JP2010146865A - 有機el素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨大な時間を要することなく、有機EL素子の劣化や寿命の低下を防止することが可能な有機EL素子の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の有機EL素子1の製造方法は、第1電極10を形成する工程と、第1電極10上に少なくとも有機発光層23を含む1または複数の層からなる機能層20を形成する工程と、機能層20上に第2電極30を形成する工程と、を有し、機能層20を形成する工程において、ホスト材料とゲスト材料とを溶媒に溶解または分散させた液状体を、酸素濃度1ppm以下、かつ水分濃度1ppm以下の雰囲気下で塗布して乾燥させることにより有機発光層23を形成するとともに、液状体を、酸素濃度15ppm以下、かつ水分濃度10〜500ppmの範囲内に設定することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機EL素子の製造方法に関するものである。
発光素子の一種として、二つの電極で挟まれ電界により電子と正孔が注入され、それらの再結合により励起して発光する有機EL(Electro-Luminescent)素子がある。従来、有機EL素子は、外気や水分等の影響によって黒い斑点状のダークスポットが発生することで劣化し、寿命が著しく低下することが問題となっている。
そこで、有機EL素子の形成途中の薄膜は酸素や水分等によって劣化される場合があるため、窒素などの不活性ガスによって雰囲気を制御したり、有機EL素子中の酸素や水分の含有量を制御したりすることが必要である。例えば、特許文献1〜3では、有機EL素子を形成する工程を水分濃度、酸素濃度を低減させた環境下(不活性ガス雰囲気下)で行う方法が提案されている。特許文献4では、有機EL素子の周囲に水分濃度、酸素濃度を低減させた封止層を設けて有機EL素子を封止する方法が提案されている。特許文献5では、有機EL素子の形成材料の溶液の水分濃度、酸素濃度を予め低減させて有機EL素子を形成する方法が提案されている。
特開2002−203682号公報 特許第3782245号公報 特開2002−352954号公報 特許第3795556号公報 特開2006−185864号公報
しかしながら、特許文献1〜3では、基板上に有機EL素子を形成する工程を窒素などの不活性ガス雰囲気下で行っているので、基板サイズが大きくなれば基板を収容するグローブボックスの容積が大きくなる。そのため、不活性ガス雰囲気を維持するために莫大な量の窒素が必要となり、処理室を不活性ガスに置換するための設備も大掛かりなものとなる。また、グローブボックスの容積が大きくなると、水分濃度を所定の濃度に低減するのにも膨大な時間を要してしまう。一方、塗布を用いて有機EL素子を形成する場合は、蒸着を用いて形成する場合とは異なり、有機EL素子の形成材料の溶液の水分濃度、酸素濃度を予め低減させておく必要がある。そうしないと、有機EL素子の形成時のインク中の残留酸素によって、有機EL素子の酸化が起こり、その結果ダークスポットが発生してしまう惧れがある。
ところで、一般に水分濃度を所定の濃度に低減させることは、酸素濃度を所定の濃度に低減させることに比べて、膨大な時間を要することが知られている。特許文献5では、水分濃度20ppm以下、かつ酸素濃度10ppm以下のインクを用いており、水分濃度を所定の濃度に低減させるまでに多くの時間がかかってしまう惧れがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、膨大な時間を要することなく、有機EL素子の劣化や寿命の低下を防止することが可能な有機EL素子の製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の有機EL素子の製造方法は、第1電極を形成する工程と、前記第1電極上に少なくとも有機発光層を含む1または複数の層からなる機能層を形成する工程と、前記機能層上に第2電極を形成する工程と、を有し、前記機能層を形成する工程において、ホスト材料とゲスト材料とを溶媒に溶解または分散させた液状体を、酸素濃度1ppm以下、かつ水分濃度1ppm以下の雰囲気下で塗布して乾燥させることにより前記有機発光層を形成するとともに、前記液状体を、酸素濃度15ppm以下、かつ水分濃度10〜500ppmの範囲内に設定することを特徴とする。
本願発明者は、機能層形成工程において、ホスト材料とゲスト材料を溶媒に溶解または分散させた液状体(以下、インクという。)を、酸素濃度15ppm以下、かつ水分濃度10〜500ppmの範囲内に設定し、酸素濃度1ppm以下、かつ水分濃度1ppm以下の雰囲気下で塗布して乾燥させることにより有機発光層を形成した。そして、本願発明者は、このように形成された有機発光層を用いてデバイスを作製し、このデバイスの連続駆動実験を行って評価したところ、有機EL素子のダークスポットの発生を防止するとともに、長寿命化を図れることを見出した。また、本実験において、インク中の水分濃度を10〜500ppmの範囲内に設定することで、特許文献5のようにインク中の水分濃度を20ppm以下にまで低減させなくても、有機EL素子のダークスポットの発生を防止するとともに、長寿命化を図れることがわかった。つまり、インク中の水分濃度を極端に低減させなくても、酸素濃度さえ所定の濃度に低減させればよく、インクの作製に膨大な時間がかからない。したがって、この製造方法によれば、膨大な時間を要することなく、有機EL素子の劣化や寿命の低下を防止することが可能となる。
本製造方法においては、前記液状体を、バブリング法を用いて作製することが望ましい。
この製造方法によれば、インクを効率よく所定の酸素濃度や水分濃度にすることができる。なお、バブリング時にセプタム(栓)を用いることで、容易に外部と遮断して大気中の酸素の影響を受けずにインクを作製することができる。
本製造方法においては、前記バブリング法を、保持時間60min以上で行うことが望ましい。
本願発明者は、バブリング時間とインク中の酸素濃度の変化を調べるための実験を行った。その結果、インク中の酸素濃度は、バブリング時間0〜60minの間で、初期状態の酸素濃度50ppmから15ppmまで減少し、バブリング時間60min以上では、15ppmより減少しないことを見出した。つまり、バブリング時間が少なくとも60min以上であれば、インク中の酸素濃度を所定の濃度にすることができる。これにより、インク中の酸素濃度を測定することなく、バブリング時間を測定するだけでインク中の酸素濃度がわかるので、インクの作製に膨大な時間がかからない。したがって、この製造方法によれば、膨大な時間を要することなく、有機EL素子の劣化や寿命の低下を防止することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
図1は、本発明の一実施形態における有機EL素子1の電極と機能層との構成を模式的に示す図である。図1に示すように、有機EL素子1は、陽極(第1電極)10と、機能層20と、陰極(第2電極)30と、を備えて構成されている。機能層20は、陽極10側から順に、正孔注入層21、正孔輸送層22、発光層(有機発光層)23、ホールブロック層24、電子輸送層25を積層したものである。機能層20は、電子輸送層25上に陰極30が設けられたことにより、陽極10と陰極30との間に配設され、挟持されたものとなっている。なお、この有機EL素子1は、発光層23で発光した光を陽極10側から射出するボトムエミッション構造でも、発光層23で発光した光を陰極30側から射出するトップエミッション構造でも、どちらでもよい。
陽極10は、素子基板9(図2参照)上に形成されている。素子基板9は、例えばガラス等の透光性材料からなり、その表面には薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下TFTと称する。)等からなる駆動素子や、各種配線が形成されている。陽極10は、これら駆動素子や各種配線に接続するように形成されている。陽極10の形成材料としては、仕事関数が5eV以上の正孔注入効果の高い材料が好適に用いられる。このような正孔注入効果の高い材料としては、例えばITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等の金属酸化物を挙げることができる。本実施形態ではITOを用いる。
正孔注入層21は、陽極10上に形成されている。正孔注入層21の形成材料は、例えばポリチオフェン、ポリアニリン、ポリピロール、3,4−ポリエチレンジオシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(PEDOT/PSS)、これらにエチレングリコールやジエチレングリコール等のグリコール系溶媒を添加したもの、PEDOT/PSSにエーテル系溶媒を添加したものを用いることができる。
正孔輸送層22は、正孔注入層21上に形成されている。正孔注入層22の形成材料は、例えばポリフルオレン誘導体(PF)やポリパラフェニレンビニレン誘導体(PPV)、ポリパラフェニレン誘導体(PPP)、ポリビニカルバゾール(PVK)、ポリチオフェン誘導体、ポリメチルフェニルシラン(PMPS)等のポリシラン系等の高分子有機材料を用いることができる。また、正孔注入層22の形成材料は、TAPC、TPD、α−NPD、m−MTDATA、2−TNATA、TCTA、スピローTAD、(DTP)DPPD、HTM1、TPTE1、NTPA、TFLTF等の低分子材料を用いることができる。これら正孔注入層21、正孔輸送層22は、その内部において正孔を輸送する機能を有するとともに、正孔を発光層23側に注入・輸送する機能をも有している。
発光層23は、正孔輸送層22上に形成されている。発光層23の形成材料は、ホスト材料とゲスト材料とから構成されている。ホスト材料としては、例えばCBP(4,4’-bis(9-dicarbazolyl)-2,2’-biphenyl)、BAlq(Bis-(2-methyl-8-quinolinolate)
-4-(phenylphenolate)aluminium)、mCP(N,N-dicarbazolyl-3,5-benzene:CBP誘導体)、CDBP(4,4'-bis(9-carbazolyl) -2,2'-dimethyl-biphenyl)、DCB(N,N’-
Dicarbazolyl-1,4-dimethene-benzene)、P06(2,7-bis(diphenylphosphine oxide)-9,9-
dimethylfluorene)、SimCP(3,5-bis(9-carbazolyl)tetraphenylsilane)、UGH3(W-bis(triphenylsilyl)benzene)を用いることができる。
ゲスト材料としては、蛍光材料と燐光材料とがある。燐光材料としては、例えばIr(ppy)3(Fac-tris(2-phenypyridine)iridium)、ppy2Ir(acac)(Bis(2- phenyl-pyridinato-N,C2)iridium(acetylacetone))、bt2Ir(acac)(Bis(2-phenylbenxothiozolato-N,C2’)iridium(III) (acetylacetonate))、btp2Ir(acac)(Bis(2-2'-benzothienyl)-pyridinato-N,C3)Iridium(acetylacetonate))、FIrpic(Iridium-bis(4,6difluorophenyl-pyridinato-N,C.2.)-picolinate)、Ir(pmb)3(Iridium-tris(1-phenyl-3-methylbenzimidazolin-2-ylidene-C,C(2)'))、FIrN4(((Iridium (III) bis(4,6-difluorophenylpyridinato)(5-(pyridin-2-yl)-
tetrazolate))、Firtaz((Iridium(III) bis(4,6-difluorophenylpyridinato)
(5-(pyridine-2-yl)-1,2,4-triazo-late))、PtOEP(2,3,7,8,12,13,17,18-Octaethyl
-21H,23H-porphine,platinum(II))を用いることができる。
なお、発光層23の形成材料は、ホスト材料とゲスト材料から構成されているものに限られない。このような発光層23の形成材料としては、例えばポリフルオレン誘導体、ポリフェニリン誘導体、ポリフェニレンビニレン誘導体を用いることもできる。また、発光層23の形成材料としては、例えばアメリカンダイソース社製のADS109GE、ADS111RE、ADS136BEを用いることもできる。
ホールブロック層24は、発光層23上に形成されている。ホールブロック層24の形成材料は、例えばBAlqを用いることができる。このホールブロック層24は、発光層23中にホールを留めておく効果と電子輸送層25への流入を抑制するものである。
電子輸送層25は、ホールブロック層24上に形成されている。電子輸送層25の形成材料は、例えばAlq3を用いることができる。また、電子輸送層25の形成材料は、この他にも、例えばオキサジアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、フェナンソロリン誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ベンゾキノン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導体、テトラシアノアンスラキノジメタン誘導体、フルオレノン誘導体、ジフェニルジシアノエチレン誘導体、ジフェノキノン誘導体、ヒドロキシキノリン誘導体を用いることができる。この電子輸送層25は、陰極30から注入された電子を発光層23側に輸送するものである。
陰極30は、電子輸送層25上に形成されている。陰極30は、例えばフッ化リチウム(LiF)、カルシウム(Ca)、アルミニウム(Al)を積層されて構成されたものや、マグネシウム銀(MgAg)等の合金を用いることができる。そして、陰極30上には、接着層を介して封止基板(図示略)が貼り合わされ固定されている。
(有機EL素子の製造方法)
次に、本実施形態における有機EL素子1の製造方法を説明する。図2は、有機EL素子1の製造プロセスを順を追って示す工程図である。有機EL素子1を作製する際は、先ず、図2(a)に示すように、従来と同様の手法により作製された素子基板9を用意する。すなわち、この素子基板9上には、予めTFT等の駆動素子や各種配線が形成されている。
次に、素子基板9上に陽極10を形成する。具体的には、インクジェット法、ディスペンス法、スピンコート法を用いて塗布し、素子基板9の全面を覆うように陽極10となる透明導電膜を形成する。次に、この透明導電膜をパターニングすることにより、陽極10を形成する。
次に、図2(b)に示すように、陽極10が形成された素子基板9上に、正孔注入層21を形成する。具体的には、上述した正孔注入層21の形成材料を溶媒に溶解または分散させた液状体を、インクジェット法、ディスペンス法、スピンコート法を用いて塗布する。次に、真空乾燥、ホットプレートによる熱処理(乾燥処理)を行うことにより、正孔注入層21を形成する。
次に、図2(c)に示すように、正孔注入層21上に正孔輸送層22を形成する。具体的には、上述した正孔輸送層22の形成材料を溶媒に溶解または分散させた液状体を、インクジェット法、ディスペンス法、スピンコート法を用いて塗布する。次に、真空乾燥、ホットプレートによる熱処理(乾燥処理)を行うことにより、正孔輸送層22を形成する。
次に、図2(d)に示すように、正孔輸送層22上に発光層23を形成する。具体的には、上述した発光層23の形成材料を溶媒に溶解または分散させた液状体を、インクジェット法、ディスペンス法、スピンコート法を用いて塗布する。次に、真空乾燥、ホットプレートによる熱処理(乾燥処理)を行うことにより、発光層23を形成する。
次に、図2(e)に示すように、発光層23上にホールブロック層24を形成する。具体的には、上述したホールブロック層24の形成材料を蒸着を用いて配置することによりホールブロック層24を形成する。
次に、図2(f)に示すように、ホールブロック層24上に電子輸送層25を形成する。具体的には、上述した電子輸送層25の形成材料を蒸着を用いて配置することにより電子輸送層25を形成する。このようにして、陽極10上に、正孔注入層21、正孔輸送層22、発光層23、ホールブロック層24、電子輸送層25がこの順に積層した機能層20が形成される。
次に、図2(g)に示すように、電子輸送層25上に陰極30を形成する。具体的には、電子輸送層25上に、蒸着を用いて上記LiF層、Ca層、Al層をこの順に形成し、陰極30を形成する。最後に、接着層によって封止基板(図示略)を接着し、封止を行う。以上の工程により、本実施形態の有機EL素子1を製造することができる。
ところで、本発明の有機EL素子1の製造方法では、上述した発光層23を塗布を用いて形成する際に、発光層23の形成材料を所定の分量の溶媒で調液するのが望ましい。具体的には、所定の分量の溶媒に発光層23の形成材料(ホスト材料とゲスト材料)を溶解または分散させた液状体(インク)の濃度が、0.05〜2wt%程度になるように調液するのが望ましい。
具体的に、このような溶媒としては、例えばトルエン、ベンゼン、キシレン、トリメチルベンゼン、テトラリン、3−フェノキシトルエン、シクロヘキシルベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等の芳香族系溶媒、テトラヒドロフラン、エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、エチレングリコール、エチレングリコールジエチルエーテル、ジオキサン、アニソール等のエーテル系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の炭化水素系溶媒、アセトン、N−メチル−2−ピロリジノン、メチルエチルケトン、テトラロン、シクロヘキサン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒、アセトニトリル等のニトリル系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒、ジメチルスルホキシド等の硫黄化合物溶媒、また、これらを2種以上混合した溶媒を用いることができる。
そして、所定の濃度に調液されたインクを、バブリング法を用いて脱酸素し、インク中の酸素濃度及び水分濃度を所定の濃度に設定する。このとき、インクの脱酸素は、大気中の酸素の影響を受けないように不活性ガス雰囲気下で行うのが望ましい。不活性ガスとしては、例えばヘリウムガス、アルゴンガス、窒素ガスを用いることができる。この不活性ガスに含まれる酸素濃度は、15ppm以下、より好ましくは1ppm以下であることが望ましい。なお、バブリング時にセプタム(栓)を用いることで、容易に外部と遮断できるので大気中の酸素の影響を受けずにインクの脱酸素をすることができる。ここで、インクの脱酸素は、インク中の酸素濃度が所定の濃度以下になるまで行う。
本願発明者は、バブリング時間におけるインク中の酸素濃度の変化を調べるための実験を行った。以下、本願発明者が行った実験により得られたバブリング時間とインク中の酸素濃度との関係について、バブリング時間とインク中の水分濃度との関係及びバブリング時間と有機EL素子の輝度の半減寿命(以下、半減寿命という。)との関係を含めて説明する。
図3及び図4は、本実施形態におけるバブリング時間とインク中の酸素濃度との関係について、バブリング時間とインク中の水分濃度との関係及び半減寿命との関係を含めて示したグラフである。図3は、横軸にバブリング時間、縦軸(右側)にインク中の酸素濃度、インク中の水分濃度、縦軸(左側)に半減寿命を示したグラフである。図4は、横軸にバブリング時間、縦軸(右側)にインク中の脱酸素割合、インク中の脱水分割合、縦軸(左側)に初期状態の半減寿命で規格化した相対的半減期(以下、相対的半減期という。)を示したグラフである。つまり、図3及び図4は、いずれもバブリング時間とインク中の酸素濃度、インク中の水分濃度及び半減寿命との関係を示すグラフであり、その表示形態が異なっている。なお、インク中の水分濃度の測定は、メトローム・シバタ株式会社製のKFクーロメーター(型式756)、インク中の酸素濃度の測定は、飯島電子工業株式会社製の酸素濃度計DOメータ(型式B−505)を用いて行っている。
図3に示すように、バブリング時間におけるインク中の酸素濃度とインク中の水分濃度の変化を見ると、インク中の酸素濃度は、バブリング時間0〜60minの間で、初期状態の酸素濃度50ppmから15ppmまで減少し、バブリング時間60min以上で、インク中の酸素濃度15ppmで平衡を保っている。これに対し、インク中の水分濃度は、バブリング時間0〜180minの間で、初期状態の水分濃度60ppmから15ppmまで減少し、バブリング時間180〜240minの間で、インク中の水分濃度15ppmから10ppmまで減少し、そして、バブリング時間240min以上で、インク中の水分濃度10ppmで平衡を保っている。つまり、インク中の酸素濃度はバブリング時間60minで最小値15ppmとなっているのに対し、インク中の水分濃度はバブリング時間240minで最小値10ppmとなっている。
このように、インク中の酸素濃度を所定の濃度(バブリング時間60minにおけるインク中の酸素濃度15ppm)に低減させることは、インク中の水分濃度を所定の濃度(バブリング時間240minにおけるインク中の水分濃度10ppm)に低減させることに比べて、バブリング時間を要しないことがわかる。
また、バブリング時間60min以上では、インク中の酸素濃度は15ppmより減少していないことから、バブリング時間が少なくとも60min以上であれば、インク中の酸素濃度を所定の濃度にすることができる。これにより、インク中の酸素濃度を測定することなく、バブリング時間を測定するだけでインク中の酸素濃度がわかる。
一方、バブリング時間における半減寿命を見ると、半減寿命は、バブリング時間0〜60minの間で、初期状態の半減寿命450hrから1600hrまで増加し、バブリング時間60min以上で、半減寿命は1600hrで平衡を保っている。つまり、半減寿命はバブリング時間60minで最大値1600hrとなっている。
半減寿命が1600ppmになる時間、つまりバブリング時間60minにおけるインク中の酸素濃度、インク中の水分濃度の関係を見ると、インク中の酸素濃度は15ppmであるのに対し、インク中の水分濃度は50ppmである。これにより、インク中の水分濃度が50ppmでも、有機EL素子の長寿命化を図れることがわかる。つまり、特許文献5のようにインク中の水分濃度を20ppm以下にまで極端に低減させなくても、酸素濃度さえ所定の濃度に低減させればよく、インクの作製に膨大な時間がかからない。
図4においても同様に、バブリング時間におけるインク中の脱酸素割合とインク中の脱水分割合の変化を見ると、インク中の脱酸素割合は、バブリング時間0〜60minの間で、初期状態の脱酸素割合0から0.7まで増加し、バブリング時間60min以上で、インク中の脱酸素割合0.7で平衡を保っている。これに対し、インク中の脱水分割合は、バブリング時間0〜180minの間で、初期状態の脱水分割合0から0.77まで増加し、バブリング時間180〜240minの間で、インク中の脱水分割合0.77から0.83まで増加し、そして、バブリング時間240min以上で、インク中の脱水分割合0.83で平衡を保っている。つまり、インク中の脱酸素割合はバブリング時間60minで最大値0.77ppmとなっているのに対し、インク中の脱水分割合はバブリング時間240minで最大値0.83となっている。
一方、バブリング時間における相対的半減期を見ると、相対的半減期は、バブリング時間0〜60minの間で、初期状態の相対的半減期1から3.5まで増加し、バブリング時間60min以上で、相対的半減期は3.5で平衡を保っている。つまり、相対的半減期はバブリング時間60minで最大値3.5となっている。
本実施形態の有機EL素子1の製造方法によれば、膨大な時間を要することなく、有機EL素子1の劣化や寿命の低下を防止することが可能となる。本願発明者は、バブリング時間におけるインク中の酸素濃度、インク中の水分濃度及び半減寿命の関係を調べるための実験を行った。そして、本願発明者は、バブリング時間が少なくとも60min以上であれば、インク中の酸素濃度を最小値15ppmにすることができることを見出した。したがって、インク中の酸素濃度を測定することなく、バブリング時間を測定するだけでインク中の酸素濃度を知ることができる。一方、本願発明者は、バブリング時間が少なくとも60min以上であれば、相対的半減期を3.5にすることができることを見出した。したがって、インク中の水分濃度が50ppmでも、有機EL素子の長寿命化を図ることができる。つまり、特許文献5のようにインク中の水分濃度を20ppm以下にまで極端に低減させなくても、酸素濃度さえ所定の濃度に低減させればよく、インクの作製に膨大な時間がかからない。
また、本製造方法によれば、インクをバブリング法を用いて作製しているので、インクを効率よく所定の酸素濃度や水分濃度にすることができる。なお、バブリング時にセプタム(栓)を用いることで、容易に外部と遮断して大気中の酸素の影響を受けずにインクを作製することができる。
また、本製造方法によれば、バブリング法を、保持時間60min以上で行っているので、膨大な時間を要することなく、有機EL素子の劣化や寿命の低下を防止することが可能となる。本願発明者は、バブリング時間とインク中の酸素濃度の変化を調べるための実験を行った。その結果、インク中の酸素濃度は、バブリング時間0〜60minの間で、初期状態の酸素濃度50ppmから15ppmまで減少し、バブリング時間60min以上では、15ppmより減少しないことを見出した。つまり、バブリング時間が少なくとも60min以上であれば、インク中の酸素濃度を所定の濃度にすることができる。これにより、インク中の酸素濃度を測定することなく、バブリング時間を測定するだけでインク中の酸素濃度がわかるので、インクの作製に膨大な時間がかからない。
なお、本実施形態に係る有機EL素子1は、陽極10、正孔注入層21、正孔輸送層22、発光層23、ホールブロック層24、電子輸送層25、陰極30、を積層して構成されているが、これに限らない。図5は、上述した有機EL素子1と異なる形態の有機EL素子1Aの構成を示した図である。図5に示すように、有機EL素子1Aは、機能層20Aが、上述した有機EL素子1の機能層20と異なり、正孔注入層21と、正孔輸送層22と、発光層23とから構成されている。このように、有機EL素子1Aは、例えば、陽極10、正孔注入層21、正孔輸送層22、発光層23、陰極30、を積層して構成されていてもよい。すなわち、有機EL素子は、陽極10と陰極30との間の機能層に少なくとも発光層23が含まれて構成されていればよい。
(電子機器)
次に、本発明に係る電子機器について、携帯電話を例に挙げて説明する。図6は、携帯電話600の全体構成を示す斜視図である。携帯電話600は、筺体601、複数の操作ボタンが設けられた操作部602、画像や動画、文字等を表示する表示部603を有する。表示部603には、本発明に係る有機EL素子1が備えられている。
このように、膨大な時間を要することなく、有機EL素子の劣化や寿命の低下を防止することが可能な有機EL素子1を備えているので、高信頼性かつ高性能な電子機器(携帯電話)600を得ることができる。
なお、電子機器としては、上記携帯電話600以外にも、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)、およびエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネルなどを挙げることができる。
本願発明者は、本発明の有機EL素子の製造方法の効果を実証する実験を行った。具体的には、機能層形成工程において、所定の雰囲気下(発光層形成環境)で、インク中の酸素濃度とインク中の水分濃度とを所定の条件に設定し、これらの条件を組み合わせることで、有機EL素子のダークスポットの発生を防止するとともに、長寿命化を図れることを実証するものである。以下、この実験結果について説明する。
(実験例)
本実験の有機EL素子としては、陽極(ITO)、正孔注入層(PEDOT/PSS)、正孔輸送層(TFB)、発光層(ホスト材料としてCBP、ゲスト材料としてIr(ppy)3、溶媒としてシクロヘキシルベンゼン)、ホールブロック層(BAlq)、電子輸送層(Alq3)、陰極(LiFとAlの積層体)を積層したものを用いた。発光層は、酸素濃度1ppm以下、かつ水分濃度1ppm以下の雰囲気下で、インクジェット法を用いてインクを吐出した後、真空形成法を用いて膜形成を行い、その後、処理温度100℃、処理時間60minのベイクによってインクの脱溶媒を行うことにより形成した。そして、本願発明者は、このように形成された発光層を用いてデバイスを作製し、このデバイスの連続駆動実験を行って評価した。その結果を表1に示す。
Figure 2010146865
本実施例では、表1に示すように、インク中の酸素濃度とインク中の水分濃度とを所定の条件に設定し、これらの条件を組み合わせて発光層をインクジェット法により形成した実施例1、2の有機EL素子を作製した。また、同様の方法により比較例1、2の有機EL素子を作製した。
比較例1のインクは、ホスト材料としてCBP、ゲスト材料としてIr(ppy)3、溶媒としてシクロヘキシルベンゼンを用いることにより作製した。比較例1のインク中の酸素濃度は50ppm、インク中の水分濃度は100ppmである。比較例2のインクは、比較例1のインクに乾燥空気(水分濃度1ppm以下)を処理時間60minで吹き込んで脱水分を行うことにより作製した。比較例2のインク中の酸素濃度は80ppm、インク中の水分濃度は10ppmである。
実施例1のインクは、比較例1のインクに不活性ガス(窒素)を用いて処理時間60minでバブリングし、脱酸素、脱水分を行うことにより作製した。実施例1のインク中の酸素濃度は15ppm以下、インク中の水分濃度は10ppmである。実施例2のインクは、比較例1のインクに純水を通じた窒素ガスを処理時間60minで吹き込んで、脱酸素を行うとともに水分を注入することにより作製した。実施例2のインク中の酸素濃度は15ppm以下、インク中の水分濃度は500ppmである。
そして、これら実施例1、2及び比較例1、2の有機EL素子について、比較例1を基準として、それぞれ有機EL素子を備えたデバイスの連続駆動における相対的半減期(寿命)を測定した。また、半減期におけるダークスポットの有無について確認した。
表1から、相対的半減期が比較例を基準として大きくなっているもの、半減期におけるダークスポットが無いものはインク中の酸素濃度の影響と考えられる。実施例2の結果を見ると、インク中の水分濃度が500ppmにもかかわらず、相対的半減期が比較例を基準として大きくなっているとともに、半減期におけるダークスポットが無い。これにより、インク中の水分濃度を10〜500ppmの範囲内に設定することで、特許文献5のようにインク中の水分濃度を20ppm以下にまで低減させなくても、有機EL素子のダークスポットの発生を防止するとともに、長寿命化を図れることがわかる。つまり、インク中の水分濃度を極端に低減させなくても、酸素濃度さえ所定の濃度に低減させればよく、インクの作製に膨大な時間がかからない。したがって、この製造方法によれば、膨大な時間を要することなく、有機EL素子の劣化や寿命の低下を防止することが可能となる。
すなわち、機能層形成工程において、ホスト材料とゲスト材料を溶媒に溶解または分散させたインク中の酸素濃度を15ppm以下、かつ水分濃度を10〜500ppmの範囲内に設定し、酸素濃度1ppm以下、かつ水分濃度1ppm以下の雰囲気下で塗布して乾燥させることにより有機発光層を形成することで、有機EL素子のダークスポットの発生を防止するとともに、長寿命化を図れることが判明した。
なお、本実施例では、酸素濃度1ppm以下、かつ水分濃度1ppm以下の雰囲気下でインクを塗布しているが、これに限らず、本実施例の条件に近い範囲内であれば、酸素濃度1ppm以上5ppm以下、かつ水分濃度1ppm以上5ppm以下の雰囲気下でインクを塗布しても本実施例と同様の結果を得ることができると本願発明者は推測している。
なお、本実施例では、インク中の水分濃度を10〜500ppmの範囲内に設定しているが、これに限らず、本実施例の条件に近い範囲内であれば、インク中の水分濃度を500〜1000ppmの範囲内に設定しても本実施例と同様の結果を得ることができると本願発明者は推測している。
本発明の有機EL素子の電極と機能層との構成を模式的に示す図である。 本発明に係る有機EL素子の製造工程を示す図である。 バブリング時間と、インク中の酸素濃度との関係を示すグラフである。 図3に対応するグラフである。 他の形態の有機EL素子の電極と機能層との構成を模式的に示す図である。 電子機器の一例である携帯電話の概略構成図である。
符号の説明
1,1A…有機EL素子、10…陽極(第1電極)、20,20A…機能層、23…発光層(有機発光層)、30…陰極(第2電極)

Claims (3)

  1. 第1電極を形成する工程と、
    前記第1電極上に少なくとも有機発光層を含む1または複数の層からなる機能層を形成する工程と、
    前記機能層上に第2電極を形成する工程と、を有し、
    前記機能層を形成する工程において、ホスト材料とゲスト材料とを溶媒に溶解または分散させた液状体を、酸素濃度1ppm以下、かつ水分濃度1ppm以下の雰囲気下で塗布して乾燥させることにより前記有機発光層を形成するとともに、
    前記液状体を、酸素濃度15ppm以下、かつ水分濃度10〜500ppmの範囲内に設定することを特徴とする有機EL素子の製造方法。
  2. 前記液状体を、バブリング法を用いて作製することを特徴とする請求項1に記載の有機EL素子の製造方法。
  3. 前記バブリング法を、保持時間60min以上で行うことを特徴とする請求項2に記載の有機EL素子の製造方法。
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