JP2010162550A - 圧延機のワークロール組み込み方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロール組み替え装置のポーターアイに上下ワークロールを片持ち保持して行う圧延機のワークロール組み込み方法において、スピンドルのロールカップラーにワークロール先端をスムーズに挿入して自動的かつ迅速に組み込みを行うことのできる方法を提供する。
【解決手段】 圧延機は、上下のワークロール21がクロスジョイントスピンドル先端のロールカップラー24と接続されて回転駆動され、スピンドル23は伸縮可能であって内部に伸延バネ32を有し、組み込むべき上下ワークロール21の一端をポーターアイ12に保持して各ワークロールを片持ち状態とし、各ワークロール21のドライブ側先端中心軸高さ41を、クロスジョイント最高軸芯高さ43aよりも低い高さとして、ロール組み替え装置を移動してワークロールのドライブ側先端27をロールカップラー24に挿入することを特徴とする圧延機のワークロール組み込み方法である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークロールをロール組み替え装置のポーターアイに片持ち支持して圧延機に組み込むための圧延機のワークロール組み込み方法に関するものである。
ワークロールとバックアップロールとを有する4段の圧延機において、上下のワークロールはドライブ側でスピンドルと結合され、スピンドルを通じて駆動装置からの回転駆動力が伝達される。スピンドルはユニバーサルジョイントとなっており、最近はクロスジョイントスピンドルが主に用いられている。クロスジョイントスピンドルを用いる場合において、ワークロールのドライブ側先端は、スピンドル先端に配置されたロールカップラーと接続される。ロールカップラーは、クロスジョイントを介してスピンドル本体に首振り自在に接続されている。
圧延機のワークロールは頻繁に交換する必要がある。ワークロールドライブ側先端と上記ロールカップラーとの接続を外し、ワークロールをワーク側から抜き取る。次いで、整備されたワークロールを圧延機のワーク側から挿入し、ワークロールドライブ側先端をロールカップラーと接続する。
従来、圧延機のワークロール組み替え方法として、ポーターバーを用いた方式が採用されていた。ポーターバーはワークロールのワーク側先端を片持ちで保持することができる。クレーンでポーターバーを吊り上げ、このポーターバーにワークロールを保持することにより、ワークロールの取り外し及び組み込みを行う。
ポーターバーを用いたロールの組み替えにおいては、ロール組み込み時にワークロールのドライブ側先端をスピンドルのロールカップラーに挿入する際、挿入速度を微速制御することが容易ではないため、挿入時の衝突でスピンドルを損傷する危険性を回避する対策を講じる必要がある。そこで、図2(a)に示すように、スピンドル23に伸縮機構31を設けることによってスピンドルを伸縮可能とし、スピンドルの伸縮機構31内部にスピンドルを延伸させるための伸延バネ32を内蔵することが行われている。通常は、伸延バネ32の働きでスピンドル23は伸延状態にある。ワークロール組み込み時にワークロールの挿入速度が速く、ワークロールがロールカップラー24に衝突したとしても、図2(b)に示すようにスピンドルの伸延バネ32が縮んでロールカップラー24が後退し、スピンドルの損傷を防止することができる。
上記ポーターバーを用いたワークロールの組み替え方法においては、クレーンフックで吊られたポーターバーを作業者がバランスを取りながらロールを圧延機に挿入するので、時間がかかるとともに常に危険が伴っている。一方、圧延機のスタンド内にワークロール組み替え用のレールを設けるとともに下ワークロールのロールチョックに車輪を取り付け、ワークロールの組み替えを行う方法が考えられるが、既設の圧延機についてこのような改造を行うことは現実的でない。
そこで、ロール組み替え装置を設け、これによってポーターバーに代えてワークロールの組み替えを行う方法が知られている。特許文献1に記載の方法では、ロール組み替え装置は上下のワークロールの一端(ワーク側)を片持ちで保持することができ、ワークロールを片持ちで保持したままでワークロールを昇降することができ、同時にロール組み替え装置をロール軸方向に移動可能であり、ワークロールの取り外し及び組み込みを行うことができる。上下のワークロールのワーク側端部を片持ちで保持する保持具をポーターアイという。
特許文献2に記載のロール組み替え装置においては、下ワークロールを片持ち支持し、上ワークロールは下ワークロールの上に乗せる構造とし、片持ち支持した下ワークロールを昇降しかつ揺動(傾動)する機構を有している。
特公昭57−60082号公報 特開昭54−96457号公報
ワークロールを圧延機に組み込む際、ワークロールが接続する先のスピンドル及びロールカップラーの上下方向位置を定めておく必要がある。図1(a)、図2に示すように、スピンドル23の上下方向位置に関しては、スピンドルキャリア33を設け、スピンドル23をスピンドルキャリア33の上に載置することによってスピンドル23の上下方向位置を正確に定めることができる。
図1に示すようなロール組み替え装置11を用い、ロール組み替え装置のポーターアイ12で上下のワークロール21のワーク側先端28を片持ち保持し、保持したワークロール21を圧延機内に挿入して、ワークロール23のドライブ側先端27をスピンドルのロールカップラー24に挿入しようとしたとき、両者の中心軸高さには必ず誤差が伴うので、ロールカップラー24の先端とワークロール23の先端とを全く接触させずに挿入することは困難である。両者が接触したとしても、その後のロールカップラーの動きによってうまくワークロール先端がロールカップラー内に入り込むことができれば、短時間で挿入を完了することができる。
ところが、ロールカップラー先端とワークロール先端が接触した後、ロールカップラーの動きがかえってワークロール先端の挿入を妨害する方向となることが多発し、ワークロールのスムーズな組み込みを妨げている。
本発明は、ロール組み替え装置のポーターアイに上下ワークロールを片持ち保持して行う圧延機のワークロール組み込み方法において、スピンドルのロールカップラーにワークロール先端をスムーズに挿入して自動的かつ迅速に組み込みを行うことのできる、圧延機のワークロール組み込み方法を提供することを目的とする。
ワークロールを圧延機に組み込む際、ワークロール21のドライブ側先端27をスピンドル23のロールカップラー24に挿入する。このとき、従来は、図4(a−1)に示すように、スピンドルのロールカップラー24の中心軸高さ42に比較し、ワークロールのドライブ側先端27の中心軸高さ41を若干高い位置に設定していた。こうすることにより、ワークロール軸がロールカップラーの先端に接触した後、スピンドルの上下方向位置変化とロールカップラーのクロスジョイント部の変形によって、うまい具合にワークロール軸がロールカップラー内に誘導されていた(図4(a−2、a−3))。通常の圧延機においてスピンドル23は伸縮機構31を有しておらず、これがために上記のような好適な動作が可能であった。
一方、図2に示すようにスピンドル23が伸縮機構31を有し、スピンドルを伸延させるための伸延バネ32を内蔵している場合、ワークロールの挿入成功確率が悪化することが判明した。従来のようにワークロールのドライブ側先端の中心軸高さ41をロールカップラー中心軸高さ42より若干高い位置に設定して挿入を行うと(図4(b−1))、ワークロール軸がロールカップラーの先端に接触した後、スピンドルが縮んでしまい、その結果としてかえってロールカップラーがワークロール軸の侵入を妨げる方向で向きが変わってしまうことがわかった(図4(b−2、b−3))。
スピンドル23が伸縮機構31を有し、スピンドル23を伸延させるための伸延バネ32を内蔵している場合、従来とは逆に、ワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41を、ロールカップラー中心軸高さ42よりも低い高さとして、ロール組み替え装置を移動してワークロール軸をロールカップラーに挿入すると(図4(c−1))、高い成功確率でワークロール軸をロールカップラーに挿入することができるのである(図4(c−2、c−3))。
本発明は上記知見に基づいてなされたものであり、その要旨とするところは以下のとおりである。
(1)圧延機のワークロール組み込み方法であって、
該圧延機は、上下のワークロール21がクロスジョイントスピンドル先端のロールカップラー24と接続されて回転駆動され、前記スピンドル23は伸縮可能であって内部に伸延バネ32を有し、
ワークロール組み込みのためのロール組み替え装置11は、上下のワークロール21のそれぞれ一端を支持するポーターアイ12と、ポーターアイ12を昇降する昇降装置14及び傾動する傾動装置15と、ロール組み替え装置をロール軸方向に移動する移動装置16を有し、
ワークロール組み込み前に、スピンドル23は下面がスピンドルキャリア33で支持され、ロールカップラー24は下面がロールカップラーポジショナー35で支持され、スピンドル23が最長伸延位置にあるときのロールカップラー側クロスジョイント軸芯高さ43をクロスジョイント最高軸芯高さ43aとし、スピンドルが最短収縮位置にあるときのクロスジョイント軸芯高さ43をクロスジョイント最低軸芯高さ43bとし、
組み込むべき上下ワークロール21の一端をポーターアイ12に保持して各ワークロールを片持ち状態とし、
各ワークロール21のドライブ側先端中心軸高さ41を、クロスジョイント最高軸芯高さ43aよりも低い高さとして、ロール組み替え装置を移動してワークロールのドライブ側先端27をロールカップラー24に挿入することを特徴とする圧延機のワークロール組み込み方法。
(2)クロスジョイント最高軸芯高さ43aと最低軸芯高さ43bの中点を狙い高さとし、各ワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41を前記狙い高さの上下4mmの範囲内の高さとして、ロール組み替え装置を移動してワークロールのドライブ側先端27をロールカップラー24に挿入することを特徴とする上記(1)に記載の圧延機のワークロール組み込み方法。
(3)ワークロールのドライブ側先端27をロールカップラー24に挿入するようにロール組み替え装置を移動したとき、ワークロールのドライブ側先端27がロールカップラー24に挿入できなかった場合には、ワークロール21をさらにスピンドル23に近づける方向でロール組み替え装置11を移動しつつ、傾動装置15によってポーターアイに保持されたワークロールのドライブ側先端27を下降させる方向にワークロール21を傾動させ、次いでワークロールのドライブ側先端27を上昇させる方向にワークロール21を傾動させることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の圧延機のワークロール組み込み方法。
本発明の圧延機のワークロール組み込み方法は、スピンドルは伸縮可能であって内部に伸延バネを有し、各ワークロールのドライブ側先端中心軸高さを、ロールカップラー軸高さよりも低い高さとして、ロール組み替え装置を移動してワークロールのドライブ側先端をロールカップラーに挿入するので、高い成功確率でワークロール軸をロールカップラーに挿入することができる。
本発明のワークロール組み込み方法を説明する図であり、(a)はロール組み替え装置にワークロールを片持ち支持した状態を示し、(b)はワークロールを圧延機に挿入してワークロールドライブ側先端をロールカップラーに装着した状況を示す。 伸縮機構を有するスピンドルを示す図であり、(a)は伸縮機構が伸延した状態、(b)は伸縮機構が収縮した状態を示す。 本発明のロール組み替え装置の動作を示す図であり、(a)は昇降装置の動作を示し、(b)は傾動装置の動作を示す。 ワークロールのドライブ側先端がロールカップラーに装着される状況を示す図であり、(a)はスピンドルが伸縮機構を有しない従来の状況、(b)は伸縮機構を有する従来の状況、(c)は本第1の発明の状況を示し、図番の添え字1から3にかけて時間が経過する様子を示す。 本第2の発明において、ワークロールのドライブ側先端がロールカップラーに装着される状況を示す図であり、(a)から(d)にかけて時間が経過する様子を示す。
本発明を適用する圧延機は、図1に示すように、ワークロール21とバックアップロール22とを有する4段の圧延機であって、上下のワークロール21はドライブ側29でスピンドル23と結合され、スピンドル23を通じて駆動装置からの回転駆動力が伝達される。スピンドル23はクロスジョイントスピンドルである。ワークロールのドライブ側先端27は、スピンドル先端に配置されたロールカップラー24と接続される。ロールカップラー24は、クロスジョイント25を介してスピンドル本体に首振り自在に接続されている。
スピンドル23は、図2に示すように伸縮機構31を有し伸縮可能であって内部に伸延バネ32を有する。ロールカップラー先端に軸方向の外力がかかっていないとき、伸延バネ32によって伸縮機構31が伸び、図2(a)に示すようにスピンドル23は最大伸延状態に保持される。ロールカップラー先端がワークロール軸などによって押されると、伸延バネ32が収縮してスピンドル23が収縮する。図2(b)は最大限に収縮した場合を示している。
圧延機へのワークロールの組み込みは、図1に示すように上下のワークロールの一端を片持ち支持するロール組み替え装置11を用いて行う。ロール組み替え装置11は、上下のワークロール21のそれぞれ一端を支持するポーターアイ12と、ポーターアイ12を昇降する昇降装置14及び傾動する傾動装置15と、ロール組み替え装置11をロール軸方向に移動する移動装置16を有する。
ポーターアイ12には、図3に示すように、上ワークロール21aと下ワークロール21bそれぞれのワーク側先端28のロール軸を挿入する支持穴13が設けられている。図3(a)は、昇降装置14の動作を説明するものである。昇降装置14は昇降シリンダーで動作し、ポーターアイが図の点線位置から実線位置に上昇した状況を示している。また図3(b)は傾動装置15の動作を説明するものである。図3に示す例において、傾動装置15は偏芯カムの旋回によってポーターアイ12を傾動させる。図に点線で示す位置から、シリンダー動作によって偏芯カムを旋回させ、図に実線で示す位置までポーターアイ12を傾動させている。圧延機に装着すべき上下のワークロール21を、それぞれポーターアイ12の支持穴13に挿入し、昇降装置14でポーターアイ12を上昇させると、上下ワークロール21がポーターアイ12に片持ち支持される(図1(a))。傾動装置15によってポーターアイ12の傾きを調整し、さらに昇降装置14でポーターアイ12の高さを調整することによって、ワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41と傾きを調整する。次いで、移動装置16によってロール組み替え装置11をレール18上でロール軸方向に移動し、ワークロール21を圧延機の所定の位置に挿入する(図1(b))。
ワークロール21を圧延機に組み込む際、ワークロール21が接続する先のスピンドル23及びロールカップラー24の上下方向位置を定めておく必要がある。図2(a)に示すように、スピンドル23の上下方向位置に関しては、スピンドルキャリア33を設け、スピンドル23をスピンドルキャリア33の上に載置することによってスピンドルの上下方向位置を正確に定める。スピンドルキャリア33のスピンドル載せ台34は上下動可能であり、圧延機の稼働中は下方に待避しており、ワークロールの組み替えを行う際に上昇し、スピンドルキャリアのスピンドル載せ台34にスピンドル23が載置されたときに、スピンドル23の上下方向位置がワークロール組み替えを行うべき位置に定まる。
ロールカップラー側クロスジョイント25の位置において、スピンドル回転軸の軸中心に対応する部分を、ここではクロスジョイント軸芯と呼ぶ。クロスジョイント軸芯の高さをクロスジョイント軸芯高さ43と呼ぶ。スピンドル23をスピンドル載せ台34に載置した状態で、通常はスピンドル23は水平とはならず、ロールカップラー24側が高く、ピニオンスタンド26側が低くなる傾きを有している。従って、スピンドル載せ台34に載置されたスピンドルのロールカップラー側クロスジョイント軸芯高さ43位置は、スピンドルの伸縮状態が伸びているか縮んでいるかによって変化する。ここでは、図2(a)に示すようにスピンドルが最長伸延位置にあるときのロールカップラー側クロスジョイント軸芯高さをクロスジョイント最高軸芯高さ43aとし、図2(b)に示すようにスピンドルが最短収縮位置にあるときのクロスジョイント軸芯高さをクロスジョイント最低軸芯高さ43bとする。
ロールカップラー24は、クロスジョイント25を介してスピンドル23本体に首振り自在に接続されているので、ロールカップラー24にワークロール21が挿入していないときには、ロールカップラー24は自身の重さによって首が垂れてしまう。この状態ではロールカップラー24にワークロール21を接続することができない。そこで、図2に示すように、ロールカップラー24の重心部分を下から支えるロールカップラーポジショナー35を設け、これによってロールカップラー24の軸方向を水平に維持する。ポジショナー35による支持に加え、ロールカップラーの内部に、ワークロール非接続時にロールカップラーの垂れ下がりを防止するバネを設けることとしてもよい。バネの押し付け力によってロールカップラーの軸方向がスピンドルの軸方向に一致するように力を受ける。バネの押し付け力とロールカップラーの自重による影響との釣り合いを取ることにより、ワークロール非接続時に、ロールカップラーの軸方向がちょうど水平方向となるように調整することができる。以下、ロールカップラー垂れ下がり防止バネを有さず、ロールカップラーポジショナー35のみを有する場合を例にとって説明する。
ワークロールを組み込む直前の段階において、上下のスピンドル23はそれぞれを支えるスピンドルキャリア33で支持される。スピンドルの伸縮状態が最長伸延位置にある場合、ロールカップラー側のクロスジョイント軸芯高さ43はクロスジョイント最高軸心高さ43aに位置する(図2(a))。そこで、ロールカップラーポジショナー35でロールカップラー24の重心位置を下から保持するに際し、ロールカップラー24の中心軸がクロスジョイント最高軸心高さ43aにおいて水平に位置するよう、ロールカップラーポジショナー35の高さ位置を定める。このとき、ロールカップラーの中心軸は水平となり、ロールカップラー中心軸高さ42はクロスジョイント軸芯高さ43と等しくなる。
圧延機に組み込まれる上下のワークロール21は、そのワーク側先端28をロール組み替え装置1のポーターアイ12に片持ち支持されている。ワークロール21のドライブ側先端の中心軸高さ41を、ロール組み替え装置の昇降装置14及び傾動装置15の操作により調整する。本発明においては、図4(c−1)に示すように、各ワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41を、クロスジョイント最高軸芯高さ43aよりも低い高さに調整する。
この状態で、移動装置16を作動させてロール組み替え装置11を平行に移動してワークロールのドライブ側先端27をロールカップラー24に挿入する(図4(c−1))。ロールカップラー24は、その中心軸がクロスジョイント最高軸芯高さ43aで水平に位置しているので、ワークロール21の先端はロールカップラー外周先端の下方側に接触することとなる。すると、ワークロール21をロールカップラー24に押し付けることにより、スピンドル23の伸縮機構31を収縮させることとなり、スピンドル23が収縮するとクロスジョイント25は後退するとともにクロスジョイント軸芯高さ43が低くなる。あるいは、ロールカップラーのクロスジョイント部に回転モーメントが働いてロールカップラーの先端側が下降する方向に回転する(図4(c−2))。これらの動きの結果として、ロールカップラーよりもやや下方に位置していたワークロールの先端中心軸高さ41と、ロールカップラー先端の中心軸高さ42が合致することとなり、ワークロール先端はロールカップラー内部にスムーズに挿入することとなる(図4(c−3))。
スピンドル23の伸縮機構31は、図2に示すようにスプラインなどによって構成され、スピンドルのピニオンスタンド側とロールカップラー側の間が摺動して伸縮する。摺動部分の摺動抵抗が増大すると、内部の伸延バネ32の伸張力がこの摺動抵抗に打ち勝てず、スピンドルが最長伸延位置まで伸延せずに保持されることがある。この場合、スピンドル23がスピンドルキャリア33で支持された状態において、ロールカップラー側クロスジョイント軸芯高さ43は、クロスジョイント最高軸芯高さ43aよりも低い位置で保持されることとなる。このような場合でも、上記本発明の効果を発揮するため、挿入時におけるワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41に好適範囲がある。
スピンドル23の下面がスピンドルキャリア33で支持された状態で、スピンドル23が最短収縮位置にあるときのクロスジョイント軸芯高さ43をクロスジョイント最低軸芯高さ43bとする(図2(b))。本発明において、ロール組み替え装置を移動してワークロールのドライブ側先端27をロールカップラー24に挿入するに際し、各ワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41の狙い高さを、クロスジョイント最高軸芯高さ43aと最低軸芯高さ43bの中点とすると好ましい。例えば、スピンドル23をスピンドルキャリア33で支持した状態でスピンドル23の傾きが7°であり、スピンドル21の伸縮機構31の伸縮長さが100mmの場合、クロスジョイント最高軸芯高さ43aとクロスジョイント最低軸芯高さ43bの差は12mmとなる。この場合、クロスジョイント最高軸芯高さ43aよりも6mm(=12mm/2)低い位置をワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41の狙い高さとする。また、各ワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41が、上記狙い高さの上下4mmの範囲内の高さ範囲にあれば、本発明の効果を発揮することができる。上記狙い高さの上下2mmの範囲内の高さ範囲にあれば、より一層本発明の効果を発揮することができる。
挿入の際、ワークロールのドライブ側先端がロールカップラーの下部と接触し、なお、ロールを前進すると、ロールカップラーはロールカップラーポジショナー支持位置を中心に先端が下方向(クロスジョイントが上方向)に回転する。さらに前進すると、ロールカップラーにワークロールが噛み込み、スピンドルは押し込まれるため、収縮し、ワークロールとクロスジョイントの高さが一致したときに挿入ができる。
上記本発明(以下「第1発明」という。)を適用することにより、ワークロール組み込み時において、ワークロール21をロールカップラー24に自動的に挿入できる確率が大幅に上昇した。ただし、上記本発明のみでは、自動挿入ができない場合をゼロにするには至らなかった。
本発明においてはさらに、ワークロールのドライブ側先端27をロールカップラー24に挿入するようにロール組み替え装置11を移動したとき、ワークロールのドライブ側先端27がロールカップラー24に挿入できなかった場合(図5(b))には、ワークロール21をさらにスピンドル23に近づける方向でロール組み替え装置11を移動しつつ、傾動装置15によってポーターアイ12に保持されたワークロール21のドライブ側先端27を下降させる方向にワークロール21を傾動させ(図5(c))、次いでワークロールのドライブ側先端27を上昇させる方向にワークロール21を傾動させる(図5(d))ことにより、ワークロール21をロールカップラー24に挿入できる確率をほぼ100%まで上昇させることができた。以下この発明を「第2発明」という。
ワークロール組み込み前において、スピンドル21の伸縮機構31の伸縮位置は、最大伸張位置から最大縮小位置までのいずれかの位置を取り得る。スピンドル21の伸縮位置が最大縮小位置の近くまで縮小している場合には、上記第1発明を実施してワークロールのドライブ側先端の中心軸高さ41を低下させたとしても、まだ、ワークロール先端中心軸高さ41が、ロールカップラー先端中心軸高さ42よりも高い位置となる場合がある。図5(a)にそのような状況を示す。上記第1発明を実施してもワークロール21がロールカップラー24に自動挿入されないのは、このような場合に発生するのではないかと推測することができる。そしてスピンドル21の伸縮機構はさらに収縮し、図5(b)に示す状況に至る。
本第2の発明において、図5(c)に示すように、ワークロール21をさらにスピンドル23に近づける方向でロール組み替え装置11を移動しつつ、まず、傾動装置15によってポーターアイ12に保持されたワークロールのドライブ側先端27を下降させる方向にワークロール21を傾動させる。その結果、ワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41が、ロールカップラー先端中心軸高さ42よりも低い位置に到達することができ、図5(c)においてロールカップラー24が点線の位置から実線の位置に角度が変化し、ワークロールのドライブ側先端27がロールカップラー24の内部に挿入を開始する。ついで、図5(d)に示すように、ワークロールのドライブ側先端27を上昇させる方向にワークロール21を傾動させる。これにより、ワークロールの中心軸方向が水平に戻ると同時に、ロールカップラーの中心軸方向が、図5(d)に点線で示すように先端が下がる方向の傾斜から、図5(d)に実線で示すように水平方向に戻ることになり、最終的にワークロール先端をロールカップラーに完全に挿入することができる。
以上の本発明において、ワークロールのドライブ側先端27をロールカップラー24に挿入するに際し、各ワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41をできるだけ正確に調整することが重要である。ポーターアイ12を昇降する昇降装置14の昇降高さ及び傾動する傾動装置15の傾動位置を正確に調整することにより、各ワークロールのドライブ側先端中心軸高さを正確に調整することができる。
ところで、ポーターアイの支持穴13とロール軸との間には若干の遊びがあり、またポーターアイ支持穴とロール軸のいずれも摩耗によってこの遊びが増大するため、ポーターアイを上昇したときのワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41は、ポーターアイの高さと傾きによって定まる設計高さから若干ずれることがある。
本発明においては、図1に示すように、シフトカー17の圧延機側に、下ワークロール21bのドライブ側ワークロールチョック下端位置を検出する位置検出装置19を設置すると好ましい。位置検出装置19はワークロール21がシフトカー17から離れたときに下ワークロール21bのドライブ側ワークロールチョック下端位置を検出し、以後ワークロールのドライブ側高さを、位置検出装置19によって検出したワークロールチョック下端位置検出値に基づいて定めることができる。
位置検出装置は、例えばシフトカーの圧延機側端部であって下ワークロールのドライブ側ワークロールチョックが載置される位置に、位置検出端を突出させることにより実現することができる。位置検出端は、ワークロールが載置されていないときは上方に突出しており、ワークロールが載置されると、ドライブ側ワークロールチョックに位置検出端が当接し、位置検出端が押し下げられる。位置検出装置は、位置検出端の突出量を計測し、計測した突出量に基づいて、ドライブ側ワークロールチョックの下端位置を検出することができる。位置検出端は、バネ等で押し上げることによって上方に突出させることができる。また位置検出端の突出量の検出には、マグネスケールなどの通常用いられる方法を採用すればよい。
タンデム式の冷間圧延機において、本発明を適用した。各圧延機は、図1に示すようにワークロール21とバックアップロール22とを有する4段の圧延機である。上下のワークロール21はドライブ側29でスピンドル23と結合され、スピンドル23を通じてピニオンスタンド26からの回転駆動力が伝達される。スピンドル23はクロスジョイントスピンドルを用いたユニバーサルジョイントである。ワークロールのドライブ側先端27は、スピンドル先端に配置されたロールカップラー24と接続される。ロールカップラー24は、クロスジョイント25を介してスピンドル本体に首振り自在に接続されている。スピンドル23は、図2に示すように伸縮機構31を有し伸縮可能であって内部に伸延バネ32を有する。スピンドル23の伸縮代は100mmである。
圧延機へのワークロールの組み込みは、図1に示すロール組み替え装置11を用いて行う。ロール組み替え装置11は、ポーターアイ12及びそれを昇降する昇降装置14及び傾動する傾動装置15と、ロール組み替え装置11をロール軸方向に移動する移動装置16を有する。
組み替え用のワークロールはシフトカー17に載置し、シフトカー17を圧延方向に移動して圧延機とロール組み替え装置11との間に運搬する。
さらに、シフトカーの圧延機側に、下ワークロールのドライブ側ワークロールチョック下端位置を検出する位置検出装置19を設置しない場合と設置した場合の比較を行った。位置検出装置19はワークロール21がシフトカー17から離れたときに下ワークロール21aのドライブ側ワークロールチョック下端位置を検出し、以後ワークロールのドライブ側高さを、前記位置検出装置によって検出したワークロールチョック下端位置検出値に基づいて定めることができる。
ワークロール21を圧延機に組み込む際、図2に示すように、スピンドル23をスピンドルキャリア33の上に載置することによってスピンドル23の上下方向位置を正確に定める。スピンドルキャリア33のスピンドル載せ台34は上下動可能であり、ワークロール21の組み替えを行う際に上昇し、スピンドルキャリアのスピンドル載せ台34にスピンドル23が載置されたときに、スピンドルの上下方向位置がワークロール組み替えを行うべき位置に定まる。このとき、スピンドルは水平に対して7°傾斜し、ロールカップラー側が高くなっている。
ロールカップラー24については、ロールカップラー24の重心部分を下から支えるロールカップラーポジショナー35を設け、これによってロールカップラー24の軸方向を水平に維持する。
スピンドル23をスピンドルキャリア33の上に載置した状態において、スピンドル23が最長伸延位置にあるときのロールカップラー側クロスジョイント軸芯高さ43をクロスジョイント最高軸芯高さ43aとし、スピンドルが最短収縮位置にあるときのクロスジョイント軸芯高さ43をクロスジョイント最低軸芯高さ43bとする。最高軸芯高さ43aと最低軸芯高さ43bの差は、12mm(=100mm(スピンドルの伸縮代)×tan7°)である。
本発明においては、第1ステップとして、クロスジョイント最高軸芯高さ43aと最低軸芯高さ43bの中点を狙い高さとし、即ちクロスジョイント最高軸芯高さ43aよりも6mm(=12mm/2)低い位置をワークロールのドライブ側先端中心軸高さ41として、ロール組み替え装置を移動してワークロールのドライブ側先端をロールカップラーに挿入することとした。また、ワークロールのドライブ側先端中心軸高さをこのように定めて挿入を行ってもワークロールのドライブ側先端がロールカップラーに挿入できなかった場合には、第2ステップとして、図5(c)(d)に示すように、ワークロールをさらにスピンドルに近づける方向でロール組み替え装置を移動しつつ、前記傾動装置によってポーターアイに保持されたワークロールのドライブ側先端を下降させる方向にワークロールを傾動させ、次いでワークロールのドライブ側先端を上昇させる方向にワークロールを傾動させる動作を行った。
まず、シフトカーに設置した位置検出装置を用いずに、ワークロールの組み込みを行った。その結果、第1ステップでワークロールのドライブ側先端がロールカップラーに挿入できた成功率が65%に達した。また、第1ステップで挿入できなかった場合でも、第2ステップまで行うことによって成功率を85%とすることができた。
次に、位置検出装置19を用いてワークロールのドライブ側先端中心軸高さを正確に計測し、ワークロールの組み込みを行った。その結果、第1ステップでワークロールのドライブ側先端がロールカップラーに挿入できた成功率が90%に達した。また、第1ステップで挿入できなかった場合でも、第2ステップまで行うことによって成功率を100%とすることができた。
次に、ワークロールのドライブ側先端中心軸高さをクロスジョイント最高軸芯高さよりも2mm低い位置として本発明を実施した。位置検出装置を用いている。その結果、第1ステップでワークロールのドライブ側先端がロールカップラーに挿入できた成功率が25%に達した。また、第1ステップで挿入できなかった場合でも、第2ステップまで行うことによって成功率を50%とすることができた。
さらに、ワークロールのドライブ側先端中心軸高さをクロスジョイント最高軸芯高さよりも10mm低い位置として本発明を実施した。位置検出装置を用いている。その結果、第1ステップでワークロールのドライブ側先端がロールカップラーに挿入できた成功率が50%に達した。また、第1ステップで挿入できなかった場合でも、第2ステップまで行うことによって成功率を80%とすることができた。
これに対し、従来法においては、ワークロールのドライブ側先端中心軸高さをクロスジョイント最高軸芯高さよりも10mm高い位置として挿入を行った。その結果、ワークロールのドライブ側先端がロールカップラーの上部と接触し、なお、ロールを前進すると、ロールカップラーはクロスジョイントを中心に先端が上方向に回転する。さらに前進すると、ロールカップラーにワークロールが噛み込み、スピンドルは押し込まれるため、収縮し、クロスジョイントの高さが低くなるので、ワークロールとクロスジョイントの高さは一致せず、挿入できない。
11 ロール組み替え装置
12 ポーターアイ
13 支持穴
14 昇降装置
15 傾動装置
16 移動装置
17 シフトカー
18 レール
19 位置検出装置
21 ワークロール
21a 上ワークロール
21b 下ワークロール
22 バックアップロール
22a 上バックアップロール
22b 下バックアップロール
23 スピンドル
23a 上スピンドル
23b 下スピンドル
24 ロールカップラー
25 クロスジョイント
26 ピニオンスタンド
27 ドライブ側先端
28 ワーク側先端
29 ドライブ側
30 ワーク側
31 伸縮機構
32 伸延バネ
33 スピンドルキャリア
34 載せ台
35 ロールカップラーポジショナー
41 ワークロールドライブ側先端の中心軸高さ
42 ロールカップラーの中心軸高さ
43 クロスジョイント軸芯高さ
43a クロスジョイント最高軸芯高さ
43b クロスジョイント最低軸芯高さ

Claims (3)

  1. 圧延機のワークロール組み込み方法であって、
    該圧延機は、上下のワークロールがクロスジョイントスピンドル先端のロールカップラーと接続されて回転駆動され、前記スピンドルは伸縮可能であって内部に伸延バネを有し、
    ワークロール組み込みのためのロール組み替え装置は、上下のワークロールのそれぞれ一端を支持するポーターアイと、ポーターアイを昇降する昇降装置及び傾動する傾動装置と、ロール組み替え装置をロール軸方向に移動する移動装置を有し、
    ワークロール組み込み前に、スピンドルは下面がスピンドルキャリアで支持され、ロールカップラーは下面がロールカップラーポジショナーで支持され、スピンドルが最長伸延位置にあるときのロールカップラー側クロスジョイント軸芯高さをクロスジョイント最高軸芯高さとし、スピンドルが最短収縮位置にあるときのクロスジョイント軸芯高さをクロスジョイント最低軸芯高さとし、
    組み込むべき上下ワークロールの一端をポーターアイに保持して各ワークロールを片持ち状態とし、
    各ワークロールのドライブ側先端中心軸高さを、前記クロスジョイント最高軸芯高さよりも低い高さとして、ロール組み替え装置を移動してワークロールのドライブ側先端をロールカップラーに挿入することを特徴とする圧延機のワークロール組み込み方法。
  2. 前記クロスジョイント最高軸芯高さと最低軸芯高さの中点を狙い高さとし、各ワークロールのドライブ側先端中心軸高さを前記狙い高さの上下4mmの範囲内の高さとして、ロール組み替え装置を移動してワークロールのドライブ側先端をロールカップラーに挿入することを特徴とする請求項1に記載の圧延機のワークロール組み込み方法。
  3. ワークロールのドライブ側先端をロールカップラーに挿入するようにロール組み替え装置を移動したとき、ワークロールのドライブ側先端がロールカップラーに挿入できなかった場合には、ワークロールをさらにスピンドルに近づける方向でロール組み替え装置を移動しつつ、前記傾動装置によってポーターアイに保持されたワークロールのドライブ側先端を下降させる方向にワークロールを傾動させ、次いでワークロールのドライブ側先端を上昇させる方向にワークロールを傾動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧延機のワークロール組み込み方法。
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