JP2010145043A - 風向変更装置およびそれを備えた空気調和機 - Google Patents

風向変更装置およびそれを備えた空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】吹出口からの風を幅広く吹き出せるようにする。
【解決手段】キャビネット3の吹出口5の前方に、導風パネル10が開閉自在に設けられる。導風パネル10は、吹出口5を覆い、導風パネル10が開くと、吹出口5から吹き出す風の向きを上下方向に変える。導風パネル10に風向板20が設けられる。複数の風向板20は、左右方向に横一列に並び、左右方向に風の向きを変える。風向板20は吹出口5の前方に位置する。風向板20によって向きを変えられた風は、吹出口5の側壁に邪魔されることなく、左右方向に広く吹き出される。風向板20は、導風パネル10が開いているときには起立した通常姿勢とされ、導風パネル10が閉じたときには横に倒れた収納姿勢となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、吹出口から吹き出す風の向きを変える風向変更装置およびそれを備えた空気調和機に関する。
空気調和機の室内ユニットには、風向変更装置が設けられ、風向変更装置によって、運転モードに応じて吹出口から吹き出す風の方向を上下方向および左右方向に変えている。風向変更装置は、上下方向に風の向きを変えるルーバと、左右方向に風の向きを変える風向板とを備えている。
ルーバおよび風向板は、キャビネットに形成された吹出口に設けられる。例えば、特許文献1のように、ルーバは、キャビネットに上下方向に回動自在に支持される。風向板は、ルーバに左右方向に回動自在に支持される。
特開2006−177603号公報
上記の吹出口に設けられた風向板は、キャビネットの内部に位置する。すなわち、風向板は、キャビネットに内装された送風機から吹出口に至る送風通路に配される。風向板の周囲が送風通路を形成する壁によって囲まれることになる。
このように、風向板は送風機の近くに位置し、左右方向両側に送風通路の側壁が近接する。左右方向の両端において、風向板によって向きが変えられた風が吹出口近傍の側壁に当たる。風の流れが乱され、左右方向に広く吹き出すことができなくなる。また、風向板が送風機に近いと、風向板に風が強く当たって、騒音の原因となったり、送風の圧力損失が生じて、遠くまで風を吹き出すことができなくなる。
本発明は、上記に鑑み、吹出口に阻害されることなく、幅広く送風することができる空気調和機等に使用される風向変更装置およびそれを備えた空気調和機の提供を目的とする。
本発明は、吹出口を有するキャビネットに、風向きを変えるためのパネルが開閉自在に設けられ、パネルは、吹出口を覆うように、キャビネットの前方に配され、パネルに、パネルとは異なる方向に風向きを変える風向板が設けられたものである。パネルが開いたとき、風向板は、吹出口よりも前方に位置する。
吹出口を覆うパネルに風向板を設けることにより、風向板は吹出口の外部に位置することになる。そのため、風向板によって向きを変えられた風は、吹出口の側壁に当たらずに吹き出される。
開閉自在なパネルに風向板を設けると、パネルが閉じるときに風向板が邪魔になる。そこで、風向板のパネルからの高さが可変とされ、パネルが開いているとき、風向板は、高くなった通常姿勢となり、パネルが閉じているとき、風向板は、低くなった収納姿勢となる。風向板が収納姿勢になることにより、風向板のパネルからの高さが低く抑えられる。したがって、パネルが閉じたときに生まれるキャビネットとの狭い空間に、風向板を納めることができる。
風向板は、パネルに起伏自在に取り付けられることにより、風向板の高さが可変となる。パネルが開いているとき、風向板は、起立して通常姿勢となり、パネルが閉じているとき、風向板は、倒れて収納姿勢となる。
横方向に並べられた複数の風向板に切替リンクが接続され、切替リンクの移動により、各風向板は、通常姿勢と収納姿勢とに切り替えられる。切替リンクを用いることにより、複数の風向板の姿勢を同時に切り替えることができる。
切替リンクは、複数の風向板にそれぞれ連結され、切替リンクを横方向に移動させる移動部が設けられ、切替リンクが横方向に移動したとき、風向板の高さが変わる。移動部は、切替リンクを横方向に往復移動させる。切替リンクの往復移動により、風向板が起伏して、姿勢が切り替えられる。
風向板は、パネル上に縦軸周りおよび横軸周りに回動自在に支持され、各風向板は、回動リンクにより連結され、回動リンクの移動に連動して、風向板は、縦軸周りに回動し、切替リンクの移動により、風向板は、横軸周りに回動する。風向板が縦軸周りに回動することにより、風の向きが変えられる。横軸周りに回動することにより、風向板は起伏する。
風向板と切替リンクとの接続部は、縦軸上に位置する。風向板が縦軸周りに回動したとき、接続部はほとんど移動しない。そのため、回動リンクが回動しても、切替リンクは移動せず、通常姿勢の風向板の姿勢は変わらない。
本発明によると、吹出口よりも前方において、風向板により風の向きが変えられる。これにより、吹出口の側壁に邪魔されずに、風を幅広く吹き出すことができる。また、風向板が吹出口よりも前方に位置していても、風向板が起伏することにより、パネルが閉じたときに、風向板をキャビネット内に収納できる。
本実施形態の空気調和機の室内ユニットを図1、2に示す。室内ユニットは、熱交換器1および室内ファン2を備え、これらがキャビネット3に内装されている。キャビネット3は、高さよりも奥行きが長い箱状に形成され、前面から底面にかけて湾曲面とされる。キャビネット3の上面に吸込口4が形成され、湾曲面に吹出口5が形成される。
キャビネット3の内部には、吸込口4から吹出口5に至る空気通路6が形成され、この空気通路6に熱交換器1と室内ファン2とが配設される。吸込口5と熱交換器1との間に、フィルタ7が配され、吸込口4から吸込んだ室内の空気から塵埃を除去する。このフィルタ7を清掃する清掃装置8が設けられる。
キャビネット3の湾曲面には、吹出口5を開閉する導風パネル10が設けられる。図2に示すように、導風パネル10は、少なくとも下開き可能とされ、導風パネル10を移動させて開閉する開閉機構が設けられる。
導風パネル10は、湾曲した1枚のパネルによって形成され、キャビネット3の前面を覆う。導風パネル10の幅は、キャビネット3の幅と同寸とされ、吹出口5の幅より大とされる。そして、キャビネット3の前面には、前面の中段部分から底面にかけて、一段低くなるように前パネル11が形成される。これによって、幅方向全体に凹部が形成され、凹部に導風パネル10が嵌るようになっている。凹部を形成する前パネル11に開口が形成され、この開口が吹出口5である。そのため、導風パネル10は、吹出口5よりも前方に位置することになり、吹出口5および吹出口5の周囲の前パネル11を覆う。このとき、導風パネル10は図1に示す閉姿勢となる。
このように、導風パネル10の外面がキャビネット3の前面から底面に至る滑らかな湾曲面を構成する。すなわち、導風パネル10が、キャビネット3の前面の一部を構成する部材となる。言い換えれば、キャビネット3のパネルの一部を導風パネル10として利用する。これによって、導風パネル10は、従来の空気調和機に採用されているルーバに比べて全長が長いロングパネルとなる。
導風パネル10は、下軸12を中心にして回動することにより、上方向に開く。図2に示すように、導風パネル10は、冷房運転時には下軸12周りに下開きする。この下開き姿勢のとき、導風パネル10は、吹出口5の下壁13とつながる。導風パネル10と吹出口5の上壁14とによってロングノズルが形成される。導風パネル10は、冷風を斜め上方向に導き、冷風が天井に沿って吹き出す。
上記のように大型化された導風パネル10では、捩れや撓みが生じやすい。そこで、導風パネル10の内面において、前後方向(短手方向)側の両端縁に補強用の周壁が形成される。周壁は、左右方向(長手方向)全体にわたって形成される。周壁は中空構造とされ、周壁を厚肉にできる。このような周壁により、導風パネル10の強度アップを図れ、撓みを防止できる。さらに、左右方向側の両端縁にも、同様の補強用の周壁が形成される。したがって、導風パネル10の捩れを防止できる。
このように、導風パネル10の四方の端縁を厚肉化して補強することにより、導風パネル10の変形に対する強度を高めることができ、導風パネル10の大型化が可能となる。しかも、導風パネル10は変形しにくい構造となるので、導風パネル10の前後方向の湾曲具合を大きくすることが可能となり、導風パネル10が開いたときの送風方向の制御がしやすくなる。すなわち、冷房運転時には、天井に向かうように冷風を導くことができ、冷風の到達距離を長くできる。
また、周壁の先端側に、傾斜面が形成される。周壁の内側面が傾斜面とされる。外側面は、垂直面とされる。導風パネル10が下開き姿勢にあるとき、吹き出された冷風が左右方向に位置する周壁に当たり、周壁に露が付くことがある。そこで、傾斜面とすることにより、冷風は傾斜面に沿って流れる。冷風は留まることなく流れ、周壁への結露を防止できる。
この周壁に囲まれた導風パネル10の内面に、断熱材15が設けられる。断熱材15は、左右方向の両端側を除き、全面にわたって装着される。断熱材15の左右方向の幅は、吹出口5の幅よりも大とされる。断熱材15の表面は面一とされる。したがって、吹出口5に面する導風パネル10の内面側には突出物がなく、風の流れを妨げない。
導風パネル10には、風向板20が設けられる。風向板20は、左右方向に角度を変えて、左右方向の風向きを変える。そして、キャビネット3に、吹出口5から吹き出す風の向きを変える風向変更装置が設けられる。風向変更装置は、導風パネル10を開閉する開閉機構と、風向板20を左右方向に回動する風向可変機構とを有する。
図3は、導風パネル10が下軸12周りに下開きした際の斜視図である。なお、図3では、導風パネル10に設けられる風向板20を省略している。図3に示すように、導風パネル10の内面の左右方向の両側には、導風パネル10と一体化した支持材21が設けられる。支持材21は、キャビネット3に対してロッド22を介して取り付けられる。すなわち、導風パネル10は、ロッド22を介してキャビネット3に取り付けられる。支持材21の後端側に下軸12が設けられる。開閉機構は、開閉モータによってロッド22を前後方向に移動させる。導風パネル10が開くとき、ロッド22が前方に移動し、閉じるときには、ロッド22が後方に移動する。
風向板20は、導風パネル10の内面側に配置される。複数の風向板20が左右方向に横一列に並べられ、送風方向と平行に縦置きされる。そして、風向板20は、導風パネル10の後端側に配置される。すなわち、風向板20は、吹出口5よりも前方に位置する。風向板20は、硬質部23と可撓部24とを組み合わせて形成され、前後の硬質部23の間に可撓部24が配列される。図4に示すように、複数の風向板20は、左右に分割され、左右一対になっている。
風向板20は、導風パネル10に縦軸周りおよび横軸周りに回動自在に支持される。図5に示すように、風向板20の後端の下部が、球状に形成され、導風パネル10に球面軸受25が設けられ、風向板20は導風パネル10に回動自在に支持される。これにより、風向板20は、縦軸周りに左右方向に回動するとともに、横軸周りに回動して、起伏可能とされる。したがって、風向板20を横に倒すことができる。なお、縦軸は、球面軸受25を通り、導風パネル10に対して垂直な軸であり、横軸は、球面軸受25を通り、前後方向と平行な軸である。
図2、4に示すように、風向板20は、導風パネル10が開いているとき、起立した通常姿勢となっている。図1、6に示すように、導風パネル10が閉じたとき、風向板20は左右方向に倒れた収納姿勢となる。導風パネル10が閉じたとき、導風パネル10とキャビネット3の上壁14との間の空間が狭くなり、風向板20が上壁14に当たってしまう。そのため、風向板20は横に倒れることにより、風向板20の導風パネル10からの高さが低くなり、風向板20はキャビネット3に当たらない。通常姿勢のときの風向板20は、キャビネット3の上壁14に接触しない高さとされる。そこで、風向変更装置は、このように風向板20の高さを可変して、収納可能とする収納機構を有する。
風向可変機構として、図4に示すように、複数の風向板20を連結する回動リンク40が設けられ、回動リンク40を左右方向に移動させる移動部を備える。これにより、各風向板20が縦軸周りに同じ方向に同時に回動する。
回動リンク40は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂によって帯状に形成され、隣り合う風向板20同士をつなぐ。回動リンク40は、風向板20と一体的に形成され、前側の硬質部23の上部から左右方向に延び、1本のリンクのようになっている。回動リンク40の厚さは左右方向において異なる。風向板20に近い部分では薄肉とされ、中央部分では厚肉とされる。これにより、回動リンク40は、風向板20に対して上下方向に撓み、回動リンク40と風向板20とのなす角度が変わる。
最も外側に位置する風向板20では、回動リンク40が左右方向の側方に突出している。図7に示すように、この回動リンク40の端部が連結ロッド41を介して移動部としての回動モータ42に連結される。連結ロッド41は、L字状に形成され、連結ロッド41の一端に回動リンク40が接続される。連結ロッド41の一端に、縦孔43が形成され、縦孔43に回動リンク40の一端が抜けないように嵌められる。例えば、回動リンク40に溝が形成され、この溝が縦孔43に嵌め込まれる。回動リンク40の一端は、連結ロッド41に対して上下動可能とされる。
連結ロッド41の他端は、自在継手44を介して回動モータ42のモータ軸に接続される。縦置きされた回動モータ42は、キャビネット3に内装され、吹出口5の下壁13の下方に配置される。自在継手44は、吹出口5の側壁近くの下壁13上に位置する。連結ロッド41は、自在継手44を通る下壁13に垂直な縦軸周りに回動するとともに、自在継手44を通る前後方向と平行な横軸周りに回動する。
回動モータ42の駆動により、モータ軸が回転し、回転力が自在継手44から連結ロッド41に伝達され、連結ロッド41がモータ軸周りに回動して、連結ロッド41の一端が首振りする。このように連結ロッド41が首振りすることにより、回動リンク40は左右方向に移動し、風向板20は縦軸周りに左右方向に回動する。また、連結ロッド41は、自在継手44周りに回動し、連結ロッド41が自在継手44を中心にして横に倒れる。なお、この風向可変機構は、左右に分割された風向板20に応じて、左右両側にそれぞれ設けられる。
収納機構として、図4に示すように、複数の風向板20を連結する切替リンク50が設けられ、切替リンク50を左右方向に移動させる移動部を備える。切替リンク50は、風向板20を貫通する1本の水平なリンクである。図1に示すように、風向板20の後側の硬質部23の下部に、縦孔51が形成され、この縦孔51に切替リンク50が挿通される。図5に示すように、縦孔51を跨ぐように水平な横棒52が形成され、切替リンク50に、湾状の切り込み53が形成されている。縦孔51を利用して、切替リンク50を横棒52に押しつけることにより、切り込み53に横棒52が嵌め込まれて、切替リンク50が風向板20に連結される。
切替リンク50は、横棒52に対して回動自在とされ、切替リンク50は風向板20に対して傾斜可能とされる。縦孔51は、球面軸受25の上方に形成され、切替リンク50と風向板20との接続部は、縦軸上に位置する。そのため、風向板20が左右方向に回動しても、縦軸上に位置する風向板20の後端部分はほとんど回動せず、切替リンク50は、左右方向に移動しない。
最も外側に位置する風向板20では、切替リンク50が左右方向の側方に突出している。なお、切替リンク50の突出長さは、回動リンク40の突出長さより小とされる。図8に示すように、切替リンク50の端部が切替ロッド55を介して移動部としての切替モータ56に連結される。切替リンク50に、後側に向かって延びた延伸部57が形成され、直線状に形成された切替ロッド55の一端が延伸部57に接続され、他端が切替モータ56に接続される。切替ロッド55の一端に、縦孔58が形成され、縦孔58に切替リンク50の一端が抜けないように嵌められる。例えば、切替リンク50に溝が形成され、この溝が縦孔58に嵌め込まれる。切替リンク50の一端は、切替ロッド55に対して上下動可能とされる。
切替ロッド55の他端は、ギア59を介して切替モータ56のモータ軸に接続され、切替ロッド55は横軸と平行な軸周りに回動する。横置きされた切替モータ56は、キャビネット3に内装され、吹出口5の下壁の下方に配置される。なお、この収納機構は、左右に分割された風向板20に応じて、左右両側にそれぞれ設けられる。
切替モータ56の駆動により、切替ロッド55が回動して、切替ロッド55は起立した状態と横に倒れた状態とになる。切替ロッド55が横に倒れたとき、切替ロッド55が入り込むように、キャビネット3の下壁13に凹みを形成しておく。
切替ロッド55の回動に伴って、切替リンク50は、左右方向に移動しながら上下方向にも移動する。このように切替ロッド55が回動することにより、風向板20は横軸周りに回動する。切替ロッド55が起立した状態のとき、風向板20は起立した通常姿勢となり、切替ロッド55が横倒し状態のとき、風向板20は収納姿勢となる。風向板20は、高くなった通常姿勢と低くなった収納姿勢とに切り替えられ、風向板20の導風パネル10からの高さが可変される。
開閉機構におけるロッド22を移動させる開閉モータ、風向可変機構の回動モータ42および収納機構の切替モータ56の駆動は、制御装置によって制御される。制御装置は、空気調和機の冷凍サイクルを制御して、暖房運転、冷房運転等の各種運転を実行する。運転に応じて、導風パネル10が開くとともに、風向板20が決められた向きに可変されたり、あるいは連続して首振りされる。
図2に示すように、運転中、導風パネル10は開いている。このとき、風向板20は通常姿勢にある。回動モータ42が駆動すると、回動リンク40が左右方向に移動する。この移動により、風向板20の前側が引っ張られ、回動リンク40の移動した方向に風向板20が回動する。
吹出口5からの風が導風パネル10に沿って流れるとき、風向板20によって風向きが変えられる。風向板20は吹出口5よりも前方に位置する導風パネル10上にあるので、左右方向の端の風向板20によって側方に向きを変えられた風は、吹出口5の側壁に当たらずに吹き出す。これにより、風向板20の回動角度を大きくすることが可能となる。したがって、吹き出す風は左右方向に大きく広がり、室内の隅々まで温風あるいは冷風を行き渡らせることができる。また、風向板20は送風機2から遠くなり、送風の圧力損失が減って、遠くまで送風することができる。
運転が停止すると、導風パネル10が閉じる。導風パネル10が閉じ始めると、切替モータ56が駆動され、切替リンク50が左右方向に移動する。このとき、風向板20は、まっすぐ正面を向いた位置に戻される。そして、切替リンク50により風向板20が引っ張られて、横軸周りに回動し、風向板20は倒れる。このように風向板20が倒れるとき、回動リンク40は、連結ロッド41に対して下降するとともに、風向板20に対して傾斜する。そのため、回動リンク40が風向板20の倒れを邪魔することなく、風向板20の姿勢をスムーズに変えることができる。なお、左右の分割された風向板20のうち、正面から見て右側の風向板20は右側に倒れ、左側の風向板20は左側に倒れる。
風向板20は斜めに倒れた収納姿勢になった後、導風パネル10が完全に閉じる。導風パネル10からの風向板20の高さは低くなり、導風パネル10とキャビネット3の上壁14との間の空間に納まり、キャビネット3に風向板20が接触することはない。
導風パネル10が開くとき、切替モータ56が駆動される。切替リンク50は、収納するときとは逆方向に移動する。風向板20は、切替リンク50に引っ張り上げられて起き上がり、通常姿勢となる。
このように、導風パネル10を閉じたときには、収納姿勢にある風向板20はコンパクトになり、収納性がよくなる。このことから、風向板20を大きくしても、導風パネル10を閉じたときに邪魔にならない。風向板20を大型化できることにより、左右方向の風の流れを確実に制御でき、送風性能を向上できる。
収納機構の他の形態として、図9に示すように、風向板20に水平方向にヒンジ部60が設けられ、風向板20が水平に折れ曲がる構造とされる。各風向板20に支持ロッド61がそれぞれ接続され、複数の支持ロッド61は切替リンク50に接続される。風向板20の後端に、棒状の支持ロッド61の一端が回転自在に取り付けられる。風向板20の後端からピン62が突出して形成され、支持ロッド61の一端に孔が形成され、孔にピン62が嵌め込まれ、支持ロッド61の一端が風向板20に連結される。支持ロッド61は、縦軸の近傍に位置し、ヒンジ部60よりも上側において風向板20と接続される。
支持ロッド61の他端は、切替リンク50に取り付けられる。支持ロッド61は、支持軸63を介して切替リンク50に左右方向に回動自在に支持される。切替リンク50は、キャビネット3の下壁上を左右方向にスライド自在とされ、切替リンク50の一端が、ギアを介して切替モータ56に接続される。その他の構成は、上記したものと同じである。
風向板20が通常姿勢にあるとき、切替モータ56が駆動すると、切替リンク50が左右方向に移動する。支持ロッド61の他端が移動して、風向板20が支持ロッド61によって引っ張られる。風向板20は、折れ曲がり、収納姿勢となる。導風パネル10が開くとき、切替モータ56が駆動され、切替リンク50は収納するときとは逆方向に移動する。風向板20は、支持ロッド61に押し上げられて起立し、通常姿勢になる。通常姿勢において、支持ロッド61は直立した状態に維持されるので、風向板20は、折れ曲がることはなく、通常姿勢が保持される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。風向変更装置は、空気調和機以外に、空気清浄機、加湿器、除湿器、ファンヒータ等に装着可能である。また、キャビネットが縦長の場合、吹出口は垂直方向に長く形成される。導風パネルは横方向に開閉し、風向板は上下方向に回動する。
風向板が高さ方向に伸縮する構造としてもよい。例えば、風向板の一部を蛇腹状に形成して、伸縮可能とする。例えばスライダクランク機構を用いて、風向板の上部を下部に対して上下動させる。これにより、風向板の高さを変えることができる。
また、導風パネルの形態は上記の形態に限定されるものではない。例えば、図10に示すように、導風パネル10が上下両開き可能としてもよい。導風パネル10の上軸30は支持材16の前端側に設けられる。暖房運転時には、導風パネル10は、上軸30周りに上開きする。冷房運転時には、導風パネル10は、下軸周りに12に下開きする。
この場合、風向板20に対する風向可変機構および収納機構は導風パネル10に設けられる。各機構のモータへの配線は、ロッド22の内部を通過するようにすればよい。あるいは、手動により風向板の向きを変える構成としてもよい。
図10に示すように、導風パネル10が上軸30周りに上開きした上開き姿勢のとき、導風パネル10は、吹出口5の前方を遮蔽し、前方に向かって吹き出される温風を押さえ込み、温風を床面方向に導く。なお、冷房運転の初期時にも、導風パネル10は上開き姿勢とされ、冷風が床面方向に吹き出され、急速冷房が行われる。導風パネル10は、運転停止時には、図1に示すように閉姿勢となり、吹出口5を覆って、キャビネット3と一体化する。
本発明の風向板が収納姿勢のときの空気調和機の概略構成図 風向板が通常姿勢のときの空気調和機の概略構成図 導風パネルが下開きしたときの空気調和機の斜視図 パネルが開いているときの空気調和機の正面図 風向板と切替リンクとの接続部分を示す図 パネルが閉じているときの空気調和機の正面図 回動機構を示す図であって、(a)は側面図、(b)は正面図 収納機構を示す図であって、(a)は側面図、(b)は正面図 他の形態の収納機構を示す図であって、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は風向板が倒れたときの背面図 導風パネルが上開きしたときの空気調和機の概略構成図
符号の説明
3 キャビネット
5 吹出口
10 導風パネル
20 風向板
40 回動リンク
41 連結ロッド
50 切替リンク
55 切替ロッド
56 切替モータ

Claims (8)

  1. 吹出口を有するキャビネットに、風向きを変えるためのパネルが開閉自在に設けられ、パネルは、吹出口を覆うように、キャビネットの前方に配され、パネルに、パネルとは異なる方向に風向きを変える風向板が設けられ、パネルが開いたとき、風向板は、吹出口よりも前方に位置することを特徴とする風向変更装置。
  2. 風向板のパネルからの高さが可変とされ、パネルが開いているとき、風向板は、高くなった通常姿勢となり、パネルが閉じているとき、風向板は、低くなった収納姿勢となることを特徴とする請求項1記載の風向変更装置。
  3. 風向板は、パネルに起伏自在に取り付けられ、パネルが開いているとき、風向板は、起立して通常姿勢となり、パネルが閉じているとき、風向板は、倒れて収納姿勢となることを特徴とする請求項2記載の風向変更装置。
  4. 横方向に並べられた複数の風向板に切替リンクが接続され、切替リンクの移動により、各風向板は、通常姿勢と収納姿勢とに切り替えられることを特徴とする請求項2または3記載の風向変更装置。
  5. 切替リンクは、複数の風向板にそれぞれ連結され、切替リンクを横方向に移動させる移動部が設けられ、切替リンクが横方向に移動したとき、風向板の高さが変わることを特徴とする請求項4記載の風向変更装置。
  6. 風向板は、パネル上に縦軸周りおよび横軸周りに回動自在に支持され、各風向板は、回動リンクにより連結され、回動リンクの移動に連動して、風向板は、縦軸周りに回動し、切替リンクの移動により、風向板は、横軸周りに回動することを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の風向変更装置。
  7. 風向板と切替リンクとの接続部は、縦軸上に位置することを特徴とする請求項6記載の風向変更装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の風向変更装置が搭載され、パネルは、上下方向に回動して、吹出口からの風の向きを上下方向に変え、風向板は、左右方向に回動して、パネルに沿う風の向きを左右方向に変えることを特徴とする空気調和機。
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