JP2010144703A - 内燃機関における吸気構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気効率を低下させることなくスロットル弁の氷結を防止することができる内燃機関の吸気構造を提供すること。
【解決手段】吸気通路22の一部を形成する直線通路221がスロットル弁20に向けて延びている。また、吸気通路22は水分分離通路41を備え、この水分分離通路41は、入口41aが直線通路221に接続されるとともに、出口41bが入口41aの直線通路221への接続位置よりも流通方向の下流側に接続されている。スロットル弁20より上流であり、かつ直線通路221と水分分離通路41の出口221b,41bとの合流部Pには切替バルブ42が配設されている。切替バルブ42は、水分分離通路41の出口41b又は直線通路221の出口221bを開閉して、空気をスロットル弁20に流すための通路を直線通路221又は水分分離通路41に切り替える。切替バルブ42はディーゼルエンジンの温度に基づきECUが制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸気通路における吸気ガスの流通方向でのスロットル弁より上流に、吸気通路の一部を形成する直線通路がスロットル弁に向けて延びるように形成された内燃機関における吸気構造に関する。
排気ガスの一部を吸気通路へ還流させて排気ガスの浄化を行なう内燃機関や、排気ガスの浄化を行わない内燃機関では、内燃機関の停止時に、空気や排気ガス等の吸気ガスに含まれる水分が凝縮して吸気通路に水が溜まることがある。そして、内燃機関が始動されたとき、吸気通路に溜まった水が、吸気通路を流れる吸気ガスによって飛散し、吸気通路上に配置されたスロットル弁に付着する。このとき、外気温度が非常に低温の場合には、スロットル弁に付着した水分が氷結してスロットル弁が固着してしまい、スロットル弁が適正に回動しなくなるおそれがある。
このような問題を解決する手段として、吸気ガスがスロットル弁に至る前に、吸気通路を通過する吸気ガスから水分を分離することが考えられる(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示のEGR装置付エンジンの吸気通路において、排気ガス(EGRガス)を空気と混合してエンジン(内燃機関)のシリンダ内に供給するため、吸気通路には排気ガスの入口が設けられている。また、吸気通路には、排気ガスの入口の下流に、円弧状に曲げられた円弧形状部が形成されている。吸気通路において、円弧形状部の最下部を含む所定の範囲には、吸気通路の壁面に開けたスリットと捕集室とからなる水分分離部が設けられている。
そして、特許文献1では、空気と排気ガスとの混合により発生した水分は、円弧形状部で遠心力によって吸気通路の壁面に付着する。その後、壁面に沿って流下した水分はスリットを通過して捕集室で捕捉される。捕捉された水分はドレン弁から適宜排出される。よって、特許文献1に開示の円弧形状部、及びスリットと捕集室とからなる水分分離部を、吸気通路におけるスロットル弁の上流に設けることで、吸気通路内の水分がスロットル弁に向けて飛散する前に捕捉することができ、スロットル弁に水分が付着することを防止して氷結によってスロットル弁が固着してしまうことが防止できる。
特開2005−256679号公報
ところが、吸気通路を通過する吸気ガスから水分を分離するため、特許文献1のような円弧形状部を吸気通路におけるスロットル弁より上流に設けると、気筒へ吸気ガスが吸入される前、円弧形状部によって吸気ガスが旋回するように案内されることとなる。すると、円弧形状部を吸気ガスが通過する際、吸気ガスの流速が低下してしまうとともに圧力損失が発生して内燃機関の吸気効率が低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、吸気効率を低下させることなくスロットル弁の氷結を防止することができる内燃機関における吸気構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、気筒に至る吸気通路上にスロットル弁が配設されるとともに、前記吸気通路における吸気ガスの流通方向での前記スロットル弁より上流に、前記吸気通路の一部を形成する直線通路が前記スロットル弁に向けて延びるように形成された内燃機関における吸気構造において、一端の入口が前記直線通路に接続されるとともに、他端の出口が前記入口の前記直線通路への接続位置よりも前記流通方向の下流側に接続された水分分離通路と、前記流通方向における前記スロットル弁より上流であり、かつ前記直線通路と前記水分分離通路の出口との合流部に配設され、前記水分分離通路又は前記直線通路の出口を開閉して、前記吸気ガスを前記スロットル弁に流すための通路を前記直線通路又は水分分離通路に切り替える切替バルブと、前記内燃機関の温度に基づき前記切替バルブを制御する制御装置と、を設け、前記制御装置が、前記内燃機関の始動後に該内燃機関の温度が所定温度未満の場合に前記直線通路の出口を閉鎖して前記水分分離通路を介して前記スロットル弁に前記吸気ガスが流れるように前記切替バルブを制御する一方で、前記内燃機関の温度が所定温度を超える場合に前記水分分離通路の出口を閉鎖して前記直線通路を介して前記スロットル弁に前記吸気ガスが流れるように前記切替バルブを制御することを要旨とする。
これによれば、内燃機関の始動時、内燃機関の温度が所定温度未満の場合には、制御装置によって切替バルブを制御して直線通路の出口を閉鎖し、スロットル弁へ向かう吸気ガスを水分分離通路に流れ込ませる。すると、水分分離通路を吸気ガスが通過する間に水分を吸気ガスから分離することができる。よって、水分分離通路から吸気通路へ環流された吸気ガスは水分を含んでおらず、水分を含まない吸気ガスがスロットル弁を通過することとなる。よって、スロットル弁に水分が付着することそのものが防止されるため、外気温度が非常に低温であっても、スロットル弁が氷結することが防止される。
一方、内燃機関の始動後、内燃機関の温度が所定温度を超えている場合には、制御装置によって切替バルブを制御して水分分離通路の出口を閉鎖し、スロットル弁へ向かう吸気ガスを直線通路に流れ込ませる。すると、吸気通路から気筒へ吸入される空気は、直線通路によって蛇行することなく直線的に流れるように案内される。よって、気筒へ向かう吸気ガスの流速の低下が防止されるとともに圧力損失が抑えられ、内燃機関における吸気効率の低下を防止することができる。
また、前記水分分離通路は、前記直線通路の外周側を取り囲んで螺旋状に延びるように形成されていてもよい。
これによれば、吸気ガスが水分分離通路を通過する際に、吸気ガスに遠心力を作用させ、吸気ガスに含まれる水分を確実に分離することができる。
本発明によれば、吸気効率を低下させることなくスロットル弁の氷結を防止することができる。
以下、本発明の内燃機関における吸気構造をディーゼルエンジンにおける吸気構造に具体化した一実施形態を図1〜図2にしたがって説明する。
図1に示すように、内燃機関としてのディーゼルエンジン10は、複数の気筒11を備えるとともに、気筒11を形成するシリンダ(図示せず)に連結されたシリンダヘッド12には気筒11毎に燃料噴射ノズル13が取り付けられている。なお、図示しないが、シリンダ内には、ピストンが往復動可能に設けられるとともに、各ピストンと、シリンダ及びシリンダヘッド12によって各気筒11毎に燃焼室が形成されている。ディーゼルエンジン10において、燃料は燃料ポンプ14及びコモンレール15を経由して燃料噴射ノズル13へ供給されるとともに、各燃料噴射ノズル13は各気筒11内に燃料を噴射する。
シリンダヘッド12にはインテークマニホールド16が接続されるとともに、このインテークマニホールド16には、集合部31と、集合部31から分岐する複数の枝管32とが設けられている。このインテークマニホールド16の集合部31には吸気管17の一端が接続されるとともに、吸気管17の他端はエアクリーナ18に接続されている。また、吸気管17の途中には過給機19のコンプレッサ部191が介在されている。過給機19は、排気ガス流によって作動される公知の可変ノズル式ターボチャージャーである。そして、吸気管17には、エアクリーナ18を介して吸入される空気が流れるようになっている。
さらに、吸気管17の途中にはインタークーラ21が介在されている。吸気管17において、インタークーラ21とインテークマニホールド16(集合部31)との間にはスロットル弁20が設けられるとともに、吸気管17内には弁体201が設けられている。スロットル弁20は、吸気管17に吸入される空気流量を調整するためのものであり、スロットル弁20の弁体201の開度は、運転状態に基づいて調整される。インタークーラ21は、吸気管17を流れる空気を冷却する。そして、図2(a)に示すように、吸気管17の内側及びインテークマニホールド16の内側は、吸気ガスとしての空気が流れる吸気通路22を形成している。
図1に示すように、シリンダヘッド12にはエキゾーストマニホールド23が接続されている。エキゾーストマニホールド23には、排気管24の一端が接続されるとともに、この排気管24にはNOx触媒を用いた排気浄化装置26が接続されている。そして、気筒11から排出された排気ガスは、エキゾーストマニホールド23、排気管24、過給機19のタービン部192及び排気浄化装置26を経由して大気に放出される。
インテークマニホールド16とエキゾーストマニホールド23とは、排気ガス供給管28を介して接続されている。排気ガス供給管28には流量調整弁29及びEGRクーラ30が設けられている。流量調整弁29は、排気ガス供給管28における排気ガス供給量を制御する。流量調整弁29が開状態のときには、エキゾーストマニホールド23内の排気ガスの一部が排気ガス供給管28内を経由してインテークマニホールド16へ流出する。EGRクーラ30は、排気ガス供給管28内を流れる排気ガスを冷却する。
次に、ディーゼルエンジン10における吸気構造について詳細に説明する。図2(a)に示すように、インタークーラ21とスロットル弁20との間に位置する吸気管17の一部は、吸気通路22での空気の流通方向に沿って、インタークーラ21の出口から水平に直線状に延び、次に、上方に向けて直角に曲がった後、屈曲部17bより上方に位置するスロットル弁20に向けて直線状に延びるように形成されている。このため、吸気通路22の一部は、屈曲部17bからスロットル弁20に向けて直線状に延びる直線通路221となっている。なお、直線通路221において、空気の流通方向における屈曲部17bより下流直近に、直線通路221への空気の入口221aが設けられ、空気の流通方向における入口221aより下流であり、かつ弁体201より上流となる位置に直線通路221からの空気の出口221bが設けられている。
また、屈曲部17bとスロットル弁20との間に位置する吸気管17の外側には、螺旋状吸気管40が設けられている。螺旋状吸気管40は、一端が吸気管17における屈曲部17bより下流(上側)の外面に接続されるとともに、他端が吸気管17におけるスロットル弁20より上流(下側)の外面に接続されている。また、螺旋状吸気管40は、吸気管17の周方向に沿って下側から上側に向かうに従い、吸気管17の外周を取り囲む螺旋状に延びるように形成されるとともに、螺旋状吸気管40の内側には、吸気管17の外周面に曲率を有するように螺旋状に延びる水分分離通路41が形成されている。
吸気管17において、螺旋状吸気管40の一端の接続位置には、吸気通路22から水分分離通路41へ空気を導出させる導出口17cが形成されている。また、吸気管17において、螺旋状吸気管40の他端の接続位置には、水分分離通路41から吸気通路22へ空気を導入させる導入口17dが形成されている。一方、螺旋状吸気管40の一端には、吸気通路22から水分分離通路41への空気の入口41aが形成されるとともに、この入口41aは吸気管17の導出口17cに対向している。また、螺旋状吸気管40の他端には、水分分離通路41から吸気通路22への空気の出口41bが形成されるとともに、この出口41bは吸気管17の導入口17dと対向している。そして、水分分離通路41の出口41bは、入口41aの吸気通路22への接続位置よりも、空気の流通方向の下流側に接続されている。
吸気通路22において、空気の流通方向におけるスロットル弁20より上流は、直線通路221の出口221bと、水分分離通路41の出口41bとの合流部Pとなっている。そして、吸気通路22における合流部Pには、切替バルブ42が配設されている。この切替バルブ42は、直線通路221の出口221b又は水分分離通路41の出口41bを開閉可能とし、インタークーラ21からスロットル弁20に空気を流すための通路を直線通路221又は水分分離通路41に切り替える。
図1に示すように、切替バルブ42には、ディーゼルエンジン10を制御するECU(電子制御ユニット)43が電気的に接続されている。また、ECU43には、水温検出器44が電気的に接続されるとともに、この水温検出器44はディーゼルエンジン10を冷却するための冷却水の温度を検出する。ECU43は、水温検出器44によって得られた水温情報に基づいて、ディーゼルエンジン10の温度を推定する。ECU43には、水温検出器44によって得られた水温情報と、ディーゼルエンジン10の温度とを対応付けたマップが予め記憶されている。
また、ECU43は、推定されたディーゼルエンジン10の温度に基づき、ディーゼルエンジン10が所定温度にまで上昇したか否かを判断する。よって、ECU43が、ディーゼルエンジン10の温度に基づき切替バルブ42を制御する制御装置を構成している。なお、「所定温度」とは、スロットル弁20の弁体201に氷が付着しても、その氷が確実に溶融するときのディーゼルエンジン10の温度のことであり、本実施形態では30〜40°Cに設定されている。
次に、上記のように構成されたディーゼルエンジン10における吸気構造の作用について説明する。
さて、ディーゼルエンジン10の停止時(始動直前)の状態において、吸気通路22におけるインタークーラ21の出口付近に、水が溜まっているとする。そして、ディーゼルエンジン10の始動時、ECU43は、水温検出器44によって得られた水温情報が所定温度未満の場合には、ディーゼルエンジン10の温度が所定温度未満であると判断し、図2(a)に示すように、直線通路221の出口221bが閉じるように切替バルブ42を制御する。すると、図2(a)の矢印Y1に示すように、インタークーラ21を通過した空気は、吸気通路22に溜まった水と共に導出口17cを介して入口41aから水分分離通路41内に流れ込む。
そして、空気が水分分離通路41を通過する際、螺旋状吸気管40の内壁面によって空気が吸気管17の周りを旋回するように案内され、この空気の旋回に伴い空気には遠心力が作用する。すると、空気に含まれる水分が、空気から遠心分離され、螺旋状吸気管40の内壁面に付着する。水分が除去された空気は、出口41bから導入口17dを介して吸気通路22へ環流される。すなわち、水分分離通路41から吸気通路22へ環流された空気は、直線通路221を経由することなく吸気通路22に環流される。
そして、吸気通路22に環流された水分を含まない空気は、スロットル弁20を通過して、インテークマニホールド16から気筒11へ吸入される。よって、スロットル弁20を空気が通過する際、弁体201に水分が付着することが防止される。また、螺旋状吸気管40の内壁面に付着した水分は、螺旋状吸気管40の内壁面を流下して、吸気管17のドレン弁45から吸気管17外へ排出される。
一方、ディーゼルエンジン10の始動後、ディーゼルエンジン10の温度が上昇してくると、ECU43は、水温検出器44によって得られた水温情報が所定温度を超えた場合には、ディーゼルエンジン10が所定温度を超えたと判断し、図2(b)に示すように、水分分離通路41の出口41b(導入口17d)が閉じるように切替バルブ42を制御する。すると、図2(b)の矢印Y2に示すように、屈曲部17bを通過した空気は、スロットル弁20に向けて直線的に直線通路221を流れる。よって、インタークーラ21を通過した空気は、水分分離通路41を経由することなくスロットル弁20を通過して、インテークマニホールド16から気筒11へ吸入される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)吸気通路22は、一部に直線通路221を有するとともに、直線通路221の外周側に水分分離通路41を有する。また、直線通路221と水分分離通路41の出口221b,41bとの合流部Pには切替バルブ42が配設されるとともに、この切替バルブ42はECU43によって制御される。そして、ディーゼルエンジン10の始動時、ディーゼルエンジン10の温度が所定温度未満の場合には、ECU43によって切替バルブ42を制御して、インタークーラ21からスロットル弁20へ向かう空気を水分分離通路41に流れ込ませる。このため、水分分離通路41を空気が通過する間に水分が空気から遠心分離され、スロットル弁20の弁体201に水分が付着することが防止される。その結果として、水分の氷結によるスロットル弁20(弁体201)の固着を防止して、弁体201を適正に回動させることができる。
一方、ディーゼルエンジン10の始動後、ディーゼルエンジン10の温度が所定温度を超えた場合には、ECU43によって切替バルブ42を制御して、スロットル弁20へ向かう空気を直線通路221に流れ込ませる。このため、気筒11へ吸入される空気は、蛇行することなく気筒11へ直線的に流れるように案内される。よって、気筒11へ向かう空気の流速の低下が防止されるとともに圧力損失が抑えられ、ディーゼルエンジン10における吸気効率の低下を防止することができる。
(2)水分分離通路41は、直線通路221を取り囲む螺旋状に延びるように形成されている。よって、空気が水分分離通路41を通過する際に、遠心分離によって水分を空気から確実に分離することができる。
(3)吸気管17において、螺旋状吸気管40より下側にはドレン弁45が設けられている。よって、水分分離通路41を通過する際に空気から分離されるとともに、螺旋状吸気管40の内壁面を流下してきた水分を、ドレン弁45から吸気管17外へ排出することができる。
(4)ディーゼルエンジン10は、インタークーラ21からスロットル弁20までの吸気通路22の距離が短く、かつ直線通路221を有するタイプが多く、インタークーラ21の出口付近に溜まった水が、空気の流れに乗ってスロットル弁20(弁体201)に付着しやすい。しかし、本実施形態では、スロットル弁20の上流に水分分離通路41及び切替バルブ42を設け、切替バルブ42を制御することにより、インタークーラ21からの空気が水分分離通路41に流れるようにした。このため、インタークーラ21からスロットル弁20までの吸気通路22の距離が短く、かつ直線通路221を有していても、水分分離通路41によって空気から水分を分離することで、スロットル弁20に水分が付着することを防止することができる。したがって、直線通路221に加え、水分分離通路41、切替バルブ42を設けるとともに、切替バルブ42をECU43で制御するようにした吸気構造は、ディーゼルエンジン10に設けるのが特に好ましい。
(5)ディーゼルエンジン10の温度は、水温検出器44によって得られた水温情報に基づいてECU43が推定する。水温検出器44はディーゼルエンジン10に既存の構成である。よって、螺旋状吸気管40及び切替バルブ42を設けるだけの簡単な構成で、ディーゼルエンジン10の吸気効率を低下させることなくスロットル弁20の氷結を防止することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 直線通路221の外周側に設ける水分分離通路41は、螺旋状吸気管40によって形成される螺旋状でなくてもよく、ループ状や蛇行したものであってもよい。
○ 内燃機関はディーゼルエンジンに限らずガソリンエンジンであってもよい。
○ ディーゼルエンジン10の温度が所定温度に達したか否かの判断を、冷却水温度に基づいて行ったが、エンジンオイルの温度に基づいてディーゼルエンジン10の温度が所定温度に達したか否かを判断するようにしてもよい。
○ ディーゼルエンジン10の温度は、例えば、赤外線センサによって推定するようにしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記内燃機関は、ディーゼルエンジンである請求項1又は請求項2に記載の内燃機関における吸気構造。
(2)前記内燃機関の温度は、前記内燃機関の冷却水の温度を検出する水温検出器からの情報に基づき前記制御装置が推定する請求項1、請求項2、及び技術的思想(1)のうちいずれか一項に記載の内燃機関における吸気構造。
(3)前記吸気通路には、前記水分分離通路から流下した水分を排出するドレン弁が設けられている請求項1、請求項2、技術的思想(1)、及び技術的思想(2)のうちいずれか一項に記載の内燃機関における吸気構造。
実施形態のディーゼルエンジン及びその周辺構成を示す模式図。 (a)は切替バルブが直線通路を閉鎖した状態を示す模式図、(b)は切替バルブが水分分離通路を閉鎖した状態を示す模式図。
符号の説明
P…合流部、10…内燃機関としてのディーゼルエンジン、11…気筒、20…スロットル弁、22…吸気通路、41…水分分離通路、41a…入口、41b,221b…出口、42…切替バルブ、43…制御装置としてのECU、221…直線通路。

Claims (2)

  1. 気筒に至る吸気通路上にスロットル弁が配設されるとともに、前記吸気通路における吸気ガスの流通方向での前記スロットル弁より上流に、前記吸気通路の一部を形成する直線通路が前記スロットル弁に向けて延びるように形成された内燃機関における吸気構造において、
    一端の入口が前記直線通路に接続されるとともに、他端の出口が前記入口の前記直線通路への接続位置よりも前記流通方向の下流側に接続された水分分離通路と、
    前記流通方向における前記スロットル弁より上流であり、かつ前記直線通路と前記水分分離通路の出口との合流部に配設され、前記水分分離通路又は前記直線通路の出口を開閉して、前記吸気ガスを前記スロットル弁に流すための通路を前記直線通路又は水分分離通路に切り替える切替バルブと、
    前記内燃機関の温度に基づき前記切替バルブを制御する制御装置と、を設け、
    前記制御装置が、前記内燃機関の始動後に該内燃機関の温度が所定温度未満の場合に前記直線通路の出口を閉鎖して前記水分分離通路を介して前記スロットル弁に前記吸気ガスが流れるように前記切替バルブを制御する一方で、前記内燃機関の温度が所定温度を超える場合に前記水分分離通路の出口を閉鎖して前記直線通路を介して前記スロットル弁に前記吸気ガスが流れるように前記切替バルブを制御する内燃機関における吸気構造。
  2. 前記水分分離通路は、前記直線通路の外周側を取り囲んで螺旋状に延びるように形成されている請求項1に記載の内燃機関における吸気構造。
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