JP2010153915A - 半導体装置 - Google Patents

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Atsushi Hirose
篤志 広瀬
Tatsuya Arao
達也 荒尾
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Abstract

【課題】外部環境に対しより安定した光検出機能を有する半導体装置を得ることを課題と
する。
【解決手段】第1のフォトダイオードと、遮光された第2のフォトダイオードと、ボルテ
ージフォロワ回路を含む第1の回路群と、第2の回路群と、補正用回路とを有し、第1の
フォトダイオードの出力は第1の回路群のボルテージフォロワ回路に入力され、第1の回
路群の出力は補正用回路に入力され、第2のフォトダイオードの出力は第2の回路を介し
て補正用回路に入力される。これら入力を補正用回路にて加算及び減算、もしくはそのい
ずれか一方を行うことで、第1のフォトダイオードにおける温度に起因した出力変動を除
去する。なお、第1のフォトダイオードには開放電圧が出力されるよう基準電位が供給さ
れ、第2のフォトダイオードには順方向のバイアスが印加されるよう電位が供給されてい
る。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特にフォトダイオードとトランジスタとを有する半導体
装置に関する。また、半導体装置を用いた電子機器に関する。
一般的に電磁波の検知用途に用いられる光電変換装置は数多く知られており、例えば紫
外線から赤外線にかけて感度を有するものは総括して光センサと呼ばれている。光センサ
の一つであるフォトダイオードは400nm以上1100nm以下の波長領域において使
用することが可能であり、光センサとしての用途は多岐に渡る。
このような光センサでは、一般的にフォトダイオードより得られた電流を増幅回路にて
増幅し検出している。この増幅回路には、差動増幅器を用いて構成されたものがある(例
えば、特許文献1参照)。
特開平5−215602号公報
ところで、上記のような光センサでは光量を検出する際、外部環境により出力値が変動
する。そのため、光センサとして利用する際、正確な照度を検出することができない。
上記問題を鑑み、本発明では外部環境に対しより安定した光検出機能を有する半導体装
置を得ることを課題とする。
本発明に係る半導体装置は、光を検知する第1のフォトダイオードと、遮光された第2
のフォトダイオードと、第1のフォトダイオードの一方の端子から得られる出力が入力さ
れるボルテージフォロワ回路を有する第1の回路群と、第2のフォトダイオードの一方の
端子から得られる出力を必要に応じて増幅や反転、さらに所定の温度の電圧を基準とする
電圧に調整する第2の回路群と、補正用回路とを有する。補正用回路では、第2の回路群
より得られた所定の温度の電圧を基準とする電圧を第1の回路群より得られた電圧に加算
及び減算、もしくはそのいずれか一方を行うことで、温度補償を行う。よって、第1のフ
ォトダイオードより得られた出力を所定の温度に換算することで、より正確に照度を測定
することが可能となる。
また、第1のフォトダイオードの他方の端子には、光が照射された際に一方の端子より
開放電圧が出力されるよう基準電位が供給される。また、第2のフォトダイオードには逆
方向のバイアスより強い温度依存性を示す順方向のバイアスが印加されるよう、第2のフ
ォトダイオードの他の端子に電位が供給される。このような構成とすることで、さらに正
確により照度範囲の広い光検出機能を有する半導体装置を得ることができる。
本発明の一は、光を検知する第1のフォトダイオードと、遮光された第2のフォトダイ
オードと、前記第1のフォトダイオードの一方の端子から得られる出力が入力されるボル
テージフォロワ回路を有する第1の回路群と、前記第2のフォトダイオードの一方の端子
から得られる出力を所定の温度の電圧を基準とする電圧に調整する電圧調整回路を有する
第2の回路群と、前記第1の回路群と前記第2の回路群の出力が入力され、なおかつ各々
の当該出力を加算及び減算、もしくはそのいずれか一方を行う補正用回路とを有し、前記
第1のフォトダイオードの他方の端子には基準電位が供給され、前記第2のフォトダイオ
ードには順方向のバイアスが印加されるよう前記第2のフォトダイオードの他方の端子に
電位が供給されることを特徴とする半導体装置である。
上記構成において、前記第1のフォトダイオード及び前記第2のフォトダイオードの各
々はn型半導体層とp型半導体層とを有し、前記第1のフォトダイオードの一方の端子及
び前記第2のフォトダイオードの他方の端子はp型半導体層と電気的に接続されており、
前記第1のフォトダイオードの他方の端子及び前記第2のフォトダイオードの一方の端子
はn型半導体層と電気的に接続されていることを特徴とする。さらに、上記構成において
前記第2の回路群は、前記第2のフォトダイオードの一方の端子から得られる出力を増幅
もしくは反転する機能を有することを特徴としても良い。
本発明の一は、光を検知する第1のフォトダイオードと、遮光された第2のフォトダイ
オードと、前記第1のフォトダイオードの一方の端子から得られる出力が入力されるボル
テージフォロワ回路を有する第1の回路群と、前記第2のフォトダイオードの一方の端子
から得られる出力を所定の温度の電圧を基準とする電圧に調整する電圧調整回路を有する
第2の回路群と、前記第1の回路群と前記第2の回路群の出力が入力され、なおかつ各々
の当該出力を加算及び減算、もしくはそのいずれか一方を行う補正用回路とを有し、前記
第1のフォトダイオードの他方の端子には基準電位が供給され、前記第2のフォトダイオ
ードには順方向のバイアスが印加されるよう前記第2のフォトダイオードの他方の端子に
電位が供給され、前記第1のフォトダイオードの一方の端子は、光が照射された際に他方
の端子より電位が高くなることを特徴とする半導体装置である。また、前記第2の回路群
は、前記第2のフォトダイオードの一方の端子から得られる出力を増幅もしくは反転する
機能を有していても良い。
本発明の一は、光を検知する第1のフォトダイオードと、遮光された第2のフォトダイ
オードと、前記第1のフォトダイオードの一方の端子から得られる出力が入力されるボル
テージフォロワ回路を有する第1の回路群と、前記第2のフォトダイオードの一方の端子
から得られる出力が入力され、なおかつ反転増幅回路と、反転回路と、所定の温度の電圧
を基準とする電圧に調整する電圧調整回路とを有する第2の回路群と、前記第1の回路群
と前記第2の回路群の出力が入力され、なおかつ各々の当該出力を加算及び減算、もしく
はそのいずれか一方を行う補正用回路とを有し、前記第1のフォトダイオードの他方の端
子には基準電位が供給され、前記第2のフォトダイオードには順方向のバイアスが印加さ
れるよう前記第2のフォトダイオードの他方の端子に電位が供給され、前記第1のフォト
ダイオードの一方の端子は、光が照射された際に他方の端子より電位が高くなることを特
徴とする半導体装置である。
本発明の一は、光を検知する第1のフォトダイオードと、遮光された第2のフォトダイ
オードと、前記第1のフォトダイオードの一方の端子から得られる出力が入力されるボル
テージフォロワ回路を有する第1の回路群と、前記第2のフォトダイオードの一方の端子
から得られる出力が入力される反転増幅回路と、反転回路と、所定の温度の電圧を基準と
する電圧に調整する電圧調整回路とを有する第2の回路群と、前記第1の回路群の出力と
前記第2の回路群の出力とが入力される加算回路とを有し、前記第1のフォトダイオード
の他方の端子には基準電位が供給され、前記第2のフォトダイオードには順方向のバイア
スが印加されるよう前記第2のフォトダイオードの他方の端子に電位が供給され、前記第
1のフォトダイオードの一方の端子は、光が照射された際に他方の端子より電位が高くな
ることを特徴とする半導体装置である。
上記構成において、第1のフォトダイオード及び第2のフォトダイオードの各々は、p
型半導体層と、n型半導体層と、前記p型半導体層と前記n型半導体層の間に設けられた
i型半導体層とを有することを特徴とする。
また、上記構成において、本発明の半導体装置はトランジスタを有することを特徴とす
る。トランジスタとは、ゲート電極と、ドレイン領域と、ソース領域とを含む少なくとも
三つの端子を有する素子であり、前記ドレイン領域と前記ソース領域の間にチャネル形成
領域を有する。ソース領域とドレイン領域とは、トランジスタの構造や動作条件等によっ
て変化しえるため、ソース領域またはドレイン領域の範囲を正確に限定することが困難で
ある。そこで、本明細書においてトランジスタの接続関係を説明する際には、ドレイン領
域とソース領域の2端子について、これらの領域に接続された電極の一方を第1の電極、
他方を第2の電極と表記し説明に用いることとする。
また、本明細書において、トランジスタは薄膜トランジスタの場合について述べている
が、特にこれに限定されない。したがって、非晶質シリコンや多結晶シリコンに代表され
る非単結晶半導体膜を用いた薄膜トランジスタ(TFT)、半導体基板やSOI基板を用
いて形成されるトランジスタ、MOS型トランジスタ、接合型トランジスタ、バイポーラ
トランジスタ、ZnOやa−InGaZnOなどの化合物半導体を用いたトランジスタ、
有機半導体やカーボンナノチューブを用いたトランジスタ等を適用することができる。ま
た、トランジスタが配置されている基板の種類についても特に限定されず、例えば、単結
晶基板、SOI基板、ガラス基板、プラスチック基板等を用いることができる。また、あ
る基板でトランジスタを形成した後、他の基板にトランジスタを移動させ、他の基板上に
トランジスタを配置した構成としてもよい。
本明細書において、接続されているとは、電気的に接続されていることと同義である。
したがって、本発明が開示する構成において、所定の接続関係に加え、その間に電気的な
接続を可能とする他の素子(例えば、スイッチ、トランジスタ、容量素子、インダクタ、
抵抗素子、ダイオード等)が配置されていてもよい。もちろん、間に他の素子を介さずに
配置されていてもよく、電気的に接続されているとは直接的に接続されている場合を含む
ものとする。
本発明により、外部環境に対し適切な補正を加えることで外部因子、特に温度による照
度検出機能の低下を抑制し、信頼性に優れた照度検出機能を有する半導体装置を得ること
ができる。また、半導体装置が有する回路の動作電圧を低電圧化することにより、必要と
なる電源電圧を低くすることができる。よって、本発明の半導体装置の応用範囲をさらに
拡張することが可能となる。
本発明の半導体装置の基本構成について説明する図。 本発明の半導体装置について説明する図。 本発明の半導体装置について説明する図。 本発明の半導体装置について説明する図。 本発明の半導体装置について説明する図。 本発明の半導体装置について説明する図。 本発明の半導体装置の作製方法について説明する図。 本発明の半導体装置の作製方法について説明する図。 本発明の半導体装置の作製方法について説明する図。 本発明の半導体装置の部分断面図。 本発明の半導体装置の部分断面図。 本発明の半導体装置を実装した装置を示す図。 本発明の半導体装置を実装した装置を示す図。 本発明の半導体装置を実装した装置を示す図。 本発明の半導体装置を実装した装置を示す図。 本発明の半導体装置を実装した装置を示す図。
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。但し、本発明は以下の説
明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様
々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実
施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する本発明の
構成において同様のものに関しては共通の符号を用いて示し、同一部分又は同様な機能を
有する部分の詳細な説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施形態では、本発明の半導体装置の基本構成について図1を用いて説明する。本発
明の半導体装置は、少なくとも第1のフォトダイオード101、第2のフォトダイオード
102、第1の回路群103、第2の回路群104、補正用回路105を有する。なお、
第2のフォトダイオード102は遮光されており、第1のフォトダイオード101の一方
の端子から得られる出力は第1の回路群103に入力され、第2のフォトダイオード10
2の一方の端子から得られる出力は第2の回路群104に入力される。また、第1のフォ
トダイオード101の他方の端子には、光が照射された際に第1の回路群103が接続さ
れた一方の端子より開放電圧が出力されるよう基準電位が供給されている。また、第2の
フォトダイオード102には逆方向のバイアスより強い温度依存性を示す順方向のバイア
スが印加されるよう、第2のフォトダイオード102の他方の端子には電位が供給されて
いる。
第1のフォトダイオード101は光検出用のフォトダイオードであり、光を受光するこ
とにより照度の対数値に比例した開放電圧を出力する。得られた電圧は、第1の回路群1
03を介して補正用回路105に入力される。なお、第1の回路群103では、第1のフ
ォトダイオード101から得られた高出力インピーダンスを低出力インピーダンスとする
変換を行い、より確実に第1のフォトダイオード101の出力を次段に入力する。そのた
め、本発明では第1の回路群103に少なくともボルテージフォロワ回路を有する。
一方、第2のフォトダイオード102は補正用のフォトダイオードであり、温度等をは
じめとする光以外に起因するフォトダイオードの出力特性を読み取るために遮光されてい
る。なお、フォトダイオードの出力特性に影響を与える光以外の外部因子として様々なも
のを想定することができるが、ここでは第1のフォトダイオード101の出力、即ち開放
電圧に大きく影響する温度について記載している。そのため、本発明は正確には温度のみ
の補正に限定されるものではない。なお、温度依存性を示す第2のフォトダイオード10
2からの出力は、オペアンプを利用した第2の回路群104を用いて必要に応じて増幅や
反転、さらに所定の温度の電圧を基準とする電圧に調整された後、補正用回路105に入
力される。
なお、補正用回路105の種類もしくは得たい補正用回路105からの出力電圧の正負
によって、第1の回路群103は反転手段を有する場合もある。
第1の回路群103及び第2の回路群104より得られた出力電圧は、補正用回路10
5に入力される。補正用回路105では、第2の回路群104より得られた所定の温度の
電圧を基準とする出力電圧を第1の回路群103より得られた出力電圧に加算及び減算、
もしくはそのいずれか一方を行うことで温度補償を行う。即ち、第1のフォトダイオード
101から得られた出力を、前記所定の温度に換算することが可能となる。このようにし
て、第2のフォトダイオード102を用いて第1のフォトダイオード101における温度
に起因した出力変動を除去することができる。よって、光を検出する際、光以外の外部因
子を取り除くことでより正確に照度を測定することが可能となる。
また、照度の検出に用いる第1のフォトダイオード101の出力、即ち開放電圧は照度
の対数値に比例するため、本発明の半導体装置は広い照度範囲に渡って光を検出すること
ができる。
なお、補正用回路105には加算器を用いることが好ましいが、必ずしもこれに限定さ
れず、減算器であっても良い。また、補正用回路105には外部負荷等を接続して、所望
の形式で出力しても良い。
次に、上述した構成要素の一構成例について説明する。本実施形態では、補正用回路1
05に反転加算回路を用いた例について示す。まず、第1のフォトダイオード101及び
第1の回路群103が有するボルテージフォロワ回路について図2を用いて説明する。
図2に示すように、第1のフォトダイオード101の第1の端子は接地(GND)に接
続され、第2の端子はボルテージフォロワ回路121が有するオペアンプ120aの非反
転入力端子に接続されている。このような第1のフォトダイオード101に、光が照射さ
れることにより生じる開放電圧を用いて照度を検出する。開放電圧は照度の対数値に比例
するため、広い照度範囲に渡って光を検出することができる。なお、第1のフォトダイオ
ード101より得られた電圧はオペアンプ120aの非反転入力端子に入力される。一方
、反転入力端子にはオペアンプ120aの出力電圧が入力されている。
ボルテージフォロワ回路121の一構成について図3を用いて説明する。ボルテージフ
ォロワ回路121は、第1のトランジスタ131、第2のトランジスタ132、第3のト
ランジスタ133、第4のトランジスタ134、第5のトランジスタ135、第6のトラ
ンジスタ136、第7のトランジスタ137とを有する。なお、第1のトランジスタ13
1、第2のトランジスタ132、第5のトランジスタ135及び第7のトランジスタ13
7と、第3のトランジスタ133、第4のトランジスタ134及び第6のトランジスタ1
36とでは、トランジスタの極性が異なる。本実施形態は、第1のトランジスタ131、
第2のトランジスタ132、第5のトランジスタ135及び第7のトランジスタ137に
Nチャネル型トランジスタを、第3のトランジスタ133、第4のトランジスタ134及
び第6のトランジスタ136にPチャネル型トランジスタを用いた場合である。
第1のフォトダイオード101は第2のトランジスタ132のゲート電極に接続され、
第2のトランジスタ132の第1の電極(ソース電極及びドレイン電極の一方)は第3の
トランジスタ133の第2の電極及び第6のトランジスタ136のゲート電極と接続され
ている。一方、第2のトランジスタ132の第2の電極(ソース電極及びドレイン電極の
他方)は第1のトランジスタ131の第1の電極及び第5のトランジスタ135の第2の
電極と接続されている。また、第5のトランジスタ135の第1の電極は、第4のトラン
ジスタ134の第2の電極及びゲート電極並びに第3のトランジスタ133のゲート電極
に接続されている。第6のトランジスタ136の第1の電極は、第3のトランジスタ13
3及び第4のトランジスタ134の第1の電極に接続されており、これら第1の電極には
電位Vddが供給されている。また、第6のトランジスタ136の第2の電極は、第5の
トランジスタ135のゲート電極及び第7のトランジスタ137の第1の電極と接続され
ている。第7のトランジスタ137の第2の電極は第1のトランジスタ131の第2の電
極と接続されており、これら第2の電極は接地(GND)に接続されている。また、第1
のトランジスタ131のゲート電極と第7のトランジスタ137のゲート電極とは接続さ
れており、これらゲート電極には電源138を用いて第1のトランジスタ131及び第7
のトランジスタ137が共に導通状態となる電位が供給されている。
なお、第6のトランジスタ136の第2の電極と、第5のトランジスタ135のゲート
電極と第7のトランジスタ137の第1の電極との接続箇所の電位をボルテージフォロワ
回路121の出力電圧Voutとして得ている。
上記のようなボルテージフォロワ回路121を用いることにより、第6のトランジスタ
136における第2の電極の電位を第5のトランジスタ135のゲート電極に帰還させる
ことで、第2のトランジスタ132のゲート電極に入力された電圧と同一かつインピーダ
ンス変換された出力電圧をボルテージフォロワ回路121より出力することができる。な
お、この出力により第7のトランジスタ137の第1の電極の電位が低下しないように、
第6のトランジスタ136のチャネル幅を第7のトランジスタ137のチャネル幅より大
きく設定する方が好ましい。
また、電源138より供給する電位は、第1のトランジスタ131及び第7のトランジ
スタ137が共に導通状態となる電位であれば良いため、第1のトランジスタ131のし
きい値電圧と第7のトランジスタ137のしきい値電圧の大きい方の値をVthとした際
GND+Vth以上の電位であれば良い。よって、電源138における電源電圧を低く設
定することができ、さらに電源138より供給する電位をボルテージフォロワ回路121
に供給したVdd及びGNDを用いて生成することができるため、ボルテージフォロワ回
路121の動作電圧を低くすることが可能となる。なお、ボルテージフォロワ回路121
に供給する電圧、即ち|Vdd−GND|は、第1のトランジスタ131と第2のトラン
ジスタ132と第3のトランジスタ133のしきい値の合計以上であれば良い。
また、ボルテージフォロワ回路121は入力された電圧と同一かつインピーダンス変換
された出力電圧を得ることができれば上記に限定されない。例えば、第3のトランジスタ
133と第4のトランジスタ134はカレントミラー回路を構成しており、該カレントミ
ラー回路において第3のトランジスタ133をさらに並列に設けた構成としても良い。た
だし、その場合には第1のトランジスタ131及び第2のトランジスタ132の第1の電
極の電位が一段の場合の電位と同様に保つよう第1のトランジスタ131及び第2のトラ
ンジスタ132をさらに並列に設ける必要がある。もちろん、第3のトランジスタ133
の第2の電極と第4のトランジスタ134の第2の電極の電位は同一であることを必要と
する。
このようにして得られた出力電圧Voutを図1における第1の回路群103からの出
力とし、補正用回路105に入力する。なお、図2おいて、第1のフォトダイオード10
1は一つの場合について述べたが、直列に多数設けられていても良い。
次に、図1における第2のフォトダイオード102及び第2の回路群104について図
4を用いて説明する。なお、本実施形態では、第2の回路群104に、反転増幅回路15
0と、電圧調整回路155と、さらに反転増幅回路150と電圧調整回路155の間に反
転回路154を設けた場合について説明する。
図4に示すように、遮光された第2のフォトダイオード102の第2の端子はGNDよ
り高い電位V1が供給され、第1の端子は反転増幅回路150が有するオペアンプ140
aの反転入力端子に接続されている。一方、オペアンプ140aの非反転入力端子は接地
(GND)に接続され、出力端子は抵抗151を介してオペアンプ140aの反転入力端
子に接続されている。また、オペアンプ140aの出力端子は次段の反転回路154が有
する抵抗152を介してオペアンプ140bの反転入力端子に接続されており、反転増幅
回路150からの出力電圧が反転回路154に入力される。
反転増幅回路150の一構成について図5を用いて説明する。反転増幅回路150は、
第1のトランジスタ141、第2のトランジスタ142、第3のトランジスタ143、第
4のトランジスタ144、第5のトランジスタ145、第6のトランジスタ146、第7
のトランジスタ147と、抵抗151とを有する。なお、第1のトランジスタ141、第
2のトランジスタ142、第5のトランジスタ145及び第7のトランジスタ147と、
第3のトランジスタ143、第4のトランジスタ144及び第6のトランジスタ146と
では、トランジスタの極性が異なる。本実施形態は、第1のトランジスタ141、第2の
トランジスタ142、第5のトランジスタ145及び第7のトランジスタ147にNチャ
ネル型トランジスタを、第3のトランジスタ143、第4のトランジスタ144及び第6
のトランジスタ146にPチャネル型トランジスタを用いた場合である。
第2のフォトダイオード102からの出力電圧、即ち反転増幅回路150への入力電圧
は、第5のトランジスタ145のゲート電極に入力される。第2のトランジスタ142の
ゲート電極は接地(GND)に接続され、第2のトランジスタ142の第1の電極は第3
のトランジスタ143の第2の電極及び第6のトランジスタ146のゲート電極と接続さ
れている。一方、第2のトランジスタ142の第2の電極は第1のトランジスタ141の
第1の電極及び第5のトランジスタ145の第2の電極と接続されている。また、第5の
トランジスタ145の第1の電極は、第4のトランジスタ144の第2の電極及びゲート
電極並びに第3のトランジスタ143のゲート電極に接続されている。第3のトランジス
タ143の第1の電極は、第6のトランジスタ146及び第4のトランジスタ144の第
1の電極に接続されており、これら第1の電極には電位Vddが供給されている。また、
第6のトランジスタ146の第2の電極は、第7のトランジスタ147の第1の電極及び
抵抗151を介して第5のトランジスタ145のゲート電極と接続されている。また、第
7のトランジスタ147の第2の電極は第1のトランジスタ141の第2の電極と接続さ
れており、これら第2の電極はVssに接続されている。また、第1のトランジスタ14
1のゲート電極と第7のトランジスタ147のゲート電極とは接続されており、これらゲ
ート電極には電源148を用いて第1のトランジスタ141及び第7のトランジスタ14
7が共に導通状態となる電位が供給されている。
反転増幅回路150の出力電圧Voutは、第6のトランジスタ146の第2の電極と
第7のトランジスタ147の第1の電極との接続箇所の電位から得ている。なお、この反
転増幅回路150からの出力により第7のトランジスタ147の第1の電極の電位が低下
しないように、第6のトランジスタ146のチャネル幅を第7のトランジスタ147のチ
ャネル幅より大きく設定する方が好ましい。
また、電源148より供給する電位は、第1のトランジスタ141及び第7のトランジ
スタ147が共に導通状態となる電位であれば良いため、第1のトランジスタ141のし
きい値電圧と第7のトランジスタ147のしきい値電圧の大きい方の値をVthとした時
Vss+Vth以上の値であれば良い。よって、電源148における電源電圧を低く設定
することが可能であり、さらに電源148より供給する電位を反転増幅回路150に供給
したVss及びVddを用いて生成することができるため、反転増幅回路150の動作電
圧を低くすることが可能となる。Vssの電位によっては、電源148は図3におけるボ
ルテージフォロワ回路121に供給したGND及びVddやボルテージフォロワ回路12
1の電源138を用いても良い。なお、反転増幅回路150に供給する電圧、即ち|Vd
d−Vss|は、第1のトランジスタ141と第2のトランジスタ142と第3のトラン
ジスタ143のしきい値の合計以上であれば良い。
また、第3のトランジスタ143と第4のトランジスタ144はカレントミラー回路を
構成しており、該カレントミラー回路において第3のトランジスタ143をさらに並列に
設けた構成としても良い。ただし、その場合には第1のトランジスタ141及び第2のト
ランジスタ142の第1の電極の電位が一段の場合の電位と同様に保つよう第1のトラン
ジスタ141及び第2のトランジスタ142をさらに並列に設ける必要がある。もちろん
、第3のトランジスタ143の第2の電極と第4のトランジスタ144の第2の電極の電
位は同一であることを必要とする。
このようにして得られた反転増幅回路150からの出力電圧は、図4における反転回路
154に入力される。なお、反転増幅回路150が有するオペアンプ140aの出力端子
は反転回路154が有する抵抗152を介してオペアンプ140bの反転入力端子に接続
されている。また、オペアンプ140bの非反転入力端子はGNDと接続され、出力端子
は抵抗153を介してオペアンプ140bの反転入力端子に接続されている。なお、反転
回路154の出力電圧は、オペアンプ140bの出力端子の電位より得ることができる。
ここでは、第2のフォトダイオード102より得られた出力における増幅は反転増幅回路
150が有する抵抗151を用いて行い、反転回路154では抵抗152と抵抗153の
抵抗値を同一とし反転のみを行っている。なお、反転回路154が有するオペアンプ14
0bは上述したオペアンプ140aと同様であるため、その詳細な説明は省略する。
次に、オペアンプ140bの出力端子は、電圧調整回路155が有するオペアンプ12
0bの非反転入力端子に接続され、反転回路154からの出力電圧は電圧調整回路155
に入力される。また、電圧調整回路155が有するオペアンプ120bの反転入力端子は
抵抗157を介して電位V2に接続され、出力端子は抵抗156を介してオペアンプ12
0bの非反転入力端子に接続されている。なお、電圧調整回路155の出力電圧Vout
は、オペアンプ120bの出力端子の電位より得ることができる。電圧調整回路155が
有するオペアンプ120bは上述したオペアンプ120aと同様であるため、その詳細な
説明は省略する。
なお、第2のフォトダイオード102の第1の端子に供給する電位V1には、第2のフ
ォトダイオード102における温度に対する電流特性が線形となる領域の電位を選択する
。そのため、V1は前記条件を満たす電位であれば良く、オペアンプ120a、オペアン
プ120b、オペアンプ140a、オペアンプ140b等に供給する電位Vdd以下とす
ることも可能である。
また、電圧調整回路155では入力電圧を所定の温度における電圧を0Vとする電圧値
に調整する。そのため、V2は抵抗156と抵抗157の抵抗値が等しいときには、所定
の温度における電圧の2倍した電位を供給すれば良い。なお、ここでは抵抗156と抵抗
157の抵抗値が等しい場合について述べたが、抵抗156と抵抗157の抵抗値の比が
1でない場合には所定の温度における電圧値の(1+(抵抗156)/(抵抗157))
倍の電位を供給すれば良い。また、反転増幅回路150が有する抵抗151の抵抗値は、
図1における第1のフォトダイオード101からの出力における温度依存性と電圧調整回
路155からの出力における温度依存性が等しくなるよう設定する。そのため、電圧調整
回路155における抵抗156と抵抗157の抵抗値を考慮にいれたうえで設定する必要
がある。なお、反転回路154において、抵抗152と抵抗153の抵抗値が等しい場合
について述べたが、これら抵抗の比を変えることで増幅機能を持たせることも可能である
。その場合、もちろんこの抵抗値も考慮したうえで、反転増幅回路150及び電圧調整回
路155が有する抵抗値を設定する必要がある。
このような反転増幅回路150、反転回路154及び電圧調整回路155を介して、第
2のフォトダイオード102から得られた出力を図1における第2の回路群104からの
出力とし、補正用回路105に入力する。また、第2の回路群104は上記の構成に限ら
ず、さらに反転回路を有していても良い。その場合には第1の回路群103にも反転回路
を追加する必要がある。
次に、第1の回路群103からの出力及び第2の回路群104からの出力を加算及び減
算、もしくはそのいずれか一方を行う補正用回路105について図6を用いて説明する。
なお、第1の回路群103からの出力電圧をVa、第2の回路群104からの出力電圧を
Vbと記す。本実施形態では、補正用回路105として上述したように反転加算回路を用
いた例について説明する。なお、反転加算回路160が有するオペアンプ140は上述し
たオペアンプ140a及びオペアンプ140bと同様であるため、その詳細な説明は省略
する。
図6に示すように、第1の回路群103における出力端子は抵抗161を介してオペア
ンプ140の反転入力端子に接続され、同様に第2の回路群104における出力端子は抵
抗162を介してオペアンプ140の反転入力端子に接続されている。なお、これら各回
路群の出力端子がそれぞれ抵抗を介し接続されている箇所をノード164とすると、オペ
アンプ140の出力端子は抵抗163及びノード164を介して反転入力端子に接続され
ている。一方、非反転入力端子は接地(GND)に接続されている。ここでは、反転加算
回路160の働きを出力電圧Vaと出力電圧Vbとの加算のみとすると、抵抗161、抵
抗162及び抵抗163における抵抗値は同一のものとすれば良い。なお、これに限定さ
れず、出力を増幅したい場合等については、これら抵抗の値を適宜選択すれば良い。
上記反転加算回路160を用いて、第1の回路群から得られた出力電圧Vaと第2の回
路群から得られた出力電圧Vbを加算することができる。
このように、図1に示す補正用回路105では、第2の回路群104より得られた所定
の温度の電圧を基準とする電圧を第1の回路群103より得られた電圧に加算及び減算、
もしくはそのいずれか一方を行うことで温度補償を行う。即ち、第1のフォトダイオード
101から得られた出力を、第2のフォトダイオード102を用いて前記所定の温度に換
算することが可能となる。このようにして、第1のフォトダイオード101における温度
に起因した出力変動を除去することができる。よって、光を検出する際、光以外の外部因
子を取り除くことでより正確に照度を測定することが可能となる。
(実施の形態2)
本実施形態では、本発明における半導体装置の作製方法について説明する。なお、本発
明において回路群を構成するトランジスタと第1及び第2のフォトダイオードとを抜き出
した部分断面図の一例を図7乃至図9に示し、これを用いて説明する。
まず、図7(A)に示すように基板701の一表面に下地膜として機能する絶縁膜70
2と半導体膜703(例えば、非晶質珪素を含む膜)を積層して形成する。
なお、基板701は、ガラス基板、石英基板、金属基板(例えばセラミック基板または
ステンレス基板など)、Si基板等の半導体基板から選択されるものである。他にもプラ
スチック基板として、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレー
ト(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)、アクリルなどの基板を選択すること
もできる。
また、絶縁膜702は、CVD法やスパッタリング法等を用いて、酸化シリコン、窒化
シリコン、酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y>0)、窒化酸化シリコン(Si
NxOy)(x>y>0)等の絶縁材料を用いて形成する。例えば、絶縁膜702を2層
構造とする場合、第1層目の絶縁膜として窒化酸化シリコン膜を形成し、第2層目の絶縁
膜として酸化窒化シリコン膜を形成するとよい。また、第1層目の絶縁膜として窒化シリ
コン膜を形成し、第2層目の絶縁膜として酸化シリコン膜を形成してもよい。絶縁膜70
2は、基板701からその上に形成される素子に不純物元素が混入することを防ぐブロッ
キング層として機能する。このように、ブロッキング層として機能する絶縁膜702を形
成することによって、基板701からNaなどのアルカリ金属やアルカリ土類金属がこの
上に形成する素子に悪影響を与えることを防ぐことができる。なお、基板701として石
英を用いるような場合には絶縁膜702を省略してもよい。
次に、半導体膜703にレーザー光を照射して結晶化を行う。なお、レーザー光の照射
と、RTA又はファーネスアニール炉を用いる熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を
用いる熱結晶化法とを組み合わせた方法等により半導体膜703の結晶化を行ってもよい
。その後、図7(B)に示すように得られた結晶質半導体膜を所望の形状にエッチングし
て結晶化した結晶質半導体膜704a〜704cを形成し、少なくとも当該半導体膜70
4a〜704cを覆うようにゲート絶縁膜を形成する。なお、ここでは、半導体膜704
a〜704cを覆うようにゲート絶縁膜705を形成している。
なお、ゲート絶縁膜705は、CVD法やスパッタリング法等を用いて、酸化シリコン
、窒化シリコン、酸化窒化シリコン(SiOxNy)(x>y>0)、窒化酸化シリコン
(SiNxOy)(x>y>0)等の絶縁材料を用いて形成する。例えば、ゲート絶縁膜
705を2層構造とする場合、第1層目の絶縁膜として酸化窒化シリコン膜を形成し、第
2層目の絶縁膜として窒化酸化シリコン膜を形成するとよい。また、第1層目の絶縁膜と
して酸化シリコン膜を形成し、第2層目の絶縁膜として窒化シリコン膜を形成してもよい
結晶質半導体膜704a〜704cの作製工程の一例を以下に簡単に説明すると、まず
、プラズマCVD法を用いて、膜厚50〜60nmの非晶質半導体膜を形成する。次に、
結晶化を助長する金属元素であるニッケルを含む溶液を非晶質半導体膜上に保持させた後
、非晶質半導体膜に脱水素化の処理(500℃、1時間)と、熱結晶化の処理(550℃
、4時間)を行って結晶質半導体膜を形成する。その後、レーザー光を照射し、フォトリ
ソグラフィ法を用いることよって結晶質半導体膜704a〜704cを形成する。なお、
結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化を行わずに、レーザー光の照射だけで非晶質
半導体膜の結晶化を行ってもよい。
なお、結晶化に用いるレーザー発振器としては、連続発振型のレーザービーム(CWレ
ーザービーム)やパルス発振型のレーザービーム(パルスレーザービーム)を用いること
ができる。ここで用いることができるレーザービームは、Arレーザー、Krレーザー、
エキシマレーザーなどの気体レーザー、単結晶のYAG、YVO、フォルステライト(
MgSiO)、YAlO、GdVO、若しくは多結晶(セラミック)のYAG、
、YVO、YAlO、GdVOに、ドーパントとしてNd、Yb、Cr、
Ti、Ho、Er、Tm、Taのうち1種または複数種添加されているものを媒質とする
レーザー、ガラスレーザー、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、Ti:サフ
ァイアレーザー、銅蒸気レーザーまたは金蒸気レーザーのうち一種または複数種から発振
されるものを用いることができる。このようなレーザービームの基本波、及びこれらの基
本波の第2高調波から第4高調波のレーザービームを照射することで、大粒径の結晶を得
ることができる。例えば、Nd:YVOレーザー(基本波1064nm)の第2高調波
(532nm)や第3高調波(355nm)を用いることができる。このときレーザーの
パワー密度は0.01〜100MW/cm程度(好ましくは0.1〜10MW/cm
)が必要である。そして、走査速度を10〜2000cm/sec程度として照射する。
なお、単結晶のYAG、YVO、フォルステライト(MgSiO)、YAlO
GdVO、若しくは多結晶(セラミック)のYAG、Y、YVO、YAlO
、GdVOに、ドーパントとしてNd、Yb、Cr、Ti、Ho、Er、Tm、Taの
うち1種または複数種添加されているものを媒質とするレーザー、Arイオンレーザー、
またはTi:サファイアレーザーは、連続発振をさせることが可能であり、Qスイッチ動
作やモード同期などを行うことによって10MHz以上の発振周波数でパルス発振をさせ
ることも可能である。10MHz以上の発振周波数でレーザービームを発振させると、半
導体膜がレーザーによって溶融してから固化するまでの間に、次のパルスが半導体膜に照
射される。従って、発振周波数が低いパルスレーザーを用いる場合と異なり、半導体膜中
において固液界面を連続的に移動させることができるため、走査方向に向かって連続的に
成長した結晶粒を得ることができる。
また、ゲート絶縁膜705は、半導体膜704a〜704cに対し前述の高密度プラズ
マ処理を行い、表面を酸化又は窒化することで形成しても良い。例えば、He、Ar、K
r、Xeなどの希ガスと、酸素、酸化窒素(NO)、アンモニア、窒素、水素などの混
合ガスを導入したプラズマ処理で形成する。この場合のプラズマの励起は、マイクロ波の
導入により行うと、低電子温度で高密度のプラズマを生成することができる。この高密度
プラズマで生成された酸素ラジカル(OHラジカルを含む場合もある)や窒素ラジカル(
NHラジカルを含む場合もある)によって、半導体膜の表面を酸化又は窒化することがで
きる。
このような高密度プラズマを用いた処理により、1〜20nm、代表的には5〜10n
mの絶縁膜が半導体膜に形成される。この場合の反応は、固相反応であるため、当該絶縁
膜と半導体膜との界面準位密度はきわめて低くすることができる。このような高密度プラ
ズマ処理は、半導体膜(結晶性シリコン、或いは多結晶シリコン)を直接酸化(若しくは
窒化)するため、形成される絶縁膜の厚さのばらつきをきわめて小さくすることができる
。加えて、結晶性シリコンの結晶粒界において酸化が強くされることがないため、非常に
好ましい状態となる。すなわち、ここで示す高密度プラズマ処理で半導体膜の表面を固相
酸化することにより、結晶粒界において異常に酸化反応をさせることなく、均一性が良く
、界面準位密度が低い絶縁膜を形成することができる。
なお、ゲート絶縁膜705は、高密度プラズマ処理によって形成される絶縁膜のみを用
いても良いし、さらにプラズマや熱反応を利用したCVD法で酸化シリコン、酸窒化シリ
コン、窒化シリコンなどの絶縁膜を堆積し、積層させても良い。いずれにしても、高密度
プラズマで形成した絶縁膜をゲート絶縁膜の一部又は全部に含んで形成されるトランジス
タは、特性のばらつきを小さくすることができる。
また、半導体膜に対し、連続発振レーザー若しくは10MHz以上の周波数で発振する
レーザービームを照射しながら一方向に走査して結晶化させて得られた半導体膜704a
〜704cは、そのビームの走査方向に結晶が成長する特性がある。その走査方向をチャ
ネル長方向(チャネル形成領域が形成されたときにキャリアが流れる方向)に合わせてト
ランジスタを配置し、上記ゲート絶縁層を組み合わせることで、特性ばらつきが小さく、
しかも電界効果移動度が高い薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Tran
sistor)を得ることができる。
次に、ゲート絶縁膜705上に、第1の導電膜と第2の導電膜とを積層して形成する。
ここでは、第1の導電膜は、CVD法やスパッタリング法等により、20〜100nmの
厚さで形成する。第2の導電膜は、100〜400nmの厚さで形成する。第1の導電膜
と第2の導電膜は、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、モリブデ
ン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニオブ(Nb)等か
ら選択された元素又はこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料を用いて
形成することができる。また、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶珪素に代表さ
れる半導体材料により形成しても良い。第1の導電膜と第2の導電膜の組み合わせの例を
挙げると、窒化タンタル膜とタングステン膜、窒化タングステン膜とタングステン膜、窒
化モリブデン膜とモリブデン膜等が挙げられる。タングステンや窒化タンタルは、耐熱性
が高いため、第1の導電膜と第2の導電膜を形成した後に、熱活性化を目的とした加熱処
理を行うことができる。また、2層構造ではなく、3層構造の場合は、モリブデン膜とア
ルミニウム膜とモリブデン膜の積層構造を採用するとよい。
次に、フォトリソグラフィ法を用いてレジストからなるマスクを形成し、ゲート電極と
ゲート線を形成するためのエッチング処理を行って、図7(C)に示すように半導体膜7
04a〜704cの上方にゲート電極706を形成する。ここでは、ゲート電極706と
して、第1の導電膜706aと第2の導電膜706bの積層構造で設けた例を示している
次に、ゲート電極706をマスクとして半導体膜704a〜704cに、イオンドープ
法またはイオン注入法により、n型を付与する不純物元素を低濃度に添加し、その後、フ
ォトリソグラフィ法によりレジストからなるマスクを選択的に形成して、p型を付与する
不純物元素を高濃度に添加する。n型を示す不純物元素としては、リン(P)やヒ素(A
s)等を用いることができる。p型を示す不純物元素としては、ボロン(B)やアルミニ
ウム(Al)やガリウム(Ga)等を用いることができる。ここでは、n型を付与する不
純物元素としてリン(P)を用い、1×1015〜1×1019/cmの濃度で含まれ
るように半導体膜704a〜704cに選択的に導入し、n型を示す不純物領域707を
形成する。また、p型を付与する不純物元素としてボロン(B)を用い、1×1019
1×1020/cmの濃度で含まれるように選択的に半導体膜704cに導入し、p型
を示す不純物領域708を形成する。
続いて、ゲート絶縁膜705とゲート電極706を覆うように、絶縁膜を形成する。絶
縁膜は、プラズマCVD法やスパッタリング法等により、珪素、珪素の酸化物又は珪素の
窒化物の無機材料を含む膜や、有機樹脂などの有機材料を含む膜を、単層又は積層して形
成する。次に、絶縁膜を、垂直方向を主体とした異方性エッチングにより選択的にエッチ
ングして、図7(D)に示すようにゲート電極706の側面に接する絶縁膜709(サイ
ドウォールともよばれる)を形成する。絶縁膜709は、LDD(Lightly Do
ped Drain)領域を形成する際のドーピング用のマスクとして用いる。
続いて、フォトリソグラフィ法により形成したレジストからなるマスクと、ゲート電極
706および絶縁膜709をマスクとして用いて、半導体膜704a、704bにn型を
付与する不純物元素を高濃度に添加して、n型を示す不純物領域710を形成する。ここ
では、n型を付与する不純物元素としてリン(P)を用い、1×1019〜1×1020
/cmの濃度で含まれるように半導体膜704a、704bに選択的に導入し、高濃度
のn型を示す不純物領域710を形成する。
以上の工程により、nチャネル型薄膜トランジスタ700a、700bとpチャネル型
薄膜トランジスタ700cが形成される。このように複数の薄膜トランジスタを同一工程
にて作製することで、製造コストを削減し、信頼性を向上させることが可能である。
なお、nチャネル型薄膜トランジスタ700aは、ゲート電極706と重なる半導体膜
704aの領域にチャネル形成領域が形成され、ゲート電極706及び絶縁膜709と重
ならない領域にソース領域又はドレイン領域として機能する不純物領域710が形成され
、絶縁膜709と重なる領域であってチャネル形成領域と不純物領域710の間の領域に
は低濃度不純物領域(LDD領域)が形成されている。また、nチャネル型薄膜トランジ
スタ700bも同様にチャネル形成領域、低濃度不純物領域及び不純物領域710が形成
されている。
また、pチャネル型薄膜トランジスタ700cは、ゲート電極706と重なる半導体膜
704cの領域にチャネル形成領域が形成され、ゲート電極706と重ならない領域にソ
ース領域又はドレイン領域として機能する不純物領域708が形成されている。なお、こ
こでは、pチャネル型薄膜トランジスタ700cには、LDD領域を設けていないが、p
チャネル型薄膜トランジスタにLDD領域を設けてもよいし、nチャネル型薄膜トランジ
スタにLDD領域を設けない構成としてもよい。
次に、図8(A)に示すように、半導体膜704a〜704c、ゲート電極706等を
覆うように、絶縁膜を単層または積層にして形成し、薄膜トランジスタ700a〜700
cのソース領域又はドレイン領域を形成する不純物領域708、710と接続するソース
電極又はドレイン電極712及び電極713、714、715を形成する。絶縁膜は、C
VD法、スパッタリング法、SOG法、液滴吐出法、スクリーン印刷法等により、珪素の
酸化物や珪素の窒化物等の無機材料、ポリイミド、ポリアミド、ベンゾシクロブテン、ア
クリル、エポキシ等の有機材料やシロキサン材料等により、単層または積層で形成する。
ここでは、当該絶縁膜を2層で設け、1層目の絶縁膜711aとして窒化酸化珪素膜で形
成し、2層目の絶縁膜711bとして酸化窒化珪素膜で形成する。また、ソース電極又は
ドレイン電極712及び電極713、714、715は同一の材料で同時に形成すること
ができる。
なお、絶縁膜711a、711bを形成する前、または絶縁膜711a、711bのう
ちの1つまたは複数の薄膜を形成した後に、半導体膜の結晶性の回復や半導体膜に添加さ
れた不純物元素の活性化、半導体膜の水素化を目的とした加熱処理を行うとよい。加熱処
理には、熱アニール、レーザーアニール法またはRTA法などを適用するとよい。
また、ソース電極又はドレイン電極712及び電極713、714、715は、CVD
法やスパッタリング等により、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、チタン(T
i)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、銅(
Cu)、金(Au)、銀(Ag)、マンガン(Mn)、ネオジウム(Nd)、炭素(C)
、シリコン(Si)から選択された元素、又はこれらの元素を主成分とする合金材料若し
くは化合物材料を用いて、単層又は積層で形成する。アルミニウムを主成分とする合金材
料とは、例えばアルミニウムを主成分としニッケルを含む材料、又は、アルミニウムを主
成分とし、ニッケルと、炭素と珪素の一方又は両方とを含む合金材料等に相当する。なお
、ソース電極又はドレイン電極712及び電極713、714、715は、後に形成する
光電変換層(代表的にはアモルファスシリコン)と反応して合金になりにくい材料を用い
ることが望ましい。
また、図8(A)に示すようにソース電極又はドレイン電極712及び電極713、7
14、715の端部は、テーパ形状とすることが好ましい。なお、テーパー角は80度以
下、望ましくは45度以下になるよう、例えばエッチング法により形成する。これにより
、後に形成する光電変換層のカバレッジがよくなり、信頼性を向上することができる。な
お、ここでテーパ角とは、電極の側面と底面がなす傾斜角をいう。
次に、図8(B)に示すように電極713の一部に接してp型半導体層716p及び電
極714上にp型半導体層717pを形成する。本実施形態ではp型半導体層716p、
717pとして、例えばp型アモルファス半導体膜を形成する。p型アモルファス半導体
膜は、周期表第13族の不純物元素、例えばホウ素(B)を含んだセミアモルファスシリ
コン膜をプラズマCVD法により形成しても良いし、セミアモルファスシリコン膜を形成
後、13族の不純物元素を導入してもよい。
なお、セミアモルファス半導体膜とは、非晶質半導体と結晶構造を有する半導体(単結
晶、多結晶を含む)膜の中間的な構造の半導体を含む膜である。このセミアモルファス半
導体膜は、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体膜であって、短距離秩序
を持ち格子歪みを有する結晶質なものであり、その粒径を0.5〜20nmとして非単結
晶半導体膜中に分散させて存在せしめることが可能である。セミアモルファス半導体膜は
、そのラマンスペクトルが520cm−1よりも低波数側にシフトしており、またX線回
折ではSi結晶格子に由来するとされる(111)、(220)の回折ピークが観測され
る。また、未結合手(ダングリングボンド)を終端化するために水素またはハロゲンを少
なくとも1原子%またはそれ以上含ませている。本明細書では便宜上、このような半導体
膜をセミアモルファス半導体(SAS)膜と呼ぶ。さらに、ヘリウム、アルゴン、クリプ
トン、ネオンなどの希ガス元素を含ませて格子歪みをさらに助長させることで安定性が増
し良好なセミアモルファス半導体膜が得られる。なお、微結晶半導体膜(マイクロクリス
タル半導体膜)もセミアモルファス半導体膜に含まれる。
また、SAS膜は珪素を含む気体をグロー放電分解することにより得ることができる。
代表的な珪素を含む気体をとしては、SiHであり、その他にもSi、SiH
Cl、SiHCl、SiCl、SiFなどを用いることができる。また水素や、
水素にヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンから選ばれた一種または複数種の希ガス
元素を加えたガスで、この珪素を含む気体を希釈して用いることで、SAS膜の形成を容
易なものとすることができる。希釈率は2倍〜1000倍の範囲で珪素を含む気体を希釈
することが好ましい。また、さらに珪素を含む気体中に、CH、Cなどの炭化物
気体、GeH、GeFなどのゲルマニウム化気体、Fなどを混入させて、エネルギ
ーバンド幅を1.5〜2.4eV、若しくは0.9〜1.1eVに調節しても良い。
p型半導体層716p、717pを形成した後、さらに導電型を付与する不純物を含ま
ない半導体層(真性半導体層、またはi型半導体層という)716i、717i及びn型
半導体層716n、717nを順に形成する。
なお、本明細書においてはi型半導体層とは、半導体層に含まれるp型もしくはn型を
付与する不純物濃度が1×1020cm−3以下であり、酸素及び窒素が5×1019
−3以下である半導体層を指す。なお、光伝導度は暗伝導度に対して1000倍以上で
あることが好ましい。また、i型半導体層には、ホウ素(B)が10〜1000ppm添
加されていてもよい。
i型半導体層716i、717iとしては、例えばプラズマCVD法でセミアモルファ
スシリコン膜を形成すればよい。また、n型半導体層716n、717nは、周期表15
族の不純物元素、例えばリン(P)を含むセミアモルファスシリコン膜を形成してもよい
し、セミアモルファスシリコン膜を形成後、15族の不純物元素を導入してもよい。
以上のようにして、p型半導体層716pとi型半導体層716iとn型半導体層71
6nとを積層した構成の光電変換層を有する第1のフォトダイオード716及びp型半導
体層717pとi型半導体層717iとn型半導体層717nとを積層した構成の光電変
換層を有する第2のフォトダイオード717が作製される。
またp型半導体層716p、717p、i型半導体層716i、717i、n型半導体
層716n、717nとして、セミアモルファス半導体膜だけではなく、アモルファス半
導体膜を用いて形成してもよい。
次に、図8(C)に示すように全面を覆って絶縁膜718を形成する。なお、絶縁膜7
18には絶縁膜711a、711bと同様の材料及び同様の作製方法を適宜選択して用い
ることが可能であるが、ここではスクリーン印刷法を用いてエポキシ樹脂が形成されてい
る。
次いで、図9(A)に示すように絶縁膜718上に、薄膜トランジスタ700aのソー
ス電極又はドレイン電極712に接続される電極719を形成する。同様に、絶縁膜71
8上に第1のフォトダイオード716が有する光電変換層の最上層(ここではn型半導体
層716n)に接続される電極720が形成される。また、第2のフォトダイオード71
7が有する光電変換層の最上層(ここではn型半導体層717n)には前記光電変換層よ
り大きな占有面積を占める電極721が形成されている。このように、第2のフォトダイ
オード717が有する光電交換層は電極714及び電極721を用いて遮光された構成と
なっている。なお、電極719、720、721は同一の材料で同時に形成することがで
きる。また、これら電極は、電極713、714等と同様の材料及び同様の作製方法を適
宜選択して用いることが可能であるが、後の工程で設けられる半田とのぬれ性や実装時の
強度等を考慮して選択することが好ましい。例えば、電極719、720、721は、ス
パッタリング法及びフォトリソグラフィ法を用いてチタン(Ti)で形成すれば良い。
次に封止樹脂として絶縁膜722を、絶縁膜718、電極719、720、721上に
スクリーン印刷等により形成する。絶縁膜722には絶縁膜711a、711bと同様の
材料及び同様の作製方法を適宜選択して用いることが可能である。ただし、絶縁膜722
は、外部からの入力や外部への出力に用いる電極上の一部には形成されず、ここでは電極
719の一部に露出した領域が形成された場合について示している。なお、図9(A)と
は異なる断面では、第1のフォトダイオード716におけるn型半導体層716nに接続
される電極720及び第2のフォトダイオード717におけるp型半導体層717pに接
続される電極721の一部においても露出した領域が形成されている。
次いで図9(B)に示すように、絶縁膜722上に、電極719に接続される電極72
3をスクリーン印刷法等によって形成する。電極723は半田電極であり、外部からの入
力電極もしくは外部への出力電極としての機能を有する。また、電極723には、半田の
他に金属(金、銀等)で形成されるバンプ、又は導電性樹脂で形成されるバンプ等を用い
ることができる。また、環境問題を考慮して鉛フリー半田を用いてもよい。
以上のようにして、本発明の半導体装置を作製することができる。よって、同一基板上
にトランジスタを用いて構成された回路群及びフォトダイオードを一体形成することによ
って、コストの削減、薄型化による部品体積の低減及び実装面積の縮小を図ることができ
る。また、ノイズの重畳を低減することも可能である。
また、第1のフォトダイオード716及び第2のフォトダイオード717を同一工程に
て作製することで、これらフォトダイオードの特性を揃えることにでき、さらに本発明の
半導体装置における信頼性を向上させることが可能である。
なお、第1のフォトダイオード716及び第2のフォトダイオード717において、p
型半導体層、i型半導体層及びn型半導体層の積層順序は上記に限定されず、n型半導体
層、i型半導体層及びp型半導体層の順で積層してもよい。
また、本発明の半導体装置は上記に限定されず、例えば図10に示すように第2のフォ
トダイオード817を第1のフォトダイオード716と同様の構造としても良い。なお、
このような構造とすることで、フォトダイオードの静電気による破壊を抑制することがで
きるためより好ましい。ただし、第2のフォトダイオード817は遮光されている必要が
あり、ここでは遮光膜806を用いて第2のフォトダイオード817への光の入射を遮断
している。この遮光膜806は、薄膜トランジスタ700a〜700cのゲート電極70
6と同一の材料で同時に形成することができる。このように、第1のフォトダイオード7
16と第2のフォトダイオード817を同様の構造とすることができる。また、第2のフ
ォトダイオードを遮光するために必ずしもp型半導体層とi型半導体層とn型半導体膜と
が積層された光電変換層に接続された電極を用いる必要はない。
また、薄膜トランジスタ700a〜700cはトップゲート型薄膜トランジスタに限ら
ず、図11に示すように半導体層の下にゲート電極901を有するボトムゲート型薄膜ト
ランジスタでもよい。なお、半導体層にはn型もしくはp型を示す不純物領域及びチャネ
ル形成領域が形成されている。また、第2のフォトダイオード817は電極721及び遮
光膜902を用いて遮光されている。この遮光膜902は、薄膜トランジスタ900a〜
900cのゲート電極901と同一の材料で同時に形成することができる。
また、本実施形態では第1のフォトダイオード及び第2のフォトダイオードはPIN型
としたが、特にこれに限定されない。
以上のように、本発明の半導体装置は第2のフォトダイオードが遮光されれば上記に限
定されず様々な構成をとることができる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて用いることが可能である。
(実施の形態3)
本実施形態では、本発明により得られた半導体装置を光センサとして様々な電子機器に
組み込んだ例について説明する。本発明が適用される電子機器として、コンピュータ、デ
ィスプレイ、携帯電話、テレビなどが挙げられる。これらの電子機器の具体例を図12乃
至図15に示す。なお、本発明の半導体装置が適用される電子機器は、これら具体的な例
示に限定されない。
図12は携帯電話に本発明を適用した一例であり、本体(A)1201、本体(B)1
202、筐体1203、操作キー1204、音声出力部1205、音声入力部1206、
回路基板1207、表示パネル(A)1208、表示パネル(B)1209、蝶番121
0、透光性材料部1211、光センサ1212を有している。本発明は光センサ1212
に適用することができる。
光センサ1212は透光性材料部1211を透過した光を検知し、検知した外部光の照
度に合わせて表示パネル(A)1208及び表示パネル(B)1209の輝度コントロー
ルを行ったり、光センサ1212で得られる照度に合わせて操作キー1204の照明制御
を行う。これにより携帯電話の消費電力を低減することができる。また、本発明の半導体
装置は低い電源電圧で動作させることが可能なため、さらに消費電力を低減することがで
きる。
次に上記とは異なる携帯電話の例について図13(A)及び図13(B)に示す。図1
3(A)及び図13(B)において、1221は本体、1222は筐体、1223は表示
パネル、1224は操作キー、1225は音声出力部、1226は音声入力部、1227
及び1228は本発明を適用した光センサである。
図13(A)に示す携帯電話では、本体1221に設けられた光センサ1227により
外部の光を検知することにより表示パネル1223及び操作キー1224の輝度を制御す
ることが可能である。
また、図13(B)に示す携帯電話では、図13(A)の構成に加えて、本体1221
の内部に光センサ1228を設けている。光センサ1228により、表示パネル1223
に設けられているバックライトの輝度を検出し、輝度を制御することも可能となる。
これら光センサ1227、1228により携帯電話の消費電力を低減することが可能と
なる。さらに、本発明の半導体装置は低い電源電圧で動作させることが可能なため、さら
に消費電力を低減することができる。
図14(A)はコンピュータであり、本体1231、筐体1232、表示部1233、
キーボード1234、外部接続ポート1235、ポインティングデバイス1236等を含
む。また、図14(B)は表示装置でありテレビ受像器などがこれに当たる。本表示装置
は、筐体1241、支持台1242、表示部1243などによって構成されている。
図14(A)のコンピュータに設けられる表示部1233、及び図14(B)に示す表
示装置の表示部1243として、液晶パネルを用いた場合の詳細な構成を図15に示す。
図15に示す液晶パネル1262は、筐体1261に内蔵されており、基板1251a及
び1251b、基板1251a及び1251bに挟まれた液晶層1252、偏光フィルタ
1252a及び1252b、バックライト1253等を有している。なお、筐体1261
には光センサ部1254が形成されている。
本発明を用いて作製された光センサ部1254はバックライト1253からの光量を感
知し、その情報がフィードバックされて液晶パネル1262の輝度が調節される。よって
、コンピューターや表示装置の消費電力を低減することが可能となる。さらに、本発明の
半導体装置は低い電源電圧で動作させることが可能なため、さらに消費電力を低減するこ
とができる。
図16(A)及び図16(B)は、本発明の光センサをカメラ、例えばデジタルカメラ
に組み込んだ例を示す図である。図16(A)は、デジタルカメラの前面方向から見た斜
視図、図16(B)は、後面方向から見た斜視図である。図16(A)において、デジタ
ルカメラには、リリースボタン1301、メインスイッチ1302、ファインダ窓130
3、フラッシュ1304、レンズ1305、鏡胴1306、筺体1307、光センサ13
14が備えられている。また、図16(B)において、ファインダ接眼窓1311、モニ
タ1312、操作ボタン1313が備えられている。
リリースボタン1301は、半分の位置まで押下されると、焦点調整機構および露出調
整機構が作動し、最下部まで押下されるとシャッターが開く。メインスイッチ1302は
、押下又は回転によりデジタルカメラの電源のON/OFFを切り替える。ファインダ窓
1303は、デジタルカメラの前面のレンズ1305の上部に配置されており、図16(
B)に示すファインダ接眼窓1311から撮影する範囲やピントの位置を確認するための
装置である。フラッシュ1304は、デジタルカメラの前面上部に配置され、被写体輝度
が低いときに、リリースボタンが押下されてシャッターが開くと同時に補助光を照射する
。レンズ1305は、デジタルカメラの正面に配置されている。レンズは、フォーカシン
グレンズ、ズームレンズ等により構成され、図示しないシャッター及び絞りと共に撮影光
学系を構成する。また、レンズの後方には、CCD(Charge Coupled D
evice)等の撮像素子が設けられている。鏡胴1306は、フォーカシングレンズ、
ズームレンズ等のピントを合わせるためにレンズの位置を移動するものであり、撮影時に
は、鏡胴を繰り出すことにより、レンズ1305を手前に移動させる。また、携帯時は、
レンズ1305を沈銅させてコンパクトにする。なお、本実施の形態においては、鏡胴を
繰り出すことにより被写体をズーム撮影することができる構造としているが、この構造に
限定されるものではなく、筺体1307内での撮影光学系の構成により鏡胴を繰り出さず
ともズーム撮影が可能なデジタルカメラでもよい。ファインダ接眼窓1311は、デジタ
ルカメラの後面上部に設けられており、撮影する範囲やピントの位置を確認する際に接眼
するために設けられた窓である。操作ボタン1313は、デジタルカメラの後面に設けら
れた各種機能ボタンであり、セットアップボタン、メニューボタン、ディスプレイボタン
、機能ボタン、選択ボタン等により構成されている。
本発明を適用した光センサを図16(A)及び図16(B)に示すカメラに組み込むと
、光センサが光の有無及び強さを感知することができ、より正確にカメラの露出調整等を
行うことができる。
また本発明の光センサはその他の電子機器、例えばプロジェクションテレビ、ナビゲー
ションシステム等に応用することが可能である。すなわち光を検出する必要のあるもので
あればいかなるものにも用いることが可能である。光を検出した結果を、電子機器が有す
る照明制御装置等にフィードバックすることで、消費電力を低減することが可能となる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて用いることが可能である。
101 第1のフォトダイオード
102 第2のフォトダイオード
103 第1の回路群
104 第2の回路群
105 補正用回路
120a オペアンプ
120b オペアンプ
121 ボルテージフォロワ回路
131 第1のトランジスタ
132 第2のトランジスタ
133 第3のトランジスタ
134 第4のトランジスタ
135 第5のトランジスタ
136 第6のトランジスタ
137 第7のトランジスタ
138 電源
140 オペアンプ
140a オペアンプ
140b オペアンプ
141 第1のトランジスタ
142 第2のトランジスタ
143 第3のトランジスタ
144 第4のトランジスタ
145 第5のトランジスタ
146 第6のトランジスタ
147 第7のトランジスタ
148 電源
150 反転増幅回路
151 抵抗
152 抵抗
153 抵抗
154 反転回路
155 電圧調整回路
156 抵抗
157 抵抗
160 反転加算回路
161 抵抗
162 抵抗
163 抵抗
164 ノード
700a nチャネル型薄膜トランジスタ
700b nチャネル型薄膜トランジスタ
700c pチャネル型薄膜トランジスタ
701 基板
702 絶縁膜
703 半導体膜
704a 半導体膜
704b 半導体膜
704c 半導体膜
705 ゲート絶縁膜
706 ゲート電極
706a 導電膜
706b 導電膜
707 不純物領域
708 不純物領域
709 絶縁膜
710 不純物領域
711a 絶縁膜
711b 絶縁膜
712 ソース電極又はドレイン電極
713 電極
714 電極
715 電極
716 第1のフォトダイオード
716p p型半導体層
716i i型半導体層
716n n型半導体層
717 第2のフォトダイオード
717p p型半導体層
717i i型半導体層
717n n型半導体層
718 絶縁膜
719 電極
720 電極
721 電極
722 絶縁膜
723 電極
806 遮光膜
817 第2のフォトダイオード
900a 薄膜トランジスタ
900b 薄膜トランジスタ
900c 薄膜トランジスタ
901 ゲート電極
902 遮光膜
1201 本体(A)
1202 本体(B)
1203 筐体
1204 操作キー
1205 音声出力部
1206 音声入力部
1207 回路基板
1208 表示パネル(A)
1209 表示パネル(B)
1210 蝶番
1211 透光性材料部
1212 光センサ
1221 本体
1223 表示パネル
1224 操作キー
1227 光センサ
1228 光センサ
1231 本体
1232 筐体
1233 表示部
1234 キーボード
1235 外部接続ポート
1236 ポインティングデバイス
1241 筐体
1242 支持台
1243 表示部
1251a 基板
1252a 偏光フィルタ
1252 液晶層
1253 バックライト
1254 光センサ部
1261 筐体
1262 液晶パネル
126a オペアンプ
126b オペアンプ
1301 リリースボタン
1302 メインスイッチ
1303 ファインダ窓
1304 フラッシュ
1305 レンズ
1306 鏡胴
1307 筺体
1311 ファインダ接眼窓
1312 モニタ
1313 操作ボタン
1314 光センサ

Claims (9)

  1. 基板と、
    前記基板上の第1のフォトダイオードと、
    前記基板上の第2のフォトダイオードと、
    前記第2のフォトダイオード上の電極と、
    前記第2のフォトダイオード下の遮光膜と、
    前記基板上の第1の薄膜トランジスタと、
    前記基板上の第2の薄膜トランジスタと、を有し、
    前記第1の薄膜トランジスタ及び前記第2の薄膜トランジスタは、多結晶シリコン膜と、前記多結晶シリコン膜上のゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上の第1の導電膜と第2の導電膜との積層からなるゲート電極と、をそれぞれ有し、
    前記第1のフォトダイオードは、前記第1の薄膜トランジスタの前記ゲート電極と電気的に接続され、
    前記第2のフォトダイオードは、前記第2の薄膜トランジスタの前記ゲート電極と電気的に接続され、
    前記電極は前記第2のフォトダイオードよりも大きな占有面積を有し、
    前記第1のフォトダイオードは、光の入射に対し露出した領域を有し、
    前記第2のフォトダイオードは、前記電極及び遮光膜により遮光されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜は、それぞれタンタル、タングステン、チタン、モリブデン、アルミニウム、銅、クロム、ニオブから選択された元素又はこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料のいずれか一であることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1において、前記第1の導電膜と第2の導電膜との積層は、窒化タンタル膜とタングステン膜との積層、窒化タングステン膜とタングステン膜との積層、窒化モリブデン膜とモリブデン膜との積層のいずれか一であることを特徴とする半導体装置。
  4. 基板と、
    前記基板上の第1のフォトダイオードと、
    前記基板上の第2のフォトダイオードと、
    前記第2のフォトダイオード上の電極と、
    前記第2のフォトダイオード下の遮光膜と、
    前記基板上の第1の薄膜トランジスタと、
    前記基板上の第2の薄膜トランジスタと、を有し、
    前記第1の薄膜トランジスタ及び前記第2の薄膜トランジスタは、半導体層にZnO又はInGaZnOが用いられた、ボトムゲート型の薄膜トランジスタであり、
    前記第1のフォトダイオードは、前記第1の薄膜トランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
    前記第2のフォトダイオードは、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
    前記電極は前記第2のフォトダイオードよりも大きな占有面積を有し、
    前記第1のフォトダイオードは、光の入射に対し露出した領域を有し、
    前記第2のフォトダイオードは、前記電極及び遮光膜により遮光されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項おいて、前記遮光膜は、前記ゲート電極と同一材料であることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項おいて、前記第1のフォトダイオード及び前記第2のフォトダイオードは、それぞれp型半導体層、i型半導体層およびn型半導体層からなる光電変換層を有することを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項おいて、前記第1のフォトダイオード及び前記第2のフォトダイオードは、それぞれPIN型のフォトダイオードであることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の前記半導体装置を有することを特徴とするコンピュータ。
  9. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の前記半導体装置を有することを特徴とする電子機器。
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