JP2010147622A - 通信機、通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】発振器の消費電力と位相雑音を最適化することができる通信機および受信方法を提供する。
【解決手段】この通信機は、制御信号に基づき所定の品質のローカル信号を生成する第1の発振部と、ローカル信号を用いて入力信号の周波数を変換する周波数変換部と、周波数変換部により周波数が変換された信号から所望信号を通過させるフィルタと、フィルタを通過する前の信号とフィルタを通過した信号とに基づき制御信号を生成して第1の発振部に与える制御部とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】この通信機は、制御信号に基づき所定の品質のローカル信号を生成する第1の発振部と、ローカル信号を用いて入力信号の周波数を変換する周波数変換部と、周波数変換部により周波数が変換された信号から所望信号を通過させるフィルタと、フィルタを通過する前の信号とフィルタを通過した信号とに基づき制御信号を生成して第1の発振部に与える制御部とを具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信機および通信方法に係り、特に消費電力を低減することのできる無線通信機および通信方法に関する。
無線受信機では、周波数を変換するための局部発振信号(ローカル信号)やアナログ・ディジタル変換回路(ADC:Analog to Digital Converter)のクロック信号を生成するため、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)などを備えたPLL回路(Phase Locked Loop)が用いられている。PLL回路では、所望帯域内の位相雑音は下げられているが、所望帯域外の雑音は、主にPLL回路を構成する発振器自体の位相雑音で決定される。
PLL回路の帯域内および帯域外の位相雑音の仕様は、各種無線通信規格によって定められている。しかし、省面積化のためPLL回路の発振器としてリング発振器などを用いた場合、位相雑音を低減すればするほど多くの電力を消費してしまう(非特許文献1)。
Behzad Razavi、"A Study of Phase Noise in CMOS Oscillators"、IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS、IEEE、VOL.31, NO.3, MARCH 1996、p.331
Behzad Razavi、"A Study of Phase Noise in CMOS Oscillators"、IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS、IEEE、VOL.31, NO.3, MARCH 1996、p.331
このように、従来の通信機、通信方法では、所望帯域外を含めた位相雑音を最適化する場合に消費電力が比較的大きくなるという問題がある。本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、発振器の消費電力と位相雑音を最適化することができる通信機および通信方法を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る通信機は、制御信号に基づき所定の品質のローカル信号を生成する第1の発振部と、ローカル信号を用いて入力信号の周波数を変換する周波数変換部と、周波数変換部により周波数が変換された信号から所望信号を通過させるフィルタと、フィルタを通過する前の信号とフィルタを通過した信号とに基づき制御信号を生成して第1の発振部に与える制御部とを具備する。
また、本発明の第2の態様に係る通信方法は、制御信号に基づき品質を制御可能な発振部によりローカル信号を生成し、このローカル信号を用いて周波数変換部により受信信号の周波数を変換し、周波数変換部が変換した信号から所望信号をフィルタにより通過させ、フィルタを通過する前の信号の電力とフィルタを通過した信号の電力とをそれぞれ検出し、検出した電力それぞれの比または差に基づき制御信号を生成して発振部に与えることを特徴とする。
本発明によれば、発振器の消費電力と位相雑音を最適化することができる通信機および通信方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る無線受信機の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)図1および図2は、本発明の第1の実施形態に係る受信機の構成を示すブロック図、図3Aないし図3Cは、この実施形態の受信機による隣接チャネル除去の様子を示す図である。図1に示すように、この実施形態の受信機1は、アンテナ10、低雑音増幅器20(LNA:Low Noise Amplifier)、周波数交換器30(ミキサ)、局部発振器40、自動利得制御器50(AGC:Auto Gain Control)、チャネル選択フィルタ60(CSF:Channel Select Filter)、および検出器70を備えている。
アンテナ10は、この実施形態の受信機1が受信する電波を受ける。LNA20は、アンテナ10が受けた高周波信号を所定のレベルまで増幅する。LNA20は、特に低雑音の高周波増幅器であることが望ましい。ミキサ30は、LNA20が増幅した受信信号とローカル信号とを乗算して周波数を変換し、ベースバンドの受信信号を生成する。
局部発振器40は、ローカル信号を生成してミキサ30に与える。局部発振器40は、たとえばPLL回路により実現され、外部からの制御により、出力信号に含まれる位相雑音のレベルを調節することができる。AGC50は、たとえばフィードバックループを備えた増幅器により実現され、ミキサ30によりベースバンドに変換された受信信号のレベルに応じて増幅利得を変化させる機能を有している。たとえば、AGC50は、受信信号レベルが一定以上に達した場合に増幅利得を下げるように動作して、受信信号が歪まないよう信号レベルを概ね一定にする利得制御を行う。
CSF60は、フィルタをN段(Nは正の整数)直列接続して構成された多段フィルタである。図1に示すように、AGC50から出力される受信信号は、CSF60を構成する第1フィルタ#1に入力され、第1フィルタ#1の出力は第2フィルタ#2に出力される。第2フィルタ#2以降、同様にして第Mフィルタ#Mによって受信信号がフィルタリングされていく。N段のフィルタを通過した受信信号は、後段の復調器(図示せず)などに送られて復調される。CSF60を構成するフィルタは、それぞれ異なる通過特性を有しており、すべてのフィルタの通過特性を合成した通過特性は、所望信号(所望チャネル)のみを通過するように設計されている。なお、N=1として一つのフィルタ単独で所望の通過特性となるように設計してもよい。
検出器70は、CSF60を構成するフィルタの入力信号および出力信号の電力を検出する。CSF60を構成するフィルタのうち、1段目のフィルタをプリフィルタとして、検出器70による検出対象から除外してもよい。これによりフィルタの設計を容易にできる。この場合、プリフィルタは比較的ブロードな特性が選択される。検出器70は、検出したフィルタの入力信号および出力信号に基づいて、局部発振器40の位相雑音レベルを制御する制御信号を生成し局部発振器40に与える機能を有している。ここで、信号の「電力(レベル)」は、信号の平均電力または実効値を意味するが、以下の説明においては、広く信号の強度を含む概念として用いる。なお、検出器70は、CSF60を構成するフィルタの入力信号および出力信号の電力に代えて、入力信号および出力信号の振幅の大きさを検出してもよい。
このように、この実施形態の受信機1では、CSF60をなすフィルタの入力信号および出力信号に基づいて、局部発振器40の位相雑音レベルを制御する。CSF60は、隣接チャネルの信号をカットすることができるから、この実施形態の受信機1によれば、隣接チャネルからの干渉波のレベルに応じて局部発振器40の位相雑音レベルを制御できることになる。すなわち、検出器70が検出した入出力信号の電力の差が大きい場合、隣接チャネルからの干渉波に起因するノイズが少ないことを意味するから、ローカル信号の位相雑音レベルを下げることができる。一方、検出器70が検出した入出力信号の電力の差が小さい場合、隣接チャネルからの干渉波に起因するノイズが大きいことになるから、ローカル信号の位相雑音レベルを上げる必要がある。局部発振器40が生成するローカル信号の位相雑音レベルの制御は、消費電力の増減と直結するから、結果として消費電力を必要最小限に抑えることが可能になる。
以下、説明を簡単にするため、図2に示すようにN=2かつM=2とした場合を例に、この実施形態の受信機1について詳細に説明する。図2は、図1に示す受信機1の構成のうち、N=2かつM=2として簡略化した構成を示しており、共通する要素には同一の符号を付して示した。また、図2では、CSF60を構成する第1フィルタ61をプリフィルタとして検出器70の検出対象から除外し、検出器70は、第2フィルタ62の入力信号および出力信号のみを検出するものとして示している。
図2に示すように、この実施形態の検出器70は、電力検出器71および72(PD:Power Detector)と、除算器80とを備えている。PD71は、第2フィルタ62の入力信号の電力レベルを検出し、PD72は、同じく出力信号の電力レベルを検出する。除算器80は、PD71が検出した入力信号レベル(入力信号の電力レベル)を、PD72が検出した出力信号レベル(出力信号の電力レベル)で除算して制御信号として出力する。除算器80が出力した制御信号は、局部発振器40に入力される。
続いて、この実施形態の受信機1の動作を説明する。アンテナ10で受信された無線信号は電気信号(受信信号)に変換され、LNA20は、受信信号を所定のレベルに増幅する。ミキサ30は、局部発振器40が生成したローカル信号を受信信号を乗算してベースバンドの受信信号へ変換する。AGC50は、ベースバンドの受信信号を適切なレベルに調節してCSF60に入力する。
CSF60に入力された受信信号は、まず第1フィルタ61に入力される。第1フィルタ61は、たとえば図3Aの破線に示す特性で受信信号をフィルタリングする。図3Aに示すように、AGC50から出力される受信信号に所望信号、隣接チャネルの信号、および、隣接チャネル以外の干渉波が含まれているとすると、第1フィルタ61は、隣接チャネル以外の干渉波すべてと、隣接チャネルの信号の一部をカットする。
第1フィルタ61の出力信号は、第2フィルタ62に入力される。第2フィルタ62は、たとえば図3Bの破線に示す特性で受信信号をフィルタリングする。第2フィルタ62に入力される受信信号は、第1フィルタ61のフィルタリングにより、所望信号と隣接チャネルの信号の一部を含んでいるから、第2フィルタ62は、隣接チャネルの信号をすべてカットする。その結果、第2フィルタ62の出力(=CSF60の出力)は、図3Cに示すように所望信号のみが含まれている状態となる。
検出器70は、第2フィルタ62の入力信号および出力信号の電力を検出し、除算処理を行う。このとき、入力信号を出力信号で除算するものとすると、入出力間の電力差が大きいほど大きな除算値が得られる。検出器70は、この除算結果を制御信号として、局部発振器40に与える。
局部発振器40は、制御信号の大小に応じて、自己の位相雑音レベルを制御する。この例では、検出器70の除算値が大きい(=隣接チャネルの信号レベルが小さい)ほど制御信号が大きくなるから、局部発振器40は、制御信号が大きいほどローカル信号の位相雑音レベルを高く制御する。この結果、隣接チャネルの信号レベルが小さい場合は位相雑音レベルを大きく取り、局部発振器40の消費電力を抑えることが可能となる。
図4Aおよび図4Bを参照して、この実施形態の受信機1の動作原理を説明する。図4Aは、隣接チャネルの信号レベルが高い場合における受信機1のミキサ30に入力される受信信号スペクトルおよび同じくCSF60から出力される受信信号スペクトルを示す図である。図4Bは、隣接チャネルの信号レベルが低い場合における受信機1のミキサ30に入力される受信信号スペクトルおよび同じくCSF60から出力される受信信号スペクトルを示す図である。
図4Aの左側に示される周波数スペクトルでは、所望信号のスペクトルのピークと、隣接チャネルの信号のスペクトルとが表わされ、さらに局部発振器40が生成するローカル信号の位相雑音のスペクトルが表わされている。この周波数スペクトルの受信信号をミキサ30によりダウンコンバートすると、図4Aの右側に示されるように、隣接チャネルの信号とローカル信号の位相雑音成分とが乗算された干渉波成分が隣接チャネルの信号を中心に拡がることがわかる。このとき、干渉波成分がベースバンド領域にまで拡がるため、ベースバンドに変換された所望信号が影響を受けてしまう。この状況で、第2フィルタ62の入出力信号の電力を検出すると、拡がった干渉波成分の影響で、そのレベル差が小さくなる(除算値が小さくなる)。
このような場合、検出器70は、局部発振器40のローカル信号に含まれる位相雑音レベルが低くなるように制御する制御信号を局部発振器40に与える。その結果、局部発振器40における消費電力が増加するが、ローカル信号の位相雑音レベルが図4Aの波線部にまで抑えられ、結果として干渉波成分が抑えられてベースバンドに変換された所望信号がCSF60から正常に出力される。
一方、図4Bの左側に示される周波数スペクトルでは、所望信号のスペクトルのピークと、レベルの低い隣接チャネルの信号のスペクトルとが表わされ、さらに局部発振器40が生成するローカル信号の位相雑音のスペクトルが表わされている。この周波数スペクトルの受信信号をミキサ30によりダウンコンバートした場合、図4Bの右側に示されるように、隣接チャネルの信号とローカル信号の位相雑音成分とが乗算された干渉波成分が比較的低レベルに留まっている。すなわち、干渉波成分がベースバンド領域にまで拡がらず、ベースバンドに変換された所望信号は影響を受けない。このような場合、ローカル信号の位相雑音レベルが多少高くても、所望信号が影響を受けることが少ない。この状況で、第2フィルタ62の入出力信号の電力を検出すると、干渉波成分の影響が小さいから、両者のレベル差が大きくなる(除算値が大きくなる)。
そこで、検出器70は、局部発振器40のローカル信号に含まれる位相雑音レベルが高くなるように制御する制御信号を局部発振器40に与える。その結果、局部発振器40における消費電力が抑制され、結果として許容されるレベルの干渉波成分とベースバンドに変換された所望信号とがCSF60から出力される。
この実施形態の受信機によれば、所望信号と(所望信号を含む)隣接チャネルの信号を検出し、検出結果に基づいて局部発振器の位相雑音を制御することで、消費電力の最適化を図ることができる。CSF60が3段以上の構成の場合でも、CSF60を構成する各フィルタのいずれかの入出力信号の比を検出すれば、局部発振器の位相雑音レベルの制御が可能であり、消費電力の低減化が可能である。すなわち、隣接チャネルの信号のみを取り出すためのフィルタを必要としない(所望信号が含まれていてもよい)ため、簡単な構成で検出器を実現することができ、回路面積を節約できることができる。
(第2の実施形態)続いて、図5を参照して、本発明の第2の実施形態に係る受信機2ついて詳細に説明する。図5は、本発明の第2の実施形態に係る受信機2の構成を示すブロック図である。この実施形態の受信機2は、図1および図2に示す第1の実施形態に係る受信機1を直交変調に対応させたものである。そのため、第1の実施形態の受信機1と共通する要素については同一の符号を付して示し、重複する説明を省略する。図5に示すように、この実施形態の受信機2は、ミキサ30に対応し同様の機能をもつミキサ30aおよび30b、ローカル信号をπ/2位相の異なる二つの信号に分配する位相器30c、AGC50に対応し同様の機能をもつAGC50aおよび50b、CSF60に対応し同様の機能をもつCSF60aおよび60b、検出器70に対応し同様の機能をもつ検出器70aおよび70b、および、検出器70aおよび70bから出力される制御信号のうち一方を局部発振器40に与えるマルチプレクサ90を備えている。
位相器30cは、局部発振器40が生成したローカル信号を分配し、一方の位相をπ/2変えて、それぞれミキサ30aおよび30bに与える。ミキサ30aおよび30bは、LNA20が増幅した受信信号と、位相器30cが分配し一方を移相したローカル信号それぞれとを乗算してAGC50aおよび50bに与える。CSF60aおよび60bは、AGC50aおよび50bがレベル調整した受信信号をフィルタリングする。CSF60aから出力される受信信号はIチャネル信号、CSF60bから出力される受信信号はQチャネル信号となる。
検出器70aおよび70bは、それぞれCSF60aおよび60bを構成するフィルタの入出力信号を検出して、それぞれの電力値の除算値を制御信号としてマルチプレクサ90に与える。マルチプレクサ90は、検出器70aおよび70bから受けた2つの制御信号のうち、局部発振器40の位相雑音レベルをより下げる方の制御信号を局部発振器40に与える。これにより、局部発振器40は、常に許容される位相雑音レベルを維持しつつ消費電力を抑えることが可能になる。すなわち、Iチャネル信号とQチャネル信号との電力レベルが異なる場合でも、所望信号の品質を維持することが可能となる。
なお、Iチャネル信号の電力レベルとQチャネル信号の電力レベルとに大きな差がない場合は、検出器70aまたは70bのいずれか一方のみを配置し、マルチプレクサ90を省略してもよい。すなわち、Iチャネル信号の電力レベルとQチャネル信号の電力レベルとが同程度である場合は、CSF60aおよび60bのいずれか一方を構成するフィルタの入出力信号を検出器70aまたは70bに与えて、所望信号と隣接チャネル信号のパワー比を検出すればよい。かかる場合、Iチャネル信号・Qチャネル信号の両経路に対して検出器を用意する必要がないから、基板などにおける実装面積を節約できる。
(検出器の変形例1)ここで、図6および図7を参照して、第1および第2の実施形態に係る受信機1および2のCSFおよび検出器の変形例について説明する。図6は、第1および第2の実施形態に係るCSFおよび検出器の変形例を示すブロック図、図7は、変形例に係るCSFおよび検出器の動作を説明する図である。この変形例は、CSFの段数をN段(Nは正の整数)とし、検出器の構成を変更したものである。そこで、共通する要素には同一の符号を付して示し、重複する説明を省略する。
CSF160は、フィルタをN段(Nは正の整数)直列接続して構成された多段フィルタである。ここでは、CSFを構成するフィルタが1以上の増幅利得を持っているものとする。図6に示すように、AGC50から出力される受信信号は、CSF160を構成する第1フィルタ161aに入力され、第1フィルタ161aの出力は第2フィルタ162aに入力される。第2フィルタ162aの出力は第3フィルタ163aに入力され、以下同様に第Nフィルタ164aまで受信信号がフィルタリングされる。検出器170aは、CSF160を構成する第2フィルタ162aの入力信号と、CSF160を構成するすべてのフィルタの出力信号を検出する。CSF160においても、1段目のフィルタをプリフィルタとして検出対象から除外しても構わない。
より具体的には、検出器170aは、N+1個の電力検出器(PD)、N個の比較器、およびエンコーダ190を備えている。第1PD171aは、フィルタリング前の受信信号である第2フィルタ162aの入力信号の電力を検出する。第2PD172aは、第2フィルタ162aの出力信号の電力を検出し、第3PD173aは、第3フィルタ163aの出力信号の電力を検出する。N+1個目の第NPD175aは、第Nフィルタ164aの出力信号の電力を検出する。
また、第1比較器181aは、第1PD171aおよび第2PD172aそれぞれの検出出力を比較し、第2比較器182aは、第1PD171aおよび第3PD173aそれぞれの検出出力を比較する。すなわち、それぞれの比較器は、フィルタリング前の検出出力と、CSFを構成する各フィルタのフィルタリング後の検出出力とを比較する。第1ないし第N比較器181aないし184aの比較結果は、エンコーダ190に入力される。
エンコーダ190は、温度計コードを通常のデジタル信号に変換する。すなわち、図6に示すように、各比較器は、CSFに入力される受信信号(正確にはプリフィルタたる第1フィルタの出力信号)と、CSFを構成する各フィルタの出力信号とを比較するから、N個の比較器を配列した場合の各比較器の出力は、N桁の温度計コードとなる。そこで、エンコーダ190は、このN桁の温度計コードを、たとえばlog2(N+1)ビットのデジタル信号やさらにD/A変換したアナログ信号に変換し、ローカル信号の位相雑音レベルの制御信号として局部発振器40に与える。
ここで、変形例としてのCSF160aおよび検出器170aの動作を説明する。以下の説明では、CSFを構成する各フィルタの増幅利得を2倍とし、隣接チャネルの信号の周波数におけるCSFを構成するフィルタ1段当たりの減衰量を、所望信号の周波数に対してα倍とする。そして、第1フィルタ161aによって隣接チャネル以外の干渉波は除去されているものとする。
いま、所望信号を振幅aの正弦波、隣接チャネルの信号を振幅bの正弦波とすると、CSF161aに入力される全パワー(#1PDの出力)は、
a2+b2 …(1)
であり、i段目(i=2ないしN)のフィルタを通過したときの全パワー(#(i+1)PDの出力)は、
であり、i段目(i=2ないしN)のフィルタを通過したときの全パワー(#(i+1)PDの出力)は、
{Av ia}2+{(αAv)ib}2 …(2)
と表すことができる。例としてN=4、M=2、L(=N−1)=3、AV=2、α=0.32(−10dB)とし、#1PDから#4PDの各出力を所望信号の振幅aと隣接チャネルの信号振幅bの比b/aについてプロットすると図7のようになる。
と表すことができる。例としてN=4、M=2、L(=N−1)=3、AV=2、α=0.32(−10dB)とし、#1PDから#4PDの各出力を所望信号の振幅aと隣接チャネルの信号振幅bの比b/aについてプロットすると図7のようになる。
次に、#1PDの出力に対して、#2PDから#4PDの出力をそれぞれ#1〜#3の比較器で比較し、もし#1PDの出力より大きくなれば、各比較器は、「1」を出力する。すなわち、図7に示すように、比較器183a・182a・181aは、「000」、「001」、「011」のように出力する。これらの出力結果は、エンコーダ190により2ビットのデジタル値に変換される。
このような動作により、検出器170aは、所望信号と隣接チャネル信号の電力比に応じた検出結果を出力することができる。また、各比較器の出力が切り替わるb/aのしきい値は、各i段目のフィルタの利得AViと隣接チャネルの減衰量αi(i=1ないしN)で任意に決定することができる。検出するb/aの分解能は、CSF160aを構成するフィルタの段数Nを増やすことで高めることができる。
この変形例に係るCSFおよび検出器では、1よりも大きな利得をもったN段フィルタの入力の全パワーと、出力の全パワーを比較するので、実質的に隣接チャネルの信号の強度を検出することができる。すなわち、除算器を用いずに所望信号の強度と隣接チャネルの信号の強度との比を求めることが可能となり、省面積化を可能とする。
(検出器の変形例2)ここで、図8を参照して、第1および第2の実施形態に係る受信機1および2のCSFおよび検出器のさらなる変形例について説明する。図8は、第1および第2の実施形態に係るCSFおよび検出器の変形例を示すブロック図である。この変形例は、CSFの段数をN段(Nは正の整数)とし、CSFを構成するフィルタの出力信号を検出する電力検出器の出力を増幅するアンプを備えたものである。そこで、共通する要素には同一の符号を付して示し、重複する説明を省略する。
図6に示す変形例のCSF160aおよび検出器170aは、CSFを構成するフィルタが増幅利得を持っていることを前提としていた。しかし、CSFを構成フィルタが受動フィルタ等マイナスゲインを持つ場合は、フィルタリング前後の受信信号の検出出力を単純に比較できない。図8に示す変形例のCSF160aおよび検出器270aは、CSFを構成するフィルタの出力信号を検出する第2PD172a…の出力を増幅するアンプ172c…を介挿し、CSFを構成する各フィルタによる信号減衰を補償したものである。
この変形例では、CSFを構成するフィルタが、1以下の利得を持つ場合であっても図6および図7に示したCSFおよび検出器と同様の機能を発揮することができる。
(第3の実施形態)続いて、図9を参照して、本発明の第3の実施形態に係る受信機3ついて詳細に説明する。図9は、本発明の第3の実施形態に係る受信機3の構成を示すブロック図である。この実施形態の受信機3は、図5に示す第2の実施形態に係る受信機2のCSF60aおよび60b、検出器70aおよび70bを、図6に示す変形例に係るCSF160aおよび同一構成のCSF160b、検出器170aおよび同一構成の検出器170bに置き換えたものである。すなわち、直交変調を用いる無線システムにおいても多段構成のCSFおよび検出器を用いて同様の効果を得ることができる。なお、検出器170aおよび170bに代えて、検出器270aを用いても同様の効果を得られることは言うまでもない。
(第4の実施形態)次に、図10を参照して、本発明の第4の実施形態に係る受信機4について詳細に説明する。図10は、本発明の第4の実施形態に係る受信機4の構成を示すブロック図である。この実施形態の受信機4は、図2に示す第1の実施形態の受信機1において、ミキサ30とAGC50の間にA/D変換器355(ADC355)を配置し、ミキサ30にローカル信号を与える局部発振器40に加えて、ADC355にクロック信号を与えるクロック発振器340を設けたものである。そこで、第1の実施形態に係る受信機1と共通する要素については同一の符号を付して示し、重複する説明を省略する。この実施形態の受信機4は、クロック発振器340、ADC355、AGC350、CSF360を構成するフィルタ362、検出器370を備えている。
ADC355は、ミキサ30がベースバンド信号に変換した受信信号をデジタルの受信信号に変換する。クロック発振器340は、A/D変換のためのクロック信号を生成してADC355に供給している。クロック発振器340は、局部発振器40と同様の構成を有しており、外部からの制御により、生成するクロック信号に含まれる位相雑音レベルを変化させることができる。
AGC350は、第1の実施形態に係るAGC50と対応し、デジタル信号ベースで自動利得制御処理を行う。CSF360およびCSFを構成するフィルタ362は、それぞれ第1の実施形態に係るCSF60およびCSFおよびCSFを構成する第2フィルタ62に対応し、デジタル方式で処理する点を除けば同様の機能を有する。
検出器370は、第1の実施形態における検出器70と対応し、デジタル方式で処理する点を除けば同様の機能を有している。また、検出器370は、局部発振器40の位相雑音レベルを制御する制御信号に加えて、クロック発振器340の位相雑音レベルを制御する制御信号をも生成する点において、第1の実施形態の検出器70と相違している。すなわち、検出器370は、フィルタ362の入力信号および出力信号に基づき、ローカル信号に含まれる位相雑音レベルを制御する制御信号と、クロック信号に含まれる位相雑音レベルを制御する制御信号とを生成し、それぞれ局部発振器40およびクロック発振器340に供給する。検出器370は、図2に示す構成の検出器70の機能をデジタル方式で実現するが、図6や図8に示す変形例としての検出器170aや270aの機能をデジタル方式で実現するものであってもよい。
ADCに要求されるクロック信号の位相雑音は、ミキサに要求されるローカル信号の位相雑音と、要求する品質と消費電力の関係に同様の傾向があるため、第1ないし第3の実施形態に係る受信機1ないし3のようにローカル信号の位相雑音レベル制御に加えて、ADCのクロック信号の位相雑音レベル制御も有効である。すなわち、この実施形態に係る受信機4においても、隣接チャネルの信号レベル等に応じて消費電力を必要最小限にすることができる。また、この実施形態の検出器370は、デジタル方式で処理されるから、第1ないし第3の実施形態における検出器70・170・270のように電力検出器を備える必要がない。このことは、実装面積の低減を可能とする。なお、検出器30、ADC355、AGC350、フィルタ362および検出器370を図5や図9に示すように2組備えて直交変調方式に適用してもよい。
(局部発振器の変形例)次に、図11を参照して第1ないし第4の実施形態における局部発振器の変形例を説明する。図11は、局部発振器の変形例を示すブロック図である。図11に示す局部発振器140は、図2に示す局部発振器40に可変利得増幅器42(VGA)およびルックアップテーブル44(LUT)を付加したものである。そこで、図11において、共通する要素には同一の符号を付して示し、重複する説明を省略する。
VGA42は、外部からの制御により増幅利得を調整可能に構成されており、第1ないし第4の実施形態の検出器やマルチプレクサが生成した制御信号を増幅する。LUT44は、通信方式(たとえば通信に用いる変調方式)とVGA42がとるべき増幅利得(あるいは局部発振器40に与えるべき制御信号の値や局部発振器40が生成すべきローカル信号の位相雑音レベルの値など)とを関連づけたテーブルを記憶しており、外部からの指示信号に基づきVGA42の増幅利得を制御する。すなわち、外部から通信方式に関する指示信号を受けると、LUT44は指示信号に含まれる通信方式と対応する増幅利得を選択して、VGA42の増幅利得を制御する。VGA42は、LUT44が選択した増幅利得で制御信号を増幅し、局部発振器40に与える。
図11に示す局部発振器140によれば、通信方式の情報を加味した位相雑音レベル制御を可能とする。要求される局部発振器の位相雑音レベルは、隣接チャネルの信号の強度のみでなく、通信に利用されるQPSKや16QAMなどの変調方式によっても異なる。そのため、使用される変調方式の種類の情報も発振器の位相雑音の制御に使用することで、さらにきめ細かい低消費電力化を実現することができる。なお、図11に示す例では局部発振器40にVGA42およびLUT44を付加する構成としているが、これには限定されない。図10に示すクロック発振器340に適用しても同様の効果を奏することができる。
(局部発振器の構成例)次に、図12を参照して、第1ないし第4の実施形態における局部発振器の例について説明する。図12は、第1ないし第4の実施形態における局部発振器の具体例を示す図である。
図12に示すように、この例の局部発振器40は、インバータを直列接続したリング発振器40aないし40cを具備している。リング発振器40aは、最終段のインバータ(直列接続されたインバータのうち最も出力側に位置するインバータ)の出力信号を、初段のインバータ(同じく最も入力側のインバータ)にフィードバックさせている。リング発振器40aないし40cは、いずれも共通した構成を有しており、スイッチSWを介して並列接続されている。すなわち、インバータそれぞれの出力端が、それぞれ隣接するリング発振器の対応するインバータの出力端にスイッチSWを介して接続されている。
スイッチSWは、スイッチ制御部141からのスイッチ制御信号により開閉制御される。スイッチ制御部141は、検出器やマルチプレクサから受けた制御信号に基づき、スイッチSWの接続を制御してリング発振器の並列接続数を制御する。すなわち、制御信号が示す制御がローカル信号の位相雑音レベルを高めるものである場合、スイッチ制御部141は、リング発振器の並列接続数を減少させる。この場合、位相雑音レベルが増加し、局部発振器全体の消費電力は小さくなる。一方、制御信号が示す制御がローカル信号の位相雑音レベルを低めるものである場合、スイッチ制御部141は、リング発振器の並列接続数を増加させる。この場合、位相雑音レベルが低下し、局部発振器全体の消費電力は大きくなる。
この具体例の局部発振器によれば、外部からの制御信号に基づき位相雑音レベルと消費電力を制御することができる。また、リング発振器を用いているため、装置のサイズを小さくすることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。たとえば、上記説明した実施形態では、受信信号を一度にベースバンド信号に変換するいわゆるダイレクトコンバージョン方式を例に説明しているが、これには限定されない。たとえばヘテロダイン方式など他の方式の受信機においても適用することができる。また、検出器は、電力検出器を用いて電力レベルを検出するものとして説明しているが、前述の通り、電力検出器に代えて振幅検出器を用いて信号(電圧や電流)の振幅の大きさを検出するように構成してもよい。こうした検出器による制御信号生成および局部発振器等の位相雑音レベル制御は、適当なタイミングで手動で行ってもよいし、自動的に行ってもよい。さらに、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。そして、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…受信機、10…アンテナ、20…低雑音増幅器、30…周波数交換器、40…局部発振器、50…自動利得制御器、60…チャネル選択フィルタ、61…第1フィルタ、62…第2フィルタ、70…検出器、71…電力検出器、72…電力検出器、80…除算器。
Claims (11)
- 制御信号に基づき所定の品質のローカル信号を生成する第1の発振部と、
前記ローカル信号を用いて入力信号の周波数を変換する周波数変換部と、
前記周波数変換部により周波数が変換された信号から所望信号を通過させるフィルタと、
前記フィルタを通過する前の信号と前記フィルタを通過した信号とに基づき前記制御信号を生成して前記第1の発振部に与える制御部と
を具備したことを特徴とする通信機。 - 前記第1の発振部が、前記制御信号に基づき位相雑音レベルが制御されたローカル信号を生成することを特徴とする請求項1記載の通信機。
- 前記第1の発振部が、並列接続されたリング発振器を備え、前記制御信号に基づき前記リング発振器の並列接続数を制御することを特徴とする請求項1または2記載の通信機。
- 前記フィルタが、前記周波数変換部により周波数が変換された信号から隣接チャネルの信号を除去して前記所望信号を通過させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信機。
- 前記制御部が、前記フィルタを通過する前の信号および前記フィルタを通過した信号それぞれの電力の比または差に応じて前記制御信号を生成すること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信機。 - 前記制御部が、
前記フィルタを通過する前の信号および前記フィルタを通過した信号それぞれの電力を検出する検出器と、
前記検出されたそれぞれの電力を除算して前記制御信号を生成する除算器と
を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の通信機。 - 前記周波数変換部により周波数が変換された信号を、クロック信号に基づきデジタル方式の信号に変換するA/D変換部と、
前記制御信号に基づき所定の品質の前記クロック信号を生成する第2の発振部とをさらに備え、
前記制御部が、前記制御信号をさらに前記第2の発振部に与えること
を特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の通信機。 - 通信方式を示す方式制御信号に基づき、前記制御部が生成した制御信号をさらに調整して前記所定の品質をさらに制御する通信方式制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の通信機。
- 前記フィルタが、異なる通過特性を持つ複数のサブフィルタを直列接続してなり、
前記制御部が、前記フィルタを通過する前の信号と前記複数のサブフィルタを通過した信号のうち1以上とに基づいて前記制御信号を生成すること
を特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の通信機。 - 前記フィルタが、異なる通過特性を持つ複数のサブフィルタを直列接続してなり、
前記制御部が、
前記フィルタを通過する前の信号の電力を検出する第1の検出部と、
前記複数のサブフィルタを通過した信号の電力それぞれを検出する複数の第2の検出部と、
前記第1の検出部が検出した電力値と、前記第2の検出部それぞれが検出した電力値のうち互いに異なる1つとを比較する複数の比較部と、
前記複数の比較部が出力した比較値の列に基づいて前記制御信号を生成する変換部と
を備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の通信機。 - 制御信号に基づき品質を制御可能な発振部によりローカル信号を生成し、
前記ローカル信号を用いて周波数変換部により受信信号の周波数を変換し、
前記周波数変換部が変換した信号から所望信号をフィルタにより通過させ、
前記フィルタを通過する前の信号の電力と前記フィルタを通過した信号の電力とをそれぞれ検出し、
前記検出した電力それぞれの比または差に基づき前記制御信号を生成して前記発振部に与えること
を特徴とする通信方法。
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