JP2010154482A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の実施形態に係る通信システムの各端末1は、自らが送信したオーディオ信号が他の端末1から放音され、各端末1のそれぞれから放音された自らの音声が、自らの端末1により収音されたときの音量レベルを、放音した各端末1に対応する系列のPN符号の音量レベルを判定することにより認識することができる。そして、判定結果を対応する各端末1に対して通知することにより、通知を受けた各端末1は、自らの放音によりハウリングが発生しそうな端末1を認識して、各端末1から放音する音声のうち、ハウリングが発生しそうな端末1の音声の音量レベルを調整することによりハウリングを抑制することができる。
【選択図】図2
Description
図1は、第1実施形態における通信装置である端末が複数接続された通信システムを示す図である。この例においては、通信システムは、N台の端末1−1、1−2、・・・、1−N(以下、それぞれを区別しない場合には、端末1という)がネットワーク1000を介して接続されている。各端末1には、マイク11(端末1−Nにおいてはマイク11−Nという)およびスピーカ12(端末1−Nにおいてはスピーカ12−Nという)が設けられている。詳細は後述するが、各端末1のマイク11において収音した音声は、他の端末1にネットワーク1000を介して送信され、他の端末1のスピーカ12から放音されるようになっている。また、各端末1は、自端末で音声を収音中に他端末からの音声を放音できる(全二重)構成になっている。
第1実施形態においては、PN符号の系列は、図3に示すようにN×(N−1)の系列が必要であり、M系列で511周期の場合には、系列の数が48であったため、N=7までが限界であった。第2実施形態においては、ハウリングを抑制する制御対象となる端末1(例えば隣接する端末)を1つの端末1に特定することにより用いるPN符号の系列を少なくする構成の端末1Aとなっている。以下、第2実施形態における端末1A−1について図4を用いて説明する。
上述した第1実施形態において、端末1が2台、すなわちN=2であってもよい。すなわち、判定部22および音量レベル制御部31は、複数で構成されていなくてもよい。この場合には、加算部32は不要である。
上述した第1実施形態における相関器221−2、221−3、・・・、221−N、PN符号発生器312−2、312−3、・・・、312−Nに設定されるPN符号の系列は、図3に示すような各端末1において放音、判定とPN符号の系列との関係を定めたテーブルを予め記憶しておき、これを参照して設定されるようにしてもよい。また、各端末1がネットワーク1000を介して接続されたときに、互いに異なる系列になるように設定を行うようにしてもよい。
上述した第1、第2実施形態における音量レベルの調整は、常時行われるようにしてもよいし、通信開始時に行われるようにしてもよいし、予め設定されたタイミングで行われるようにしてもよい。また、加速度センサなどにより端末1の移動を検出した後に行われるようにしてもよい。常時行わない場合には、音量レベルの調整を行わないときにはPN符号の重畳を停止してもよい。
上述した第2実施形態における特定端末の特定、選択端末の選択は、常時行われるようにしてもよいし、通信開始時に行われるようにしてもよいし、予め設定されたタイミングで行われるようにしてもよい。また、加速度センサなどを用いて端末1の移動を検出した後に行われるようにしてもよい。特定端末の特定、選択端末の選択を常時行わない場合には、PN符号(1)発生器41とPN符号発生器312Aとは一の発生器として切り替えて使用してもよい。端末1Aの移動、利用者の移動などにより特定端末、選択端末は変化することがあるため、常時、または定期的に特定端末の特定、選択端末の選択をして、動的に行われることが望ましい。
Claims (3)
- 他端末とネットワークを介して通信する通信装置において、
前記他端末からオーディオデータを受信するオーディオデータ受信手段と、
予め設定された周波数以上の帯域における、予め設定された系列のPN符号を発生する発生手段と、
前記オーディオデータに応じた音に前記PN符号を重畳した合成音を放音する放音手段と、
収音手段と、
前記収音手段によって収音された音に含まれるPN符号のレベルであって、前記PN符号とは系列が異なるように予め設定された系列のPN符号のレベルを判定する判定手段と、
前記判定手段によって判定されたレベルを示す他端末音量情報を前記他端末に前記ネットワークを介して送信する他端末音量情報送信手段と、
前記他端末において前記放音手段から放音されたPN符号を収音したときのレベルを示す自端末音量情報を、当該他端末から前記ネットワークを介して受信する自端末音量情報受信手段と、
前記自端末音量情報に応じて、前記合成音の音量レベルを調整する調整手段と
を具備することを特徴とする通信装置。 - 前記ネットワークを介して通信する他端末は複数であって、
前記オーディオデータ受信手段は、前記他端末の各々に対応してオーディオデータを受信し、
前記発生手段は、前記他端末の各々に対応して、それぞれ異なる系列のPN符号を発生し、
前記放音手段は、前記他端末の各々に対応したオーディオデータとPN符号とを合成した前記合成音を加算して放音し、
前記判定手段は、前記他端末の各々に対応して、それぞれ異なる系列のPN符号が設定され、前記他端末の各々に対応したPN符号のレベルを判定し、
前記他端末音量情報送信手段は、前記判定手段によって前記他端末の各々に対応して判定されたレベルを示す他端末音量情報を、対応する他端末に前記ネットワークを介して送信し、
前記調整手段は、前記自端末音量情報に応じて、当該自端末音量情報を送信した前記他端末に対応する合成音の音量レベルを調整する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記ネットワークを介して通信する他端末は複数であって、
前記他端末の各々に対応して、それぞれ異なる系列のPN符号が設定され、前記他端末の各々に対応したPN符号のレベルを、前記収音手段によって収音された音に基づいて判定し、判定結果により複数の前記他端末から一部の他端末を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された他端末を示す端末特定情報を送信する端末特定情報送信手段と、
前記他端末から前記端末特定情報を受信する端末特定情報受信手段と、
前記端末特定情報受信手段によって受信された端末特定情報に応じて、複数の前記他端末から一部の他端末を選択する選択手段と
をさらに具備し、
前記オーディオデータ受信手段は、前記他端末の各々に対応してオーディオデータを受信し、
前記発生手段は、前記選択手段によって選択された他端末に対応した系列のPN符号を発生し、
前記放音手段は、前記オーディオデータを放音するとともに、前記選択手段によって選択された他端末に対応するオーディオデータについては、前記発生手段によって発生されたPN符号を重畳した合成音として放音し、
前記判定手段は、前記特定手段によって特定された他端末に対応した系列のPN符号が設定され、当該他端末に対応したPN符号のレベルを判定し、
前記他端末音量情報送信手段は、前記判定手段によって前記他端末に対応して判定されたレベルを示す他端末音量情報を、当該他端末に前記ネットワークを介して送信し、
前記自端末音量情報受信手段は、前記選択手段によって選択された他端末から前記自端末音量情報を受信し、
前記調整手段は、前記自端末音量情報に応じて、当該自端末音量情報を送信した前記他端末に対応する合成音の音量レベルを調整する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014200027A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社メガチップス | ハウリング抑圧装置およびその関連技術 |
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JP2007209043A (ja) * | 2007-05-21 | 2007-08-16 | Matsushita Electric Works Ltd | 拡声通話システム |
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2008
- 2008-12-26 JP JP2008333217A patent/JP5093092B2/ja not_active Expired - Fee Related
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