JP2010162463A - 嫌気処理方法及び装置 - Google Patents

嫌気処理方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010162463A
JP2010162463A JP2009005758A JP2009005758A JP2010162463A JP 2010162463 A JP2010162463 A JP 2010162463A JP 2009005758 A JP2009005758 A JP 2009005758A JP 2009005758 A JP2009005758 A JP 2009005758A JP 2010162463 A JP2010162463 A JP 2010162463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
water
containing gas
gas
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009005758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5262735B2 (ja
Inventor
Takaaki Tokutomi
孝明 徳富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP2009005758A priority Critical patent/JP5262735B2/ja
Publication of JP2010162463A publication Critical patent/JP2010162463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5262735B2 publication Critical patent/JP5262735B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

【課題】硫黄化合物を含む有機性排水をメタン発酵する嫌気処理において、酸素含有ガスの供給により硫化水素の発生を抑制するに当たり、供給した酸素含有ガス中の窒素ガスや酸素ガスのバイオガスへの混入を防止して、ガス燃料としての価値が高く、爆発の危険性の問題のないバイオガスを得る。
【解決手段】ガス透過膜を介して酸素含有ガス中の酸素を溶存酸素として水中に溶解させる。ガス透過膜を介して水側と酸素含有ガスとで、酸素の溶解に必要な大きな酸素濃度差を得ることができ、酸素を効率良く水側に移行させて溶解させることができ、バイオガス中への窒素ガスの混入を防止することができる。溶存酸素は反応槽内の高濃度の嫌気性微生物に消費され、バイオガスへの酸素の混入も防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は有機性排水を嫌気処理する方法及び装置に係り、特に有機性排水中に硫黄化合物が含まれる場合において、嫌気処理時の硫化水素の発生を抑制する嫌気処理方法及び装置に関するものである。
有機性排水の処理方法として、嫌気性微生物の働きを利用した嫌気処理は、下水、産業排水等の各種の有機性排水の処理に広く利用されている。有機性排水の嫌気処理では、メタン発酵で発生するメタンガスを含むバイオガスをエネルギー源として有効利用することができる。
特に高濃度排水に対しては、高密度で沈降性の大きいグラニュール汚泥を形成し、溶解性BODを含む有機性排水を上向流通液して、スラッジブランケットを形成した状態で接触させて高負荷高速処理を行うUASB(Upflow Anaerobic Sludge Blanket:上向流嫌気性スラッジブランケット)方式による処理が採用されている。この方法は、消化速度の遅い固形有機物を分離して別途処理し、消化速度の速い溶解性有機物のみを、嫌気性微生物密度の高いグラニュール汚泥を用いる嫌気処理によって高負荷で高速処理する方法である。また、このUASBを更に発展させたものとして、高さの高い反応槽を用いて更に高流速で有機性排水を通液し、スラッジブランケットを高展開率で展開して、更なる高負荷で嫌気処理を行うEGSB(Expanded Granule Sludge Blanket)も行われている。
嫌気処理においては、被処理排水中に硫黄化合物が含まれる場合、生物分解の最終産物として硫化水素が発生する。硫化水素はバイオガスの利用機器(ボイラー、発電機等)において腐食問題を引き起こすため、ガス利用に際しては除去する必要がある。
従来、硫化水素の処理方法としては、
(1) 鉄を含んだ固定化剤を用いて硫化鉄として吸着させて処理する方法
(2) スクラバーにより硫化水素を水側へ移行させた後、硫黄酸化細菌の働きにより酸化して除去する方法
(3) アルカリ性の液によりスクラバーで硫化水素を吸収除去する方法
等が実施されているが、いずれの方法も次のような問題点がある。
(1)の方法では鉄含有固定化剤の吸着能力が破過した時には固定化剤を交換する必要があり、その都度大量の廃棄物が発生する。
(2)の方法では、硫黄の酸化に動力が必要であり、硫酸まで酸化する場合には酸素を供給するための動力が膨大となり、単体硫黄として硫黄分を除去する場合には発生する硫黄汚泥の処分が問題となる。
(3)の方法では、大量の薬品が必要となり、また、処理後の硫酸塩処理も問題となっている。
上記課題を解決する方法として、嫌気処理で発生した硫化水素を処理するのではなく、嫌気処理における硫化水素の発生自体を抑制しようとする方法が検討されており、特許文献1〜3においては、嫌気反応槽に空気等の酸素含有ガスをガス供給管により供給して硫化水素の発生を抑制する方法が提案されている。この方法であれば、嫌気反応槽に酸素含有ガスを供給することで、硫酸還元を抑制し、硫化水素の発生量を削減することができる。
特開昭60−99393号公報 特開2003−136089号公報 特許第3996287号公報
嫌気反応槽に、空気等の酸素含有ガスをガス供給管により供給する従来法では、例えば酸素含有ガスとして空気を用いた場合、バイオガス中に窒素ガスが混入してガス燃料としての価値が低下してしまったり、気体状の酸素が可燃性のバイオガス中に混入した状態となるため爆発の危険性があるといった問題がある。
本発明は上記従来の問題点を解決し、酸素含有ガスの供給により嫌気処理での硫化水素の発生を抑制するに当たり、供給した酸素含有ガス中の窒素ガスや酸素ガスのバイオガスへの混入を防止して、ガス燃料としての価値の高い、また、爆発の危険性の問題のないバイオガスを得る嫌気処理方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ガス透過膜を用いて、酸素含有ガス中の酸素を溶存酸素として水中に選択的に溶解させることにより、バイオガス中への窒素ガスや気体状酸素の混入を防止することができることを見出した。
本発明はこのような知見に基いて達成されたものであり、以下を要旨とする。
本発明(請求項1)の嫌気処理方法は、硫黄化合物を含む有機性排水をメタン発酵する反応工程と、該反応工程における硫化水素の発生を抑制するために酸素含有ガスを該反応工程に供給する酸素含有ガス供給工程とを有する嫌気処理方法において、該酸素含有ガス供給工程が、ガス透過膜を介して酸素含有ガス中の酸素を溶存酸素として水中に溶解させる工程であることを特徴とする。
請求項2の嫌気処理方法は、請求項1において、該反応工程から排出される処理水を循環水として該反応工程に循環する循環工程を有し、前記酸素含有ガス供給工程は、該循環水に前記ガス透過膜を介して酸素含有ガスを供給する工程であることを特徴とする。
請求項3の嫌気処理方法は、請求項1において、前記反応工程に導入される水のpHを調整するpH調整工程を有し、前記酸素含有ガス供給工程は、該pH調整工程のpH調整水に前記ガス透過膜を介して酸素含有ガスを供給する工程であることを特徴とする。
本発明(請求項4)の嫌気処理装置は、硫黄化合物を含む有機性排水をメタン発酵する反応槽と、該反応槽における硫化水素の発生を抑制するために酸素含有ガスを該反応槽に供給する酸素含有ガス供給手段とを有する嫌気処理装置において、該酸素含有ガス供給手段が、酸素含有ガス中の酸素を溶存酸素として水中に溶解させるガス透過膜を含むことを特徴とする。
請求項5の嫌気処理装置は、該反応槽から排出される処理水を循環水として該反応槽に循環する循環手段を有し、前記酸素含有ガス供給手段は、該循環手段に設けられていることを特徴とする。
請求項6の嫌気処理装置は、請求項4において、前記反応槽に導入される水のpHを調整するpH調整槽を有し、前記酸素含有ガス供給手段は、該pH調整槽又は該pH調整槽から水を抜き出す抜き出しラインに設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、酸素を嫌気反応工程の水に溶存酸素として溶解させることにより、硫酸還元菌の活動を抑えて、硫化水素の発生を抑制することができる。この酸素による硫化水素の発生抑制の作用機構の詳細は明らかではないが、溶存酸素により水のORP(酸化還元電位)がプラス側(酸化性側)へシフトし、この結果、硫酸還元菌が阻害を受けて硫化水素の発生が抑制されるものと推定される。
この酸素の溶解に当たり、本発明では、ガス透過膜を用いることから、酸素含有ガス中の酸素が効率的に水中に溶解する。即ち、嫌気処理系内(即ち、嫌気反応槽内)は完全嫌気状態であるため、この嫌気処理系内の水の溶存酸素濃度は非常に低い。このため、嫌気処理系内の水に対してガス透過膜を介して酸素含有ガスを加圧供給した場合、ガス透過膜を介して水側と酸素含有ガス側とで、酸素の溶解に必要な大きな酸素濃度差を得ることができ、好気処理の場合に比べて、酸素を効率良く水側に移行させて溶解させることができる。従って、酸素含有ガスとして空気を用いた場合であっても、空気中の酸素を選択的に溶解させることができ、バイオガス中への窒素ガスの混入を防止することができる。また、溶存酸素は、反応装置内に存在する高濃度の嫌気性微生物の働きにより消費されることから、バイオガスへの酸素の混入の問題も解決される。
この結果、酸素含有ガスの供給により嫌気処理での硫化水素の発生を抑制するに当たり、供給した酸素含有ガス中の窒素ガスや酸素ガスのバイオガスへの混入を防止して、ガス燃料としての価値の高い、また、爆発の危険性の問題のないバイオガスを得ることができる。
本発明の嫌気処理装置の実施の形態の一例を示す系統図である。 本発明の嫌気処理装置の実施の形態の他の例を示す図である。 本発明の嫌気処理装置の実施の形態の別の例を示す図である。 嫌気反応槽の流入SO濃度(流入水のSOイオン濃度)と流出SO濃度(流出水のSOイオン濃度)の経時変化を示すグラフであり、(a)図は実施例1の結果を示し、(b)図は比較例1の結果を示す。
以下に本発明の嫌気処理方法及び装置の実施の形態を詳細に説明する。
[有機性排水]
本発明において処理対象となる有機性排水(原水)は、嫌気処理を行うことにより処理可能な有機物を含む液であって、硫黄化合物を含む液である。硫黄化合物としては硫酸イオンを有する化合物が代表として挙げられるが、その他の硫黄化合物も含まれる。
具体的には、発酵廃液等で硫酸を用いてpH調整を行った場合に排出される廃液が挙げられ、このような廃液では、硫酸イオン濃度が100mg/L以上、例えば500〜3000mg/Lと非常に高くなる場合がある。
従来、こういった排水は生物分解性の高い排水であっても嫌気処理の適用が難しいとされ、好気処理を行う場合が多かった。また、生物脱硫技術と組み合わせて嫌気処理を適用した場合には、硫黄酸化に必要な曝気動力や廃棄物として発生する硫黄汚泥の処分が問題となっていた。
本発明では、このような硫酸含有廃液であっても硫化水素の発生を抑制した嫌気処理を行うことができる。
また、原水となる有機性排水の有機物濃度としては通常CODCr500〜30,000mg/L、好ましくは1,000〜20,000mg/Lである。
[嫌気処理装置]
本発明で用いる嫌気処理装置としては特に制限はなく、従来公知の嫌気処理装置のいずれにも適用可能である。後述の装置構成例の説明では、グラニュール汚泥を保持する反応槽を例示するが、分散汚泥、担体、グラニュール等、汚泥保持の方式や装置形式が異なっていても、同様の効果を得ることができる。
グラニュール汚泥を保持する反応槽には、原水を導入する給液路と、処理水を排出する処理水排出路を接続する。反応槽は原水とグラニュール汚泥とを接触させる構造とされるが、UASB、EGSBのように原水給液路を反応槽の下部に、処理水排出路を反応槽の上部に連絡し、原水を上向流で通液してグラニュール汚泥を展開させてスラッジブランケットを形成するものが、被処理液とグラニュール汚泥との接触効率が高く、好ましい。この場合、反応槽上部に気液固分離装置を設け、ガス取出路を頂部に連絡することができる。
[嫌気処理条件]
本発明において、嫌気処理条件にも特に制限はなく、通常の処理条件を採用することができる。
例えば、UASB反応槽の場合、グラニュール汚泥の平均粒径0.5〜3.0mm、好ましくは0.8〜1.5mm、汚泥負荷は0.1〜1.0kg−CODCr/kg−VSS/day、好ましくは0.2〜0.6kg−CODCr/kg−VSS/day、原水の上向流速0.3〜1.5m/hr、好ましく0.5〜1.0m/hrとすることができる。
EGSB反応槽の場合は、グラニュール汚泥の平均粒径0.5〜3.0mm、好ましくは1.0〜1.5mm、汚泥負荷は0.1〜1.0kg−CODCr/kg−VSS/day、好ましくは0.2〜0.7kg−CODCr/kg−VSS/day、原水の上向流速3〜10m/hr、好ましく2〜5m/hrとすることができる。
なお、自己造粒体であるグラニュールの代わりに担体を用いても良く、この場合の処理条件も、通常の条件を採用することができる。
原水の有機物濃度は、前述の如くCODCr500〜30,000mg/L、好ましくは1000〜20,000mg/Lが適当であるが、嫌気反応槽の負荷としては、5〜30kg−CODCr/m/day、好ましくは8〜20kg−CODCr/m/day、反応槽内の温度は25〜40℃、好ましくは30〜38℃、流入水pHは7.0〜8.0とすることが適当である。
[ガス透過膜]
ガス透過膜としては、酸素等のガスは通過するが、水が通過しない膜であれば良く、例えば、ポリイミド系、ポリスルフォン系、ポリオレフィン等がある。また、膜形式についても特に制限はなく、平膜、中空糸、スパイラル等、あらゆる形式のものが使用可能であるが、機器容積に対する膜表面積の割合が高い中空糸膜モジュールが適している。
ガス透過膜モジュールのガス透過膜で仕切られた液側に、酸素を溶解させる液を導入し、ガス側に空気等の酸素含有ガスを加圧導入すると、加圧された酸素含有ガスがガス透過膜を透過して液側へ移行する。その際、嫌気処理系内の水は嫌気状態にあり、溶存酸素濃度は非常に低くなっていることから、酸素の溶解に必要な濃度差が十分あり、効率よく酸素を溶解させることができる。
ガス透過膜モジュールへの通水条件、酸素含有ガスの加圧条件等には特に制限はなく、用いるガス透過膜モジュールの設定条件で良い。また、ガス透過膜により溶解させる溶存酸素濃度は、硫酸還元の抑制で硫化水素の生成が防止し得る程度であれば良く、特に制限はないが、通常、嫌気反応槽の流入水の溶存酸素濃度として0.01〜0.1mg/L程度とすることが好ましい。この酸素濃度が低過ぎると硫化水素の生成を十分に抑制することができず、多過ぎると好気処理を阻害する恐れがある。
[酸素の供給]
ガス透過膜により酸素含有ガスを供給する水は、酸素含有ガスが供給された後、嫌気反応槽内に流入することによって、嫌気反応槽内に溶存酸素を供給し得る水であれば良く、特に制限はないが、反応槽から流出した処理水の一部を循環水として循環させる嫌気処理装置において、例えば次のようにして、酸素含有ガスを供給する方法が挙げられる。
(1) 循環水の循環配管にガス透過膜モジュールを設け、循環水に酸素含有ガスを供給する。
(2) 循環配管から分岐して循環水の一部を抜き出し、抜き出した循環水をガス透過膜モジュールに通水して酸素含有ガスを供給し、再度循環配管に戻す。
(3) 循環配管に循環槽が設けられている場合、循環槽内の液にガス透過膜により酸素含有ガスを供給する。具体的には、循環槽内にガス透過膜モジュールを浸漬設置する。或いは、循環槽内の液を抜き出してガス透過膜モジュールに送給し、ガス透過膜モジュールを通過した液を循環槽又は反応槽に戻す。
(4) 循環水の一部又は全部をpH調整槽に送給してpH調整し、pH調整水を反応槽に戻す場合において、pH調整槽内の液にガス透過膜により酸素含有ガスを供給する。具体的には、pH調整槽内にガス透過膜モジュールを浸漬設置する。或いは、pH調整槽内の液を抜き出してガス透過膜モジュールに送給し、ガス透過膜モジュールを通過した液をpH調整槽又は反応槽に戻す。
その他、反応槽内の液を抜き出してガス透過膜モジュールに送給し、ガス透過膜モジュールを通過した液を反応槽に戻す方法であっても良く、また、嫌気処理装置が酸生成槽とメタン発酵槽との二相式である場合、酸生成槽からメタン発酵槽に送給される液の一部又は全部をガス透過膜モジュールに通水した後、メタン発酵槽に送給しても良く、酸生成槽内の液の一部を抜き出してガス透過膜モジュールに通水した後、酸生成槽に戻しても良い。
なお、ガス透過膜により酸素を選択的に液側へ移行させるためには、液側とガス側とで十分な酸素濃度差があることが重要である。そのため、ガス透過膜により酸素含有ガスを供給する液は、嫌気条件となっていることが好ましく、従って、嫌気処理装置に導入される前の原水よりも、嫌気処理された水が好ましい。ただし、前述の循環槽やpH調整槽のように、嫌気反応槽の処理水が流入する槽に、原水を導入する場合、これらの槽には嫌気条件の嫌気処理水も流入するため、これらの槽内の液にガス透過膜により酸素含有ガスを供給する場合は、十分な酸素を溶解することができる。
[装置構成例]
以下に図面を参照して本発明の嫌気処理装置の具体的な構成例を説明するが、本発明の嫌気処理装置は何ら、図示のものに限定されるものではない。
図1〜3は本発明の嫌気処理装置の実施の形態を示す構成図であり、図中、同一機能を奏する部材には同一符号を付してある。
<構成例1>
図1の嫌気処理装置は、内部にグラニュール汚泥を保持するUASB又はEGSB方式の嫌気反応槽1と、pH調整槽2、処理水槽3及びガス透過膜モジュール10を有する。pH調整槽2と処理水槽3とは、大型の密閉された槽体4内に仕切板5を介して設けられており、仕切板5の下部が開放されていることによりpH調整槽2と処理水槽3とが連通している。
pH調整槽2には、pH計2Aと連動するpH調整剤の添加装置2Bが設けられている。6は嫌気反応槽1内に設けられた気液固分離装置である。
原水は配管11よりpH調整槽2に導入され、循環配管12及び処理水槽3から仕切板5の下部連通口を経て流入した循環水(嫌気処理水)と共にpH調整された後、ポンプPを有する配管13を経て嫌気反応槽1の散水配管14より槽内に導入される。嫌気反応槽1に導入された水は、嫌気反応槽1内を上向流で流れ、グラニュール汚泥を展開させてこの間に嫌気処理される。嫌気処理で発生したバイオガスは、嫌気反応槽1上部の気液固分離装置6より配管15を経て抜き出される。
一方、嫌気処理水は配管12より処理水槽3に送給されるが、この実施の形態では、この処理水配管(循環配管)12から、嫌気処理水の一部を抜き出してガス透過膜モジュール10に送給するポンプPを有する配管16と、ガス透過膜モジュール10を流通した水を配管12に戻す配管17が設けられており、嫌気処理水の一部は、ガス透過膜モジュール10において、配管18からの空気が供給され溶存酸素が溶解された後、処理水槽3に送給されるように構成されている。このガス透過膜モジュール10では、完全嫌気条件の嫌気処理水が導入されることから、その大きな酸素濃度差で、空気中の酸素を効率的に嫌気処理水に溶解させることができる。
配管12より処理水槽3に送給された嫌気処理水は、一部がガス透過膜モジュール10において溶存酸素が溶解されたものであり、その一部は配管19より処理水として取り出され、残部はpH調整槽2を経て原水と共に嫌気反応槽1に循環される。
この装置では、ガス透過膜モジュール10で溶存酸素が溶解された水が処理水槽3及びpH調整槽2を経て嫌気反応槽1に導入されることにより、嫌気反応槽1において、硫黄化合物の還元による硫化水素の生成が抑制される。
<構成例2>
図2の嫌気処理装置は、配管12から嫌気処理水の一部を抜き出す代りにpH調整槽2から槽内液を抜き出して、ガス透過膜モジュール10により溶存酸素を溶解させ、再度pH調整槽2に戻すようにした点が、図1に示す装置と異なり、その他は同様の構成とされており、同様に嫌気処理が行われる。この装置にあっても、pH調整槽2内の液に溶存酸素が溶解されることにより、これが嫌気処理槽1に導入され、嫌気反応槽1において、硫黄化合物の還元による硫化水素の生成が抑制される。
<構成例3>
図3の嫌気処理装置は、pH調整槽2及び処理水槽3を設けず、pH調整槽を兼ねた循環槽7を設けた点が図1に示す装置と異なる。7AはpH計、7BはpH計7Aと連動するpH調整剤の添加装置である。
この装置では、原水はポンプPにより、配管11を経て循環配管12に導入され、循環水と共にpH調整循環槽7でpH調整された後、配管13を経て、嫌気反応槽1に導入される。嫌気反応槽1に導入された水は、嫌気反応槽1内を上向流で流れ、グラニュール汚泥を展開させてこの間に嫌気処理される。嫌気処理で発生したバイオガスは、嫌気反応槽1上部の気液固分離装置6より配管15を経て抜き出される。
一方、嫌気処理水の一部は、配管12より循環され、残部は処理水として配管19より系外へ排出される。
この装置では、配管12の循環水の一部を抜き出してガス透過膜モジュール10に送給するポンプPを有する配管16と、ガス透過膜モジュール10を流通した水を配管12に戻す配管17が設けられており、循環水の一部に、ガス透過膜モジュール10において配管18からの空気が供給され溶存酸素が溶解された後、pH調整循環槽7に送給されるように構成されている。
この装置においても、ガス透過膜モジュール10で溶存酸素が溶解された循環水が、原水と共にpH調整循環槽7を経て嫌気反応槽1に導入されることにより、嫌気反応槽1において、硫黄化合物の還元による硫化水素の生成が抑制される。
上記いずれの構成例においても、ガス透過膜を用いて酸素含有ガスの供給を行うことから、酸素含有ガス中の酸素ガスが効率的に溶解させることができ、バイオガスへのガス状の酸素、窒素ガスの混入を防止すると共に、溶存酸素を嫌気反応槽1内の微生物に消費させることで、バイオガス中への酸素の混入も防止することができる。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
[実施例1]
メタノールをCODCr濃度として2500mg/L、野菜エキスと肉エキスの1:1混合基質をCODCr濃度として30mg/L含む合成排水に、N源及びS源として(NHSOを200mg/L(Nとして42.4mg/L、Sとして48.5mg/L、SOとして145.5mg/L)、P源としてKHPOを5mg−P/L添加した合成排水を原水として、図3に示すUASB反応槽1に通水して嫌気処理を行った。このUASB反応槽1は、内径6cm、高さ約1.2m、グラニュール汚泥部分を除く容量3L(グラニュール汚泥を含めると4L)の小型反応槽であり、グラニュール汚泥としては、化学工場のUASB反応槽から採取したもので、メタノール基質に馴化した状態のものを使用した。
通水条件はCODCr負荷として10g−CODCr/L/day、汚泥負荷として0.4〜0.7g−CODCr/g−VSS/day、上昇流速は3m/hrとし、グラニュール汚泥の粒径1〜3mm、温度30〜35℃、pH調整循環槽7での設定pH7.0で運転を行った。
ガス透過膜モジュール10としては(材質:ポリスルフォン、膜形式:中空糸、膜サイズ:直径1mm,長さ1mのものを100本)を用い、反応槽1から排出される処理水の一部150mL/minを循環する循環配管12から、循環水の一部を分岐させて取り出し、このガス透過膜モジュール10に1L/minで循環通水し、酸素含有ガスとして空気を0.1MPaで加圧供給して酸素を溶解させた後、循環槽7を経て反応槽1の下部に循環させた。
[比較例1]
実施例1において、循環水への酸素の供給を行わなかったこと以外は同様にして嫌気処理を行った。
その結果、実施例1及び比較例1ともに、CODCr除去率90%程度と良好な嫌気処理が行われた。
各例における反応槽の流入SO濃度(流入水のSOイオン濃度)と流出SO濃度(流出水のSOイオン濃度)の経時変化を調べ、結果を図4(a)、(b)に示した。
即ち、原水中のS源は(NHSOとして流入するため、このSO濃度の変化を調べることにより、反応槽内で硫酸還元が起きているか否かを確認することができる。
実施例1では、図4(a)に示されるように流入SO濃度も流出SO濃度も殆ど差がなく、硫酸還元抑制されていること、即ち、バイオガス中に硫化水素の混入がないことが確認された。
一方、比較例1では、図4(b)に示されるように、流入SO濃度に対して流出SO濃度が低く、硫酸還元により、バイオガス中への硫化水素の混入の問題があることが分かる。
なお、実施例1と比較例1とで、得られるバイオガス組成に差異はなく、ガス透過膜を用いた場合には、バイオガスへの窒素ガス及び酸素ガスの混入を防止することができることが確認された。
[比較例2]
実施例1において、ガス透過膜モジュールの代りに、反応槽1に散気管を設け、実施例1におけると同等の硫酸還元抑制効果が得られる程度に、反応槽に直接空気の供給を行ったこと以外は同様にして嫌気処理を行った。
この比較例2と実施例1とで得られるバイオガスの成分組成をガスクロマトグラフにより調べ、結果を表1に示した。
Figure 2010162463
表1より、従来法では、バイオガスへの窒素ガス及び酸素ガスの混入の問題があるが、ガス透過膜を用いることにより、バイオガス中への窒素ガス及び酸素ガスの混入を防止することができることが分かる。
1 嫌気反応槽
2 pH調整槽
3 処理水槽
4 槽体
5 仕切板
6 気液固分離装置
7 pH調整循環槽
10 ガス透過膜モジュール

Claims (6)

  1. 硫黄化合物を含む有機性排水をメタン発酵する反応工程と、該反応工程における硫化水素の発生を抑制するために酸素含有ガスを該反応工程に供給する酸素含有ガス供給工程とを有する嫌気処理方法において、
    該酸素含有ガス供給工程が、ガス透過膜を介して酸素含有ガス中の酸素を溶存酸素として水中に溶解させる工程であることを特徴とする嫌気処理方法。
  2. 請求項1において、該反応工程から排出される処理水を循環水として該反応工程に循環する循環工程を有し、前記酸素含有ガス供給工程は、該循環水に前記ガス透過膜を介して酸素含有ガスを供給する工程であることを特徴とする嫌気処理方法。
  3. 請求項1において、前記反応工程に導入される水のpHを調整するpH調整工程を有し、前記酸素含有ガス供給工程は、該pH調整工程のpH調整水に前記ガス透過膜を介して酸素含有ガスを供給する工程であることを特徴とする嫌気処理方法。
  4. 硫黄化合物を含む有機性排水をメタン発酵する反応槽と、該反応槽における硫化水素の発生を抑制するために酸素含有ガスを該反応槽に供給する酸素含有ガス供給手段とを有する嫌気処理装置において、
    該酸素含有ガス供給手段が、酸素含有ガス中の酸素を溶存酸素として水中に溶解させるガス透過膜を含むことを特徴とする嫌気処理装置。
  5. 請求項4において、該反応槽から排出される処理水を循環水として該反応槽に循環する循環手段を有し、前記酸素含有ガス供給手段は、該循環手段に設けられていることを特徴とする嫌気処理装置。
  6. 請求項4において、前記反応槽に導入される水のpHを調整するpH調整槽を有し、前記酸素含有ガス供給手段は、該pH調整槽又は該pH調整槽から水を抜き出す抜き出しラインに設けられていることを特徴とする嫌気処理装置。
JP2009005758A 2009-01-14 2009-01-14 嫌気処理方法及び装置 Active JP5262735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009005758A JP5262735B2 (ja) 2009-01-14 2009-01-14 嫌気処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009005758A JP5262735B2 (ja) 2009-01-14 2009-01-14 嫌気処理方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010162463A true JP2010162463A (ja) 2010-07-29
JP5262735B2 JP5262735B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=42579101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009005758A Active JP5262735B2 (ja) 2009-01-14 2009-01-14 嫌気処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5262735B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010194491A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Yanmar Co Ltd 廃水処理装置
JP2013208601A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Toshiba Corp 水処理システム
JP2014000550A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Sumitomo Heavy Industries Environment Co Ltd メタン発酵システム及びメタン発酵方法
US20140342426A1 (en) * 2011-10-24 2014-11-20 Vestforsyning A/S Methods and Apparatus for Hydrogen Based Biogas Upgrading
JP2015120169A (ja) * 2015-03-30 2015-07-02 株式会社東芝 水処理システム
CN114515501A (zh) * 2022-03-17 2022-05-20 哈尔滨工业大学 一种基于硫循环和络合剂再生的络合吸收no同步反硝化脱氮方法

Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6099393A (ja) * 1983-09-29 1985-06-03 アブワツサ−フエルバント・ラウムシヤフト・ラ−ル 嫌気性分解法における硫化水素含量の減少方法
JPS6342798A (ja) * 1986-08-11 1988-02-23 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 嫌気性処理装置
JPH04341396A (ja) * 1991-05-20 1992-11-27 Shimizu Corp メタン発酵処理方法
JPH0523553A (ja) * 1990-07-09 1993-02-02 Dainippon Ink & Chem Inc 気液接触用隔膜、気液接触装置及び気体溶解液体 の製造方法
JPH05277486A (ja) * 1992-03-30 1993-10-26 Kurita Water Ind Ltd 有機性排水の嫌気性処理方法
JPH0716593A (ja) * 1993-07-01 1995-01-20 Toshiba Corp 廃水処理装置
JPH07502199A (ja) * 1991-12-21 1995-03-09 ゾルファイ ウムヴェルトヒエミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 水性液体中へ水素を無気泡送入する方法
JPH07148495A (ja) * 1993-11-29 1995-06-13 Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd 有機性廃水の嫌気性処理方法
JPH08501927A (ja) * 1992-07-07 1996-03-05 パプリック・ヘルス・ラボラトリー・サーヴィス・ボード 液体媒体中に溶解したガスの濃度の調節方法
JPH0889771A (ja) * 1994-09-19 1996-04-09 Dainippon Ink & Chem Inc 気体溶解装置および気体溶解方法
JPH10505534A (ja) * 1994-06-23 1998-06-02 ネデルランゼ オルガニサチ フォール トゥーゲパスト ナツール−ウエテンスガプルク オンデルズク ティエヌオー 廃水からの硫黄化合物の嫌気的除去
JPH10156385A (ja) * 1996-12-02 1998-06-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd 硫酸根含有有機性廃水の処理方法
JPH11333492A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd メタン発酵処理装置及び処理方法
JP2000157255A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Linde Kca Dresden Gmbh バイオガス製造方法及び装置
JP2003136089A (ja) * 2001-11-05 2003-05-13 Kenji Kida 硫化水素発生抑制方法
JP2005329378A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 有機性廃水の嫌気性処理装置、及び嫌気性処理方法
JP2005329377A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 有機性廃水の嫌気性処理装置、及び嫌気性処理方法
JP2007190492A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Kurita Water Ind Ltd 窒素含有排水の処理方法および処理装置
JP2008221070A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Kurita Water Ind Ltd 気液接触装置及び気液接触方法

Patent Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6099393A (ja) * 1983-09-29 1985-06-03 アブワツサ−フエルバント・ラウムシヤフト・ラ−ル 嫌気性分解法における硫化水素含量の減少方法
JPS6342798A (ja) * 1986-08-11 1988-02-23 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 嫌気性処理装置
JPH0523553A (ja) * 1990-07-09 1993-02-02 Dainippon Ink & Chem Inc 気液接触用隔膜、気液接触装置及び気体溶解液体 の製造方法
JPH04341396A (ja) * 1991-05-20 1992-11-27 Shimizu Corp メタン発酵処理方法
JPH07502199A (ja) * 1991-12-21 1995-03-09 ゾルファイ ウムヴェルトヒエミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 水性液体中へ水素を無気泡送入する方法
JPH05277486A (ja) * 1992-03-30 1993-10-26 Kurita Water Ind Ltd 有機性排水の嫌気性処理方法
JPH08501927A (ja) * 1992-07-07 1996-03-05 パプリック・ヘルス・ラボラトリー・サーヴィス・ボード 液体媒体中に溶解したガスの濃度の調節方法
JPH0716593A (ja) * 1993-07-01 1995-01-20 Toshiba Corp 廃水処理装置
JPH07148495A (ja) * 1993-11-29 1995-06-13 Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd 有機性廃水の嫌気性処理方法
JPH10505534A (ja) * 1994-06-23 1998-06-02 ネデルランゼ オルガニサチ フォール トゥーゲパスト ナツール−ウエテンスガプルク オンデルズク ティエヌオー 廃水からの硫黄化合物の嫌気的除去
JPH0889771A (ja) * 1994-09-19 1996-04-09 Dainippon Ink & Chem Inc 気体溶解装置および気体溶解方法
JPH10156385A (ja) * 1996-12-02 1998-06-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd 硫酸根含有有機性廃水の処理方法
JPH11333492A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd メタン発酵処理装置及び処理方法
JP2000157255A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Linde Kca Dresden Gmbh バイオガス製造方法及び装置
JP2003136089A (ja) * 2001-11-05 2003-05-13 Kenji Kida 硫化水素発生抑制方法
JP2005329378A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 有機性廃水の嫌気性処理装置、及び嫌気性処理方法
JP2005329377A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 有機性廃水の嫌気性処理装置、及び嫌気性処理方法
JP2007190492A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Kurita Water Ind Ltd 窒素含有排水の処理方法および処理装置
JP2008221070A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Kurita Water Ind Ltd 気液接触装置及び気液接触方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010194491A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Yanmar Co Ltd 廃水処理装置
US20140342426A1 (en) * 2011-10-24 2014-11-20 Vestforsyning A/S Methods and Apparatus for Hydrogen Based Biogas Upgrading
US11193142B2 (en) * 2011-10-24 2021-12-07 AgorFora ApS Methods and apparatus for hydrogen based biogas upgrading
JP2013208601A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Toshiba Corp 水処理システム
JP2014000550A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Sumitomo Heavy Industries Environment Co Ltd メタン発酵システム及びメタン発酵方法
JP2015120169A (ja) * 2015-03-30 2015-07-02 株式会社東芝 水処理システム
CN114515501A (zh) * 2022-03-17 2022-05-20 哈尔滨工业大学 一种基于硫循环和络合剂再生的络合吸收no同步反硝化脱氮方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5262735B2 (ja) 2013-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108947102B (zh) 一种用于污水深度脱氮及毒性削减的装置及其运行方法
JP4610977B2 (ja) 汚泥返流水の処理方法及び処理装置
JP5262735B2 (ja) 嫌気処理方法及び装置
KR101294489B1 (ko) 유기 황 화합물 함유 배수의 처리 장치
JP5566147B2 (ja) 米加工廃水の処理方法及び装置
JP4625508B2 (ja) 硝酸塩廃液処理方法及び装置
CN103359876A (zh) 二甲基乙酰胺废水无害化处理方法
JP6749313B2 (ja) 水処理方法及び水処理装置
JP4876343B2 (ja) 脱窒方法及び脱窒装置
US8696892B2 (en) Apparatus for treating radioactive nitrate waste liquid
JP6084150B2 (ja) 脱窒処理方法及び脱窒処理装置
JP2012086124A (ja) 超純水製造方法
JPWO2009099208A1 (ja) 放射性硝酸塩廃液処理装置及び方法
US8163179B2 (en) Apparatus for removing dissolved hydrogen sulfide in anaerobic treatment
JP2002079034A (ja) 生物脱硫方法及び生物脱硫装置
JP2006167512A (ja) メタン発酵物処理装置及び方法
JP2012011376A (ja) 汚水処理方法および装置
JP2005329377A (ja) 有機性廃水の嫌気性処理装置、及び嫌気性処理方法
JP5930798B2 (ja) 有機排水の処理方法および装置
JP2008031744A (ja) 循環式トイレシステム
CN112408707A (zh) 一种医药中间体废水处理工艺
JP2006075779A (ja) 汚泥減容装置とその方法と有機性排水処理システム
JP2010188347A (ja) 有機硫黄化合物含有排水の処理装置
JP5873744B2 (ja) 有機性排水及び有機性廃棄物の処理方法、並びに処理装置
JP5329499B2 (ja) 生物学的排水処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5262735

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250