JP2010154318A - 画像処理装置、電源制御方法、電源制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、電源制御方法、電源制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの機器使用可能性に応じて無駄な消費電力を削減することができる画像処理装置、電源制御方法、電源制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】画像処理装置100は、ユーザの機器使用可能性に考慮した電源制御情報32を生成する生成手段22と、生成手段22により生成した電源制御情報32に基づき、電源装置に対して電源制御を行う実行手段24と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、電源制御を行う技術に関するものである。
近年、省エネルギー化(グリーン化とも言う)をより進める傾向が顕著になってきている。その背景には、CO2の削減など環境対策やエネルギーコスト削減などが、企業内で積極的に取り組まれるようになったことが挙げられる。
そのため、画像処理装置は、例えばエネルギースター(Energy Star)などの消費電力基準を満たすように設計され、さらに、電力消費量を低減するために、例えば特許文献1に開示されるような電源制御機能を有している。
特許文献1には、入室管理システムと連動して電源のオン/オフを制御する画像処理装置が開示されている。
特開平02−90180号公報
しかしながら、従来の電源制御では、実際の業務におけるユーザの機器使用可能性について十分に考慮されていない。
上記特許文献1に開示される画像処理装置は、入室者が居なくなったときに電源がオフされる。このような画像処理装置では、例えば、入室者全員が離席し、同室内の会議室でグループミーティングを行うといった場合、その間、室内に設置された画像処理装置が使用される可能性が低い。そのため、画像処理装置は、無駄に電力を消費していることになる。
このように、従来の電源制御では、電源のオン/オフ(通常モード/省エネモード)を行うタイミングが、使用が想定されるユーザの予定(スケジュール)を考慮して行われていない。そのため、電源制御が大まかに行われていることになり、必ずしも最適な電源制御と言えない。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、ユーザの機器使用可能性に応じて無駄な消費電力を削減することができる画像処理装置、電源制御方法、電源制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明にあっては、ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成した電源制御情報に基づき、電源装置に対して電源制御を行う実行手段と、を有することを要旨としている。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、予定に関するデータが定義されるスケジュール情報を取得する取得手段を有し、前記生成手段が、前記取得手段により取得したスケジュール情報に基づき、前記電源制御情報を生成する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記生成手段が、前記スケジュール情報に対して所定のデータ操作を行い、当該画像処理装置が使用される可能性の高い時間帯及び/又は使用される可能性の低い時間帯に関するデータを抽出し、抽出したデータを基に前記電源制御情報を生成する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記生成手段が、前記所定のデータ操作において、複数のスケジュール情報それぞれに定義された予定に関するデータから、全ての予定に共通する時間帯に関するデータを抽出する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記生成手段が、前記所定のデータ操作において、複数のスケジュール情報それぞれに定義された予定に関するデータから、予定として定義された全ての時間帯に関するデータを抽出する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記生成手段が、前記所定のデータ操作において、前記スケジュール情報に定義された予定以外の時間帯に関するデータを抽出する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記生成手段が、前記所定のデータ操作において、前記スケジュール情報に定義された予定の属性データを指定し、指定属性に該当する時間帯に関するデータを抽出する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記実行手段が、前記生成手段により生成した電源制御情報に含まれる、当該画像処理装置が使用される可能性の高い時間帯及び/又は使用される可能性の低い時間帯に関するデータの時刻データに従って、前記電源装置に対して電源制御を行う。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記取得手段が、前記スケジュール情報として、ユーザの予定が定義されたユーザスケジュール情報、ユーザが属するグループの予定が定義されたグループスケジュール情報、会社全体で取り決められた予定が定義されたオフィシャルスケジュール情報、及び/又は、当該画像処理装置を含む機器のメンテナンス予定が定義されたメンテナンススケジュール情報を、当該画像処理装置に所定のデータ伝送路で接続される外部装置から取得する。
このような構成によって、本発明に係る画像処理装置は、ユーザ、グループ、オフィシャルといった複数のスケジュール情報から、ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報を生成する。続いて、生成された電源制御情報に設定される時刻データに従って、電源制御の実行(通常モード/省エネモードへの移行)を指示する。
これによって、本発明に係る画像処理装置は、ユーザの機器使用可能性に応じて無駄な消費電力を削減し、機器全体の電力消費量を低減することができることができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る電源制御方法は、画像処理装置における電源制御方法であって、ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報を生成する生成手順と、前記生成手順により生成した電源制御情報に基づき、電源装置に対して電源制御を行う実行手順と、を有することを特徴とする。
このような手順によって、本発明に係る電源制御方法は、ユーザ、グループ、オフィシャルといった複数のスケジュール情報から、ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報を生成し、生成した電源制御情報に設定される時刻データに従って、電源制御の実行(通常モード/省エネモードへの移行)を指示すると言う動作を実現する。
これによって、本発明に係る電源制御方法は、ユーザの機器使用可能性に応じて無駄な消費電力を削減し、機器全体の電力消費量を低減することが可能な環境を提供できる。
本発明によれば、ユーザの機器使用可能性に応じて無駄な消費電力を削減可能な画像処理装置、電源制御方法、電源制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<ハードウェア構成>
まず、本実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図1に示すように、画像処理装置100は、操作パネル11、外部記憶I/F12、コントローラ13、データ通信I/F14、HDD(Hard Disk Drive)110、スキャナ15、及びプロッタ16を有し、それぞれがバスで相互に接続されている。
操作パネル11は、入力装置101と表示装置102とを有しており、入力装置101は、ハードウェアキーなどで構成され、当該画像処理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。また、表示装置102は、ディスプレイなどで構成され、例えば動作条件などの画像処理動作に関する各種情報を表示する。
データ通信I/F14は、インタフェース装置109を有しており、当該画像処理装置100を、有線及び/又は無線回線などデータ通信網に接続するインタフェースである。
HDD110は、当該画像処理装置100で取り扱われる画像データなどの各種データを格納する。また、HDD110は、これらの各種データを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理する。
外部記憶I/F12は、例えばSDメモリカード(SD Memory Card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus Memory)を含むフラッシュメモリなどの記録媒体104を、当該画像処理装置100に接続するためのインタフェースである。この外部記憶I/F12によって、当該画像処理装置100と記録媒体104との間でデータのやり取りが行える。例えば、記録媒体104は、アプリケーションプログラムなどをインストールするときに利用する。
コントローラ13は、ROM(Read Only Memory)105、RAM(Random Access Memory)106、NV−RAM(Non Volatile RAM)107、及びCPU(Central Processing Unit)108を有している。
ROM105は、当該画像処理装置100全体を制御する基本ソフトウェアやアプリケーションソフトウェアなどの各種プログラム及びデータを格納する。また、RAM106は、ROM105やHDD110から読み出されたプログラムやデータを一時保持する。NV−RAM107は、画像形成動作を制御するための初期設定値などのデータを格納する。さらにCPU108は、RAM106上に読み出されたプログラムを実行する。コントローラ13は、上記構成により、ROM105からRAM106上に読み出された基本ソフトウェアプログラムをCPU108により実行し、当該画像処理装置100全体を制御する。
スキャナ15は、画像読取装置111を有し、読み取り面上の原稿を光学的に読み取り画像データを生成する。プロッタ16は、タンデム方式の印刷装置112を有し、例えば電子写真方式によって、コントローラ13から転送されたビットマップイメージを用紙に印刷する。なお、画像形成方式については、電子写真方式に限らない。
ファクシミリ(非図示)は、上記プロッタ16及び上記データ通信I/F14により実現される。ファクシミリは、データ通信I/F14によりファックスデータを受信し、プロッタ16により受信データを印刷する。
電源装置(非図示)は、上記ハードウェアに対して所定の電力を供給する装置である。なお、電源装置は、当該画像処理装置100に備えられていてもよいし、当該画像処理装置100に外部から電力供給を行う構成であってもよい。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100では、コントローラ13のRAM106に読み出された所定のプログラムがCPU108で実行され、当該装置が備える各インタフェースから入力されたデータに対して要求された画像処理を行う。
なお、上記ハードウェア構成は、本実施形態に係る画像処理装置100が複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である場合の例である。本実施形態に係る画像処理装置100は、複合機以外にも、プリンタ、ファクシミリ、スキャナと言った装置も含まれる。ただし、以降の説明では、便宜上、複合機を例に挙げる。
<動作環境>
次に、上記画像処理装置100の動作環境について説明する。図2は、本実施形態に係る画像処理装置100の動作環境例を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る画像処理装置100の動作環境には、2通りの環境が主な例として挙げられる。まず図2(A)に示すような、1台又は複数のクライアントPC(Personal Computer)200(以下、単に「PC」と言う。)と、所定のデータ伝送路で相互に接続される動作環境である。
このような動作環境の場合、例えば画像処理装置100は、接続された複数のPC200nから、ユーザの予定が定義されたスケジュール情報を取得する。
次に、図2(B)に示すような、スケジュール情報を管理するスケジュール管理装置300と、所定のデータ伝送路で相互に接続される動作環境である。
このような動作環境の場合、例えば画像処理装置100は、接続されたスケジュール管理装置300から、ユーザ単位、グループ単位、及びオフィシャル単位で各種スケジュール情報を取得する。
このように、画像処理装置100では、ユーザ端末であるPC200や管理サーバであるスケジュール管理装置300から、ユーザの機器利用可能性を判断するための動的情報として各種スケジュール情報を取得することができる。
なお、上記動作環境は、各種スケジュール情報を保持する装置としてPC200やスケジュール管理装置300の一例を挙げたが、この限りでない。例えば、各種サーバやモバイル端末(例えば「PDA(Personal Digital Assistant)」や「携帯電話」など)を含む任意の情報処理装置であってもよい。
<電源制御機能>
ここからは、本実施形態に係る画像処理装置100が有する電源制御機能について詳しく説明する。
本実施形態に係る画像処理装置100では、ユーザ単位、グループ単位、オフィシャル単位といった複数のスケジュール情報から、ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報を生成する。続いて、生成された電源制御情報に設定される時刻データに従って、電源制御の実行(通常モード/省エネモードへの移行)を指示する。このような電源制御機能を有している。
近年、通信技術の高度化や情報端末の小型化などに伴い、日常業務におけるユーザのスケジュール管理は、所定の管理ツールを用いて行われるようになった。そのメリットとして、自身の予定を業務メンバーに公開するなど、互いのスケジュールを共有できる点である。これにより、より効率的な業務遂行を行うことができる。
そこで、画像処理装置100では、これらの電子化された各種スケジュール情報から、機器が使用される可能性の高い時間帯/使用される可能性の低い時間帯それぞれを抽出し、自機の電源制御を行う。すなわち、機器が使用される可能性が高い時間帯では、電源を通常モード状態へ切り換え、一方、機器が使用される可能性が低い時間帯では、電源を省エネモード状態へ切り換える。
これによって、ユーザの機器使用可能性に応じて無駄な消費電力を削減することができる。その結果、機器全体の電力消費量を低減することができる。
では、上記電源制御機能の構成とその動作について説明する。
《機能構成》
図3は、本実施形態に係る電源制御機能の構成例を示す図である。なお、図3には、図2(B)に示した動作環境における機能構成例が示されている。
図3に示すように、画像処理装置100は、スケジュール情報取得部21、電源制御情報生成部22、及び電源制御実行部24を含む電源制御部20を有している。
このように、本実施形態に係る電源制御機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
以下に、上記電源制御機能が有する各機能部について詳しく説明する。
(スケジュール情報の収集)
スケジュール情報取得部21は、PC200やスケジュール管理装置300といった外部装置から、各種スケジュール情報31を取得する機能部である。
スケジュール情報取得部21は、外部装置に対してスケジュール情報31の取得要求を行うことで情報を取得する。
具体的には、予め設定しておいた、各種スケジュール情報31を保持する各外部装置の識別情報(例えば「IPアドレス」など)に基づき、各外部装置へスケジュール情報31の取得を要求する。このとき、要求先の外部装置が、画像処理装置100とデータ通信可能な状態か否かを所定のコマンド(例えば「ping」など)を用いて確認し、その応答に応じて情報要求を行う。
また、各外部装置から取得可能なスケジュール情報31については、予め外部装置の識別情報と対応付けて管理しておき、情報取得時に、外部装置ごとに取得したいスケジュール情報31を指定する。
さらに、スケジュール情報31の取得タイミングは、所定の時間間隔に従って定期的に行う。つまりポーリング処理を行う。なお、外部装置がスケジュールの変更に応じて、その旨を他機に通知する機能を有していれば、そのスケジュール変更通知に基づいて行ってもよい。
このように、画像処理装置100では、スケジュール情報取得部21により、上記方法で、各種スケジュール情報31を取得する。
ここで、以下に、画像処理装置100が取得する各種スケジュール情報31の例を挙げる。
・ユーザスケジュール情報
ユーザスケジュール情報31uとは、例えば休暇の予定、デスクワークの予定、及び社外打ち合わせなどの外出予定など、ユーザのスケジュールが定義された情報である。情報の構成要素は、開始・終了時刻[Time]、遂行場所[Location]などである。
・グループスケジュール情報
グループスケジュール情報31gとは、例えば会議開催の予定など、複数のユーザが属するグループのスケジュールが定義された情報である。情報の構成要素は、ユーザスケジュール情報31uと同様である。
・オフィシャルスケジュール情報
オフィシャルスケジュール情報31oとは、例えば始業・終業時刻、休日、フレッシュアップディーなど、会社全体で取り決められたスケジュールが定義された情報である。情報の構成要素は、開始・終了時刻[Time]などである。
・メンテナンススケジュール情報
メンテナンススケジュール情報31mとは、画像処理装置100のメンテナンス予定など、機器を稼動状態とする必要があるスケジュールが定義された情報である。情報の構成要素は、開始・終了時刻[Time]、実行対象機器[Summary]などである。
このように、上記スケジュール情報31には、開始・終了時刻[Time]により定義された1つ又は複数のスケジュール(時間帯)が含まれている。
(電源制御情報の生成)
電源制御情報生成部22は、上記スケジュール情報取得部21により取得した各種スケジュール情報31に基づき、ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報32を生成する。つまり、各種スケジュール情報31から、機器が使用される可能性の高い時間帯及び/又は使用される可能性の低い時間帯に関する情報を抽出し、自機の電源制御を行うための制御情報32を生成する。
そこで、電源制御情報生成部22は、所定のデータ操作により、スケジュール情報31から時間帯に関する情報を抽出し、抽出した情報を基に電源制御情報32を生成する。
以下に、電源制御情報生成部22が行うデータ操作について、図4を用いて説明する。
図4は、本実施形態に係るスケジュール情報31のデータ操作例を示す図である。図4には、AND(∩)、OR(∪)、NOT(¬)、及びフィルタリング操作の演算例が示されている。本実施形態に係るデータ操作は、1つ又は複数のオペランドに対して上記各演算子を用いて行う。よって、スケジュール情報31が上記オペランドにあたる。
上述したように、スケジュール情報31は、開始・終了時刻[time]により定義された1つ又は複数のスケジュールを含む。よって、本実施形態に係るデータ操作では、1つの開始・終了時刻[time]により定義されたスケジュールをオペランドとする演算だけでなく、複数の開始・終了時刻[time]により定義されたスケジュールの集合をオペランドとする演算を行うことができる。この場合、スケジュールの集合が演算結果として得られる。
・AND操作
電源制御情報生成部22は、複数のスケジュール情報31それぞれに定義されたスケジュールにおいて、共通する時間帯を抽出する。これをAND操作(積集合)という。図4(A)には、スケジュール1が定義されたスケジュール情報31と、スケジュール1と一部時間帯が共通するスケジュール2が定義されたスケジュール情報31とが示されている。この場合、AND操作を行うと、スケジュール1とスケジュール2との共通時間帯として、スケジュール3が抽出される。
(AND操作) スケジュール1 ∩ スケジュール2
このようなデータ操作は、例えば、複数のユーザスケジュール情報31uに対して行うことにより、複数のユーザがデスクワークを行う時間帯などのような、機器の使用可能性が高い時間帯を抽出することができる。
・OR操作
電源制御情報生成部22は、複数のスケジュール情報31それぞれに定義されたスケジュールにおいて、全ての時間帯を抽出する。これをOR操作(和集合)という。図4(B)には、スケジュール1が定義されたスケジュール情報31と、スケジュール1と異なる開始・終了時間のスケジュール2が定義されたスケジュール情報31とが示されている。この場合、OR操作を行うと、スケジュール1とスケジュール2とに定義された全ての時間帯が、スケジュール3及びスケジュール4として抽出される。
(OR操作) スケジュール1 ∪ スケジュール2
このようなデータ操作は、例えば、複数のグループスケジュール情報31gに対して行うことにより、会議の時間帯などのような、機器の使用可能性が低い時間帯を抽出することができる。
・NOT操作
電源制御情報生成部22は、スケジュール情報31に定義されたスケジュールの時間帯以外の全ての時間(例えば「予定されていない全ての時間帯」など)を抽出する。これをNOT操作(否定)という。図4(C)には、スケジュール1が定義されたスケジュール情報31が示されている。この場合、NOT操作を行うと、スケジュール1に予定として定義された時間帯以外の全ての時間が、スケジュール2及びスケジュール3として抽出される。
(NOT操作) ¬ スケジュール1
このようなデータ操作は、例えば、メンテナンススケジュール情報31mに対して行うことにより、メンテナンスを実行する時間帯を除く、機器の電源制御を行うことが可能な時間帯を抽出することができる。
・フィルタリング操作
電源制御情報生成部22は、スケジュール情報31に定義されたスケジュールの属性(例えば「遂行される場所情報(ロケーション情報)」など)を指定することで、指定属性に該当する時間帯を抽出する。これをフィルタリング操作という。図4(D)には、遂行場所"デスク"[Location="My Desk"]のスケジュール1と"会議室"[Location="Meeting Room"]のスケジュール2とが定義されたスケジュール情報31が示されている。この場合、"デスク"を指定したフィルタリング操作を行うと、スケジュール1に定義されたスケジュール1の時間帯が、スケジュール3として抽出される。
(フィルタリング操作) スケジュール1 → スケジュール1´
このようなデータ操作は、例えば、ユーザスケジュール情報31uに対して行うことにより、ユーザがデスクワークを行う時間帯や離席する時間帯などのような、機器の使用可能性が高い時間帯や低い時間帯の両方を抽出することができる。
このように、画像処理装置100では、電源制御情報生成部22により、以上のようなデータ操作を、各種スケジュール情報31に対して行う。これにより、機器が使用される可能性の高い時間帯(電源を通常モードとすべき時間帯)/使用される可能性の低い時間帯(電源を省エネモードとすべき時間帯)それぞれを抽出し、ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報32を生成する。
なお、このように生成された電源制御情報32は、電源制御情報保持部23に書き込まれ保持される。
電源制御情報保持部23は、例えばHDD110などのような記憶装置の所定の記憶領域であり、電源制御時に後述する電源制御実行部24から、保持する電源制御情報32がアクセスされる。
(電源制御の実行)
電源制御実行部24は、当該画像処理装置100の電源制御を行う機能部である。電源制御実行部24は、電源制御情報生成部22が保持する電源制御情報32を参照し、当該画像処理装置100が備える電源装置(非図示)に対して電源状態の移行を指示する。具体的には、電源制御情報32に設定された時刻データに従って、通常モードから省エネモード、又は省エネモードから通常モードへの状態移行を指示する。
なお、電源状態の移行指示は、以下に説明する方法によって、電源制御実行部24により行われる。
図5は、本実施形態に係るソフトウェア構成例を示す図である。本実施形態に係る画像処理装置100では、図5に示すようなソフトウェア構成により電源制御部20が実装される。
電源制御部20を実現するプログラム(ソフトウェア部品)は、Java(登録商標)アプリケーションソフトウェアである。そのため、Java(登録商標)アプリケーションの開発をする際に必要となる、ライブラリ、各種サンプル、ツール、ドキュメントなどで構成されたソフトウェア開発者向けのキットであるSDKJ(Software Development Kit for Java)42上に実装される。また、SDKJ42は、Java(登録商標)バイトコードをプラットフォームPFのネイティブコード(実行可能なコード)に変換して実行するソフトウェアであるJava(登録商標)VM(Java Virtual Machine)41上に実装される。また、Java(登録商標)VM41は、画像処理装置100が搭載するプラットフォームPF上に実装される。
なお、上記プラットフォームPFは、コントロールサービス(CS:Control Service)、システムリソースマネージャ(SRM:System Resource Manager)、及びOS(Operating System)などを含む。コントロールサービスは、アプリケーションからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求(例えば「メモリの確保」など)を発生させる。システムリソースマネージャは、1つ又は複数のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービスからの獲得要求を調停する。
また、ソフトウェア構成は、上記構成に限らず、SDKJ42を含まない構成であってもよい。ただし、以降の説明では、便宜上、電源制御部20を実現するプログラムがSDKJ42上に実装される構成を例に挙げる。
画像処理装置100では、上記ソフトウェア構成により、電源制御部20を実現するプログラムは、当該画像処理装置100が備える各種ハードウェア51と、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いたデータ処理を行うことができる。つまり、電源制御部20がSNMPマネージャ機能を有し、一方、ハードウェア51がSNMPエージェント機能を有する。
エージェントは、自身(当該画像処理装置100)の状態を外部に知らせるために公開する情報を保持している。この情報を、MIB(Management Information Base)と言う。MIBは木構造のデータ構造をしており、全てのノードが一意に番号付けされている。このノードの識別子のことを、オブジェクト識別子(OBJECT IDENTIFIER)と言う。
このMIBの構造は、管理情報構造(SMI:Structure of Management Information)と言い、RFC1155 Structure and Identification of Management Information for TCP/IP-based Internetsで規定されている。
これらの情報設定方法についての詳細は、以下の通りである。
SNMPには、"SetRequest"と呼ばれるコマンドがある。"SetRequest"は、マネージャがエージェントのMIBオブジェクトの値を設定するために、エージェントに対して送出するコマンドである。このコマンドを受け取ったエージェントは、設定結果をマネージャに通知するために、マネージャに対してレスポンスを返す。
よって、電源制御部20を実現するプログラムは、マネージャとして動作し、SNMPのコマンドを用いて、現在エージェントに設定されている値に対して、新たな値の設定を指示することができる。具体的には、電源制御部20を実現するプログラムが、新たな値をMIBオブジェクトの値を"SetRequest"によりエージェント機能を有するハードウェア51に送出する。エージェントは受け取った値に基づいてハードウェア51の内部設定を変更したり情報を保持したりする。
電源制御実行部24では、上記方法により、当該画像処理装置100が備える電源装置(非図示)に対して電源状態を移行する制御値を設定し、電源制御の実行を指示する。
このように、画像処理装置100では、電源制御実行部24により、各種スケジュール情報31から判断したユーザの機器使用可能性に応じて、電源制御を行う。
以上のように、画像処理装置100では、スケジュール情報取得部21により、ユーザ単位、グループ単位、オフィシャル単位といった複数のスケジュール情報31を取得する。続いて、電源制御情報生成部22により、取得した各種スケジュール情報31に基づきユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報32を生成する。続いて、電源制御実行部24により、生成された電源制御情報32に設定される時刻データに従って、電源制御の実行(通常モード/省エネモードへの移行)を指示する。このような電源制御機能を実現することができる。
《機能動作》
ここからは、上記に説明を行った各機能部による動作について説明する。電源制御機能は、画像処理装置100に搭載(インストール)される電源制御プログラム(ソフトウェア部品)が、CPU108により格納先(例えば「ROM105」など)からRAM106に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
なお、以下の処理手順の説明では、便宜上、電源制御機能における「スケジュール情報の取得・電源制御情報の生成」及び「電源制御の実行」の各処理を分けて説明する。
(スケジュール情報の取得・電源制御情報の生成)
図6は、本実施形態に係るスケジュール情報31の取得と電源制御情報32の生成に関する処理手順例を示すフローチャートである。
図6に示すように、画像処理装置100は、スケジュール情報取得部21により、ユーザ端末であるPC200やスケジュール管理装置300などの外部装置から各種スケジュール情報31を取得する(ステップS101)。例えば、PC200からはユーザスケジュール情報31u、スケジュール管理装置300からはグループスケジュール情報31g、オフィシャルスケジュール情報31o、及びメンテナンス情報31mが取得される。また、スケジュール情報取得部21は、所定の時間間隔に従って外部装置から最新のスケジュール情報31を取得する。
続いて、画像処理装置100は、電源制御情報生成部22により、スケジュール情報取得部21で取得された各種スケジュール情報31から、ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報32を生成する(ステップS102)。なお、ステップS102における情報生成処理については、図7、図8、及び図9を用いて、情報生成時のデータ遷移例を基に後述する。
画像処理装置100は、電源制御情報生成部22により生成した電源制御情報32を、記憶装置の所定の記憶領域にあたる電源制御情報保持部23へ書き込み、現在保持されている情報を更新する(ステップS103)。
(電源制御情報の詳細な生成方法)
図7は、本実施形態に係る電源制御情報32を生成する処理手順例を示すフローチャートである。また、図8及び図9は、本実施形態に係る生成時の電源制御情報32のデータ例(その1及びその2)を示す図である。
図7に示すように、上記ステップS102の情報生成処理は、次のような手順により行われる。
電源制御情報生成部22は、まず、取得された全てのユーザスケジュール情報31uに対して、遂行場所"デスク以外"[Location!="My Desk"]を指定するフィルタリング操作を行う(ステップS201)。続いて、フィルタリング操作により抽出されたユーザのスケジュール全て(図8(A)に示すユーザスケジュールP1からユーザスケジュールPn)に対してAND操作(P=P1∩P2∩・・・∩Pn)を行う(ステップS202)。これにより、複数のユーザが離席する時間帯である機器の使用可能性が低い時間帯を抽出する。
続いて、電源制御情報生成部22は、取得された全てのグループスケジュール情報31gに対して、遂行場所"会議室"[Location="Meeting Room"]を指定するフィルタリング操作を行う(ステップS203)。続いて、フィルタリング操作により抽出されたグループのスケジュール(図8(B)に示すグループスケジュールG)と、ステップS203のAND操作により抽出したスケジュール(P)とを、OR操作(PG=P∪G)する(ステップS204)。これにより、グループによる会議開催の時間帯をさらに含む機器の使用可能性が低い時間帯を抽出する。
続いて、電源制御情報生成部22は、取得されたメンテナンススケジュール情報31mに対して、メンテナンスが行われる機器[Summary="MFP01"]を指定するフィルタリング操作を行う(ステップS205)。続いて、フィルタリング操作により抽出されたMFP01のメンテナンススケジュール(図9(A)に示すメンテナンススケジュールM(inverted))に対して、NOT操作(M(inverted)=¬M)を行う(ステップS206)。これにより、MFP01において、メンテナンスを実行する時間帯以外の時間帯を抽出する。
続いて、電源制御情報生成部22は、ステップS206のNOT操作により抽出したスケジュール(M(inverted))と、ステップS204のAND操作により抽出したスケジュール(PG)とを、AND操作(PGM=M(inverted)∩(PG))する(ステップS207)。これにより、メンテナンスを実行する時間帯以外の時間帯の中で、機器の使用可能性が低い時間帯を抽出する。
続いて、電源制御情報生成部22は、取得されたオフィシャルスケジュール情報31oに対して、NOT操作(W(inverted)=¬W)を行う(ステップS208)。これにより、就業時間帯以外の時間帯を抽出する。
続いて、電源制御情報生成部22は、ステップS208のNOT操作により抽出したスケジュール(W(inverted))と、ステップS207のAND操作により抽出したスケジュール(PGM)とを、OR操作(PGMW=W(inverted)∪(PGM))する(ステップS209)。これにより、MFP01のメンテナンス実行時間帯及び就業時間帯以外の時間帯を含む、電源制御が実行可能な時間帯の中で、機器の使用可能性が低い時間帯を抽出する。
以上のように、画像処理装置100では、電源制御情報生成部22により、機器の使用可能性が低い時間帯及びそれ以外の時間帯、すなわち機器の使用可能性が高い時間帯との両方のスケジュールを抽出することができる。このようにして抽出されたスケジュール(PGMW)は、1つ又は複数の開始・終了時刻[Time]の各データで構成される電源制御情報32として電源制御情報保持部23へと記録される。
なお、上記ステップS208には、平日(Weekday)の始業・終業時刻(勤務時間帯)が定義されたオフィシャルスケジュール情報31oのデータ操作例(NOT操作)が示されているが、この限りでない。
ステップS208で行うデータ操作は、オフィシャルスケジュール情報31oの定義内容に応じて異なるデータ操作を行うものである。
例えば、オフィシャルスケジュール情報31oが、休日(Holiday)やフレッシュアップディーなどの場合には、平日の勤務時間帯と異なり、画像処理装置100を使用しない時間帯が定義されている。よって、ステップS208のデータ操作(NOT操作)を行わず、ステップS209においてOR操作を行うのみとなる。
よって、このようなオフィシャルスケジュール情報31oに応じたデータ操作を行うために、電源制御情報生成部22では、オフィシャルスケジュール情報31oの種別を判定し、データ操作を行う。
(電源制御の実行)
図10は、本実施形態に係る電源制御の実行を指示する処理手順例を示すフローチャートである。
図10に示すように、画像処理装置100は、電源制御実行部24により、電源制御情報保持部23にアクセスし、上記ステップS201からS209の処理手順により生成された電源制御情報32を参照する(ステップS301)。電源制御情報32を参照するタイミングは、電源投入後や情報更新後などである。また、情報更新後の場合には、電源制御情報生成部22からの指示を受け付けることで判断できる。
続いて、画像処理装置100は、電源制御実行部24により、電源制御情報32に設定された時刻データと現在時刻とに従って、当該画像処理装置100が備える電源装置(非図示)に対して電源状態の移行を指示する(ステップS302)。またこのとき、電源制御実行部24は、通常モードから省エネモード、又は省エネモードから通常モードへの状態移行を指示する。ここで、ステップS302における電源制御情報32に基づく電源制御処理について、図11を用いて、電源制御時のデータ遷移例を基に説明する。
図11は、本実施形態に係る電源制御時の動作例を示す図である。
電源制御情報生成部22により生成された電源制御情報32が、図11に示すスケジュール(PGMW)であった場合、現在時刻が9:00になると、画像処理装置100の電源装置(非図示)に対して、省エネモードからの復帰(通常モード状態への移行)を指示する。また、現在時刻が10:00になると、省エネモード状態への移行(通常モードから省エネモードへの状態移行)を指示する。さらに、現在時刻が11:00になると、再び、省エネモードからの復帰を指示する。最後に、現在時刻が18:00になると、省エネモード状態への移行を指示する。
そこで、通常モードから省エネモードへの状態移行を指示する場合には(ステップS302:YES)、まず、当該画像処理装置100が通常モードの電源状態であるか否かを確認する(ステップS303)。
ステップS303において、通常モードの電源状態であることが確認されると(ステップS303:YES)、続いて、未処理のジョブ実行要求を一時保持しているキューを参照し、処理完了していないジョブが存在するか否かを確認する(ステップS304)。
ステップS304において、処理完了していないジョブ(未処理のジョブ)が存在していることが確認されると(ステップS304:YES)、キューに保持されている全てのジョブの処理が完了するまで、電源制御の実行を待つ。
ステップS304において、要求を受け付けた全てのジョブについて処理が完了したことが確認されると(ステップS304:NO)、当該画像処理装置100が備える電源装置(非図示)に対して電源を通常モードから省エネモードへの状態へ移行する制御値を設定し、電源制御の実行を指示する(ステップS305)。
一方、ステップS303において、省エネモードの電源状態であることが確認されると(ステップS303:NO)、電源制御実行部24は、現在の電源状態を維持したまま、電源制御を行わない。
また、省エネモードから通常モードへの状態移行を指示する場合には(ステップS302:NO)、当該画像処理装置100が省エネモードの電源状態であるか否かを確認する(ステップS306)。
ステップS306において、省エネモードの電源状態であることが確認されると(ステップS306:YES)、当該画像処理装置100が備える電源装置(非図示)に対して電源を省エネモードから通常モードへの状態へ移行する制御値を設定し、電源制御の実行を指示する(ステップS307)。
一方、ステップS306において、通常モードの電源状態であることが確認されると(ステップS306:NO)、電源制御実行部24は、現在の電源状態を維持したまま、電源制御を行わない。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置100は、各種スケジュール情報31から判断したユーザの機器使用可能性に応じて電源制御を行うことができる。
<変形例>
ここで、ユーザの機器使用可能性を判断する他の情報例について説明する。
図12は、本発明の変形例に係る動作環境例を示す図である。
まず、図12に示す動作環境では、1台又は複数のPC200とデータ通信可能なタスク管理装置(タスク管理サーバ)400が、所定のデータ伝送路で画像処理装置100と接続されている。なお、本変形例においても、図2と同様に、タスク管理装置400に接続される装置は、PC200だけでなく、各種サーバやモバイル端末(例えば「PDA」や「携帯電話」など)を含む任意の情報処理装置であってもよい。
タスク管理装置400は、例えば、日常業務内の定型業務の手続きを定義し、業務遂行を自動化したワークフローや、ユーザなどの作業者が行うべき作業内容を示すタスクなどを管理するサーバ機能を有する装置である。
画像処理装置100は、上記動作環境において、スケジュール情報取得部21により、タスク管理装置400から登録済みのタスクやワークフローに関する情報を取得する。取得した情報には、遂行予定のタスクやワークフローにおいて使用する機器に関する情報が含まれている。
このようなことから、画像処理装置100は、電源制御情報生成部22により、他のスケジュール情報31とともに、取得したタスクやワークフローに関する情報から、遂行予定のタスクやワークフローにおける機器使用可能性を考慮した電源制御情報32を生成するようにしてもよい。
<まとめ>
以上のように、本実施形態によれば、本実施形態に係る機器管理装置100は、電源制御情報生成部22により、ユーザ、グループ、オフィシャルといった複数のスケジュール情報31から、ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報32を生成する。続いて、電源制御実行部24により、生成された電源制御情報32に設定される時刻データに従って、電源制御の実行(通常モード/省エネモードへの移行)を指示する。
その結果、画像処理装置100は、ユーザの機器使用可能性に応じて無駄な消費電力を削減することができ、機器全体の電力消費量を低減することができる。
ここまで、上記実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る画像処理装置100が有する「電源制御機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてCPU108により実行することで実現される。よって、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体104に格納することができる。
また、上記プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード、USBメモリなどの記録媒体104に記憶させることによって、これらの記録媒体104を読み取り可能な外部記憶I/F12を介して画像処理装置100にインストールすることができる。また、画像処理装置100は、データ通信I/F14を備えていることから、インターネットなどの電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態では、電源制御情報32を、画像処理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD110」など)に保持する構成(電源制御情報保持部23を有する構成)について説明を行ったが、この限りでない。例えば、SDメモリカードやUSBメモリなどが保持する制御情報32を、外部記憶I/F12を介して読み取り、電源状態を制御する際に用いることもできる。さらに、画像処理装置100が備えるデータ通信I/F14を介して、所定のデータ伝送路により接続される外部装置が保持する制御情報32を、電源状態を制御する際に用いることもできる。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の動作環境例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るスケジュール情報のデータ操作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るスケジュール情報の取得と電源制御情報の生成に関する処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御情報を生成する処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る生成時の電源制御情報のデータ例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る生成時の電源制御情報のデータ例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御の実行を指示する処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御時の動作例を示す図である。 本発明の変形例に係る動作環境例を示す図である。
符号の説明
20 電源制御部
21 スケジュール情報取得部
22 電源制御情報生成部
23 電源制御情報保持部
24 電源制御実行部
31 スケジュール情報(u:ユーザ,g:グループ,o:オフィシャル,m:メンテナンス)
32 電源制御情報
41 ソフトウェア(JavaVM)
42 ソフトウェア(SDKJ)
51 ハードウェア
100 画像処理装置
11 操作パネル
101 入力装置
102 表示装置
12 外部記憶I/F
104 記録媒体
13 コントローラ
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 RAM(揮発性の半導体メモリ)
107 NV−RAM(不揮発性の半導体メモリ)
108 CPU(中央処理装置)
14 データ通信I/F
109 インタフェース装置
110 HDD(不揮発性の記憶装置)
15 スキャナ
111 画像読取装置(スキャナ装置)
16 プロッタ
112 印刷装置(プロッタ装置)
200 クライアントPC(情報処理装置)
300 スケジュール管理装置(スケジュール管理サーバ)
400 タスク管理装置(タスク管理サーバ)
PF プラットフォーム

Claims (12)

  1. ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成した電源制御情報に基づき、電源装置に対して電源制御を行う実行手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 当該画像処理装置は、
    予定に関するデータが定義されるスケジュール情報を取得する取得手段を有し、
    前記生成手段は、
    前記取得手段により取得したスケジュール情報に基づき、前記電源制御情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記生成手段は、
    前記スケジュール情報に対して所定のデータ操作を行い、
    当該画像処理装置が使用される可能性の高い時間帯及び/又は使用される可能性の低い時間帯に関するデータを抽出し、抽出したデータを基に前記電源制御情報を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記生成手段は、
    前記所定のデータ操作において、
    複数のスケジュール情報それぞれに定義された予定に関するデータから、全ての予定に共通する時間帯に関するデータを抽出することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記生成手段は、
    前記所定のデータ操作において、
    複数のスケジュール情報それぞれに定義された予定に関するデータから、予定として定義された全ての時間帯に関するデータを抽出することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段は、
    前記所定のデータ操作において、
    前記スケジュール情報に定義された予定以外の時間帯に関するデータを抽出することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記生成手段は、
    前記所定のデータ操作において、
    前記スケジュール情報に定義された予定の属性データを指定し、指定属性に該当する時間帯に関するデータを抽出することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記実行手段は、
    前記生成手段により生成した電源制御情報に含まれる、当該画像処理装置が使用される可能性の高い時間帯及び/又は使用される可能性の低い時間帯に関するデータの時刻データに従って、前記電源装置に対して電源制御を行うことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記取得手段は、
    前記スケジュール情報として、
    ユーザの予定が定義されたユーザスケジュール情報、
    ユーザが属するグループの予定が定義されたグループスケジュール情報、
    会社全体で取り決められた予定が定義されたオフィシャルスケジュール情報、及び/又は、
    当該画像処理装置を含む機器のメンテナンス予定が定義されたメンテナンススケジュール情報を、当該画像処理装置に所定のデータ伝送路で接続される外部装置から取得することを特徴とする請求項2ないし8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 画像処理装置における電源制御方法であって、
    ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報を生成する生成手順と、
    前記生成手順により生成した電源制御情報に基づき、電源装置に対して電源制御を行う実行手順と、を有することを特徴とする電源制御方法。
  11. 画像処理装置における電源制御プログラムであって、
    コンピュータを、
    ユーザの機器使用可能性を考慮した電源制御情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成した電源制御情報に基づき、電源装置に対して電源制御を行う実行手段として機能させる電源制御プログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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