JP2010149616A - ポールトレーラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブレーキ作動用のジャンパホース24が、螺旋状に束ねられることなく蛇行するようにして、ドローバ14の側方に吊り下げられることで、ジャンパホース24の、ドローバ14の伸縮に追従するために必要な長さを短縮し、ブレーキコントロールエアの応答遅れを解消する。又、相似形の断面形状を有する複数のパイプを摺動自在に組み合わせた多段伸縮構造を有するドローバ14の短縮状態では、ジャンパホース24はドローバの側方で、左右に蛇行するようにして束ねられることで、ジャンパホース24及びジャンパケーブル26の、ドローバ14の長手方向における干渉が防止される。従って、ジャンパホース24が抵抗となって、ドローバ14の短縮が阻害されることが回避される。
【選択図】図1
Description
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ポールトレーラのブレーキコントロールエアの応答遅れを、純機械的な構造により解消することにある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載のポールトレーラは、ハンガに設けられたジャンパホースを吊り下げる吊り具の位置が、ドローバの長手方向に隣接するハンガで異なるように配置されていることで、ブレーキ作動用の複数のジャンパホースとが、螺旋状に束ねられることなく蛇行するようにして、ドローバの側方に吊り下げられる。そして、ジャンパホースの、ドローバの伸縮に追従するために必要な長さを短縮し、ブレーキコントロールエアの応答遅れを解消するものである。
なお、複数のジャンパホースが、前記ドローバの左右一方にまとめて配置される場合には、ハンガの構造が単純化される。一方、複数のジャンパホースが、ドローバの左右一方にまとめて又は左右に振り分けて配置される場合には、蛇行するようにして束ねられるジャンパホースの干渉が、より確実に防止される。
本項に記載のポールトレーラは、ドローバの短縮状態では、ジャンパホースがドローバの側方で左右又は上下に蛇行するようにして束ねられ、ジャンパホースの、ドローバの長手方向における干渉が防止される。従って、ジャンパホースが抵抗となって、ドローバの短縮が阻害されることが回避される。一方、ドローバの伸張状態では、ドローバに摺動自在に挿通されたハンガがドローバの長手方向にスライドすることにより各ハンガの間隔が広がり、ジャンパホースは、蛇行状態が緩和されるようにしてドローバと共に引き伸ばされる。
本項に記載のポールトレーラは、ジャンパホースが、一定周期でドローバの側方で左右又は上下に蛇行するようにして束ねられることで、特に、ドローバの短縮時に、ジャンパホースの、ドローバの長手方向における干渉が確実に防止される。よって、ジャンパホースが抵抗となって、ドローバの短縮が阻害されることが回避される。
本項に記載のポールトレーラは、ドローバを構成するパイプの先端部に位置するハンガが各パイプに固定されていることで、その他の摺動摺動自在に挿通されるハンガの抜け止めとなる。又、固定されたハンガの吊り具に、ジャンパホースが固定されていることにより、ドローバの伸縮時には、各パイプに固定されたハンガの吊り具によって、ジャンパホースが引っ張られて、ドローバの伸縮動作にジャンパホースが追従することとなる。
本発明の実施の形態に係るポールトレーラは、図5に模式的に示されるエア回路36を備えている。このエア回路36は、トラクタ16(図6、図7参照)からポールトレーラ10へとエアを供給するためのジャンパホース24として、コントロールライン24Cと、サプライライン24Sを備えている。コントロールライン24Cは、ブレーキ指令を伝達するための信号エアを供給するジャンパホースである。又、サプライライン24Sは、ポールトレーラ10のエアブレーキ用ブレーキチャンバ38、40、42、44を作動させるためのエアを、ポールトレーラ10に搭載されたエアタンク46、48に供給するためのジャンパホースである。
なお、図中、符号56はパーキングブレーキバルブ、符号58はダブルチェックバルブ、符号60はプレッシャコントロールバルブ、符号68、70は、トラクタ16に連結されるエアホースカップリングである。
一方、各可動ハンガ32BM、32CM、32DM、32EMは、図3(b)、(d)、図4に例示されるように、各パイプの断面積より若干大きな断面積を有するパイプ状のスライドガイド32aと、スライドガイド32aの左右両側に固定されたステー32bとからなる。そして、ステー32bには固定ハンガと同様に、ジャンパホース24又はジャンパケーブル26を吊り下げる吊り具34が、揺動自在に吊り下げられている。
なお、各固定ハンガ32AF、32BF、32CF、32DF、32EF、各可動ハンガ32BM、32CM、32DM、32EM、及び、吊り具34の高さ方向の位置は、図1(a)に示されるポールトレーラ10のドローバ14を縮めた回送状態で、ジャンパホース24及びジャンパケーブル26が接地することの無い高さにセットされることとする。
一方、可動ハンガ32BM、32CM、32DM、32EMは、各パイプ14B、14C、14D、14Eの中間位置に挿通されている。そして、各可動ハンガ32BM、32CM、32DM、32EMをドローバ14の伸張時に一定間隔を保つように、可動ハンガ32BM、32CM、32DM、32EMの吊り具34には、ジャンパホース24及びジャンパケーブル26が固定されている。
又、本発明の実施の形態では、吊り具34の位置が、ドローバ14の長手方向に隣接する複数のハンガ32により、一定周期で車幅方向に離間接近するように配置されているが、必要に応じ、ドローバの側方で上下に配置させ、又は、上下左右の位置変化を組み合わせ、ジャンパホースと24ジャンパケーブル26を、上下左右に蛇行させるようにしても良い。
Claims (4)
- 運搬する積載物の寸法に合わせて伸縮可能なドローバと、トラクタに接続されるブレーキ作動用の複数のジャンパホースとを備えるポールトレーラであって、
前記ドローバに固定され、又は、摺動自在に挿通される複数のハンガによって、前記ジャンパホースが、前記ドローバの左右一方にまとめて又は左右に振り分けて配置され、かつ、前記ハンガに設けられた、前記ジャンパホースを吊り下げる吊り具の位置が、前記ドローバの長手方向に隣接するハンガで異なるように配置されていることを特徴とするポールトレーラ。 - 前記ハンガに設けられた、前記ジャンパホースを吊り下げる吊り具の位置が、前記ドローバの長手方向に隣接するハンガで、車幅方向又は上下方向に異なるように配置されていることを特徴とする請求項1記載のポールトレーラ。
- 前記ハンガに設けられた、前記ジャンパホースを吊り下げる吊り具の位置が、前記ドローバの長手方向に隣接する複数のハンガにより、一定周期で車幅方向に離間接近し又は上下するように配置されていることを特徴とする請求項2記載のポールトレーラ。
- 前記ドローバは、相似形の断面形状を有する複数のパイプを摺動自在に組み合わせた多段伸縮構造を有し、各パイプの先端部に位置する前記ハンガが各パイプに固定され、該固定されたハンガの吊り具に、前記ジャンパホースが固定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のポールトレーラ。
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JP2010149722A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Tokyu Car Corp | ポールトレーラ |
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JPH0924821A (ja) * | 1995-07-12 | 1997-01-28 | Jidosha Kiki Co Ltd | トレーラ用エアブレーキシステム |
-
2008
- 2008-12-24 JP JP2008328382A patent/JP5375080B2/ja active Active
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