JP2010147816A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より高速にダークシェーディング補正を行うこと。また、ダークシェーディング補正により起こる不必要なSN劣化を防ぐこと。
【解決手段】光電変換して画像信号を出力する撮像素子(101)と、前記撮像素子を露光した状態で得られる被写体画像信号から前記撮像素子を遮光した状態で得られる黒画像信号を減算する減算回路(107)と、撮影感度を設定する設定手段(120)と、前記設定手段により設定される前記撮影感度に応じて、前記撮像素子を遮光した状態で前記撮像素子から前記画像信号を間引いて読み出すときの間引き率を制御する制御手段(120、121)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関し、更に詳しくは、ダークシェーディング補正を行う撮像装置及びその制御方法に関する。
従来から、デジタルカメラなどの撮像装置に用いられるCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子において、暗電流ノイズを補正するために、様々なダークシェーディング補正方法が提案されている。
図6は、従来のダークシェーディング補正を行うデジタルカメラの機能構成の一例を示す概略ブロック図である。図6に示すカメラにおいて、露出制御動作で決定された撮影条件(絞り、シャッタースピード、感度)で撮像素子1001により被写体を撮影して、撮像素子1001から蓄積された電荷信号を読み出す。読み出された電荷信号はA/D変換器1002でデジタル信号に変換され、バッファメモリ1003に画像信号(以下、「被写体画像信号」と呼ぶ。)として記録される。次に、同じ撮影条件で、撮像素子1001を遮光した状態で撮影を行い、得られた電荷信号をA/D変換器1002でデジタル信号に変換する。このようにして得られた画像信号を、以下、「黒画像信号」と呼ぶ。
A/D変換器1002から黒画像信号が出力されるのと同時に、バッファメモリ1003に蓄積された被写体画像信号が読み出される。そして、減算回路1004において被写体画像信号から黒画像信号を減算することにより、ダークシェーディング補正を行う。ダークシェーディング補正された被写体画像信号は、オフセット回路1005にて任意のオフセット値(例えば10ビット信号で32LSB程度)が加算される。オフセット値が加算された被写体画像信号は信号処理回路1006に送られ、1枚の画像の画像信号が生成される。このようにして生成された画像信号は、SDカードなどの汎用の記憶媒体1007に蓄積される。
しかしながら上述したダークシェーディング補正方法では、2枚の画像の画像信号(被写体画像信号、黒画像信号)を用いるため、ダークシェーディング補正を行わない場合と比較して、ランダムノイズが√2倍増えてしまう。また2枚の画像の撮影動作及び読み出しを行うため、撮影終了までに時間がかかってしまう。
特許文献1に記載された発明では、黒画像信号を複数ブロックに分割して、ブロック毎に信号を積算し、積算した信号を被写体画像の解像度に応じて拡大してから、被写体画像から差し引くことが提案されている。この方法によれば、黒画像信号のランダムノイズが低減されるため、ダークシェーディング補正後の画像信号におけるノイズ劣化をほぼ無くすことができる。
特開平11−289494号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法でも、1枚の被写体画像の画像信号を得るために、画像信号の撮影動作及び読み出し動作は、図6を参照して上述した方法と同様に2回ずつ実施される。そのため、撮影終了までに時間がかかり、連写撮影時には、連写スピードが大幅に落ちてしまうという問題点があった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、より高速にダークシェーディング補正を行うことを目的とする。また、ダークシェーディング補正により起こる不必要なSN劣化を防ぐことを更なる目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、光電変換して画像信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子を露光した状態で得られる被写体画像信号から前記撮像素子を遮光した状態で得られる黒画像信号を減算する減算手段と撮影感度を設定する設定手段と、前記設定手段により設定される前記撮影感度に応じて、前記撮像素子を遮光した状態で前記撮像素子から前記画像信号を間引いて読み出すときの間引き率を制御する制御手段と、を有する。
また、光電変換して画像信号を出力する撮像素子を有する撮像装置の本発明の制御方法は、前記撮像素子を露光した状態で得られる被写体画像信号から前記撮像素子を遮光した状態で得られる黒画像信号を減算する減算工程と撮影感度を設定する設定工程と、前記設定工程により設定される前記撮影感度に応じて、前記撮像素子を遮光した状態で前記撮像素子から前記画像信号を間引いて読み出すときの間引き率を制御する制御工程と、を有する。
また、別の構成によれば、本発明の撮像装置は、光電変換して画像信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子を露光した状態で得られる被写体画像信号から前記撮像素子を遮光した状態で得られる黒画像信号を減算する減算手段と、前記撮像素子を遮光した状態で前記撮像素子から出力される画像信号の平均値を予め設定されたブロック毎に算出し、算出された平均値に基づいて前記減算手段による減算を行うか否かを制御する制御手段と、を有する。
また、光電変換して画像信号を出力する撮像素子を有する撮像装置の本発明の制御方法は、前記撮像素子を露光した状態で得られる被写体画像信号から前記撮像素子を遮光した状態で得られる黒画像信号を減算する減算工程と、前記撮像素子を遮光した状態で前記撮像素子から出力される画像信号の平均値を予め設定されたブロック毎に算出し、算出された平均値に基づいて前記減算工程による減算を行うか否かを制御する制御工程と、を有する。
本発明によれば、より高速にダークシェーディング補正を行うことができる。また、ダークシェーディング補正により起こる不必要なSN劣化を防ぐことが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態におけるダークシェーディング補正を行う撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、120は撮像装置全体を制御するシステム制御回路、50は撮影レンズである。なお、図1では、撮影レンズ50を1つのレンズとして表しているが、実際にはフォーカスレンズやズームレンズ等、複数のレンズから構成されている。123はシステム制御回路120による制御に基づいて、撮影レンズ50のフォーカスレンズを制御する焦点制御部である。51は絞り機能を備えるメカニカルシャッター、122はシステム制御回路120による制御に基づいて、シャッター51を制御する露出制御部である。
101は、光電変換により入射光量に応じた電荷を生成して出力するCCDセンサやCMOSセンサに代表される撮像素子である。撮像素子101は、全画素の信号を読み出す以外に、特定の画素の加算および特定の行または列おきに間引いて電荷を読み出すことができる構成になっている。本実施の形態では、図3(a)に示すようなベイヤー配列のフィルタにより覆われた画素を、水平垂直方向に隣接する同色4画素の加算を行う。そして、図3(b)に示す通り画素数を1/4とすることができる。また、本実施の形態では、画素加算および間引き処理は同色画素同士に適用される。そこで、以降は説明のため、ベイヤー配列の2×2画素(R、G、G、B)の4画素を1画素として表すこととする。これにより、本実施の形態では、図3(b)を図4のように表している。
更に本実施の形態では、図4に示す通り、画素加算した画像信号を特定の行おきに間引いて読み出すことができる。以下、間引きを行わずにすべて読み出すときを間引き率1/1、4行おきに間引いて読み出すときを間引き率1/5、9行おきに間引いて読み出すときを間引き率1/10と呼ぶ。
なお、本実施の形態では画素加算は水平垂直方向に2画素ずつ、計4画素の加算を行う場合について説明するが、画素加算数も間引き率と同様に条件によって変更してもよい。また、間引きを行方向について行うものとして説明するが、列方向について行っても、行および列方向の両方について行ってもよい。
121は、システム制御回路120による制御に基づいて撮像素子101を駆動する駆動回路である。即ち、システム制御回路120及び駆動回路121は、制御手段を構成する。
102は、撮像素子101から出力される電荷信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、103は、A/D変換器102から出力されるデジタル信号を記憶するメモリである。システム制御回路120は、A/D変換器102から出力されるデジタル信号を用いて、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のオートフォーカス(AF)処理、自動露出(AE)処理、フラッシュプリ発光(EF)処理を行う。
100は、黒画像信号を生成する黒画像生成部であり、ブロック積分回路104、メモリ105、リサイズ部106を含む。ブロック積分回路104は、A/D変換器102から出力されるデジタル信号をブロック毎に積分すると共に、積分した画素数で平均化し、ブロック平均化信号を取得する。メモリ105は、ブロック積分回路104からの平均信号を記憶する。また、リサイズ部106は、メモリ105に記憶されたブロック平均化信号を指定された解像度にリサイズする。
107は、メモリ103に記憶されたデジタル信号から、リサイズ部106によりリサイズされた黒画像信号を減算する減算回路、108はデジタルゲイン回路、109はオフセット回路、110は信号処理回路、111は記憶媒体である。
また、124は、例えば、シャッター釦やモード切り換えダイヤルなど、撮影者が撮像装置に指示を入力するための操作部であり、入力内容はシステム制御回路120に通知される。
図2は、本実施の形態における撮像装置の撮影時の動作を示すフローチャートである。以下、図1及び図2を参照しながら、本実施の形態におけるダークシェーディング補正方法について説明する。
先ず、ステップS11において、操作部124に含まれるシャッター釦の、例えば途中操作(例えば半押し)によりONとなるスイッチSW1がONされるのを待つ。スイッチSW1がONされるとステップS12に進んで、露出制御を行う。露出制御では、システム制御回路120が撮影に用いる露出条件(絞り、シャッタースピード、撮影感度)を設定する(設定手段、設定工程)。
次に、ステップS13において、システム制御回路120は、ステップS12で設定した感度に応じて、ダークシェーディング補正用の黒撮影時における撮像素子101から電荷を読み出す際の間引き率kを決定する。間引き率kは、黒撮影時に駆動回路121に入力される。なお、ステップS13における処理については、詳細に後述する。
次に、ステップS14において、焦点調節制御を行う。焦点調節制御では、システム制御回路120が焦点制御部123を介して撮影レンズ50のフォーカスレンズを制御して、焦点を被写体に合わせる。そしてステップS15において、シャッター釦の、例えば全押し操作によりONとなるスイッチSW2がONされたかどうかを判断する。スイッチSW2がOFFであればステップS11に戻って上記処理を繰り返し、ONであればステップS16に進む。
ステップS16では、ステップS12で決定された露出条件に基づいて露出制御部122及び駆動回路121を制御して撮像素子101を露光し、被写体の撮影を行う。そして撮影が終了すると、ステップS17において、撮像素子101に蓄積された全画素の電荷信号を読み出す。即ち、ステップS16及びS17の処理は、第1の読み出し工程に対応する。読み出された電荷信号は、A/D変換器102でデジタル信号に変換され、メモリ103に画像信号(以下、「被写体画像信号」と呼ぶ。)として記憶される。
次に、同じ撮影条件で撮像素子101をシャッター51により遮光した状態で黒撮影を行う(ステップS18)。続くステップS19において、撮像素子101に蓄積された電荷信号の読み出しを行うが、この時、ステップS13で決定した間引き率kで読み出しを行っていく。
上述したように、本実施の形態では、撮像素子101から間引き率1/1のときはすべての行から電荷信号を読み出し、間引き率1/5のときは4行おき、間引き率1/10のときは9行おきに読み飛ばしながら電荷信号を読み出す。また、黒画像生成部100では、撮像素子101の有効領域の画素を水平方向m、垂直方向nの2次元のブロックに分割し、後述するように黒画像を生成する。
ステップS19では間引き率kで電荷信号を読み出してA/D変換し、ステップS20において、ブロック積分回路104は、変換した各画素のデジタル信号をm×nのブロック毎に積分する。更に、ブロック毎の積分値を積分した画素数で平均化し、このブロック毎の平均値(以下、「ブロック平均化信号」と呼ぶ。)をメモリ105に記憶する。
そして、ステップS21において、システム制御回路120は、ブロック平均化信号の内の最大値MAXと最小値MINとの差(=MAX−MIN)を算出する。ステップS22では、MAX−MINの値を予め定められた閾値TH1と比較する。MAX−MINの値が閾値TH1以上(閾値以上)であれば、ステップS23においてブロック平均化信号を、リサイズ部106により被写体画像信号の解像度に変換(拡大)する。ここで得られる信号を、以下、「黒画像信号」と呼ぶ。
続いて、ステップS24で、減算回路107にて、ステップS17で得られた被写体画像信号からステップS23で得られた黒画像信号を減算することにより、被写体画像信号にダークシェーディング補正が施される(減算手段、減算工程)。このようにして補正された被写体画像信号に、デジタルゲイン回路108にてゲインをかけ(ステップS25)、オフセット回路109にて予め設定されたオフセット値を加える(ステップS26)。その後、信号処理回路110に転送され、汎用の画像信号(例えば、JPEG画像信号)に変換され(ステップS27)、SDカードなどの記憶媒体111に記録される(ステップS28)。
一方、ステップS22でMAX−MINの値が閾値TH1よりも小さい場合、ステップS27へ進む。この場合には、減算回路107による減算処理を行わない。
このように、MAX−MINの値に応じて減算処理を行うかどうかを判断するのは、本実施の形態におけるダークシェーディング補正の減算処理が少なからずSN劣化を伴うからである。従って、黒画像信号が画面全体に亘ってほぼ一定で補正の必要がない場合には、減算処理を回避する構成とすることにより、SN劣化に対して非常に有効である。なお、今回はMAX−MINの例を示したが、ブロック平均信号の標準偏差や撮像装置の温度情報を判断に用いるなど、減算処理の要否には様々な判断手法を用いることができる。
次に、ステップS13で行われる、間引き率kを決定する方法について説明する。なお、間引き率kの決定は、システム制御回路120により行われる。
間引きにより読み出す画素数を少なくすることにより、撮像素子101から電荷を読み出す時間を短縮することができる。その一方で、読み出す画素数を少なくすると、積分される1ブロックあたりの画素数が減少するためにS/N比が劣化する。よって、本実施の形態では、設定感度に応じて間引き率kを変更する。低感度時にはセンサーノイズ(ランダムノイズ)が小さいため、間引き率kを大きくすることによって高速処理を実現する。また、高感度時には間引き率kを小さくすることで、S/N比を劣化させずに黒画像信号を作成する。その場合、処理時間は若干長くなる。
以下に、間引き率kの算出方法について具体例を挙げて説明する。
ノイズ値をN、画素平均する画素数をnとし、ISO100の時に1画素を読み出した場合のノイズ値をN100とすると
N>N100/√n …(1)
となる。式(1)をnについて解くと、
n>(N100/N)2 …(2)
となる。1画素を読み出した場合のノイズ値N100に対し、ノイズ値Nを0.5以下にすれば、複数画素の平均を取った場合に画像信号に影響を及ぼさない。ノイズ値N100を基準(100%、即ち=1)とすると、ISO100の場合には、式(2)からn=4となり、4画素以上読み出せばノイズ値Nが0.5以下になり、ノイズの影響を受けなくなる。
S/N比を電圧比較のデシベル(dB)で表すと、20*log(N/S)で表すことができる。例えばISO100、A/D変換後のデジタル画像信号値Sが200、ノイズ値Nが1の場合、S/N比は、
S/N(ISO100) = 20*log(1/200) ≒ -46dB
である。これに対し、4画素の平均を取った場合のS/N比は、
S/N(ISO100) = 20*log(0.5/200) ≒ -52dB
となる。
ISO200のときに、1画素を読み出した場合のノイズ値N200は、ノイズ値N100の2倍(200%)となる。従って、ノイズレベルをISO100同様のN=0.5にするためには、式(2)から
n>(2/0.5)2
n>16
となる。このようにノイズレベルをISO100同様のN=0.5にするために必要な最低画素加算数nは16画素であることが分かる。
同様にして、最低画素加算数nは、ISO400では64画素、ISO800では256画素、ISO1600では1024画素であることがわかる。
図5(a)は、7M(3072×2310)画素の撮像素子における、間引き率別の読み出し時間及び、ブロック分割数を水平方向64分割、垂直方向64分割とした場合の読み出し画素数を示している。この場合、各ブロックには水平方向48列、垂直方向36行(最終ブロックは、42行だがここでは計算を簡略化するため36行とする)分の画素が含まれる。
なお以降の計算において、図3(b)で示したように画素加算する駆動モードでは、画素加算によって撮像素子上で混合されている分も読み出し画素数として換算することとする(従って、本実施の形態の場合、実画素数は×4)。
間引き率1/1にて読み出される電荷をブロック毎に積分する場合、1ブロックの画素数は水平方向24画素、垂直方向18画素となり、画素加算数4を考慮して合計24×18×4=1728画素となる。ちなみに、画素加算および間引きをせずに1フレームの画像を読み出した場合の1ブロックの画素数は同じ1728画素であるが、このときの読み出し時間は約250msである。一方、画素加算を用いた場合には、約150msで済むため、画素加算読み出しの方が優位性が高いことが分かる。
また、間引き率1/5とした場合の1ブロックの画素数は水平方向24画素、垂直方向3画素(端数切捨てとした場合)となり、画素加算数4を考慮すると合計288画素となる。同様に、間引き率1/10では96画素となる。
間引き率1/10での画素数は96画素であるから、ISO400までは、間引き率1/10(k=1/10)読み出せば、十分にノイズを少なくすることができる。同様に、ISO800の場合は間引き率1/5(k=1/5)、ISO1600の場合は間引き率1/1(k=1/1)とすれば、ノイズの影響を受けないことになる。
図5(b)は、ISO100、200、400、800、1600それぞれについて、S/N比を劣化させないための最低加算画素数n及び、最低加算画素数nを読み出すために必要な間引き率kを感度毎に示した表である。なお、上記説明から分かるように、最低加算画素数n及び間引き率kは、撮像素子101の解像度や特性等の条件が変化すると、それに応じて変化する。
上述したように読み出す画素数を間引き率として制御することで、遮光して撮影した電荷信号の読み出し時間を減らすことが可能となり、処理の大幅な高速化が実現できる。例えば撮像素子101が7メガ画素センサの場合、駆動周波数にもよるが、全画素から読み出すための読み出し時間はおおよそ250msかかるが、間引き率1/10で読み出しに係る時間は約15msとなり、大幅に高速化できる。
上記の通り本実施の形態によれば、予め設定感度毎のノイズ値を測定し、ダークシェーディング補正に必要な撮像素子の読み出し画素数を決定し間引き率kを制御する。このような構成により、処理時間の高速化と、黒画像信号におけるノイズの軽減を実現することができる。
なお、以上の説明では、ISO感度に応じて、ダークシェーディング補正に必要な撮像素子の読み出し画素数および間引き率kを決定する動作を説明した。しかしながら、ISO感度に関わらず、ダークシェーディング補正に必要な画素数および間引き率を固定にする構成であっても良い。
また、間引き率を静止画撮影のフレーミング時の動画読み出しと同じに設定すれば、撮影と静止画フレーミングの切り替え時間が短縮できることとなる。
さらに、この黒画像撮影を伴うダークシェーディング補正処理は撮影スピードとの兼ね合いからある一定条件下でのみ行われることが多かったが、本発明のように高速化することによって、常時補正を行うことが可能となる。またその際は、本発明の制御手段により黒画像撮影の後に不必要な減算を避けることも可能である。
本発明の実施の形態における撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における撮影時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の撮像素子における画素加算の一例を説明する為の図である。 本発明の実施の形態の撮像素子における間引き読み出しの一例を説明する為の図である。 本発明の実施の形態における間引き率kの決定方法を説明するための図である。 従来の撮像装置の機能構成を示す概略ブロック図である。
符号の説明
100 黒画像生成部
101 撮像素子
102 A/D変換器
103 メモリ
104 ブロック積分回路
105 メモリ
106 リサイズ部
107 減算回路
108 デジタルゲイン回路
120 システム制御回路
121 駆動回路

Claims (7)

  1. 光電変換して画像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子を露光した状態で得られる被写体画像信号から前記撮像素子を遮光した状態で得られる黒画像信号を減算する減算手段と
    撮影感度を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定される前記撮影感度に応じて、前記撮像素子を遮光した状態で前記撮像素子から前記画像信号を間引いて読み出すときの間引き率を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像信号のランダムノイズが予め設定されたノイズ値よりも低くなるように前記間引き率を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 光電変換して画像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子を露光した状態で得られる被写体画像信号から前記撮像素子を遮光した状態で得られる黒画像信号を減算する減算手段と、
    前記撮像素子を遮光した状態で前記撮像素子から出力される画像信号の平均値を予め設定されたブロック毎に算出し、算出された平均値に基づいて前記減算手段による減算を行うか否かを制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記ブロック毎に算出した平均値の最大値と最小値との差が予め設定された閾値以上の場合に、前記減算手段を用いた減算を行うように制御し、前記最大値と最小値との差が予め設定された閾値より小さい場合に、前記減算手段を用いた減算を行わないように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子を遮光した状態で前記撮像素子から出力される画像信号を予め設定されたブロック毎に平均化してから予め設定された解像度に変換することで前記黒画像信号を生成する黒画像生成手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 光電変換して画像信号を出力する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子を露光した状態で得られる被写体画像信号から前記撮像素子を遮光した状態で得られる黒画像信号を減算する減算工程と
    撮影感度を設定する設定工程と、
    前記設定工程により設定される前記撮影感度に応じて、前記撮像素子を遮光した状態で前記撮像素子から前記画像信号を間引いて読み出すときの間引き率を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 光電変換して画像信号を出力する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子を露光した状態で得られる被写体画像信号から前記撮像素子を遮光した状態で得られる黒画像信号を減算する減算工程と、
    前記撮像素子を遮光した状態で前記撮像素子から出力される画像信号の平均値を予め設定されたブロック毎に算出し、算出された平均値に基づいて前記減算工程による減算を行うか否かを制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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