JP2010153513A - 基板処理装置、基板貼り合わせ装置、基板処理方法、基板貼り合わせ方法、及び、半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板処理装置、基板貼り合わせ装置、基板処理方法、基板貼り合わせ方法、及び、半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウエハに生じた亀裂の発生若しくは進行を抑制する。
【解決手段】基板を処理する基板処理装置であって、上記基板に変形及び破損の少なくとも一方が生じたときに発生する振動を検出する振動検出部と、該振動検出部で検出された振動の周波数帯域及び振れ幅の少なくとも一方に基づいて、上記基板の処理条件を設定する条件設定部とを備えることを特徴とする基板処理装置。当該基板処理装置は、上記基板を加圧する加圧部を更に備え、上記条件設定部は、上記振動検出部により所定の周波数帯域の振動が検出された場合に、上記加圧部の加圧力の低下、及び、上記加圧部の位置調整の少なくとも一方を実施することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板処理装置、基板貼り合わせ装置、基板処理方法、基板貼り合わせ方法、及び、半導体装置の製造方法に関する。
薄化工程において、ウエハのような基板の表面に形成された膜がウエハから剥離するときに発生するアコースティックエミッションを検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−131732号公報
しかしながら、処理時に基板自体に発生する微小な変化、例えば、亀裂の発生、進行等を検出することはできない。そこで、本発明では、処理された基板における亀裂の発生若しくは進行を抑制することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、基板を処理する基板処理装置であって、上記基板に変形及び破損の少なくとも一方が生じたときに発生する振動を検出する振動検出部と、該振動検出部で検出された振動の周波数帯域及び振れ幅の少なくとも一方に基づいて、上記基板の処理条件を設定する条件設定部とを備えることを特徴とする基板処理装置が提供される。
また、本発明の第2の態様においては、重ね合わされた複数の基板を貼り合わせる基板貼り合わせ装置であって、上記基板の各々に変形及び破損の少なくとも一方が生じたときに発生する振動を検出する振動検出部と、該振動検出部で検出された振動の周波数帯域及び振れ幅の少なくとも一方に基づいて、上記基板の処理条件を設定する条件設定部とを備えることを特徴とする基板貼り合わせ装置が提供される。
また、本発明の第3の態様においては、基板に変形及び破損の少なくとも一方が生じたときに発生する振動を検出する振動検出工程と、該振動検出工程で検出された振動の周波数帯域及び振れ幅の少なくとも一方に基づいて、上記基板の処理条件を設定する条件設定工程とを有することを特徴とする基板処理方法が提供される。
また、本発明の第4の態様においては、重ね合わされた複数の基板に変形及び破損の少なくとも一方が生じたときに発生する振動を検出する振動検出工程と、該振動検出工程で検出された振動の周波数帯域及び振れ幅の少なくとも一方に基づいて、上記基板の各々の処理条件を設定する条件設定工程とを有することを特徴とする基板貼り合わせ方法が提供される。
また、本発明の第5の態様においては、基板処理方法を用いて基板を処理する基板処理工程と、該基板処理工程で処理された上記基板を切断することにより分割する切断工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、基板処理装置である貼り合わせ装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。貼り合わせ装置100は、二つのウエハWの相対位置を合わせるアライメント機構12と、該アライメント機構12により位置合わせされた一対のウエハWを接合する接合機構14とを備える。アライメント機構12において、位置合せされる前の各ウエハWは、ウエハホルダWHにより静電吸着等の吸引力で保持され、位置合せされた一対のウエハWは、一対のウエハホルダWHから狭持される。
また、貼り合わせ装置100は、一対のウエハWを、これらを保持する一対のウエハホルダWHと共にアライメント機構12から接合機構14に搬送する搬送機構16とを備える。当該一対のウエハWは、接合機構14において、ウエハホルダWHと共に加圧加熱されることにより接合される。
また、貼り合わせ装置100は、制御部120を備える。制御部120は、貼り合わせ装置100全体の動作を制御する。また、接合機構14には、ウエハWで発生したアコースティックエミッション(以下、AEという)を検出するAEセンサ302が配されている。
ここで、本実施形態において、AEとは、ウエハWの亀裂の発生、進展、若しくはウエハWの亀裂に繋がる歪みの発生に伴って発生する弾性波であって、超音波の周波数帯域の振動若しくは音波である。また、当該弾性波の振れ幅は、ウエハWに亀裂が生じていない場合と比較して大きい。また、AEセンサ302は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電材料により形成された検出素子を備えており、当該検出素子により、ウエハW、ウエハホルダWH及び貼り合わせ装置を伝播してきたAEを電気信号に変換する。後述するように、本実施形態では、AEセンサ302により検出されたAEの周波数又は振れ幅に応じて、ウエハWの亀裂の大小、有無、若しくはウエハWの亀裂に繋がる歪みの有無を判断する。
図2は、アライメント機構12の構造を模式的に示す断面図である。アライメント機構12は、枠体311の内側に配された固定ステージ141、移動ステージ142および昇降部360を備える。
固定ステージ141は、天板312の下面に固定され、ウエハホルダWHに保持されたウエハWを下面に保持する。ウエハWは、静電吸着により、ウエハホルダWHの下面に保持されて、後述するアラインメントの対象の一方となる。
移動ステージ142は、底板316の上に載置され、底板に対して固定されたガイドレール352に案内されつつX方向に移動するXステージ354と、Xステージ354の上でY方向に移動するYステージ356とを有する。これにより、移動ステージ142に搭載された部材を、XY平面上の任意の方向に移動できる。
昇降部360は、移動ステージ142上に搭載され、シリンダ362およびピストン364を有する。ピストン364は、外部からの指示に応じて、シリンダ362内をZ方向に昇降する。
ピストン364の上面には、ウエハホルダWHが保持される。更に、ウエハホルダWH上にウエハWが保持される。当該ウエハWは、後述するアラインメントの対象の一方となる。
なお、ウエハWは、その表面(図上では下面)に、アラインメントの基準となるアラインメントマークMを有する。また、アライメント機構12は、アライメントマークMを観察する顕微鏡342、344を有する。アライメント機構12は、顕微鏡342、344により得られたアライメントマークMの映像から、上下のウエハWの相対位置を算出する。そして、アライメント機構12は、算出結果に応じて、移動ステージ142をX方向及びY方向に移動させて上下のウエハWのアライメント調整を実施した後、昇降部360を作動させて上下一対のウエハWを当接させる。
図3は、接合機構14の概略構成を示す側断面図である。この図に示すように、接合機構14は、枠体244の内側に配置された、押圧部246、加圧ステージ248、受圧ステージ250、圧力検知部252を備える。
枠体244は、互いに平行で水平な天板254および底板256と、天板254および底板256を結合する複数の支柱258とを備える。天板254、支柱258および底板256は、ウエハW及びウエハホルダWHへの加圧の反力が作用した場合に変形が生じない程度の剛性を有する。
枠体244の内側において、底板256の上には、押圧部246が配置される。押圧部246は、底板256の上面に固定されたシリンダ260と、シリンダ260の内側に配置されたピストン262とを有する。ピストン262は、図示されていない空圧駆動部により駆動されて、図中に矢印Zにより示す、底板256に対して直角な方向に昇降する。
ピストン262の上端には、加圧ステージ248が搭載される。加圧ステージ248は、ピストン262の上端に結合された水平な板状の支持部266と、支持部266に平行な板状の第1基板保持部268とを有する。
第1基板保持部268は、複数のアクチュエータ267を介して、支持部266から支持される。アクチュエータ267は、図示された一対のアクチュエータ267の他に、紙面に対して前方および後方にも配置される。また、これらアクチュエータ267の各々は、相互に独立して動作させることができる。このような構造により、アクチュエータ267を適宜動作させることにより、第1基板保持部268の傾斜を任意に変えることができる。また、第1基板保持部268は、ヒータ270を有しており、当該ヒータ270により加熱される。
また、ウエハWは、ウエハホルダWHに静電吸着されており、第1基板保持部268は、真空吸着等により上面にウエハホルダWHを吸着する。これにより、ウエハWは、ウエハホルダWH及び第1基板保持部268と共に揺動する一方、第1基板保持部268からの移動あるいは脱落を防止される。
受圧ステージ250は、第2基板保持部272および複数の懸架部274を有する。懸架部274は、天板254の下面から垂下される。第2基板保持部272は、懸架部274の下端近傍において下方から支持され、加圧ステージ248に対向して配置される。おり、第2基板保持部272は、真空吸着等により下面にウエハホルダWHを吸着する。さらに、第2基板保持部272は、ヒータ276を有しており、当該ヒータ276により加熱される。
第2基板保持部272は、下方から懸架部274により支持される一方、上方への移動は規制されない。ただし、天板254および第2基板保持部272の間には、複数のロードセル278、280、282が挟まれる。複数のロードセル278、280、282は、圧力検知部252の一部を形成して、第2基板保持部272の上方移動を規制すると共に、第2基板保持部272に対して上方に印加された圧力を検出する。
押圧部246の支柱258がシリンダ260の中に引き込まれ、加圧ステージ248が降下している場合には、加圧ステージ248および受圧ステージ250の間には広い間隙ができる。接合の対象となる一対のウエハWは、これらを挟む一対のウエハホルダWHと共に上記間隙に対して側方から挿入されて、加圧ステージ248の上に載せられる。
ここで、加圧ステージ248が受圧ステージ250に向かって上昇して、一対のウエハWを押圧する。さらに、押圧中に、ヒータ270、276が加圧ステージ248および受圧ステージ250を加熱する。これにより、一対のウエハWが接合される。
第2基板保持部272におけるウエハホルダWを保持する保持面としての下面には、上述のAEセンサ302が配されている。AEセンサ302は、当該下面におけるウエハホルダWHが吸着される領域より外周側に取付けられており、ウエハW、ウエハホルダWH及び第2基板保持部272を伝播してきたAEを電気信号としてのAE信号に変換する。
図4は、AE検出部300及び制御部120の概略を示す図である。この図に示すように、AE検出部300は、接合機構14に配されたAEセンサ302と、各AEセンサ302に対応して設けられたAE計測装置304とを備えている。
AE計測装置304は、デジタル信号処理によりAE信号を数値化する。また、AE計測装置304は、第1のバンドパスフィルタと第2のバンドパスフィルタとを備えている。この第1のバンドパスフィルタは、AE信号のうちで第1の周波数帯域のAE信号を通過させ、上記第1の周波数帯域から外れた周波数帯域のAE信号を遮断する。また、第2のバンドパスフィルタは、AE信号のうちで上記第1の周波数帯域より高域の第2の周波数帯域のAE信号を通過させ、上記第2の周波数帯域から外れた周波数帯域のAE信号を遮断する。
また、制御部120は、アクチュエータ267の駆動を制御する位置調整制御部306と、ピストン262の駆動を制御する加圧制御部308と、搬送機構16の駆動を制御する搬送制御部310とを備えている。位置調整制御部306は、AE計測装置304から第1の周波数帯域のAE信号を受信した場合に、アクチュエータ267を駆動して第1基板保持部268のZ方向に対する傾きを調整する。即ち、第1基板保持部268の校正を実施する。また、加圧制御部308は、AE計測装置304から第1の周波数帯域のAE信号を受信した場合に、ピストン262の駆動源としての空圧駆動部の空圧を低下させることにより、ウエハWへの加圧力を低下させる。また、搬送制御部310は、AE計測装置304から第2の周波数帯域のAE信号を受信した場合に、搬送機構16にウエハWをウエハホルダWHと共に接合機構14から除去させる。
位置調整制御部306は、第1基板保持部268の校正をするに際して、ロードセル278、280、282により検出された圧力に応じてアクチュエータ267の駆動を制御する。位置調整制御部306は、ロードセル278により検出された圧力が、ロードセル282により検出された圧力よりも高く、その圧力差が閾値を超える場合、ロードセル278と上下に対向して配されたアクチュエータ267を駆動して第1基板保持部268におけるロードセル278と対向する領域を下降させる。そして、位置調整制御部306は、ロードセル278とロードセル282とにより検出された圧力の差が閾値未満となった場合、第1基板保持部268の校正を終了する。
一方、位置調整制御部306は、ロードセル282により検出された圧力が、ロードセル278により検出された圧力よりも高く、その圧力差が閾値を超える場合、ロードセル282と上下に対向して配されたアクチュエータ267を駆動して第1基板保持部268におけるロードセル282と対向する領域を下降させる。そして、位置調整制御部306は、ロードセル278とロードセル282とにより検出された圧力の差が閾値未満となった場合、第2基板保持部272の校正を終了する。
図5は、亀裂が発生する前後の時間帯における第1の周波数帯域のAE信号と第2の周波数帯域のAE信号との検出度数を表すグラフである。なお、このグラフでは、第1の周波数帯域のAE信号を実線で示すと共に、第2の周波数帯域のAE信号を鎖線で示している。
このグラフに示すように、亀裂が発生する直前のウエハWから、第1の周波数帯域のAEが発生する。AEセンサ302は、当該第1の周波数帯域のAEを検出してAE信号をAE計測装置304へ出力する。AE計測装置304へ出力されたAE信号は第1のバンドパスフィルタを通過して制御部120に至る。また、亀裂が発生したウエハWから、第1の周波数帯域より高域の第2の周波数帯域のAEが発生する。AEセンサ302は、当該第2の周波数帯域のAEを検出してAE信号をAE計測装置304へ出力する。AE計測装置304へ出力されたAE信号は第2のバンドパスフィルタを通過して制御部120に至る。即ち、AE検出部300が検出する第1の周波数帯域のAEは、ウエハWに亀裂に繋がる歪みが発生するのに伴って発生するAEの周波数帯域に設定されており、AE検出部300が検出する第2の周波数帯域のAEは、ウエハWに亀裂が発生してから進行している間に発生するAEの周波数帯域に設定されている。
図6は、加圧機構としての接合機構14により複数のウエハWを加圧して貼り合せるウエハ加圧工程、第1の周波数帯域のAEと第2の周波数帯域のAEとを検出するAE検出工程、及び接合機構14の加圧状態を調整したり、亀裂が生じたウエハWを除去したりする加圧機構調整/ウエハ除去工程とを説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示す処理ルーチンでは、まず、ステップS100において、制御部120が、AE計測装置304から第1の周波数帯域のAE信号を受信したか否かを判定する。判定が肯定された場合には、ステップS102へ移行する一方、判定が否定された場合には、ステップS108へ移行する。
ステップS102では、加圧制御部308が、ピストン262の駆動源としての空圧駆動部の空圧を低下させることにより、ウエハWへの加圧力を低下させる。また、位置調整制御部306が、アクチュエータ267を駆動して第1基板保持部268の第2基板保持部272に対する平行度を校正する。
次に、ステップS104では、制御部120が、AE計測装置304から第2の周波数帯域のAE信号を受信したか否かを判定する。判定が肯定された場合には、ステップS106へ移行する一方、判定が否定された場合には、ステップS108へ移行する。なお、第1の周波数帯域のAE信号、及び第2の周波数帯域のAE信号を受信したか否かは、これらの検出度数が所定値以上になったか否かを判定する。これにより、ノイズを誤検出することを抑制できる。
ステップS106では、搬送制御部310が、搬送機構16にウエハWをウエハホルダWHと共に接合機構14から除去させる。以上で処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS108では、制御部120が、加圧ステージ248がホームポジションまで下降したか否か、即ち、接合機構14によるウエハWの接合が終了したか否かを判定する。判定が否定された場合には、ステップS100へ移行する一方、判定が肯定された場合には、処理ルーチンを終了する。
以上、本実施形態では、亀裂に繋がる歪みが発生したウエハWから発生するAEを検出した場合に、ウエハWに対する加圧力を低下させ、ウエハWを加圧する第1基板保持部268と第2基板保持部272との平行度を校正する。即ち、第1基板保持部268と第2基板保持部272とによるウエハWの加圧状態が、ウエハWに亀裂が発生し得る状態になった場合には、当該加圧状態を脱するべく、接合機構14の加圧条件を変更する。従って、ウエハWにおける亀裂の発生、若しくは発生した亀裂の進行を抑制できる。
また、本実施形態では、亀裂が発生した後のウエハWから発生するAEを検出した場合に、当該ウエハWを除去する。これにより、亀裂が生じたウエハWを用いて半導体装置が製造されることを抑制できる。即ち、亀裂が生じたウエハWと亀裂が生じていないウエハWとを接合することにより、後者のウエハWを無駄に消費してしまうことを防止できる。
図7は、貼り合わせ装置100の他の実施形態に係るAE検出部400及び制御部420の概略を示す図である。この図に示すように、AE検出部400は、各接合機構14に配された上述のAEセンサ302と、各AEセンサ302に対応して設けられたAE計測装置404とを備えている。
AE計測装置404は、バンドパスフィルタとハイパスフィルタとを備えている。このバンドパスフィルタは、振れ幅が第1の閾値以上且つ第1の閾値より大きい第2の閾値未満のAE信号を通過させ、第1の閾値未満且つ第2の閾値以上のAE信号を遮断する。また、ハイパスフィルタは、振れ幅が第2の閾値以上のAE信号を通過させ、振れ幅が第2の閾値未満のAE信号を遮断する。
また、制御部420は、アクチュエータ267の駆動を制御する位置調整制御部406と、ピストン262の駆動を制御する加圧制御部408と、搬送機構16の駆動を制御する搬送制御部410とを備えている。位置調整制御部406は、AE計測装置404から振れ幅が第1の閾値以上且つ第1の閾値より大きい第2の閾値未満のAE信号を受信した場合に、アクチュエータ267を駆動して第1基板保持部268のZ方向に対する傾きを調整する第1基板保持部268の校正を実施する。なお、位置調整制御部406は、上述の位置調整制御部306と同様に、第1基板保持部268の校正を実施する。また、加圧制御部408は、AE計測装置404から振れ幅が第2の閾値以上のAE信号を受信した場合に、ピストン262の駆動源としての空圧駆動部の空圧を低下させることにより、ウエハWに対する加圧力を低下させる。また、搬送制御部410は、AE計測装置404から振れ幅が第1の閾値以上且つ第2の閾値未満のAE信号を受信した場合に、搬送機構16にウエハWをウエハホルダWHと共に接合機構14から除去させる。
図8は、亀裂が発生する前後の時間帯におけるAE信号の振れ幅を表すグラフである。このグラフに示すように、亀裂が発生する直前のウエハWから、振れ幅が第1の閾値以上且つ第2の閾値未満のAEが発生する。AEセンサ302からAE計測装置404へ出力されたAE信号はバンドパスフィルタを通過して制御部420に至る。また、亀裂が発生したウエハWから、振れ幅が第1の閾値より大きい第2の閾値以上のAEが発生する。AEセンサ302からAE計測装置404へ出力されたAE信号はハイパスフィルタを通過して制御部420に至る。即ち、上記第1の閾値は、ウエハWに亀裂に繋がる歪みが発生するのに伴って発生するAEの振れ幅の下限値に設定されており、上記第2の閾値は、ウエハWに亀裂が発生してから進行している間に発生するAEの振れ幅の下限値に設定されている。
図9は、接合機構14により複数のウエハWを加圧して貼り合せるウエハ加圧工程、振れ幅が第1の閾値以上第2の閾値未満のAEと振れ幅が第2の閾値以上のAEとを検出するAE検出工程、及び接合機構14の加圧状態を調整したり、亀裂が生じたウエハWを除去したりする加圧機構調整/ウエハ除去工程とを説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示す処理ルーチンでは、まず、ステップS200において、制御部420が、AE計測装置404から振れ幅が第1の閾値以上のAE信号を受信したか否かを判定する。判定が肯定された場合には、ステップS202へ移行する一方、判定が否定された場合には、ステップS208へ移行する。
ステップS202では、加圧制御部408は、ピストン262の駆動源としての空圧駆動部の空圧を低下させることにより、ウエハWへの加圧力を低下させる。また、位置調整制御部406は、アクチュエータ267を駆動して第1基板保持部268の第2基板保持部272に対する平行度を校正する。
次に、ステップS204では、制御部420が、AE計測装置404から振れ幅が第2の閾値以上のAE信号を受信したか否かを判定する。判定が肯定された場合には、ステップS206へ移行する一方、判定が否定された場合には、ステップS208へ移行する。
ステップS206では、搬送制御部410が、搬送機構16にウエハWをウエハホルダWHと共に接合機構14から除去させ、処理ルーチンを終了する。一方、ステップS208では、制御部420が、接合機構14によるウエハWの接合が終了したか否かを判定する。判定が否定された場合にはステップ210へ移行する一方、判定が肯定された場合には処理ルーチンを終了する。
以上、本実施形態においても、亀裂に繋がる歪みの発生に伴ってウエハWから発生するAEを検出した場合に、ウエハWに対する加圧力を低下させ、ウエハWを加圧する第1基板保持部268と第2基板保持部272との平行度を校正する。従って、ウエハWにおける亀裂の発生、発生した亀裂の進行を抑制できる。また、亀裂が発生した後のウエハWから発生するAEを検出した場合に、当該ウエハWを除去する。これにより、亀裂が生じたウエハWを用いて半導体装置が製造されることを抑制できる。
図10は、貼り合わせ装置100の他の実施形態に係るAE検出部500及び制御部520の概略を示す図である。この図に示すように、AE検出部500は、各接合機構14に配された上述のAEセンサ302と、各AEセンサ302に対応して設けられたAE計測装置504とを備えている。
AE計測装置504は、バンドパスフィルタを備えている。このバンドパスフィルタは、所定の周波数帯域のAE信号を通過させ、当該周波数帯域から外れたAE信号を遮断する。
また、制御部520は、アクチュエータ267の駆動を制御する位置調整制御部506と、ピストン262の駆動を制御する加圧制御部508と、搬送機構16の駆動を制御する搬送制御部510とを備えている。また、制御部520には、ロードセル278、280、282から圧力データが送信される。
位置調整制御部506は、AE計測装置504から上記所定の周波数帯域のAE信号を受信すると共に、ロードセル278、280、282が検出した圧力値と設定値との差が閾値未満の場合に、アクチュエータ267を駆動して第1基板保持部268のZ方向に対する傾きを調整する第1基板保持部268の校正を実施する。なお、位置調整制御部506は、上述の位置調整制御部306と同様に、第1基板保持部268の校正を実施する。また、加圧制御部508は、AE計測装置504から上記所定の周波数帯域のAE信号を受信すると共に、ロードセル278、280、282が検出した圧力値と設定値との差が閾値未満の場合に、ピストン262の駆動源としての空圧駆動部の空圧を低下させることにより、ウエハWに対する加圧力を低下させる。また、搬送制御部510は、AE計測装置504から上記所定の周波数帯域のAE信号を受信すると共に、ロードセル278、280、282が検出した圧力値と設定値との差が閾値を超える場合に、搬送機構16にウエハWをウエハホルダWHと共に接合機構14から除去させる。
図11は、亀裂が発生する前後の時間帯における上記所定の周波数帯域のAE信号とロードセル278、280、282の圧力の検出結果とを表すグラフである。なお、AE信号を図中実線で示すと共に、圧力値を図中点線で示している。
このグラフに示すように、亀裂が発生する直前若しくは直後のウエハWから、上記所定の周波数帯域のAEが発生する。AEセンサ302からAE計測装置504へ出力されたAE信号はバンドパスフィルタを通過して制御部520に至る。
また、第1基板保持部268と第2基板保持部272とによるウエハWの加圧力は、設定値まで徐々に高められる。そして、当該加圧力は設定値で所定時間維持される。ここで、加圧中のウエハWに亀裂が生じる場合、上記加圧力がウエハWにより吸収されることから、ロードセル278、280、282が検出する圧力値が瞬間的に低下して当該圧力値と設定値との差、即ち圧力の変動量が閾値を超える。即ち、上記所定の周波数帯域は、ウエハWに亀裂に繋がる歪みが発生するのに伴って発生するAEの周波数帯域に設定されており、上記圧力の変動量の閾値は、ウエハWに亀裂が発生してから進行している間に発生する圧力の変動量の近似値に設定されている。
図12は、接合機構14により複数のウエハWを加圧して貼り合せるウエハ加圧工程、所定の周波数帯域のAEを検出するAE検出工程、接合機構14の加圧力を計測するか圧力計測工程、及び接合機構14の加圧状態を調整したり、亀裂が生じたウエハWを除去したりする加圧機構調整/ウエハ除去工程とを説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示す処理ルーチンでは、まず、ステップS300において、制御部520が、AE計測装置504から上記所定の周波数帯域のAE信号を受信したか否かを判定する。判定が肯定された場合には、ステップS302へ移行する一方、判定が否定された場合には、ステップS308へ移行する。
ステップS302では、制御部520が、ロードセル278、280、282が検出する圧力の変動量が上記閾値未満であるか否かを判定する。判定が肯定された場合には、ステップS304へ移行する一方、判定が否定された場合には、ステップS306へ移行する。
ステップS304では、加圧制御部508は、ピストン262の駆動源としての空圧駆動部の空圧を低下させることにより、ウエハWへの加圧力を低下させる。また、位置調整制御部506は、アクチュエータ267を駆動して第1基板保持部268の第2基板保持部272に対する平行度を校正する。
ステップS306では、搬送制御部510が、搬送機構16にウエハWをウエハホルダWHと共に接合機構14から除去させ、処理ルーチンを終了する。一方、ステップS308では、制御部520が、接合機構14によるウエハWの接合が終了したか否かを判定する。判定が否定された場合には、ステップ300へ移行する一方、判定が肯定された場合には、処理ルーチンを終了する。
以上、本実施形態においても、亀裂に繋がる歪みが発生するのに伴ってウエハWから発生するAEを検出した場合に、ウエハWに対する加圧力を低下させ、ウエハWを加圧する第1基板保持部268と第2基板保持部272との平行度を校正する。従って、ウエハWにおける亀裂の発生、若しくは発生した亀裂の進行を抑制できる。また、接合機構14の加圧力の変動の大小に基づいてウエハWに亀裂が生じたと判断した場合に、当該ウエハWを除去する。これにより、亀裂が生じたウエハWを用いて半導体装置が製造されることを抑制できる。
図13は、貼り合わせ装置100の他の実施形態に係るAE検出部600及び制御部620の概略を示す図である。この図に示すように、AE検出部600は、各接合機構14に配された上述のAEセンサ302と、各AEセンサ302に対応して設けられたAE計測装置604とを備えている。
AE計測装置604は、ハイパスフィルタを備えている。このハイパスフィルタは、振れ幅が閾値以上のAE信号を通過させ、当該閾値未満のAE信号を遮断する。
また、制御部620は、アクチュエータ267の駆動を制御する位置調整制御部606と、ピストン262の駆動を制御する加圧制御部608と、搬送機構16の駆動を制御する搬送制御部610とを備えている。また、制御部620には、ロードセル278、280、282から圧力データが送信される。
位置調整制御部606は、AE計測装置504から振れ幅が上記閾値以上のAE信号を受信すると共に、ロードセル278、280、282が検出した圧力値と設定値との差が閾値未満の場合に、アクチュエータ267を駆動して第1基板保持部268のZ方向に対する傾きを調整する第1基板保持部268の校正を実施する。なお、位置調整制御部606は、上述の位置調整制御部306と同様に、第1基板保持部268の校正を実施する。また、加圧制御部608は、AE計測装置604から振れ幅が上記閾値以上のAE信号を受信すると共に、ロードセル278、280、282が検出した圧力値と設定値との差が閾値未満の場合に、ピストン262の駆動源としての空圧駆動部の空圧を低下させることにより、ウエハWに対する加圧力を低下させる。また、搬送制御部610は、AE計測装置604から振れ幅が上記閾値以上のAE信号を受信すると共に、ロードセル278、280、282が検出した圧力値と設定値との差が閾値を超える場合に、搬送機構16にウエハWをウエハホルダWHと共に接合機構14から除去させる。
図14は、亀裂が発生する前後の時間帯における振れ幅が上記閾値以上のAE信号とロードセル278、280、282の圧力の検出結果とを表すグラフである。なお、AE信号を図中実線で示すと共に、圧力値を図中鎖線で示している。
このグラフに示すように、亀裂が発生する直前のウエハWから、振れ幅が上記閾値以上のAEが発生する。AEセンサ302からAE計測装置604へ出力されたAE信号はハイパスフィルタを通過して制御部620に至る。
また、第1基板保持部268と第2基板保持部272とによるウエハWの加圧力は、設定値まで徐々に高められる。そして、当該加圧力は設定値で所定時間維持される。ここで、上述したように、ウエハWに亀裂が生じるに際して、上記加圧力がウエハWにより吸収されることから、ロードセル278、280、282が検出する圧力値が瞬間的に低下して当該圧力値と設定値との差、即ち圧力の変動量が閾値を超える。即ち、振れ幅の上記閾値は、ウエハWに亀裂に繋がる歪みが発生するのに伴って発生するAEの振れ幅に設定されており、上記の圧力の変動量の閾値は、ウエハWに亀裂が発生してから進行している間に発生する圧力の変動量の近似値に設定されている。
図15は、接合機構14により複数のウエハWを加圧して貼り合せるウエハ加圧工程、振れ幅が上記閾値以上のAEを検出するAE検出工程、接合機構14の加圧力を計測する加圧力計測工程、及び接合機構14の加圧状態を調整したり、亀裂が生じたウエハWを除去したりする加圧機構調整/ウエハ除去工程とを説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示す処理ルーチンでは、まず、ステップS400において、制御部620が、AE計測装置604から振れ幅は上記閾値以上のAE信号を受信したか否かを判定する。判定が肯定された場合には、ステップS402へ移行する一方、判定が否定された場合には、ステップS408へ移行する。
ステップS402では、制御部620が、ロードセル278、280、282が検出する圧力の変動量が上記閾値未満であるか否かが判定される。判定が肯定された場合には、ステップS404へ移行する一方、判定が否定された場合には、ステップS408へ移行する。
ステップS404では、加圧制御部608は、ピストン262の駆動源としての空圧駆動部の空圧を低下させることにより、ウエハWへの加圧力を低下させる。また、位置調整制御部606は、アクチュエータ267を駆動して第1基板保持部268の第2基板保持部272に対する平行度を校正する。
ステップS406では、搬送制御部610が、搬送機構16にウエハWをウエハホルダWHと共に接合機構14から除去させ、処理ルーチンを終了する。一方、ステップS408では、制御部620が、接合機構14によるウエハWの接合が終了したか否かを判定する。判定が否定された場合には、ステップS400へ移行する一方、判定が肯定された場合には、処理ルーチンを終了する。
以上、本実施形態においても、亀裂に繋がる歪みが発生するのに伴ってウエハWから発生するAEを検出した場合に、ウエハWに対する加圧力を低下させ、ウエハWを加圧する第1基板保持部268と第2基板保持部272との平行度を校正する。従って、ウエハWにおける亀裂の発生、もしくは発生した亀裂の進行を抑制できる。また、接合機構14の加圧力の変動の大小に基づいてウエハWに亀裂が生じたと判断した場合に、当該ウエハWを除去する。これにより、亀裂が生じたウエハWを用いて半導体装置が製造されることを抑制できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上記実施形態では、AE検出部を接合機構14に設け、複数のウエハを加圧加熱して接合する接合工程において、AE検出工程と加圧機構調整/ウエハ除去工程とを実施した。しかしながら、AE検出部をアライメント機構12における固定ステージ141、移動ステージ142に設け、複数のウエハWを位置合せして加圧することにより仮接合するアライメント工程において、AE検出工程と加圧機構調整/ウエハ除去工程とを実施してもよい。
さらに、上記実施形態では、AE検出部が検出するAEの周波数、振れ幅を、亀裂が発生する直前にウエハWから発生するAEの周波数、振れ幅と同等に設定したが、これは必須ではない。AE検出部が検出するAEの周波数、振れ幅については、亀裂が発生した直後にウエハWから発生するAEの周波数、振れ幅と同等に設定してもよい。
また、上記実施形態では、AE検出部について、AEの周波数又は振れ幅を検出する例を示したが、これに代えて、AE検出部でAEの周波数及び振れ幅の両方を検出することにより、ウエハWの処理条件の設定を実施してもよい。
また、上記実施形態では、基板処理装置について、貼り合わせ装置100を示したが、基板処理装置としては、基板表面を研磨する研磨装置、基板を洗浄する洗浄装置、基板を露光して回路パターンを形成する露光装置等の他の装置も挙げられる。ここで、研磨装置における処理条件の変更内容としては、AEが検出されると研磨圧力を低下させること、AEが検出されると研磨ヘッドの回転数を低下させること等が挙げられる。また、洗浄装置における処理条件の変更内容としては、AEが検出されると洗浄圧力(即ち、洗浄ブラシ押し付け圧力、洗浄液吐出圧力等)を低下させること等が挙げられる。さらに、露光装置における処理条件の変更内容としては、AEが検出されるとステージへの基板の吸着圧力を低下させること等が挙げられる。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
貼り合わせ装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。 アライメント機構12の構造を模式的に示す断面図である。 接合機構14の概略構成を示す側断面図である。 AE検出部300及び制御部120の概略を示す図である。 亀裂が発生する前後の時間帯における第1の周波数帯域のAE信号と第2の周波数帯域のAE信号との検出度数を表すグラフである。 ウエハ加圧工程、AE検出工程、及び加圧機構調整/ウエハ除去工程とを説明するためのフローチャートである。 貼り合わせ装置100の他の実施形態に係るAE検出部400及び制御部420の概略を示す図である。 亀裂が発生する前後の時間帯におけるAE信号の振れ幅を表すグラフである。 ウエハ加圧工程、AE検出工程、及び加圧機構調整/ウエハ除去工程とを説明するためのフローチャートである。 貼り合わせ装置100の他の実施形態に係るAE検出部500及び制御部520の概略を示す図である。 亀裂が発生する前後の時間帯における上記所定の周波数帯域のAE信号とロードセル278、280、282の圧力の検出結果とを表すグラフである。 ウエハ加圧工程、AE検出工程、及び加圧機構調整/ウエハ除去工程とを説明するためのフローチャートである。 貼り合わせ装置100の他の実施形態に係るAE検出部600及び制御部620の概略を示す図である。 亀裂が発生する前後の時間帯における振れ幅が閾値以上のAE信号とロードセル278、280、282の圧力の検出結果とを表すグラフである。 ウエハ加圧工程、AE検出工程、及び加圧機構調整/ウエハ除去工程とを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
12 アライメント機構、14 接合機構、16 搬送機構、100 貼り合わせ装置、120 制御部、141 固定ステージ、142 移動ステージ、244 枠体、246 押圧部、248 加圧ステージ、250 受圧ステージ、252 圧力検知部、254 天板、256 底板、258 支柱、260 シリンダ、262 ピストン、266 支持部、267 アクチュエータ、268 第1基板保持部、270 ヒータ、272 第2基板保持部、274 懸架部、276 ヒータ、278、280、282 ロードセル、300 AE検出部、302 AEセンサ、304 AE計測装置、306 位置調整制御部、308 加圧制御部、310 搬送制御部、311 枠体、312 天板、316 底板、342、344 顕微鏡、352 ガイドレール、354 Xステージ、356 Yステージ、360 昇降部、362 シリンダ、364 ピストン、400 AE検出部、404 AE計測装置、406 位置調整制御部、408 加圧制御部、410 搬送制御部、420 制御部、500 AE検出部、504 AE計測装置、506 位置調整制御部、508 加圧制御部、510 搬送制御部、520 制御部、600 AE検出部、604 AE計測装置、606 位置調整制御部、608 加圧制御部、610 搬送制御部、620 制御部

Claims (29)

  1. 基板を処理する基板処理装置であって、前記基板に変形及び破損の少なくとも一方が生じたときに発生する振動を検出する振動検出部と、該振動検出部で検出された振動の周波数帯域及び振れ幅の少なくとも一方に基づいて、前記基板の処理条件を設定する条件設定部とを備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記基板を加圧する加圧部を更に備え、前記条件設定部は、前記振動検出部により所定の周波数帯域の振動が検出された場合に、前記加圧部の加圧力の低下、及び、前記加圧部の位置調整の少なくとも一方を実施することを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記所定の周波数帯域は、前記基板に変形が生じたときに発生する振動の周波数帯域であることを特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記条件設定部は、前記振動検出部により所定の周波数帯域の振動が検出された場合に、前記所定の周波数帯域の振動が検出された前記基板を除去する指令信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  5. 前記所定の周波数帯域は、前記基板に亀裂が発生したときに発生する振動の周波数帯域であることを特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記基板を加圧する加圧部を更に備え、前記条件設定部は、前記振動検出部により所定の振れ幅の振動が検出された場合に、前記加圧部の加圧力の低下、及び、前記加圧部の位置調整の少なくとも一方を実施することを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  7. 前記所定の振れ幅は、前記基板に変形が生じたときに発生する振動の振れ幅であることを特徴とする請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記条件設定部は、前記振動検出部により所定の振れ幅の振動が検出された場合に、前記所定の振れ幅の振動が検出された前記基板を除去する指令信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  9. 前記所定の振れ幅は、前記基板に亀裂が発生したときに発生する振動の振れ幅であることを特徴とする請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 前記基板を加圧する加圧部と、前記加圧部の加圧力を計測する加圧力計測部とを更に備え、前記条件設定部は、所定の周波数帯域の振動及び所定の振れ幅の振動の少なくとも一方が前記振動検出部により検出され、且つ、前記加圧力計測部により計測された加圧力の変動量が閾値未満である場合に、前記加圧部の加圧力の低下、及び、前記加圧部の位置調整の少なくとも一方を実施することを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  11. 前記条件設定部は、前記加圧力計測部により計測された加圧力の変動量が前記閾値以上である場合に、前記加圧部により加圧された前記基板を除去する指令信号を出力することを特徴とする請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 前記所定の周波数帯域及び前記所定の振れ幅は、それぞれ前記基板に変形が生じたときに発生する振動の周波数帯域及び振れ幅であり、前記閾値は、前記基板に亀裂が発生したときの圧力の変動量であることを特徴とする請求項10又は11に記載の基板処理装置。
  13. 前記振動は、アコースティックエミッションであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  14. 重ね合わされた複数の基板を貼り合わせる基板貼り合わせ装置であって、前記基板の各々に変形及び破損の少なくとも一方が生じたときに発生する振動を検出する振動検出部と、該振動検出部で検出された振動の周波数帯域及び振れ幅の少なくとも一方に基づいて、前記基板の処理条件を設定する条件設定部とを備えることを特徴とする基板貼り合わせ装置。
  15. 基板に変形及び破損の少なくとも一方が生じたときに発生する振動を検出する振動検出工程と、該振動検出工程で検出された振動の周波数帯域及び振れ幅の少なくとも一方に基づいて、前記基板の処理条件を設定する条件設定工程とを有することを特徴とする基板処理方法。
  16. 前記基板を加圧機構により加圧する加圧工程を更に有し、前記条件設定工程では、前記振動検出工程において所定の周波数帯域の振動が検出された場合に、前記加圧機構の加圧力の低下、及び、前記加圧機構の位置調整の少なくとも一方を実施することを特徴とする請求項15に記載の基板処理方法。
  17. 前記所定の周波数帯域は、前記基板に変形が生じたときに発生する振動の周波数帯域であることを特徴とする請求項16に記載の基板処理方法。
  18. 前記条件設定工程では、前記振動検出工程において所定の周波数帯域の振動が検出された場合に、前記所定の周波数帯域の振動が検出された前記基板を除去することを特徴とする請求項15に記載の基板処理方法。
  19. 前記所定の周波数帯域は、前記基板に亀裂が発生したときに発生する振動の周波数帯域であることを特徴とする請求項18に記載の基板処理方法。
  20. 前記基板を加圧機構により加圧する加圧工程を更に有し、前記条件設定工程では、前記振動検出工程において所定の振れ幅の振動が検出された場合に、前記加圧機構の加圧力の低下、及び、前記加圧機構の位置調整の少なくとも一方を実施することを特徴とする請求項15に記載の基板処理方法。
  21. 前記所定の振れ幅は、前記基板に変形が生じたときに発生する振動の振れ幅であることを特徴とする請求項20に記載の基板処理方法。
  22. 前記条件設定工程では、前記振動検出工程において所定の振れ幅の振動が検出された場合に、前記所定の振れ幅の振動が検出された前記基板を除去することを特徴とする請求項15に記載の基板処理方法。
  23. 前記所定の振れ幅は、前記基板に亀裂が発生したときに発生する振動の振れ幅であることを特徴とする請求項22に記載の基板処理方法。
  24. 前記基板を加圧機構により加圧する加圧工程と、前記加圧機構の加圧力を計測する加圧力計測工程とを更に有し、前記条件設定工程では、所定の周波数帯域の振動及び所定の振れ幅の振動の少なくとも一方が前記振動検出工程において検出され、且つ、前記加圧力計測工程において計測された加圧力の変動量が閾値未満である場合に、前記加圧機構の加圧力の低下、及び、前記加圧機構の位置調整の少なくとも一方を実施することを特徴とする請求項15に記載の基板処理方法。
  25. 前記条件設定工程では、前記加圧力計測工程において計測された加圧力の変動量が前記閾値以上である場合に、前記加圧機構により加圧された前記基板を除去することを特徴とする請求項24に記載の基板処理方法。
  26. 前記所定の周波数帯域及び前記所定の振れ幅は、それぞれ前記基板に変形が生じたときに発生する振動の周波数帯域及び振れ幅であり、前記閾値は、前記基板に亀裂が発生したときの圧力の変動量であることを特徴とする請求項24又は25に記載の基板処理方法。
  27. 前記振動は、アコースティックエミッションであることを特徴とする請求項15乃至26のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  28. 重ね合わされた複数の基板に変形及び破損の少なくとも一方が生じたときに発生する振動を検出する振動検出工程と、該振動検出工程で検出された振動の周波数帯域及び振れ幅の少なくとも一方に基づいて、前記基板の各々の処理条件を設定する条件設定工程とを有することを特徴とする基板貼り合わせ方法。
  29. 請求項15乃至27のいずれか一項に記載の基板処理方法を用いて基板を処理する基板処理工程と、該基板処理工程で処理された前記基板を切断することにより分割する切断工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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