水弁回動手段が設けられていることを特徴とする制水弁設置装置。
  2. 前記制水弁回動手段は、既設流体管に対し固定に取付けられる本体部と、該本体部及び前記制水弁に着脱可能に架設される架設片と、前記本体部に設けられ前記架設片とともに制水弁を周方向に回動させる駆動部と、を少なくとも備えることを特徴とする請求項1に記載の制水弁設置装置。
  3. 前記本体部は、前記駆動部により所定の直線方向に進退する進退部を有し、前記架設片は、前記進退部及び前記制水弁に着脱可能に架設されることを特徴とする請求項2に記載の制水弁設置装置。
  4. 前記制水弁回動手段は、前記架設片を前記進退部及び前記制水弁に架設し、前記駆動部により前記進退部を順方向に進行させる進行操作と、前記架設片の架設を取外し、前記駆動部により前記進退部を逆方向に退行させる退行操作と、を繰り返すことで、前記制水弁を既設流体管の周方向に回動させるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の制水弁設置装置。
  5. 前記制水弁を既設流体管の周方向に回動可能に支持する回動支持部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の制水弁設置装置。
  6. 前記筐体を取外すときに、既設流体管を切除した箇所に配置された前記制水弁を吊持する吊持部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の制水弁設置装置。
  7. 分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備えた筐体を用い、既設流体管を水密に囲繞する筐体囲繞工程と、
    管切除手段を用い、前記筐体内で既設流体管の所定箇所を切除する管切除工程と、
    内部に弁体を備えた弁筐体、及び該弁体に接続され弁筐体の外方に突出した弁軸部を有した制水弁を、前記開口部を介して筐体内に挿入し、既設流体管を切除した箇所に配置する制水弁配置工程と、
    前記筐体を取外した後に、前記制水弁を、制水弁回動手段を用い、所望の設置位置に向けて既設流体管の周方向に回動させる制水弁回動工程と、から構成されていることを特徴とする制水弁設置方法。
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