JP2010160181A - 画像形成装置 - Google Patents

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賢二 中村
Kozo Yamazaki
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Abstract

【課題】潜像担持体やその周囲装置のメンテナンス性を向上させつつ、筺体の開閉動作を容易に行うことができると共に設置場所の制約を低減できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】上カバー50は後側上カバー部50aと前側上カバー部50bで構成され、各上カバー部50a、50bが光書込ユニット70を保持し、後側上カバー部50aその後端が第1回動軸51aにより回動可能に筺体1aに支持され、前側上カバー部50bはその後端が第2回動軸51bにより後側上カバー部50aに回動可能に支持されており、上カバー50は、筺体1aを閉じて光書込ユニット70が書き込み動作をする閉じ位置では、後側上カバー部50aと前側上カバー部50bとの上面を面一にしており、筺体1aを開く開き位置では、各上カバー部50a、50bが回動して後側上カバー部50aを立ち上げると共に前側上カバー部50bを前方に屈曲する。
【選択図】図1

Description

本発明は、潜像書込手段が潜像担持体に潜像を書き込むことにより画像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、一様帯電せしめた感光体等の潜像担持体に対し、レーザー光を光走査するレーザー書込装置などの潜像書込手段によって潜像を書き込む構成が広く採用されている。
このような画像形成装置では、装置内のレイアウトによっては、潜像書込手段が邪魔になって潜像担持体やこれの周囲に配設される現像装置などの周囲装置のメンテナンス性を悪化させてしまうことがある。
一方、特許文献1には、筺体内を開閉可能な開閉カバー(保持体)によって潜像書込手段を保持し、開閉カバーの開放に伴って潜像書込手段を潜像担持体から大きく離間させる画像形成装置が記載されている。
係る構成によれば、開閉カバーの開放に伴って潜像書込手段を潜像担持体との対向位置から待避させ、潜像担持体やその周囲装置を外部に露出させることで、それらのメンテナンス性を向上させることができる。
特開2007−192894号公報
しかしながら、特許文献1の画像形成装置においては、開閉カバーの回動支点が画像形成装置の後側に配置されており、開閉カバーを開放したときに開閉カバーの取手部(前端部)も画像形成装置の後側上方に大きく移動してしまうため、再び開閉カバーを閉じる際に開閉カバーの取手部に手が届かない又は手が届きにくいという不具合があった。また、開閉カバーが大きく後側上方に回動するため、開閉カバーの回動軌跡上に障害物がある場所には設置できないという不具合もある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、潜像担持体やその周囲装置のメンテナンス性を向上させつつ、筺体の開閉動作を容易に行うことができると共に設置場所の制約を低減できる画像形成装置を提供することである。
本発明は、潜像を担持する複数の潜像担持体と、該潜像担持体に潜像を書き込む複数の潜像書込手段と、該複数の潜像書込手段を保持する保持体と、複数の潜像担持体を収納する筐体とを備え、前記保持体は、前側保持部と後側保持部で構成され、各保持部が潜像書込手段を保持し、後側保持部はその後端が第1回動軸により回動可能に筺体に支持され、前側保持体はその後端が第2回動軸により後側保持体の前端に回動可能に支持されており、第1回動軸と第2回動軸とは左右方向に略平行に設けてあり、筺体を閉じて潜像書込手段が書き込み動作をする閉じ位置では、前側保持部と後側保持部との上面を面一にしており、筺体を開く開き位置では、各保持部が回動して後側保持部を立ち上げると共に前側保持部を前方に屈曲することを特徴とする。
本発明によれば、筺体内に収納されている潜像担持体やその周辺機器のメンテナンスの際には、筺体を閉じている保持体の後側保持部が第1回動軸周りを後側に回動し、前側保持部が第2回動軸回りを前側に回動することにより、前側保持部の前端や前側保持部に設けてある取手を、従来のように後側上方に大きく移動させることなく、筺体を開くことができる。従って、筺体の開閉動作を容易に行うことができる。
保持体は後側保持部と前側保持部とに分けてあり、後側保持部を後側に回動し前側保持部を前側に回動するから、保持体の回動軌跡が小さく済むため、画像形成装置の設置場所の制約を低減することができる。
前側保持部と後側保持部とには、各々潜像書込手段が保持されているので、保持体を開くと同時に潜像書込手段も筺体内から除かれ、潜像担持体やその周辺機器を直接露出させることができるので、潜像担持体やその周辺機器のメンテナンスが容易である。
第1実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。 図1に示す潜像担持体とその周辺部分を抜き出して示す縦断面図である。 第2実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。 第3実施の形態に係る上カバーが閉じ位置にあるときの状態を示す斜視図である。 上カバー部が開き位置にあるときの斜視図である。 図5に示す上カバー部の側面図である。 第4実施の形態に係る上カバーとガイド部材とを示す斜視図であり、(a)〜(c)は、上カバーの開閉動作を示す図である。
以下に、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明するが、先ず図1及び図2を参照して本発明の第1実施の形態について説明する
本実施の形態に係る画像形成装置1は、プリンタであり、図1に示すように、画像形成装置1は、筺体1a内にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット1Y、1M、1C、1Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY、M、C、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。
Kトナー像を形成するためのプロセスユニット1Kを例にすると、 図2に示すように、潜像担持体たるドラム状の感光体2K、ドラムクリーニング装置3K、除電装置(不図示)、帯電装置4K、現像手段たる現像装置5K等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスユニット1Kは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
上記帯電装置4Kは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体2Kの表面を一様帯電せしめる。
一様帯電せしめられた感光体2Kの表面は、レーザー光Lによって露光走査されてK用の静電潜像を担持する。
このK用の静電潜像は、図示しないKトナーを用いる現像装置5KによってKトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト16上に中間転写される。
ドラムクリーニング装置3Kは、中間転写工程を経た後の感光体2K表面に付着している転写残トナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体2Kの残留電荷を除電する。この除電により、感光体2Kの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
他色のプロセスユニット(1Y、1M、1C)においても、プロセスユニット1Kと同様にして感光体(2Y、2M、2C)上に(Y、M、C)トナー像が形成されて、後述する中間転写ベルト16上に中間転写される。
上記現像装置5Kは、図示しないKトナーを収容する縦長のホッパ部6Kと、現像部7Kとを有している。
ホッパ部6K内には、図示しない駆動手段によって回転駆動されるアジテータ8K、これの鉛直方向下方で図示しない駆動手段によって回転駆動される撹拌パドル9K、これの鉛直方向で図示しない駆動手段によって回転駆動されるトナー供給ローラ10Kなどが配設されている。
ホッパ部6K内のKトナーは、アジテータ8Kや撹拌パドル9Kの回転駆動によって撹拌されながら、自重によってトナー供給ローラ10Kに向けて移動する。
トナー供給ローラ10Kは、金属製の芯金と、これの表面に被覆された発泡樹脂等からなるローラ部とを有しており、ホッパ部6K内のKトナーをローラ部の表面に付着させながら回転する。
現像装置5Kの現像部7K内には、感光体2Kやトナー供給ローラ10Kに当接しながら回転する現像ローラ11Kや、これの表面に先端を当接させる薄層化ブレード12Kなどが配設されている。
ホッパ部6K内のトナー供給ローラ10Kに付着したKトナーは、現像ローラ11Kとトナー供給ローラ10Kとの当接部で現像ローラ11Kの表面に供給される。供給されたKトナーは、現像ローラ11Kの回転に伴ってローラと薄層化ブレード12Kとの当接位置を通過する際に、ローラ表面上での層厚が規制される。そして、層厚規制後のKトナーは、現像ローラ11Kと感光体2Kとの当接部である現像領域において、感光体2K表面のK用の静電潜像に付着する。この付着により、K用の静電潜像がKトナー像に現像される。
図2を用いてK用のプロセスユニットについて説明したが、Y、M、C用のプロセスユニット1Y、1M、1Cにおいても、同様のプロセスにより、潜像担持体としての感光体2Y、2M、2C表面にY、M、Cトナー像が形成される。
先に示した図1において、プロセスユニット1Y、1M、1C、1Kの鉛直方向上方には、光書込ユニット70が配設されている。
潜像書込手段たる光書込ユニット70は、画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザー光Lにより、プロセスユニット1Y、1M、1C、1Kにおける感光体2Y、2M、2C、2Kを光走査する。この光走査により、感光体2Y、2M、2C、2K上にY、M、C、K用の静電潜像が形成される。
本実施の形態では、光書込ユニット70は2つ設けてあり、後述する上カバー(保持体)50の下面に保持されている。上カバー50の後側上カバー(後側保持部)50aに保持されている光書込ユニット70は、感光体2K、2Cに光走査して潜像を書き込み、前側上カバー(前側保持部)50bに保持されている光書込ユニット70は、感光体2M、2Yに光走査して潜像を書き込むようになっている。
各光書込ユニット70は、光源から発したレーザー光(L)を、図示しないポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラー70aで主走査方向に偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラー70bを介して感光体に照射するものである。
プロセスユニット1Y、1M、1C、1Kの鉛直方向下方には、無端状の中間転写ベルト16を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写ユニット15が配設されている。
転写手段たる転写ユニット15は、中間転写ベルト16の他に、駆動ローラ17、従動ローラ18、4つの1次転写ローラ19Y、M、C、K、2次転写ローラ20、ベルトクリーニング装置21、クリーニングバックアップローラ22などを備えている。
中間転写ベルト16は、そのループ内側に配設された駆動ローラ17、従動ローラ18、クリーニングバックアップローラ22及び4つの1次転写ローラ19Y、19M、19C、19Kによって張架されている。そして、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ17の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。
4つの1次転写ローラ19Y、19M、19C、19Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト16を感光体2Y、2M、2C、2Kとの間に挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト16のおもて面と、感光体2Y、2M、2C、2Kとが当接するY、M、C、K用の1次転写ニップが形成されている。
1次転写ローラ19Y、19M、19C、19Kには、図示しない転写バイアス電源によってそれぞれ1次転写バイアスが印加されており、これにより、感光体2Y、2M、2C、2Kの静電潜像と、1次転写ローラ19Y、19M、19C、19Kとの間に転写電界が形成される。
尚、1次転写ローラ19Y、19M、19C、19Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
Y用のプロセスユニット1Yの感光体2Y表面に形成されたYトナーは、感光体2Yの回転に伴って上述のY用の1次転写ニップに進入すると、転写電界やニップ圧の作用により、感光体2Y上から中間転写ベルト16上に1次転写される。このようにしてYトナー像が1次転写せしめられた中間転写ベルト16は、その無端移動に伴ってM、C、K用の1次転写ニップを通過する際に、感光体2M、2C、2K上のM、C、Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト16上には4色トナー像が形成される。
転写ユニット15の2次転写ローラ20は、中間転写ベルト16のループ外側に配設されて、ループ内側の従動ローラ18との間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト16のおもて面と、2次転写ローラ20とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ20には、図示しない転写バイアス電源によって2次転写バイアスが印加される。
この印加により、2次転写ローラ20と、アース接続されている従動ローラとの間には、2次転写電界が形成される。
転写ユニット15の鉛直方向下方には、記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット30がプリンタの筐体に対してスライド着脱可能に配設されている。この給紙カセット30は、紙束の一番上の記録紙Pに給紙ローラ30aを当接させており、これを所定のタイミングで図中反時計回り方向に回転させることで、その記録紙Pを給紙路31に向けて送り出す。
給紙路31の末端付近には、レジストローラ対32が配設されている。このレジストローラ対32は、給紙カセット30から送り出された記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。
そして、挟み込んだ記録紙Pを上述の2次転写ニップ内で中間転写ベルト16上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを2次転写ニップに向けて送り出す。
2次転写ニップで記録紙Pに密着せしめられた中間転写ベルト16上の4色トナー像は、2次転写電界やニップ圧の影響を受けて記録紙P上に一括2次転写され、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。
このようにして表面にフルカラートナー像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップを通過すると、2次転写ローラ20や中間転写ベルト16から曲率分離する。そして、転写後搬送路33を経由して、後述する定着装置34に送り込まれる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト16には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト16の表面に当接しているベルトクリーニング装置21によってベルト表面からクリーニングされる。
中間転写ベルト16のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ22は、ベルトクリーニング装置21によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
定着装置34は、図示しないハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ34aと、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ34bとによって定着ニップを形成している。定着装置34内に送り込まれた記録紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ34aに密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置34内から排出された記録紙Pは、定着後搬送路35を経由した後、排紙路36と反転前搬送路41との分岐点にさしかかる。
定着後搬送路35の側方には、回動軸42aを中心にして回動駆動される切替爪42が配設されており、その回動によって定着後搬送路35の末端付近を閉鎖したり開放したりする。定着装置34から記録紙Pが送り出されるタイミングでは、切替爪42が図中実線で示す回動位置で停止して、定着後搬送路35の末端付近を開放している。
よって、記録紙Pが定着後搬送路35から排紙路36内に進入して、排紙ローラ対37のローラ間に挟み込まれる。図示しないテンキー等からなる操作部に対する入力操作や、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる制御信号などにより、片面プリントモードが設定されている場合には、排紙ローラ対37に挟み込まれた記録紙Pがそのまま機外へと排出される。そして、筐体の上カバー50a、50bの上面であるスタック部にスタックされる。
一方、両面プリントモードに設定されている場合には、先端側を排紙ローラ対37に挟み込まれながら排紙路36内を搬送される記録紙Pの後端側が定着後搬送路35を通り抜けると、切替爪42が図中一点鎖線の位置まで回動して、定着後搬送路35の末端付近が閉鎖される。これと略同時に、排紙ローラ対37が逆回転を開始する。すると、記録紙Pは、今度は後端側を先頭に向けながら搬送されて、反転前搬送路41内に進入する。
図1は、画像形成装置1を側面側から示しており、図中右側が本プリンタの前面、左側が後面である。画像形成装置1の前面部は、回動軸40aを中心に回動することで筐体1aに対して開閉可能な反転ユニット40になっている。
排紙ローラ対37が逆回転すると記録紙Pがこの反転ユニット40の反転前搬送路41内に進入して、鉛直方向上側から下側に向けて搬送される。そして、反転搬送ローラ対43のローラ間を経由した後、半円状に湾曲している反転搬送路44内に進入する。
更に、その湾曲形状に沿って搬送されるのに伴って上下面が反転せしめられながら、鉛直方向上側から下側に向けての進行方向も反転して、鉛直方向下側から上側に向けて搬送される。その後、上述した給紙路31内を経て、2次転写ニップに再進入する。
そして、もう一方の面にもフルカラー画像が一括2次転写された後、転写後搬送路33、定着装置34、定着後搬送路35、排紙路36、排紙ローラ対37を順次経由して、機外へと排出される。上述の反転ユニット40は、外部カバー45と揺動体46とを有している。
具体的には、反転ユニット40の外部カバー45は、プリンタ本体の筺体に設けられた回動軸40aを中心にして回動するように支持されている。この回動により、外部カバー45は、その内部に保持している揺動体46とともに筺体に対して開閉する。
図1中に点線で示すように、外部カバー45がその内部の揺動体46とともに開かれると、反転ユニット40とプリンタ本体側との間に形成されていた給紙路31、2次転写ニップ、転写後搬送路33、定着ニップ、定着後搬送路35、排紙路36が縦に2分されて、外部に露出する。これにより、給紙路31、2次転写ニップ、転写後搬送路33、定着ニップ、定着後搬送路35、排紙路36内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
また、揺動体46は、外部カバー45が開かれた状態で、外部カバー45に設けられた図示しない揺動軸を中心にして回動するように外部カバー45に支持されている。この回動により、揺動体46が外部カバー45に対して開かれると、反転前搬送路41や反転搬送路44が縦に2分されて外部に露出する。
これにより、反転前搬送路41内や反転搬送路44内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
次に、上カバー(保持体)50について説明する。上カバー50は、前述したように、後側上カバー部(後側保持部)50aと、前側上カバー部(前側保持部)50bで構成され、各上カバー部50a、50bが各々光書込ユニット(潜像書込手段)70を保持している。
後側上カバー部50aはその後端が第1回動軸51bにより回動可能に筺体1aに支持されている。 前側上カバー部50bその後端が第2回動軸51bにより後側上カバーの前端に回動可能に支持されている。第1回動軸51aと第2回動軸51bとは左右方向に略平行に設けてある。
そして、図1に実線で示すように、上カバー50が筺体1aを閉じているときには各光書込ユニット70が書き込み動作をするように、プロセスユニット1Y、1M、1C、1Kの直上に位置する。上カバー50が閉じ位置にあるときには、後側上カバー部50aと前側上カバー部50bとは、上面を面一にしている。
そして、上カバー50により筺体1a内を開く位置では、図1に破線で示すように、後側上カバー部50aは約90度回動して立ち上がった位置で第1回動軸51bに対して回動が規制されて、それ以上回動しないようになっている。また、前側上カバー部50bは、第2回動軸51bを前方に回動し、後側上カバー部50aに対して略直角を成す位置で回動が規制されて、それ以上回動しないようになっている。
本実施の形態によれば、筺体1a内に収納されているプロセスユニット1Y、1M、1C、1K等のメンテナンスの際には、筺体1aを閉じている上カバー50の後側カバー部50aは第1回動軸51a周りを後側(図中反時計回り)に回動し、前側上カバー部50bは第2回動軸51b回りを前方(図中時計回り)に回動するようにして開く。つまり、後側上カバー50aと前側上カバー50bが折りたたまれながら開くことにより、筺体1aの上部開口を大きく露出させることができる。
また、前側上カバー部50bの前端にある取手50cを、後側上方に大きく移動させることなく、筺体1aを開くことができる。従って、筺体1aの開閉動作を容易に行うことができる。
上カバー50は後側上カバー部50aと前側上カバー部50bとに分けてあり、後側上カバー部50aを後側に回動し前側上カバー部50bを前方に回動するから、上カバー50の回動軌跡が小さく済むため、画像形成装置の設置場所の制約を低減することができる。
後側上カバー部50aと前側上カバー部50bとには、各々光書込ユニット70が保持されているので、上カバー50を開くと同時に光書込ユニット70も筺体1a内から除かれ、プロセスユニット1Y、1M、1C、1Kを直接露出させることができるので、プロセスユニット1Y、1M、1C、1Kやその周辺機器のメンテナンスが容易である。
以下に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述した実施の形態と主に異なる点を説明する。
図3を参照して、第2実施の形態を説明する。図3は、第2実施の形態に係る画像形成装置の概略的構成を示す縦断面図である。
この第2実施の形態では、上カバー部(保持体)50の閉じ位置において、後側上カバー部50aは前側端50dを筺体1aの内側に向けて屈曲して前後方向の断面が略L字形状を成し、前側上カバー50bは後側端50eを筺体1aの内側に向けて屈曲して前後方向の断面が略L形状を成している。また、前側上カバー50bの第2回動軸51bの位置を光書込ユニット70より鉛直方向下部で筺体1aの内側に配置している。また、前側上カバー50bは第2回動軸51bを約180度回動したところでそれ以上回動しないように回動が規制されている。その他の構成は上述した第1実施の形態と略同じである。
この第2実施の形態によれば、図3に破線で示すように、上カバー50を開放したときに後側上カバー50a、前側上カバー50bのそれぞれが保持している光書込ユニット70が対向する位置まで移動することができるため、筐体1aの上部開口が更に大きくなりメンテナンス性が向上する。
図4〜図6を参照して第3実施の形態を説明する。図4は第3実施の形態に係る上カバー50が筺体1aを閉じる位置にあるときの状態を示す斜視図であり、図5は上カバー部が開き位置にあるときの斜視図であり、図6は図5に示す上カバー部の側面図である。
この第3実施の形態では、上述した第2実施の形態において、上カバー(保持体)50に保護部材52を設けており、その他の構成は上述した第2実施の形態と略同じである。
図4に示すように、保護部材52は板材であり、前端を前側上カバー50bのL字の屈曲部50fに回動可能に支持する支持部52aで軸支している。また、保護部材52の左右端には切欠部52bが形成されており、図5に示すように、上カバー50を開いたときに、第2回動軸51bの端部が切欠部52bに入り込んで、第2回動軸51bとの干渉を避けるようになっている。
この第3実施の形態では、図5及び図6に示すように上カバー50が筺体1aを開いた状態から、上カバー50で筺体1aを閉じる際に、後側上カバー部50aの前側端50dと前側上カバー50bの後側端50eとの間に略V字形状の隙間ができるが、この隙間に手を挟む等の問題を防止できる。尚、保護部材52は後側上カバー50aに設けても同様の効果が得られる。
図7を参照して第4実施の形態を説明する。図7は、第4実施の形態に係る上カバー50と筺体1aに取付けられたガイド部材(案内部材)とを示す斜視図であり、(a)は筺体1aを閉じている状態であり、(b)は開いている途中の状態であり、(c)は開ききった状態を示す。
第4実施の形態では、図7に示すように、筺体1aの開口には、左右の開口端に各々、前側上カバーの移動を案内するガイド部材54が略水平に設けてあり、前側上カバー50bにはその前側端の左右にガイド部材54に摺動可能な突起部(スライダ)53が設けられている。
ガイド部材54には突起部53の移動を案内する長孔54aが形成してあり、突起部53はガイド部材54の長孔54aを水平に摺動するようになっている。
図7(a)、(b)、(c)はそれぞれ後側上カバー50aと前側上カバー50bの成す角度が180度、90度、0度の状態を示している。図7(a)、(b)、(c)に示すように前側上カバー50bは突起部53とガイド部材54とが摺動しながら開閉動作を行う。前側上カバー50bの突起部53がガイド部材54に沿って移動するため、軽い操作力で上カバーの開閉動作を行うことができる。尚、本実施例では、図7(a)に示すように、後側上カバー50aの第1回動軸51aと前側上カバー50bの支持部材51bとの水平距離L1、前側上カバー50bの支持部材51bと前側上カバー50bの突起部53との水平距離L2とすると、L1とL2が等しくなる位置に回動支点である第2回動軸51bを配置しているが、例えばガイド部材54が水平方向に対し角度を成す位置に配置されている等、本実施形態と異なる配置においても本発明と同様の効果が得られる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。
例えば、第1実施の形態において、前側上カバー部の前端部の左右端に第4実施の形態と同様な突起部53を設け、筺体1aには後側を高くなるように傾斜したガイド部材54を設けて、上カバー50の開閉を案内するようにしても良い。
1 画像形成装置
1a 筺体
1Y、1M、1C、1K プロセスユニット
2Y、2M、2C、2K 感光体(潜像担持体)
50 上カバー(保持体)
50a 後側上カバー(後側保持部)
50b 前側上カバー(前側保持部)
51a 第1回動軸
51b 第2回動軸
52 保護部材
53 突起部(スライダ)
54 ガイド部材(案内部材)
70 光書込ユニット(潜像書込手段)

Claims (4)

  1. 潜像を担持する複数の潜像担持体と、該潜像担持体に潜像を書き込む複数の潜像書込手段と、該複数の潜像書込手段を保持する保持体と、複数の潜像担持体を収納する筐体とを備え、前記保持体は、前側保持部と後側保持部で構成され、各保持部が潜像書込手段を保持し、後側保持部はその後端が第1回動軸により回動可能に筺体に支持され、前側保持体はその後端が第2回動軸により後側保持体の前端に回動可能に支持されており、第1回動軸と第2回動軸とは左右方向に略平行に設けてあり、筺体を閉じて潜像書込手段が書き込み動作をする閉じ位置では、前側保持部と後側保持部との上面を面一にしており、筺体を開く開き位置では、各保持部が回動して後側保持部を立ち上げると共に前側保持部を前方に屈曲することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、後側保持部は前側端を筺体の内側に向けて屈曲して前後方向の断面が略L字形状を成し、前側保持部は後側端を筺体の内側に向けて屈曲して前後方向の断面が略L形状を成しており、第2回動支点は該潜像書込手段よりも筺体の内側に位置していることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、前側保持部又は後側保持部の少なくとも何れかに、前側保持部と後側保持部の上面に跨る保護部材を有し、該保護部材は保持体の開閉動作中に、前側保持部の後側端と後側保持部の前側端と間の間隙を埋めることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像形成装置において、筺体の左右側に保持体の開閉を案内する案内部材が設けてあり、前側保持部は前側端部の左右に案内部材に摺動可能なスライダを有し、前側保持体が案内部材に沿って移動することにより、保持体が閉じ位置と開き位置とに移動することを特徴とする画像形成装置。
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