JP2010152126A - 現像ローラ、その製造方法、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性芯体の上に、弾性層及びその外周上に被膜を有する現像ローラであって、該弾性層が熱可塑性樹脂と、下記性質を有する架橋ゴム粒子とを含有し、該弾性層中の全架橋ゴム粒子の含有量が50質量%以上95質量%以下であり、該弾性層の硬さが30度乃至90度であり、該弾性層の密度が0.85g/cm3乃至1.50g/cm3である。
(1)2つ以上の体積粒度分布の山を有すること。
(2)小粒径からの個数累積が10%のときの粒径d(μm)の3倍以上の粒径b(μm)に粒度分布の極小値Pbがあり、Pb/PL(粒度分布中で最大の高さ)が0.0乃至0.5であること。
(3)Ss(bよりも小粒径側の粒度分布面積)/SL(bよりも大粒径側の粒度分布の面積)が0.1乃至9.0であること。
【選択図】図1
Description
該弾性層が、熱可塑性樹脂と架橋ゴム粒子を含有し、該弾性層における該架橋ゴム粒子の含有量が50質量%以上95質量%以下であり、
該弾性層のASKER−C硬度が30度以上90度以下であり、かつ、該弾性層の密度が0.85g/cm3以上1.50g/cm3以下であり、かつ、
該架橋ゴム粒子は、粒度分布について下記(1)乃至(3)の条件を満たしていることを特徴とする。
(1)体積粒度分布において、2つ以上の山を有すること。
(2)体積粒度分布において、小粒径からの個数累積が10%のときの粒径をd(μm)としたとき、該体積粒度分布の極小値の粒径b(μm)が、3d以上の粒径に存在し、かつ、該体積粒度分布の最大の高さの粒径L(μm)における該体積粒度分布の高さPLと粒径bにおける該体積粒度分布の高さPbとが下記関係式(1)を満足すること。
0.0≦Pb/PL≦0.5 式(1)
(3)体積粒度分布において、粒径bよりも大粒径側の粒度分布の面積SLと、粒径bよりも小粒径側の粒度分布の面積Ssが下記関係式(2)を満足すること。
0.1≦Ss/SL≦9.0 式(2)。
(1)体積粒度分布において、2つ以上の山を有すること。
(2)体積粒度分布において、小粒径からの個数累積が10%のときの粒径をd(μm)としたとき、該体積粒度分布の極小値の粒径b(μm)が、3d以上の粒径に存在し、かつ、該体積粒度分布の最大の高さの粒径L(μm)における該体積粒度分布の高さPLと粒径bにおける該体積粒度分布の高さPbとが下記関係式(1)を満足すること。
0.0≦Pb/PL≦0.5 式(1)
(3)体積粒度分布において、粒径bよりも大粒径側の粒度分布の面積SLと、粒径bよりも小粒径側の粒度分布の面積Ssが下記関係式(2)を満足すること。
0.1≦Ss/SL≦9.0 式(2)
0.0≦Pb/PL≦0.50 式(1)
0.1≦Ss/SL≦9.0 式(2)
まず、現像ローラから弾性層を切り取る。切り取った弾性層を引き裂いて破断し、破断面を、SEM(走査型顕微鏡)、TEM(透過型顕微鏡)の如き電子顕微鏡やビデオマイクロスコープの如き光学的拡大観察手段で観察する。観察倍率は500倍乃至3000倍が好ましい。架橋ゴム粒子1000個を選択し、その各々について、その面積相当径(投影面積と等しい面積を持つ円の直径):Rn(μm)を求める。本発明において用いる架橋ゴム粒子は球状に近いので、各々の架橋ゴム粒子の体積:Vn(μm3)は、下記式(3)によって算出できる。選び出した1000個の架橋ゴム粒子の各々について、該架橋ゴム粒子の体積:Vn(nは1乃至1000の整数)をそれぞれ求める。
Vn=(4π/3)(Rn/2)3 式(3)
(但し、nは1乃至1000の整数)
Xm=0.01×(200/0.01)(m-1)/64 式(4)
(但し、階級値は下限、上限両端も含み、mは1乃至65の整数)
Rj=(Xj+Xj+1)/2 式(6)
(但し、jは1乃至64の整数)
d:上記ヒストグラムを作成するに際し、架橋ゴム粒子の小粒径からの個数累積が10%(100個目)なるときに入る階級の代表粒径をdとする。
b及びPb:上記ヒストグラムにおいて、体積粒度分布が極小かつ最小値を示す階級の代表粒径をbとし、その高さをPbとする。なお、極小かつ最小値を示す階級が2つ以上存在する場合、bはその階級のうち、最も小粒径のものとする。さらに、bが0個である場合、3d以上にある最も小粒径の階級の代表粒径をbとする。
L及びPL:上記ヒストグラムにおいて、体積粒度分布が極大かつ最大値を示す階級の代表粒径をLとし、その高さをPLとする。
s:上記ヒストグラムにおいて、bよりも小粒径側の体積粒度分布の極大かつ最大値を示す階級の代表粒径をsとする。なお、sは上記Lと同じになることもある。
上記ヒストグラムにおいて、体積粒度分布が極小かつ最小値を示す階級の代表粒径bの階級数をβとし、β及びβよりも小粒径側の面積Ssを下記の計算式(7)から算出した。
次に上記本発明の製造方法によって得られた現像ローラを有する画像形成装置及び電子写真プロセスカートリッジを説明する。
熱可塑性樹脂B:水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン2063」(商品名、クラレ株式会社製 メルトフローレート7.0g/10分(230℃ 2.16kg)、スチレン含有量13質量% 密度0.88g/cm3)。
熱可塑性樹脂C:水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン2007」(商品名、クラレ株式会社製 メルトフローレート2.4g/10分(230℃ 2.16kg)、スチレン含有量30質量% 密度0.91g/cm3)。
熱可塑性樹脂D:水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン2002」(商品名、クラレ株式会社製 メルトフローレート70g/10分(230℃ 2.16kg)、スチレン含有量30質量% 密度0.91g/cm3)。
熱可塑性樹脂E:水素添加スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン2104」(商品名、クラレ株式会社製 メルトフローレート0.4g/10分(230℃ 2.16kg)、スチレン含有量65質量% 密度0.98g/cm3)。
熱可塑性樹脂F:架橋ゴム粒子含有オレフィン系熱可塑性エラストマー「サントプレーン8211−35」(商品名、AESジャパン株式会社製 メルトフローレート 0.0g/10分(230℃ 2.16kg)、密度0.93g/cm3)。
カーボンブラック:MTカーボンブラック「サーマックスローフォームN990」(商品名、CANCAB社製)。
架橋ゴム粒子A:SBR粒子「VP108」(商品名、中国石化社製)を分級装置「ターボフレックス100ATP」(商品名、ホソカワミクロン株式会社製)で分級して、微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径10μmに調整したもの。
架橋ゴム粒子B:SBR粒子「VP108」(商品名)を分級装置「ターボフレックス100ATP」(商品名)で分級して、微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径5μmに調整したもの。
架橋ゴム粒子C:SBR粒子「VP108」(商品名、中国石化社製)を分級装置「ターボフレックス100ATP」(商品名、ホソカワミクロン株式会社製)で分級して、微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径20μmに調整したもの。
架橋ゴム粒子D:NBR粒子「NVPKA8641」(商品名、LANXESS社製)。
架橋ゴム粒子E:NBR粒子「HF01」(商品名、日本ゼオン株式会社製)。
プロセスオイル:プロセスオイル「PW−380」(商品名、出光興産株式会社製)。
炭酸カルシウム:炭酸カルシウム(白石工業株式会社製)。
プライマー:プライマー「ケムロック459X」(商品名 ロード社製)
[弾性層の作製]
弾性層の原材料として、熱可塑性樹脂A100質量部、導電剤としてカーボンブラック20質量部、架橋ゴム粒子A80質量部及び架橋ゴム粒子D60質量部を用いた。これら原材料を、D26mm、L960mm(L/D=32)である2軸押出機「TEM−26SS」(商品名、東芝機械株式会社製)にて混練し、ペレット化して、弾性層用樹脂組成物を得た。
弾性層を切り取り、JIS K6268(1998)の加硫ゴム密度の測定方法により、室温20℃、相対湿度50%RH環境下にて測定した。
弾性層を1mm角のペレット状に粉砕したのち、JIS K7210(1999)に準拠し、温度230℃、荷重5.0kgの条件にてメルトインデクサー(タカラ株式会社製)を用いて測定した。
弾性層を有したローラを、20℃、50RH%環境下に5時間放置し、ASKER−C型スプリング式ゴム硬度計(商品名、高分子計器株式会社製)にて、1kg荷重(9.8N)で当接後30秒後の値を測定した。
得られたローラ基体を平行平板のプラズマCVD装置内に電極との距離を50mmとなるように設置した後、真空ポンプを用いて真空チャンバー内を1Paまで減圧した。その後原料ガスとしてヘキサメチルジシロキサン蒸気を1.0sccm、酸素1.5sccm、及びアルゴンガス22.5sccmの混合ガスを真空チャンバー内に導入し、真空チャンバー内の圧力が25.3Paになるように調整した。圧力が一定になった後、高周波電源により周波数が13.56MHz、120wの電力を、長さが300mmで放電部の総面積が120cm2となる平板電極に供給し、電極間にプラズマを発生させた。真空チャンバー内に設置したローラ基体を30rpmで回転させて、3分間処理を行い、被膜を形成して、現像ローラを得た。なお、形成された被膜の厚みを下記により測定したところ、1000nmであった。
薄膜測定装置「F20−EXR」(商品名、FILMETRICS社製)にて、得られた現像ローラの長手方向で等分された3箇所、周方向で等分された3箇所、合計9箇所を20℃、50RH%の環境下で測定した。得られた測定値を平均して、被膜の厚みとした。
得られた現像ローラについて、セット性、カブリ、形状及び寸法安定性、及び画像形成性を下記により評価し、得られた結果を表1に示した。
カラーレーザープリンタLBP5400(商品名、キヤノン株式会社製)用の電子写真プロセスカートリッジに、得られた現像ローラを組み込み、過酷高温/高湿環境の恒温槽内(40℃、95RH%)で30日置いた。その後、20℃、50RH%の環境へ移して一日置いた電子写真プロセスカートリッジをカラーレーザープリンタに取り付け、同環境下にハーフトーン画像を印刷し、圧接跡の画像への影響を下記基準で評価した。
A:圧接跡による画像不良は無い。
B:圧接跡による画像不良が極めて薄く見受けられるが、画像に影響なし。
C:圧接跡による画像不良が薄く見られるが、実用上問題とならない程度である。
D:圧接跡による画像不良が見受けられ、実用上問題がある。
得られた現像ローラをカラーレーザープリンタLBP5400(商品名)用の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、20℃、50RH%で1日置いた。その後、カラーレーザープリンタに取り付け、30℃、80RH%の高温高湿条件下で、2%印字でA4サイズの用紙キヤノンカラーレーザーコピア(商品名、紙厚81.4g/m2)へ、20ppmの印刷速度で連続画像形成を行った。そして、3500枚印刷後に全白画像を印刷し、画質上のカブリの有無を目視により確認した。その確認結果に基づき、下記基準で評価した。
A:肉眼では現像剤劣化によるカブリは確認されず良好。
B:現像剤劣化によるカブリは少なく、画像上問題がない。
C:現像剤劣化によるカブリが確認されるが、実用可能なレベルである。
D:現像剤劣化によるカブリが確認され、実用上問題がある。
得られた現像ローラの形状を3次元座標測定機「ザイザックスRVF600A」(商品名、東京精密株式会社製)にて、振れ、真円度を測定した。なお、測定環境は20℃、50RH%とした。得られた結果から、下記基準で形状及び寸法安定性を総合的に評価した。
A:真円度の最大値と最小値の差が10μm以下であり、振れが20μm以下で、極めて優れており、現像ローラとして最適である。
B:真円度の最大値と最小値の差が20μm以下であり、振れが30μm以下で良好で、実用上問題がない。
C:真円度の最大値と最小値の差が30μm以下であり、振れが40μm以下であるが、現像ローラとして使用可能である。
D:真円度の最大値と最小値の差が30μmより大きく、振れも40μmより大きく、実用上問題がある。
得られた現像ローラを、カラーレーザープリンタLBP5400(商品名)用の電子写真プロセスカートリッジに組み込み、20℃、50RH%で1日置いた。その後、カラーレーザープリンタに取り付け、20℃、50RH%の環境下で、ブラック現像剤のハーフトーンの画像を100枚出力し、目視にてムラの有無を確認し、下記基準で実用性を評価した。
A:ムラなく、良好。
B:ムラが極軽微であり、殆どみられず、実用上全く問題ない。
C:実用上問題とならない程度のムラがみられる。
D:実用上問題となるムラがみられる。
架橋ゴム粒子として、架橋ゴム粒子A180質量部及び架橋ゴム粒子D30質量部を用いた以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
架橋ゴム粒子として、架橋ゴム粒子A50質量部及び架橋ゴム粒子D80質量部にした以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
弾性層の原材料として、熱可塑性樹脂B20質量部、架橋ゴム粒子A260質量部、架橋ゴム粒子D220質量部、架橋ゴム粒子E100質量部及びカーボンブラック10質量部を用いた。それ以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
架橋ゴム粒子として、架橋ゴム粒子A60質量部及び架橋ゴム粒子E60質量部にした以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
弾性層の原料として、熱可塑性樹脂B100質量部、架橋ゴム粒子A230質量部、架橋ゴム粒子D170質量部、カーボンブラック10質量部及びプロセスオイル100質量部を用いた。それ以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
熱可塑性樹脂として熱可塑性樹脂C100質量部を用い、架橋ゴム粒子A86質量部、架橋ゴム粒子D64質量部とした以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
熱可塑性樹脂として熱可塑性樹脂B100質量部を用い、架橋ゴム粒子A115質量部、架橋ゴム粒子D85質量部とし、プロセスオイル50質量部を加えた以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
架橋ゴム粒子A140質量部及び架橋ゴム粒子D110質量部とし、フィラーとして炭酸カルシウム(白石工業社製)100質量部を加えた以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
熱可塑性樹脂として熱可塑性樹脂D100質量部を用い、架橋ゴム粒子A115質量部及び架橋ゴム粒子D85質量部にした以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
カーボンブラックを10質量部にした以外は実施例10と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
熱可塑性樹脂として熱可塑性樹脂E100質量部を用い、架橋ゴム粒子A115質量部、架橋ゴム粒子D85質量部及びカーボンブラック30質量部にした以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
カーボンブラックを20質量部にした以外は実施例12と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
熱可塑性樹脂として熱可塑性樹脂F100質量部、架橋ゴム粒子として架橋ゴム粒子A240質量部を用い、プロセスオイル50質量部を加える以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
架橋ゴム粒子Aに替えて架橋ゴム粒子B80質量部を用いた以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
架橋ゴム粒子Aに替えて架橋ゴム粒子C80質量部を用いた以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表1に示した。
弾性層の原材料として、熱可塑性樹脂B100質量部、架橋ゴム粒子A230質量部、架橋ゴム粒子D170質量部、カーボンブラック10質量部及びプロセスオイル150質量部を用いた。それ以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表2に示した。
熱可塑性樹脂として熱可塑性樹脂C100質量部を用い、架橋ゴム粒子A86質量部及び架橋ゴムD64質量部とし、フィラーとして炭酸カルシウム10質量部を添加した。それ以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表2に示した。
熱可塑性樹脂として熱可塑性樹脂B100質量部を用い、架橋ゴム粒子A140質量部及び架橋ゴム粒子D110質量部とし、プロセスオイル100質量部を添加した。それ以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表2に示した。
架橋ゴム粒子A170質量部及び架橋ゴム粒子D130質量部とし、炭酸カルシウム150質量部を添加した以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表2に示した。
架橋ゴム粒子A57質量部及び架橋ゴム粒子D43質量部とした以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表2に示した。
弾性層の原材料として、熱可塑性樹脂A10質量部、架橋ゴム粒子A230質量部、架橋ゴム粒子180質量部及びカーボンブラック5質量部を用いた以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表2に示した。
架橋ゴム粒子として架橋ゴム粒子A150質量部を用いた以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表2に示した。
架橋ゴム粒子A120質量部及び架橋ゴム粒子D90質量部とした以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表2に示した。
架橋ゴム粒子A140質量部及び架橋ゴム粒子D20質量部にした以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表2に示した。
架橋ゴム粒子として架橋ゴム粒子A100質量部と架橋ゴム粒子E100質量部を用いた以外は実施例1と同様にして、ローラ基体を得、被膜を実施例1と同様に形成して、現像ローラを得た。得られたローラ基体及び現像ローラについて、それぞれ実施例1と同様に評価し、得られた結果を表2に示した。
2 弾性層
3 被膜
4 熱可塑性樹脂
5 架橋ゴム粒子(大粒径)
6 架橋ゴム粒子(小粒径)
7 感光ドラム
8 現像ローラ
9 現像剤塗布部材
10 現像剤(トナー)
11 規制ブレード
12 現像装置
13 レーザー光
14 帯電部材
15 廃現像剤容器
16 クリーニングブレード
17 定着装置
18 駆動ローラ
19 転写ローラ
20 バイアス電源.
21 テンションローラ
22 転写搬送ベルト
23 従動ローラ
24 紙
25 給紙ローラ
26 吸着ローラ
d 体積粒度分布で個数累積10%での粒径
b 体積粒度分布の最小極小値の粒径
L 体積粒度分布の最大極大値の粒径
Pb 体積粒度分布の最小極小値
PL 体積粒度分布の最大極大値
Ss bから小さい粒径側の体積粒度分布面積
SL bから大きい粒径側の体積粒度分布面積
s bより小さい側での最大極大値の粒径
Claims (10)
- 導電性芯体の上に、弾性層及びその外周上に被膜を有する現像ローラであって、
該弾性層が、熱可塑性樹脂と架橋ゴム粒子を含有し、該弾性層における該架橋ゴム粒子の含有量が50質量%以上95質量%以下であり、
該弾性層のASKER−C硬度が30度以上90度以下であり、かつ、該弾性層の密度が0.85g/cm3以上1.50g/cm3以下であり、かつ、
架橋ゴム粒子は、粒度分布について下記(1)乃至(3)の条件を満たしていることを特徴とする現像ローラ。
(1)体積粒度分布において、2つ以上の山を有すること。
(2)体積粒度分布において、小粒径からの個数累積が10%のときの粒径をd(μm)としたとき、該体積粒度分布の極小値の粒径b(μm)が、3d以上の粒径に存在し、
かつ、該体積粒度分布の最大の高さの粒径L(μm)における該体積粒度分布の高さPLと粒径bにおける該体積粒度分布の高さPbとが下記関係式(1)を満足すること。
0.0≦Pb/PL≦0.5 式(1)
(3)体積粒度分布において、粒径bよりも大粒径側の粒度分布の面積SLと、粒径bよりも小粒径側の粒度分布の面積Ssが下記関係式(2)を満足すること。
0.1≦Ss/SL≦9.0 式(2) - 前記弾性層中の全架橋ゴム粒子の含有量が、60質量%以上90質量%以下である請求項1に記載の現像ローラ。
- 前記弾性層において、架橋ゴム粒子の体積粒度分布の小粒径側の極大かつ最大値を示す階級の代表粒径sが0.1μm以上1.0μm以下にある請求項1又は2に記載の現像ローラ。
- 前記熱可塑性樹脂が、ポリスチレン系樹脂である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像ローラ。
- 前記架橋ゴム粒子の少なくとも1種が、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴムである請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像ローラ。
- 前記架橋ゴム粒子の少なくとも1種が、アクリロニトリル−ブタジエンゴムである請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像ローラ。
- 前記架橋ゴム粒子の少なくとも1種が、スチレン−ブタジエンゴムである請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像ローラ。
- 導電性芯体の上に弾性層を形成し、その上に被膜を形成する現像ローラの製造方法であって、該弾性層を射出成型により形成し、かつ、成形される弾性層が、請求項1に記載の弾性層であることを特徴とする現像ローラの製造方法。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載の現像ローラが組み込まれている、画像形成装置の本体に脱離可能に構成されていることを特徴とする電子写真プロセスカートリッジ。
- 感光体と、該感光体に対向して接触した状態で現像剤を担持する現像ローラを備えている画像形成装置であって、該現像ローラが、請求項1から8のいずれか1項に記載の現像ローラであることを特徴とする画像形成装置。
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