JP2010158269A - 什器における棚板支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】棚板を、後向きの外力が加わるのを防止して支持しうるとともに、棚板に何らの加工を施すことなく、これを安定よく支持しうるようにする。
【解決手段】什器の左右の側板5の対向面に、棚板側部支持片28aと、起立片28bとを備える左右1対のブラケット28を設け、左右の棚板側部支持片28aの前端部上面に、棚板前部支持片33と、その前端に連設された上向片34及び下向片35とを備える前部棚受け32を、棚板前部支持片33の両側縁に突設したL字状の係合爪37を両棚板側部支持片28aの前端部に設けた係合孔30に係合させることにより、棚板側部支持片28aの前端が前記下向片35の後面と当接または近接するようにして取付け、左右1対のブラケット28の起立片28bと、前部棚受け32の上向片34とにより囲まれた領域内に、棚板9を支持する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、例えばキャビネットや陳列棚等の什器における棚板の支持構造に関する。
この種の従来の棚板支持構造としては、例えば特許文献1及び2に記載されているものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平7−298963号公報 特開2001−112590号公報
上記特許文献1に記載の棚板支持構造においては、左右のブラケットの前端部と後端部に、それぞれ、前部棚受けと後部棚枠を取付け、前部棚受けと後部棚枠に立設した棚板支持用フェンスとにより囲まれた空間部内に、棚板を落とし込んで支持しているので、棚板に加工を施すことなく、これを支持しうるという利点がある。
しかし、前部棚受けの下面に設けた係合突起が、ブラケットの係合孔に、前後方向に移動可能に係合され、棚板自身と、後部棚枠とにより、前部棚受けが後方へ移動するのを規制しているので、後部棚枠が不可欠となり、部品点数が増える。
また、万一、前部棚受けに後向きの強い衝撃力が加わると、その力が衝撃荷重となって直接棚板にも加わるので、棚板に載置した物品を転倒させたり、ガラス製の比較的薄い棚板を使用した際に、これを損傷させたりする恐れがある。
さらに、棚板や、前部棚受けにおける係合突起及び係合孔等に寸法誤差が生じると、棚板が前後にがたつく恐れもある。
特許文献2に記載されている棚板支持構造においては、左右の支柱に取付けたブラケットの前端部同士を、左右方向の連結杆により連結し、連結杆の上面に突設した左右1対のピンに、棚板に設けた係合孔を嵌合して、棚板を、左右のブラケットと連結杆により脱落を防止して支持しているので、棚板に孔加工を施さなければならず、棚板をガラス製とした際に、その加工コストが増大する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、棚板を、後向きの外力が加わるのを防止して支持しうるとともに、棚板に何らの加工を施すことなく、これを安定よく支持しうるようにした、什器における棚板支持構造を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次の各項のようにして解決される。
(1)什器における上下方向を向く左右の支持体の対向面に、棚板の両側部を支持可能な前後方向を向く棚板側部支持片と、その外側縁より起立する起立片とを備える左右1対のブラケットを設け、前記左右の棚板側部支持片の前端部上面に、棚板の前端部を支持可能な棚板前部支持片と、その前端に連設された上向片及び下向片とを備える左右方向を向く前部棚受けを、前記棚板前部支持片の両側部に下向き突設した側面視後向きL字状の係合爪を前記両棚板側部支持片の前端部に設けた前後方向を向く係合孔に係合させることにより、前記下向片の後面がブラケットの前端と当接または近接するようにして取付け、前記左右1対のブラケットの起立片と、前部棚受けの上向片とにより囲まれた領域内に、棚板を支持する。
このような構成とすると、前部棚受けは、その下向片の後面が、左右のブラケットの前端と当接または近接するようにして取付けられているので、万一、前部棚受けに後向きの強い衝撃力が加わったとしても、左右のブラケットと前部棚受けとにより支持された棚板には、後向きの外力や衝撃荷重が直接加わることがない。従って、棚板に載置した物品を転倒させたり、比較的厚さの薄いガラス製の棚板を使用しても、これを損傷させたりする恐れがない。
また、棚板は、左右のブラケットの起立片と、前部棚受けの上向片とにより囲まれた領域内に安定よく支持されているので、棚板には何らの加工も施す必要がなく、コスト低減が図れる。
(2)上記(1)項において、係合爪の基部の前後寸法を、係合孔の前後寸法とほぼ等しくするとともに、係合爪の前下端の角部を、係合爪の後端部を斜め前上方より係合孔に挿入し、かつ係合孔の後端縁に係止させた状態で下向きに回動させうるように切り欠く。
このような構成とすると、係合爪の基部の前後寸法を、係合孔の前後寸法とほぼ等しくしてあるので、前部棚受けが前後方向に移動する恐れは殆どなく、棚板はより安定よく支持される。
また、係合爪の前下端の角部を切り欠いてあるので、係合爪の基部の前後寸法を係合孔の前後寸法とほぼ等しくしても、係合孔に係合爪を支障なく係合することができる。
(3)上記(1)または(2)項において、前部棚受けの下向片の後面に、ブラケットの前端部と係合することにより、前部棚受けの跳上がりを防止する係止手段を設ける。
このような構成とすると、地震等の振動により、前部棚受けに上向きの外力が加わっても、これが上下にがたついたり、係止爪が係合孔より外れたりする恐れがない。
(4)上記(3)項において、係止手段を、ブラケットの棚板側部支持片の前端部または棚板側部支持片の前端に突設した係合突部が後方より係合する、前方に凹入する係合溝とする。
このような構成とすると、係合溝が前方より目立たないので、体裁がよい。
(5)上記(4)項において、下向片の下端に、後ろ上方を向く折り返し片を、その上端と棚板前部支持片の前部下面との間に左右方向を向く凹溝が形成されるようにして連設し、この凹溝を係合溝とする。
このような構成とすると、下向片の後面に加工を施すことなく、係合溝を簡単に形成することができる。
(6)上記(5)項において、下向片の下端に、後ろ上方を向く折り返し片を連設し、この折り返し片の上端に、棚板側部支持片の前端に突設した係合突部が係合する凹状の係合溝を設け、この係合溝を係止手段とする。
このような構成とすると、前部棚板が、左右方向にもがたつくのが防止される。
本発明によれば、前部棚受けは、その下向片の後面が、左右のブラケットの前端と当接または近接するようにして取付けられているので、万一、前部棚受けに後向きの強い衝撃力が加わったとしても、左右のブラケットと前部棚受けとにより支持された棚板には、後向きの外力や衝撃荷重が直接加わることがない。従って、棚板に載置した物品を転倒させたり、比較的厚さの薄いガラス製の棚板を使用しても、これを損傷させたりする恐れがない。
また、棚板は、左右のブラケットの起立片と、前部棚受けの上向片とにより囲まれた領域内に安定よく支持されているので、棚板には何らの加工も施す必要がなく、コスト低減が図れる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を適用した什器、すなわち下部キャビネット1と上部キャビネット2の正面図、図2は、同じく側面図である。
下部キャビネット1は、上下左右に複数の引出し3を有する箱形をなし、上部キャビネット2は、その左右寸法が下部キャビネット1のそれと等しく、かつ前後寸法が下部キャビネット1のそれのほぼ半分の長さの陳列棚形をなし、上部キャビネット2は、下部キャビネット1における天板4の後半部の上面に載置して連結されている。
上部キャビネット2は、左右の側板5、5と、これらの後端面に固着された後面板6と、両側板5と後面板6の上端部に固着された上面板7とからなる、前方と下方が開放された板金製の筐体8と、両側板5の対向面により支持された上下複数段のガラス製棚板9とを備えている。
図3〜図6に示すように、上部キャビネット2における左右の側板5、5は、外パネル10と内パネル11とからなり、外パネル10の前端には、内向片12a とそれに続く後向片12bとからなる平面視内向きL字状の屈折縁12が形成され、同じく下端には、内向片13aと上向片13bとからなる、上記屈折縁12と同じ幅の正面視L字状断面の屈折縁13が、それぞれ形成されている。
内パネル11の前端と下端とには、それぞれ外向片11a、11bが連設され、内パネル11の前端部と前部側の外向片11aを上記前部の屈折縁12内に、同じく内パネル11の下端部と下部の外向片11bを下部の屈折縁13内に、それぞれ着脱可能に嵌合し、かつ内パネル11の上端部の左右複数箇所を、図7に示すように、外パネル10の上端部の内側面に固着された左右方向を向くパネル支持部材14の前面に、止めねじ15をもって固定することにより、内パネル11は、外パネル10に、着脱可能、かつ互いの対向面間に所要の隙間が形成されるようにして連結されている。
後面板6の下端には、前向片16aと上向片16bとからなる、上記両屈折縁12、13と等幅をなす側面視L字状断面の屈折縁16が形成されている。なお、外パネル10と後面板6とは、それらの屈折縁13、16同士が、コーナー部において互いに連続するようにして連結されている。両屈折縁13、16のコーナー部の内部には、上向片13b、16bの上下寸法よりも厚さの小さい平面視L字状の連結金具17が、スポット溶接等により固着されている。
下部キャビネット1と上部キャビネット2とを連結するには、まず上部キャビネット2を、下部キャビネット1の天板4の後半部に載置する。
ついで、図3、図4及び図6に示すように、後面板6と外パネル10とのコーナー部において、それらの屈折縁16、並びに屈折縁13内に固着したL字状の連結金具17における側板5側の前後2箇所と、後面板6側の内端部とに穿設された通孔18に、上方より固定ねじ19を挿入し、それらを、下部キャビネット1の天板4における上記各通孔18と対向する位置に設けためねじ孔20に螺合して締め付ける。
ついで、後面板6の屈折縁16内の左右複数箇所に固着された、上記連結金具17と等しい板厚の横長の連結金具21における両側部の通孔18に、図5に示すように、上方より固定ねじ19を挿入し、この固定ねじ19を、天板4の後端部に設けためねじ孔20に螺合して締め付ける。
これにより、下部キャビネット1の天板4の上面に、上部キャビネット2における左右の外パネル10と後面板6との下端の屈折縁13、16が強固に固定される。
ついで、左右の外パネル10に、内パネル11を、上述した要領で取付ける。この際、内パネル11の下端の外向片11bは、連結金具17の上面に当接するようにして嵌合され、かつ外向片11bにおける固定ねじ19と対応する位置に切欠き22を設けることにより、固定ねじ19の頭部と干渉しないようにしてある。なお、固定ねじ19を皿ねじとして、その上面が連結金具17の上面と整合するようにすれば、上記切欠き22は不要となる。
内パネル11を装着したのち、後面板6の下端の屈折縁16には、カバー部材23が、次のようにして装着される。
図5及び図6に示すように、カバー部材23は、左右の内パネル11の対向面間の寸法と等しい左右寸法の底片23a、前片23b、及び上片23cを有する側面視概ね後向きコ字状断面をなし、上片23c両側端の後縁には、外向きの左右1対の係止片24、24が突設されている(図3参照)。
図3及び図5に示すように、上記左右の係止片24を、内パネル11の後面と後面板6の前面との間に形成された上下方向の隙間25に嵌合させた状態で、カバー部材23を下方にスライドさせ、その下端部を後面板6の屈折縁16内に嵌合することにより、カバー部材23は、その両側端が左右の内パネル11の内側面と当接するようにして、屈折縁16に装着されている。なお、両係止片24を隙間25に嵌合するには、カバー部材23を斜めに傾けて行えばよい。
カバー部材23の底片23aにおける固定ねじ19と対応する部分には、切欠き26が形成され、底片23aが固定ねじ19の頭部と干渉しないようにしてある。なお、上記と同様、固定ねじ19を皿ねじとして、切欠き26を省略してもよい。
カバー部材23の前片23bにおける屈折縁16ヘの嵌合部よりも上方の部分は、上向片16bの前面と同一面に整合するように、若干前方に膨出させてある。
上記のように、上部キャビネット2を下部キャビネット1に固定した後、外パネル10に内パネル11を、かつ後面板6の屈折縁16にカバー部材23を、それぞれ装着すると、内パネル11とカバー部材23により、屈折縁13、16の上方が覆われ、連結金具17、21及び固定ねじ19が隠蔽されるので、上部キャビネット2の収容空間の体裁が向上する。
また、左右の内パネル11の下端部の対向面間にカバー部材が挟入されているので、上部キャビネット2における筐体8の強度、特に筐体8の後ろ下部の左右方向の剛性が高まる。
次に、上述した棚板9の支持構造について説明する。
図2及び図8〜図12に示すように、支持体である上部キャビネット2の左右の側板5(左右同一構造につき、一方のみ図示する)における内パネル11の前部と後部には、方形をなす複数の係止孔27が、上下方向に一定間隔おきに穿設され、この左右に対向する任意の係止孔27に、左右1対のブラケット28、28が、着脱可能に取付けられている。
左右のブラケット28、28は、棚板9の両側部を支持する前後方向を向く水平の棚板側部支持片28aの外側端に、起立片28bが連設された正面視L字状をなし、起立片28bの上縁の前部と後部に外向きに突設された、概ねL字状断面の係合片29、29を、上記内パネル11の前後の係止孔27に係合させることにより、両ブラケット28は、その起立片28bの外面が内パネル11の内面と当接するようにして、着脱可能に取付けられている。
左右のブラケット28、28における棚板側部支持片28a、28aの前端部の中央部には、前後方向を向く係合孔30、30が形成され、また、両棚板側部支持片28bの内方の前端角部には、係合突部31、31が前向きに突設されている。
左右のブラケット28の前端部間には、棚板9の前部を支持する板金製の前部棚受け32が、次のようにして架設されている。
前部棚受け32は、左右のブラケット28の棚板側部支持片28aの上面に載置され、棚板9の前端部を支持する左右方向を向く水平の棚板前部支持片33と、この棚板前部支持片33の前端より起立する、左右寸法が左右のブラケット28の起立片28b間の離間寸法と同等、もしくは、それよりも若干短寸の上向片34、及び棚板前部支持片33の前端より垂下する下向片35とを備え、上向片34と下向片35は、それらの上下両端において、それぞれ板金を前下方と後上方に折り返すことにより、二重構造とされている。
下向片35の折り返し片35aの上端を、棚板前部支持片33の前端部の下面より若干下方に位置させることにより、下向片35の後面には、前方に凹入する左右方向を向く凹溝35bが形成されている。なお、凹溝35bの溝幅は、ブラケット28の棚板側部支持片28aの板厚よりも若干小さくしてある。
折り返し片35aの上端部には、上記左右の棚板側部支持片28a、28aの係合突部31、31が後方より係合可能な係止手段、すなわち前方に凹入する左右1対の凹状の係合溝36、36が形成されている。係合突部31の突出寸法は、係合溝36の深さよりも若干大とされ、係合突部31の前端が下向片35の後面に当接するようにしてある。
棚板前部支持片33の両側縁には、左右の棚板側部支持片28a、28aの係合孔30、30に嵌合されて、それよりも後方の棚板側部支持片28aの下面に係合可能な側面視後向きL字状の係合爪37、37が、下向きに突設されている。両係合爪37の前下部の角部37aは、側面視円弧状の曲面に切り欠かれ、かつ基部37bの前後寸法は、係合孔30に前後方向にがたなく嵌合しうるように、その前後寸法とほぼ同等としてある。
両係合爪37の連設部である棚板前部支持片33の後端部の両側部には、切欠き38、38が形成されている。
前部棚受け32を左右のブラケット28に取付けるには、図9に示すように、前部棚受け32全体を後傾させた状態で、左右の係合爪37、37の後端部を、左右のブラケット28における棚板側部支持片28aの係合孔30に、斜め前上方より嵌合したのち、前部棚受け32を、その棚板前部支持片33が棚板側部支持片28aの上面と当接する位置まで、矢印のように下向きに回動させればよい。すると、図10に示すように、係合爪37の後部の上端面が、棚板側部支持片28aにおける係合孔30より後方の下面に当接または近接するようにして係合し、かつ下向片35と上向片34が若干前方に弾性変形しつつ、下向片35の折り返し片35aに設けた左右の係合溝36に、左右の棚板側部支持片28aに突設した係合突部31が弾性係合する。これにより、前部棚受け32は、跳上がり防止と外れ止めがなされ、かつ左右方向にがたつくのが防止されて、左右のブラケット28の前端部上面に取付けられる。
また、係合溝36に係合させた係合突部31の前端が、下向片35の後面に当接または近接し、かつ係合爪37の基部37bの前後寸法を、係合孔30のそれとほぼ同等としてあるので、前部棚受け32が前後方向に移動する恐れは殆どない。なお、係合爪37の前下部の角部37aを、側面視円弧状の曲面に切り欠いてあるので、係合爪37の基部37bの前後寸法を係合孔30のそれとほぼ同等としても、係合爪37を、斜め前上方から係合孔29にスムーズに係合させることができる。
前部棚受け32をブラケット28より取り外す際は、下向片35の後面に指を掛けるなどして、前部棚受け32全体を、上記と反対に上向きに回動させればよい。
棚板9は、その両側端部と前端部とが、それぞれ、左右のブラケット28、28における棚板側部支持片28a、28aと、前部棚受け32の棚板前部支持片33とにより支持された状態で、両ブラケット28と前部棚受け32と後面板6とにより囲まれた領域内に、安定よく支持されている。従って、棚板9には、何らの加工も施す必要がない。
また、前部棚受け32は、左右のブラケット28の前端部上面に、前後方向に移動するのが規制されて取付けられているので、万一、前部棚受け32に後向きの強い衝撃力が加わったとしても、棚板9には後向きの外力や衝撃荷重が直接加わることがない。従って、棚板9に載置した物品を転倒させたり、比較的厚さの薄いガラス製の棚板9を使用しても、これを損傷させたりする恐れがない。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態においては、前部棚受け32の跳上がりと、左右方向ヘのがたつきを防止しうるように、その折り返し片35aの上端に設けた凹状の係合溝36を、ブラケット28の前端に突設した係合突部31に係合させているが、折り返し片35aの上端と、棚板前部支持片33の前部下面との間に形成された左右方向を向く凹溝35bを、係合突部31が係合する係合溝とし、凹状の係合溝36を省略することもある。この際には、凹溝35bの溝幅を、係合突部31の厚さとほぼ等しくすればよい。
また、上記のような係合突部31を設けないで、ブラケット32における棚板側部支持片28aの前端部を、その板厚と同等とした凹溝35bに係合させるようにしてもよい。
上記実施形態では、係止手段としての凹溝35bを、下向片35の下端に連設した折り返し片35aの上端と、棚板前部支持片33の前部下面との間に形成しているが、例えば下向片35の板厚を若干大として、下向片35自体の後面に、前方に凹入する左右方向を向く凹溝35bを形成してもよい。
また、厚さを大とした下向片35の後面を前方に凹入させれば、係合突部31が係合可能な係合溝を形成することもできる。
上記凹溝35bや係合溝36、及び係合溝36に係合する係合突部31を省略し、前部棚受け32における下向片35の後面が、ブラケット28の前端と当接または近接するようにすることもある。
本発明は、上記キャビネットの他、前後左右に並ぶ4本の支柱(支持体)を有する陳列棚等の棚板の支持構造にも適用することができる。
本発明の一実施形態を適用した什器の正面図である。 同じく、側面図である。 図1のIII-III線拡大横断平面図である。 図3のIV-IV線拡大縦断正面図である。 同じく、V-V線拡大縦断側面図である。 上部キャビネットのコーナー部の連結部を、内部より見た斜視図である。 図2のVII-VII線拡大縦断正面図である。 図1のVIII-VIII線拡大縦断側面図である。 ブラケットへの前部棚受けの取付要領を示す側面図である。 同じく、前部棚受け取付後の側面図である。 左右のブラケットと前部棚受けとの取付前の斜視図である。 図8のXII-XII線拡大縦断正面図である。
1 下部キャビネット
2 上部キャビネット
3 引出し
4 天板
5 側板(支持体)
6 後面板
7 上面板
8 筐体
9 棚板
10 外パネル
11a 外向片
11b 外向片
11 内パネル
12 幅広部
12a 内向片
12b 後向片
13 幅広部
13a 内向片
13b 上向片
14 パネル支持部材
15 止めねじ
16 幅広部
16a 前向片
16b 上向片
17 連結金具
18 通孔
19 固定ねじ
20 めねじ孔
21 連結金具
22 切欠き
23 カバー部材
23a 底片
23b 前片
23c 上片
24 係止片
25 隙間
26 切欠き
27 係止孔
28 ブラケット
28a 棚板側部支持片
28b 起立片
29 係合片
30 係合孔
31 係合突部
32 前部棚受け
33 棚板前部支持片
34 上向片
35 下向片
35a 折り返し片
35b 凹溝
36 係合溝
37 係合爪
37a 角部
37b 基部
38 切欠き

Claims (6)

  1. 什器における上下方向を向く左右の支持体の対向面に、棚板の両側部を支持可能な前後方向を向く棚板側部支持片と、その外側縁より起立する起立片とを備える左右1対のブラケットを設け、前記左右の棚板側部支持片の前端部上面に、棚板の前端部を支持可能な棚板前部支持片と、その前端に連設された上向片及び下向片とを備える左右方向を向く前部棚受けを、前記棚板前部支持片の両側部に下向き突設した側面視後向きL字状の係合爪を前記両棚板側部支持片の前端部に設けた前後方向を向く係合孔に係合させることにより、前記下向片の後面がブラケットの前端と当接または近接するようにして取付け、前記左右1対のブラケットの起立片と、前部棚受けの上向片とにより囲まれた領域内に、棚板を支持したことを特徴とする什器における棚板支持構造。
  2. 係合爪の基部の前後寸法を、係合孔の前後寸法とほぼ等しくするとともに、係合爪の前下端の角部を、係合爪の後端部を斜め前上方より係合孔に挿入し、かつ係合孔の後端縁に係止させた状態で下向きに回動させうるように切り欠いてなる請求項1記載の什器における棚板支持構造。
  3. 前部棚受けの下向片の後面に、ブラケットの前端部と係合することにより、前部棚受けの跳上がりを防止する係止手段を設けてなる請求項1または2記載の什器における棚板支持構造。
  4. 係止手段を、ブラケットの棚板側部支持片の前端部または棚板側部支持片の前端に突設した係合突部が後方より係合する、前方に凹入する係合溝としてなる請求項3記載の什器における棚板支持構造。
  5. 下向片の下端に、後ろ上方を向く折り返し片を、その上端と棚板前部支持片の前部下面との間に左右方向を向く凹溝が形成されるようにして連設し、この凹溝を係合溝としてなる請求項4記載の什器における棚板支持構造。
  6. 下向片の下端に、後ろ上方を向く折り返し片を連設し、この折り返し片の上端に、棚板側部支持片の前端に突設した係合突部が係合する凹状の係合溝を設け、この係合溝を係止手段としてなる請求項3記載の什器における棚板支持構造。
JP2009000555A 2009-01-06 2009-01-06 什器における棚板支持構造 Active JP5231261B2 (ja)

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