JP2010149700A - 車両用加減速制御装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナビゲーションシステムによる経路誘導の終了によりカーブ手前で減速制御が終了する場合でも、該カーブに対して有効に減速させる。
【解決手段】車両用加減速制御装置は、ナビゲーション装置14による車両の経路誘導時に、その誘導経路を基に、車両前方のカーブを検出するナビゲーション情報処理部43と、ナビゲーション情報処理部43が検出したカーブに対応して車両を減速制御する目標車速演算部42等と、車両からみてナビゲーション装置14の経路誘導終了地点よりも遠方に制御対象のカーブが存在するときには、減速制御の制御内容を、該経路誘導終了地点に対応したものに変更する目標車速指令値演算部45と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の加減速を制御する車両用加減速制御装置及びその方法に関する。
車両の加減速を制御する車両用加減速制御装置として、特許文献1に開示の制御装置がある。この制御装置は、ナビゲーションシステムによる経路誘導中に、その経路誘導に用いる道路情報を基に、車両前方のカーブを検出し、その検出したカーブに応じて警報や減速制御を行っている。
特許第3216461号公報
ところで、特許文献1に開示の制御装置では、経路誘導中のみに減速制御が作動する構成になっている。これにより、この制御装置では、カーブに対する減速制御中に、その制御対象のカーブ手前でナビゲーションシステムによる経路誘導が終了すると、カーブ手前で減速制御も終了することになる。したがって、運転者がカーブを認識しているときでも経路誘導終了とともに、減速制御が介入しないため違和感を与える。
本発明の課題は、ナビゲーションシステムによる経路誘導の終了によりカーブ手前で減速制御が終了する場合でも、該カーブに対して運転者に違和感を与えないことである。
前記課題を解決するために、本発明は、常時は、ナビゲーション装置が設定する出発地から目的地までの車両の誘導経路上で自車両から自車両直前のカーブまでの距離に基づき減速制御を行い、誘導経路上の目的地の直前では、誘導経路上の目的地より延長した経路上で目的地から最初のカーブまでの距離に基づき減速制御を行う。
本発明によれば、ナビゲーションシステムによる経路誘導が終了し、カーブ手前で減速制御を終了する場合でも、経路誘導終了地点(誘導経路上の目的地)で減速制御を完了させることができる。
これにより、その先のカーブに対しても車両を適正な速度で進入させることができる。すなわち、カーブに対しても車両を有効に減速させることができる。
この結果、ナビゲーションシステムによる経路誘導の終了によりカーブ手前で減速制御が終了する場合でも、該カーブに対して運転者に違和感を与えないようにすることができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
(構成)
本実施形態は、本発明に係る車両用加減速制御装置を搭載した後輪駆動車両である。この後輪駆動車両は、自動変速機とコンベンショナルディファレンシャルギヤとを搭載し、前後輪とも左右輪の制動力を独立制御可能な制動装置を搭載している。
図1は、本実施形態を示す概略構成図である。同図中の符号1はブレーキペダル、2はブースタ、3はマスタシリンダ、4はリザーバである。通常、運転者によるブレーキペダル1の踏込み量に応じて、マスタシリンダ3で制動流体圧を昇圧し、昇圧した制動流体圧を各車輪5FL〜5RRの各ホイールシリンダ6FL〜6RRに供給する。また、マスタシリンダ3と各ホイールシリンダ6FL〜6RRとの間には制動流体圧制御部7を介装している。
制動流体圧制御部7は、例えばアンチスキッド制御やトラクション制御に用いられる制動流体圧制御部を利用したものである。制動流体圧制御部7は、各ホイールシリンダ6FL〜6RRの制動流体圧を個別に制御する。そして、制動流体圧制御部7は、単独でその制動流体圧を制御できる。また、制動流体圧制御部7は、後述する制駆動力コントロールユニット8から制動流体圧指令値が入力された場合には、その制動流体圧指令値に応じて制動流体圧を制御することもできる。例えば、液圧供給系にアクチュエータを含んで制動流体圧制御部7を構成している。アクチュエータとしては、各ホイールシリンダ液圧を任意の制動液圧に制御可能な比例ソレノイド弁が挙げられる。
また、この車両は、駆動トルクコントロールユニット12を搭載している。駆動トルクコントロールユニット12は、エンジン9の運転状態、自動変速機10の選択変速比及びスロットルバルブ11のスロットル開度を制御することにより、駆動輪である後輪5RL,5RRへの駆動トルクを制御する。駆動トルクコントロールユニット12は、燃料噴射量や点火時期を制御したり、同時にスロットル開度を制御したりすることで、エンジン9の運転状態を制御する。駆動トルクコントロールユニット12は、単独で後輪5RL,5RRの駆動トルクを制御することもできる。また、駆動トルクコントロールユニット12は、制駆動力コントロールユニット8から駆動トルク指令値が入力された場合には、その駆動トルク指令値に応じて駆動輪トルクを制御することもできる。駆動トルクコントロールユニット12は、制御に使用した駆動トルクTwの値を制駆動力コントロールユニット8に出力する。
また、この車両は、先行車検知用の外界認識センサ13を搭載している。外界認識センサ13は、ミリ波レーダ13a及びミリ波レーダーコントローラ13bを備える。外界認識センサ13は、ミリ波レーダーコントローラ13bがミリ波レーダ13aの検出結果を基に、先行車両までの車間距離Lxを検出する。外界認識センサ13は、車間距離Lxを制駆動力コントロールユニット8に出力する。
また、この車両は、ナビゲーション装置14を搭載している。ナビゲーション装置14は、GPSで計測した自車両位置(X,Y)と地図情報(電子地図)とに基づいて自車両の前方道路情報を検索する。ここで、自車両の前方道路情報は、いわゆるノード点情報である。ノード点情報は、X、Y、L(j=1〜n、nは整数)からなる。X、Yは、ノード点Nの位置情報(座標情報)である。Lは、自車両位置(X,Y)から任意のノード点Nの位置(X,Y)までの距離である。各ノード点Nの間の関係は、jの値が大きいほど、そのノード点Nが自車両の位置(X,Y)から遠くなる。また、ナビゲーション装置14は、経路誘導(ルート案内)に必要な情報を保持している。経路誘導は、運転者に奨励経路をモニタ等を介して提供するものである。経路誘導に必要な情報として、経路誘導作動の有無情報(経路誘導作動有無フラグ)flgrg及び経路誘導終了地点情報(奨励経路の終了地点)(Xrg、Yrg,Lrg)がある。Xrg,Yrgは、ナビゲーション装置14が経路誘導を終了する経路誘導終了地点の位置であり、Lrgは、自車両位置(X,Y)から経路誘導終了地点(Xrg,Yrg)までの距離(以下、経路誘導終了地点間距離という。)である。また、経路誘導作動有無フラグflgrgは、ナビゲーション装置14による経路誘導が作動している場合、すなわち経路誘導中の場合、1となり、ナビゲーション装置14による経路誘導が作動していない場合、すなわち経路非誘導中の場合、0となる。
なお、ナビゲーション装置14では、自車両位置(X,Y)を、車両状態を基に得ることもできる。例えば、車速とヨーレイトを基に、自車両位置を得ることができる。ナビゲーション装置14は、このようなノード点情報等を基に、モニタ等の出力部に地図表示と現在の自車両位置等を出力している。なお、カーブ手前に設置したインフラ施設から路車間通信により同様の情報を取得することもできる。
また、この車両は、警告用モニタ15を搭載している。警告用モニタ15は、音声やブザー音を発生するためのスピーカを内蔵している。制駆動力コントロールユニット8が、警告用モニタ15の動作を制御する。
また、この車両は、前後加速度Yg及び横加速度Xgを検出する加速度センサ16、ヨーレイトφ´を検出するヨーレイトセンサ17、アクセルペダルの踏込み量、すなわちアクセル開度θtを検出するアクセル開度センサ18、ステアリングホイール21の操舵角δを検出する操舵角センサ19、マスタシリンダ3の出力圧、すなわちマスタシリンダ液圧Pmを検出するマスタシリンダ圧センサ20、各車輪5FL〜5RRの回転速度、及び所謂車輪速度Vwi(i=fl,fr,rl,rr)を検出する車輪速度センサ22FL〜22RRを搭載している。これらセンサ等は、検出した検出信号等を制駆動力コントロールユニット8に出力する。
また、この車両は、ACC(adaptive cruise control)用のACCスイッチ23を搭載している。例えば、ステアリングホイール又は車体にACCスイッチ23を取り付けている。ACCスイッチ23は、メインスイッチ(MAIN SW)、リセットスイッチ(RES SW)及びセットスイッチ(SET SW)等の複数のスイッチからなる。例えば、ACCスイッチ23は、メインスイッチがセットされた状態で、セットスイッチが押されると、その時の自車速を設定車速として出力する。設定車速は、ACCが定速走行を行うための目標車速となる。
図2は、制駆動力コントロールユニット8の構成例を示す。同図に示すように、制駆動力コントロールユニット8は、車速演算部41、目標車速演算部42、ナビゲーション情報処理部43、目標減速度演算部44、目標車速指令値演算部45、警報制御部46、車速設定部47、車速指令値演算部48、車速サーボ演算部49及びトルク配分制御演算部50を備える。また、トルク配分制御演算部50は、ブレーキ液圧演算部51及びエンジントルク演算部52を備える。制駆動力コントロールユニット8は、これら構成部を例えばソフトウェアの形態として備えることもできる。
図3は、制駆動力コントロールユニット8で行う演算処理の処理手順を示す。同図を用いて、前記図2に示す各構成部の処理内容と併せて、処理手順の説明をする。制駆動力コントロールユニット8は、この演算処理を例えば10msec.毎の所定サンプリング時間ΔT毎にタイマ割込によって実行する。なお、演算処理によって得た情報を随時記憶装置に更新記憶すると共に、必要な情報を随時記憶装置から読み出す。
図3に示すように、処理を開始すると、先ずステップS1において、制駆動力コントロールユニット8は、前記各センサやコントローラ、コントロールユニット等から各種データを読み込む。具体的には、ナビゲーション装置14が得た自車両位置(X,Y)、前方道路のノード点情報(X,Y,L)(j=1〜n)、経路誘導作動有無フラグflgrg及び経路誘導終了地点情報(Xrg,Yrg,Lrg)を読み込む。また、各センサ等が検出した、各車輪速度Vwi、操舵角δ、アクセル開度θt、マスタシリンダ液圧Pm、駆動トルクコントロールユニット12からの駆動トルクTwを読み込む。また、ACCスイッチ23から設定車速を読み込む。
続いてステップS2において、車速演算部41は、車速Vを算出する。具体的には、車速演算部41は、前記ステップS1で読み込んだ車輪速度Vwiを基に、下記(1)式により車速Vを算出する。
前輪駆動の場合
V=(Vwrl+Vwrr)/2
後輪駆動の場合
V=(Vwfl+Vwfr)/2
・・・(1)
ここで、Vwfl,Vwfrは左右前輪それぞれの車輪速度である。Vwrl,Vwrrは左右後輪それぞれの車輪速度である。この(1)式では、従動輪の車輪速の平均値として車速Vを算出している。本実施形態では、後輪駆動の車両であるので、後者の式、すなわち前輪の車輪速度により車速Vを算出する。
また、このように算出した車速Vは好ましくは通常走行時に用いる。また、ABS(Anti-lock Brake System)制御等が作動している場合には、そのABS制御内で推定している推定車体速度を前記車速Vとして用いることもできる。また、ナビゲーション装置14でナビゲーション情報に利用している値を前記車速Vとして用いることもできる。
続いてステップS3において、ナビゲーション情報処理部43は、自車両前方の各ノード点の旋回半径を算出する。具体的には、ナビゲーション情報処理部43は、前記ステップS1で読み込んだ前方道路のノード点情報である各ノード点の座標(X,Y)(j=1〜n)を基に、各ノード点の旋回半径を算出する。旋回半径の算出方法についてはいくつか挙げることができる。本実施形態では、下記(2)式により、連続する3つのノード点の座標(Xj−1,Yj−1)、(X,Y)、(Xj+1,Yj+1)から、旋回半径Rを算出する。
=f1(Xj−1,Yj−1,X,Y,Xj+1,Yj+1) ・・・(2)
ここで、関数f1は、3つのノード点の座標から旋回半径を算出するための関数である。旋回半径Rが負値の場合、左旋回を示し、旋回半径Rが正値の場合、右旋回を示す。例えば、図4は、各ノード点N(ノード点番号)について得られる旋回半径R(図中●印)の例を示す。
ここでは、3点の座標(Xj−1,Yj−1)、(X,Y)、(Xj+1,Yj+1)から旋回半径を算出する方法を示した。しかし、前後するノード点を結ぶ直線のなす角度を用いて、旋回半径を算出することもできる。また、ここでは、各ノード点の座標に基づいて旋回半径を算出している。しかし、地図データ内のノード点情報として各ノード点の旋回半径を記憶させておいて、このステップS3でその値を検索することもできる。また、各ノード点を通過するように、各ノード点の間を等間隔に区分する補完点を作成し、その作成した補完点毎に旋回半径を算出することもできる。
そして、ナビゲーション情報処理部43は、前記ステップS1で読込んだ経路誘導作動有無フラグflgrgに応じて自車両前方の各ノード点の旋回半径を決定する。具体的には、ナビゲーション情報処理部43は、経路誘導作動有無フラグflgrgが1の場合(flgrg=1、経路誘導時)、各ノード点の旋回半径として、前述の算出値を採用する。また、ナビゲーション情報処理部43は、経路誘導作動有無フラグflgrgが零の場合(flgrg=0、経路非誘導時)、各ノード点を直線とみなす(例えば旋回半径を1000mにする)。
続いてステップS4において、目標車速演算部42は、各ノード点での目標車速を算出する。具体的には、目標車速演算部42は、前記ステップS3で算出した各ノード点の旋回半径R及び許容横加速度Yglimtを用いて、下記(3)式により目標車速Vrを算出する。
Vr=√(Yglimt・|R|) ・・・(3)
ここで、許容横加速度Yglimtは所定値であり、例えば0.3gである。また、運転者が選択切り替えスイッチにより許容横加速度Yglimtを設定することもできる。この(5)式によれば、許容横加速度Yglimtが大きくなるほど、目標車速Vrは大きくなる。ここで、目標車速VrがACCスイッチ23で設定された設定車速Vsetよりも大きい場合には(Vr>Vset)、目標車速Vrを設定車速Vsetに設定する(Vr=Vset)。
また、各ノード点を通過するように、各ノード点の間を等間隔に区分する補完点を作成し、その作成した補完点毎に目標車速を算出することもできる。
続いてステップS5において、目標減速度演算部44は、目標減速度を算出する。具体的には、目標減速度演算部44は、前記ステップS2で算出した車速V、前記ステップS4で算出した目標車速Vr及びナビゲーション装置14で得た現在位置(X,Y)からノード点Nまでの距離Lを用いて、下記(4)式により目標減速度Xgsを算出する。
Xgs=(V−Vr )/(2・Ln
=(V−Yglmit・|R|)/(2・L) ・・・(4)
ここで、目標減速度Xgsは、減速となる場合、負値として与え(小さくなり)、加速となる場合、正値として与える(大きくなる)。また、目標減速度Xgsを算出するうえで、旋回半径R、距離L及び目標車速Vrは、車両前方のカーブの状態を示す値になる。この(4)式によれば、目標車速Vrが小さくなるほど、目標減速度Xgsは小さくなる(絶対値では大きくなる)。すなわち、目標車速Vrが小さくなるほど、大きな減速度(絶対値)が必要になる。又は、自車速Vが大きくなるほど、目標減速度Xgsは小さくなる(絶対値では大きくなる)。又は、許容横加速度Yglimtが小さくなるほど、目標減速度Xgsは小さくなる。又は、旋回半径の絶対値|R|が小さくなるほど、目標減速度Xgsは小さくなる。又は、距離Lが短くなるほど、目標減速度Xgsは小さくなる。また、各ノード点を通過するように、各ノード点の間を等間隔に区分する補完点を作成し、その作成した補完点毎に目標減速度を算出することもできる。
また、前記ステップS4にて目標車速Vrが設定車速Vsetよりも大きいとして、目標車速Vrを設定車速Vsetに設定している区間(j=p〜q<n)では、距離Lが小さくなるほど、目標減速度Xgsが小さくなる。そのため、図5(白丸印の値)に示すように、同区間中の目標減速度Xgsは同一になる(Xgs=・・・=Xgs)。
続いてステップS6において、目標減速度演算部44は、各ノード点での目標減速度Xgsから、最小値の目標減速度を検出する。具体的には、目標減速度演算部44は、下記(5)式により、目標減速度の最小値(以下、最小目標減速度という。)Xgsminを検出する。
Xgsmin=min(Xgs) ・・・(5)
ここで、関数minは、各ノード点での目標減速度Xgsから、最小値の目標減速度Xgsを抽出するための関数である。この(5)式により、制御対象となるノード点について、最小目標減速度Xgsminを得ることができる。
また、同一の目標減速度Xgsがある場合には、自車位置から最も近いノード点Nの目標減速度Xgsを、最小目標減速度Xgsminにする。例えば、目標車速Vrが設定車速Vsetよりも大きく、目標車速Vrを設定車速Vsetに設定し、目標減速度Xgsが同一になる場合がある(Xgs=・・・=Xgs)。このような場合、その対応するノード点N,・・・N中の自車位置から最も近いノード点(Nsel)の目標減速度を、最小目標減速度Xgsminにする。
続いてステップS7において、最小目標減速度Xgsminを得た制御対象となるノード点(以下、制御目標ノード点(Nsel)という。)と経路誘導終了地点(経路誘導終了ノード点(Nrg))との関係を判定する。例えば、目標車速指令値演算部45が判定処理を行う。図6は、その判定処理の処理手順を示す。
先ずステップS21において、自車両位置から経路誘導終了地点までの距離と、自車両位置から制御目標ノード点までの距離との差分値を得る。具体的には、経路誘導終了地点間距離Lrg及び自車両位置(X,Y)から制御目標ノード点Nselまでの距離(以下、制御目標ノード点間距離という。)Lselを用いて、下記(6)式により差分値Lctrlを算出する。
ctrl=Lsel−Lrg ・・・(6)
ここで、自車両位置(X,Y)と制御目標ノード点Nselの位置(Xsel,Ysel)との差分値として制御目標ノード点間距離Lselを得る。また、経路誘導終了地点間距離Lrg及び制御目標ノード点間距離Lselはそれぞれ、その地点が自車両前方にある場合には正値となり、その地点が自車両後方にある場合(自車両が通過した場合)には負値となる。また、差分値Lctrl(絶対値)は、経路誘導終了地点と制御目標ノード点との間の距離を示す。
続いてステップS22において、前記ステップS21で算出した差分値Lctrlが零よりも大きいか否かを判定する。差分値Lctrlが零よりも大きい場合(Lctrl>0)、すなわち、自車両からみて経路誘導終了地点が制御目標ノード点よりも手前にある場合、ステップS23に進む。また、差分値Lctrlが零以下の場合(Lctrl≦0)、自車両からみて制御目標ノード点が経路誘導終了地点よりも手前にある場合、該図6に示す処理(ステップS7の処理)を終了する。
ステップS23では、経路誘導終了地点間距離Lrgが零よりも大きいか否かを判定する。すなわち、経路誘導作動有無フラグflgrgが1か否かを判定する。経路誘導終了地点間距離Lrgが零よりも大きい場合(Lrg>0)、すなわち、経路誘導作動有無フラグflgrgが1の場合(flgrg=1)、ステップS24に進む。そうでない場合(Lrg≦0、flgrg=0)、ステップS28に進む。
続いてステップS24及びステップS25により、経路誘導終了地点と制御目標ノード点との接近度合いを示す指標を得る。具体的には、先ずステップS24において、前記ステップS6で得た制御目標ノード点での最小目標減速度Xgsmin及び経路誘導終了地点間距離Lrgを用いて、下記(7)式により車速Vrgを算出する。
Vrg=(V−2・Xgsmin・Lrg1/2 ・・・(7)
この(7)式により、経路誘導終了地点での車速相当として車速Vrgを算出している。
そして、ステップS25において、経路誘導終了地点から制御目標ノード点までの走行時間相当(予測到達時間)を算出する。具体的には、前記ステップS24で算出した車速Vrgを用いて、下記(8)式により推定所要時間Trgを算出する。
Trg=(Vrg−Vrsel)/Xgsmin ・・・(8)
ここで、Vrselは、最小目標減速度Xgsminを得た目標車速Vr、すなわち、制御目標ノード点での目標車速Vrとなる。そして、該図6に示す処理(ステップS7の処理)を終了する。
続いてステップS26において、経路誘導終了地点と制御目標ノード点との接近度合いを判定する。具体的には、前記ステップS25で算出した推定所要時間Trgと所定のしきい値Tthとを比較する。ここで、カーブに対する減速完了タイミングを最大Tthに早めるため、所定のしきい値Tthを、早期に減速完了しても違和感無い時間に設定する。例えば、所定のしきい値Tthを、通常カーブ進入時に運転者が減速する際の減速終了タイミングのバラツキ時間とする。推定所要時間Trgが所定のしきい値Tth以下の場合(Trg≦Tth)、ステップS27に進む。また、推定所要時間Trgが所定のしきい値Tthよりも大きい場合(Trg>Tth)、該図6に示す処理(ステップS7の処理)を終了する。
ステップS27では、経路誘導終了地点で減速制御を終了させるための減速度を算出する。具体的には、前記目標車速Vrsel及び経路誘導終了地点間距離Lrgを用いて、下記(9)式により減速度Xgsrgを算出する。
Xgsrg=(V−Vrsel)/(2・Lrg) ・・・(9)
この(9)式よれば、減速度Xgsrgは、経路誘導終了地点で目標車速Vrselを実現する減速度になる。そして、該図6に示す処理(ステップS7の処理)を終了する。
一方、前記ステップS23において経路誘導終了地点間距離Lrgが零以下(Lrg≦0、flgrg=0)と判定したステップS28では、前記ステップS21で算出した差分値Lctrlと経路誘導終了地点間距離Lrgとの加算値(Lctrl+Lrg)が零以上か否かを判定する。加算値(Lctrl+Lrg)が零以上の場合(Lctrl+Lrg≧0)、自車両が経路誘導終了地点を通過したが、制御目標ノード点を未だ通過していないとして、ステップS29に進む。そうでない場合(Lctrl+Lrg<0)、すなわち、制御目標ノード点も通過した場合、ステップS30に進む。
ステップS29では、経路誘導終了地点通過フラグflgrgendを1に設定する(flgrgend=1)。そして、該図6に示す処理(ステップS7の処理)を終了する。また、ステップS30では、経路誘導終了地点通過フラグflgrgendを0に設定する(flgrgend=0)。そして、該図6に示す処理(ステップS7の処理)を終了する。
続いてステップS8において、目標車速指令値演算部45は、減速制御における目標車速指令値を算出する。具体的には、目標車速指令値演算部45は、下記(10)式又は(11)式により目標車速指令値Vrrを算出する。
経路誘導作動有無フラグflgrgが1で、かつ差分値Lctrlが零以下の場合(flgrg=1かつLctrl<0)
Vrr=f2(Xgsmin)・t ・・・(10)
経路誘導作動有無フラグflgrgが1で、かつ差分値Lctrlが零よりも大きい場合(flgrg=1かつLctrl≧0)
Vrr=f2(Xgsrg)・t ・・・(11)
ここで、関数f2は、減速度(Xgsmin又はXgsrg)の変化を制限する関数である。例えば、変化を制限する変化量リミッタを例えば0.01G/secとする。また、関数f2は、減速度が大きくなるほど、目標車速指令値Vrrを大きくする。tは時間(サンプリングタイム)を示す。この(10)式又は(11)式によれば、目標車速指令値Vrrは、変化量リミッタと時間tに応じた分だけ変化する。すなわち、この(10)式又は(11)式により、減速度の変化量リミッタを付加した目標車速指令値を算出する。
なお、前記(10)式及び(11)式に換えて、下記(12)式及び(13)式により目標車速指令値Vrrを算出することもできる(経路誘導作動有無フラグflgrgが1であることが前提)。
Xgs=min(Xgsmin,Xgsrg) ・・・(12)
Vrr=f2(Xgs)・t ・・・(13)
続いてステップS9において、目標車速指令値演算部45は、カーブに対する減速制御以外の車速制御における目標車速指令値を算出する。カーブに対する減速制御以外の車速制御とは、経路誘導を行っていない時(経路誘導終了後)を含め、前方カーブに対する減速制御の実施中外に行う車速制御であり、例えば、設定車速Vsetで一定速走行するための車速制御(例えば、ACC(adaptivecruise control))である。具体的には、先ず、自車速V及び設定車速Vsetを用いて、下記(14)式により目標加減速度Xgcを算出する。目標加減速度Xgcは、主に加速度値となる。
Xgc=f3(Vset,V) ・・・(14)
ここで、関数f3は、自車速Vを設定車速Vsetにするための加速度を算出するための関数である。この(14)式によれば、自車速Vと設定車速Vsetとの差分値が大きければ、目標加減速度Xgcも大きくなる。なお、リミッタ処理により、目標加減速度Xgcが所定の上限値を超えないようにすることもできる。
そして、以上のように算出した目標加減速度Xgcを用いて、下記(15)式により目標車速指令値Vrcを算出する。
Vrc=f4(α・Xgc) ・・・(15)
ここでαは、経路誘導の終了後に、設定車速Vsetまで自車両が加速する際の加速度のゲインである。これにより、関数f4は、目標加減速度Xgcを基に、目標車速指令値Vrcを算出する関数であり、そのときの目標車速指令値Vrcを変化させる割合をゲインαに応じたものにしている。具体的には、関数f4により、ゲインαが大きくなるほど、目標車速指令値Vrcを変化させる割合を大きくし、ゲインαが小さくなるほど、目標車速指令値Vrcを変化させる割合を小さくする(抑制する)。これにより、目標加減速度Xgcになるように車両を加速させるときに、ゲインαが小さければ、車両の加速度が抑えられる。
図7は、ゲインαの特性例を示す。図7(a)に示すように、推定所要時間Trgが長くなるほど、ゲインαは大きくなる。そして、同図に示すように、最小目標減速度Xgsminの旋回半径Rsel、すなわち制御目標ノード点での旋回半径Rselが大きくなるほど、ゲインαは大きくなる。また、図7(b)に示すように、前記差分値Lctrl(=Lsel−Lrg)が大きくなるほど、ゲインαを大きくすることもできる。
続いてステップS10において、最終的な目標車速指令値を設定する。具体的には、経路誘導作動有無フラグflgrgの状態に応じて、前記ステップS8及びステップS9で算出した目標車速指令値Vrr及び目標車速指令値Vrcの何れかを用いて、下記(16)式又は(17)式により最終的な目標車速指令値Vrを得る。
経路誘導作動有無フラグflgrgが0の場合(flgrg=0)
Vr=Vrc ・・・(16)
経路誘導作動有無フラグflgrgが1の場合(flgrg=1)
Vr=Vrr ・・・(17)
続いてステップS11において、車速指令値演算部48は、減速制御作動開始判断を行う。車速指令値演算部48は、例えば併有する機能(減速制御の作動開始を判断する機能)により、減速制御作動開始判断を行う。具体的には、車速指令値演算部48は、前記ステップS6で算出した最小目標減速度Xgsmin又はステップS7で算出した減速度Xgsrgが減速制御作動判断用しきい値Xgsth未満になったとき、減速制御を作動開始させる判断を行う。すなわち、差分値Lctrlが零未満であれば、すなわち、自車両からみて制御目標ノード点が経路誘導終了地点よりも手前にあれば、最小目標減速度Xgsminが減速制御作動判断用しきい値Xgsth未満になったとき(Xgsmin<Xgsth)、減速制御を作動開始させる判断を行う。また、差分値Lctrlが零よりも大きければ、すなわち、自車両からみて経路誘導終了地点が制御目標ノード点よりも手前にあれば、減速度Xgsrgが減速制御作動判断用しきい値Xgsth未満になったとき(Xgsrg<Xgsth)、減速制御を作動開始させる判断を行う。例えば、減速制御作動判断用しきい値Xgsthは、実験値、経験値又は理論値である。また、減速制御作動判断用しきい値Xgsthを、最小目標減速度Xgsmin及び減速度Xgsrgそれぞれに対応させて異なる値とすることもできる。
車速指令値演算部48は、減速制御を作動させる判断をしたとき、減速制御作動フラグflgxgsを1に設定する(flgxgs=1)。
続いてステップS12において、車速サーボ演算部49は、目標加減速度を算出する。目標加減速度は、前記ステップS10で算出した目標車速指令値Vrを達成するための制御量になる。具体的には、車速サーボ演算部49は、減速制御作動フラグflgxgsが1になったとき、すなわち減速制御を作動させると判断したとき、目標車速指令値Vrを達成するために、目標加減速度を算出する。例えば、目標車速指令値Vrと自車速Vとの差分値として目標加減速度を算出する。
続いてステップS13において、トルク配分制御演算部50は、トルク配分を算出する。具体的には、トルク配分制御演算部50は、前記ステップS12で算出した目標加減速度をブレーキトルクとエンジントルクとで実現するように、ブレーキトルクとエンジントルクのトルク配分を算出する。詳しくは、次のように算出する。
ブレーキトルクを実現するため、ブレーキ液圧演算部51が、各輪の目標制動液圧を算出する。具体的には、ブレーキ液圧演算部51は、減速制御を開始する判断をした場合(flgrg=1かつflgxgs=1)に、前記ステップS12で算出した目標加減速度を用いて目標制御液圧を算出する。例えば、ブレーキ液圧演算部51は、目標加減速度Xgを用いて、下記(18)式により制御目標液圧Psを算出する。
Ps=Kb・Xg ・・・(18)
ここで、Kbはブレーキ諸元等より定まる定数である。この(18)式によれば、目標加減速度Xgが大きくなるほど、制御目標液圧Psが大きくなる。そして、この制御目標液圧Pcを前後輪用の各目標制動液圧Psfr,Psrrにより実現する(例えば、Psfr=Psrr=Ps/2)。
また、エンジントルクを実現するために、エンジントルク演算部52が、駆動輪の駆動力を算出する。具体的には、エンジントルク演算部52は、減速制御を開始する判断をした場合(flgrg=1かつflgxgs=1)に、制御目標液圧Ps及びアクセル開度Accを用いて、下記(19)式により目標駆動トルクTrqdsを算出する。
Trqds=f5(Acc)−f6(Ps) ・・・(19)
ここで、関数f5(Acc)は、アクセル開度Accに応じて目標駆動トルクTrqdsを算出するための関数である。f6(Ps)は、制御目標液圧Pcにより発生が予想させる制動トルクを算出するための関数である。
なお、減速制御を実施しない場合には(flgxgs=0又はflgrg=0)、下記(20)式により目標駆動トルクTrqdsを算出する。
Trqds=f5(Acc) ・・・(20)
以上より、自動減速制御が作動している場合、アクセル開度Accと自動減速制御の制御量f6(Ps)に応じて、目標駆動トルクTrqdsを算出する((19)式)。これにより、自動減速制御の作動中に運転者がアクセル操作してもエンジン出力を絞って加速できなくしている。また、自動減速制御が作動していない場合、アクセル開度Accに応じて、目標駆動トルクTrqdsを算出する((20)式)。
続いてステップS14において、減速制御を実施する。具体的には、ブレーキ液圧演算部51及びエンジントルク演算部52は、減速制御を作動させる判断をしたタイミングで(flgrg=1かつflgxgs=1になったとき)、前記ステップS13で算出した目標制動液圧Psi(Psfr、Psrr)及び目標駆動トルクTrqdsを基に、制動流体圧制御部7及び駆動トルクコントロールユニット12に制御信号を出力する。これにより、制動力及び駆動力を制御する。これにより、車両は、制動力及び駆動力に応じて減速するようになる。
また、このとき、警報を行うこともできる。この場合、警報制御部46は、警報を作動させる判断をしたタイミングで(flgrg=1かつflgxgs=1になったとき)、警報用モニタ15を作動させる。例えば、警報用モニタ15から警報音を出力し、警報表示をする。これに限らず、HUD(Head-upDisplay)、ナビゲーションシステムからの音声発話、ナビ画面表示やメータ表示により、警報を実施することもできる。
制駆動力コントロールユニット8での演算処理は以上のようになる。図8は、以上の演算処理で設定等するフラグflgrg,flgrgend等を示す。
(動作及び作用)
動作及び作用は次のようになる。
先ず、車両走行中、車両用加減速制御装置は、各種データを読み込み(前記ステップS1)、車速Vを算出する(前記ステップS2)。また、車両用加減速制御装置は、自車両前方の各ノード点の旋回半径Rを算出し、その算出した各ノード点の旋回半径Rを基に、各ノード点での目標車速Vrを算出する(前記ステップS3、ステップS4)。さらに、車両用加減速制御装置は、各ノード点での目標車速Vrを基に、各ノード点での目標減速度Xgsを算出する(前記ステップS5)。そして、車両用加減速制御装置は、各ノード点での目標減速度Xgsから最小値の目標減速度Xgsminを検出する(前記ステップS6)。一方、車両用加減速制御装置は、制御目標ノード点(Nsel)と経路誘導終了地点(Nrg)との関係を判定し、その判定結果を基に、経路誘導終了地点での減速度Xgsrgを算出する(前記ステップS7)。
そして、車両用加減速制御装置は、最小目標減速度Xgsmin又は経路誘導終了地点での減速度Xgsrgを基に、目標車速指令値Vrrを算出する(前記ステップS8)。一方、車両用加減速制御装置は、カーブに対する減速制御以外の車速制御における目標車速指令値Vrcを算出する(前記ステップS9)。そして、車両用加減速制御装置は、経路誘導作動有無フラグflgrgの状態に応じて、これら目標車速指令値Vrr又は目標車速指令値Vrcを用いて、最終的な目標車速指令値Vrを得る(前記ステップS10)。さらに、車両用加減速制御装置は、目標車速指令値Vrを基に目標加減速度Xgを算出し、その算出した目標加減速度Xgを基に、ブレーキトルクとエンジントルクのトルク配分(Ps,Trqds)を算出する(前記ステップS12、ステップS13)。一方、車両用加減速制御装置は、最小目標減速度Xgsmin又は減速度Xgsrgを基に、減速制御作動開始判断を行う(前記ステップS11)。そして、車両用加減速制御装置は、減速制御作動開始判断の判断結果(flgxgsの状態)を基に、減速制御を実施する(前記ステップS14)。
以上の動作において、目標車速指令値Vrcについては、次のようにその演算を行っている。
先ず、自車両からみて経路誘導終了地点が制御目標ノード点よりも手前にあるときには(Lctrl>0)、経路誘導が作動中であり(Lrg>0、flgrg=1)、かつ経路誘導終了地点が制御目標ノード点に近いこと(Trg≦Tth)を条件に、経路誘導終了地点での減速度Xgsrgを算出している(前記ステップS21〜ステップS27)。
一方、自車両からみて制御目標ノード点が経路誘導終了地点よりも手前にあるとき(前記ステップS22の判定で“No”の場合)、経路誘導終了地点での減速度Xgsrgを算出しないようにしている。また、経路誘導終了地点と制御目標ノード点とが離れている場合(Trg>Tth、前記ステップS26の判定で“No”の場合)、経路誘導終了地点での減速度Xgsrgを算出しないようにしている。さらに、経路誘導が終了した場合、すなわち、自車両が経路誘導終了地点(制御目標ノード点よりも手前にある)を通過したとき(前記ステップS23の判定で“No”の場合)、経路誘導終了地点での減速度Xgsrgを算出しないようにしている。このとき、自車両が経路誘導終了地点を通過したが、未だ制御目標ノード点を通過していない場合、経路誘導終了地点通過フラグflgrgendを1に設定し、制御目標ノード点も通過した場合、経路誘導終了地点通過フラグflgrgendを0に設定する(前記ステップS28〜ステップS30)。
そして、自車両からみて経路誘導終了地点が制御目標ノード点よりも手前にあり、かつ経路誘導が作動しているときには、前述のように算出した減速度Xgsrgを基に、減速制御における目標車速指令値Vrrを算出する(前記ステップS8、(11)式)。一方、自車両からみて制御目標ノード点が経路誘導終了地点よりも手前にあり(前記ステップS22の判定で“Yes”の場合)、かつ経路誘導が作動しているときには、最小目標減速度Xgsminを基に、減速制御における目標車速指令値Vrrを算出する(前記ステップS8、(10)式)。そして、カーブに対する減速制御時には、このように減速度Xgsrg又は最小目標減速度Xgsminを基に算出した目標車速指令値Vrrを、目標車速指令値Vrとして、該減速制御を実施している(前記ステップS10、flgrg=1の場合)。
すなわち、自車両からみて経路誘導終了地点が制御目標ノード点よりも手前にある場合には、経路誘導作動中に作動させる減速制御の制御対象を、制御目標ノード点から経路誘導終了地点に変更するとともに、該経路誘導終了地点に応じた制御内容で減速制御を実施している。この経路誘導終了地点に応じた減速制御の実施により、減速制御の作動タイミング(介入タイミング)は、制御目標ノード点に対応するものよりも早くなる。すなわち、所定のしきい値Tthの相当分、減速制御の作動タイミングが早くなる。さらに、減速制御の減速度は、制御目標ノード点に対応するもの(同一地点で比較した減速度)よりも大きくなる。
一方、カーブに対する減速制御終了後の車速制御、例えばACCによる設定車速Vsetにする車速制御時には、該設定車速Vsetを実現する目標加減速度Xgcを基に、目標車速指令値Vrcを算出する(前記ステップS9)。このとき、目標車速指令値Vrcをゲインαを変数とする値として算出している。そして、推定所要時間Trgが短くなるほど、制御目標ノード点での旋回半径Rselが小さくなるほど、又は経路誘導終了地点と制御目標ノード点との間の距離(Lctrl)が短くなるほど、そのゲインαを小さくしている(前記図7)。これにより、カーブに対する減速制御終了後にACCにより車両を加速させるようなときでも、推定所要時間Trgが短ければ、その加速を抑制する。又は、制御目標ノード点での旋回半径Rselが小さければ、その加速を抑制する。又は、経路誘導終了地点と制御目標ノード点との間の距離(Lctrl)が短ければ、その加速を抑制する。このように、経路誘導終了地点を通過後の車速制御による車両の加速を抑制している。
図9は、前述の動作により実現される車速制御のタイムチャートを示す。同図は、自車速が設定車速Vsetとなるよう、ACCによる車速制御が作動中であることを前提としている。同図に示すように、自車両からみて経路誘導終了地点が制御目標ノード点よりも手前にあり、かつ経路誘導作動有無フラグflgrgが1であるときに(経路誘導が作動中であるとき)、減速制御の作動条件を満たした場合(例えばXgsrg<Xgsth)、ACC中に減速制御を作動させる。このとき、推定所要時間Trgが所定のしきい値Tth以下であれば、減速度Xgsrgを基に目標車速指令値Vrを算出し、車速Vが算出した目標車速指令値Vrになるように車速制御する。
そして、経路誘導終了地点を通過したとき(経路誘導終了地点通過フラグflgrgend=1)、すなわち減速制御を終了したとき、再びACCが作動する。これにより、ACCは、直前に実施していた減速制御により車速Vが設定車速Vsetに対して小さくなっている分、車両を加速させるようになる。このとき、推定所要時間Trg等を基に、その加速を抑制している。
そして、制御対象となったカーブを通過したときに(経路誘導終了地点通過フラグflgrgend=0)、ACCは、そのような加速の抑制処理を終了し、通常の制御として、車速Vが設定車速Vsetになるように、車両を加速させる。
なお、この実施形態では、ナビゲーション装置が設定する出発地から目的地までの車両の誘導経路上で自車両から自車両直前のカーブまでの距離を検出する前方カーブ距離検出手段と、前記誘導経路上の目的地より延長した経路上で目的地から最初のカーブまでの距離を検出する延長カーブ距離検出手段と、前記前方カーブ距離検出手段又は延長カーブ距離検出手段が検出したカーブまでの距離に対応して前記自車両を減速制御する減速制御手段と、を備え、前記減速制御手段が、常時は前記前方カーブ距離検出手段により検出した距離に基づき減速制御を行い、前記誘導経路上の目的地の直前では前記延長カーブ距離検出手段により検出した距離に基づき減速制御を行う車両用加減速制御装置を実現する。
また、ナビゲーション情報処理部43は、ナビゲーション装置による車両の経路誘導時に、その誘導経路を基に、車両前方のカーブを検出する前方カーブ検出手段を実現している。また、車速演算部41、目標車速演算部42、ナビゲーション情報処理部43、目標減速度演算部44、目標車速指令値演算部45、車速制御部47、車速指令値演算部48、車速サーボ演算部49、トルク配分制御演算部50、ブレーキ液圧演算部51及びエンジントルク演算部52は、前記前方カーブ検出手段が検出したカーブに対応して前記車両を減速制御する車速制御手段を実現している。また、制駆動力コントロールユニット8のステップS7及びステップS8の処理(例えば目標車速指令値演算部45)は、車両からみて前記ナビゲーション装置が経路誘導を終了する経路誘導終了地点よりも遠方に前記前方カーブ検出手段が検出したカーブが存在するときには、前記車速制御手段による減速制御の制御内容を、該経路誘導終了地点に対応したものに変更する減速制御変更手段を実現している。
また、この実施形態では、制駆動力コントロールユニット8のステップS9の処理は、前記ナビゲーション装置の経路誘導の終了により前記前方カーブ検出手段が検出したカーブの手前で前記減速制御が終了し、かつ該減速制御終了後の車両が加速制御により加速するときには、該減速制御の終了地点と前記前方カーブ検出手段が検出したカーブの状態を基に、前記加速制御による加速を抑制する加速抑制手段を実現している。
また、この実施形態では、常時は、ナビゲーション装置が設定する出発地から目的地までの車両の誘導経路上で自車両から自車両直前のカーブまでの距離に基づき減速制御を行い、前記誘導経路上の目的地の直前では、前記誘導経路上の目的地より延長した経路上で目的地から最初のカーブまでの距離に基づき減速制御を行う車両用加減速制御方法を実現している。
また、この実施形態では、ナビゲーション装置による車両の経路誘導時に、その誘導経路を基に、車両前方のカーブを検出し、その検出したカーブに対応して前記車両を減速制御し、車両からみて前記ナビゲーション装置が経路誘導を終了する経路誘導終了地点よりも遠方に前記車両前方のカーブが存在するときには、前記減速制御の制御対象を前記車両前方のカーブから前記経路誘導終了地点に変更し、該減速制御を実施する車両用加減速制御方法を実現している。
(効果)
この実施形態における効果は次のようになる。
(1)常時は、ナビゲーション装置14が設定する出発地から目的地までの車両の誘導経路上で自車両から自車両直前のカーブまでの距離に基づき減速制御を行い、誘導経路上の目的地の直前では、誘導経路上の目的地より延長した経路上で目的地から最初のカーブまでの距離に基づき減速制御を行う。
これにより、ナビゲーションシステムによる経路誘導が終了し、カーブ手前で減速制御を終了する場合でも、経路誘導終了地点(誘導経路上の目的地)で減速制御を完了させることができるので、その先のカーブに対しても車両を適正な速度で進入させることができる。すなわち、カーブに対しても車両を有効に減速させることができる。
この結果、ナビゲーションシステムによる経路誘導の終了によりカーブ手前で減速制御が終了する場合でも、該カーブに対して運転者に違和感を与えないようにすることができる。
(2)経路誘導終了地点を通過後の車速制御による車両の加速を抑制している。これにより、経路誘導終了地点の通過し、減速制御を終了した後に、ACC等の他の車速制御により車両が加速するような場合でも、未通過のカーブに対する加速を抑制できる。
(3)経路誘導終了地点と制御対象となったカーブとの間の距離や制御対象となったカーブの旋回半径の大きさの少なくとも何れかを基に、加速の抑制度合いを決めている。具体的には、前記距離が短くなるほど、又は前記カーブの旋回半径が小さくなるほど、加速の抑制度合いを大きくしている。その一方で、前記距離が長くなるほど、又は前記カーブの旋回半径が大きくなるほど、加速の抑制度合いを小さくしている。これにより、未通過のカーブの状態に対応して、車速制御による加速を適切に抑制できる。
(4)経路誘導終了地点の通過後の車速制御として、ACCにより設定車速に基づく車速制御を実施している。これにより、経路誘導終了地点の通過後、自車速を設定車速まで増加させている。そして、このようなACCにより未通過のカーブに向かって車両が加速してしまうのを抑制している。このようにすることで、カーブに対応して実施する減速制御と、設定車速に基づく車速制御との協調制御を適切に行うことができる。
(5)車両からみてナビゲーション装置14による経路誘導終了地点よりも遠方に制御対象のカーブが存在するときには、該制御対象のカーブに対応した減速制御の制御内容を、該経路誘導終了地点に対応したものに変更している。
これにより、ナビゲーション装置14による経路誘導が終了し、カーブ(当初制御対象のカーブ)の手前で減速制御を終了する場合でも、経路誘導終了地点で減速制御を完了させることができるので、該カーブに対しても車両を適正な速度で進入させることができる。すなわち、カーブ(当初制御対象のカーブ)に対しても車両を有効に減速させることができる。
なお、制御対象のカーブに対応した減速制御の制御内容として、経路誘導終了地点と制御対象のカーブとの距離に基づく減速制御がある。例えば、経路誘導終了地点と制御対象のカーブとの距離が短くなるほど、減速制御の減速度合いを大きくする。
(6)経路誘導終了地点と制御対象のカーブとの間の距離を基に、経路誘導終了地点に対応した減速制御を実施している。具体的には、経路誘導終了地点と制御対象のカーブとが離れている場合には、経路誘導終了地点に対応した減速制御を実施しないようにしている(制御対象のカーブに対応した減速制御を維持している)。
これにより、経路誘導終了地点に対応した減速制御を不用意に実施してしまい、減速制御が運転者に違和感を与えてしまうのを防止できる。
(7)車両が経路誘導終了地点から制御対象のカーブに到達するまでの予測時間が所定のしきい値以下のとき、経路誘導終了地点に対応した減速制御を実施している。
これにより、到達時間を基に経路誘導終了地点に対応した減速制御を実施することで、該減速制御を不用意に実施してしまい、減速制御が運転者に違和感を与えてしまうのを防止できる。
(8)減速制御を経路誘導終了地点に対応させることで、該減速制御の作動タイミングを、制御対象のカーブに対応するものよりも早くしている。
これにより、制御対象のカーブに対しても有効に減速できる。
(9)減速制御を経路誘導終了地点に対応させることで、該減速制御の減速度を、制御対象のカーブに対応するものよりも、大きくしている。
これにより、制御対象のカーブに対しても有効に減速できる。
本発明の実施形態の車両の構成を示す図である。 制駆動力コントロールユニットの構成例を示すブロック図である。 制駆動力コントロールユニットで行う演算処理の処理手順を示すフローチャートである。 各ノード点N(ノード点番号)の旋回半径R(図中●印)を示す図である。 処理により算出される目標減速度Xgsの例を示す特性図である。 制御目標ノード点と経路誘導終了地点との関係を判定する処理手順を示すフローチャートである。 ゲインαの例を示す特性図である。 各種フラグflgrg,flgrgend等の関係を示す図である。 車速制御のタイムチャートを示す図である。
符号の説明
8 制駆動力コントロールユニット、14 ナビゲーション装置、41 車速演算部、42 目標車速演算部、43 ナビゲーション情報処理部、44 目標減速度演算部、45 目標車速指令値演算部、46 警報制御部、47 車速設定部、48 車速指令値演算部、49 車速サーボ演算部、50 トルク配分制御演算部、51 ブレーキ液圧演算部、52 エンジントルク演算部

Claims (5)

  1. ナビゲーション装置が設定する出発地から目的地までの車両の誘導経路上で自車両から自車両直前のカーブまでの距離を検出する前方カーブ距離検出手段と、
    前記誘導経路上の目的地より延長した経路上で目的地から最初のカーブまでの距離を検出する延長カーブ距離検出手段と、
    前記前方カーブ距離検出手段又は延長カーブ距離検出手段が検出したカーブまでの距離に対応して前記自車両を減速制御する減速制御手段と、を備え、
    前記減速制御手段は、常時は前記前方カーブ距離検出手段により検出した距離に基づき減速制御を行い、前記誘導経路上の目的地の直前では前記延長カーブ距離検出手段により検出した距離に基づき減速制御を行うことを特徴とする車両用加減速制御装置。
  2. 前記誘導経路上の目的地を通過後の車速制御による車両の加速を抑制する加速抑制手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用加減速制御装置。
  3. 前記加速抑制手段は、前記延長カーブ距離検出手段により検出した距離、及び前記最初のカーブの旋回半径の大きさの少なくとも何れかを基に、前記加速の抑制度合いを決めることを特徴とする請求項2に記載の車両用加減速制御装置。
  4. 前記誘導経路上の目的地を通過後の車速制御は、設定車速に基づく車速制御であり、前記車速制御による車両の加速は、車両速度を前記設定車速まで増加させるための加速であることを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用加減速制御装置。
  5. 常時は、ナビゲーション装置が設定する出発地から目的地までの車両の誘導経路上で自車両から自車両直前のカーブまでの距離に基づき減速制御を行い、
    前記誘導経路上の目的地の直前では、前記誘導経路上の目的地より延長した経路上で目的地から最初のカーブまでの距離に基づき減速制御を行うこと
    を特徴とする車両用加減速制御方法。
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