JP2010153773A - 基板処理方法とその装置、及び基板 - Google Patents

基板処理方法とその装置、及び基板 Download PDF

Info

Publication number
JP2010153773A
JP2010153773A JP2009163078A JP2009163078A JP2010153773A JP 2010153773 A JP2010153773 A JP 2010153773A JP 2009163078 A JP2009163078 A JP 2009163078A JP 2009163078 A JP2009163078 A JP 2009163078A JP 2010153773 A JP2010153773 A JP 2010153773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone
substrate
gas
substrate processing
ozone gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009163078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5287558B2 (ja
Inventor
Toshinori Miura
敏徳 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP2009163078A priority Critical patent/JP5287558B2/ja
Publication of JP2010153773A publication Critical patent/JP2010153773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5287558B2 publication Critical patent/JP5287558B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

【課題】100℃以下の低温で無加熱でも基板を処理できるようにして、基板処理する際のエネルギーコストの低減と装置構成の単純化を実現させると共に基板の材料選択の幅を狭めることなく、基板の処理を行う。
【解決手段】基板処理装置1は処理対象である基板16を格納するチャンバ2を備える。大気圧よりも低圧のもとチャンバ2にはガスボンベ6から不飽和炭化水素ガスが供されると共にオゾン発生装置8からオゾンガスが供される。前記オゾンガスは蒸気圧の差に基づきオゾン含有ガスからオゾンのみを液化分離した後に再び気化することで超高濃度オゾンガスを発生するオゾン発生装置8から供給される。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば半導体素子の製造過程で基板の表面を処理するための技術、及びその基板処理技術によって処理された基板に関する。
半導体デバイス等では半導体や金属、絶縁膜等様々な材料、薄膜の物性、表面物性等を制御して製造プロセスを組み立てている。中でも主としてシリコン酸化膜を用いるMOS−FETのゲート絶縁膜は数nmの薄さが求められるが、さらなる薄膜化は物理的限界に近づいており、ハフニア等の新たな材料が検討されている。
しかしながら、数十年にわたる技術開発により培ったシリコン酸化膜の物性(特にシリコンとの界面物性)は、その信頼性において、他材料による完全な代替を困難にしている。これに対して、界面に1〜2nmのシリコン酸化膜を形成した上に新規絶縁膜材料を製膜する方法等が検討されている(特許文献1等)。
また、近年発展の著しいプラットパネルディスプレイで、高精細画像を得るための画素を制御するMOS−FETの形成には、ガラス基板上に形成する必要があることから、比較的低温の300〜400℃程度の温度域でのCVD技術等が用いられる(特許文献2等)。また、本分野ではフレキシブル化の要求もあるが、現在利用されるプロセス温度はフレキシブル性を持たせるために用いられるプラスチックフィルムの材料選択の幅を狭めている。特にMOS−FETの性能を大きく左右するゲート絶縁膜形成には低温で形成できるプラズマCVD法等が用いられるが、シリコンを直接酸化する方法と違い界面特性は劣るものとなる。シリコンの直接酸化には一般的には1000℃程度の処理が必要となり、該当分野では特殊なものにしか適用できない。
他に、MEMS(Micro Electro Mechanical System)分野等では微細加工に関する膨大な実績があるシリコンを用いることが多いが、親水・疎水性等の表面状態を制御するために、薬品処理等で表面を改質したり、コーティングしたりしている。薬液を用いることでパーティクル汚染の危険性が高まるほか、使用環境によっては効果の持続性が懸念される。
電解コンデンサ等では、アルミやタンタル等の酸化皮膜を用いているが、これらは電解液を用いた陽極酸化法で作られることが多く、酸化皮膜の中に不純物が取り込まれることもあり、劣化の原因となる。
上記技術以外にも、環境問題への関心の高まりから、高温酸化により消費する電力を削減したい要求もあり、同様の処理の低温化が求められる。
また、半導体デバイスや各種FPD(Flat Panel Display)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、センサデバイス等で利用されるフォトリグラフィ技術では、微細構造を形成するために基板上に感光性のフォトレジストを塗布し、微細パターンの遮光部を有するガラスマスクを介して光を照射して感光させた後にこれを現像してマスク上の微細パターンを転写する。次に、微細構成を形成する、ここで基板上に残されて不要となったフォトレジストの除去には酸素ガスプラズマによるアッシング処理が広く利用されている。
この酸素ガスプラズマによるアッシング処理は微細加工としては高速の1分間に1μm程度の処理を可能とするが、荷電粒子による素子へのダメージが大きく、LSI等の微細化した半導体素子にとって致命的な損傷を与える場合がある。
プラズマダメージはウェハを直接プラズマに曝されないことによって低減されるため、ウェハとプラズマ発生部を分離することが有効であるが、アッシングレートが低下するという欠点がある(非特許文献1)。
プラズマダメージのないレジスト除去方法としてはオゾンと紫外線を利用するオゾンアッシング法がある。この方法ではアッシング反応に寄与するラジカル酸素(O・)を下記式(1)のようにオゾンに紫外線を照射することで得ている。
3+hν→O・+O2 …(1)
h:プランク定数、ν:周波数
通常、各種の炭化水素類で構成されているレジスト材料はラジカル酸素との反応により下記式(2)に示す分解反応が起こり、除去される。実際には反応速度を速めるために基板を200℃から300℃程度に加熱する。
xy+(2x+y/2)O・→xCO2+(y/2)H2O …(2)
しかしながら、このオゾンアッシング法は素子へのプラズマダメージはないものの、レジストの除去速度が毎分数百オングストローム〜数千オングストロームで酸素ガスプラズマによるアッシングの1万オングストローム/分(1μm/分)程度に比べ遅いという欠点がある。また、この方法は大気圧で行われることが多いがオゾンの漏洩を考慮しなければならない。
これに対して減圧下で高温の基板に高濃度オゾンを吹き付け、熱分解により発生したラジカル酸素を用いることでアッシング速度が向上する方法があるが、基板温度は従来同様高く、基板への熱負荷は大きくなっている。
前記フォトレジスト除去ではエッチング加工後に基板上に残ったフォトレジストを完全に取り除くのに対してフォトレジストへの感光、現像後にパターン底部に残留するわずかなフォトレジストの除去や、パターン寸法の誤差原因となるパターン底部隅の裾引き(スカム)等の除去の要求もある。これらは配線抵抗の変動や配線不良等の原因となりデバイスの性能劣化や歩留まりの低下を引き起こす。
また、MEMSやセンサデバイス、一部の半導体デバイスでは金等の貴金属で極めて反応性の低いものや、ドライエッチング後に形成される物質の蒸気圧が低く処理できない材質も用いることもあるため、これらにはリフトオフ技術やメッキ技術等も用いられる。このようなプロセスでは現像後のフォトレジストの残膜やスカムはさらに深刻な問題となり、配線材料と基板との密着性を害する。
このような問題に対して、従来はプラズマアッシングによって短時間で処理することで残膜を除去することや同方法でパターン底部隅のレジストの裾引き(スカム)を除去して配線幅の減少を防いでいる(特許文献3等)。
この方法は年々微細化する半導体回路パターンの製作過程で複数回行われるフォトリソグラフィ工程で用いられるフォトマスクの製作へも適用され、より厳しくなる寸法精度への対応から設計値との誤差を補正する手法として用いられている。
これらフォトマスクやデバイスの製造工程ではサイズの微細化に伴って回路パターンのアスペクト比が大きくなっており、このような形状へのプラズマプロセスではパターン溝底部やこの底部の隅に加工残りが発生しやすくなるマイクロローディング効果の問題が出てくる。
残渣除去の他にフォトレジストの露光、現像の後にアッシング処理によりレジストパターンを細らせ、露光装置の限界以上の微細パターンを得る方法も実施されている。
酸素ガスプラズマによるアッシング処理は高速処理を可能とするが、荷電粒子による素子へのダメージが大きく、LSI等の微細化した半導体素子にとって致命的な損傷を与える場合がある。
プラズマダメージはウェハを直接プラズマに曝さないことによって低減されるため、ウェハとプラズマ発生部を分離することが有効であるが、アッシングレートが低下するという欠点がある。
しかし、この方法でもプラズマダメージを完全になくすことはできない。
さらに、近年の半導体デバイスでは微細化の進行に伴いアスペクト比が大きくなっている他、MEMS分野でも立体的な構造物を形成するため、アスペクト比を大きく取ることが多く、マイクロローディング効果によるパターン底部でのレジストの残留が問題となる。
また、プラズマによる処理ではアッシングの最中にチャンバ内の温度が上昇し、数分の処理でも100℃以上に達することに加え、微細で複雑なパターンでは局所的な電界集中により基板表面温度がより高い場所ができ、パターン配置に応じてそのばらつきも大きくなることから、パターンの形成されたレジストの変形も大きくなり、パターン寸法精度のばらつきが大きくなる。処理中の温度上昇に対しては枚葉式の装置では冷却機構が設けられるが、回路パターン状に加工されたフォトレジスト上の局所的なばらつきまでは抑えることができない。
他のレジスト除去法としてはオゾンを利用したアッシング法があるが、実用的なアッシング速度を得るには200〜300℃に加熱する必要があり、100℃以下ではほとんど効果が得られない。
200〜300℃の温度では熱膨張によるレジストパターンの変形以上にレジスト材料の変質や軟化等によるパターンの崩れが問題となるため前述のようなパターン溝底部のレジスト残渣除去やデスカム工程等、パターン形状の調整には用いることができない。
比較的変形の少ない100℃〜150℃で用いることはできるが、そのアッシングレートが遅いことに加え、サブミクロンを超えて微細化されたパターンでは熱膨張によるパターン変形が無視できない。
これらの処理はいずれも基板を加熱しながら行うため、下地に酸化され易い物質があると、それも酸化し変質させる。金属等では表面に酸化皮膜を作り、多くは絶縁体となるため電気特性へ悪影響を及ぼす。
半導体デバイスでは、配線材料としてAl、Cu、W、Ti、Au、Pt、Cr等様々な金属が使用されている。これらの金属群のなかでもCuは非常に酸化され易く、100℃台でも酸化が進行し、時には膜が剥離する場合があり、微細構造を有する半導体デバイスとしては致命的なパーティクルを発生させる原因ともなる。
以上のように従来、フォトレジストの露光、現像後の残膜除去や加工形状補正等にはプラズマアッシング法が広く用いられていたが、プラズマダメージの影響や発熱によりレジスト形状が変形する傾向にある。また、プラズマダメージの心配がないオゾンアッシング法では効果を得るために基板を200℃程度以上に加熱する必要がありレジスト形状の補正には適用できない。
この問題に対してオゾンガスと不飽和炭化水素ガスを混合するガスを基板に供する基板のレジスト除去方法及びその装置が提案されているが(特許文献4)、レジストの除去速度の制御をしていない。したがって、除去対象によっては温度制御によっては除去速度を変えることが必要となり、装置構成としては簡便な構造を採れない。
特開2003−69011号公報 特開2008−243994号公報 特開2006−294842号公報 特開2008−294170号公報
電子ジャーナル発行,半導体テクノロジー大全,2002,pp.320
しかしながら、上記従来技術で述べた問題点や要求に対しては300〜400℃より低い温度、より究極的には室温付近のもとドライ雰囲気で基板を処理する技術はない。
前記課題を解決するための本発明は、大気圧よりも低圧のもとでオゾンガスと100℃以下の低温で反応する不飽和炭化水素ガスを基板に供給してオゾンを分解し、これにより発生する様々な活性酸化種(O*等)により前記基板の表面を処理する。
すなわち、本発明の基板処理方法は、大気圧よりも低圧のもとでオゾンガスと不飽和炭化水素ガスを基板に供給して前記基板の表面を処理する。また、本発明の基板は本発明の基板処理方法によって処理された基板である。前記基板の処理の態様としては基板の表面における酸化膜の形成や基板上におけるレジストやその他有機物の除去等が例示される。
また、本発明の基板処理装置の態様としては、処理対象である基板を格納するチャンバと、前記チャンバに大気圧よりも低圧のもとオゾンガスを供給する手段と、前記チャンバに大気圧よりも低圧のもと不飽和炭化水素ガスを供給する手段とを備える。
以上の基板処理方法とその装置によれば100℃以下若しくは無加熱で基板の処理が行える。また、大気圧より低圧の減圧状態で処理するようにしているので爆発の危険を伴う高濃度のオゾンガスが使用されても安全性が確保される。前記不飽和炭化水素ガスとしてはエチレンガスに例示される炭素の二重結合を有する炭化水素(アルケン)やアセチレンに例示される炭素の三重結合を有する炭化水素(アルキン)が挙げられる他、ブチレン等の低分子量のものが挙げられる。
前記基板処理装置において、前記オゾンガスの供給は、オゾン含有ガスを蒸気圧の差に基づいてオゾンのみを液化分離した後に再び気化することで超高濃度オゾンガスを発生するオゾン発生装置により行うとよい。前記超高濃度オゾンガスが利用されることで効率的に酸化処理できる。前記オゾンガスは前記超高濃度オゾンガスであることに限定されるものではない。
また、前記基板処理方法においては、前記オゾンガスまたは前記不飽和炭化水素ガスの流量を制御することで、前記基板上の有機物の除去速度を制御するようにするとよい。この処理方法に対応した基板処理装置の態様としては、例えば、上記本発明の基板処理装置において、前記チャンバに供給されるオゾンガスの流量または不飽和炭化水素ガスの流量を制御することで前記基板上の有機物の除去速度を制御する流量制御手段を備えた基板処理装置が挙げられる。
以上の発明によれば、100℃以下の低温の無加熱のもとで基板を処理できるので、基板処理する際のエネルギーコストの低減と装置構成の単純化が実現すると共に、基板の材料選択の幅を狭めることなく、基板の処理を行える。
(a)発明の実施形態1に係る基板処理装置の概略構成を示した断面図,(b)発明の実施形態1に係る基板処理装置の概略構成を示した平面図。 発明の実施形態に係る基板処理装置のサセプタ温度とチャンバ圧力の経時的変化。 オゾン濃度100%のオゾンガスのみで酸化処理を行った時(200sccm,5分)の処理温度による膜厚変化。 オゾンガス(オゾン濃度100%)+添加ガスで酸化処理を行った時(O3:C24=200cc:200cc,5分)の処理温度による膜厚変化。 発明の実施形態2,3に係る基板処理装置の概略構成を示した断面図。 発明の実施形態に係る基板処理装置のサセプタ温度とチャンバ圧力の経時的変化。 オゾンガス(オゾン濃度100%)と不飽和炭化水素ガス(エチレンガス)とで酸化処理を行った時の添加ガス流量による膜厚変化。 不飽和炭化水素ガス(エチレンガス)の流量とフォトレジストの除去速度との関係を示した特性図。 シリコン基板上のレジストをオゾンガスのみでアッシング処理、オゾンガスとエチレンガスとでアッシング処理した場合の炭素C1sピークの信号強度。 基板温度400℃のもと低濃度オゾンガス(オゾン濃度10%)でSi基板上のレジストを除去した場合の顕微鏡写真(倍率:×50)。 室温のもとでエチレンガスと超高濃度オゾンガス(オゾン濃度約100%)でレジストを除去した場合の顕微鏡写真(倍率:×50)。 オゾン濃度とアッシングレートとの関係を示した特性図。
(実施形態1)
図1(a)は発明の実施形態に係る基板処理装置1の概略構成図を示した断面図である。図1(b)は基板処理装置1の概略構成を示した平面図である。
基板処理装置1はチャンバ2と真空ポンプ3と光源4とを備える。
チャンバ2は酸化処理に供される基板16を格納すると共にオゾンガス(O3)と不飽和炭化水素ガスを導入する。
不飽和炭化水素としては例えばエチレンガスに例示される炭素の2重結合を有する炭化水素(アルケン)やアセチレンに例示される3重結合を有する炭化水素(アルキン)が挙げられる。
オゾンガスとしては超高濃度オゾンガスが用いられる。超高濃度オゾンガスは例えばオゾン含有ガスを蒸気圧の差に基づいてオゾンのみを液化分離した後に再び気化して得られる。より具体的には特開2001−304756や特開2003−20209の特許文献に開示されたオゾン生成装置から得られたオゾンガスが挙げられる。前記オゾン生成装置はオゾンと他のガス成分(例えば酸素)の蒸気圧の差に基づきオゾンのみを液化分離して超高濃度(オゾン濃度≒100%)のオゾンガスを製造している。特に、特開2003−20209のオゾン供給装置はオゾンのみを液化及び気化させるチャンバを複数備え、これらのチャンバを個別に温度制御することで超高濃度オゾンガスを連続的に供給できるようになっている。そして、この超高濃度オゾンガス連続供給方式に基づく市販のオゾン発生装置としては例えば明電舎製のピュアオゾンジェネレータ(MPOG−HM1A1)が挙げられる。
オゾンガスは前記超高濃度オゾンガスに限定されない。例えばオゾン濃度が数十%以上のオゾンガスが挙げられる。これは、大気圧下では反応性が高く危険を伴うが、減圧状態で使用することにより安全に取り扱える。大気圧では14.3〜38vol%のオゾン濃度で持続性分解領域、〜44vol%のオゾン濃度で突燃領域、44vol%〜のオゾン濃度で爆発領域となる(杉光英俊,オゾンの基礎と応用,光琳社,1996,pp.187)。
不飽和炭化水素ガスはその供給手段であるガスボンベ6から配管5を介して導入される。一方、オゾンガスはその供給手段であるオゾン発生装置8から配管7を介して導入される。配管7はチャンバ2を封止する蓋に設置されている。この蓋は補助封止部材を介してチャンバ2を封止する。補助封止部材としては例えばフッ素ゴムやシリコンゴムのような耐オゾン性の材料からなるOリングが採用される。
真空ポンプ3はチャンバ2内を減圧させるためのポンプである。チャンバ2と真空ポンプ3とを接続した配管9は排気バルブ10とオゾンキラー11を備える。排気バルブ10は圧力計19により測定されたチャンバ2内の圧力が所定の値となるように制御部21によって制御される。オゾンキラー11はチャンバ2から引き抜かれたガスに含まれるオゾンを分解する。オゾンキラー11は半導体製造技術に採用されている既知のオゾン分解装置を適用すればよい。
光源4はチャンバ2内に格納されている基板16を加熱する。光源4はチャンバ2の下方に配置されている。光源4は半導体製造技術において加熱手段として採用されている赤外線を発する光源を適用すればよい。また、光源4には照射光を集光させるための反射板12が適宜具備される。一方、チャンバ2の底部には光源4から照射された赤外光を導入するための光導入窓13が設けられている。そして、この光導入窓13には支持部材14を介してサセプタ15が設置される。
サセプタ15は処理対象である基板16を保持する。サセプタ15は導入されたオゾンガスと不飽和炭化水素の合流点のほぼ真下に配置される。また、サセプタ15は熱電対18に接続されている。熱電対18はサセプタ15の熱を制御するために検出した前記熱を電気信号に変換して制御部21に供給する。基板16は図1(b)に示されたようにサセプタ15の中心部に置かれる。サセプタ15はSiCから成り略円板状に形成されている。サセプタ15はチャンバ2の底部と同心に配置される。尚、前記電気信号は光源4の光強度の制御のために適宜に制御部21に供される。
図1〜図2を参照しながら基板処理装置1の動作例について説明する。
排気バルブ10は全開に設定されてチャンバ2側壁から不飽和炭化水素としてエチレンガスが、サセプタ上部から前記超高濃度オゾンガス(オゾン濃度≒100%)がチャンバ2内に供給される。この状態で約5分間処理した。その後、超高濃度オゾンガスとエチレンガスの供給が停止される。
以上の過程によるサセプタ温度とチャンバ圧力の経時的変化の一例を図2に示した。図2に示されたようにサセプタ15の温度はオゾンガス導入前に約80℃で安定していたがオゾンガスを導入した後、反応熱により昇温しているが、90℃以下で終了している。
本処理方法による酸化効果を調べるため、結晶面方位(100)のシリコン基板表面の自然酸化膜を希HF溶液処理により取り除いた後、超高濃度オゾンガスのみを用いた処理、及び不飽和炭化水素ガス+高濃度オゾンガスを用いた処理を行った。
図3及び図4は超高濃度(≒100%)オゾンのみの処理と本発明の酸化処理によるシリコン酸化膜の厚さを示す。図3に示されたように超高濃度(≒100%)オゾンのみを用いた250℃、5分間の処理で1.5nmの膜厚しか得られないが、これに添加ガス(エチレンガス)を加えることで、図4に示されたように無加熱(30℃)でも5分間で2.1nmの膜厚が得られた。同温度では酸素雰囲気下で数時間処理しても1nm程度の膜厚にしかならないため、非常に厚い膜厚であることがわかる。
両者の膜質はJAウーラム社の分光エリプソメータ(波長192−1000nm)の計測により、いずれもシリコン熱酸化膜の文献値(Thermal SiO2, Herzinger et.al., JAP v83p3323y1998)の特性と良い一致が見られ、同等の膜となっていた。得られた膜厚の平均二乗誤差(MSE)は3以下となっている。
以上のように発明に係る基板処理方法及びその装置によれば100℃以下の低温で無加熱でも基板を酸化処理できるので、酸化処理する際のエネルギーコストの低減と装置構成の単純化が実現する。尚、本発明の適用は上述のシリコンの酸化膜の形成に限定されるものではなく、例えばアルミやタンタル等の金属酸化膜を得ることもできる。特に、陽極酸化法を用いた金属表面の酸化等と比較して、電解液からの不純物の取り込みが無い。
また、MEMS等の表面改質で、気相で低温酸化することにより、シリコン酸化膜を形成し、安定な親水性を得ることができる。
(実施形態2)
図5に示された実施形態2に係る基板処理装置31は、光源4を備えていないこと以外、実施形態1に係る酸化処理装置1と基本的に同じ構成となっている。尚、配管5には不飽和炭化水素ガスの流量制御手段としてマスフローコントローラ32が、配管7には超高濃度オゾンガスの流量制御手段としてマスフローコントローラ33が設置され、各ガスの流量を制御できるようになっている。マスフローコントローラ32,33は制御部21によって動作制御される。
図5及び図6を参照しながら基板処理装置31の動作例について説明する。排気バルブ10が全開に設定されて不飽和炭化水素としてエチレンガスが配管5を介してチャンバ2側壁から供給されると共に前記超高濃度オゾンガスがチャンバ2内にサセプタ15の上部から基板16に対して供給される。この状態で約5分間処理される。その後、超高濃度オゾンガスとエチレンガスの供給が停止される。
以下の過程によるサセプタ15の温度とチャンバ2の圧力の経時的変化を図6に示した。図6に示すようにサセプタ15の温度は超高濃度オゾンガス導入前に約30℃で安定していたが、前記オゾンガスが導入された後は、反応熱により昇温することが確認された。
本実施形態による酸化効果を調べるため、結晶面方位(100)のシリコン基板表面の自然酸化膜を希HF溶液処理により取り除いた後、不飽和炭化水素ガス(本実施例ではエチレンガス)と超高濃度オゾンガス(オゾン濃度約100%)によって処理を行った。この処理に基づく図7に示された不炭化水素ガス流量とシリコン酸化膜厚[nm]との関係は、無加熱、5分間の処理で2〜3nmの膜厚を不飽和炭化水素ガスの流量により制御せきることを示唆している。以上のように、一定流量の範囲で不飽和炭化水素ガスと超高濃度オゾンガスの流量を制御することで膜厚の調整も可能であるが示された。
膜質はJAウーラム社の分光エリプソメータの計測により、いずれもシリコン熱酸化膜の文献値(Thermal SiO2,Herzinger et.al.,JAPv83p3323y1998)の特性とよい一致が認められ、同等の膜厚となっていたことが確認された。得られた膜厚の平均二乗差(MSE)は3以下となっている。
上記実施例では不飽和炭化水素ガスの流量を制御したが、オゾンガスの流量制御によっても同様の効果が得られる。
以上のように実施形態2の基板処理装置31によれば100℃よりも低温のもと完全無加熱で酸化処理できる。さらにオゾンガスと不飽和炭化水素ガスが処理したい基板の表面で合流できる流量において、ガス流量比の制御により、基板16の表面に形成される酸化膜の膜厚の制御ができる。したがって、基板16を酸化処理する際に費やされるエネルギーコストの低減と装置構成の単純化が実現する。また、基板の材料選択の幅を狭めることなく、基板の酸化処理を行える。
尚、本実施形態の基板処理方法はシリコンに限定されるものではなく、例えばアルミやタンタル等の金属酸化膜を得ることもできる。
(実施形態3)
実施形態3に係る基板処理装置31では大気圧よりも低圧のもとでオゾンガスと不飽和炭化水素ガスとを基板16に供給して基板16上のレジストを除去する。
本実施形態の基板処理装置31によれば100℃よりも低温のもとで基板のレジスト除去を行える。また、大気圧より低圧の減圧状態で基板のレジストを除去するようにしているので爆発の危険を伴う高濃度のオゾンガスが使用されても安全性が確保される。前記不飽和炭化水素ガスとしてはエチレンガスに例示される炭素の二重結合を有する炭化水素(アルケン)やアセチレンに例示される炭素の三重結合を有する炭化水素(アルキン)が挙げられる他、ブチレン等の低分子量のものが挙げられる。
基板処理装置31において、前記オゾンガスの供給は、オゾン含有ガスを蒸気圧の差に基づいてオゾンのみを液化分離した後に再び気化することで超高濃度オゾンガスを発生するオゾン発生装置により行うとよい。前記超高濃度オゾンガスが利用されることで効率的にレジストを酸化除去できる。オゾンガスは前記超高濃度オゾンガスであることに限定されるものではない。
チャンバ2はレジストの除去に供される基板16を格納すると共にオゾンガス(O3)と不飽和炭化水素とを導入する。前記レジストとしてはArF用レジスト、KrF用レジスト、G,I線用レジスト等が挙げられる。
不飽和炭化水素としては例えばエチレンガスに例示される炭素の2重結合を有する炭化水素(アルケン)やアセチレンに例示される3重結合を有する炭化水素(アルキン)が挙げられる。
オゾンガスとしては超高濃度オゾンガスが用いられる。超高濃度オゾンガスは例えばオゾン含有ガスを蒸気圧の差に基づいてオゾンのみを液化分離した後に再び気化して得られる。より具体的には特開2001−304756や特開2003−20209の特許文献に開示されたオゾン生成装置から得られたオゾンガスが挙げられる。前記前記オゾン生成装置はオゾンと他のガス成分(例えば酸素)の蒸気圧の差に基づきオゾンのみを液化分離して超高濃度(オゾン濃度≒100%)のオゾンガスを製造している。特に、特開2003−20209のオゾン供給装置はオゾンのみを液化及び気化させるチャンバを複数備え、これらのチャンバを個別に温度制御することで超高濃度オゾンガスを連続的に供給できるようになっている。そして、この超高濃度オゾンガス連続供給方式に基づく市販のオゾン発生装置としては例えば明電舎製のピュアオゾンジェネレータ(MPOG−HM1A1)が挙げられる。
オゾンガスは実施形態1と同様に前記超高濃度オゾンガスに限定されない。例えばオゾン濃度が数十%以上のオゾンガスが挙げられる。
不飽和炭化水素ガスは配管5を介して導入される。一方、オゾンガスは配管7を介して導入される。配管7はチャンバ2を封止する蓋に設置されている。この蓋は補助封止部材を介してチャンバ2を封止する。補助封止部材としては例えばシリコンゴムのような耐オゾン性の材料からなるOリングが採用される。また、配管5,7にそれぞれガスの流量制御手段として設置されたマスフローコントローラ32,33によって各ガスの流量を制御できるようになっている。
真空ポンプ3はチャンバ2内を減圧させる。チャンバ2と真空ポンプ3とを接続した配管9は排気バルブ10とオゾンキラー11を備える。排気バルブ10はチャンバ2内の圧力が所定の値となるようにチャンバ2内の気相を封止する。オゾンキラー11はチャンバ2から引き抜かれたガスに含まれるオゾンを分解する。オゾンキラー11は半導体製造技術に採用されている既知のオゾン分解装置を適用すればよい。
基板16はサセプタ15にて保持される。サセプタ15は導入されたオゾンガスと不飽和炭化水素との合流点のほぼ真下に配置される。また、サセプタ15は熱伝導ブロック17を備える。熱伝導ブロック17は熱電対18に接続されている。熱電対18はサセプタ15の温度を電気信号に変換して検出している。前記電気信号は制御部21に供給される。
図5を参照しながら基板処理装置31の動作例について説明する。排気バルブ10が全開に設定されて不飽和炭化水素としてエチレンガスが配管5を介してチャンバ2側壁から供給されると共に前記超高濃度オゾンガスがチャンバ2内にサセプタ15の上部から基板16に対して供給される。この状態で約5分間処理される。その後、超高濃度オゾンガスとエチレンガスの供給が停止される。この過程で炭化水素から成るレジストの成分は炭酸ガスと水から成る排ガスとなって配管9を介してチャンバ2から排出される。
以上の過程によるサセプタ15の温度とチャンバ2の圧力の経時的変化は図6に示した通りである。サセプタ15の温度は超高濃度オゾンガス導入前に約30℃で安定していたが、前記オゾンガスが導入された後は、反応熱により昇温することが確認された。
本実施形態によるレジスト除去の効果を調べるため、フォトレジストを塗布したシリコン基板を不飽和炭化水素ガス(本実施例ではエチレンガス)と超高濃度オゾンガス(オゾン濃度約100%)で処理を行ったときの、フォトレジスト(東京応化社製 OFPR−800)の除去速度の変化を図8に示した。サセプタ15は無加熱とした。本実施例によれば基板16の無加熱のもと不飽和炭化水素ガスの流量を変えることでフォトレジストの除去速度させることがわかる。したがって、無加熱でもガス流量を調節することでレジスト除去の速度を制御できることが示された。
図9はシリコン基板上のレジストをオゾンガスのみでアッシング処理、オゾンガスとエチレンガスとでアッシング処理した場合の炭素C1sピークの信号強度を示したものである。本特性図からは不飽和炭化水素(エチレン)を加えた方が、オゾン単独より酸化力が高いことが示唆される。
図10は基板温度400℃のもと低濃度オゾンガス(オゾン濃度10%)でSi基板上のレジスト(東京応化社製 OFPR−800)を除去した場合の顕微鏡写真(倍率:×50)である。また、図11は室温のもとでエチレンガスと超高濃度オゾンガス(オゾン濃度約100%)でレジスト(東京応化社製 OFPR−800)を除去した場合の顕微鏡写真(倍率:×50)である。この両者の比較からも、不飽和炭化水素(エチレン)を加えた方が、オゾン単独より酸化力が高いことが確認できる。
上述の図8に係る実施例では不飽和炭化水素ガスの流量を制御したが、オゾンガスの流量制御によっても同様の効果が得られる。また、図12はオゾン濃度とアッシングレートとの関係を示した。アッシングレートはオゾン濃度に依存することが示されている。
以上のことから実施形態3の基板処理装置31によれば100℃よりも低温である無加熱のもとでレジスト等に代表される有機物を除去できる。さらにオゾンガスと不飽和炭化水素ガスが処理したい基板16の表面で合流できる流量において、ガス流量比の制御により、レジストの除去速度の制御ができる。したがって、基板16上の有機物の除去に費やされるエネルギーコストの低減と装置構成の単純化が実現する。また、基板16の材料選択の幅を狭めることなく、レジストの除去が行える。
1,31…基板処理装置
2…チャンバ、13…光導入窓、14…支持部材、15…サセプタ、19…圧力計、20…開口部
3…真空ポンプ、10…排気バルブ、11…オゾンキラー
4…光源
6…ガスボンベ(不飽和炭化水素ガスを供給する手段)
8…オゾン発生装置(オゾンガスを供給する手段)
5,7,9…配管
16…基板
21…制御部
32,33…マスフローコントローラ(流量制御手段)

Claims (11)

  1. 大気圧よりも低圧のもとでオゾンガスと不飽和炭化水素ガスを基板に供給して前記基板の表面を処理することを特徴とする基板処理方法。
  2. 前記オゾンガスは蒸気圧の差に基づきオゾン含有ガスからオゾンのみを液化分離した後に再び気化して得られる超高濃度オゾンガスであることを特徴とする請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記基板をサセプタに保持し、このサセプタの温度が100℃以下となるように前記サセプタを加熱することを特徴とする請求項1または2に記載の基板処理方法。
  4. 前記オゾンガスまたは前記不飽和炭化水素ガスの流量を制御することにより、前記基板上の有機物の除去速度を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の基板処理方法。
  5. 処理対象である基板を格納するチャンバと、
    前記チャンバに大気圧よりも低圧のもとオゾンガスを供給する手段と、
    前記チャンバに大気圧よりも低圧のもと不飽和炭化水素ガスを供給する手段と
    を備えたこと
    を特徴とする基板処理装置。
  6. 前記オゾンガスの供給は蒸気圧の差に基づきオゾン含有ガスからオゾンのみを液化分離した後に再び気化することで超高濃度オゾンガスを発生するオゾン発生装置により行うことを特徴とする請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記チャンバは、
    前記基板を保持するサセプタと、
    このサセプタの温度が100℃以下となるように前記サセプタを加熱する加熱手段と
    を備えること
    を特徴とする請求項5または6に記載の基板処理装置。
  8. 前記加熱手段は赤外光を発する光源であることを特徴とする請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記加熱手段は抵抗加熱型ヒータであることを特徴とする請求項7に記載の基板処理装置。
  10. 前記チャンバに供給されるオゾンガスの流量または不飽和炭化水素ガスの流量を制御することで前記基板上の有機物の除去速度を制御する流量制御手段を備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の基板処理装置。
  11. 請求項1から4のいずれか1項に記載の基板処理方法によって処理された基板。
JP2009163078A 2008-11-21 2009-07-09 基板処理方法 Expired - Fee Related JP5287558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009163078A JP5287558B2 (ja) 2008-11-21 2009-07-09 基板処理方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298610 2008-11-21
JP2008298610 2008-11-21
JP2009163078A JP5287558B2 (ja) 2008-11-21 2009-07-09 基板処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010153773A true JP2010153773A (ja) 2010-07-08
JP5287558B2 JP5287558B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=42572505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009163078A Expired - Fee Related JP5287558B2 (ja) 2008-11-21 2009-07-09 基板処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5287558B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013207005A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Meidensha Corp 酸化膜の形成方法
US9169155B2 (en) * 2012-05-03 2015-10-27 Guardian Industries Corp. Method and apparatus for making vacuum insulated glass (VIG) window unit including cleaning cavity thereof
WO2016143897A1 (ja) * 2015-03-12 2016-09-15 株式会社明電舎 樹脂の改質方法及び改質装置
WO2016186096A1 (ja) * 2015-05-21 2016-11-24 株式会社明電舎 樹脂の改質方法及び改質装置
CN107437519A (zh) * 2016-05-27 2017-12-05 细美事有限公司 用于处理基板的方法和装置
KR20180081704A (ko) * 2018-07-10 2018-07-17 세메스 주식회사 기판 처리 방법 및 장치
WO2021038958A1 (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 株式会社明電舎 原子層堆積装置および原子層堆積方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000077387A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Iwatani Internatl Corp レジスト除去方法及びその装置
JP2007109984A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Meidensha Corp 酸化膜形成方法
JP2008016811A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Hynix Semiconductor Inc フォトレジストのストリップ方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000077387A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Iwatani Internatl Corp レジスト除去方法及びその装置
JP2007109984A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Meidensha Corp 酸化膜形成方法
JP2008016811A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Hynix Semiconductor Inc フォトレジストのストリップ方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013207005A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Meidensha Corp 酸化膜の形成方法
US9169155B2 (en) * 2012-05-03 2015-10-27 Guardian Industries Corp. Method and apparatus for making vacuum insulated glass (VIG) window unit including cleaning cavity thereof
KR101847538B1 (ko) 2015-03-12 2018-04-10 메이덴샤 코포레이션 수지 개질 방법 및 장치
WO2016143897A1 (ja) * 2015-03-12 2016-09-15 株式会社明電舎 樹脂の改質方法及び改質装置
US10253148B2 (en) 2015-03-12 2019-04-09 Meidensha Corporation Method and device for modifying resin
JP6052470B1 (ja) * 2015-03-12 2016-12-27 株式会社明電舎 樹脂の改質方法
US10053548B2 (en) 2015-05-21 2018-08-21 Meidensha Corporation Method and device for modifying resin
JP6057030B1 (ja) * 2015-05-21 2017-01-11 株式会社明電舎 樹脂の改質方法
CN107614580A (zh) * 2015-05-21 2018-01-19 株式会社明电舍 用于改性树脂的方法和装置
WO2016186096A1 (ja) * 2015-05-21 2016-11-24 株式会社明電舎 樹脂の改質方法及び改質装置
US11000879B2 (en) 2016-05-27 2021-05-11 Semes Co., Ltd. Method and apparatus for treating substrate
CN107437519B (zh) * 2016-05-27 2021-04-27 细美事有限公司 用于处理基板的方法和装置
CN107437519A (zh) * 2016-05-27 2017-12-05 细美事有限公司 用于处理基板的方法和装置
KR20180081704A (ko) * 2018-07-10 2018-07-17 세메스 주식회사 기판 처리 방법 및 장치
KR101993727B1 (ko) * 2018-07-10 2019-06-28 세메스 주식회사 기판 처리 방법
WO2021038958A1 (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 株式会社明電舎 原子層堆積装置および原子層堆積方法
JP2021036068A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 株式会社明電舎 原子層堆積方法
TWI754298B (zh) * 2019-08-30 2022-02-01 日商明電舍股份有限公司 原子層堆積方法
CN114286875A (zh) * 2019-08-30 2022-04-05 株式会社明电舍 原子层沉积装置和原子层沉积方法
CN114286875B (zh) * 2019-08-30 2022-08-19 株式会社明电舍 原子层沉积装置和原子层沉积方法
US11680319B2 (en) 2019-08-30 2023-06-20 Meidensha Corporation Atomic layer deposition device and atomic layer deposition method

Also Published As

Publication number Publication date
JP5287558B2 (ja) 2013-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5287558B2 (ja) 基板処理方法
KR102528076B1 (ko) 반도체 응용들을 위한 구조를 식각하기 위한 방법들
US20130048606A1 (en) Methods for in-situ chamber dry clean in photomask plasma etching processing chamber
EP0801606B1 (en) Method for treating a surface
US8202805B2 (en) Substrate processing method
KR101194192B1 (ko) 어모퍼스 카본 나이트라이드막의 형성 방법, 어모퍼스 카본 나이트라이드막, 다층 레지스트막, 반도체 장치의 제조 방법 및 제어 프로그램이 기억된 기억 매체
US9709885B2 (en) Photomask blank and method for manufacturing photomask blank
JP4905253B2 (ja) レジスト除去方法及びその装置
US20060166108A1 (en) Method for etching a molybdenum layer suitable for photomask fabrication
CN107180774B (zh) 用于基底的气相羟基自由基加工的系统和方法
TWI554848B (zh) 為半導體裝置形成薄膜圖案的方法及其設備
US20060166106A1 (en) Method for photomask plasma etching using a protected mask
US10067418B2 (en) Particle removal system and method thereof
TWI432886B (zh) 具有自罩層之光罩與其蝕刻方法
JP5962124B2 (ja) 酸化膜の形成方法
JP2009141329A (ja) 液浸リソグラフィーにおけるパターン崩壊を防止するためのプラズマ表面処理
US8603910B2 (en) Method of processing a contact pad
JP4716370B2 (ja) 低誘電率膜のダメージ修復方法及び半導体製造装置
JP2002110611A (ja) 半導体ウェハの洗浄方法及び装置
JP2009141028A (ja) シャワーヘッド及びレジスト除去装置
JP2016035547A (ja) フォトマスクブランクの製造方法
US6465356B2 (en) Method for forming fine patterns by thinning developed photoresist patterns using oxygen radicals
US9589785B2 (en) Cleaning method and composition in photolithography
KR970003413A (ko) 반도체 소자의 미세패턴 형성방법
JP5098969B2 (ja) エッチング方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5287558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees