JP2010163907A - 内燃機関の制御装置および制御方法 - Google Patents

内燃機関の制御装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて内燃機関の失火を高精度で判定することができる内燃機関の制御装置および制御方法を提供する。
【解決手段】車両制御システム1は、内燃機関慣性モーメント検出手段と、動力伝達系慣性モーメント推定手段と、連結状態判定手段と、動力伝達系慣性モーメント修正手段と、失火判定手段とによって、動力伝達系の回転角速度から求めた出力トルクを内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて修正し、修正結果とクランクシャフト102軸の回転角速度から求めた出力トルクとから内燃機関の失火を判定する制御を実行することで、ロックアップクラッチ22の制御状態に基づく動力伝達系の慣性モーメント影響を反映させた失火判定が可能になる。よって、内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて内燃機関の失火を高精度で判定することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、内燃機関の制御装置および制御方法に関する。特に、内燃機関の失火を判定する技術に関する。
従来、車両のクランク角速度の変動(角加速度)から内燃機関の失火を検出する技術が広く適用されている。即ち、正常燃焼時には燃焼行程で発生するトルクによってエンジン回転が加速されるためにクランク角加速度が所定のしきい値より大きくなるのに対し、失火時にはトルクがマイナスとなるためにクランク角加速度が所定のしきい値より小さくなる。このように、クランクシャフトの回転角加速度から内燃機関の失火を精度良く検出することができる。
ところで、オートマティックトランスミッション(Automatic Transmission,以下(AT)と略記する)搭載車には、エンジンの回転と出力とのバランスを調整するトルクコンバータが広く適用されている。更に、トルクコンバータは、所定の速度域でロックアップクラッチを締結、解放することでエンジン動力の伝達効率を向上させるロックアップ機能を有している。
このようなトルクコンバータ搭載車は、ロックアップクラッチが締結されることでクランク軸と動力伝達系とが直結されると、クランク角加速度が車両の動力伝達系の慣性モーメントに大きく影響される。そのため、エンジンの失火によるマイナストルクが動力伝達系の慣性モーメントによって打ち消されることで、失火が生じているにもかかわらずクランク角加速度が失火判定のしきい値を下回らない場合が生じる。このように、トルクコンバータのロックアップ機能の制御状態によって内燃機関の失火検出の精度が大幅に低下してしまう、といった問題点がある。
このような問題を解決する手段として、燃焼行程で発生するトルクに応じて内燃機関の失火を検出する失火診断装置において、ロックアップクラッチの制御状態に基づいて失火検出のしきい値を変更する技術が特許文献1に開示されている。
同様に、トルクコンバータのスイッチ状態を考慮して、失火検出の際の回転変動またはトルク変動のしきい値を変更する技術が特許文献2に開示されている。
また、クランク角加速度に基づいて失火判定を行う失火判定手段を備えた失火検出装置であって、失火検出時にロックアップクラッチを解放状態に制御して路面振動の影響を抑制することで、内燃機関の失火検出精度を向上させる技術が特許文献3に開示されている。
そして、内燃機関の失火検出に関連する技術として、燃焼室圧力に基づいて図示トルク熱量を算出し、燃料供給量に基づいて燃料供給熱量を算出し、両者の比率により図示熱効率を算出し、図示熱効率と予め設定された失火判定値とを比較することにより内燃機関の失火を判定する技術が特許文献4に開示されている。
特開平10−331707号公報 特表2003−510502号公報 特開平04−362232号公報 特開2008−002329号公報
従来、車両の低速域においてロックアップクラッチを所定のスリップ率で滑らせることで、動力伝達系へのエンジン動力の伝達効率を向上させるフレックスロックアップ制御が実行されている。しかしながら、特許文献1〜3の技術では、フレックスロックアップ制御中にロックアップクラッチのスリップ率を反映させた精度の高い失火判定を実行することが困難である、といった問題点がある。
また、特許文献1〜3の技術では、失火を検出するためのしきい値をロックアップクラッチの制御状態ごとにそれぞれ準備する必要がある。そのため、ロックアップクラッチの制御状態毎の失火検出しきい値適合マップを作成しなければならず、多大な試験工数が必要になる、といった問題点がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて内燃機関の失火を高精度で判定することができる内燃機関の制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の内燃機関の制御装置は、車両の内燃機関の回転による慣性モーメントを検出する内燃機関慣性モーメント検出手段と、前記車両の動力伝達系の回転による慣性モーメントを推定する動力伝達系慣性モーメント推定手段と、前記内燃機関と前記動力伝達系との連結状態を判定する連結状態判定手段と、前記連結状態判定手段の判定結果に基づいて、前記動力伝達系慣性モーメント推定手段の推定結果を修正する動力伝達系慣性モーメント修正手段と、前記内燃機関慣性モーメント検出手段の検出結果および前記動力伝達系慣性モーメント修正手段の修正結果に基づいて、前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、を備えることを特徴とする(請求項1)。
また、本発明の内燃機関の制御装置は、前記失火判定手段が、前記内燃機関慣性モーメント検出手段の検出結果と前記動力伝達系慣性モーメント修正手段の修正結果との和が第1しきい値未満の場合に、前記内燃機関に失火が生じていると判定することを特徴とすることができる(請求項2)。
そして、本発明の内燃機関の制御装置は、前記内燃機関に連結され、ロックアップクラッチを締結するロックアップオン制御、ロックアップクラッチを任意のスリップ率で締結するフレックスロックアップ制御、ロックアップクラッチを分断するロックアップオフ制御を可能なロックアップ機能を有するトルクコンバータを備え、前記連結状態判定手段が、前記トルクコンバータのロックアップ機能の制御状態に基づいて、前記内燃機関と前記動力伝達系との連結状態を判定することを特徴とすることができる(請求項3)。
更に、本発明の内燃機関の制御装置は、前記連結状態判定手段が、前記トルクコンバータのロックアップ機能がフレックスロックアップ制御中である場合に、前記ロックアップクラッチのスリップ率を判定することを特徴とすることができる(請求項4)。
また、本発明の内燃機関の制御装置は、前記動力伝達系慣性モーメント修正手段が、前記ロックアップ機能がロックアップオン制御中である場合は前記動力伝達系慣性モーメント推定手段の推定結果を修正せず、フレックスロックアップ制御中である場合は前記動力伝達系慣性モーメント推定手段の推定結果に(1−スリップ率)を乗じて修正し、ロックアップオフ制御中である場合は前記動力伝達系慣性モーメント推定手段の推定結果を削除することを特徴とすることができる(請求項5)。
そして、本発明の内燃機関の制御装置は、前記内燃機関慣性モーメント検出手段が、前記内燃機関のクランク軸の回転数、回転角速度、回転角加速度、出力トルクの少なくとも一つの変動に基づいて前記内燃機関の回転による慣性モーメントを検出し、前記動力伝達系慣性モーメント推定手段が、前記動力伝達系の回転数、回転角速度、回転角加速度、出力トルクの少なくとも一つの変動に基づいて前記動力伝達系の回転による慣性モーメントを推定することを特徴とすることができる(請求項6)。
更に、本発明の内燃機関の制御方法は、車両の内燃機関の慣性モーメントを検出する内燃機関慣性モーメント検出ステップと、前記車両の動力伝達系の慣性モーメントを推定する動力伝達系慣性モーメント推定ステップと、前記内燃機関と前記動力伝達系との連結状態を判定する連結状態判定ステップと、前記連結状態判定ステップの判定結果に基づいて、前記動力伝達系慣性モーメント推定ステップの推定結果を修正する動力伝達系慣性モーメント修正ステップと、前記内燃機関慣性モーメント検出ステップの検出結果および前記動力伝達系慣性モーメント修正ステップの修正結果に基づいて、前記内燃機関の失火を判定する失火判定ステップと、を備えることを特徴とする(請求項7)。
本発明の内燃機関の制御装置および制御方法によれば、動力伝達系の回転による慣性モーメントを内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて修正し、修正結果と内燃機関の回転による慣性モーメントとから内燃機関の失火を判定することができることから、ロックアップクラッチの制御状態に基づく動力伝達系の慣性モーメント影響を反映させた失火判定が可能になる。よって、内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて内燃機関の失火を高精度で判定することができる。
また、本発明の内燃機関の制御装置および制御方法によれば、内燃機関の回転による慣性モーメントと動力伝達系の回転による慣性モーメントとの和(図示トルク)に基づいて失火を判定することができることから、図示トルクを判定基準とすることにより常時一定のしきい値で失火を判定することができる。よって、ロックアップクラッチの制御状態毎の失火検出しきい値適合マップを作成する工数を削減することができるうえに、高額な圧力センサを使用せずに内燃機関の失火を判定することができる。
実施例の車両制御システムの概略構成を示した構成図である。 実施例のエンジン内部と車両の一部の概略構成を示している。 実施例のECUが行う制御のフローを示している。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の内燃機関の制御装置を組み込んだ車両制御システム1の概略構成を示した構成図である。
図1に示す車両制御システム1は、エンジンECU(Electronic Control Unit)10、AT(Automatic Transmission)・ECU11等の複数のECUを備えている。これら複数のECUは、図示しない電源ラインを通じてオルタネータおよびバッテリから電力の供給を受けて稼動し、CAN(Controller Area Network)等の通信プロトコルに従って通信を行う。また、車両制御システム1は、動力源であるエンジン100を備えており、エンジン100の動力をトルクコンバータ21からトランスミッション31、ギア23を介して駆動輪24に伝達させることで車両を駆動させる。更に、車両制御システム1は、オイルポンプ25、油圧制御装置41を備えており、AT・ECU11が出力する制御信号に基づいてトランスミッション31やトルクコンバータ21のロックアップクラッチ22に油圧を供給、解放する。また、車両制御システム1は、クランク角センサ51および車速センサ52を備えており、クランク軸および動力伝達系の回転に関する情報を検出し、検出結果をエンジンECU10へ送信する。
エンジン100は、車両に搭載される多気筒エンジンであって、各気筒は燃焼室を構成するピストン101を備えている(図2参照)。各燃焼室のピストン101はそれぞれコネクティングロッドを介して出力軸であるクランクシャフト102の軸に連結されており、ピストン101の往復運動がコネクティングロッドによってクランクシャフト102の回転へと変換される。吸気通路を通じて導入された吸入空気は吸気ポートにてインジェクタから噴射された燃料と混合し、ピストン101の上昇運動により燃焼室内で圧縮される。この場合、インジェクタは、エンジン100の各気筒に設けられることで直接エンジン気筒内の燃焼室に燃料を噴射供給する構成としてもよい。エンジンECU10は、クランク角センサ51からのピストン101の位置、およびカム角センサからのカム軸回転位相の情報に基づき、燃焼室内の点火プラグを点火させて圧縮混合ガスを着火させ、燃焼室内を膨張させてピストン101を下降させる。これがコネクティングロッドを介してクランクシャフト102の軸回転に変更されることにより、エンジン100は動力を得る。燃焼後の排気ガスは、排気弁が開いた際に排気ポート、排気通路を通って合流排気通路で合流し、浄化触媒を通過してエンジン100の外部へと排出される。
クランクシャフト102の軸の近傍には、クランク角センサ51が設けられている(図2参照)。クランク角センサ51は、クランクシャフト102軸の回転角度を検出するように構成されており、検出結果をエンジンECU10に送信する。それにより、エンジンECU10は、運転時のエンジン回転数や回転角速度など、クランク角に関する情報を取得し、それらの情報をもとにエンジン100の回転による慣性モーメントを検出することができる。
なお、クランク角センサ51は、本発明の内燃機関慣性モーメント検出手段に相当する。
ギア23は、エンジン100からトルクコンバータ21、トランスミッション31を介して伝達された動力を駆動輪24へ伝達する。
ギア23の軸の近傍には、車速センサ52が設けられている(図2参照)。車速センサ52は、車両制御システム1の動力伝達系の回転角度を検出するように構成されており、検出結果をエンジンECU10に送信する。それにより、エンジンECU10は、運転時の動力伝達系の回転数や回転角速度などに関する情報を取得し、それらの情報をもとに動力伝達系の回転による慣性モーメントを推定することができる。
なお、車速センサ52は、本発明の動力伝達系慣性モーメント推定手段に相当する。
トルクコンバータ21は、エンジン100の出力軸に接続されていると共に、そのタービン翼車がトランスミッション31の入力軸に接続されており、エンジン100の動力をトランスミッション31へと伝達する。また、トルクコンバータ21は、エンジン100の動力の伝達効率を向上させるロックアップクラッチ22を備えている。ロックアップクラッチ22は、後述する油圧制御装置41から油圧を供給、解放されることで、クランクシャフト102軸と動力伝達系とを連結、分断する。
この場合、油圧制御装置41から供給される油圧量を後述するロックアップソレノイド44で所定量に調整することにより、ロックアップクラッチ22を任意のスリップ率で締結するフレックスロックアップ制御を実現する。
トランスミッション31は、エンジン100からトルクコンバータ21を介して伝達された動力を、複数のプラネタリギアユニットを構成するリングギア、キャリア、サンギアに選択的に伝達したり分断したりさせることによって、車両のシフトチェンジを実行する。トランスミッション31は、各プラネタリギアユニットの外周部に、複数のプラネタリギアユニット間の回転要素を締結、分断させるクラッチ32を備えている。トランスミッション31は、油圧制御装置41からの油圧によってクラッチピストンを作動させることで、目的とする変速比に対応した回転要素のクラッチを締結・分断させ、所望する変速比へとシフトチェンジさせる。また、トランスミッション31は、各プラネタリギアユニット中の回転要素にブレーキをかけて、その回転を停止させるブレーキ33とを備えている。トランスミッション31は、油圧制御装置41からの油圧によってブレーキピストンを作動させることで、目的とする変速比に対応した回転要素のブレーキを締結・分断させ、所望する変速比へとシフトチェンジさせる。
オイルポンプ25は、トランスミッション31のクラッチやトルクコンバータ21のロックアップクラッチ22を締結、分断させるための作動油を油圧回路61を通じて油圧制御装置41へ供給する。オイルポンプ25は、エンジン100の出力軸に連結されてエンジン100の駆動力によって作動する機械式と、エンジン100が停止しているときに作動する電動式とがある。機械式はエンジン100の回転数が所定値を超えないと安定した油圧を供給できないため、エンジン100が始動し、機械式が供給する油圧が所定値を超えるまで間の油圧の供給を電動式が担当する。また、オイルポンプ25と油圧制御装置41との間の油圧回路61には油圧ソレノイド43が設けられており、AT・ECU11が油圧ソレノイド43を制御することによって、オイルポンプ25が油圧制御装置41に供給する油圧を調整する。
油圧制御装置41は、AT・ECU11が出力する制御信号に基づいて、トランスミッション31やトルクコンバータ21に供給する油圧を制御することで、クラッチ32、ブレーキ33やロックアップクラッチ22の締結、分断を実行する。油圧制御装置41は、変速ソレノイド42およびロックアップソレノイド44、図示しないアキュームレータで構成され、車両のシフトチェンジ時やロックアップ制御時に、トランスミッション31のクラッチ32およびブレーキ33、ロックアップクラッチ22に供給する油圧を調整する。
変速ソレノイド42、油圧ソレノイド43およびロックアップソレノイド44は、電磁力によって油圧ポートニードル弁を移動させることで油圧口を開閉する。各ソレノイドはいずれも同様の構成であるために、代表としてロックアップソレノイド44について説明する。ロックアップソレノイド44は、AT・ECU11から油圧供給の制御信号を受信すると、油圧ポートニードル弁を必要な分だけ開放して油圧をコントロールバルブ(図示しない)に伝達させる。コントロールバルブは、油圧回路61を閉じる方向に付勢されており、ロックアップソレノイド44からの油圧を受けるとパスカルの原理によって作動し、油圧回路61を開放させる。そして、オイルポンプ25から供給される油圧をトルクコンバータ21のロックアップクラッチ22へと伝達させることで、ロックアップクラッチ22を締結させる。
この場合、ロックアップソレノイド44が高い油圧を供給すると、コントロールバルブが大きく移動することで油圧回路61の油圧が大きく上昇することから、ロックアップクラッチ22は締結する。一方、ロックアップソレノイド44が所定量の低い油圧を供給すると、コントロールバルブが小さく移動することで油圧回路61の油圧が所定量だけ上昇することから、ロックアップクラッチ22は不完全な締結状態、いわゆるスリップ状態となる。このように、ロックアップソレノイド44の油圧を任意に制御することで、トルクコンバータ21のロックアップクラッチ22の締結状態を制御することができる。
ロックアップソレノイド44としては、ソレノイド電流値を制御することで油圧を調整するリニアソレノイドを適用するが、電流のDUTY比率を可変にして実行電流を調整するDUTYソレノイドを適用しても良い。
AT・ECU11は、エンジンECU10の出力情報や車速センサ52、図示しないシフトポジションセンサ、アクセルセンサ、ブレーキセンサからの信号を受け取り、走行状態や運転者の要求に基づいて車両の変速制御を実行する。この場合、AT・ECU11は、変速ソレノイド42、油圧ソレノイド43およびロックアップソレノイド44の油圧ポートニードル弁開放量を制御することで、トランスミッション31のクラッチ32およびブレーキ33、トルクコンバータ21のロックアップクラッチ22の締結、分断を制御する。
また、AT・ECU11は、ロックアップクラッチを制御する際にロックアップソレノイド44へ指令するロックアップ制御信号をエンジンECU10に送信する。それにより、エンジンECU10は、ロックアップソレノイド44の電流値またはDUTY比からロックアップ機能の制御状態に関する情報を取得し、それらの情報をもとにクランクシャフト102軸と動力伝達系との連結状態を判定することができる。
エンジンECU10は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)と、データ等を記憶するRAM(Random Access Memory)やNVRAM(Non Volatile RAM)と、を備えるコンピュータである。エンジンECU10は、クランク角センサ51、カム角センサ、エアフロメータ、スロットルポジションセンサ、水温センサ等の検出結果を読み込み、スロットルバルブの動作、吸気弁、排気弁の動作、インジェクタの動作、点火プラグの点火時期など、エンジン100の運転動作を統合的に制御する。また、エンジンECU10は、図示しない排気温センサ、A/FセンサおよびO2センサの検出結果に基づいて燃焼室の燃焼情報を取得し、最適な燃焼状態となるように気筒内への燃料噴射量を調整するフィードバック制御を実行する。
そして、エンジンECU10は、クランク角センサ51および車速センサ52の検出結果に基づいて、エンジン100および動力伝達系の回転による慣性モーメントを求める制御を実行する。この場合、エンジンECU10は、クランク角センサ51および車速センサ52が検出する回転数、回転角速度、回転角加速度、出力トルクの少なくともいずれか一つの変動に基づいて、エンジン100および動力伝達系の回転による慣性モーメントを求める制御を実行することができる。ここでは、制御の一例として、クランクシャフト102軸トルクおよび動力伝達系の出力トルクを求める制御を説明する。エンジンECU10は、クランク角センサ51および車速センサ52によって検出される角速度(ωc,ωv)の信号を受信し、角速度の変化を微分演算して角速度の変化度合い(角加速度)を求める。そして、角加速度の変化度合いから、クランクシャフト102軸および動力伝達系から発生するトルクを求める。
この場合、エンジン100にトルクセンサを設けることで、トルクセンサの検出結果に基づいてクランクシャフト102軸から発生するトルクを認識してもよい。また、その他のトルク検出手段を適用することで、クランクシャフト102軸および動力伝達系から発生するトルクを認識してもよい。
つづいて、エンジンECU10は、AT・ECU11からの送信情報に基づいて、クランクシャフト102軸と動力伝達系との連結状態を判定する制御を実行する。エンジンECU10は、AT・ECU11からのロックアップ制御信号から、ロックアップクラッチ22がロックアップオン制御中か、フレックスロックアップ制御中か、ロックアップオフ制御中であるかを判定する。更に、エンジンECU10は、ロックアップ機能の制御状態がフレックスロックアップ制御中であると判断した場合に、ロックアップソレノイド44の電流値またはDUTY比から、ロックアップクラッチ22のスリップ率X(0<X<1)を判定する。この制御を実行することにより、ロックアップ機能の制御状態、すなわちロックアップクラッチ22のスリップ率に基づいて動力伝達系の出力トルクを修正することができる。
この場合、エンジンECU10は、クランク角センサ51および車速センサ52の検出結果に基づいて、ロックアップ機能の制御状態およびスリップ率Xを判定することもできるし、その他の検出結果に基づいて連結状態を判定してもよい。
エンジンECU10は、クランクシャフト102軸と動力伝達系との連結状態の判定結果に基づいて、求めた動力伝達系の出力トルクを修正し、修正結果とクランクシャフト102軸トルクとの和から図示トルクを算出する制御を実行する。エンジンECU10は、クランクシャフト102軸と動力伝達系との連結状態の判定結果に基づいて、以下の(1)(2)(3)式のいずれかを用いて、エンジン100の燃焼により発生するトルク(図示トルク)Tiを算出する。
[図示トルク算出式]
ロックアップオン制御中と判定したとき
Ti=Tc(ωc)+Tv(ωv) ・・・(1)
フレックスロックアップ制御中と判定したとき
Ti=Tc(ωc)+(1−X)Tv(ωv) ・・・(2)
ロックアップオフ制御中と判定したとき
Ti=Tc(ωc) ・・・(3)
(ωc:クランク角速度,ωv:動力伝達系の角速度,Tc(ωc):クランクシャフト軸トルク,Tv(ωv):動力伝達系の出力トルク,X:ロックアップクラッチスリップ率)
エンジンECU10は、ロックアップオン制御中であると判定したときは、クランクシャフト102軸と動力伝達系とが直結されていると判断し、(1)式より図示トルクTiを算出する。内燃機関の図示トルクは、エンジン系の慣性モーメントと動力伝達系の慣性モーメントとの和で表わすことができるからである。
また、エンジンECU10は、フレックスロックアップ制御中であると判定したときは、クランクシャフト102と動力伝達系とは所定のスリップ率Xで締結されていると判断し、(2)式より図示トルクTiを算出する。エンジンECU10は、スリップ率X(0<X<1)からロックアップクラッチ22の締結率(1−X)を求め、動力伝達系の出力トルクに乗じて修正することで、スリップ率を反映させた動力伝達系の慣性モーメントを高い精度で推定することができる。
そして、エンジンECU10は、ロックアップオフ制御中であると判定したときは、クランクシャフト102と動力伝達系とは締結されていないと判断し、(3)式より図示トルクTiを算出する。動力伝達系の慣性モーメントの影響がない場合、内燃機関の図示トルクはエンジン系の慣性モーメントで表わすことができるからである。
エンジンECU10は、上記(1)〜(3)のいずれかの式より算出したエンジン100の図示トルクTiが所定の第1しきい値未満であるか否かを判断する制御を実行する。ここで、第1しきい値は、エンジン100の図示トルクを適用することができるため、常時0に設定することができる。エンジンECU10は、(1)〜(3)のいずれかの式より算出した図示トルクTiが第1しきい値未満である場合に、エンジン100に失火が生じていると判定する。
この制御を実行することにより、動力伝達系の回転による慣性モーメントを内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて修正し、修正結果と内燃機関の回転による慣性モーメントとから内燃機関の失火を判定することができることから、ロックアップクラッチの制御状態に基づく動力伝達系の慣性モーメント影響を反映させた失火判定が可能になる。よって、内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて内燃機関の失火を高精度で判定することができる。
また、内燃機関の回転による慣性モーメントと動力伝達系の回転による慣性モーメントとの和(図示トルク)に基づいて失火を判定することができることから、図示トルクを判定基準とすることにより常時一定のしきい値で失火を判定することができる。よって、ロックアップクラッチの制御状態毎の失火検出しきい値適合マップを作成する工数を削減することができるうえに、高額な圧力センサを使用せずに内燃機関の失火を判定することができる。
なお、エンジンECU10は、本発明の内燃機関慣性モーメント検出手段、動力伝達系慣性モーメント推定手段、連結状態判定手段、動力伝達系慣性モーメント修正手段、失火判定手段に相当する。
つづいて、エンジンECU10の制御の流れに沿って、車両制御システム1の動作を説明する。図3はエンジンECU10の処理の一例を示すフローチャートである。本実施例の車両制御システム1は、内燃機関慣性モーメント検出手段と、動力伝達系慣性モーメント推定手段と、連結状態判定手段と、動力伝達系慣性モーメント修正手段と、失火判定手段とを備えることで、動力伝達系の回転角速度から求めた出力トルクを内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて修正し、修正結果とクランク軸の回転角速度から求めた出力トルクとから内燃機関の失火を判定する制御を実行する。
エンジンECU10の制御は、エンジンの始動要求がされると、すなわちイグニッションスイッチがONにされると開始する。まず、エンジンECU10はステップS1で、クランク軸および動力伝達系のトルク検出を実行するための前提条件が成立しているか否かを判断する。ここで、前提条件は、アクセル開度の変化量が所定値未満であること、シフトチェンジ実行中でないこと等、車両が定常運転中にあることである。トルク検出を実行するための前提条件が成立していない場合(ステップS1/NO)、エンジンECU10はトルク検出に不適であると判断し、制御の処理を終了する。トルク検出を実行するための前提条件が成立している場合(ステップS1/YES)は、エンジンECU10は次のステップS2へ進む。
ステップS2で、エンジンECU10は、クランク角センサ51および車速センサ52からの送信情報に基づいて、トルク検出に用いる種々のパラメータ、具体的には、クランク軸および動力伝達系の回転数および角加速度を検出する。エンジンECU10は、ステップS2の処理を終えると、次のステップS3へ進む。
ステップS3で、エンジンECU10は、AT・ECU11からの送信情報に基づいて、トルクコンバータ21のロックアップクラッチ22がロックアップオフ制御中であるか否かを判定する。ロックアップクラッチ22がロックアップオフ制御中でない場合(ステップS3/NO)、エンジンECU10はステップS5へ進む。ロックアップクラッチ22がロックアップオフ制御中である場合(ステップS3/YES)は、エンジンECU10はクランクシャフト102と動力伝達系とは締結されていないと判断し、次のステップS4へ進む。
ステップS4で、エンジンECU10は、前述した(3)式よりエンジン100の図示トルクTiを算出する。エンジンECU10は、ステップS4の処理を終えると、ステップS9へ進む。
ステップS3の判定がNOである場合、エンジンECU10はステップS5へ進む。ステップS5で、エンジンECU10は、AT・ECU11からの送信情報に基づいて、トルクコンバータ21のロックアップクラッチ22がフレックスロックアップ制御中であるか否かを判定する。ロックアップクラッチ22がフレックスロックアップ制御中でない場合(ステップS5/NO)、エンジンECU10はステップS8へ進む。ロックアップクラッチ22がフレックスロックアップ制御中である場合(ステップS5/YES)は、エンジンECU10はクランクシャフト102と動力伝達系とは所定のスリップ率で締結されていると判断し、次のステップS6へ進む。
ステップS6で、エンジンECU10は、AT・ECU11からの送信情報に基づいて、ロックアップクラッチ22のスリップ率Xを判定する。この制御の処理を実行することにより、ロックアップクラッチ22のスリップ率を反映させたより精度の高い動力伝達系の慣性モーメントを求めることができる。エンジンECU10は、ステップS6の処理を終えると、次のステップS7へ進む。
ステップS7で、エンジンECU10は、前述した(2)式よりエンジン100の図示トルクTiを算出する。エンジンECU10は、ステップS7の処理を終えると、ステップS9へ進む。
ステップS5の判定がNOである場合、エンジンECU10はステップS8へ進む。ステップS8で、エンジンECU10は、トルクコンバータ21のロックアップクラッチ22がロックアップオン制御中であると判断し、前述した(1)式よりエンジン100の図示トルクTiを算出する。エンジンECU10は、ステップS8の処理を終えると、ステップS9へ進む。
ステップS4、S7、S8の処理の後に、エンジンECU10はステップS9へ進む。ステップS9で、エンジンECU10は、ステップS4、S7、S8のいずれかで算出したエンジン100の図示トルクTiが第1しきい値未満であるか否かを判断する。ここで、第1しきい値については前述したために、その詳細な説明は省略する。図示トルクTiが第1しきい値未満である場合(ステップS9/YES)、エンジンECU10はステップS11へ進む。図示トルクTiが第1しきい値未満でない場合(ステップS9/NO)は、エンジンECU10は次のステップS10へ進む。
ステップS10で、エンジンECU10は、ステップS9の判断結果に基づきエンジン100に失火が生じていないと判定する。エンジンECU10は、ステップS10の処理を終えると、制御の処理を終了する。
ステップS9の判定がYESである場合、エンジンECU10はステップS11へ進む。ステップS11で、エンジンECU10は、ステップS9の判断結果に基づきエンジン100に失火が生じていると判定する。エンジンECU10は、ステップS11の処理を終えると、制御の処理を終了する。
以上のように、本実施例の車両制御システム1は、内燃機関慣性モーメント検出手段と、動力伝達系慣性モーメント推定手段と、連結状態判定手段と、動力伝達系慣性モーメント修正手段と、失火判定手段とによって、動力伝達系の回転角速度から求めた出力トルクを内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて修正し、修正結果とクランクシャフト軸の回転角速度から求めた出力トルクとから内燃機関の失火を判定する制御を実行することで、ロックアップクラッチの制御状態に基づく動力伝達系の慣性モーメント影響を反映させた失火判定が可能になる。よって、内燃機関と動力伝達系との連結状態に基づいて内燃機関の失火を高精度で判定することができる。
また、内燃機関の回転による慣性モーメントと動力伝達系の回転による慣性モーメントとの和(図示トルク)に基づいて失火を判定することができることから、図示トルクを判定基準とすることにより常時一定のしきい値で失火を判定することができる。よって、ロックアップクラッチの制御状態毎の失火検出しきい値適合マップを作成する工数を削減することができるうえに、高額な圧力センサを使用せずに内燃機関の失火を判定することができる。
上記実施例は本発明を実施するための一例にすぎない。よって本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 車両制御システム
10 エンジンECU(内燃機関慣性モーメント検出手段,動力伝達系慣性モーメント推定手段,連結状態判定手段,動力伝達系慣性モーメント修正手段,失火判定手段)
11 AT・ECU
21 トルクコンバータ
22 ロックアップクラッチ
23 ギア
24 駆動輪
25 オイルポンプ
31 トランスミッション
32 クラッチ
33 ブレーキ
41 油圧制御装置
44 ロックアップソレノイド
51 クランク角センサ(内燃機関慣性モーメント検出手段)
52 車速センサ(動力伝達系慣性モーメント推定手段)
61 油圧回路
100 エンジン
101 ピストン
102 クランクシャフト

Claims (7)

  1. 車両の内燃機関の回転による慣性モーメントを検出する内燃機関慣性モーメント検出手段と、
    前記車両の動力伝達系の回転による慣性モーメントを推定する動力伝達系慣性モーメント推定手段と、
    前記内燃機関と前記動力伝達系との連結状態を判定する連結状態判定手段と、
    前記連結状態判定手段の判定結果に基づいて、前記動力伝達系慣性モーメント推定手段の推定結果を修正する動力伝達系慣性モーメント修正手段と、
    前記内燃機関慣性モーメント検出手段の検出結果および前記動力伝達系慣性モーメント修正手段の修正結果に基づいて、前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記失火判定手段は、前記内燃機関慣性モーメント検出手段の検出結果と前記動力伝達系慣性モーメント修正手段の修正結果との和が第1しきい値未満の場合に、前記内燃機関に失火が生じていると判定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記内燃機関に連結され、ロックアップクラッチを締結するロックアップオン制御、ロックアップクラッチを任意のスリップ率で締結するフレックスロックアップ制御、ロックアップクラッチを分断するロックアップオフ制御を可能なロックアップ機能を有するトルクコンバータを備え、
    前記連結状態判定手段は、前記トルクコンバータのロックアップ機能の制御状態に基づいて、前記内燃機関と前記動力伝達系との連結状態を判定することを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記連結状態判定手段は、前記トルクコンバータのロックアップ機能がフレックスロックアップ制御中である場合に、前記ロックアップクラッチのスリップ率を判定することを特徴とする請求項3記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記動力伝達系慣性モーメント修正手段は、前記ロックアップ機能がロックアップオン制御中である場合は前記動力伝達系慣性モーメント推定手段の推定結果を修正せず、フレックスロックアップ制御中である場合は前記動力伝達系慣性モーメント推定手段の推定結果に(1−スリップ率)を乗じて修正し、ロックアップオフ制御中である場合は前記動力伝達系慣性モーメント推定手段の推定結果を削除することを特徴とする請求項4記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記内燃機関慣性モーメント検出手段は、前記内燃機関のクランク軸の回転数、回転角速度、回転角加速度、出力トルクの少なくとも一つの変動に基づいて前記内燃機関の回転による慣性モーメントを検出し、
    前記動力伝達系慣性モーメント推定手段は、前記動力伝達系の回転数、回転角速度、回転角加速度、出力トルクの少なくとも一つの変動に基づいて前記動力伝達系の回転による慣性モーメントを推定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の内燃機関の制御装置。
  7. 車両の内燃機関の回転による慣性モーメントを検出する内燃機関慣性モーメント検出ステップと、
    前記車両の動力伝達系の回転による慣性モーメントを推定する動力伝達系慣性モーメント推定ステップと、
    前記内燃機関と前記動力伝達系との連結状態を判定する連結状態判定ステップと、
    前記連結状態判定ステップの判定結果に基づいて、前記動力伝達系慣性モーメント推定ステップの推定結果を修正する動力伝達系慣性モーメント修正ステップと、
    前記内燃機関慣性モーメント検出ステップの検出結果および前記動力伝達系慣性モーメント修正ステップの修正結果に基づいて、前記内燃機関の失火を判定する失火判定ステップと、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御方法。

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