JP2015018122A - カバー開閉機構及び画像形成装置 - Google Patents

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宏樹 石光
真美 秋山
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真美 秋山
史朗 赤間
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史朗 赤間
祐太 植田
Yuta Ueda
祐太 植田
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Abstract

【課題】閉状態のカバー部材が装置本体にほとんど隙間をあけずに近接配置する構成を採用しつつも、カバー部材を閉状態から開状態にする際の負荷を軽減することを課題とする。
【解決手段】複写機本体の第1ヒンジ回動支点A1を中心に回動可能に支持され、開閉カバー10の第1カバー回動支点B1を中心に開閉カバーが当該第1ヒンジ部材20に対して回転可能なように開閉カバーを支持する第1ヒンジ部材と、複写機本体の第2ヒンジ回動支点A2を中心に回動可能に支持され、開閉カバーの第2カバー回動支点B2を中心に開閉カバーが当該第2ヒンジ部材25に対して回転可能なように開閉カバーを支持する第2ヒンジ部材とを有し、開閉カバーを閉状態から開状態へ切り替える動作に連動してカバー回動支点B1,B2間の相対位置関係が変化し、カバー回動支点B1,B2を複写機装置本体から離間させる方向に各ヒンジ部材が回動するように構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、装置本体の一部を覆うカバー部材を回動させることによってカバー部材を開閉するカバー開閉機構と、このカバー開閉機構を備えるプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
画像形成装置には複数の交換部品があり、ユーザが交換のためにカバー部材を開閉する必要がある。カバー部材を開閉するカバー開閉機構としては、装置本体に固定されたカバー回動軸でカバー部材の一端側部分(回動軸側端部)を回動可能に支持し、当該カバー回動軸を中心側にしてカバー部材を回動可能に構成したものが一般的である。このようなカバー開閉機構を用いることにより、カバー回動軸を中心にカバー部材を回動させる開閉動作を行うことで、装置本体の一部(被カバー面)がカバー部材によって覆われた閉状態と、カバー部材によって覆われずに装置本体の被カバー面が開放された開状態とに、切り替えることができる。
図11は、従来のカバー開閉機構の一例を示す模式図である。
図11に示すカバー開閉機構100’においては、装置本体200’側に固定されたカバー回動軸22’を中心に開閉カバー10を図中矢印Aの方向に回動させることで、装置本体200’の開口面(被カバー面)201を開状態にすることができる。閉状態においては、通常、開閉カバー10の回動軸側端部の末端部10bが装置本体200’の側壁面202から突出しないように構成される。また、カバー回動軸22’は、末端部10bよりも開閉カバー10の内側に入り込んだ箇所で、開閉カバー10を回動自在に支持する。このようなカバー開閉機構100’においては、開閉カバー10を閉状態から開状態へ動作させるときに図中矢印Bに示すように移動する開閉カバー10の末端部10bが装置本体200’に干渉しないように構成する必要がある。
このような構成を実現するためには、開閉カバー10の末端部10bからカバー回動軸22’までの距離L1よりも、開口面201からカバー回動軸22’までの最短距離L2の方が長くなるように構成する必要がある。このように構成では、図11に示すように、閉状態で開口面201と開閉カバー10との間に図中矢印Dで示す隙間が形成される。このような隙間が形成されると、その隙間の分だけ装置本体の寸法が大きくなる。
図12(a)及び(b)は、特許文献1に開示されているカバー開閉機構を説明するための模式図である。
このカバー開閉機構100’は、次のような構成を採用することで、図12(a)に示すように、閉状態の開閉カバー10を装置本体200’の開口面201にほとんど隙間をあけずに近接配置することを実現している。このカバー開閉機構100’では、開閉カバー10を回動可能に支持しているカバー回動軸22’が、装置本体に対して固定されておらず、装置本体のアーム回動軸21’に対して一端側が回動可能に支持されたアーム部材20’の他端側に回動自在に支持されている。ここで、閉状態の開閉カバー10は、図12(a)に示すように、装置本体200’の開口面201にほとんど隙間をあけずに近接配置されている。そのため、閉状態から開閉カバー10を図中矢印A方向に回動させると、開閉カバー10の末端部10bがすぐに開口面201に突き当たる。
この状態から更に開閉カバー10を図中矢印A方向に回動させると、その回動力により末端部10bを中心に開閉カバー10が回動する。これにより、開閉カバー10を回動可能に支持しているカバー回動軸22’には、開口面201から離れる方向への力が作用する。このとき、カバー回動軸22’の移動は、アーム部材20’によりアーム回動軸21’を中心とした円弧上に制限されているため、カバー回動軸22’は、開口面201から離れる方向へ移動するとともに、開口面201に沿った方向へも移動することになる。そして、開閉カバー10の回動支点となっている末端部10bは、このように移動するカバー回動軸22’との距離が一定に保たれる関係になっているので、末端部10bを中心とした開閉カバー10の回動によるカバー回動軸22’の動きに追従して、末端部10bは開口面201を摺擦しながら開口面201に沿ってスライド移動する。このような動きにより、図12(b)に示すように、開閉カバー10は、カバー回動軸22’を中心側にして開状態になるまで回動することができる。
ところが、図12(a)及び(b)に示すようなカバー開閉機構100’では、開閉カバー10を開く動作の間、開閉カバー10の末端部10bが装置本体200’の開口面201を摺擦しながらスライド移動する。そのため、その摺擦による摩擦力が開閉カバー10を開く動作の負荷となり、開閉カバー10を開く動作の妨げとなるという問題があった。
本発明は、前記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、閉状態のカバー部材が装置本体にほとんど隙間をあけずに近接配置する構成を採用しつつも、カバー部材を閉状態から開状態にする際の負荷を軽減することが可能なカバー開閉機構、及び、このカバー開閉機構を備えた画像形成装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明は、カバー部材の一端側部分を中心側にして該カバー部材を回動させることにより、該カバー部材を、装置本体の一部を覆う閉状態と該一部を開放させる開状態とに切り替えるカバー開閉機構において、前記装置本体に位置決めされた第1中間回動支点を中心に該装置本体に対して回動可能に支持される第1中間回動部材と、前記第1中間回動支点とは異なる前記装置本体の箇所に位置決めされた第2中間回動支点を中心に該装置本体に対して回動可能に支持される第2中間回動部材とを有し、前記第1中間回動部材は、前記カバー部材の前記一端側部分に位置決めされた第1カバー回動支点を中心に該カバー部材が当該第1中間回動部材に対して回転可能なように該カバー部材を支持しており、前記第2中間回動部材は、前記第1カバー回動支点とは異なる前記カバー部材の前記一端側部分の箇所に位置決めされた第2カバー回動支点を中心に該カバー部材が当該第2中間回動部材に対して回転可能なように該カバー部材を支持しており、前記カバー部材を閉状態から開状態へ切り替える動作に連動して前記第1カバー回動支点及び前記第2カバー回動支点間の相対位置関係が変化し、該第1カバー回動支点及び該第2カバー回動支点を装置本体から離間させる方向に前記第1中間回動部材及び前記第2中間回動部材が回動するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、閉状態のカバー部材が装置本体にほとんど隙間をあけずに近接配置する構成を採用しつつも、カバー部材を閉状態から開状態にする際の負荷を軽減することが可能となるという優れた効果が得られる。
実施形態に係る複写機の全体の構成例を示す概略構成図である。 廃トナーボトルを交換するときに開ける開閉カバーを開放した状態の同複写機の斜視図である。 図2中の領域αの拡大説明図である。 同開閉カバーの背面側から見たカバー開閉機構を示す平面図である。 開閉カバーが閉状態であるときの同カバー開閉機構を示す上面図である。 開閉カバーが閉状態と開状態の途中の状態であるときの同カバー開閉機構を示す上面図である。 開閉カバーが開状態であるときの同カバー開閉機構を示す上面図である。 開閉カバーを閉状態から開状態へ切り替える際の、複写機本体に位置決めされている2つのヒンジ回動支点A1,A2と、開閉カバーに位置決めされている2つのカバー回動支点B1,B2との位置を示す説明図である。 開閉カバーが閉状態から開状態となる間に第1ヒンジ部材が回動する角度θが90°を超える場合の例を示す説明図である。 開閉カバーの閉状態を維持するための閉状態維持手段としてプッシュ式ラッチを用いている複写機の斜視図である。 従来のカバー開閉機構の一例を示す模式図である。 (a)及び(b)は、特許文献1に開示されているカバー開閉機構を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
まず、本実施形態に係る画像形成装置の構成例について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置である複写機500の全体の構成例を示す概略構成図である。
図1に示す複写機500は、イエロー(以下、Y)、マゼンタ(以下、M)、シアン(以下、C)、ブラック(以下、K)の4色トナーから一画像を形成するカラー画像形成装置である。この複写機500は、画像形成部60、給紙部2、画像形成対象である原稿の画像を読み取る画像読取手段としてのスキャナ3などを備えている。また画像形成部60の図中右側側方には、反転搬送部としての反転装置31が設けられている。
画像形成部60は、各色を形成する4つの作像ユニット5Y,5M,5C,5Kを備えており、これらが図中矢印F方向に表面移動する中間転写ベルト121に沿って配置されている。各作像ユニット5Y,5M,5C,5Kは、ドラム状の像担持体としての感光体1Y,1M,1C,1Kをそれぞれ有している。さらに、画像形成部60は、露光装置4を備えている。
中間転写ベルト121の内側には、感光体1Y,1M,1C,1Kから中間転写ベルト121上にトナー像を転写する一次転写ローラ34Y,34M,34C,34Kを設けている。一次転写ローラ34Y,34M,34C,34Kよりも下流側には、中間転写ベルト121表面に対向するように二次転写ローラ33を設けている。また、二次転写ローラ33よりも下流には、トナー像転写後の中間転写ベルト121表面のクリーニングをする図示しない中間転写ベルトクリーニング装置を設けている。なお、本実施形態の複写機500では、これらは一体的に構成され、複写機500本体に脱着可能な中間転写ユニット120の形態をなしている。なお、作像ユニット5Y,5M,5C,5K、露光装置4、中間転写ユニット120、定着装置8等は、スキャナ3で読み取った画像情報に基づいて記録材としての転写紙Pに画像を形成する画像形成手段を構成する。
画像形成部60の上方に配置されたスキャナ3は、光源を有する第一走行体、ミラーを有する第二走行体、結像レンズ及び読取センサ(いずれも不図示)等から構成されている。また、4つの作像ユニット5Y,5M,5C,5Kの下方には露光装置4を設けている。また、画像形成部60の下方には、給紙部2を設けている。給紙部2は、転写紙Pを収容する給紙カセット2a、給紙手段である給紙ローラ27を備えている。また、二次転写ローラ33の上方には、転写紙P上の画像を定着する定着装置8と、排紙ローラ26とを設けている。
4つの作像ユニット5Y,5M,5C,5Kは、収容するトナーの色が異なる以外は、同一の構成であるため、以下、色分け符号を適宜省略して説明する。作像ユニット5は、感光体1の周りに、感光体1表面に電荷を与える図示しない帯電装置、感光体1表面に形成された潜像を各色トナーで現像してトナー像とする図示しない現像装置を備えている。また、トナー像転写後の感光体1表面のクリーニングをする図示しないクリーニング装置が配置されている。
次に、本実施形態に係る複写機500の動作例について説明する。
画像開始の信号を受けると、中間転写ベルト121が表面移動を開始する。同時に、イエロー用作像ユニット5Yでは、イエロー用感光体1Yを図示しない帯電装置により一様に帯電し、露光装置4によりレーザ光を照射され静電潜像を形成する。静電潜像は、図示しない現像装置により現像され、これによりイエロー用感光体1Yにイエローのトナー像が形成される。同様にして、他の色用の作像ユニット5M,5C,5Kにおいても、各感光体1M,1C,1Kに、それぞれマゼンタ、シアン、黒のトナー像が形成される。中間転写ベルト121の表面移動に伴い、各色トナー像は一次転写ローラ34Y,34M,34C,34Kで順次転写され、中間転写ベルト121上に合成カラー画像を形成する。なお、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト121の同じ位置に重ねて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
一方、給紙カセット2aから給紙ローラ27により転写紙Pが給紙され、中間転写ベルト121と二次転写ローラ33とによって形成される二次転写ニップ部に搬送される。そして、中間転写ベルト121上の合成カラー画像を二次転写ローラ33で転写して転写紙P上にカラー画像を転写する。画像転写後の転写紙Pは、定着装置8へと送り込まれ、転写画像を定着される。定着装置8内で定着処理が施された転写紙Pは、排紙ローラ26により排紙トレイ30上にスタックされるか、もう一方の面にもトナー像を形成するために反転装置31に送られるかのいずれかの搬送形態が選択される。
また、トナー像転写後の各感光体1Y,1M,1C,1K上の残留トナーは、それぞれのクリーニング装置によってクリーニングされる。また、トナー像転写後の中間転写ベルト121上の残留トナーは、図示しない中間転写ベルトクリーニング装置によってクリーニングされる。各感光体1Y,1M,1C,1K上から回収された廃トナーは、各クリーニング装置内に設けられた図示しない廃トナー搬送スクリュにより、複写機500内に設けられ廃トナーボトル300に排出される。また、中間転写ベルト121上から回収された廃トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置内の図示しないベルト廃トナー搬送スクリュにより、複写機500内に設けられた廃トナーボトル300に排出される。
また、画像形成によりトナーを消費した各現像装置には、図1中左上方の、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各トナーが充填されたトナーボトル7Y,7M,7C,7Kから図示しない搬送経路によって、所定の補給量だけ各色の現像装置にトナーが補給される。なお、四つの作像ユニット5Y,5M,5C,5K及びトナーボトル7Y,7M,7C,7Kの配列順は図1に示す例に限定されるものではない。
本実施形態に係る複写機500で、図示しない原稿のコピーがとられる際には、例えばシート状の原稿がスキャナ3の図示しない原稿台上にセットされる。原稿がセットされた後、図示しないコピースタートスイッチが押下されると、スキャナ3による原稿読取動作がスタートする。原稿読取動作では、まず、図示しない第一走行体と第二走行体とがともに走行を開始し、第一走行体に設けられた光源から光が発射される。そして、原稿面からの反射光が第二走行体内に設けられたミラーによって反射され、図示しない結像レンズを通過した後、図示しない読取センサに入射される。そして、読取センサは、入射光に基づいて画像情報を構築する。
前記原稿読取動作と並行して、各作像ユニット5Y,5M,5C,5K内の各機器や、中間転写ユニット120、二次転写ローラ33、定着装置8がそれぞれ駆動を開始する。そして、スキャナ3によって読み取られた画像情報に基づいて、露光装置4が駆動制御されて、各感光体1Y,1M,1C,1K上に、Y、M、C及びKトナー像が形成される。これらトナー像は、中間転写ベルト121上に重ね合わせ転写された4色トナー像となる。
また、原稿読取動作の開始とほぼ同時に、給紙部2内では給紙動作が開始される。この給紙動作では、給紙ローラ27の一つが選択回転され、多段に収容される給紙カセット2aの一つから転写紙Pが送り出される。送り出された転写紙Pは、給紙ローラ27で一枚ずつ分離されて用紙搬送路28に進入した後、搬送ローラ対29によって二次転写ニップに向けて搬送される。このような給紙カセット2aからの給紙に代えて、手差しトレイ50からの給紙が行われる場合もある。この場合、手差し給紙ローラ51が回転して手差しトレイ50上の転写紙Pを送り出し、転写紙Pを一枚ずつ手差し給紙路52に給紙する。
本実施形態は、給紙部2の上方でかつ画像形成部60の右側面に、反転装置31が設けられている。よって、反転装置31の下方にスペースができる。このように、反転装置31の下方にスペースがあると、外観品質が悪くなる。また、複写機500を持ち運ぶ際に反転装置31を取手代わりに持たれて反転装置31が破損するおそれもある。このため、本実施形態においては、反転装置31の下方であり給紙部2の図中右側方に、外装カバー40を取り付けている。これにより、外観品質が良くなり、また、複写機500を持ち運ぶ際に反転装置31を取手代わりに持たれることがなくなる。
次に、廃トナーボトル300を交換するときに、外装カバーの一部であるカバー部材としての開閉カバー10を開閉するカバー開閉機構100について説明する。
複写機500等の画像形成装置は内部に配置される消耗品の交換のため、消耗品が配置された箇所は使用者が簡単に外装カバーを開閉できるようにしておく必要がある。
図2は、廃トナーボトル300を交換するときに、開放する開閉カバー10を開放した状態の複写機500の斜視図である。
図3は、図2中の領域αの拡大説明図である。
図4は、開閉カバー10の背面側から見たカバー開閉機構100を示す平面図である。
図2及び図3に示すように、開閉カバー10が開状態になると、複写機500の内部に収納されている交換部材である廃トナーボトル300の出入り口が開放されて、廃トナーボトル300を着脱できるようになる。本実施形態では交換部材が廃トナーボトル300である場合の例であるが、トナーボトルや画像形成ユニットなど、他の交換部材を交換するためにカバー部材を開閉するカバー開閉機構であれば、本発明は適用可能である。
カバー開閉機構100には、複写機500の本体(装置本体)に固定された内部部品200上に同軸に設けられた2つの第1ヒンジ回動軸21a,21bを中心に、内部部品200に対して回動可能に支持される第1中間回動部材としての第1ヒンジ部材20が設けられている。これにより、第1ヒンジ回動軸21a,21bが第1中間回動支点(第1ヒンジ回動支点)A1となって、これを中心に第1ヒンジ部材20は内部部品200に対して回動することができる。また、第1ヒンジ部材20は、開閉カバー10のヒンジ側端部に同軸に設けられた2つの第1カバー回動軸22a,22bを回動可能に支持している。これにより、第1カバー回動軸22a,22bが第1カバー回動支点B1となって、開閉カバー10は、第1ヒンジ部材20に対して回転することができる。
また、カバー開閉機構100には、内部部品200上に同軸に設けられた2つの第2ヒンジ回動軸23a,23bを中心に、内部部品200に対して回動可能に支持される第2中間回動部材としての第2ヒンジ部材25が設けられている。これにより、第2ヒンジ回動軸23a,23bが第2中間回動支点(第2ヒンジ回動支点)A2となって、これを中心に第2ヒンジ部材25は内部部品200に対して回動することができる。また、第2ヒンジ部材25は、開閉カバー10のヒンジ側端部に同軸に設けられた2つの第2カバー回動軸24a,24bを回動可能に支持している。これにより、第2カバー回動軸24a,24bが第2カバー回動支点B2となって、開閉カバー10は、第2ヒンジ部材25に対して回転することができる。
このような構成を有するカバー開閉機構100は、2つの第2カバー回動軸24a,24b間をリンクの1つとする4節回転連鎖を構成し、これらの間のリンクが最短リンクであることから、第1ヒンジ部材20及び第2ヒンジ部材25をテコとする両テコ機構になっている。4節回転連鎖は、一定の運動だけが可能となる限定連鎖であり、前記両テコ機構にあっては、前記最短リンクに所望の運動を行うように構成することが可能である。本実施形態のカバー開閉機構100において、最短リンク(2つの第2カバー回動軸24a,24b間のリンク)は、開閉カバー10と一体的に運動する関係にあるので、開閉カバー10が可能な動作を閉状態と開状態との切り替える動作(開閉動作)に制限することができる。このように制限される動作は、リンク長、内部部品200に対するヒンジ回動支点A1,A2の位置、及び、開閉カバー10に対するカバー回動支点B1,B2の位置を適宜設定することにより実現できる。
図5は、開閉カバー10が閉状態であるときのカバー開閉機構100を示す上面図である。
図6は、開閉カバー10が閉状態と開状態の途中の状態であるときのカバー開閉機構100を示す上面図である。
図7は、開閉カバー10が開状態であるときのカバー開閉機構100を示す上面図である。
開閉カバー10は、複写機500本体の一部(本実施形態では廃トナーボトル300の出入り口)を覆う閉状態(図5に示す状態)から、図2に示すように、開閉カバー10の他端側部分(取手側部分)10aを図2中符号Aの方向へ動かすことで、廃トナーボトル300の出入り口を開放する開状態(図7に示す状態)になる。
開閉カバー10を開状態から閉状態にしたとき、本カバー開閉機構100の両テコ機構が思案点に達する前に、第2ヒンジ部材25が第1ヒンジ部材20に接触する。これにより、第1ヒンジ部材20及び第2ヒンジ部材25は、本カバー開閉機構100の両テコ機構が思案点に達する前に、第1ヒンジ回動支点A1及び第2ヒンジ回動支点A2を中心に開閉カバーを閉じる方向へ回動することができないように規制される。その結果、開閉カバー10が閉状態になると、それ以上、閉じる方向A’(図2参照)へは移動できないようになる。このとき、開閉カバー10の内壁面に第1ヒンジ部材20も接触するように構成されている。これにより、閉じた状態での開閉カバー10のガタつきが軽減される
開閉カバー10が閉状態であるとき、図5に示すように、開閉カバー10のヒンジ側端部10bの複写機前後方向(図5中上下方向)の位置は、複写機500本体の廃トナーボトル300の出入り口を構成する開口面201の位置とほぼ同じである。このような閉状態から、開閉カバー10の取手側部分10aを図2中符号Aの方向へ動かすと、これに連動して、第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2の絶対位置が変化する。この変化を受けて、第1ヒンジ部材20及び第2ヒンジ部材25は、それぞれ、複写機500の本体に位置決めされている第1ヒンジ回動支点A1及び第2ヒンジ回動支点A2を中心に回動する。このような動きにより、後述するように、開閉カバー10が閉状態から開状態へ切り替わる動作中、開閉カバー10の全体が複写機500本体から離れる方向へ変位する。これにより、開閉カバー10を閉状態から開状態にするとき、開閉カバー10のヒンジ側端部10bは複写機500本体へ近づくことなく変位することになく、ヒンジ側端部10bが複写機500本体に摺擦せず、開閉カバー10の開動作時の負荷が少ない。
なお、カバー開閉機構100に採用されるリンク機構の構成によっては、開閉カバー10が閉状態から開状態へ切り替わる動作中に、一時的に、開閉カバー10の全体が複写機500本体へ近づく方向へ変位する動きが含まれる場合もあり得る。このような動きが閉状態の開閉カバー10が開き始めた直後に行われると、開閉カバー10のヒンジ側端部10bが複写機500本体に近づくおそれがある。このような場合であっても、開閉カバー10が更に開いて開閉カバー10の全体が複写機500本体から離れる方向へ変位するので、閉状態の開閉カバー10と複写機500本体の開口面201との隙間は、開閉カバー10が開き始めた直後にヒンジ側端部10bが複写機500本体に近づく分だけ確保しておけばよい。
本実施形態においては、図7に示すように、開閉カバー10が閉状態から約90°開いた状態が開状態である。本実施形態では、開閉カバー10が開状態になるとき、開閉カバー10のヒンジ側端部10bが第2ヒンジ部材25に接触するように構成されている。これにより、本カバー開閉機構100の両テコ機構が思案点に達する前に、開閉カバー10が約90°開いた状態で、それ以上開かないように規制される。よって、必要以上に開閉カバー10を開いて、開閉カバー10が複写機500本体の側壁面から外側へ大きく突出するような事態を回避できる。その結果、例えば、複写機500本体の側壁面に機能拡張のための装置を設けたとしても、当該装置に開閉カバー10が衝突するような事態を回避できる。
図8は、開閉カバーを閉状態から開状態へ切り替える際の、複写機500本体に位置決めされている2つのヒンジ回動支点A1,A2と、開閉カバー10に位置決めされている2つのカバー回動支点B1,B2との位置を示す説明図である。なお、図8に示す各支点A1,A2,B1,B2の位置関係は、説明のため、本実施形態のカバー開閉機構100における各支点A1,A2,B1,B2の位置関係とは若干異なっている。
開閉カバー10を閉状態から開状態にする間、複写機500の本体に位置決めされている第1ヒンジ回動支点A1及び第2ヒンジ回動支点A2の絶対位置は不変である。一方、開閉カバー10に位置決めされている第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2は、それぞれ、第1ヒンジ回動支点A1及び第2ヒンジ回動支点A2を中心に回動する第1ヒンジ部材20及び第2ヒンジ部材25によって、それぞれの円弧上しか移動できない制限を受けている。また、第1ヒンジ回動支点A1及び第2ヒンジ回動支点A2は、お互いの距離が一定に保たれるという制限も受けている。
このような制限がある関係で、開閉カバー10が閉状態から開状態になるまでの動作中、その動作に連動して第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2の絶対位置が変化するとき、第1ヒンジ部材20及び第2ヒンジ部材25の両方がそれぞれ第1ヒンジ回動支点A1及び第2ヒンジ回動支点A2を中心に回動することになる。このとき、本実施形態においては、開閉カバー10の開動作時における複写機500の本体に対する開閉カバー10の姿勢変化により、第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2間の相対位置関係、具体的には、第2カバー回動支点B2に対する第1カバー回動支点B1の相対角度φが変化する。このような相対角度φの変化は、第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2の絶対位置がそれぞれの円弧上に沿って移動することにより実現可能である。ここでいう相対角度φは、複写機500本体上の任意の基準面(例えば開口面201)と、開閉カバー10上の各カバー回動支点B1,B2を通る仮想面とのなす角度に相当するものであり、複写機500本体に対する開閉カバー10の開き角度に一致するものである。
本実施形態において、カバー部材が閉状態から開状態になるまでの動作中における相対角度φの変化は、第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2の絶対位置がそれぞれの円弧上を複写機500本体から離れる方向へ移動することで実現できる構成となっている。具体的には、このような構成となるように、それぞれの円弧の半径や位置関係、各円弧上における第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2の位置関係などが設定されている。
以上のように、本実施形態によれば、開閉カバー10が閉状態から開状態に向かって動作するとき、これに連動して第1カバー回動支点B1と第2カバー回動支点B2との相対位置関係(第2カバー回動支点B2に対する第1カバー回動支点B1の相対角度φ)が変化できるように、第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2の絶対位置が、それぞれの円弧上を複写機500本体から離れる方向へ移動する(一時的に、カバー回動支点B1,B2の絶対位置が複写機500本体へ近づく方向へ移動する場合を含む。以下同様。)。その結果、この移動に伴って開閉カバー10の全体も複写機500本体から離れる方向へ移動することになる。よって、開閉カバー10を閉状態から開状態にするとき、開閉カバー10のヒンジ側端部10bは複写機500本体から離れる方向に変位でき、ヒンジ側端部10bと複写機500本体との摺擦を無くして、開閉カバー10の開動作時の負荷を軽減できる。
本実施形態においては、開閉カバー10が閉状態から約90°開いたときに開状態となるように設定されている。すなわち、開閉カバー10が閉状態から開状態となる間に、図8に示すように、第1カバー回動支点B1に対する第2カバー回動支点B2の相対位置(相対角度φ)は約90°変化する。このとき、本実施形態では、第1ヒンジ回動支点A1及び第2ヒンジ回動支点A2のうち、開閉カバー10の取手側部分10a寄りに位置している第1ヒンジ回動支点A1を中心に回動する第1ヒンジ部材の回動角θが90°以下となるように構成されている。具体的には、回転角θが90°以下で相対角度φが90°変化するように、本カバー開閉機構100を構成する4節回転連鎖の両テコ機構のリンク長さ等を設定している。
開閉カバー10が閉状態から開状態となる間に第1ヒンジ部材が回動する角度θが90°以下であれば、開閉カバー10が開状態であるときに、第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2が第1ヒンジ回動支点A1よりも、複写機500本体の廃トナーボトル300の出入り口を構成する開口面201側に位置することがなくなる。よって、開閉カバー10が開状態になったときに、開閉カバー10のヒンジ側端部10bが内部部品200に設けられた第1ヒンジ回動支点A1よりも開口面201側へ大きく突出する事態を抑制できる。開口面201の複写機前面側部分は、その開口面201を介して廃トナーボトル300を出し入れするための作業スペースとなる。本実施形態では、開閉カバー10が開状態になったときに開閉カバー10のヒンジ側端部10bがこの作業スペースに迫り出すようなことがない。したがって、開閉カバー10が廃トナーボトル300を出し入れに邪魔になることがない。
仮に、開閉カバー10が閉状態から開状態となる間に第1ヒンジ部材が回動する角度θが90°を超える場合、図9に示すように、開閉カバー10が開状態になったときに、第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2が第1ヒンジ回動支点A1よりも開口面201側へ大きく突出することになる。この場合、開口面201を介して廃トナーボトル300を出し入れするための作業スペースに開閉カバー10のヒンジ側端部10bが大きく迫り出し、開閉カバー10が廃トナーボトル300を出し入れに邪魔になり、実質的な作業スペースが図中矢印Cで示す分だけ狭くなる。
開閉カバー10が閉状態から開状態となる間に第1ヒンジ部材が回動する角度θを90°以下とする場合、第1ヒンジ回動支点A1と第2ヒンジ回動支点A2との距離と、第1カバー回動支点B1と第2カバー回動支点B2との距離との比率を小さくするのが有効である。
図10は、開閉カバー10の閉状態を維持するための閉状態維持手段としてプッシュ式ラッチ19を用いている複写機500の斜視図である。
閉状態の開閉カバー10は、その取手側部分10aを保持することで、開閉カバー10のガタツキを抑えて堅牢感を出すことができる。取手側部分10aを保持する方法としては、ネジ固定やマグネットによる固定でもよいが、図10に示すようにプッシュ式ラッチ19を用いるのが好ましい。プッシュ式ラッチ19を用いることで、開閉カバー10の所定の位置を開閉カバー10の外側から押すだけで開閉カバー10を開くことができるようになる。これによって、開閉カバー10の外面に使用者が手をかけるための取手形状を設ける必要がなくなり、装置全体の外観を美しくすることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
開閉カバー10等のカバー部材の一端側部分(ヒンジ側端部10b等)を中心側にして該カバー部材を回動させることにより、該カバー部材を、複写機500本体等の装置本体の一部(開口面201等)を覆う閉状態と該一部を開放させる開状態とに切り替えるカバー開閉機構100において、前記装置本体に位置決めされた第1ヒンジ回動支点A1等の第1中間回動支点を中心に該装置本体に対して回動可能に支持される第1ヒンジ部材20等の第1中間回動部材と、前記第1中間回動支点とは異なる前記装置本体の箇所に位置決めされた第2ヒンジ回動支点A2等の第2中間回動支点を中心に該装置本体に対して回動可能に支持される第2ヒンジ部材25等の第2中間回動部材とを有し、前記第1中間回動部材は、前記カバー部材の前記一端側部分に位置決めされた第1カバー回動支点B1を中心に該カバー部材が当該第1中間回動部材に対して回転可能なように該カバー部材を支持しており、前記第2中間回動部材は、前記第1カバー回動支点B1とは異なる前記カバー部材の前記一端側部分の箇所に位置決めされた第2カバー回動支点B2を中心に該カバー部材が当該第2中間回動部材に対して回転可能なように該カバー部材を支持しており、前記カバー部材を閉状態から開状態へ切り替える動作に連動して前記第1カバー回動支点B1及び前記第2カバー回動支点B2間の相対位置関係が変化し、該第1カバー回動支点B1及び該第2カバー回動支点B2を装置本体から離間させる方向に前記第1中間回動部材及び前記第2中間回動部材が回動するように構成されていることを特徴とする。
閉状態から開状態になるまでカバー部材を回動させるとき、これに連動して、カバー部材の第1カバー回動支点及び第2カバー回動支点の絶対位置がそれぞれ変化する。このとき、第1カバー回動支点及び第2カバー回動支点は、カバー部材の互いに異なる位置にそれぞれ位置決めされていることから、お互いの距離は不変である。ここで、第1カバー回動支点及び第2カバー回動支点の移動(絶対位置の変化)は、装置本体の互いに異なる位置に位置決めされている第1中間回動支点及び第2中間回動支点を中心とした各円弧上にそれぞれ規制される。すなわち、第1カバー回動支点及び第2カバー回動支点が取り得る絶対位置は、それぞれ対応する円弧上であって、かつ、お互いの距離が一定に保たれる位置に制限されることになる。このような制限がある関係で、カバー部材が閉状態から開状態になるまでの動作中、その動作に連動して第1カバー回動支点及び第2カバー回動支点間の相対位置関係(相対角度関係)が変化できるように、第1中間回動部材及び第2中間回動部材の両方が装置本体の各中間回動支点を中心に回動し、第1カバー回動支点及び第2カバー回動支点の絶対位置がそれぞれの円弧上に沿って移動することになる。本態様では、このような第1カバー回動支点及び第2カバー回動支点間の相対位置関係の変化は、第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2の絶対位置がそれぞれの円弧上を複写機500本体から離れる方向へ移動することで実現可能となっている。よって、この移動に伴ってカバー部材全体も装置本体から離れる方向へ移動することになる。図12(a)及び(b)に示した従来のカバー開閉機構は、開閉カバー上のカバー回動軸22’を装置本体から離れる方向へ移動させるためには、スライダー(末端部10b)の摺動が必要であった。これに対し、本態様によれば、カバー部材上の第1カバー回動支点B1及び第2カバー回動支点B2を装置本体から離れる方向へ移動させることに、カバー部材と装置本体との摺動を必要としない。よって、閉状態のカバー部材が装置本体にほとんど隙間をあけずに近接配置される構成を採用しても、カバー部材を閉状態から開状態にする際にはカバー部材と装置本体との摺擦による摩擦力を発生させずにカバー部材の開動作時の負荷を軽減することが可能である。
(態様B)
前記態様Aにおいて、前記カバー部材が閉状態から開状態になるまでの間、前記第1カバー回動支点及び前記第2カバー回動支点が、常に、前記第1中間回動支点及び前記第2中間回動支点よりも、該カバー部材が閉状態であるときの該カバー部材の一端側部分(ヒンジ側端部10b)と該一端側部分とは反対側に位置する他端側部分(取手側部分10a)とを結ぶ方向について該一端側部分寄りに位置するように構成されていることを特徴とする。
これによれば、カバー部材を開状態にして装置本体の前記一部(開口面201等)を開放したときに、カバー部材の前記一端側部分(ヒンジ側端部10b)が装置本体の前記一部の外部スペースに大きく迫り出すことがなくなる。この外部スペースは、装置本体の前記一部に対する作業に必要な作業スペースとなる。よって、本態様によれば、カバー部材の前記一端側部分によって作業スペースが狭まるのを抑制することができる。
(態様C)
前記A又はBにおいて、前記カバー部材が開状態になったときに該カバー部材の一部分が前記第1中間回動部材及び前記第2中間回動部材の少なくとも一方に当接することで、該第1中間回動部材及び該第2中間回動部材がそれ以上の回動しないように規制される構成となっていることを特徴とする。
これによれば、カバー部材が必要以上に開くのを抑制できる結果、カバー部材を開いたときに装置本体の外部に設置されている他の装置などにカバー部材が衝突するような事態を抑制できる。
(態様D)
前記A〜Cのいずれかの態様において、前記第1中間回動部材は、同軸上に配置される複数の第1中間回動支点で前記装置本体に対して回動可能に支持されることを特徴とする。
これによれば、カバー部材の開閉動作時におけるガタつきを軽減することができる。
(態様E)
前記A〜Dのいずれかの態様において、前記第2中間回動部材は、同軸上に配置される複数の第2中間回動支点で前記装置本体に対して回動可能に支持されることを特徴とする。
これによれば、カバー部材の開閉動作時におけるガタつきを軽減することができる。
(態様F)
前記A〜Eのいずれかの態様において、前記第1中間回動部材は、同軸上に配置される複数の第1カバー回動支点で前記カバー部材を回動可能に支持することを特徴とする。
これによれば、カバー部材の開閉動作時におけるガタつきを軽減することができる。
(態様G)
前記A〜Fのいずれかの態様において、前記第2中間回動部材は、同軸上に配置される複数の第2カバー回動支点で前記カバー部材を回動可能に支持することを特徴とする。
これによれば、カバー部材の開閉動作時におけるガタつきを軽減することができる。
(態様H)
前記A〜Gのいずれかの態様において、前記カバー部材の閉状態を維持するための閉状態維持手段として、該カバー部材の前記一端側部分とは反対側に位置する他端側部分を装置本体に対してプッシュ式ラッチにより保持する手段を用いることを特徴とする。
これによれば、カバー部材に使用者が手をかけるための取手形状を設ける必要がなくなり、装置全体の外観を美しくすることができる。
(態様I)
転写紙P等の記録材に画像を形成する画像形成部60等の画像形成手段と、装置本体の一部を覆うカバー部材の開閉を行うカバー開閉手段とを有する複写機500等の画像形成装置において、前記カバー開閉手段として、前記態様A〜Hのいずれかの態様に係るカバー開閉機構を用いることを特徴とする。
これによれば、閉状態のカバー部材が装置本体にほとんど隙間をあけずに近接配置して装置寸法が大型化させずに、カバー部材の開動作時の負荷を軽減することができる。
1 感光体
5 作像ユニット
7 トナーボトル
10 開閉カバー
10a 取手側部分
10b ヒンジ側端部
19 プッシュ式ラッチ
20’ アーム部材
20 第1ヒンジ部材
21’ アーム回動軸
21a,21b 第1ヒンジ回動軸
22a,22b 第1カバー回動軸
23a,23b 第2ヒンジ回動軸
24a,24b 第2カバー回動軸
25 第2ヒンジ部材
60 画像形成部
100,100’ カバー開閉機構
200’ 装置本体
200 内部部品
201 開口面
202 側壁面
300 廃トナーボトル
500 複写機
2012 特開A 前記
A1 第1ヒンジ回動支点
A2 第2ヒンジ回動支点
B1 第1カバー回動支点
B2 第2カバー回動支点
特開2012−126027号公報

Claims (9)

  1. カバー部材の一端側部分を中心側にして該カバー部材を回動させることにより、該カバー部材を、装置本体の一部を覆う閉状態と該一部を開放させる開状態とに切り替えるカバー開閉機構において、
    前記装置本体に位置決めされた第1中間回動支点を中心に該装置本体に対して回動可能に支持される第1中間回動部材と、
    前記第1中間回動支点とは異なる前記装置本体の箇所に位置決めされた第2中間回動支点を中心に該装置本体に対して回動可能に支持される第2中間回動部材とを有し、
    前記第1中間回動部材は、前記カバー部材の前記一端側部分に位置決めされた第1カバー回動支点を中心に該カバー部材が当該第1中間回動部材に対して回転可能なように該カバー部材を支持しており、
    前記第2中間回動部材は、前記第1カバー回動支点とは異なる前記カバー部材の前記一端側部分の箇所に位置決めされた第2カバー回動支点を中心に該カバー部材が当該第2中間回動部材に対して回転可能なように該カバー部材を支持しており、
    前記カバー部材を閉状態から開状態へ切り替える動作に連動して前記第1カバー回動支点及び前記第2カバー回動支点間の相対位置関係が変化し、該第1カバー回動支点及び該第2カバー回動支点を装置本体から離間させる方向に前記第1中間回動部材及び前記第2中間回動部材が回動するように構成されていることを特徴とするカバー開閉機構。
  2. 請求項1のカバー開閉機構において、
    前記カバー部材が閉状態から開状態になるまでの間、前記第1カバー回動支点及び前記第2カバー回動支点が、常に、前記第1中間回動支点及び前記第2中間回動支点よりも、該カバー部材が閉状態であるときの該カバー部材の一端側部分と該一端側部分とは反対側に位置する他端側部分とを結ぶ方向について該一端側部分寄りに位置するように構成されていることを特徴とするカバー開閉機構。
  3. 請求項1又は2のカバー開閉機構において、
    前記カバー部材が開状態になったときに該カバー部材の一部分が前記第1中間回動部材及び前記第2中間回動部材の少なくとも一方に当接することで、該第1中間回動部材及び該第2中間回動部材がそれ以上の回動しないように規制される構成となっていることを特徴とするカバー開閉機構。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカバー開閉機構において、
    前記第1中間回動部材は、同軸上に配置される複数の第1中間回動支点で前記装置本体に対して回動可能に支持されることを特徴とするカバー開閉機構。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカバー開閉機構において、
    前記第2中間回動部材は、同軸上に配置される複数の第2中間回動支点で前記装置本体に対して回動可能に支持されることを特徴とするカバー開閉機構。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカバー開閉機構において、
    前記第1中間回動部材は、同軸上に配置される複数の第1カバー回動支点で前記カバー部材を回動可能に支持することを特徴とするカバー開閉機構。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のカバー開閉機構において、
    前記第2中間回動部材は、同軸上に配置される複数の第2カバー回動支点で前記カバー部材を回動可能に支持することを特徴とするカバー開閉機構。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のカバー開閉機構において、
    前記カバー部材の閉状態を維持するための閉状態維持手段として、該カバー部材の前記一端側部分とは反対側に位置する他端側部分を装置本体に対してプッシュ式ラッチにより保持する手段を用いることを特徴とするカバー開閉機構。
  9. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    装置本体の一部を覆うカバー部材の開閉を行うカバー開閉手段とを有する画像形成装置において、
    前記カバー開閉手段として、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のカバー開閉機構を用いることを特徴とする画像形成装置。
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