JP2002346823A - 既設管切断装置 - Google Patents

既設管切断装置

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JP2002346823A
JP2002346823A JP2001147610A JP2001147610A JP2002346823A JP 2002346823 A JP2002346823 A JP 2002346823A JP 2001147610 A JP2001147610 A JP 2001147610A JP 2001147610 A JP2001147610 A JP 2001147610A JP 2002346823 A JP2002346823 A JP 2002346823A
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Japan
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cutting
mounting portion
mounting
existing pipe
worm
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Application number
JP2001147610A
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English (en)
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Masatoshi Yano
正敏 矢野
Taichi Sato
太一 佐藤
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SUIDO GIJUTSU KAIHATSU KIKO KK
Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko KK
Original Assignee
SUIDO GIJUTSU KAIHATSU KIKO KK
Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減速機構のコンパクト化と送りネジ軸の逆転
防止効果の高いウォームとウォームホイールとを用いな
がらも、それらの支承部に発生する製作誤差や組付け誤
差等に拘わらず、両者を長期間に亘って円滑に噛合連動
させることができ、しかも、製造コスト及び組付けの改
善を図る。 【解決手段】 切断ユニットAの切断回転体に設けた取
付け部Kが、ウォームホイール41を備えた送りネジ軸
8を支承する第1取付け部6と、受動回転体9及びウォ
ーム42を備えた回転伝動軸11を支承する第2取付け
部4とに分割構成され、両取付け部6,4とを固定連結
する第1固定手段17に、両取付け部6,4の連結面方
向での相対移動を一定範囲内で許容する融通が設けら
れ、第1固定手段17で固定連結された両取付け部6,
4の相対位置関係を維持したまま両取付け部6,4を固
定連結する第2固定手段18が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、密封され
たハウジング内で既設の水道管の一部を不断水状態で切
断除去する場合などに用いられる既設管切断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の既設管切断装置では、既設管の周
壁を円周方向に沿って切断する切削バイトを備えた切断
ユニットと、該切断ユニットの切断回転体を管軸芯周り
で回転自在に支持するガイドサポート部と、切断回転体
を駆動回転させる駆動部とが備えられ、前記切断回転体
に設けた取付け部には、切削バイトを管径方向に移動さ
せるネジ式送り機構と、切断ユニットの回転経路脇の固
定部に設けた係合部との係合によって、ネジ式送り機構
に単位送り量に相当する回転を付与する受動回転体、及
び、受動回転体からネジ式送り機構の送りネジ軸への回
転伝動系に介在される減速機構とが設けられている。ま
た、前記減速機構が、受動回転体の回転伝動軸に外嵌固
定されたウォームと、該ウォームに噛合する状態でネジ
式送り機構の送りネジ軸に外嵌固定されたウォームホイ
ルとから構成されているとともに、このウォームとウォ
ームホイルとが、取付け部の一部又は全体を構成する単
一のケーシングに組付けられていた(例えば、特開平1
1−82859号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の既設管切断
装置では、受動回転体からネジ式送り機構の送りネジ軸
への回転伝動系に介在した減速機構の減速比率の分だけ
送りネジ軸の回転角度が小さくなるから、固定部側の係
合部と受動回転体とを、組付け誤差等によって噛み込み
や非係合状態が発生することのない寸法関係に自由に設
定しながらも、ネジ式送り機構の単位送り量を切削条件
に応じた送り量に容易に設定することができ、しかも、
組付け誤差等に起因する送りネジ軸の回転角度の変動代
を軽減することができるから、ネジ式送り機構の単位送
り量を切削条件に応じた送り量に設定変更し易い既設管
切断装置を、施工現場での組付け作業面及び施工コスト
面で有利に製作することができる。更に、減速機構がウ
ォームとウォームホイールとから構成されているから、
減速機構を大小の平歯車の組み合わせから構成する場合
に比して、減速機構のコンパクト化を図りつつ大きな減
速比率を確保することができ、しかも、ネジ式送り機構
のネジ軸に切削反力や振動等によって逆回転方向への外
力が作用しても、減速機構を構成するウォームとウォー
ムホイールとの間で送りネジ軸側から受動回転体への逆
回転伝動が阻止されるから、送りネジ軸の逆回転に起因
する切削バイトの送り込み量の減少を防止することがで
きる。しかしながら、減速機構を構成するウォームとウ
ォームホイールとを、取付け部の一部又は全体を構成す
る単一のケーシングに組付けているため、ウォームを回
転自在に支持する支承部やウォームホイールを回転自在
に支持する支承部に製作誤差や組付け誤差等が発生する
と、ウォームとウォームホイールとの噛合にこじれを生
じ易く、その結果、切削バイトの送り込み量に誤差が発
生するばかりでなく、切断ユニットの回転経路脇の固定
部に設けた係合部と切断回転体の取付け部に設けた受動
回転体とが衝突して破損する可能性がある。
【0004】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、減速機構のコンパクト
化と送りネジ軸の逆転防止効果の高いウォームとウォー
ムホイールとを用いながらも、それらの支承部に発生す
る製作誤差や組付け誤差等に拘わらず、両者を長期間に
亘って円滑に噛合連動させることができ、しかも、その
ための構造も製造コスト面及び組付け面で有利に製作す
ることのできる既設管切断装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
特徴構成は、既設管の周壁を円周方向に沿って切断する
切削バイトを備えた切断ユニットと、該切断ユニットの
切断回転体を管軸芯周りで回転自在に支持するガイドサ
ポート部と、切断回転体を駆動回転させる駆動部とが備
えられ、前記切断回転体に設けた取付け部には、切削バ
イトを管径方向に移動させるネジ式送り機構と、切断ユ
ニットの回転経路脇の固定部に設けた係合部との係合に
よって、ネジ式送り機構に単位送り量に相当する回転を
付与する受動回転体、及び、受動回転体からネジ式送り
機構の送りネジ軸への回転伝動系に介在される減速機構
とを設けるとともに、前記減速機構が、受動回転体の回
転伝動軸に設けられたウォームと、該ウォームに噛合す
る状態でネジ式送り機構の送りネジ軸に設けられたウォ
ームホイルとから構成されている既設管切断装置であっ
て、前記取付け部が、少なくとも送りネジ軸を支承する
第1取付け部と、回転伝動軸を支承する第2取付け部と
に分割構成されているとともに、前記第1取付け部と第
2取付け部とを固定連結する第1固定手段に、両取付け
部の取付け面方向での相対移動を一定範囲内で許容する
融通を設け、更に、前記第1固定手段で固定連結された
両取付け部の相対位置関係を維持したまま両取付け部を
固定連結する第2固定手段が設けられている点にある。
【0006】上記特徴構成によれば、減速機構を構成す
るウォームとウォームホイルとを、分割構成された取付
け部の第1取付け部と第2取付け部とに各別に組付け、
これら両取付け部を、融通を備えた第1固定手段で固定
連結することにより、製作誤差や組付け誤差等に起因し
てウォームとウォームホイールとの噛合にこじれが発生
した場合でも、第1固定手段に設けた融通代の範囲で両
取付け部が取付け面方向に沿って相対移動する又は相対
移動させることにより、ウォームとウォームホイールと
の噛合状態が自然に矯正される又は人為的に矯正するこ
とができる。
【0007】しかも、前記第1固定手段で固定連結され
た両取付け部を、矯正された両者の相対位置関係を維持
したまま第2固定手段で固定連結するので、駆動力や切
削反力等の外力が作用しても、ウォームとウォームホイ
ールとの噛合状態を矯正された良好な状態に維持するこ
とができる。
【0008】従って、減速機構のコンパクト化と送りネ
ジ軸の逆転防止効果の高いウォームとウォームホイール
とを用いながらも、それらの支承部に発生する製作誤差
や組付け誤差等に拘わらず、両者を長期間に亘って円滑
に噛合連動させることができ、しかも、取付け部を少な
くともウォーム支承系とウォームホイール支承系とに分
割形成して、その分割取付け部を二種類の固定手段で固
定連絡するだけであるから、全ての部品を高精度に加工
する必要のある従来構造に比して、製造コスト面及び組
付け面で有利に製作することができる。
【0009】本発明の請求項2による既設管切断装置の
特徴構成は、前記第2取付け部が、回転伝動軸の一端部
を回転自在に支承する主ブラケットと、回転伝動軸の他
端部を回転自在に支承する副ブラケットとに分割構成さ
れているとともに、両ブラケットを固定連結するネジ式
の第3固定手段が設けられている点にある。
【0010】上記特徴構成によれば、ウォームを備えた
回転伝動軸の組付け作業を能率良く容易に行なうことが
できるばかりでなく、ネジ式の第3固定手段が持つ固有
の融通を利用して、両ブラケットを連結面方向で微調節
することが可能で、ウォームとウォームホイールとの噛
合状態の矯正機能を高めることができる。
【0011】本発明の請求項3による既設管切断装置の
特徴構成は、前記第1取付け部が、切削バイトのバイト
ホルダを管径方向に摺動移動自在に案内する摺動ガイド
溝を備えた取付け基材と、第2取付け部に対する取付け
面を備えた第3ブラケットとに分割構成されているとと
もに、取付け基材の一端部と第3ブラケットとを固定連
結するネジ式の第4固定手段が設けられている点にあ
る。
【0012】上記特徴構成によれば、バイトホルダやネ
ジ式送り機構の組付け作業の能率化、容易化を図ること
ができるばかりでなく、ネジ式の第4固定手段が持つ固
有の融通を利用して、取付け基材と第3ブラケットとを
連結面方向で微調節することが可能で、ウォームとウォ
ームホイールとの噛合状態の矯正機能を高めることがで
きる。
【0013】本発明の請求項4による既設管切断装置の
特徴構成は、前記第1取付け部の第3ブラケットと第2
取付け部の主ブラケットとの相対向する部位に、直交す
る二方向から接当して両者の相対回動を規制する位置規
制部が形成されている点にある。
【0014】上記特徴構成によれば、第1固定手段で固
定連結された両取付け部を、矯正された両者の相対位置
関係を維持したまま第2固定手段で固定連結すること
と、第1取付け部の第3ブラケットと第2取付け部の主
ブラケットとの相対回動を位置規制部によって接当規制
することとにより、駆動力や切削反力等の外力が作用し
ても、ウォームとウォームホイールとの噛合状態を長期
間に亘って矯正された良好な状態に維持することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1、図2は、
水道管等の既設管1の一部を密封されたハウジングH内
で切断除去した後、この切断除去された除去管部12に
対応する部位に交換管部13を取付ける既設管用切断交
換設備、及び、それに用いられる本発明の既設管切断装
置を示す。
【0016】前記既設管切断装置は、既設管1の除去管
部相当箇所の両端をそれぞれ切断するためにハウジング
H内の左右に配設されているとともに、前記ハウジング
H内の下側部には、図11に示すように、ハウジングH
の外部からの操作により、交換管部13に摺動自在に外
嵌装着された継手筒部材16を、既設管1と交換管部1
3との継ぎ目部まで摺動させるフィーダ機構Gが設けら
れ、更に、ハウジングHの上部には、除去管部12及び
交換管部13を各別に保持した状態で昇降する保持昇降
装置Jが設けられている。
【0017】前記既設管切断装置は、図2〜図10に示
すように、既設管1の周壁1Aを円周方向に沿って切断
する切削バイト2を備えた切断ユニットAと、該切断ユ
ニットAの切断回転体であるスプロケットホイール3を
既設管1の管軸芯X周りで回転自在に支持するガイドサ
ポート部Bと、切断ユニットAのスプロケットホイール
3を駆動回転させる駆動部Cとから構成されているとと
もに、前記切断ユニットAのスプロケットホイール3に
設けた取付け部Kには、切削バイト2を脱着自在に保持
するバイトホルダ5を既設管1の管径方向に摺動自在に
案内するための摺動ガイド溝6aを備えた摺動ガイド部
6と、該摺動ガイド部6に沿ってバイトホルダ5を摺動
させるネジ式送り機構Dと、切断ユニットAの回転経路
脇の固定部に設けた係合部7との係合によって、ネジ式
送り機構Dの送りネジ軸8に単位送り量に相当する回転
を付与する受動回転体9とが設けられている。
【0018】更に、前記受動回転体9からネジ式送り機
構Dの送りネジ軸8への回転伝動系、つまり、受動回転
体9と送りネジ軸8との間には、受動回転体9の回転伝
動軸11に設けられたウォーム42と、該ウォーム42
に噛合する状態でネジ式送り機構Dの送りネジ軸8に設
けられたウォームホイル41とからなる減速機構10が
介在されているとともに、前記摺動ガイド部6とバイト
ホルダ5との摺動抵抗を調節する摺動抵抗調節手段Eが
設けられている。
【0019】前記ハウジングHは、図1〜図4に示すよ
うに、既設管1の除去管部相当箇所を密封状態で囲繞す
る上向き開口の下部ハウジング14と、該下部ハウジン
グ14の開口部に開閉操作自在な作業用仕切弁Fを介し
て密封状態で脱着自在に取付けられる上部ハウジング1
5とから構成され、更に、下部ハウジング14は、既設
管1を上下方向から挟み込むために、既設管1の上側に
位置する第1カバー部材14Aと、既設管1の下側に位
置する第2カバー部材14Bとに2分割形成されている
とともに、両カバー部材14A,14Bの各々の連結部
には、既設管1が貫通するための一対の貫通孔24を現
出する半円状の切欠き部24Aが形成されている。
【0020】また、下部ハウジング14の各貫通孔24
と既設管1の周壁1Aの外周面との間に形成される環状
の隙間の各々は、既設管1に外嵌装着された閉塞リング
25にて閉塞されるように構成されており、この閉塞リ
ング25の筒部25Aが第1パッキン26を介して既設
管1の周壁1Aの外周面に外嵌固定されているととも
に、閉塞リング25のフランジ部25Bが第2パッキン
27を介して下部ハウジング14の側壁外面に連結固定
されている。
【0021】また、前記閉塞リング25の内周面には、
開口側ほど大径となるテーパー面が形成されているとと
もに、該テーパー面と既設管1の周壁1Aの外周面との
間には、既設管1と閉塞リング25とを同芯状態に調整
するためのテーパー面を備えた調芯リング28が差し込
み装着されている。尚、前記閉塞リング25及び調芯リ
ング28は、既設管1を上下方向から挟み込むために、
それぞれ円周方向で2分割形成されている。
【0022】前記ガイドサポート部Bは、図1〜図4に
示すように、閉塞リング25のフランジ部25Bと共に
下部ハウジング14の側壁内面にボルト締め固定される
筒状の台座29と、該台座29の遊端側に同芯状に固定
され、切断ユニットAのスプロケットホイール3を既設
管1の管軸芯X周りで相対回転自在に嵌合状態で案内す
るリング状のガイド円盤30とから構成されているとと
もに、ガイド円盤30の中心部に形成された貫通孔31
と台座29の貫通孔32とに亘って既設管1を挿通する
ように構成されている。
【0023】前記スプロケットホイール3の一側面に
は、ガイドサポート部Bのガイド円盤30に対して管軸
芯X方向から嵌合装着するための凹部33が形成されて
いるとともに、その凹部33の開口外周部には、ガイド
円盤30との接当によって嵌合装着されたスプロケット
ホイール3の抜出し移動を阻止する接当片36が取付け
られ、更に、スプロケットホイール3の凹部33と接当
片36及びガイド円盤30との相対向する摺動面間に
は、摩擦抵抗を低減するための合成樹脂製等の低摩擦材
37が介在されている。
【0024】前記ガイドサポート部Bと切断ユニットA
のスプロケットホイール3とは、既設管1に対してそれ
の管径方向外方から組付けられる関係上、ガイドサポー
ト部Bは、管径方向に2分割形成された一対の分割ガイ
ドサポート部から構成され、また、スプロケットホイー
ル3は、管径方向に2分割形成された一対の分割スプロ
ケットホイール3Aから構成されている。
【0025】そして、図3〜図8に示すように、一方の
分割スプロケットホイール3Aに取付けられる取付け部
Kは、摺動ガイド部を兼用構成する状態で少なくともネ
ジ式送り機構Dの送りネジ軸8を回転自在に支承する第
1取付け部6と、回転伝動軸11を回転自在に支承する
第2取付け部4とに分割構成されているとともに、前記
第1取付け部6と第2取付け部4とを固定連結する第1
固定手段17に、両取付け部4,6の連結面方向での相
対移動を一定範囲内で許容する融通が設けられ、更に、
前記第1固定手段17で固定連結された両取付け部4,
6の相対位置関係を維持したまま両取付け部4,6を固
定連結する第2固定手段18が設けられている。
【0026】前記第1取付け部6は、バイトホルダ5を
管径方向に摺動自在に案内するアリ溝状の摺動ガイド溝
6aを形成してある取付け基材6Aと、第2取付け部4
に対する取付け面6bを備えた板状の第3ブラケット6
Bとに分割構成されているとともに、取付け基材6Aの
一端部と第3ブラケット6Bとを固定連結するネジ式の
第4固定手段39が設けられている。
【0027】前記取付け基材6Aの左右両側に形成され
た取付けフランジ部6cの複数箇所(当該実施形態では
2箇所)には、取付け基材6Aを分割スプロケットホイ
ールに固定するための第5締結ボルト(ネジ式の第5固
定手段の一例)40に対する挿通孔6dが形成されてい
るとともに、取付け基材6Aのガイド溝長手方向の一端
部及び第3ブラケット6Bの複数箇所(当該実施形態で
は6箇所)には、第4固定手段39を構成する第4締結
ボルトに対するネジ孔6e及び挿通孔6fが形成され、
更に、前記第3ブラケット6Bには、送りネジ軸8の中
間軸部8aを回転自在に貫通状態で支承する軸受け孔6
gと、第2取付け部4に支承されたウォーム42の一部
が入込む凹部6hとが形成されている。
【0028】前記第2取付け部4が、回転伝動軸11の
一端部を貫通状態で回転自在に支承するための第1軸受
け孔4aを備えたL字状の主ブラケット4Aと、回転伝
動軸11の他端部を貫通状態で回転自在に支承するため
の第2軸受け孔4bを備えた板状の副ブラケット4Bと
に分割構成されているとともに、両ブラケット4A,4
Bを固定連結するネジ式の第3固定手段38が設けられ
ている。
【0029】前記主ブラケット4Aの本体部と第3ブラ
ケット6Bとの相対向する複数箇所(当該実施形態では
2箇所)には、第1固定手段17を構成する第1締結ボ
ルトに対する挿通孔4c及びネジ孔6mが形成され、そ
のうち、主ブラケット4Aの挿通孔4cにおける内周面
と第1締結ボルト17の外周面との間に形成される円環
状の空隙をもって、両取付け部4,6の連結面方向での
相対移動を一定範囲内で許容する前記融通が構成されて
いる。
【0030】それ故に、減速機構10を構成するウォー
ム42とウォームホイル41とを、分割構成された取付
け部Kの第1取付け部6と第2取付け部4とに各別に組
付け、これら両取付け部6,4を、融通を備えた第1固
定手段17の第1締結ボルトで固定連結することによ
り、製作誤差や組付け誤差等に起因してウォーム42と
ウォームホイール41との噛合にこじれが発生した場合
でも、第1固定手段17に設けた融通代の範囲で両取付
け部6,4が取付け面6b方向に沿って相対移動する又
は相対移動させることにより、ウォーム42とウォーム
ホイール41との噛合状態が自然に矯正される又は人為
的に矯正することができる。
【0031】前記第2固定手段18は、図6及び図8
(ロ)に示すように、第1締結ボルト17で固定連結さ
れた主ブラケット4Aの本体部と第3ブラケット6Bと
の相対向する複数箇所(当該実施形態では2箇所)にド
リル及びテーパーリーマで後加工されるテーパー孔18
aと、各テーパー孔18aに落ち込み固定されるテーパ
ーピン18bとから構成されている。
【0032】そして、前記主ブラケット4Aの本体部と
第3ブラケット6Bとを第1固定手段の第1締結ボルト
17で固定連結したのち、それら両者4A,6Bに亘っ
て後加工で形成された各テーパー孔18aにテーパーピ
ン18bを落ち込み固定することにより、第1固定手段
17の融通で矯正された両者4A,6Bの相対位置関係
を維持したまま強固に固定連結することができるから、
駆動力や切削反力等の外力が作用しても、ウォーム42
とウォームホイール41との噛合状態を矯正された良好
な状態に維持することができる。
【0033】更に、前記主ブラケット4Aの本体部と副
ブラケット4Bとの相対向する複数箇所(当該実施形態
では2箇所)には、図6に示すように、第3固定手段3
8を構成する第3締結ボルトに対するネジ孔4f及び挿
通孔4eが形成されている。
【0034】また、図2、図6、図7に示すように、前
記第1取付け部6の第3ブラケット6Bと第2取付け部
4の主ブラケット4Aとの相対向する部位に、つまり、
第3ブラケット6Bの長手方向一端部と、これに対して
直交する主ブラケット4Aの本体部の端部に、互いに直
交する二方向から各別に接当して両者6B,4Aの相対
回動を規制する位置規制部6j,4gが一体的に突出形
成されている。
【0035】つまり、第3ブラケット6B側の位置規制
部6jは、図7に示すように、主ブラケット4Aの端面
に対して摺動ガイド溝6aの幅方向に沿った方向から接
当し、主ブラケット4A側の位置規制部4gは、第3ブ
ラケット6Bの端面に対して回転伝動軸11の軸芯方向
に沿った方向から接当するように構成されている。
【0036】前記バイトホルダ5には、図7、図9に示
すように、第1取付け部(摺動ガイド部)6を構成する
取付け基材6Aの摺動ガイド溝6aに沿って摺動する横
断面台形状の摺動部5aと、切削バイト2を相対移動不
能な状態(一体状態)で脱着自在に保持する取付け溝5
b、送りネジ軸8の雄ネジ部8bが入り込む貫通孔5c
とが形成されているとともに、前記貫通孔5c内には、
送りネジ軸8の雄ネジ部8bと螺合するネジ筒軸5Aが
ビス等で固着され、更に、バイトホルダ5には、取付け
溝5bに装着した切削バイト2を固定する複数本のボル
ト5Bが螺合されている。
【0037】また、図7に示すように、前記送りネジ軸
8のうち、第3ブラケット6Bの軸受け孔6gから突出
する軸部に、キーを介してウォームホイール41を相対
回転不能な状態(一体回転状態)で外嵌装着した後、ワ
ッシャ52及びボルト53を介して抜止め固定すること
により、送りネジ軸8及びウォームホイール41が第3
ブラケット6Bに対して相対回転自在に支承されてい
る。
【0038】前記回転伝動軸11の一端部には、図8に
示すように、主ブラケット4Aの第1軸受け孔4aの周
縁に接当する鍔部11aと、電動工具やスパナ等の回転
付与具で回転操作するための操作用係合部11bとが形
成されているとともに、回転伝動軸11の中間部には、
ウォーム42及び受動回転体9の一例であるスターホイ
ールがキーを介して相対回転不能な状態(一体回転状
態)で外嵌装着され、更に、回転伝動軸11の他端部に
は、主ブラケット4Aと副ブラケット4Bとに亘って回
転伝動軸11を回転のみ自在に抜止め装着するためのワ
ッシャ54及びボルト55が設けられている。
【0039】そして、前記バイトホルダ5の摺動状態を
確認したり、或いは、切削バイト2を初期位置(設定切
断開始位置)に戻す場合、前記回転伝動軸11の端部に
形成された操作用係合部11bに回転付与具を係合する
ことにより、この回転付与具を介して回転伝動軸11を
迅速、簡便に回転操作することができ、例えば、スター
ホイール9を手動操作する場合に比して作業性を高める
ことができる。
【0040】前記摺動抵抗調節手段Eは、図6、図7、
図9に示すように、第1取付け部(摺動ガイド部)6を
構成する金属製の取付け基材6Aのうち、摺動ガイド溝
6aに臨む一対の傾斜摺動ガイド面6kと、これにガイ
ド溝幅方向で相対向する金属製のバイトホルダ5の両摺
動面5dとの間の一方に金属製の摺動ガイド板60を介
在するとともに、取付け基材6Aのガイド溝長手方の複
数箇所(当該実施形態では2箇所)には、摺動ガイド板
60の介在空間に対してガイド溝幅方向から連通するネ
ジ孔6nを形成し、各ネジ孔6nに、摺動ガイド板60
をガイド溝幅方向からバイトホルダ5の摺動面5dに押
圧調節操作自在な押圧操作機構の一例である押圧操作ボ
ルト61を螺合して構成されている。
【0041】そして、スターホイール9を回転自在に支
持する支承部での回転抵抗やネジ式送り機構Dの支承部
での回転抵抗、或いは、スターホイール9からネジ式送
り機構Dへの回転伝達系での回転抵抗、切断ユニットA
のスプロケットホイール3の回転抵抗が、製作公差や誤
差等によって変動した場合でも、この変動に起因するバ
イトホルダ5の単位送り量の変動を、取付け基材6Aと
バイトホルダ5との摺動抵抗を摺動抵抗調節手段Eの押
圧操作ボルト61によって調節することにより抑制する
ことができ、しかも、バイトホルダ5の摺動面5dの一
部は、摺動ガイド板60を介して案内されるから、押圧
操作ボルト61の先端部が直接バイトホルダ5の摺動面
5dに接触することが無く、バイトホルダ5の摺動を円
滑な状態に維持することができる。
【0042】また、各押圧操作ボルト61にロックナッ
ト62を設けるとともに、前記摺動ガイド板60には、
各押圧操作ボルト61の先端が係合する凹部60aが形
成されている。そして、摺動ガイド板60の各凹部60
aに押圧操作ボルト61の先端部を係合させることによ
り、摺動ガイド板60が取付け基材6A側に係合保持さ
れるから、バイトホルダ5の摺動が安定化する。
【0043】前記駆動部Cは、図3、図4に示すよう
に、下部ハウジング14の側壁外面に取付けられた電動
モータ44と、該電動モータ44の出力軸と伝動連結さ
れた状態で下部ハウジング14内に突入する出力軸45
と、この出力軸45の先端に止着された駆動スプロケッ
ト46と前記切断ユニットAのスプロケットホイール3
とに亘って巻回される無端チェーン47とから構成され
ている。
【0044】前記スターホイール9には、図10に示す
ように、円周方向に等間隔を隔てて複数(当該実施形態
では5つ)の突片9Aが放射状に形成されている。
【0045】前記係合部7は、図2〜図4、図10に示
すように、切断ユニットAのスプロケットホイール3の
回転経路脇近傍で、かつ、固定部としての下部ハウジン
グ14の側壁内面の特定箇所にボルト締め固定された台
座49に、スプロケットホイール3の回転方向に沿って
近接配置された一対の板片48を取付けて構成されてお
り、該両板片48の一部が、切断ユニットAの駆動回転
に伴って前記スターホイール9の突片9Aと順次係合す
るように配設されている。
【0046】そして、切断ユニットAの駆動回転に伴っ
てスターホイール9の一つの突片9Aが回転方向上手側
の第1板片48Aと係合すると、この突片9Aと第1板
片48Aとが、それらの相対移動により係合が解除され
るまで、このスターホイール9が正転側に回転するとと
もに、一つの突片9Aの後続する突片9Aが回転方向下
手側の第2板片48Bに係合するまでスターホイール9
の回転が停止し、後続する突片9Aと第2板片48Bと
が係合した後は、それらの相対移動により係合が解除さ
れるまで、このスターホイール9は再び正転側に回転す
る。
【0047】前記スターホイール9の正回転時の角速度
は、ウォーム42とウォームホイール41を介して減速
され、送りネジ軸8の雄ネジ部8bが、前記スターホイ
ール9の角速度よりも遅い角速度で回転しながらバイト
ホルダ5のネジ筒軸5Aに対して所定角度回転し、バイ
トホルダ5が摺動ガイド溝6aに沿って既設管1の管軸
芯X側に移動して、それに連れて切削バイト2が既設管
1の管軸芯X側に移動する。
【0048】そして、前記係合部7の両板片48に順次
係合してスターホイール9が二度正回転した時における
バイトホルダ5の管軸芯X側への二度の移動量の和が、
ネジ式送り機構Dのバイトホルダ5の単位送り量に相当
する。
【0049】前記フィーダ機構Gは、図11に示すよう
に、継手筒部材16に連設された被操作アーム19と、
該被操作アーム19に設けられたネジ孔に螺合する送り
ネジ軸20と、該送りネジ軸20の一端と接当可能な状
態で交換管部13に固定連結されたストッパ板21、及
び、送りネジ軸20の他端に対して係合してこれを回動
操作するための回動操作体22とから構成されていると
ともに、前記回動操作体22は、下部ハウジング14の
側壁に設けてあるガイドシール部材23に、その先端側
が外部に突出する状態で往復移動及び回動自在に保持さ
れていて、この回動操作体22のうち、外部に突出する
部位に形成されている角軸部分を回転操作することによ
り、切除管部12に替えて除去管部相当箇所に取付けら
れる交換管部13の継手筒部材16を、既設管1と交換
管部13との継ぎ目部まで摺動させることができる。
【0050】そして、前記継手筒部材16は既設管1と
交換管部13とに跨がる状態で固定すると、継手筒部材
16の内周面と、既設管1及び交換管部13の外周面と
の間に形成される隙間を、継手筒部材16の内周面と既
設管1の外周面との間に介在される弾性シール材16A
と、継手筒部材16の内周面と交換管部13の外周面と
の間に介在される弾性シール材16Bとにより外部に対
して密封することができる。
【0051】次に、上述の如く構成された既設管用切断
交換設備の作業工程を説明する。図12に示すように、
地中に埋設された既設管1の特定箇所にハウジングHを
装着するためのピットを掘削し、例えば、交換対象とな
る仕切り弁50を含む既設管1を露出させる。この場
合、前記仕切り弁50とこれに連通接続する既設管1の
一部が除去管部12に相当する。
【0052】次に、図1、図3、図13に示すように、
前記既設管1の除去管部相当箇所を外套する状態で、既
設管1に下部ハウジング14の第1カバー部材14Aと
第2カバー部材14Bとを組付けるとともに、既設管1
と下部ハウジング14とに亘って閉塞リング25を組付
け、更に、調芯リング28にて、既設管1に対する閉塞
リング25の芯出しを行う。
【0053】前記切断ユニットAの切削バイト2が既設
管1の周壁1Aに対して所定の切断箇所に位置するよう
に、2組のガイドサポート部Bと切断ユニットAとを下
部ハウジング14に組付けるとともに、電動モータ44
の駆動スプロケット46と切断ユニットAのスプロケッ
トホイール3とに亘って無端チェーン47を巻き掛け
る。
【0054】図13に示すように、前記上部ハウジング
15に備えられた保持昇降装置Jの昇降ロッド57を下
降させ、保持アタッチメント58によって切断前の除去
管部12を保持させた後、下部ハウジング14の開口に
上部ハウジング15を密封装着してハウジングH内部を
密封する。
【0055】前記電動モータ44により切断ユニットA
を正転駆動して、切削バイト2を既設管1の周壁1Aの
円周方向に回動させるとともに、それに伴う係合部7と
受動回転体9、つまり一対の板片48とスターホイール
9の突片9Aとの係合による該スターホイール9の正転
で、減速機構10にてネジ式送り機構Dの送りネジ軸8
を正転側に減速回転しながら切削バイト2を既設管1の
周壁1A側に送り移動し、除去管部12を切断する。
【0056】その際、既設管1の切断部から流出する水
はハウジングH内を満たすとそれ以上の流出は生じず、
既設管1による水の流通は維持される。つまり、不断水
状態で除去管部12を切断することができる。
【0057】前記切削バイト2による除去管部12の切
断が終了した後は、電動モータ44により切断ユニット
Aを逆転駆動して、切削バイト2を既設管1の周壁1A
の円周方向に周回させるとともに、それに伴う一対の板
片48とスターホイール9の突片9Aとの係合による該
スターホイール9の逆転で、減速機構10にてネジ式送
り機構Dの送りネジ軸8を逆転側に減速回転しながら切
削バイト2を戻り移動し、該切削バイト2を、既設管1
と交換管部13との継ぎ目部まで摺動操作される継手筒
部材16と接当しない位置まで既設管1の周壁1Aから
遠ざける。
【0058】図14に示すように、前記除去管部12が
上部ハウジング15の内部領域に位置するまで、保持昇
降装置Jの昇降ロッド57を上昇させ、下部ハウジング
14の上部に設けられた作業用仕切弁Fを閉じ作動させ
て、該上部ハウジング15に対して下部ハウジング14
を密封した後、下部ハウジング14から上部ハウジング
15を取り外す。この状態では、下部ハウジング14か
ら上部ハウジング15を取り外しても既設管1における
水の流通は維持される。つまり、不断水状態を継続する
ことができる。
【0059】前記上部ハウジング15を開放し、保持ア
タッチメント58に保持された除去管部12を除去した
後、該保持アタッチメント58に、新しい仕切り弁50
とその両端に継手筒部材16とを備えた交換管部13を
保持させ、再び、図15に示すように、下部ハウジング
14の開口に上部ハウジング15を密封装着して、作業
用仕切弁Fを開き作動させ、上部ハウジング15と下部
ハウジング14を連通する。
【0060】そして、図15、図16に示すように、前
記保持昇降装置Jの昇降ロッド57を下降して、保持ア
タッチメント58に保持された交換管部13を既設管1
の除去管部相当箇所に位置させ、ハウジングHの外部か
らフィーダ機構Gを操作して、継手筒部材16を既設管
1と交換管部13との継ぎ目部まで摺動させる。
【0061】前記上部ハウジング15を下部ハウジング
14から取り外した後、既設管切断装置Aを分解すると
ともに、既設管1から下部ハウジング14を取り外す。
以上の作業工程により、既設管1の一部の取り替えが、
既設管1内の流体、ここでは、水道水の流通を阻害する
ことなく完了する。
【0062】〔その他の実施形態〕 前述の第1実施形態では、切断ユニットAを管軸芯
X周りで回転自在に支持するとガイドサポート部Bと駆
動部Cの電動モータ44とを、共に下部ハウジング14
に固定する既設管切断装置に付いて説明したが、この構
成に限定されるものではなく、駆動部Cが保持昇降装置
Jに備えられている既設管切断装置であってもよい。
【0063】 前述の第1実施形態では、前記取付け
部Kを四つの部分から分割構成したが、少なくとも送り
ネジ軸8を支承する第1取付け部6と、回転伝動軸11
を支承する第2取付け部4とに分割構成されていればよ
い。
【0064】 前述の第1実施形態では、前記第2固
定手段18を、第1締結ボルト17で固定連結された主
ブラケット4Aの本体部と第3ブラケット6Bとの相対
向する複数箇所にリーマで後加工されるテーパー孔18
aと、各テーパー孔18aに落ち込み固定されるテーパ
ーピン18bとから構成したが、この第2固定手段18
としては、前記第1固定手段17で固定連結された両取
付け部4,6の相対位置関係を維持したまま両取付け部
4,6を固定連結することのできるものであれば、如何
なる構造のものを採用してもよい。
【0065】 前述の第1実施形態では、前記摺動抵
抗調節手段Eを、摺動ガイド部6の摺動ガイド溝6aに
臨む傾斜摺動ガイド面6kとこれに相対抗するバイトホ
ルダ5の摺動面5dとの間に介在した摺動ガイド板60
と、該摺動ガイド板60をバイトホルダ5の摺動面5d
に押圧調節操作自在な押圧操作機構61とから構成した
が、この構成に限定されるものではなく、摺動ガイド部
6とバイトホルダ5との摺動抵抗を調節することのでき
るものであれば、摺動抵抗調節手段Eを如何なる構造に
構成してもよい。
【0066】 前述の第1実施形態では、スプロケッ
トホイール3の回転方向に沿って一対の板片48を近接
配置してある係合部7について説明したが、既設管1の
材質等の条件によっては、板片を1つだけ設けて実施し
てもよく、また、板片を3つ以上設けて実施してもよ
い。
【0067】 前記各実施形態では、密封されたハウ
ジングH内で既設管1の一部を切断除去した後、この切
断除去された除去管部12に対応する部位に交換管部1
3を取付ける既設管用切断交換設備に用いられる既設管
切断装置について説明したが、本発明の既設管切断装置
としては、密封されたハウジングH内で既設管1の一部
を切断除去するものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の既設管切断装置の第1実施形態を示
し、既設管用切断交換設備の正面断面図
【図2】既設管用切断交換設備の要部の側面断面図
【図3】切断工程前の要部の拡大正面断面図
【図4】切断終了時の要部の拡大正面断面図
【図5】切断ユニットのスターホイール側の拡大図
【図6】切断ユニットの要部の一部切欠き正面図
【図7】切断ユニットの要部の展開断面図
【図8】(イ)第1固定手段による固定連結状態を示す
一部切欠き平面図 (ロ)第2固定手段による固定連結状態を示す平面図
【図9】取付け部及びネジ式送り機構の要部の拡大断面
【図10】係合部及びスターホイールの拡大側面図
【図11】フィーダ機構を示す拡大正面断面図
【図12】既設管用切断交換設備による既設管交換の作
業工程を示す概略図
【図13】既設管用切断交換設備による既設管交換の作
業工程を示す概略図
【図14】既設管用切断交換設備による既設管交換の作
業工程を示す概略図
【図15】既設管用切断交換設備による既設管交換の作
業工程を示す概略図
【図16】既設管用切断交換設備による既設管交換の作
業工程を示す概略図
【符号の説明】
A 切断ユニット B ガイドサポート部 C 駆動部 D ネジ式送り機構 K 取付け部 X 管軸芯 1 既設管 1A 周壁 2 切削バイト 3 切断回転体(スプロケットホイール) 4 第2取付け部 4A 主ブラケット 4B 副ブラケット 4g 位置規制部 5 バイトホルダ 6 第1取付け部(摺動ガイド部) 6A 取付け基材 6B 第3ブラケット 6a 摺動ガイド溝 6b 取付け面 6j 位置規制部 7 係合部 8 送りネジ軸 9 受動回転体(スターホイール) 10 減速機構 11 回転伝動軸 17 第1固定手段 18 第2固定手段 38 第3固定手段 39 第4固定手段 41 ウォームホイール 42 ウオーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設管の周壁を円周方向に沿って切断す
    る切削バイトを備えた切断ユニットと、該切断ユニット
    の切断回転体を管軸芯周りで回転自在に支持するガイド
    サポート部と、切断回転体を駆動回転させる駆動部とが
    備えられ、前記切断回転体に設けた取付け部には、切削
    バイトを管径方向に移動させるネジ式送り機構と、切断
    ユニットの回転経路脇の固定部に設けた係合部との係合
    によって、ネジ式送り機構に単位送り量に相当する回転
    を付与する受動回転体、及び、受動回転体からネジ式送
    り機構の送りネジ軸への回転伝動系に介在される減速機
    構とを設けるとともに、前記減速機構が、受動回転体の
    回転伝動軸に設けられたウォームと、該ウォームに噛合
    する状態でネジ式送り機構の送りネジ軸に設けられたウ
    ォームホイルとから構成されている既設管切断装置であ
    って、 前記取付け部が、少なくとも送りネジ軸を支承する第1
    取付け部と、回転伝動軸を支承する第2取付け部とに分
    割構成されているとともに、前記第1取付け部と第2取
    付け部とを固定連結する第1固定手段に、両取付け部の
    連結面方向での相対移動を一定範囲内で許容する融通を
    設け、更に、前記第1固定手段で固定連結された両取付
    け部の相対位置関係を維持したまま両取付け部を固定連
    結する第2固定手段が設けられている既設管切断装置。
  2. 【請求項2】 前記第2取付け部が、回転伝動軸の一端
    部を回転自在に支承する主ブラケットと、回転伝動軸の
    他端部を回転自在に支承する副ブラケットとに分割構成
    されているとともに、両ブラケットを固定連結するネジ
    式の第3固定手段が設けられている請求項1記載の既設
    管切断装置。
  3. 【請求項3】 前記第1取付け部が、切削バイトのバイ
    トホルダを管径方向に摺動移動自在に案内する摺動ガイ
    ド溝を備えた取付け基材と、第2取付け部に対する取付
    け面を備えた第3ブラケットとに分割構成されていると
    ともに、取付け基材の一端部と第3ブラケットとを固定
    連結するネジ式の第4固定手段が設けられている請求項
    1又は2記載の既設管切断装置。
  4. 【請求項4】 前記第1取付け部の第3ブラケットと第
    2取付け部の主ブラケットとの相対向する部位に、直交
    する二方向から接当して両者の相対回動を規制する位置
    規制部が形成されている請求項3記載の既設管切断装
    置。
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