JP2010147368A - 表示装置、電子機器および表示装置の製造方法 - Google Patents

表示装置、電子機器および表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トランジスタの役割に応じて能動層を構成する結晶シリコン層の結晶粒の粒径を
異ならせることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】このEL装置100(表示装置)は、金属層21および基板1の表面上に形
成されるバッファ膜22および23と、金属層21が形成されない領域上のバッファ膜2
3の表面上に形成される能動層24を有する画素選択用トランジスタ7と、金属層21が
形成される領域上のバッファ膜23の表面上に形成される能動層25を有する駆動電流制
御用トランジスタ8とを備え、駆動電流制御用トランジスタ8の能動層25を構成する結
晶シリコン層50(結晶シリコン領域50b)の結晶粒の平均粒径は、画素選択用トラン
ジスタ7の能動層24を構成する結晶シリコン層50(結晶シリコン領域50a)の結晶
粒の平均粒径よりも小さい。
【選択図】図4

Description

本発明は、表示装置、電子機器および表示装置の製造方法に関し、特に、結晶シリコン
層からなる能動層を有するトランジスタが設けられる表示装置、電子機器および表示装置
の製造方法に関する。
従来、結晶シリコン層からなる能動層を有するトランジスタが設けられる表示装置が知
られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1に記載の表示装置では、基板
上にゲート電極が形成されるボトムゲート型のトランジスタが開示されており、トランジ
スタの能動層を形成する非晶質の半導体薄膜(アモルファスシリコン)に520nm〜5
40nmの波長を有するレーザー光を照射することにより、非晶質の半導体薄膜から結晶
シリコン層が形成(結晶化)されている。なお、非晶質の半導体薄膜から結晶シリコン層
が形成される際、基板上のゲート電極も非晶質の半導体薄膜と同程度以上に加熱されるた
め、ゲート電極上の非晶質の半導体薄膜は、緩やかに冷却される。その結果、ゲート電極
上の非晶質の半導体薄膜は、粒径の大きな結晶粒を有する結晶シリコン層となる。
特開2005−136138号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の表示装置では、ゲート電極上のすべての非晶質
の半導体薄膜が、粒径の大きな結晶粒からなるシリコン層となるため、電流が流れやすく
なる一方、トランジスタ毎の特性がばらつくという不都合が考えられる。たとえば、有機
EL素子の駆動電流制御用トランジスタに粒径の大きい結晶粒からなるシリコン層を用い
た場合に、画素毎の表示がばらつくという不都合がある。一方、有機EL素子の画素選択
用トランジスタとしては、電流が流れやすい粒径の大きい結晶粒からなるシリコン層を用
いたトランジスタが望ましい。このように、トランジスタの役割に応じて結晶シリコン層
の結晶粒の粒径を異ならせることが望まれる一方、上記特許文献1に記載の表示装置では
、すべての結晶シリコン層の結晶粒の粒径が大きく形成されてしまうので、トランジスタ
の役割に応じて能動層を構成する結晶シリコン層の結晶粒の粒径を異ならせることが困難
であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つ
の目的は、トランジスタの役割に応じて能動層を構成する結晶シリコン層の結晶粒の粒径
を異ならせることが可能な表示装置、電子機器および表示装置の製造方法を提供すること
である。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における表示装置は、基板と、基板
上に形成される金属層と、金属層および基板の表面上に形成される絶縁膜と、金属層が形
成されない領域上の絶縁膜の表面上に形成される第1能動層を有する画素選択用トランジ
スタと、金属層が形成される領域上の絶縁膜の表面上に形成される第2能動層を有する駆
動電流制御用トランジスタとを備え、第1能動層と第2能動層とは結晶シリコン層からな
り、駆動電流制御用トランジスタの第2能動層の少なくともチャネル領域を構成する結晶
シリコン層の結晶粒の平均粒径は、画素選択用トランジスタの第1能動層を構成する結晶
シリコン層の結晶粒の平均粒径よりも小さい。
この第1の局面による表示装置では、上記のように、駆動電流制御用トランジスタの第
2能動層の少なくともチャネル領域を構成する結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径を、画
素選択用トランジスタの第1能動層を構成する結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径よりも
小さくすることによって、トランジスタの役割に応じて能動層を構成する結晶シリコン層
の結晶粒の粒径を異ならせることができる。すなわち、画素選択用トランジスタの第1能
動層を構成する結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径を大きくすることにより、画素選択用
トランジスタの第1能動層のチャネル領域では、電流を流れやすくすることができる。ま
た、駆動電流制御用トランジスタの第2能動層の少なくともチャネル領域を構成する結晶
シリコン層の結晶粒の平均粒径を小さくすることによって、結晶粒の平均粒径が大きい場
合に比べて、駆動電流制御用トランジスタ毎の結晶粒の粒径のばらつきが小さくなるので
、駆動電流制御用トランジスタの特性のばらつきを小さくすることができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、駆動電流制御用トランジスタの
第2能動層の少なくともチャネル領域を構成する結晶シリコン層は、結晶粒が特定の方向
に偏って成長しない略等方性の結晶からなり、画素選択用トランジスタの第1能動層の少
なくともチャネル領域を構成する結晶シリコン層は、結晶粒が特定の方向に偏って成長す
る異方性の結晶からなる。このように構成すれば、駆動電流制御用トランジスタ毎の結晶
粒の粒径のばらつきが小さくなるので、各画素間での駆動電流制御用トランジスタの特性
のばらつきを小さくすることができるとともに、画素選択用トランジスタの第1能動層の
少なくともチャネル領域では特定の方向に電流が流れやすくなるので、電流の流れやすい
画素選択用トランジスタを構成することができる。
この場合、好ましくは、駆動電流制御用トランジスタの第2能動層の少なくともチャネ
ル領域を構成する結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径は、0.3μm以下である。このよ
うに構成すれば、容易に、各画素に設けられる駆動電流制御用トランジスタ毎の結晶シリ
コン層の結晶粒の粒径のばらつきを確実に小さくすることができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、金属層は、平面的に見て、駆動
電流制御用トランジスタの第2能動層の少なくともチャネル領域に対応する領域に第2能
動層とオーバーラップするように形成されている。このように構成すれば、レーザー光を
照射することによりアモルファスシリコン層から結晶シリコン層を形成する際、駆動電流
制御用トランジスタの第2能動層の少なくともチャネル領域の結晶シリコン層の結晶粒の
平均粒径を小さくすることができる。
この場合、好ましくは、金属層の外周部は、平面的に見て、駆動電流制御用トランジス
タの第2能動層の外周部よりも外側に位置するように配置されている。このように構成す
れば、レーザー光を照射することによりアモルファスシリコン層から結晶シリコン層を形
成する際、駆動電流制御用トランジスタのチャネル領域のみならず、駆動電流制御用トラ
ンジスタの第2能動層のすべての領域の結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径を小さくする
ことができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、画素選択用トランジスタおよび
駆動電流制御用トランジスタは、金属層とは別個にゲート電極が設けられるトップゲート
型のトランジスタである。このように構成すれば、ボトムゲート型のようにすべてのトラ
ンジスタの能動層の下方に金属層がある場合と異なり、駆動電流制御用トランジスタに対
応する部分のみに金属層を設けることができるので、レーザー光を照射することによりア
モルファスシリコン層から結晶シリコン層を形成する際、金属層の有無によって、トラン
ジスタ毎に能動層を構成する結晶シリコン層の結晶粒の粒径を異ならせることができる。
この発明の第2の局面における電子機器は、上記のいずれかの構成を有する表示装置を
備える。このように構成すれば、トランジスタの役割に応じて能動層を構成する結晶シリ
コン層の結晶粒の粒径を異ならせることが可能な電子機器を得ることができる。
この発明の第3の局面における表示装置の製造方法は、基板上に金属層を形成する工程
と、金属層および基板の表面上に絶縁膜を形成する工程と、金属層が形成されない領域上
および金属層が形成される領域上の絶縁膜の表面上に、アモルファスシリコン層を形成す
る工程と、アモルファスシリコン層にレーザーを照射することにより、金属層が形成され
ない領域上に第1の平均粒径を有する結晶粒を含む第1結晶シリコン領域を形成するとと
もに、金属層が形成される領域上に第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径を有する
結晶粒を含む第2結晶シリコン領域を形成する工程と、第1結晶シリコン領域を含むよう
に画素選択用トランジスタの第1能動層を形成するとともに、第2結晶シリコン領域を含
むように駆動電流制御用トランジスタの第2能動層の少なくともチャネル領域を形成する
工程とを備える。
この第3の局面による表示装置の製造方法では、上記のように、第1結晶シリコン領域
を含むように画素選択用トランジスタの第1能動層のチャネル領域を形成するとともに、
第1結晶シリコン領域の第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径を有する第2結晶シ
リコン領域を含むように駆動電流制御用トランジスタの第2能動層の少なくともチャネル
領域を形成する工程を備えることによって、画素選択用トランジスタの第1能動層の少な
くともチャネル領域の結晶粒の平均粒径と、駆動電流制御用トランジスタの第2能動層の
少なくともチャネル領域の結晶粒の平均粒径とを異ならせることができる。すなわち、画
素選択用トランジスタの第1能動層を構成する結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径を大き
くすることにより、第1能動層のチャネル領域において電流の流れやすい画素選択用トラ
ンジスタを形成することができる。また、駆動電流制御用トランジスタの第2能動層の少
なくともチャネル領域を構成する結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径を小さくすることに
よって、結晶粒の平均粒径が大きい場合に比べて、駆動電流制御用トランジスタ毎の結晶
シリコン層の結晶粒の粒径のばらつきが小さくなるので、特性のばらつきの小さい駆動電
流制御用トランジスタを形成することができる。
上記第3の局面による表示装置の製造方法において、好ましくは、アモルファスシリコ
ン層から第1結晶シリコン領域および第2結晶シリコン領域を形成する工程は、アモルフ
ァスシリコン層にレーザーを照射することにより、第1の平均粒径を有する第1結晶シリ
コン領域と、第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径を有する第2結晶シリコン領域
とを同一の工程により形成する工程を含む。このように構成すれば、異なる工程により、
第1の平均粒径を有する第1結晶シリコン領域と第1の平均粒径よりも小さい第2の平均
粒径を有する第2結晶シリコン領域とを形成する場合と比べて、工程数を少なくすること
ができる。
上記第3の局面による表示装置の製造方法において、好ましくは、アモルファスシリコ
ン層から第1結晶シリコン領域および第2結晶シリコン領域を形成する工程は、アモルフ
ァスシリコン層にレーザーを照射することにより、第1の平均粒径を有する第1結晶シリ
コン領域と、第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径を有する第2結晶シリコン領域
とを同一の工程により形成する工程を含む。このように構成すれば、金属層が形成される
領域上のアモルファスシリコン層は、金属層が形成されない領域上のアモルファスシリコ
ン層よりも急速に冷やされるので、容易に、第1結晶シリコン領域の第1の平均粒径より
も小さい第2の平均粒径を有する第2結晶シリコン領域を形成することができる。
上記第3の局面による表示装置の製造方法において、好ましくは、第1結晶シリコン領
域および第2結晶シリコン領域を形成する工程は、500nm以下の波長のレーザーをア
モルファスシリコン層に照射することにより第1結晶シリコン領域および第2結晶シリコ
ン領域を形成する工程を含む。このように構成すれば、波長の大きなレーザーと比べて、
アモルファスシリコン層のレーザーの吸収効率を大きくすることができるので、レーザー
の照射時間を短くすることができる。
上記第3の局面による表示装置の製造方法において、好ましくは、第1結晶シリコン領
域および第2結晶シリコン領域を形成する工程は、アモルファスシリコン層に対する吸収
係数が1×10cm−1以上であるレーザーをアモルファスシリコン層に照射すること
により第1結晶シリコン領域および第2結晶シリコン領域を形成する工程を含む。このよ
うに構成すれば、容易に、アモルファスシリコン層に熱を伝えることができるので、レー
ザーの照射時間を短くすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるEL装置(エレクトロルミネッセンス装置)の平
面図である。図2は、本発明の第1実施形態によるEL装置の画素においてゲート線が配
置される層より下層の構成要素を示す平面図である。図3は、本発明の第1実施形態によ
るEL装置の画素の平面図である。図4は、図3の200−200線に沿った断面図であ
る。まず、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態によるEL装置100の構成に
ついて説明する。なお、本発明の第1実施形態では、表示装置の一例としてトップエミッ
ション型のEL装置100に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の第1実施形態によるEL装置100では、図1に示すように、基板1の表面上
には、複数の画素2がマトリクス状に配置された表示領域1aと、表示領域1aを囲むよ
うに配置される非表示領域1bとが設けられている。非表示領域1bには、2つの走査線
駆動回路3と、1つのデータ線駆動回路4とが設けられている。走査線駆動回路3には、
複数のゲート線5が接続されるとともに、データ線駆動回路4には、複数の信号線6が接
続されている。表示領域1aに配置される複数の画素2は、ゲート線5と信号線6とが交
差する位置に配置されている。
画素2は、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)
からなる画素選択用トランジスタ7および駆動電流制御用トランジスタ8と、保持容量9
と、有機EL素子10とから構成されている。画素選択用トランジスタ7のゲートは、ゲ
ート線5に接続されている。また、画素選択用トランジスタ7の後述するドレイン電極3
1は、信号線6に接続されるとともに、ソース電極30は、駆動電流制御用トランジスタ
8のゲートに接続されている。また、駆動電流制御用トランジスタ8の後述するソース電
極33は、有機EL素子10に接続されるとともに、ドレイン電極32は、共通給電線1
1に接続されている。また、画素選択用トランジスタ7のソース電極30(駆動電流制御
用トランジスタ8のゲート)と共通給電線11との間には、保持容量9が設けられている
次に、図2〜図4を参照して、本発明の第1実施形態による画素2の詳細な構成につい
て説明する。
ここで、第1実施形態では、図4に示すように、基板1の表面上には、Cr、Mo、T
iなどからなる金属層21が形成されている。この金属層21は、金属層21上に形成さ
れる後述するアモルファスシリコン層49に蓄積される熱を放熱させるために設けられて
いる。また、第1実施形態では、金属層21の外周部121は、図2に示すように、平面
的に見て、駆動電流制御用トランジスタ8の後述する能動層25の外周部125よりも外
側に(平面的に見て、能動層25からはみだすように)、かつ、金属層21と能動層25
とがオーバーラップするように形成されている。また、金属層21および能動層25は、
平面的に見て、矩形形状に形成されている。なお、金属層21は、画素選択用トランジス
タ7の後述する能動層24が形成される領域に対応する領域には形成されていない。図4
に示すように、基板1および金属層21の表面上には、シリコン窒化膜(SiN膜)から
なるバッファ膜22が形成されている。また、バッファ膜22の表面上には、シリコン酸
化膜(SiO膜)からなるバッファ膜23が形成されている。なお、バッファ膜22お
よび23は、本発明の「絶縁膜」の一例である。バッファ膜23の表面上の画素選択用ト
ランジスタ7、および、駆動電流制御用トランジスタ8が形成される領域には、それぞれ
、結晶シリコン層からなる矩形状(図2参照)の能動層24、および、能動層25が形成
されている。なお、能動層24および能動層25は、それぞれ、本発明の「第1能動層」
および「第2能動層」の一例である。
また、図4に示すように、バッファ膜23の表面上には、能動層24および25を覆う
ように絶縁膜26が形成されている。なお、絶縁膜26の能動層24および25上に位置
する部分は、ゲート絶縁膜として機能する。この絶縁膜26は、シリコン酸化膜やシリコ
ン窒化膜からなる。画素選択用トランジスタ7のゲート絶縁膜として機能する絶縁膜26
の表面上には、CrやMoなどからなるゲート電極27が形成されている。ゲート電極2
7は、図2に示すように、ゲート線5から矢印Y1方向に突出するように形成されている
。また、図4に示すように、駆動電流制御用トランジスタ8のゲート絶縁膜として機能す
る絶縁膜26の表面上には、ゲート電極28が形成されている。ゲート電極28は、図2
に示すように、平面的に見て、L字形状に形成されている。なお、第1実施形態では、画
素選択用トランジスタ7および駆動電流制御用トランジスタ8は、金属層21がゲート電
極を兼ねるボトムゲート型と異なり、金属層21とは別個にゲート電極27およびゲート
電極28が設けられるトップゲート型のトランジスタからなる。また、図2は、金属層2
1は島状に形成され、電気的に浮遊した状態(フローティング状態)である場合を示して
いるが、接地電位、ゲート電極27と同じ電位と接続してもよい。
また、図4に示すように、絶縁膜26、ゲート電極27およびゲート電極28の表面上
には、シリコン酸化膜などからなる層間絶縁膜29が形成されている。
絶縁膜26および層間絶縁膜29には、能動層24のソース領域24aを露出するため
のコンタクトホール26aおよび29aと、ドレイン領域24bを露出するためのコンタ
クトホール26bおよび29bとが形成されている。また、絶縁膜26および層間絶縁膜
29には、能動層25のソース領域25aを露出するためのコンタクトホール26cおよ
び29cと、ドレイン領域25bを露出するためのコンタクトホール26dおよび29d
とが形成されている。
コンタクトホール26aおよび29aには、能動層24のソース領域24aに接続する
ようにソース電極30が形成されるとともに、コンタクトホール26bおよび29bには
、能動層24のドレイン領域24bに接続するようにドレイン電極31が形成されている
。また、コンタクトホール26cおよび29cには、能動層25のソース領域25aに接
続するようにソース電極32が形成されるとともに、コンタクトホール26dおよび29
dには、能動層25のドレイン領域25bに接続するようにドレイン電極33が形成され
ている。
また、図2に示すように、保持容量9を形成するための活性層34およびゲート層35
が対向するように形成されている。また、図3に示すように、画素選択用トランジスタ7
のドレイン電極31は、信号線6に接続されている。また、駆動電流制御用トランジスタ
8のドレイン電極33と、保持容量9のゲート層35とは、共通給電線11に接続されて
いる。また、画素選択用トランジスタ7のソース電極30、駆動電流制御用トランジスタ
8のゲート電極28、および、活性層34は、電極36により接続されている。
図4に示すように、ソース電極30および32と、ドレイン電極31および33と、層
間絶縁膜29との表面上には、シリコン窒化膜からなるパッシベーション膜37が形成さ
れている。
パッシベーション膜37の表面上には、感光性のアクリル樹脂からなる有機平坦化膜3
8が形成されている。パッシベーション膜37および有機平坦化膜38には、それぞれ、
コンタクトホール37aおよび38aが形成されている。このコンタクトホール37aお
よび38aは、駆動電流制御用トランジスタ8のソース電極32を露出させるために形成
されている。また、有機平坦化膜38の表面上には、画素2毎にそれぞれアルミニウム膜
やアルミニウム合金膜からなる反射層39が形成されている。
また、有機平坦化膜38のコンタクトホール38a、反射層39および有機平坦化膜3
8の一部を覆うように、シリコン窒化膜からなる低温パッシベーション膜40が形成され
ている。なお、低温パッシベーション膜40には、開口部40aが設けられており、有機
平坦化膜38と、後述する隔壁42とが開口部40aを介して接触するように構成されて
いる。また、駆動電流制御用トランジスタ8のソース電極32、低温パッシベーション膜
40を覆うように、ITO(酸化インジウムスズ)などの透明電極からなる画素電極41
が形成されている。この画素電極41は、低温パッシベーション膜40のコンタクトホー
ル40bおよびパッシベーション膜37のコンタクトホール37aを介してソース電極3
2と接続されている。また、隣接する各画素2の間の領域には、画素電極41の表面上を
覆うように、隔壁42が形成されている。
また、隔壁42および画素電極41を覆うように有機発光層43が形成されている。ま
た、有機発光層43の表面上には、マグネシウムおよび銀などの金属からなり、半反射可
能な対向電極44が形成されている。画素電極41、有機発光層43および対向電極44
により、有機EL素子層(有機エレクトロルミネッセンス素子層)45が構成される。有
機EL素子層45の対向電極44上には、封止膜46が形成されている。封止膜46の表
面上には、接着層47を介して封止基板48が貼り合わされている。
図5〜図14は、本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するため
の断面図である。次に、図2および図4〜図14を参照して、本発明の第1実施形態によ
るEL装置100の製造プロセスについて説明する。
まず、基板1の表面上の全面にCr、Mo、Tiなどからなり、約100nmの厚みを
有する金属層を形成した後、パターニングにより駆動電流制御用トランジスタ8の能動層
25に対応する領域に金属層21を矩形形状に形成する。金属層21の外周部121は、
図2に示すように、平面的に見て、駆動電流制御用トランジスタ8の能動層25の外周部
125よりも外側に位置するように(平面的に見て、能動層25からはみだすように)配
置されるとともに、金属層21と能動層25とがオーバーラップするように形成される。
そして、金属層21および基板1の表面上にシリコン窒化膜からなるバッファ膜22およ
びシリコン酸化膜からなるバッファ膜23を形成する。なお、バッファ膜22およびバッ
ファ膜23の合計の厚みは、約200〜300nmとなる。
次に、図6に示すように、バッファ膜23上に、約40〜50nmの厚みを有するアモ
ルファスシリコン層49を形成する。
次に、第1実施形態では、図7に示すように、約445nmの波長を有する青色のCW
レーザー(Continuous Wave Laser:連続発振レーザー)を、アモ
ルファスシリコン層49にスキャン(走査)しながら照射する。この時、CWレーザーの
矢印X2方向のスキャン速度は、約450mm/secである。また、青色のCWレーザ
ーの照射ビームの短軸(矩形形状に照射されるビームの短軸(短辺))の長さは、約2μ
mであるとともに、照射時間は、約4.4μsecである。また、青色の約445nmの
波長を有するCWレーザーは、照射光の約88%がアモルファスシリコン層49に吸収さ
れる。たとえば約532nmの波長を有する緑色のCWレーザーでは、照射光の約35%
がアモルファスシリコン層49に吸収されるので、約532nmの波長を有するCWレー
ザーを用いる場合には、照射時間を長くする必要がある。また、第1実施形態では、使用
されるCWレーザーは、波長が500nm以下であるとともに、アモルファスシリコン層
49への吸収係数が約1×10cm−1以上であればよい。また、青色のCWレーザー
の照射パワーは、約7W〜約8Wである。
そして、アモルファスシリコン層49に青色のCWレーザーを照射することにより、ア
モルファスシリコン層49が結晶化されて、結晶シリコン層50が形成される。この時、
金属層21上に対応する領域(結晶シリコン領域50b)の結晶シリコン層50は、金属
層21が熱を逃がすためのヒートシンクとして機能する(つまり、結晶シリコン層21が
加熱された場合、金属層21は、結晶シリコン層50よりも低い温度を有する)ので、金
属層21上以外に対応する領域(結晶シリコン領域50a)の結晶シリコン層50と比べ
て急速に冷却される。これにより、第1実施形態では、金属層21上に対応する領域(結
晶シリコン領域50b)の結晶シリコン層50の結晶粒は、略等方的な結晶となるととも
に、結晶粒の粒径は、金属層21上以外に対応する領域(結晶シリコン領域50a)の結
晶シリコン層50の粒径と比べて小さくなる。なお、金属層21上以外に対応する領域(
結晶シリコン領域50a)の結晶シリコン層50の結晶粒は、特定の方向に結晶粒が成長
する異方性の結晶に形成される。具体的には、第1実施形態では、金属層21上に対応す
る領域(結晶シリコン領域50b)の結晶シリコン層50の結晶粒の平均粒径が0.05
μm以上0.3μm以下になるように結晶シリコン層50が形成される。なお、結晶シリ
コン領域50aおよび50bは、それぞれ、本発明の「第1結晶シリコン領域」および「
第2結晶シリコン領域」の一例である。上記のように、第1実施形態では、結晶シリコン
領域50aと、結晶シリコン領域50aの結晶粒の平均粒径より小さい結晶粒の平均粒径
を有する結晶シリコン領域50bとが同一の工程によって形成される。また、結晶シリコ
ン領域50aおよび50bの結晶粒の平均粒径は、それぞれ、本発明の「第1の平均粒径
」および「第2の平均粒径」の一例である。
次に、アモルファスシリコン層49に不純物をドーピングするとともに、パターニング
することにより、図8に示すように、画素選択用トランジスタ7の能動層24および駆動
電流制御用トランジスタ8の能動層25が形成される。つまり、第1実施形態では、能動
層25(ソース領域25a、ドレイン領域25b、チャネル領域25c)を構成する結晶
シリコン層50の結晶粒の平均粒径が、能動層24(ソース領域24a、ドレイン領域2
4b、チャネル領域24c)を構成する結晶シリコン層50の結晶粒の平均粒径よりも小
さくなるように形成される。
次に、図9に示すように、画素選択用トランジスタ7の能動層24および駆動電流制御
用トランジスタ8の能動層25の表面上に、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜からなる絶
縁膜26を形成する。また、絶縁膜26の表面上に、シリコン酸化膜などからなる層間絶
縁膜29を形成する。そして、絶縁膜26および層間絶縁膜29に、能動層24のソース
領域24aを露出するためのコンタクトホール26aおよび29aと、ドレイン領域24
bを露出するためのコンタクトホール26bおよび29bとを形成する。また、絶縁膜2
6および層間絶縁膜29に、能動層25のソース領域25aを露出するためのコンタクト
ホール26cおよび29cと、ドレイン領域25bを露出するためのコンタクトホール2
6dおよび29dとを形成する。
次に、コンタクトホール26aおよび29aに、能動層24のソース領域24aに接続
するようにソース電極30を形成するとともに、コンタクトホール26bおよび29bに
、能動層24のドレイン領域24bに接続するようにドレイン電極31を形成する。また
、コンタクトホール26cおよび29cに、能動層25のソース領域25aに接続するよ
うにソース電極32を形成するとともに、コンタクトホール26dおよび29dに、能動
層25のドレイン領域25bに接続するようにドレイン電極33を形成する。これにより
、画素選択用トランジスタ7および駆動電流制御用トランジスタ8が形成される。
次に、図10に示すように、画素選択用トランジスタ7、駆動電流制御用トランジスタ
8および層間絶縁膜29の表面上に、CVD(Chemical Vapor Depo
sition)法により、シリコン窒化膜からなるパッシベーション膜37を形成する。
そして、パッシベーション膜37の表面上に、塗布法により、感光性のアクリル樹脂を塗
布することによって有機平坦化膜38を形成する。
次に、図11に示すように、有機平坦化膜38にフォトリソグラフィ技術により、コン
タクトホール38aを形成する。これにより、パッシベーション膜37の表面が露出され
る。
次に、有機平坦化膜38の表面上に、スパッタ法により、アルミニウム膜やアルミニウ
ム合金膜などからなる金属層を形成する。その後、フォトリソグラフィ技術により、アル
ミニウム膜やアルミニウム合金膜の表面上にレジスト膜(図示せず)を形成した後、その
レジスト膜をマスクとしてエッチングすることによって反射層39を形成する。そして、
レジスト膜を除去する。
次に、コンタクトホール38aによって露出されたパッシベーション膜37、有機平坦
化膜38および反射層39の表面上に、CVD法により、シリコン窒化膜からなる低温パ
ッシベーション膜40を形成する。
次に、図12に示すように、フォトリソグラフィ技術により、低温パッシベーション膜
40の表面上に、図示しないレジスト膜を形成し、ドライエッチングすることより、開口
部40aおよびコンタクトホール37aを形成する。そして、レジスト膜を除去する。
次に、図13に示すように、駆動電流制御用トランジスタ8のソース電極32、パッシ
ベーション膜37のコンタクトホール37aおよび低温パッシベーション膜40の表面を
覆うように、スパッタ法により、ITOなどの透明電極からなる画素電極41を形成する
。これにより、画素電極41とソース電極32とが電気的に接続される。
次に、図14に示すように、隣接する画素2の間の領域に、低温パッシベーション膜4
0の開口部40a、および、開口部40aの近傍の画素電極41の表面上を覆うように、
塗布法により、感光性のアクリル樹脂からなる隔壁42を形成する。この隔壁42は、有
機平坦化膜38と同じ感光性のアクリル樹脂により形成する。
次に、隔壁42を形成した後に、アニール処理を行う。アニール処理では、たとえば、
約200℃の温度の減圧下において脱水処理を行う。これにより、有機平坦化膜38およ
び隔壁42に含まれていた水分が放出される。
次に、図4に示すように、隔壁42および画素電極41の表面上を覆うように、有機発
光層43を形成する。なお、有機発光層43は、低分子材料または高分子材料のいずれか
1つから形成してもよい。たとえば、高分子材料により有機発光層を形成する場合では、
スピンコート法により液状組成物を塗布した後に、パターニングを行うことにより形成す
る方法がある。低分子材料により有機発光層を形成する場合では、低分子材料を選択的に
蒸着することにより形成する方法や、低分子材料を蒸着した後に、パターニングを行うこ
とにより形成する方法がある。また、有機発光層43は、単層に形成してもよいし、複数
の層から形成してもよい。また、有機発光層43の表面上に、スパッタ法により、薄いア
ルミニウム層(Al層)やカルシウム層(Ca層)などからなる対向電極44を形成する
。これにより、有機EL素子層45(画素電極41、有機発光層43および対向電極44
)が形成される。
次に、対向電極44上に、シリコン窒化膜からなる封止膜46を形成する。その後、封
止膜46の表面上に、接着層47を形成し、封止基板48を貼り合わせる。このようにし
て、第1実施形態によるEL装置100が完成される。
図15は、レーザーの異なりによって形成される結晶シリコン層の結晶粒の粒径の異な
りについて行った実験に用いられたサンプルの断面図である。図16は、バッファ膜の膜
厚と金属層上の結晶シリコン層の結晶粒の粒径との関係を示す図である。図17は、金属
層が形成される領域上の結晶シリコン層の結晶粒の状態を撮影した顕微鏡写真を模式的に
示した図である。図18は、金属層が形成されない領域上の結晶シリコン層の結晶粒の状
態を撮影した顕微鏡写真を模式的に示した図である。図15〜図18を参照して、レーザ
ーの異なりによって形成される結晶シリコン層の結晶粒の粒径の異なりについて行った実
験について説明する。
図15に示すように、実験に用いられたサンプルでは、基板61の所定の領域の表面上
に、金属層62が形成されている。また、基板61および金属層62の表面上には、シリ
コン酸化膜およびシリコン窒化膜が積層されたバッファ膜63が形成されている。また、
バッファ膜63の表面上には、アモルファスシリコン層64が形成されている。
レーザーの異なりによって形成される結晶シリコン層の結晶粒の粒径の異なりについて
行った実験では、アモルファスシリコン層64の表面上に、レーザーを照射することによ
り、アモルファスシリコン層64から結晶シリコン層65を形成した。このとき、レーザ
ーとして、308nmの波長を有するエキシマレーザーと、445nmの波長を有するC
Wレーザーとを用いた。
図16に示すように、バッファ膜63の膜厚を変化させたときの金属層62上の結晶シ
リコン層65の結晶粒の粒径は、レーザーとしてエキシマレーザーを用いた場合、バッフ
ァ膜63の厚みが約200nmよりも小さい場合では、バッファ膜63の膜厚が小さくな
るに従って急激に小さくなった。一方、バッファ膜63の厚みが約200nmよりも大き
い場合では、バッファ膜63の膜厚が大きくなるに従って、結晶シリコン層65の結晶粒
の粒径は、緩やかに増加した。一方、レーザーとしてCWレーザーを用いた場合、バッフ
ァ膜63の膜厚を変化させたときの結晶シリコン層65の結晶粒の粒径は、バッファ膜6
3の膜厚が大きくなるに従って緩やかに増加した。一般的に、トランジスタのバッファ膜
の膜厚としては、約150nm〜約250nmの膜厚が用いられる。したがって、レーザ
ーとしてエキシマレーザーを用いた場合、一般的にトランジスタのバッファ膜の膜厚とし
て用いられる約150nm〜約250nmの膜厚の範囲では、結晶シリコン層65の結晶
粒の粒径が急激に変化してしまう一方、CWレーザーを用いた場合、結晶シリコン層65
の結晶粒の粒径の変化が小さいことが判明した。
また、図17に示すように、金属層62が形成される領域上の結晶シリコン層65の結
晶粒は、特定の方向に偏って結晶化されない等方性の結晶が形成されることが判明した。
これは、アモルファスシリコン層64の下方に金属層62が形成されている領域では、金
属層62を介して放熱されるため、アモルファスシリコン層64が急速に冷却されたため
と考えられる。一方、図18に示すように、金属層62が形成されない領域上の結晶シリ
コン層65の結晶粒は、特定の方向に偏って結晶化される異方性の結晶が形成されること
が判明した。これは、アモルファスシリコン層64の下方に金属層62が形成されないた
め、アモルファスシリコン層64が緩やかに冷却されたためと考えられる。
第1実施形態では、上記のように、駆動電流制御用トランジスタ8の能動層25を構成
する結晶シリコン層50の結晶粒の平均粒径を、画素選択用トランジスタ7の能動層24
を構成する結晶シリコン層50の結晶粒の平均粒径よりも小さくすることによって、トラ
ンジスタの役割に応じて能動層を構成する結晶シリコン層50の粒径を異ならせることが
できる。すなわち、画素選択用トランジスタ7の能動層24を構成する結晶シリコン層5
0の結晶粒の平均粒径を大きくすることにより、画素選択用トランジスタ7の能動層24
では、電流を流れやすくすることができる。また、駆動電流制御用トランジスタ8の能動
層25を構成する結晶シリコン層50の結晶粒の平均粒径を小さくすることによって、駆
動電流制御用トランジスタ8毎の結晶粒の粒径のばらつきが小さくなるので、結晶粒の平
均粒径が大きい場合に比べて、駆動電流制御用トランジスタ8の特性のばらつきを小さく
することができる。
また、第1実施形態では、駆動電流制御用トランジスタ8の能動層25を構成する結晶
シリコン層50は、結晶粒が特定の方向に偏って成長しない略等方性の結晶からなり、画
素選択用トランジスタ7の能動層24を構成する結晶シリコン層50は、結晶粒が特定の
方向に偏って成長する異方性の結晶からなる。これにより、駆動電流制御用トランジスタ
8毎の結晶粒の粒径のばらつきが小さくなるので、各画素2間での駆動電流制御用トラン
ジスタ8の特性のばらつきを小さくすることができるとともに、画素選択用トランジスタ
7の能動層24では特定の方向に電流が流れやすくなるので、電流の流れやすい画素選択
用トランジスタ7を構成することができる。
また、第1実施形態では、駆動電流制御用トランジスタ8の能動層25を構成する結晶
シリコン層50の結晶粒の平均粒径を0.3μm以下とすることによって、容易に、各画
素2に設けられる駆動電流制御用トランジスタ8毎の結晶シリコン層50の結晶粒の粒径
のばらつきを確実に小さくすることができる。
また、第1実施形態では、金属層21の外周部121を、平面的に見て、駆動電流制御
用トランジスタ8の能動層25の外周部125よりも外側に位置するように配置すること
によって、CWレーザーを照射することによりアモルファスシリコン層49から結晶シリ
コン層50を形成する際、駆動電流制御用トランジスタ8の能動層25のすべての領域の
結晶シリコン層50の結晶粒の平均粒径を小さくすることができる。
また、第1実施形態では、画素選択用トランジスタ7および駆動電流制御用トランジス
タ8を、金属層21とは別個にゲート電極27および28が設けられるトップゲート型の
トランジスタにすることによって、ボトムゲート型のようにすべてのトランジスタの能動
層の下方に金属層21がある場合と異なり、駆動電流制御用トランジスタ8に対応する部
分のみに金属層21を設けることができるので、CWレーザーを照射することによりアモ
ルファスシリコン層49から結晶シリコン層50を形成する際、金属層21の有無によっ
て、トランジスタ毎に能動層を構成する結晶シリコン層50の結晶粒の平均粒径を異なら
せることができる。
また、第1実施形態では、アモルファスシリコン層49にCWレーザーを照射すること
により、結晶シリコン領域50aと、結晶シリコン領域50aの結晶粒の平均粒径よりも
小さい平均粒径を有する結晶シリコン領域50bとを同一の工程により形成することによ
って、異なる工程により、結晶シリコン領域50aと結晶シリコン領域50bとを形成す
る場合と比べて、工程数を少なくすることができる。
また、第1実施形態では、アモルファスシリコン層49にCWレーザーを照射してアモ
ルファスシリコン層49に蓄積された熱が金属層21を介して放熱されることにより、結
晶シリコン領域50aの結晶粒の平均粒径よりも小さい平均粒径を有する結晶シリコン領
域50bを形成することによって、金属層21が形成される領域上のアモルファスシリコ
ン層49が、金属層21が形成されない領域上のアモルファスシリコン層49より急速に
冷やされるので、容易に、結晶シリコン領域50aの結晶粒の平均粒径よりも小さい平均
粒径を有する結晶シリコン領域50bを形成することができる。
また、第1実施形態では、約445nmの波長のCWレーザーをアモルファスシリコン
層49に照射することにより結晶シリコン領域50aおよび結晶シリコン領域50bを形
成することによって、波長の長い(または長波長側の)CWレーザーと比べて、アモルフ
ァスシリコン層49のレーザーの吸収効率を大きくすることができるので、レーザーの照
射時間を短くすることができる。
また、第1実施形態では、アモルファスシリコン層49に対する吸収係数が1×10
cm−1以上であるCWレーザーをアモルファスシリコン層49に照射することにより結
晶シリコン領域50aおよび結晶シリコン領域50bを形成することによって、容易に、
アモルファスシリコン層49に熱を伝えることができるので、CWレーザーの照射時間を
短くすることができる。
(第2実施形態)
図19は、本発明の第2実施形態によるEL装置の画素の断面図である。図19を参照
して、この第2実施形態では、上記した第1実施形態とは異なり、能動層25のチャネル
領域25cに対応する領域に金属層21aが形成されているEL装置101について説明
する。
第2実施形態によるEL装置101では、図19に示すように、基板1の表面上に金属
層21aが形成されており、金属層21aは、平面的に見て、能動層25のチャネル領域
25cに対応する領域(平面的に見て、能動層25のチャネル領域25cと一致するか、
または、チャネル領域25cからはみだすように)に能動層25とオーバーラップするよ
うに形成されている。そして、能動層25のチャネル領域25cを構成する結晶シリコン
層の結晶粒の平均粒径が能動層24のチャネル領域24cを構成する結晶シリコン層の結
晶粒の平均粒径よりも小さく(0.05μm以上0.3μm以下)なるように形成されて
いる。なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、金属層21aを、平面的に見て、駆動電流制御用トランジスタ8の
能動層25のチャネル領域25cに対応する領域に能動層25とオーバーラップするよう
に形成することによって、CWレーザーを照射することにより、図7に示すアモルファス
シリコン層49から結晶シリコン層50を形成する際、駆動電流制御用トランジスタ8の
能動層25のチャネル領域25cの結晶シリコン層50の結晶粒の平均粒径を小さくする
ことができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
図20および図21は、本発明の第1および第2実施形態によるEL装置を用いた電子
機器の一例を説明するための図である。次に、図20および図21を参照して、本発明の
第1(第2)実施形態によるEL装置100(101)を用いた電子機器について説明す
る。
本発明の第1(第2)実施形態によるEL装置100(101)は、図20および図2
1に示すように、携帯電話400およびPC(Personal Computer)5
00などに用いることが可能である。図20の携帯電話400においては、表示画面40
0aに本発明の第1(第2)実施形態によるEL装置100(101)が用いられる。ま
た、図21のPC500においては、キーボード500aなどの入力部および表示画面5
00bなどにEL装置100(101)を用いることが可能である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと
考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範
囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、約445nmの波長を有するCWレーザ
ーを用いて結晶シリコン層を形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、金属層が形
成されない領域上の結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径よりも、金属層が形成される領域
上の結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径の方を小さい(0.3μm以下)粒径に形成する
ことが可能な波長が500nm以下のCWレーザーであればよい。
また、上記第1および第2実施形態では、約445nmの波長を有するCWレーザーを
用いて結晶シリコン層を形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、金属層が形成さ
れない領域上の結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径よりも、金属層が形成される領域上の
結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径の方を小さい(0.3μm以下)粒径に形成すること
が可能なレーザーであれば、CWレーザー以外のレーザーを用いてもよい。
本発明の第1実施形態によるEL装置(エレクトロルミネッセンス装置)の平面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の画素においてゲート線が配置される層より下層の構成要素を示す平面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の画素の平面図である。 図3の200−200線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるEL装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 レーザーの異なりによって形成される結晶シリコン層の結晶粒の粒径の異なりについて行った実験に用いられたサンプルの断面図である。 バッファ膜の膜厚と金属層上の結晶シリコン層の結晶粒の粒径との関係を示す図である。 金属層が形成される領域上の結晶シリコン層の結晶粒の状態を撮影した顕微鏡写真を模式的に示した図である。 金属層が形成されない領域上の結晶シリコン層の結晶粒の状態を撮影した顕微鏡写真を模式的に示した図である。 本発明の第2実施形態によるEL装置の画素の断面図である。 本発明の第1および第2実施形態によるEL装置を用いた電子機器の一例を説明するための図である。 本発明の第1および第2実施形態によるEL装置を用いた電子機器の一例を説明するための図である。
符号の説明
1 基板
7 画素選択用トランジスタ
8 駆動電流制御用トランジスタ
21、21a 金属層
22、23 バッファ膜(絶縁膜)
24 能動層(第1能動層)
24c、25c チャネル領域
25 能動層(第2能動層)
27、28 ゲート電極
50 結晶シリコン層
50a 結晶シリコン領域(第1結晶シリコン領域)
50b 結晶シリコン領域(第2結晶シリコン領域)
121 外周部
125 外周部

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成される金属層と、
    前記金属層および前記基板の表面上に形成される絶縁膜と、
    前記金属層が形成されない領域上の前記絶縁膜の表面上に形成される第1能動層を有す
    る画素選択用トランジスタと、
    前記金属層が形成される領域上の前記絶縁膜の表面上に形成される第2能動層を有する
    駆動電流制御用トランジスタとを備え、
    前記第1能動層と前記第2能動層とは結晶シリコン層からなり、
    前記駆動電流制御用トランジスタの前記第2能動層の少なくともチャネル領域を構成す
    る前記結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径は、前記画素選択用トランジスタの前記第1能
    動層を構成する前記結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径よりも小さい、表示装置。
  2. 前記駆動電流制御用トランジスタの前記第2能動層の少なくともチャネル領域を構成す
    る前記結晶シリコン層は、結晶粒が特定の方向に偏って成長しない略等方性の結晶からな
    り、前記画素選択用トランジスタの前記第1能動層の少なくともチャネル領域を構成する
    前記結晶シリコン層は、結晶粒が特定の方向に偏って成長する異方性の結晶からなる、請
    求項1に記載の表示装置。
  3. 前記駆動電流制御用トランジスタの前記第2能動層の少なくともチャネル領域を構成す
    る前記結晶シリコン層の結晶粒の平均粒径は、0.3μm以下である、請求項2に記載の
    表示装置。
  4. 前記金属層は、平面的に見て、前記駆動電流制御用トランジスタの前記第2能動層の少
    なくともチャネル領域に対応する領域に前記第2能動層とオーバーラップするように形成
    されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記金属層の外周部は、平面的に見て、前記駆動電流制御用トランジスタの前記第2能
    動層の外周部よりも外側に位置するように配置されている、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記画素選択用トランジスタおよび前記駆動電流制御用トランジスタは、前記金属層と
    は別個にゲート電極が設けられるトップゲート型のトランジスタである、請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置を備える、電子機器。
  8. 基板上に金属層を形成する工程と、
    前記金属層および前記基板の表面上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記金属層が形成されない領域上および前記金属層が形成される領域上の前記絶縁膜の
    表面上に、アモルファスシリコン層を形成する工程と、
    前記アモルファスシリコン層にレーザーを照射することにより、前記金属層が形成され
    ない領域上に第1の平均粒径を有する結晶粒を含む第1結晶シリコン領域を形成するとと
    もに、前記金属層が形成される領域上に前記第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径
    を有する結晶粒を含む第2結晶シリコン領域を形成する工程と、
    前記第1結晶シリコン領域を含むように画素選択用トランジスタの第1能動層を形成す
    るとともに、前記第2結晶シリコン領域を含むように駆動電流制御用トランジスタの第2
    能動層の少なくともチャネル領域を形成する工程とを備える、表示装置の製造方法。
  9. 前記アモルファスシリコン層から前記第1結晶シリコン領域および前記第2結晶シリコ
    ン領域を形成する工程は、前記アモルファスシリコン層にレーザーを照射することにより
    、前記第1の平均粒径を有する前記第1結晶シリコン領域と、前記第1の平均粒径よりも
    小さい前記第2の平均粒径を有する前記第2結晶シリコン領域とを同一の工程により形成
    する工程を含む、請求項8に記載の表示装置の製造方法。
  10. 前記アモルファスシリコン層から前記第1結晶シリコン領域および前記第2結晶シリコ
    ン領域を形成する工程は、前記アモルファスシリコン層にレーザーを照射するとともに、
    前記アモルファスシリコン層に蓄積された熱が前記金属層を介して放熱されることにより
    、前記第1結晶シリコン領域と、前記第1結晶シリコン領域の前記第1の平均粒径よりも
    小さい前記第2の平均粒径を有する前記第2結晶シリコン領域とを形成する工程を含む、
    請求項8または9に記載の表示装置の製造方法。
  11. 前記第1結晶シリコン領域および前記第2結晶シリコン領域を形成する工程は、
    500nm以下の波長のレーザーを前記アモルファスシリコン層に照射することにより
    前記第1結晶シリコン領域および前記第2結晶シリコン領域を形成する工程を含む、請求
    項8〜10のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  12. 前記第1結晶シリコン領域および前記第2結晶シリコン領域を形成する工程は、
    前記アモルファスシリコン層に対する吸収係数が1×10cm−1以上であるレーザ
    ーを前記アモルファスシリコン層に照射することにより前記第1結晶シリコン領域および
    前記第2結晶シリコン領域を形成する工程を含む、請求項8〜11のいずれか1項に記載
    の表示装置の製造方法。
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