JP2010146969A - 延長コード - Google Patents

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Abstract

【課題】異物侵入防止機能を有する延長コードにおいて、タップ本体の大型化を抑制した延長コードを提供する。
【解決手段】延長コードは、前壁71の後側に取り付けられるとともに栓刃挿入孔711を開閉可能とする異物侵入抑制部70と、異物侵入抑制部70より後側に配置されるとともに栓刃と電気的な接続を行う第1刃受部材30及び第2刃受部材40と、第1刃受部材30及び第2刃受部材40がそれぞれ圧入される圧入収容部を有するボディ60を有するタップ本体1を備える。第1刃受部材30及び第2刃受部材40は、それぞれ金属板をプレス加工することにより一体的に形成されるとともに、第1刃受部材30及び第2刃受部材40のそれぞれには、栓刃を受ける刃受部32,42と、圧入収容部に圧入される圧入部33,43とが設けられ、圧入部33,43は、栓刃が挿入される方向である挿入方向が板厚方向となるように形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入孔を開閉可能とした異物侵入防止機能を有する延長コードに関する。
上記延長コードは、例えば、商用コンセントと電気機器とが、その電気機器のコードが商用コンセントに届かない程度に離れた位置に配置されている場合において、このコードと商用コンセントとを電気的に接続する役割を果たすものである。そして、この延長コードのうち、複数の電気機器のコードが接続可能なテーブルタップには、水や埃等の異物(以下、単に「異物」という。)の侵入を抑制する異物侵入防止機能を有した構造が提案されている。上記異物侵入防止機能としては、栓刃挿入孔を開閉可能とする扉体と、この扉体を栓刃挿入孔に向かい付勢する付勢ばねとにより構成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−221033号公報
しかしながら、上記テーブルタップ等の延長コードに異物侵入防止機能を構成する扉体及び付勢ばねを取り付けるため、延長コードのタップ本体には、扉体及び付勢ばねを収容するスペースが必要となる。その結果、このタップ本体が大型化してしまう問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、異物侵入防止機能を有する延長コードにおいて、タップ本体の大型化を抑制した延長コードを提供することである。
請求項1に記載の発明は、プラグの栓刃が前側から挿入する栓刃挿入孔が設けられた前壁及び前記前壁の後側に取り付けられるとともに前記栓刃挿入孔を開閉可能とする扉体を有する異物侵入抑制部と、前記異物侵入抑制部より後側に配置されるとともに前記栓刃と電気的な接続を行う一対の刃受部材と、前記一対の刃受部材が圧入される圧入収容部を有するボディを有するタップ本体を備える延長コードにおいて、前記一対の刃受部材は、それぞれ金属板をプレス加工することにより一体的に形成されるとともに、前記一対の刃受部材のそれぞれには、前記栓刃を受ける刃受部と、前記圧入収容部に圧入される圧入部とが設けられ、前記圧入部は、前記栓刃が挿入される方向である挿入方向が板厚方向となるように形成されることを要旨とする。
この発明によれば、一対の刃受部材の圧入部が挿入方向を板厚方向として、圧入収容部に圧入されるため、圧入部が挿入方向を板厚方向と垂直な方向とした場合と比較して、圧入部の挿入方向のスペースを小さくすることができる。したがって、挿入方向に異物侵入抑制部を形成することにより、タップ本体の挿入方向に大型化するが、上記圧入部の挿入方向のスペースを小さくすることができるため、タップ本体の挿入方向に大型化することを抑制することができる。その結果、タップ本体の大型化を抑制した延長コードを提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の延長コードにおいて、前記ボディの前記圧入収容部における底部は、該圧入収容部の他の部位よりも前記挿入方向の幅が小さく形成され、前記圧入部は、前記圧入収容部に対して、前記底部にて圧入されることを要旨とする。
この発明によれば、圧入部が圧入収容部の底部にて圧入されるため、圧入部は、圧入部の一部を圧入収容部に挿入した状態において、圧入収容部に圧入することが可能となる。したがって、圧入部を圧入収容部に安定して圧入することができる。その結果、作業者が、圧入部を圧入収容部に圧入する作業を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の延長コードにおいて、前記圧入部には、前記圧入収容部と接触する突起部が設けられることを要旨とする。
この発明によれば、圧入部の突起部が圧入収容部と接触することにより、圧入部の全面が圧入収容部と接触する場合と比較して、接触面積を小さくなるため、圧入収容部に対する圧入部の圧入力を低減することができる。その結果、作業者が、圧入部を圧入収容部に圧入する作業を容易に行うことができる効果がより一層向上する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の延長コードにおいて、前記一対の刃受部材は、第1刃受部材と第2刃受部材とにより構成され、前記ボディには、前記第1刃受部材を収容する第1収容部と、前記第2刃受部材を収容する第2収容部とが設けられ、前記第1収容部及び前記第2収容部には、前記第1収容部に前記第2刃受部材が収容されること、及び前記第2収容部に前記第1刃受部材が収容されることを防止する組違い防止部が設けられることを要旨とする。
この発明によれば、組違い防止部により、第1収容部に第1刃受部材が収容され、第2刃受部材に第2刃受部材が正しく収容されるため、即ち、第1収容部及び第2収容部に第1刃受部材及び第2刃受部材を収容する工程において組み間違いがないため、作業者が、延長コードを組み立てる作業の効率を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の延長コードにおいて、当該延長コードには、前記ボディに取り付けられるとともに前記ボディに収容された前記一対の刃受部材を前記ボディの反対側より覆うカバーを有し、前記一対の刃受部材の前記挿入方向の後側には、当該延長コードのケーブルと接続し、前記ボディより前記挿入方向の後側に延設されるとともに、前記カバー側に向かい開口する略U字形状の接続部が設けられ、前記カバーの前記挿入方向の後側の端部には、前記ケーブルと前記接続部との接続の際の干渉を回避するための干渉回避部が設けられることを要旨とする。
この発明によれば、干渉回避部により、ケーブルを接続部より挿入方向の前側、もしくは接続部における挿入方向の前側まで配置することが可能となる。したがって、ケーブルと接続部との接続作業を正確に行うことができるとともに、作業者が上記接続作業を容易に行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の延長コードにおいて、当該延長コードには、前記ボディを外囲する外ボディ部をさらに備え、前記外ボディ部には、前記ボディを収容する際に該ボディを前記外ボディ部の底部に案内するガイド部が設けられることを要旨とする。
この発明によれば、外ボディに設けられたガイド部にボディが外ボディの底部に案内されるため、作業者が、ボディを外ボディに容易に収容することが可能となり、延長コードを組み立てる作業の効率を向上させることができる。
本発明によれば、異物侵入防止機能を有する延長コードにおいて、タップ本体の大型化を抑制した延長コードを提供することができる。
(第1の実施形態)
図1〜図9を参照して、本発明に係る延長コードを具体化した第1の実施形態について説明する。以降では、プラグの栓刃が挿入される方向を「挿入方向」とし、防水扉機構部70が配置される側を挿入方向の「前側」とし、ケーブル2が配置される側を挿入方向の「後側」とする。また、外カバー部10及び外ボディ部20の取り付け方向を「上下方向」とし、外カバー部10側を「上側」とし、外ボディ部20側を「下側」とする。また、挿入方向及び上下方向に直交する方向を「左右方向」とし、第1刃受部材30側を「左側」とし、第2刃受部材40側を「右側」とする。
まず、図1を参照して、延長コードAの全体構成について説明する。
図1に示すように、延長コードAは、電気機器のコードのプラグの栓刃が挿入されることにより、電気的に接続されるタップ本体1と、タップ本体1と電気的に接続されるとともに、タップ本体1から延設されるケーブル2とにより構成されている。これにより、延長コードは、商用コンセントと電気機器とを電気的に接続している。
タップ本体1の外枠は、外カバー部10と、この外カバー部10と略同一の外形形状を有する外ボディ部20とが、組立ねじB1によって互いに固定されることにより形成されている。そして、外カバー部10及び外ボディ部20の内部には、プラグの栓刃を受ける一対の刃受部材である第1刃受部材30及び第2刃受部材40と、互いに嵌合することにより、第1刃受部材30及び第2刃受部材40を覆う内カバー部50と内ボディ部60とが収容されている。これら第1刃受部材30及び第2刃受部材40は、それぞれ金属板である銅板をプレス加工することにより形成されている。また、内カバー部50及び内ボディ部60は、それぞれ熱硬化性樹脂であるユリア樹脂によって成形されている。
また、外カバー部10及び外ボディ部20との挿入方向の前側には、プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入孔711を有するとともに、外カバー部10及び外ボディ部20内に異物の侵入を防止する異物侵入抑制部である防水扉機構部70が外カバー部10及び外ボディ部20のそれぞれに嵌合されている。一方、外カバー部10及び外ボディ部20との挿入方向の後側には、ケーブル2が挿入されるブッシング80が外カバー部10及び外ボディ部20のそれぞれに嵌合されている。
防水扉機構部70は、栓刃挿入孔711が設けられた前壁71と、この前壁71の挿入方向の前側に取り付けられたパッキン72と、前壁71に収容されるとともに栓刃挿入孔711の後側に配置された扉体73と、扉体73を挿入方向の前側に付勢する付勢ばね74と、扉体73の移動をガイドするガイド部材75とにより構成されている。
前壁71にパッキン72を設けることにより、外カバー部10及び外ボディ部20と前壁71との間の隙間を封止している。このパッキン72は、前壁71の裏面側(即ち、挿入方向の後側)にも設けられている。そして、付勢ばね74により扉体73が前壁71の裏面のパッキン72に接触した状態において、栓刃挿入孔711を閉口することにより、栓刃挿入孔711を介して、異物が外カバー部10及び外ボディ部20の内部に侵入することを抑制している。また、扉体73は、ガイド部材75により、左右方向の右側にスライド可能となっている。
また、パッキン72は、エラストマー等の軟質の樹脂材料が用いられる。これにより、扉体73とパッキン72との密着性を向上させることができ、栓刃挿入孔711を介して、異物が外カバー部10及び外ボディ部20の内部に侵入することを抑制する効果をより一層向上させている。以上の構成により、防水扉機構部70は、延長コードAの外部から延長コードAの内部(即ち、外カバー部10及び外ボディ部20の内部)への異物の侵入を抑制している。
次に、図2〜図6を参照して、第1刃受部材30及び第2刃受部材40の形状、及び第1刃受部材30及び第2刃受部材40を内カバー部50及び内ボディ部60にそれぞれ取り付けた構成について説明する。
まず、図2を参照して、第1刃受部材30及び第2刃受部材40の形状について説明する。なお、第1刃受部材30及び第2刃受部材40は、略同一形状であるため、第2刃受部材40における第1刃受部材30と同一部位には、同一の一桁の数字を付し、その説明を省略する。
図2(a)に示すように、第1刃受部材30には、基部31にプラグの栓刃と電気的な接続を行う一対の刃受部32、内ボディ部60(図1参照)に圧入される圧入部33、及びケーブル2(図1参照)と電気的な接続を行う接続部34が一体に設けられている。この第1刃受部材30により、プラグとケーブル2との電気的な接続が図られる。
一対の刃受部32は、基部31の挿入方向の前側に設けられ、圧入部33は、刃受部32より挿入方向の後側に設けられ、接続部34は、圧入部33より挿入方向の後側に設けられている。
具体的には、基部31は、一対の刃受部32が形成される前側基部311と、圧入部33が形成される中央基部312と、接続部34が形成される後側基部313とにより構成されている。中央基部312は、前側基部311の挿入方向の端部から上下方向の上側に折り曲げられている。そして、後側基部313は、中央基部312の上下方向の上端部から挿入方向に沿って折り曲げられている。
図2(b)に示すように、一対の刃受部32は、前側基部311の左右方向の右側及び左側を上下方向の上側にそれぞれ折り曲げることにより左右方向に互いに対向するように形成されている。また、一対の刃受部32のうち、左側の刃受部32bは、右側の刃受部32aよりも左右方向に凹んだ形状にて形成されている。
また、圧入部33は、中央基部312の左右方向に延設されることにより形成されている。また、接続部34は、後側基部313の左右方向の右側及び左側を上下方向の上側にそれぞれ折り曲げることにより、挿入方向の平面視において略U字形状に形成されている。ここで、圧入部33の板厚方向は、上下方向に沿った方向となる。また、圧入部33には、上下方向に離間して設けられた半球状の2つの突起部331が設けられている。
図2(c)に示すように、右側の刃受部32a及び左側の刃受部32bの上下方向の上端部、且つ、挿入方向の後側の部位には、挿入方向の前側に凹む形状を有することにより、内カバー部50との干渉を避ける第1回避部321及び第2回避部322がそれぞれ設けられている。ここで、一対の刃受部32のうち、左側の刃受部32bの第2回避部322は、右側の刃受部32aの第1回避部321よりも挿入方向の前側に凹んだ形状となっている。
なお、第2刃受部材40では、一対の刃受部42のうち、右側の刃受部42aは、左側の刃受部42bよりも左右方向に凹んだ形状にて形成されている。そして、上記回避部の構造においては、左側の刃受部42bの第2回避部422よりも右側の刃受部42aの第1回避部421の方が、挿入方向の前側に凹んだ形状となっている。
次いで、図3及び図4を参照して、第1刃受部材30及び第2刃受部材40と内ボディ部60との収容構造について説明する。
図3(a)に示すように、内ボディ部60には、第1刃受部材30及び第2刃受部材40をそれぞれ収容する凹形状の第1収容部61及び第2収容部62が設けられている。そして、第1収容部61及び第2収容部62のそれぞれには、第1刃受部材30の圧入部33及び第2刃受部材40の圧入部43と圧入することにより、各圧入部33,43を収容する圧入収容部611,621がそれぞれ設けられている。また、内ボディ部60の第1収容部61及び第2収容部62の左右方向の間には、上下方向の上側に向かい延設する突起形状であるとともに、内カバー部50と嵌合するボディ側嵌合部63が設けられている。
また、図3(b)に示すように、内ボディ部60の圧入収容部621には、段形状に設けられるとともに、圧入部43の下端面と当接することにより、圧入収容部621に対する圧入部43の上下方向の位置を決定する位置決め部622が設けられている。この構成は、圧入収容部611も同様である。また、この圧入収容部621の周囲の内ボディ部60の上面64には、内カバー部50が当接している。これにより、圧入部43は、圧入収容部621及び内カバー部50により収容されている。以下、図4を参照して、圧入部43と圧入収容部621との関係を詳述する。
図4(a)に示すように、圧入収容部621には、圧入部43の挿入をガイドする、挿入方向の前側の面である第1ガイド面623と、挿入方向の後側の面である第2ガイド面624とが設けられている。第2ガイド面624は、上下方向に沿った平面にて形成されている。
第1ガイド面623は、第1ガイド面623の上下方向の上側に形成される上部ガイド面625と、上部ガイド面625と上下方向の下側に連続する中央ガイド面626と、中央ガイド面626の上下方向の下側に連続する下部ガイド面627とにより構成されている。この下部ガイド面627は、位置決め部622と連結している。
また、上部ガイド面625及び下部ガイド面627は、上下方向に沿う平面として形成され、中央ガイド面626は、上下方向の下側に向かうにつれて、挿入方向の後側に傾斜する傾斜面として形成されている。また、圧入収容部621の上下方向の上側の開口部には、テーパ部628が設けられている。
ここで、圧入収容部621と圧入部33との大きさの関係は、まず、第1ガイド面623の上部ガイド面625と第2ガイド面624の上部ガイド面625と挿入方向に対向する上下方向の上側の部位との挿入方向の間隙は、圧入部33の挿入方向の幅よりも大きい。そして、第1ガイド面623の中央ガイド面626と第2ガイド面624における中央ガイド面626と挿入方向に対向する上下方向の中央部との挿入方向の間隙は、上下方向の下側に向かうにつれて小さくなり、中央ガイド面626の上下方向の中央位置において、圧入部33の挿入方向の幅と同等となる。即ち、中央ガイド面626の中央位置において、圧入部33は、圧入収容部621に圧入が開始される。次いで、第1ガイド面623の下部ガイド面627と第2ガイド面624における下部ガイド面627と挿入方向に対向する上下方向の下側との挿入方向の間隙は、圧入部33の挿入方向の幅よりも小さく形成される。したがって、下部ガイド面627と第2ガイド面624の上下方向の下側との間に、圧入部33は圧入される。
以下、圧入収容部621に圧入部33が圧入される態様を具体的に説明する。
圧入収容部621に圧入部43を挿入する際、圧入部43の突起部431のうち、上下方向の下側の突起部431a(以下、「突起部431a」という。)は、上部ガイド面625と第2ガイド面624との間に挿入状態にて挿入される。次いで、突起部431aがさらに上下方向の下側に挿入された際、突起部431aは中央ガイド面626と当接する。これにより、圧入部43は、中央ガイド面626及び第2ガイド面624の両方と当接した状態となる。この位置において、圧入部33が圧入収容部621への圧入が開始される。最後に、図4(b)に示すように、圧入部43が位置決め部622に当接した状態において、突起部431aは、下部ガイド面627と当接する。このとき、圧入部43の突起部431aが形成される下部は、下部ガイド面627と第2ガイド面624との間に圧入されることになる。一方、圧入部43の突起部431のうち、上下方向の上側の突起部431bは、上部ガイド面625と非接触の状態となる。以上により、圧入部43は、圧入収容部621に対して、上下方向に沿った状態にて収容される。また、第1刃受部材30の圧入部33と圧入収容部611との圧入の構成も、上記圧入部43と圧入収容部621との圧入の構成と同様である。
次いで、図5及び図6を参照して、内カバー部50の形状、及び内カバー部50と第1刃受部材30及び第2刃受部材40との関係について説明する。なお、図6(b)及び図6(c)は、内カバー部50の第1収容部51に第1刃受部材30が嵌合された際の嵌合状態をそれぞれ示している。
図5に示すように、内カバー部50には、第1刃受部材30及び第2刃受部材40をそれぞれ収容する第1収容部51及び第2収容部52がそれぞれ設けられている。また、内カバー部50の第1収容部51及び第2収容部52の左右方向の間には、内ボディ部60に設けられた突形状のボディ側嵌合部63(図3参照)と緩く嵌合する凹形状のカバー側嵌合部53が設けられている。また、内カバー部50には、内ボディ部60の上面64(図3参照)と当接する当接面である下面54が設けられている。
また、第1収容部51及び第2収容部52のそれぞれには、第1刃受部材30の第2回避部322(図2参照)及び第2刃受部材40の第1回避部421に対応する形状である突形状の第1刃受位置決め部511,521が設けられている。また、第1刃受位置決め部511より左右方向の右側、及び第1刃受位置決め部521より左右方向の左側には、それぞれ第1刃受部材30の第1回避部321、及び第2刃受部材40の第2回避部422(図2参照)に対応する形状である突形状の第2刃受位置決め部512,522が設けられている。
図6(a)に示すように、第1刃受部材30及び第2刃受部材40は、それぞれ内カバー部50の第1収容部51及び第2収容部52に緩く嵌合されている。具体的には、図6(b)に示すように、第1収容部51の第2刃受位置決め部512に第1刃受部材30の右側の刃受部32aの第1回避部321が緩く嵌合されている。そして、図6(c)に示すように、第1収容部51の第1刃受位置決め部511に第1刃受部材30の左側の刃受部32bの第2回避部322が緩く嵌合されている。また、第2刃受部材40と第2収容部52との構成も、上記第1刃受部材30と第1収容部51の構成と同様である。即ち、第2収容部52の第1刃受位置決め部521に刃受部42aの第1回避部421が緩く嵌合されており、第2刃受位置決め部522に刃受部42bの第2回避部422が緩く嵌合されている。
ここで、第1刃受部材30の第1回避部321と第2回避部322との形状の関係と、第2刃受部材40の第1回避部421と第2回避部422との形状の関係とがカバー側嵌合部53を中心として左右対称の関係となる。また、第1刃受位置決め部511と第2刃受位置決め部512との配置関係と第1刃受位置決め部521と第2刃受位置決め部522との配置関係とがカバー側嵌合部53を中心として左右対称の関係となる。したがって、例えば、第1収容部51に第2刃受部材40を嵌合させようとしても、第1刃受位置決め部511と第2回避部422とが接触するため、嵌合することができない。その結果、第1収容部51に第2刃受部材40を嵌合すること、及び第2収容部52に第1刃受部材30を嵌合することの組み間違いを防止することが可能となる。以上により、内カバー部50の第1刃受位置決め部511,521及び第2刃受位置決め部512,522と、第1刃受部材30の第1回避部321及び第2回避部322と第2刃受部材40の第1回避部421及び第2回避部422とにより、組間違い防止部が構成されている。
次に、図7〜図9を参照して、外ボディ部20の形状、及び外ボディ部20に内ボディ部60との関係について説明する。
まず、図7を参照して、外ボディ部20の形状について説明する。
図7(a)に示すように、外ボディ部20は、底部21と、底部21から上下方向の上側に延設される外壁22とにより、延長コードA(図1参照)の外枠の一部を形成している。そして、底部21の左右方向の中央部には、底部21から上下方向の上側に円筒形状として延設されるとともに、組立ねじB1(図1参照)を挿入するための挿入部23が、挿入方向に離間して2つ設けられている。また、2つの挿入部23のうち、挿入方向の後側の挿入部23の位置には、左右方向に離間した3個の内ボディ位置決め部24が設けられている。また、3個の内ボディ位置決め部24のうち、左右方向の両側の内ボディ位置決め部24の上端部は、中央の内ボディ位置決め部24の上端部よりも上下方向の下側となるように形成される。そして、左右方向の両側の内ボディ位置決め部24の上下方向の上側には、それぞれ第1刃受部材30の接続部34及び第2刃受部材40の接続部44が配置されている(図9参照)。
図7(b)に示すように、内ボディ位置決め部24は、上下方向の上側に設けられたガイド部241と、ガイド部241の上下方向の下端部から下側に延設する位置決め部242とにより構成されている。ガイド部241には、上下方向の下側に向かうにつれて、挿入方向の前側に傾斜する傾斜面が形成されている。そして、位置決め部242は、上下方向に沿った平面が形成されている。
次いで、図8及び図9を参照して、外ボディ部20に内ボディ部60を収容する構造について説明する。
図8に示すように、外ボディ部20に内ボディ部60を収容する際、内ボディ部60をガイド部241に当接させることにより、内ボディ部60を位置決め部242に案内している。そして、内ボディ部60が位置決め部242及び挿入方向の前側の挿入部23の間に緩く嵌合することにより、内ボディ部60は、外ボディ部20に収容される。
また、図9(a)に示すように、ブッシング80に挿通されたケーブル2は、第1刃受部材30の接続部34及び第2刃受部材40の接続部44のそれぞれに接続されている。具体的には、ケーブル2の端部には、被膜が取り外された銅線2a,2bをそれぞれ接続部34,44上に配置した上、接続部34,44のそれぞれをかしめ工具を用いてかしめることにより、銅線2a,2bと接続部34,44とは電気的に接続されている。
ここで、図9(a)及び図9(b)に示すように、内カバー部50において、接続部34,44がそれぞれ配置される位置には、内カバー部50の接続部34,44の左右方向の間の部位よりも挿入方向の前側に凹む形状である干渉回避部55,56が設けられている。この干渉回避部55,56は、内ボディ部60の挿入方向の後側の端部よりも挿入方向の前側となるように形成されている。そして、銅線2a,2bは、それぞれ干渉回避部55,56まで配置されている。
防水扉機構部70は、外ボディ部20の挿入方向の前側の端部から挿入部23までの挿入方向の間GS1に収容されている。そして、第1刃受部材30及び第2刃受部材40の基部31,41の一部及び接続部34,44は、干渉回避部55,56により、上下方向の上側に露出している。この構成により、防水扉機構部70によりタップ本体1(図1参照)の挿入方向のスペースが占められたとしても、タップ本体1を挿入方向に過度な大型化を図らなくてもケーブル2の銅線2a,2bを接続部34,44に接続するための挿入方向のスペースを確保することができる。したがって、タップ本体1の挿入方向の大型化を抑制しつつも、ケーブル2と接続部34,44との接続作業を容易に行うことができる。
本実施形態の延長コードAでは、以下に示す効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、第1刃受部材30の圧入部33及び第2刃受部材40の圧入部43は、延長コードAの挿入方向を板厚方向として形成されている構成である。この構成によれば、各圧入部33,43が上記挿入方向を板厚方向に対して垂直方向として形成される場合と比較して、各圧入部33,43の上記挿入方向に沿ったスペースを小さくすることができる。したがって、防水扉機構部70によって、タップ本体1内の上記挿入方向に配置される部品点数が増加することにより、タップ本体1が上記挿入方向に大型化しようとしても、各圧入部33,43のスペースを小さくすることができるため、タップ本体1の上記挿入方向の大型化を抑制することができる。
(2)本実施形態では、圧入収容部621の底部を構成する第1ガイド面623の下部ガイド面627と第2ガイド面624の下部ガイド面627と挿入方向に対向する上下方向の下側の部位とに圧入部33が圧入される構成である。この構成によれば、圧入部43が、上部ガイド面625及び中央ガイド面626の上下方向の上側の位置までは、挿入されるため、圧入収容部621に対する圧入部43の位置を決定した上で、圧入部43を圧入収容部621に圧入することができる。したがって、圧入部43を圧入収容部621に安定して圧入することが可能となり、作業者が、圧入部43を圧入収容部621に圧入する作業を容易に行うことができる。
特に、上部ガイド面625及び第2ガイド面624の上下方向の上側の部位により、圧入部33を圧入収容部621に挿入した上で、中央ガイド面626及び第2ガイド面624の上下方向の中央部により、圧入部43をガイドするため、圧入部43を圧入収容部621に対して容易に挿入した上で、圧入部43が上下方向に対して傾くことを抑制している。その結果、下部ガイド面627及び第2ガイド面624の上下方向の下側の部位に圧入部43が位置した際には、圧入部43は、下部ガイド面627及び第2ガイド面624の挿入方向に形成された間隙に対して、正確に圧入される。その結果、作業者が、圧入部43を圧入収容部621に圧入する作業が容易となる。上記(2)の効果は、第1刃受部材30の圧入部33とこの圧入部33に圧入される圧入収容部611との間についても同様である。
(3)本実施形態では、第2刃受部材40の圧入部43には、挿入方向の前側に突出するとともに、圧入収容部621の第1ガイド面623と接触する突起部431が形成される構成である。この構成によれば、突起部431が第1ガイド面623と接触するため、圧入部33の突起部431以外の部位は、第1ガイド面623と接触しない状態となる。したがって、圧入部43と第1ガイド面623とが全面に亘り圧入される場合と比較して、突起部431と第1ガイド面623との接触面積を小さくすることができる。その結果、圧入収容部621に対する圧入部43の圧入力を低減することが可能となる。その結果、作業者が、圧入部43を圧入収容部621に圧入する作業が容易となる効果がより一層向上する。
特に、突起部431が半球形状にて形成されるため、突起部431と第1ガイド面623とは、点接触の関係となる。その上、突起部431は、中央ガイド面626上を円滑に移動することが可能となる。その結果、圧入収容部621に対する圧入部43の圧入力をより一層低減することが可能となる。また、半球形状の突起部431は、第2刃受部材40をプレス加工により形成する際に、一体的に形成することが可能であるため、第2刃受部材40を切削及び鋳造により形成する場合と比較して、突起部431の形成が容易となり、突起部431の形成のためのコストを低減することができる。これは、第1刃受部材30の圧入部33とこの圧入部33に圧入される圧入収容部611との間についても同様である。
(4)本実施形態では、内カバー部50には、第1刃受部材30の第2回避部322及び第2刃受部材40の第1回避部421に対応する形状である第1刃受位置決め部511,521、及び第1刃受部材30の第1回避部321及び第2刃受部材40の第2回避部422に対応する形状である第2刃受位置決め部512,522がそれぞれ形成される構成である。この構成によれば、第1収容部51に第2刃受部材40が収容されようとする場合、第1刃受位置決め部511の形状と第2刃受部材40の第2回避部422の形状とが一致しないため、第2刃受部材40は、第1収容部51に収容することができない。一方、第2収容部52に第1刃受部材30が収容されようとする場合、第2刃受位置決め部512の形状と第1刃受部材30の第1回避部321の形状とが一致しないため、第1刃受部材30は、第2収容部52に収容することができない。即ち、第1刃受位置決め部511,521と、第1刃受部材30の第1回避部321及び第2回避部322と第2刃受部材40の第1回避部421及び第2回避部422とは、組違い防止構造を構成する。その結果、第1収容部51及び第2収容部52に第1刃受部材30及び第2刃受部材40を収容する工程において、組み間違いがないため、作業者が、延長コードAを組立てる作業の効率を向上させることができる。
(5)本実施形態では、内カバー部50には、内ボディ部60の挿入方向の後側の端部より挿入方向の前側となる干渉回避部55,56が形成される構成である。この構成によれば、干渉回避部55,56が形成した挿入方向のスペースにより、ケーブル2の銅線2a,2bを第1刃受部材30の接続部34及び第2刃受部材40の接続部44より挿入方向の前側、もしくは接続部34,44における挿入方向の前側まで配置することが可能となる。したがって、ケーブル2の銅線2a,2bと接続部34,44との接続作業を正確に行うことができるとともに、上記接続作業に用いられる工具が内カバー部50に接触するのを回避するため、作業者が上記接続作業を容易に行うことができる。
(6)本実施形態では、外ボディ部20には、内ボディ部60を収容するための内ボディ位置決め部24が形成される構成である。この構成によれば、内ボディ位置決め部24のガイド部241により、内ボディ部60は、ガイド部241に沿って上下方向の下側に案内される。そして、内ボディ位置決め部24の位置決め部242により、外ボディ部20に対する内ボディ部60の位置が決定される。その結果、作業者が、外ボディ部20に内ボディ部60を収容する作業が容易となるため、延長コードAを組み立てる作業の効率を向上させることができる。
(7)本実施形態では、内カバー部50及び内ボディ部60を熱硬化性樹脂であるユリア樹脂によって形成される構成である。この構成によれば、内カバー部50及び内ボディ部60のそれぞれは、プラグとの電気的接続により加熱される第1刃受部材30及び第2刃受部材40を収容するため、これら内カバー部50及び内ボディ部60の耐熱性及び電気絶縁性を向上させることにより、トラッキング現象の発生を抑制することが可能となる。その結果、安全性が向上した延長コードを提供することができる。
(第2の実施形態)
図10〜図12を参照して、本発明に係る延長コードを具体化した第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と比較して、防水扉機構部70と、内カバー部50及び内ボディ部60との構成が異なるため、同一構成要素には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、延長コードBの防水扉機構部70aは、前壁71と、パッキン72と、扉体73と、付勢ばね74と、第1刃受部材30及び第2刃受部材40を収容する収容部材90とを組み合わせることにより一体に形成されている。そして、防水扉機構部70aは、外カバー部10及び外ボディ部20の内部に収容される。ここで、収容部材90には、第1の実施形態の防水扉機構部70のガイド部材75が一体に形成されている。この構成に伴い、外ボディ部20に設けられた挿入部23は、挿入方向の後側の1つのみが形成されている。
図11(a)に示すように、収容部材90は、第1刃受部材30及び第2刃受部材40(図10参照)を挿入方向の後側から前側に向けて挿入することにより、第1刃受部材30及び第2刃受部材40をそれぞれ収容する第1収容部91及び第2収容部92が設けられている。また、第1収容部91及び第2収容部92の挿入方向の後側には、それぞれ上下方向の上側に向かい開口する開口部911,921が設けられている。また、図11(b)に示すように、第2収容部92は、収容部材90を挿入方向に貫通している。この構成は、第1収容部91も同様である。また、図11(a)に示すように、開口部911,921の左右方向の中央部のそれぞれには、第1刃受部材30の後側基部313及び第2刃受部材40の後側基部413の左右方向の位置を決定する溝形状である基部位置決め部912,922が設けられている。
また、収容部材90の前壁93は、第1の実施形態の防水扉機構部70のガイド部材75に相当する。即ち、前壁93には、付勢ばね74(図10参照)を固定する固定部931(図10参照)が上下方向の中央部に設けられ、扉体73を左右方向の右側にスライド可能とするガイド部932が上下方向の両端部に設けられている。また、収容部材90は、熱硬化性樹脂であるユリア樹脂により成形されている。
図12に示すように、防水扉機構部70aは、外ボディ部20の挿入方向の前側の端部から挿入部23までの挿入方向の間GS2に収容されている。そして、第1刃受部材30及び第2刃受部材40の基部31,41の一部及び接続部34,44は、収容部材90の開口部911,921により、上下方向の上側に露出している。この構成により、防水扉機構部70aによりタップ本体1(図10参照)の挿入方向のスペースが占められたとしても、タップ本体1を挿入方向に過度な大型化を図らなくてもケーブル2の銅線2a,2bを接続部34,44に接続するための挿入方向のスペースを確保することができる。したがって、タップ本体1の挿入方向の大型化を抑制しつつも、ケーブル2と接続部34,44との接続作業を容易に行うことができる。
本実施形態の延長コードBでは、第1の実施形態の効果(1)〜(6)に加え、以下の効果を奏することができる。
(8)本実施形態では、防水扉機構部70aが、第1の実施形態の内カバー部50、内ボディ部60、及びガイド部材75に相当する収容部材90を単一部材として形成する構成である。この構成によれば、第1の実施形態の延長コードAと比較して、延長コードBの部品点数を削減することが可能となる。そして、第1刃受部材30及び第2刃受部材40を収容部材90の第1収容部91及び第2収容部92に挿入した状態において、外ボディ部20に収容されるため、防水扉機構部70と、内ボディ部60及び外ボディ部20とを別々に外ボディ部20に収容した第1の実施形態の延長コードAと比較して、延長コードの組み立てを容易とすることができる。
(9)本実施形態では、収容部材90に第1刃受部材30及び第2刃受部材40の基部31,41の一部である後側基部313,413の接続部34,44より挿入方向の前側の部位が上下方向の上側に露出する開口部911,921が設けられる構成である。この構成によれば、ケーブル2の銅線2a,2bを接続部34,44に接続するための挿入方向のスペースを確保することができるため、作業者が、ケーブル2と接続部34,44との接続作業を容易に行うことができる。
(10)本実施形態では、収容部材90を熱硬化性樹脂であるユリア樹脂によって形成される構成である。この構成によれば、収容部材90は、プラグとの電気的接続により加熱される第1刃受部材30及び第2刃受部材40を収容するため、この収容部材90の耐熱性及び電気絶縁性を向上させることにより、トラッキング現象の発生を抑制することが可能となる。その結果、安全性が向上した延長コードを提供することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、以下の変更をすることができる。
・第1の実施形態の延長コードAでは、内ボディ部60を外ボディ部20に収容するための内ボディ位置決め部24は、左右方向に離間した3つの挿入方向に沿った板状に形成されたが、内ボディ位置決め部24の構成は、これに限定されることはない。内ボディ部60を外ボディ部20の底部21に案内するガイド部241が設けられていればよいため、例えば、3つの板状を1つの板状としてもよい。
・第1の実施形態の延長コードAでは、組違い防止部として、第1刃受部材30の第1回避部321及び第2回避部322と第2刃受部材40の第1回避部421及び第2回避部422と、内ボディ部60の第1刃受位置決め部511,521及び第2刃受位置決め部512,522とにより構成されたが、組違い防止部の構成は、これに限定されることはない。
・第1の実施形態の延長コードAでは、圧入収容部621が、上部ガイド面625、中央ガイド面626、及び下部ガイド面627を有する第1ガイド面623と上下方向に沿った平面である第2ガイド面624とにより構成されたが、圧入収容部621の構成は、これに限定されることはない。例えば、図13(a)に示すように、第2ガイド面624に、上部ガイド面625、中央ガイド面626、及び下部ガイド面627が設けられる構成であってもよい。
この場合、上部ガイド面625の上下方向の大きさが、中央ガイド面626の上下方向の大きさと比較して、十分に大きくなるように形成されている。第2ガイド面624には、圧入部43の挿入方向の後側の面、即ち、突起部431が形成されない側の面であるため、中央ガイド面626は、圧入部43の下端面における挿入方向の後側の端部432と接触することにより、圧入部43は、下部ガイド面627と第1ガイド面623の下部ガイド面627と挿入方向に対向する上下方向の下側の部位との間に案内されて、圧入される(図13(b)参照)。
ここで、図13(b)に示すように、下部ガイド面627の上下方向の高さH1は、圧入部43の下側の突起部431aの、圧入収容部621の位置決め部622からの上下方向の高さH2と同位置、もしくは、上側であることが望ましい。この構成により、突起部431aが形成される上下方向の位置において、圧入部43を挿入方向の両側から挟むことが可能となる。したがって、圧入部43が上下方向に対して、挿入方向の後側に倒れることを抑制することができる。
・第1及び第2の実施形態の延長コードA,Bでは、第1刃受部材30及び第2刃受部材40の圧入部33,43の突起部331,431の形状は、半球形状であったが、突起部331,431の形状は、これに限定されることはない。圧入部33,43が全面において、圧入収容部611,621に圧入される場合よりも圧入部33,43と圧入収容部611,621との接触面積が小さければよい。したがって、突起部331,431の形状として、圧入部33,43に上下方向に沿った半円筒形状であってもよい。また、突起部331,431の個数は、それぞれ上下方向に離間した2個であったが、1個でも3個以上であってもよい。
・第1及び第2の実施形態の延長コードA,Bでは、栓刃挿入孔711が挿入方向に一つ設けられた構成であったが、延長コードA,Bの構成は、これに限定されることはない。例えば、テーブルタップのような上下方向に複数の栓刃挿入孔がさらに設けられる延長コードに対しても、本発明は適用することができる。
本発明の延長コードを具体化した第1の実施形態について、同延長コードの分解斜視構造を示す斜視図。 (a)同実施形態の延長コードについて、第1刃受部材を上下方向の上側より見た平面構造を示す平面図。(b)同実施形態の延長コードについて、第1刃受部材を左右方向の右側より見た側面構造を示す側面図。(c)同実施形態の延長コードについて、第1刃受部材を左右方向の左側より見た側面構造を示す側面図。 (a)同実施形態の延長コードについて、内ボディ部に第1刃受部材及び第2刃受部材を収容した状態を上下方向の上側より見た平面構造を示す平面図。(b)同実施形態の延長コードについて、(a)を上下方向に沿った平面A−Aにて切った断面構造を示す断面図。 (a)同実施形態の延長コードについて、圧入部を圧入収容部に挿入した状態を上下方向に沿った平面に切った断面構造として示す断面図。(b)同実施形態の延長コードについて、圧入部を圧入収容部に圧入した状態を上下方向に沿った平面にて切った断面構造として示す断面図。 同実施形態の延長コードについて、内カバー部の斜視構造を示す斜視図。 (a)同実施形態の延長コードについて、第1刃受部材及び第2刃受部材を内カバー部に取り付けた状態を斜視構造として示す斜視図。(b)同実施形態の延長コードについて、第1刃受部材及び内カバー部の配置関係を示す断面図。(c)同実施形態の延長コードについて、第1刃受部材及び内カバー部の配置関係を示す断面図。 (a)同実施形態の延長コードについて、外ボディ部を上下方向の上側より見た平面構造を示す平面図。(b)同実施形態の延長コードについて、外ボディ部を上下方向に沿った平面H−Hにて切った断面構造を示す断面図。 同実施形態の延長コードについて、外ボディ部に内ボディ部を収容する状態を上下方向に沿った平面にて切った断面構造として示す断面図。 (a)同実施形態の延長コードについて、同延長コードから外カバー部を取り外した状態を上下方向の上側より見た平面構造を示す平面図。(b)同実施形態の延長コードについて、(a)を上下方向に沿った平面I−Iにて切った断面構造を示す断面図。 本発明の延長コードを具体化した第2の実施形態について、同延長コードの分解斜視構造を示す斜視図。 (a)同実施形態の延長コードについて、収容部材を上下方向の上側より見た平面構造を示す平面図。(b)同実施形態の延長コードについて、収容部材を上下方向に沿った平面L−Lにて切った断面構造を示す断面図。 同実施形態の延長コードについて、防水扉機構部を外ボディ部に収容した状態を上下方向の上側より見た平面構造を示す平面図。 (a)第1の実施形態の延長コードの変形例について、圧入部を圧入収容部に挿入した状態を上下方向に沿った平面に切った断面構造として示す断面図。(b)同実施形態の延長コードについて、圧入部を圧入収容部に圧入した状態を上下方向に沿った平面にて切った断面構造として示す断面図。
符号の説明
A,B…延長コード、B1…組立ねじ、1…タップ本体、2…ケーブル、2a,2b…銅線、10…外カバー部、20…外ボディ部、21…底部、22…外壁、23…挿入部、24…内ボディ位置決め部、241…ガイド部、242…位置決め部、30…第1刃受部材、31…基部、311…前側基部、312…中央基部、313…後側基部、32…一対の刃受部、32a,32b…刃受部、321…第1回避部、322…第2回避部、33…圧入部、331…突起部、34…接続部、40…第2刃受部材、41…基部、411…前側基部、412…中央基部、413…後側基部、42…一対の刃受部、42a,42b…刃受部、421…第1回避部、422…第2回避部、43…圧入部、431,431a,431b…突起部、432…端部、44…接続部、50…内カバー部、51…第1収容部、511,521…第1刃受位置決め部、512,522…第2刃受位置決め部、52…第2収容部、53…カバー側嵌合部、54…下面、55,56…干渉回避部、60…内ボディ部、61…第1収容部、611…圧入収容部、62…第2収容部、621…圧入収容部、622…位置決め部、623…第1ガイド面、624…第2ガイド面、625…上部ガイド面、626…中央ガイド面、627…下部ガイド面、628…テーパ部、63…ボディ側嵌合部、64…上面、70,70a…防水扉機構部、71…前壁、711…栓刃挿入孔、72…パッキン、73…扉体、74…付勢ばね、75…ガイド部材、80…ブッシング、90…収容部材、91…第1収容部、911,921…開口部、912,922…基部位置決め部、92…第2収容部、93…前壁、931…固定部、932…ガイド部。

Claims (6)

  1. プラグの栓刃が前側から挿入する栓刃挿入孔が設けられた前壁及び前記前壁の後側に取り付けられるとともに前記栓刃挿入孔を開閉可能とする扉体を有する異物侵入抑制部と、前記異物侵入抑制部より後側に配置されるとともに前記栓刃と電気的な接続を行う一対の刃受部材と、前記一対の刃受部材が圧入される圧入収容部を有するボディを有するタップ本体を備える延長コードにおいて、
    前記一対の刃受部材は、それぞれ金属板をプレス加工することにより一体的に形成されるとともに、前記一対の刃受部材のそれぞれには、前記栓刃を受ける刃受部と、前記圧入収容部に圧入される圧入部とが設けられ、
    前記圧入部は、前記栓刃が挿入される方向である挿入方向が板厚方向となるように形成される
    ことを特徴とする延長コード。
  2. 請求項1に記載の延長コードにおいて、
    前記ボディの前記圧入収容部における底部は、該圧入収容部の他の部位よりも前記挿入方向の幅が小さく形成され、
    前記圧入部は、前記圧入収容部に対して、前記底部にて圧入される
    ことを特徴とする延長コード。
  3. 請求項2に記載の延長コードにおいて、
    前記圧入部には、前記圧入収容部と接触する突起部が設けられる
    ことを特徴とする延長コード。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の延長コードにおいて、
    前記一対の刃受部材は、第1刃受部材と第2刃受部材とにより構成され、
    前記ボディには、前記第1刃受部材を収容する第1収容部と、前記第2刃受部材を収容する第2収容部とが設けられ、
    前記第1収容部及び前記第2収容部には、前記第1収容部に前記第2刃受部材が収容されること、及び前記第2収容部に前記第1刃受部材が収容されることを防止する組違い防止部が設けられる
    ことを特徴とする延長コード。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の延長コードにおいて、
    当該延長コードには、前記ボディに取り付けられるとともに前記ボディに収容された前記一対の刃受部材を前記ボディの反対側より覆うカバーを有し、
    前記一対の刃受部材の前記挿入方向の後側には、当該延長コードのケーブルと接続し、前記ボディより前記挿入方向の後側に延設されるとともに、前記カバー側に向かい開口する略U字形状の接続部が設けられ、
    前記カバーの前記挿入方向の後側の端部には、前記ケーブルと前記接続部との接続の際の干渉を回避するための干渉回避部が設けられる
    ことを特徴とする延長コード。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の延長コードにおいて、
    当該延長コードには、前記ボディを外囲する外ボディ部をさらに備え、
    前記外ボディ部には、前記ボディを収容する際に該ボディを前記外ボディ部の底部に案内するガイド部が設けられる
    ことを特徴とする延長コード。
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