JP4900378B2 - 延長コード - Google Patents
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Description
この発明によれば、圧入部の突起部が圧入収容部と接触することにより、圧入部の全面が圧入収容部と接触する場合と比較して、接触面積を小さくなるため、圧入収容部に対する圧入部の圧入力を低減することができる。その結果、作業者が、圧入部を圧入収容部に圧入する作業を容易に行うことができる効果がより一層向上する。
図1〜図9を参照して、本発明に係る延長コードを具体化した第1の実施形態について説明する。以降では、プラグの栓刃が挿入される方向を「挿入方向」とし、防水扉機構部70が配置される側を挿入方向の「前側」とし、ケーブル2が配置される側を挿入方向の「後側」とする。また、外カバー部10及び外ボディ部20の取り付け方向を「上下方向」とし、外カバー部10側を「上側」とし、外ボディ部20側を「下側」とする。また、挿入方向及び上下方向に直交する方向を「左右方向」とし、第1刃受部材30側を「左側」とし、第2刃受部材40側を「右側」とする。
図1に示すように、延長コードAは、電気機器のコードのプラグの栓刃が挿入されることにより、電気的に接続されるタップ本体1と、タップ本体1と電気的に接続されるとともに、タップ本体1から延設されるケーブル2とにより構成されている。これにより、延長コードは、商用コンセントと電気機器とを電気的に接続している。
図3(a)に示すように、内ボディ部60には、第1刃受部材30及び第2刃受部材40をそれぞれ収容する凹形状の第1収容部61及び第2収容部62が設けられている。そして、第1収容部61及び第2収容部62のそれぞれには、第1刃受部材30の圧入部33及び第2刃受部材40の圧入部43と圧入することにより、各圧入部33,43を収容する圧入収容部611,621がそれぞれ設けられている。また、内ボディ部60の第1収容部61及び第2収容部62の左右方向の間には、上下方向の上側に向かい延設する突起形状であるとともに、内カバー部50と嵌合するボディ側嵌合部63が設けられている。
圧入収容部621に圧入部43を挿入する際、圧入部43の突起部431のうち、上下方向の下側の突起部431a(以下、「突起部431a」という。)は、上部ガイド面625と第2ガイド面624との間に挿入状態にて挿入される。次いで、突起部431aがさらに上下方向の下側に挿入された際、突起部431aは中央ガイド面626と当接する。これにより、圧入部43は、中央ガイド面626及び第2ガイド面624の両方と当接した状態となる。この位置において、圧入部33が圧入収容部621への圧入が開始される。最後に、図4(b)に示すように、圧入部43が位置決め部622に当接した状態において、突起部431aは、下部ガイド面627と当接する。このとき、圧入部43の突起部431aが形成される下部は、下部ガイド面627と第2ガイド面624との間に圧入されることになる。一方、圧入部43の突起部431のうち、上下方向の上側の突起部431bは、上部ガイド面625と非接触の状態となる。以上により、圧入部43は、圧入収容部621に対して、上下方向に沿った状態にて収容される。また、第1刃受部材30の圧入部33と圧入収容部611との圧入の構成も、上記圧入部43と圧入収容部621との圧入の構成と同様である。
まず、図7を参照して、外ボディ部20の形状について説明する。
図8に示すように、外ボディ部20に内ボディ部60を収容する際、内ボディ部60をガイド部241に当接させることにより、内ボディ部60を位置決め部242に案内している。そして、内ボディ部60が位置決め部242及び挿入方向の前側の挿入部23の間に緩く嵌合することにより、内ボディ部60は、外ボディ部20に収容される。
(1)本実施形態では、第1刃受部材30の圧入部33及び第2刃受部材40の圧入部43は、延長コードAの挿入方向を板厚方向として形成されている構成である。この構成によれば、各圧入部33,43が上記挿入方向を板厚方向に対して垂直方向として形成される場合と比較して、各圧入部33,43の上記挿入方向に沿ったスペースを小さくすることができる。したがって、防水扉機構部70によって、タップ本体1内の上記挿入方向に配置される部品点数が増加することにより、タップ本体1が上記挿入方向に大型化しようとしても、各圧入部33,43のスペースを小さくすることができるため、タップ本体1の上記挿入方向の大型化を抑制することができる。
図10〜図12を参照して、本発明に係る延長コードを具体化した第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と比較して、防水扉機構部70と、内カバー部50及び内ボディ部60との構成が異なるため、同一構成要素には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(8)本実施形態では、防水扉機構部70aが、第1の実施形態の内カバー部50、内ボディ部60、及びガイド部材75に相当する収容部材90を単一部材として形成する構成である。この構成によれば、第1の実施形態の延長コードAと比較して、延長コードBの部品点数を削減することが可能となる。そして、第1刃受部材30及び第2刃受部材40を収容部材90の第1収容部91及び第2収容部92に挿入した状態において、外ボディ部20に収容されるため、防水扉機構部70と、内ボディ部60及び外ボディ部20とを別々に外ボディ部20に収容した第1の実施形態の延長コードAと比較して、延長コードの組み立てを容易とすることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、以下の変更をすることができる。
・第1の実施形態の延長コードAでは、内ボディ部60を外ボディ部20に収容するための内ボディ位置決め部24は、左右方向に離間した3つの挿入方向に沿った板状に形成されたが、内ボディ位置決め部24の構成は、これに限定されることはない。内ボディ部60を外ボディ部20の底部21に案内するガイド部241が設けられていればよいため、例えば、3つの板状を1つの板状としてもよい。
Claims (4)
- プラグの栓刃が前側から挿入する栓刃挿入孔が設けられた前壁及び前記前壁の後側に取り付けられるとともに前記栓刃挿入孔を開閉可能とする扉体を有する異物侵入抑制部と、前記異物侵入抑制部より後側に配置されるとともに前記栓刃と電気的な接続を行う一対の刃受部材と、前記一対の刃受部材が圧入される圧入収容部を有するボディを有するタップ本体を備える延長コードにおいて、
前記一対の刃受部材は、それぞれ金属板をプレス加工することにより一体的に形成されるとともに、前記一対の刃受部材のそれぞれには、前記栓刃を受ける刃受部と、前記圧入収容部に圧入される圧入部とが設けられ、
前記ボディの前記圧入収容部における底部は、該圧入収容部の他の部位よりも前記挿入方向の幅が小さく形成されており、
前記圧入部は、前記栓刃が挿入される方向である挿入方向が板厚方向となるように形成されるとともに、前記圧入収容部に対して、前記底部にて圧入される
ことを特徴とする延長コード。 - 請求項1に記載の延長コードにおいて、
前記圧入部には、前記圧入収容部と接触する突起部が設けられる
ことを特徴とする延長コード。 - プラグの栓刃が前側から挿入する栓刃挿入孔が設けられた前壁及び前記前壁の後側に取り付けられるとともに前記栓刃挿入孔を開閉可能とする扉体を有する異物侵入抑制部と、前記異物侵入抑制部より後側に配置されるとともに前記栓刃と電気的な接続を行う一対の刃受部材と、前記一対の刃受部材が圧入される圧入収容部を有するボディを有するタップ本体を備える延長コードにおいて、
前記一対の刃受部材は、それぞれ金属板をプレス加工することにより一体的に形成されるとともに、前記一対の刃受部材のそれぞれには、前記栓刃を受ける刃受部と、前記圧入収容部に圧入される圧入部とが設けられ、
前記圧入部は、前記栓刃が挿入される方向である挿入方向が板厚方向となるように形成されており、
前記一対の刃受部材は、第1刃受部材と第2刃受部材とにより構成され、
前記ボディには、前記第1刃受部材を収容する第1収容部と、前記第2刃受部材を収容する第2収容部とが設けられ、
前記第1収容部及び前記第2収容部には、前記第1収容部に前記第2刃受部材が収容されること、及び前記第2収容部に前記第1刃受部材が収容されることを防止する組違い防止部が設けられる
ことを特徴とする延長コード。 - プラグの栓刃が前側から挿入する栓刃挿入孔が設けられた前壁及び前記前壁の後側に取り付けられるとともに前記栓刃挿入孔を開閉可能とする扉体を有する異物侵入抑制部と、前記異物侵入抑制部より後側に配置されるとともに前記栓刃と電気的な接続を行う一対の刃受部材と、前記一対の刃受部材が圧入される圧入収容部を有するボディを有するタップ本体を備える延長コードにおいて、
前記一対の刃受部材は、それぞれ金属板をプレス加工することにより一体的に形成されるとともに、前記一対の刃受部材のそれぞれには、前記栓刃を受ける刃受部と、前記圧入収容部に圧入される圧入部とが設けられ、
前記圧入部は、前記栓刃が挿入される方向である挿入方向が板厚方向となるように形成されており、
当該延長コードには、前記ボディを外囲する外ボディ部をさらに備え、
前記外ボディ部には、前記ボディを収容する際に該ボディを前記外ボディ部の底部に案内するガイド部が設けられる
ことを特徴とする延長コード。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008325937A JP4900378B2 (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | 延長コード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008325937A JP4900378B2 (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | 延長コード |
Publications (2)
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JP2010146969A JP2010146969A (ja) | 2010-07-01 |
JP4900378B2 true JP4900378B2 (ja) | 2012-03-21 |
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Family Applications (1)
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JP2008325937A Active JP4900378B2 (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | 延長コード |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0397870A (ja) * | 1989-09-08 | 1991-04-23 | Hoxan Corp | 基板に対する超伝導薄膜の気相成長装置 |
JP4513711B2 (ja) * | 2005-10-06 | 2010-07-28 | パナソニック電工株式会社 | テーブルタップ |
-
2008
- 2008-12-22 JP JP2008325937A patent/JP4900378B2/ja active Active
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