JP2011054045A - 情報処理装置、ワークフローシステム、ワークフロー制御方法、ワークフロー制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、ワークフローシステム、ワークフロー制御方法、ワークフロー制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】登録された既存のフロー定義情報を解釈できない実行対象機器であっても、フロー定義情報に定義されたワークフローを実行させられる情報処理装置、ワークフローシステム、ワークフロー制御方法、ワークフロー制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】情報処理装置100は、ワークフローの処理手続きが定義された1又は複数のフロー定義データ51Dを管理するサーバ300と、ワークフローの実行先にあたる実行対象機器である1又は複数の画像処理装置200とに、所定のデータ伝送路を介して接続される装置100であって、サーバ300から受信したフロー定義データ51Dを、実行先として指定された画像処理装置200が解釈可能なデータに変換する変換手段22と、変換手段22による変換データ61Dを、実行先として指定された画像処理装置200に送信し、ワークフローの実行を要求する要求手段23と、有している。
【選択図】図7

Description

本発明は、ネットワークなどのデータ伝送路を介して接続される1又は複数の機器を利用してワークフローを実行するワークフローシステムに関し、特に、利用機器(実行対象機器)に応じてワークフローを制御する技術に関するものである。
近年、オフィス環境には、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)などの画像処理装置が導入されている。画像処理装置は、主に業務支援を目的として導入され、オフィス業務の効率化を図る手段として大きな役割を担っている。その代表的な利用形態には、オフィス業務の効率化を目的とする1又は複数の画像処理装置を用いたワークフローが挙げられる。
例えば特許文献1には、フロー定義データに基づき、スキャン実行により画像読取装置で読み取られた画像データに対して所定の処理を行い、指定先に配信するシステムが開示されている。
しかしながら、従来のワークフロー制御に係る技術では、ワークフローを予め定義しておき、その定義に従って実行するものであり、次のような問題が考えられる。
オフィス環境には、ユーザが利用目的に応じて導入した多種多様な画像処理装置が存在する。そのため、実行ワークフローで用いる画像処理装置が、必ずしも同じメーカ(製造元)の製品であるとは限らない。例えば、A社の提供する画像処理装置を含むワークフローシステムが導入されたオフィス環境に、B社が提供する画像処理装置が導入された場合などである。
このような場合、ユーザがA社の画像処理装置を用いて行っていたワークフローをB社の画像処理装置を用いて行うためには、システムのサーバに登録されているA社仕様に基づくフロー定義データに加えて、ユーザが、予めB社仕様に基づくフロー定義データを作成し、登録しておく必要がある。なぜなら、ワークフローを定義するフロー定義データの仕様は、メーカによって異なり、B社の画像処理装置では、A社仕様に基づくフロー定義データを解釈し処理することができないためである。
このように、従来のワークフロー制御に係る技術では、たとえ同じ処理手続きのワークフローを実行する場合であっても、実行対象機器に応じて、予め解釈可能なフロー定義データを準備しておく必要があり、ユーザにとって煩雑なものであった。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、登録された既存のフロー定義情報を解釈できない実行対象機器であっても、フロー定義情報に定義されたワークフローを実行させられる情報処理装置、ワークフローシステム、ワークフロー制御方法、ワークフロー制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、ワークフローの処理手続きが定義された1又は複数のフロー定義データを管理するサーバと、前記ワークフローの実行先にあたる実行対象機器である1又は複数の画像処理装置とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置であって、前記サーバから受信したフロー定義データを、実行先として指定された画像処理装置が解釈可能なデータに変換する変換手段と、前記変換手段による変換データを、実行先として指定された画像処理装置に送信し、ワークフローの実行を要求する要求手段と、を有している。
このような構成によって、本発明に係る情報処理装置は、ワークフローの実行先として指定された画像処理装置に応じて、登録された既存のフロー定義情報を、指定された画像処理装置が解釈可能な情報に変換する必要があるか否かを判断する。情報処理装置は、変換要否判定結果に基づき、画像処理装置が解釈可能な情報に変換する。また、情報処理装置は、指定された画像処理装置に変換情報を送信し、ワークフローの実行を要求する。
これによって、本発明に係る情報処理装置は、登録された既存のフロー定義情報を解釈できない実行対象機器であっても、フロー定義情報に定義されたワークフローを実行させられる。その結果、ユーザは、実行対象機器に応じたフロー定義情報を予め準備する必要がない。
上記目的を達成するため、本発明に係るワークフローシステムは、ワークフローの処理手続きが定義された1又は複数のフロー定義データを管理するサーバと、前記ワークフローの実行先にあたる実行対象機器である1又は複数の画像処理装置と、前記サーバから前記画像処理装置への前記ワークフロー実行要求を中継する情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続されるワークフローシステムであって、前記サーバが、前記フロー定義データを前記情報処理装置に送信する送信手段を有し、前記情報処理装置が、前記サーバから送信されたフロー定義データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信したフロー定義データを、実行先として指定された画像処理装置が解釈可能なデータに変換する変換手段と、前記変換手段による変換データを、実行先として指定された画像処理装置に送信し、ワークフローの実行を要求する要求手段と、を有し、前記画像処理装置が、前記情報処理装置からの実行要求に従って、前記ワークフローを実行する実行手段を有している。
上記目的を達成するため、本発明に係るワークフロー制御方法は、ワークフローの処理手続きが定義された1又は複数のフロー定義データを管理するサーバと、前記ワークフローの実行先にあたる実行対象機器である1又は複数の画像処理装置と、前記サーバから前記画像処理装置への前記ワークフロー実行要求を中継する情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続されるワークフローシステムにおけるワークフロー制御方法であって、前記サーバが、前記フロー定義データを前記情報処理装置に送信する送信手順を有し、前記情報処理装置が、前記サーバから送信されたフロー定義データを受信する受信手順と、前記受信手順により受信したフロー定義データを、実行先として指定された画像処理装置が解釈可能なデータに変換する変換手順と、前記変換手順による変換データを、実行先として指定された画像処理装置に送信し、ワークフローの実行を要求する要求手順と、を有し、前記画像処理装置が、前記情報処理装置からの実行要求に従って、前記ワークフローを実行する実行手順を有している。
このような手順によって、本発明に係るワークフロー制御方法は、ワークフローの実行先として指定された画像処理装置に応じて、登録された既存のフロー定義情報を、指定された画像処理装置が解釈可能な情報に変換する必要があるか否かを判断し、変換要否判定結果に基づく変換を行い、指定された画像処理装置に変換情報を送信し、ワークフローの実行を要求すると言う動作を実現する。
これによって、本発明に係るワークフロー制御方法は、登録された既存のフロー定義情報を解釈できない実行対象機器であっても、フロー定義情報に定義されたワークフローの実行が可能な環境を提供できる。
本発明によれば、登録された既存のフロー定義情報を実行対象機器が解釈可能な情報に変換し、実行対象機器に対して変換情報に基づくワークフローの実行を要求することで、登録された既存のフロー定義情報を解釈できない実行対象機器であっても、フロー定義情報に定義されたワークフローを実行させられる情報処理装置、ワークフローシステム、ワークフロー制御方法、ワークフロー制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るワークフローシステムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 従来のワークフローシステムの動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るワークフローシステムの動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るワークフロー実行時の操作画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るワークフローシステムが有する機能構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ変換機能の動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る変換後のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るワークフロー制御の動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るワークフローを制御する処理手順例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るワークフローシステムの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るワークフローシステムの動作例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るワークフローシステムが有する機能構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るワークフローを制御する処理手順例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」と言う)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
本実施形態に係るワークフローシステムの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るワークフローシステム1の構成例を示す図である。
図1に示すように、ワークフローシステム1は、1又は複数の画像処理装置200〜200と、1又は複数の業務クライアント100〜100(情報処理装置)とが、LAN(Local Area Network)などの内部ネットワークNで相互に接続されている。画像処理装置200には、例えばMFPやLP(Laser Printer)などがある。また、業務クライアント100は、例えば、ユーザが、ワークフローに係る各種設定やフロー定義データの編集・登録・削除などを行うときに利用される情報処理装置である。
さらに、業務クライアント100〜100は、業務サーバ300(情報処理装置)が接続されたメーカ(ベンダ)側に構築されるシステムと、インターネットなどの外部ネットワークIを介して接続されている。業務サーバ300は、例えば、ワークフローに係る設定値やフロー定義データなどを保持し一括管理する情報処理装置である。
ワークフローシステム1では、上記システム構成により、業務クライアント100〜100を介して業務サーバ300に登録されたフロー定義データに基づき、実行対象機器として指定された画像処理装置200〜200を用いてワークフローを実行することができる。
なお、以下の説明では、上記業務クライアント100〜100を総称する場合、単に「業務クライアント100」とする。また、画像処理装置200〜200を総称する場合も同様に、単に「画像処理装置200」とする。
また、上記システム1の説明では、業務サーバ300が外部に設置されている場合を例に挙げたが、この限りでない。業務サーバ300が内部ネットワークNに接続されている構成であってもよい。
<ハードウェア構成>
次に、上記システム1を構成する各装置のハードウェア構成について説明する。なお、業務クライアント100及び業務サーバ200については、情報処理装置のハードウェア構成を示すことで説明を簡略化する。
《情報処理装置》
図2は、本実施形態に係る情報処理装置(業務クライアント100及び業務サーバ200)のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、情報処理装置は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108を備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボード及びマウスなどで構成され、情報処理装置に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどで構成され、情報処理装置による処理結果(例えば「ワークフローに係る設定情報」や「フロー定義データ編集画面」)などを表示する。
インタフェース装置107は、情報処理装置を所定のデータ伝送路に接続するインタフェースである。これにより、情報処理装置は、インタフェース装置107を介して、画像処理装置200などの接続周辺装置とデータ通信が行える。
HDD108は、情報処理装置全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(登録商標:以下略)」や「UNIX(登録商標:以下略)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))を提供するプログラムやデータ、及び情報処理システム上において各種機能(例えば「ワークフロー制御機能」や「業務管理機能」)を提供するアプリケーションプログラムやデータなどを格納している不揮発性の記憶装置である。また、HDD108は、格納している上記プログラムやデータを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、情報処理装置は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みが行える。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、情報処理装置が起動されるときに実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、情報処理装置のシステム設定、及びネットワーク関連の設定などのデータが格納されている。
RAM104は、上記各種記憶装置から読み出されたプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)であり、CPU106は、このRAM104上(ワーク領域)に読み出したプログラムを実行することにより、情報処理装置の全体制御や情報処理装置が搭載する各種機能を動作させる。
業務クライアント100及び業務サーバ200(情報処理装置)は、上記ハードウェア構成により、例えば、HDD108からRAM104上に読み出したプログラムをCPU106により実行し、ワークフロー制御機能や業務管理機能を実現している。
《画像処理装置》
図3は、本実施形態に係る画像処理装置200のハードウェア構成例を示す図である。
図3に示すように、画像処理装置200は、コントローラ210、操作パネル220、プロッタ230、及びスキャナ240などを備え、それぞれが相互にバスBで接続されている。
操作パネル220は、表示部に加えてタッチパネルなどの入力部を備えており、機器情報などの各種情報をユーザに提供したり、動作設定や動作指示などの各種ユーザ操作を受け付けたりする。プロッタ230は、画像形成部を備えており、用紙に出力画像を形成する。例えば出力画像を形成する方式には、電子写真方式やインクジェット方式などがある。スキャナ240は、原稿を光学的に読み取り、読み取り画像を生成する。
コントローラ210は、CPU211、記憶装置212、ネットワークI/F213、及び外部記憶I/F214などを備えており、それぞれが相互にバスBで接続されている。
CPU211は、プログラムを実行することにより各種機能の実現や装置全体を制御する。また、記憶装置212は、上記プログラムや各種データ(例えば「画像データ」)を格納し保持する。例えば、記憶装置212には、揮発性のメモリであるRAM、不揮発性のメモリであるROM、及び大容量の記憶領域を備えたHDDなどがある。RAMは、CPU211のワークエリア(プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリア)として機能する。ROMやHDDは、プログラムや各種データの格納先として用いられる。これにより、画像処理装置200では、CPU211がROMに格納されたプログラムをRAM上に読み出し、プログラムを実行する。
ネットワークI/F213は、画像処理装置200を所定のデータ伝送路に接続するためのインタフェースである。これにより、画像処理装置200は、ネットワークI/F213を介して、業務クライアント100などの接続周辺装置とデータ通信が行える。
外部記憶I/F214は、外部記憶装置にあたる記録媒体214aを接続するためのインタフェースである。外部記憶装置には、例えば、SDメモリカード(SD Memory Card)やUSB(Universal Serial Bus)メモリなどがある。これにより、画像処理装置200は、外部記憶I/F214を介して、記録媒体214aに対してプログラムやデータの読み取り及び書き込みが行える。
画像処理装置200は、上記ハードウェア構成により、PC(Personal Computer)から受信した印刷データを、コントローラ210で動作する画像形成プログラムによりラスタイメージ(ビットマップイメージ)へと変換し、プロッタ230により用紙にトナー画像を形成すると言う画像形成機能を実現している。なお、本実施形態では、画像処理装置200がMFPの場合を例に説明した。例えば、画像処理装置200がLPの場合には、スキャナ240を備えていない構成となる。
<ワークフロー制御機能>
本実施形態に係るワークフロー制御機能について説明する。
本実施形態に係る業務クライアント100では、ワークフローの実行先として指定された画像処理装置200に応じて、登録された既存のフロー定義情報を、指定された画像処理装置200が解釈可能な情報に変換する必要があるか否かを判断する。業務クライアント100は、変換要否判定結果に基づき、画像処理装置200が解釈可能な情報に変換する。また、業務クライアント100は、指定された画像処理装置200に変換情報を送信し、ワークフローの実行を要求する。業務クライアント100は、このようなワークフロー制御機能を有している。
ここで、従来のワークフロー制御について説明する。
《従来のワークフロー制御に係る動作概要》
図4は、従来のワークフローシステムの動作例を示す図である。
図4に示すように、まずユーザは、業務クライアント100を介して、実行対象機器(画像処理装置指定)の設定やフロー定義データの作成を行い、これらの情報を業務サーバ300に登録しておく(ステップS1)。その後、ユーザは、実行対象機器である画像処理装置200に向かい、例えば、操作パネル220を介して、実行ワークフローの選択画面の表示を業務サーバ300に要求する(ステップS2,S2)。その結果、画像処理装置200には、業務サーバ300から、画面情報及び登録ワークフロー情報が応答され、これらの情報に基づく操作画面が操作パネル220の画面に表示される(ステップS3,S3)。これにより、ユーザは、表示された操作画面を介して、登録ワークフローを確認後、実行ワークフローの選択及び実行時の各種動作設定を行い、画像処理装置200にワークフローの実行を指示する。
このように、従来のワークフロー制御では、ワークフローを予め定義しておき、その定義に従って実行するものである。
しかし、オフィス環境には、ユーザが利用目的に応じて導入した多種多様な画像処理装置200が存在する。そのため、次のような機器構成も考えられる。例えば、A社の提供する画像処理装置200を含むワークフローシステム1が導入されたオフィス環境に、B社の提供する画像処理装置200が導入された場合などである。
このような場合、ユーザがA社の画像処理装置200を用いて行っていたワークフローをB社の画像処理装置200を用いて行うためには、ユーザが、予めB社仕様に基づくフロー定義データを作成し、業務サーバ300に登録しておく必要がある。そのため、たとえ同じ処理手続きのワークフローを実行する場合であっても、実行対象機器に応じて、解釈可能なフロー定義データを準備しておく必要があり、ユーザにとって煩雑なものである。また、同じ定義内容のフロー定義データを実行対象機器の数だけ作成し登録することから、業務サーバ300が有する記憶リソースを無駄に消費してしまう。
そこで、本実施形態に係るワークフロー制御では、登録された既存のフロー定義情報を実行対象機器が解釈可能な情報に変換し、実行対象機器に対して変換情報に基づくワークフローの実行を要求する。これにより、本実施形態に係るワークフローシステム1は、次のように動作する。
《本実施形態のワークフロー制御に係る動作概要》
図5は、本実施形態に係るワークフローシステム1の動作例を示す図である。なお、図5では、A社が提供するワークフローシステム1にB社の画像処理装置200が導入され、ユーザがA社の画像処理装置200を用いて行っていたワークフローをB社の画像処理装置200を用いて行う場面を想定している。
図5に示すように、従来同様、業務サーバ300には、業務クライアント100を介して、実行対象機器の設定やフロー定義データが登録されている(ステップS11)。このとき登録されるフロー定義データは、A社仕様に基づくデータである。
ユーザは、業務クライアント100を介して、実行ワークフローの選択画面の表示を業務サーバ300に要求する。その結果、業務クライアント100には、業務サーバ300から、登録ワークフロー情報が応答され、この情報に基づく操作画面が表示装置102の画面に表示される(ステップS12)。
図6は、本実施形態に係るワークフロー実行時の操作画面例を示す図である。
業務クライアント100には、例えば、図6に示すような操作画面が表示される。図6(A)には、実行ワークフローを選択する操作画面例が示されている。また、図6(B)には、ワークフロー実行時の各種動作設定のうち、ワークフローの実行先(実行対象機器)を指定する操作画面例が示されている。図6に示す操作画面例には、実行ワークフローとして「ワークフローB」が選択され、実行先「機器B」が指定されている様子が示されている。これにより、ユーザは、表示された操作画面を介して、登録ワークフローを確認後、A社の画像処理装置200を用いて行っていたワークフローを選択し、実行先としてB社の画像処理装置200を指定する。
業務クライアント100は、選択された実行ワークフローに基づき、業務サーバ300から、該当するA社仕様のフロー定義データを受信する。また、業務クライアント100は、指定されたワークフローの実行先に基づき、受信したフロー定義データを、B社の画像処理装置200が解釈可能なデータに変換する。
業務クライアント100は、変換データ(B社仕様に基づくデータ)を用いて、実行対象機器であるB社の画像処理装置200にワークフローの実行を要求する(ステップSS13)。これにより、B社の画像処理装置200では、フロー定義データに基づくフロー実行プロセスが生成され、実行待ち状態となる。その結果、B社の画像処理装置200では、操作画面を介して受け付けた実行指示に従ってワークフローが実行される。
また、業務クライアント100は、B社の画像処理装置200からの実行ワークフローの完了通知を受け取ると、フロー実行プロセスの削除を要求する(ステップS14)。これにより、B社の画像処理装置200では、生成されたフロー実行プロセスが削除される。
なお、指定されたワークフローの実行先がA社の画像処理装置200の場合には、A社仕様のフロー定義データを用いて、実行対象機器であるA社の画像処理装置200にワークフローの実行を要求する(ステップS13)。
このように、本実施形態に係るワークフロー制御では、上記データ変換機能を有する業務クライアント100を中継し、業務サーバ300から画像処理装置200に、ワークフローの実行が要求される。
これによって、本実施形態に係るワークフローシステムでは、登録された既存のフロー定義情報を解釈できない実行対象機器であっても、フロー定義情報に定義されたワークフローを実行できる。
以下に、上記ワークフロー制御機能の構成とその動作について説明する。
図7は、本実施形態に係るワークフローシステム1が有する機能構成例を示す図である。
本実施形態に係るワークフロー制御機能の技術的特徴を有する業務クライアント100を説明する前に、当該装置の周辺装置、すなわち業務サーバ300及び画像処理装置200が有する機能について簡単に説明する。
《周辺装置が有する各機能》
まず、業務サーバ300が有する機能構成について説明する。
図7に示すように、業務サーバ300は、通信部10b及びデータ操作部30を有している。
通信部10bは、所定のデータ伝送路で接続される他の装置と当該装置300との間で双方向データ通信を行う機能部である。
データ操作部30は、ワークフローに係る各種登録データのデータ操作を行う機能部である。ワークフローに係る各種登録データは、業務サーバ300が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域に保持されている。例えば、ワークフローに係る各種登録データには、ワークフロー実行時に行う処理手続きが定義されたフロー定義データがあり、フロー定義データ保持部51に保持されている。
データ操作部30が行うデータ操作には、主に「追加」、「編集」、「参照」、「削除」がある。データ操作「追加」は、作成や受信などにより新たなデータを追加する操作である。データ操作「編集」は、登録された既存データを変更・更新する操作である。データ操作「参照」は、登録された既存データを参照する操作である。データ操作「削除」は、登録された既存データを削除する操作である。
データ操作部30は、通信部10bを介して業務クライアント100からのデータ操作に係る指示を受け付ける。データ操作部30は、受け付けた指示に従った操作を行い、ワークフローに係る各種登録データを管理する。
例えば、ユーザが新規のワークフローを登録する場合には、次のようなデータ操作が行われる。データ操作部30は、通信部10bを介して業務クライアント100からの登録指示を受け付け、受信した登録データ(作成後のフロー定義データ)をフロー定義データ保持部51に格納し追加する。また、ユーザが、登録ワークフローを閲覧する場合には、データ操作部30は、通信部10bを介して業務クライアント100からの閲覧指示を受け付ける。データ操作部30は、フロー定義データ保持部51に格納される1又は複数のフロー定義データを参照し(読み出し)、通信部10bを介して業務クライアント100に参照結果を送信する。
次に、画像処理装置200が有する機能構成について説明する。
図7に示すように、画像処理装置200は、通信部10c及びフロー実行制御部40を有している。
通信部10cは、所定のデータ伝送路で接続される他の装置と当該装置200との間で双方向データ通信を行う機能部である。
フロー実行制御部40は、当該装置200で実行するワークフローを制御する機能部である。そのため、フロー実行制御部40は、フロー生成部41、生成フロー削除部42、動作設定部43、及び実行部44を有している。
フロー生成部41は、フロー定義データに基づくフロー実行プロセスを生成する。また、生成フロー削除部42は、フロー生成部41により生成されたフロー実行プロセスを削除する。
両機能部は、業務クライアント100からの動作指示に従って機能する。そのため、本実施形態では、業務クライアント100から両機能部に対して遠隔に動作指示(遠隔制御)できるように、所定のAPI(Application Programming Interface)を外部に公開している。例えば、フロー生成部41への動作指示を受け付けるAPIとして"createProject"、また、生成フロー削除部42への動作指示を受け付けるAPIとして"deleteProject"がある。つまり、両機能部は、業務クライアント100から、これらのAPI(関数)がコールされると、設定された動作パラメータに従って機能する。
フロー生成部41は、フロー実行プロセスを生成すると、生成したプロセス(実行フロー)に対応する識別子(以下「フロー識別情報」と言う)を発行する。フロー生成部41は、フロー識別情報を生成完了通知とともに、動作指示を行った業務クライアント100に渡す。
また、生成フロー削除部42は、業務クライアント100から動作指示されたときに指定されたフロー識別情報に基づき、該当する生成後のフロー実行プロセスを削除する。
動作設定部43は、ワークフロー実行時の動作設定を行う。動作設定部43は、例えば、当該装置200が備える操作パネル220(操作画面)を介して受け付けた各種設定値に基づき、動作設定を行う。また、動作設定部43は、フロー生成部41が動作指示を受け付けたとき(createProject関数がコールされたとき)のフロー定義データに基づき、動作設定を行う。
実行部44は、フロー生成部41により生成されたフロー実行プロセスを動作させる。実行部44は、例えば、操作画面を介して受け付けた実行指示に従って、動作設定部43により設定された動作設定に基づき、フロー実行プロセスを動作させる。
《業務クライアントが有する各機能》
図7に示すように、業務クライアント100は、通信部10a及びフロー制御部20を有している。
通信部10aは、所定のデータ伝送路で接続される他の装置と当該装置100との間で双方向データ通信を行う機能部である。
フロー制御部20は、業務サーバ300から画像処理装置200へのワークフローを制御する機能部である。そのため、フロー制御部20は、実行指定受付部21、データ変換部22、フロー開始要求部23、及び実行フロー終了要求部24を有している。
実行指定受付部21は、当該装置100が備える表示装置102(操作画面)を介して、ワークフローに係る各種設定(実行ワークフロー及び実行先指定)を受け付ける。
データ変換部22は、業務サーバ300から受信したフロー定義データを、実行先として指定された画像処理装置200が解釈可能なデータに変換する。データ変換部22は、変換要否判定部221により、実行指定受付部21により受け付けた実行先指定に基づき、業務サーバ300から受信したフロー定義データを変換する必要があるか否かを判定する(変換要否判定機能)。例えば、変換要否判定部221は、実行先として指定された画像処理装置200が、業務サーバ300を提供するメーカと異なるメーカの製品であった場合に、業務サーバ300から受信したフロー定義データを変換する必要があると判定する。
図8は、本実施形態に係るデータ変換機能の動作例を示す図である。
図8には、フロー制御部20が、業務サーバ300から受信したA社仕様に基づくフロー定義データ51DをB社仕様に基づくデータ61Dに変換する動作例が示されている。
図8に示すように、本実施形態では、画像処理装置200を提供するメーカに対応する変換モジュールPMをインストールすることで、上記データ変換部22の機能を実現している。変換モジュールPMは、プラグインである。このような構成により、フロー制御部20には、変換モジュールPMをインストール・アンインストールすることで、メーカ対応のデータ変換機能の追加・削除が行える。
また、変換モジュールPMによる変換データ61Dには、実行先として指定された画像処理装置200が解釈可能なフロー定義データ61D、動作設定データ61D、画面定義データ61Dなどがある。
図9は、本実施形態に係る変換後のデータ例を示す図である。
フロー定義データ61Dは、変換前のデータと同様に、ワークフロー実行時に行う処理手続きが定義されたデータである。動作設定データ61Dは、ワークフロー実行時の動作設定値を含むデータである。画面定義データ61Dは、フロー実行プロセスが生成された後に、画像処理装置200(実行対象機器)が備える操作パネル220に表示される操作画面(例えば「実行指示の待ち受け画面」)のデータである。
図9には、XML(Extensible Markup Language)を用いて定義されるフロー定義データ61D及び動作設定データ61Dが一体となった変換データ61Dが示されている。(A)に示す変換データ61Dには、画像変換後にフォルダ配信を行う処理Proc1と、電子メール配信を行う処理Proc2とを並列実行する手続き及び各処理の動作設定が、所定のタグを用いて定義されている。なお、図示する変換データ61Dは、XML形式のデータであるが、この限りでない。変換データ61Dは、実行先として指定された画像処理装置200が解釈可能なデータ形式であればよい。
フロー開始要求部23は、画像処理装置200に対して、ワークフローの実行開始を要求する。また、実行フロー終了要求部24は、画像処理装置200上で動作する実行ワークフローの終了を要求する。
画像処理装置200におけるワークフローの実行開始・終了は、先に述べたとおり、画像処理装置200が有するフロー生成部41及び生成フロー削除部42に対して動作指示を行うことで制御できる。
図10は、本実施形態に係るワークフロー制御の動作例を示す図である。
図10に示すように、ワークフローの実行開始・終了の各要求は、次のように行われる。
フロー開始要求部23は、APIとして外部公開された関数F1"createProject"に動作パラメータ[data]を設定し、コールすることで、ワークフローの実行開始を要求する。このとき設定される動作パラメータは、データ変換部22による変換データ61Dである。これにより、フロー開始要求部23は、実行する処理手続きを画像処理装置200に渡す。その結果、画像処理装置200では、フロー生成部41により、フロー実行プロセスPが生成され、ワークフローの実行開始要求を受け付ける。
また、フロー開始要求部23は、フロー実行プロセスPが生成された画像処理装置200から、生成完了通知としてフロー識別情報(例えば「フローID」や「プロセスID」)を受け取る。
実行フロー終了要求部24は、APIとして外部公開された関数F2"deleteProject"に動作パラメータ[id]を設定し、コールすることで、実行ワークフローの終了を要求する。このとき設定される動作パラメータは、ワークフローの実行開始要求時に受け取ったフロー識別情報である。これにより、実行フロー終了要求部24は、削除するフロー実行プロセスPを指定する。その結果、画像処理装置200では、生成フロー削除部42により、該当するフロー実行プロセスPが削除され、実行ワークフローの終了要求を受け付ける。
このように、本実施形態に係るワークフロー制御機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
本実施形態に係るワークフローシステム1では、上記データ変換を含むワークフロー制御機能を有する業務クライアント100を中継することで、業務サーバ300に登録される既存のフロー定義データ51Dの仕様(処理手続きの定義方法)に依存することなく、画像処理装置200にワークフローの実行を要求することができる。
次に、ワークフロー制御機能の詳細な動作(機能部群の連係動作)について、処理手順を示すシーケンス図を用いて説明する。
ワークフロー制御機能は、主に、情報処理装置100、画像処理装置200、及び業務サーバ300に搭載(インストール)されるプログラム(ワークフロー制御に係るプログラム)が、CPUにより、格納先(例えば「ROM」や「HDD」)からRAM上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
図11は、本実施形態に係るワークフローを制御する処理手順例を示す図である。なお、以下の説明では、上述したように、A社が提供するワークフローシステム1にB社の画像処理装置200が導入され、ユーザがB社の画像処理装置200を用いてワークフローを行う場面を想定している。
図11に示すように、まず業務クライアント100は、フロー制御部20が有する実行指示受付部21により、ユーザからの実行ワークフロー及び実行先の指定を受け付ける(ステップS101)。
実行指示受付部21は、通信部10aを介して、業務サーバ300が有するデータ操作部30に対して、実行フロー指定を通知する(ステップS102)。
業務サーバ300は、データ操作部30により、フロー定義データ保持部51にアクセスし、実行フロー指定に基づき、情報取得操作を行い(ステップS103)、該当するフロー定義データ51D(A社仕様に基づくデータ)を取得する(ステップS104)。データ操作部30は、通信部10bを介して、業務クライアント100が有するフロー制御部20のデータ変換部22に対して、取得後のフロー定義データ51Dを送信する(ステップS105)。また、業務クライアント100では、実行指定受付部21が、データ変換部22に対して、実行先(B社の画像処理装置)を指定する(ステップS106)。
業務クライアント100は、データ変換部22が有する変換要否判定部221により、指定された実行先に基づき、業務サーバ300から受信したフロー定義データ51Dを、実行先である画像処理装置200(実行対象機器)が解釈可能なデータ(B社仕様に基づくデータ)に変換する必要があるか否かを判定する(ステップS201)。
業務クライアント100は、上記判定によりデータ変換が必要であると判定された場合に(ステップS201:YES)、データ変換部22により、業務サーバ300から受信したフロー定義データ51Dを、A社仕様に基づくデータからB社仕様に基づくデータへと変換する(ステップS202)。データ変換部22は、変換データ61Dをフロー制御部20が有するフロー開始要求部23へと転送する(ステップS203)。なお、業務クライアント100は、上記判定によりデータ変換が必要ないと判定された場合に(ステップS201:NO)、データ変換部22により、業務サーバ300から受信したフロー定義データ51Dを、フロー開始要求部23へと転送する(ステップS204)。
業務クライアント100は、フロー開始要求部23により、フロー定義データ51D又は変換データ61Dのどちらか一方を、通信部10aを介して、実行先である画像処理装置200に送信し、フロー実行の開始を要求する(ステップS205)。このときフロー開始要求部23は、実行先がデータ変換を必要とした画像処理装置200であった場合、動作パラメータに変換データ61Dを設定した提供API関数F1"createProject"をコールする(ステップS206)。これにより、フロー開始要求部23は、変換データ61Dを画像処理装置200が有するフロー実行制御部40のフロー生成部41に送信でき、フロー実行の開始を要求できる。
以下には、B社の画像処理装置200に変換データ61Dが送信され、フロー実行の開始が要求された場合の処理について説明する。
画像処理装置200は、フロー生成部41(API関数F1のコール)により、受信した変換データ61Dに基づくフロー実行プロセスを生成する(ステップS301)。このとき画像処理装置200では、プロセスの生成とともに、受信した変換データ61D(データ内の画面設定データ)に基づくフロー実行開始の待ち受け画面(操作画面)が生成され、当該装置200が備える操作パネル220の画面に表示される。フロー生成部41は、これらの処理が終わると、プロセス生成後に発行されたフロー識別情報(例えば「フローID」や「プロセスID」)を、フロー開始要求部23に生成完了の旨として通知する(例えば「コールしたAPI関数の戻り値」)(ステップS302)。
フロー生成部41は、上述した待ち受け画面(操作画面)を介して、ユーザからフロー実行開始が指示されると、フロー実行制御部40の動作設定部43に対して、受信した変換データ61D(データ内の動作設定データ)に基づくフロー実行時の動作設定を要求する(ステップS303)。また、フロー生成部41は、フロー実行制御部40の実行部44に対して、受信した変換データ61D(データ内のフロー定義データ)に基づくフロー実行を要求する(ステップS306)。
動作設定部43は、要求に従って動作設定を行い(ステップS304)、実行部44に対して、設定完了の旨を通知する(ステップS305)。なお、画像処理装置200では、受信した変換データ61D(データ内の画面設定データ)に基づく動作設定画面を操作パネル220の画面に表示し、現在の設定値を開示するとともに、設定値の変更などを受け付けるようにしてもよい。
実行部44は、設定完了通知を受け付けると、B社仕様に基づくデータに変換されたフロー定義データ61Dに従って、所定のワークフローを実行する(ステップS307)。実行部44は、ワークフローの実行が完了すると、実行完了を、通信部10cを介して、業務クライアント100が有するフロー制御部20のフロー開始要求部23に通知する(ステップS308)。
業務クライアント100は、フロー実行完了通知を受け取ると、フロー開始要求部23が先に受け取ったフロー識別情報に基づき、フロー実行制御部40が有する実行フロー終了要求部24に終了させる実行フローを指定する(ステップS401)。
実行フロー終了要求部24は、動作パラメータに指定された実行フローのフロー識別情報を設定した提供API関数F2"deleteProject"をコールする(ステップS402)。これにより、実行フロー終了要求部24は、通信部10aを介して、画像処理装置200が有するフロー実行制御部40の生成フロー削除部42に、実行フローの終了を要求できる。
画像処理装置200は、生成フロー削除部42(API関数F2のコール)により、受信したフロー識別情報に基づく該当フロー実行プロセスを削除する(ステップS501)。
このように、本実施形態に係るワークフローシステム1では、上記ワークフロー制御処理により、登録された既存のフロー定義データ51Dを実行対象機器が解釈可能なデータに変換し、実行対象機器に対して変換データ61Dに基づくワークフローの実行を要求する。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る業務クライアント100によれば、ワークフローの実行先として指定された画像処理装置200に応じて、登録された既存のフロー定義データ51Dを、指定された画像処理装置200が解釈可能なデータに変換する必要があるか否かを判断する。業務クライアント100は、変換要否判定結果に基づき、画像処理装置200が解釈可能なデータに変換する。また、業務クライアント100は、指定された画像処理装置200に応じて、ワークフロー実行時に既存のフロー定義データ51D又は変換データ61Dを送信し、ワークフローの実行を要求する。
このように、本実施形態に係るワークフローシステム1では、上記データ変換機能を有する業務クライアント100を中継し、業務サーバ300から画像処理装置200に、ワークフローの実行が要求される。
これによって、本実施形態に係るワークフローシステム1では、例えば、システム1を提供するメーカと異なるメーカの画像処理装置200(登録された既存のフロー定義情報を解釈できない実行対象機器)であっても、フロー定義情報に定義されたワークフローを実行できる。つまり、本実施形態では、解釈可能なフロー定義情報を予め作成しておかなくても、登録された既存のフロー定義情報に基づき、ワークフローを実施することができる。
その結果、メーカでは、例えば、他社のワークフローシステム1を導入しているユーザに対しても、実行対象機器として自社製品(自社の画像処理装置)の導入を提案し易い。なぜなら、ユーザは、業務クライアント100に上記ワークフロー制御に係るソフトウェアをインストールするだけで、導入機器を用いたワークフローを実行することができるからである。
[第2の実施形態]
上記実施形態は、ワークフローの実行先である画像処理装置がフロー実行制御部を有する構成(エンベディットモードの機器構成)の場合について説明を行った。本実施形態では、ユーザ環境に設置された情報処理装置がフロー実行制御部を有する構成(サーバモードの機器構成)の場合について説明する。なお、以下には、上記実施形態と異なる点について説明し、同じ点については、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
<システム構成>
図12は、本実施形態に係るワークフローシステム1の構成例を示す図である。
図1に示したシステム構成との違いは、ワークフローの実行を制御する業務実行サーバ400(情報処理装置)を有する点である。
<ワークフロー制御機能>
本実施形態に係るワークフローシステム1は、次のように動作する。
《本実施形態のワークフロー制御に係る動作概要》
図13は、本実施形態に係るワークフローシステム1の動作例を示す図である。
図5に示した動作例との違いは、業務クライアント100が業務実行サーバ400にワークフローの実行を要求する点である。具体的には、次の通りである。
業務クライアント100は、変換データ61D(B社仕様に基づくデータ)を用いて、B社の業務実行サーバ400にワークフローの実行を要求する(ステップSS13)。これにより、B社の業務実行サーバ400では、フロー定義データ61Dに基づくフロー実行プロセスが生成され、実行対象機器であるB社の画像処理装置200を実行待ち状態とする(ステップS14)。その結果、B社の画像処理装置200では、操作画面を介して受け付けた実行指示に従ってワークフローが実行される。
また、業務クライアント100は、B社の画像処理装置200からの実行ワークフローの完了通知を、B社の業務実行サーバ400を介して受け取ると、フロー実行プロセスの削除を要求する(ステップS15)。これにより、B社の業務実行サーバ400では、生成されたフロー実行プロセスが削除される。
このように、本実施形態に係るワークフロー制御では、上記データ変換機能を有する業務クライアント100及び上記フロー実行制御機能を有する業務実行サーバ400を中継し、業務サーバ300から画像処理装置200に、ワークフローの実行が要求される。
次に、ワークフロー制御機能における上記実施形態と本実施形態との機能構成及び動作の違いについて説明する。
図14は、本実施形態に係るワークフローシステム1が有する機能構成例を示す図である。
図7に示した機能構成との違いは、フロー実行制御部40を業務実行サーバ400が有する点である。本実施形態では、このような構成により、業務実行サーバ400が、通信部10dを介して、実行先に指定された画像処理装置200で行うワークフローを遠隔制御する。業務実行サーバ400では、フロー生成部41により、実行対象機器である画像処理装置200で行うワークフローを遠隔制御するフロー実行プロセスが生成される。また、業務実行サーバ400では、生成フロー削除部42により、生成したフロー実行プロセスが削除される。
また、第1の実施形態では、エンベディットモードの機器(画像処理装置がフロー実行制御を有する機器)構成、本実施形態では、サーバモードの機器(画像処理装置がフロー実行制御を有していない機器)構成について説明を行っている。しかし、機器構成は、この限りでない。例えば、ワークフローシステム1に、エンベディットモード及びサーバモードの複数の画像処理装置200が混在することも考えられる。
そこで、業務クライアント100では、フロー制御部20が有するフロー開始要求部23が有する動作モード判定部231により、画像処理装置200がエンベディットモード又はサーバモードのどちらの機器かを判定する。具体的には、動作モード判定部231が、通信部10aを介して、実行先として指定された画像処理装置200に対して、動作モードの問い合わせを行い、問い合わせ結果に基づき、動作モード判定を行う。これにより、業務クライアント100は、動作モード判定結果から、実行先として指定された画像処理装置200がエンベディットモード又はサーバモードの機器かを判断し、フロー実行プロセスの生成を行う。つまり、フロー開始要求部23は、フロー実行プロセスを生成するときに、動作モード判定結果に応じて、画像処理装置200の提供API関数をコールするか、又は業務実行サーバ400の提供API関数をコールするかを切り替える。
図15は、本実施形態に係るワークフローを制御する処理手順例を示す図である。
図11に示した処理手順との違いは、上述したように、フロー開始要求部23が動作モードを判定する点である。具体的には、次のような処理を行う。なお、以下の説明では、上述したように、A社が提供するワークフローシステム1にB社の画像処理装置200が導入され、ユーザがB社の画像処理装置200を用いてワークフローを行う場面を想定している。
図15に示すように、まず業務クライアント100は、フロー制御部20が有する実行指示受付部21により、ユーザからの実行ワークフロー及び実行先の指定を受け付ける(ステップS101)。
実行指示受付部21は、通信部10aを介して、業務サーバ300が有するデータ操作部30に対して、実行フロー指定を通知する(ステップS102)。
業務サーバ300は、データ操作部30により、フロー定義データ保持部51にアクセスし、実行フロー指定に基づき、情報取得操作を行い(ステップS103)、該当するフロー定義データ51D(A社仕様に基づくデータ)を取得する(ステップS104)。データ操作部30は、通信部10bを介して、業務クライアント100が有するフロー制御部20のデータ変換部22に対して、取得後のフロー定義データ51Dを送信する(ステップS105)。また、業務クライアント100では、実行指定受付部21が、データ変換部22に対して、実行先(B社の画像処理装置)を指定する(ステップS106)。
業務クライアント100は、データ変換部22が有する変換要否判定部221により、指定された実行先に基づき、業務サーバ300から受信したフロー定義データ51Dを、実行先である画像処理装置200(実行対象機器)が解釈可能なデータ(B社仕様に基づくデータ)に変換する必要があるか否かを判定する(ステップS201)。
業務クライアント100は、上記判定によりデータ変換が必要であると判定された場合に(ステップS201:YES)、データ変換部22により、業務サーバ300から受信したフロー定義データ51Dを、A社仕様に基づくデータからB社仕様に基づくデータへと変換する(ステップS202)。データ変換部22は、変換データ61Dをフロー制御部20が有するフロー開始要求部23へと転送する(ステップS203)。なお、業務クライアント100は、上記判定によりデータ変換が必要ないと判定された場合に(ステップS201:NO)、データ変換部22により、業務サーバ300から受信したフロー定義データ51Dを、フロー開始要求部23へと転送する(ステップS204)。
業務クライアント100は、フロー開始要求部23により、指定された実行先の画像処理装置200がB社の機器か否かを判定する(ステップS205)。
フロー開始要求部23は、実行先の画像処理装置200がA社の機器であると判定された場合(ステップS205:NO)、フロー定義データ51Dを、通信部10aを介して送信し、フロー実行の開始を要求する。一方、フロー開始要求部23は、実行先の画像処理装置200がB社の機器であると判定された場合(ステップS205:YES)、動作モード判定部231により、通信部10aを介して、実行先の画像処理装置200に動作モードを問い合わせる(ステップS206)。
フロー開始要求部23は、動作モード判定部231により、問い合わせ結果に基づき、画像処理装置200の動作モードがサーバモードであるか否かを判定する(ステップS207)。
フロー開始要求部23は、動作モードがエンベディットモードと判定された場合(ステップS207:NO)、変換データ61Dを、通信部10aを介して送信し、フロー実行の開始を要求する。一方、フロー開始要求部23は、動作モードがサーバモードと判定された場合(ステップS207:YES)、変換データ61Dを、通信部10aを介して、業務実行サーバ400に送信し、フロー実行の開始を要求する(ステップS208)。このときフロー開始要求部23は、動作パラメータに変換データ61Dを設定した業務実行サーバ400提供のAPI関数F1"createProject"をコールする(ステップS209)。これにより、フロー開始要求部23は、変換データ61Dを業務実行サーバ400が有するフロー実行制御部40のフロー生成部41に送信でき、フロー実行の開始を要求できる。
以下には、エンベディットモードであるB社の画像処理装置200に変換データ61Dが送信され、フロー実行の開始が要求された場合の処理について説明する。
画像処理装置200は、フロー生成部41(API関数F1のコール)により、受信した変換データ61Dに基づくフロー実行プロセスを生成する(ステップS301)。このとき画像処理装置200では、プロセスの生成とともに、受信した変換データ61D(データ内の画面設定データ)に基づくフロー実行開始の待ち受け画面(操作画面)が生成され、当該装置200が備える操作パネル220の画面に表示される。フロー生成部41は、これらの処理が終わると、プロセス生成後に発行されたフロー識別情報(例えば「フローID」や「プロセスID」)を、フロー開始要求部23に生成完了の旨として通知する(例えば「コールしたAPI関数の戻り値」)(ステップS302)。
なお、以降のステップS303〜S308,ステップS401及びS402,ステップS501については、図11と同じ処理手順であるため説明を省略する。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係るワークフローシステム1によれば、上記データ変換機能を有する業務クライアント100及び上記フロー実行制御機能を有する業務実行サーバ400を中継し、業務サーバ300から画像処理装置200に、ワークフローの実行を要求する。
これによって、本実施形態に係るワークフローシステム1では、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係るワークフロー制御機能は、図に示した各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化されたプログラムが、システム1を構成する各装置のCPU(例えば参照符号106及び211)により実行されることで実現される。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えば参照符号103a及び214a)に格納することができる。例えば、情報処理装置100で読み取り可能な記録媒体103aには、フロッピー(登録商標:以下略)ディスク、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)などがある。また、画像処理装置200で読み取り可能な記録媒体214aには、SDメモリカード及びUSBメモリなどがある。
よって、情報処理装置100は、記録媒体103aを読み取り可能なドライブ装置103を介して上記プログラムをインストールすることができる。また、情報処理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、電気通信回線を介して上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
画像処理装置200は、記録媒体214aを読み取り可能な外部記憶I/F214を介して上記プログラムをインストールすることができる。また、画像処理装置200は、ネットワークI/F107を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 ワークフローシステム
10 通信部(a:業務クライアント,b:業務サーバ,c:画像処理装置)
20 フロー制御部
21 実行指示受付部
22 データ変換部
221 変換要否判定部
23 フロー開始要求部
231 動作モード判定部
24 実行フロー終了要求部
30 データ操作部
40 フロー実行制御部
41 フロー生成部
42 生成フロー削除部
43 動作設定部
44 実行部
51 フロー定義データ保持部(D:フロー定義データ(他社仕様))
60D 変換データ(:フロー定義データ(自社仕様),:動作設定データ(自社仕様),:画面定義データ(自社仕様))
100 情報処理装置(業務クライアント)
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 画像処理装置
210 コントローラ
211 CPU(中央処理装置)
212 記憶装置
213 ネットワークI/F
214 外部記憶I/F(a:記録媒体)
220 操作パネル
230 プロッタ
240 スキャナ
300 業務サーバ(情報処理装置)
400 業務実行サーバ(情報処理装置)
N 内部ネットワーク
I 外部ネットワーク
特開2008−97586号公報

Claims (17)

  1. ワークフローの処理手続きが定義された1又は複数のフロー定義データを管理するサーバと、前記ワークフローの実行先にあたる実行対象機器である1又は複数の画像処理装置とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置であって、
    前記サーバから受信したフロー定義データを、実行先として指定された画像処理装置が解釈可能なデータに変換する変換手段と、
    前記変換手段による変換データを、実行先として指定された画像処理装置に送信し、ワークフローの実行を要求する要求手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 実行先として指定された画像処理装置に応じて、前記サーバから受信したフロー定義データのデータ変換を行うか否かを判定する変換要否判定手段を有し、
    前記変換手段は、
    前記変換要否判定手段による判定結果に基づき、前記サーバから受信したフロー定義データを変換することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記画像処理装置が、フロー実行プロセスの生成機能及び/又は削除機能を提供するために公開するAPI(Application Programming Interface)を用いて、ワークフローを制御する手段を有し、
    前記要求手段は、
    前記変換データを、フロー実行プロセスの生成機能に係るAPI関数に動作パラメータとして設定し、前記API関数を呼び出すことで、実行先として指定された画像処理装置に前記変換データを送信し、ワークフローの実行を要求することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記画像処理装置で実行されるワークフローを終了する終了手段を有し、
    前記終了手段は、
    前記要求手段による実行要求時に受け取った、前記画像処理装置で生成されたフロー実行プロセスを識別するフロー識別情報を、フロー実行プロセスの削除機能に係るAPI関数に動作パラメータとして設定し、前記API関数を呼び出すことで、ワークフローを終了することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 実行先として指定された画像処理装置が、フロー実行プロセスの生成機能が動作するエンベディットモードで起動されているか、又は、フロー実行プロセスの生成機能がサーバ機能を有する他の装置で動作し、自機では動作していないサーバモードで起動されているか、を判定する動作モード判定手段を有し、
    前記要求手段は、
    前記動作モード判定手段による判定結果に基づき、前記画像処理装置又は前記他の装置が提供するフロー実行プロセスの生成機能に係るAPI関数のどちらか一方を呼び出し、ワークフローの実行を要求することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記要求手段は、
    前記動作モード判定手段による判定結果が、前記画像処理装置がエンベディットモードで起動されていると判定された場合、
    前記画像処理装置が提供するフロー実行プロセスの生成機能に係るAPI関数を呼び出すことで、実行先として指定された画像処理装置にワークフローの実行を要求し、
    一方、前記動作モード判定手段による判定結果が、前記画像処理装置がサーバモードで起動されていると判定された場合、
    前記他の装置が提供するフロー実行プロセスの生成機能に係るAPI関数を呼び出すことで、前記他の装置を介して、実行先として指定された画像処理装置にワークフローの実行を要求することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記動作モード判定手段は、
    実行先として指定された画像処理装置に対して、動作モードを問い合わせ、その結果に基づき判定することを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  8. ワークフローの処理手続きが定義された1又は複数のフロー定義データを管理するサーバと、前記ワークフローの実行先にあたる実行対象機器である1又は複数の画像処理装置と、前記サーバから前記画像処理装置への前記ワークフロー実行要求を中継する情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続されるワークフローシステムであって、
    前記サーバが、
    前記フロー定義データを前記情報処理装置に送信する送信手段を有し、
    前記情報処理装置が、
    前記サーバから送信されたフロー定義データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信したフロー定義データを、実行先として指定された画像処理装置が解釈可能なデータに変換する変換手段と、
    前記変換手段による変換データを、実行先として指定された画像処理装置に送信し、ワークフローの実行を要求する要求手段と、を有し、
    前記画像処理装置が、
    前記情報処理装置からの実行要求に従って、前記ワークフローを実行する実行手段を有することを特徴とするワークフローシステム。
  9. 前記情報処理装置が、
    実行先として指定された画像処理装置に応じて、前記サーバから受信したフロー定義データのデータ変換を行うか否かを判定する変換要否判定手段を有し、
    前記変換手段は、
    前記変換要否判定手段による判定結果に基づき、前記サーバから受信したフロー定義データを変換することを特徴とする請求項8に記載のワークフローシステム。
  10. 前記画像処理装置が、
    フロー実行プロセスの生成する生成手段と、
    生成されたフロー実行プロセスを削除する削除手段と、を有し、
    前記要求手段は、
    前記変換データが動作パラメータとして設定された前記生成手段を機能させることで、実行先として指定された画像処理装置に送信し、ワークフローの実行を要求することを特徴とする請求項8又は9に記載のワークフローシステム。
  11. 前記情報処理装置が、
    前記画像処理装置で実行されるワークフローを終了する終了手段を有し、
    前記終了手段は、
    前記要求手段による実行要求時に受け取った、前記画像処理装置で生成されたフロー実行プロセスを識別するフロー識別情報が、動作パラメータとして設定された前記削除手段を機能させることで、ワークフローを終了することを特徴とする請求項10に記載のワークフローシステム。
  12. 前記情報処理装置が、
    実行先として指定された画像処理装置が、フロー実行プロセスの生成機能が動作するエンベディットモードで起動されているか、又は、フロー実行プロセスの生成機能がサーバ機能を有する他の装置で動作し、自機では動作していないサーバモードで起動されているか、を判定する動作モード判定手段を有し、
    前記要求手段は、
    前記動作モード判定手段による判定結果に基づき、前記画像処理装置又は前記他の装置が提供するフロー実行プロセスの生成機能に係るAPI関数のどちらか一方を呼び出し、ワークフローの実行を要求することを特徴とする請求項10又は11に記載のワークフローシステム。
  13. 前記要求手段は、
    前記動作モード判定手段による判定結果が、前記画像処理装置がエンベディットモードで起動されていると判定された場合、
    前記画像処理装置が提供するフロー実行プロセスの生成機能に係るAPI関数を呼び出すことで、実行先として指定された画像処理装置にワークフローの実行を要求し、
    一方、前記動作モード判定手段による判定結果が、前記画像処理装置がサーバモードで起動されていると判定された場合、
    前記他の装置が提供するフロー実行プロセスの生成機能に係るAPI関数を呼び出すことで、前記他の装置を介して、実行先として指定された画像処理装置にワークフローの実行を要求することを特徴とする請求項12に記載のワークフローシステム。
  14. 前記動作モード判定手段は、
    実行先として指定された画像処理装置に対して動作モードを問い合わせ、問い合わせた結果に基づき判定することを特徴とする請求項12又は13に記載のワークフローシステム。
  15. ワークフローの処理手続きが定義された1又は複数のフロー定義データを管理するサーバと、前記ワークフローの実行先にあたる実行対象機器である1又は複数の画像処理装置と、前記サーバから前記画像処理装置への前記ワークフロー実行要求を中継する情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続されるワークフローシステムにおけるワークフロー制御方法であって、
    前記サーバが、前記フロー定義データを前記情報処理装置に送信する送信手順を有し、
    前記情報処理装置が、
    前記サーバから送信されたフロー定義データを受信する受信手順と、
    前記受信手順により受信したフロー定義データを、実行先として指定された画像処理装置が解釈可能なデータに変換する変換手順と、
    前記変換手順による変換データを、実行先として指定された画像処理装置に送信し、ワークフローの実行を要求する要求手順と、を有し、
    前記画像処理装置が、
    前記情報処理装置からの実行要求に従って、前記ワークフローを実行する実行手順を有することを特徴とするワークフロー制御方法。
  16. ワークフローの処理手続きが定義された1又は複数のフロー定義データを管理するサーバと、前記ワークフローの実行先にあたる実行対象機器である1又は複数の画像処理装置とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置におけるワークフロー制御プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記サーバから受信したフロー定義データを、実行先として指定された画像処理装置が解釈可能なデータに変換する変換手段と、
    前記変換手段による変換データを、実行先として指定された画像処理装置に送信し、ワークフローの実行を要求する要求手段として機能させるワークフロー制御プログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムを記憶した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014182411A (ja) * 2013-03-15 2014-09-29 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、ネットワークシステム、処理実行方法及び処理実行プログラム
JP2017157224A (ja) * 2017-04-24 2017-09-07 株式会社リコー 情報処理装置及びネットワークシステム
JP2017535840A (ja) * 2014-09-17 2017-11-30 ポキットドク インコーポレイテッド 動的スケジュール集約システム及び方法
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