JP2010144600A - 冷却水通流制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水冷式のインタクーラ及びEGR装置を効率よく機能させることができる冷却水通流制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン50に吸入される吸気を冷却するインタクーラ30と、エンジン50から排出されて再びエンジン50に吸入される排気再循環ガスを冷却する排気再循環ガスクーラ20とに冷却水を供給するための冷却水流路10を含む冷却水通流制御装置において、冷却水流路10は途中で一旦分岐した後再び集合し、インタクーラ30は冷却水流路10の一方の分岐流路12に設けられ、排気再循環ガスクーラ20は冷却水流路10の他方の分岐流路11に設けられ、冷却水流路10の分岐部分に設けられ冷却水流路10を流れる冷却水が排気再循環ガスクーラ20及びインタクーラ30に分配される流量を調整する流量調整弁40をさらに備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、冷却水通流制御装置に関する。
エンジンから排出されて再びエンジンに吸入される排気再循環(exhaust gas recirculation(以下適宜「EGR」と称す))ガスを冷却するEGRクーラと、吸気を冷却するインタクーラと、が設けられたエンジンが知られている(特許文献1参照)。特許文献1のエンジンでは、エンジン運転停止後に一定時間、クーラントをインタクーラ、EGR装置の順に電動ポンプで循環させることで、EGR装置及びインタクーラの過熱を防止している。
特開2001−3747号公報
ところで本件発明者は、水冷式のインタクーラ及びEGR装置を効率よく機能させる装置について日夜研究している。しかしながら、クーラントをインタクーラ、EGR装置の順に供給する従来装置では、インタクーラ及びEGR装置を効率よく冷却することができないことが知見された。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、水冷式のインタクーラ及びEGR装置を効率よく機能させることができる冷却水通流制御装置を提供することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、エンジン(50)に吸入される吸気を冷却するインタクーラ(30)と、エンジン(50)から排出されて再びエンジン(50)に吸入される排気再循環ガスを冷却する排気再循環ガスクーラ(20)とに冷却水を供給するための冷却水流路(10)を含む冷却水通流制御装置において、前記冷却水流路(10)は、途中で一旦分岐した後再び集合し、前記インタクーラ(30)は 前記冷却水流路(10)の一方の分岐流路(12)に設けられ、前記排気再循環ガスクーラ(20)は、前記冷却水流路(10)の他方の分岐流路(11)に設けられ、前記冷却水流路(10)の分岐部分に設けられ、冷却水流路(10)を流れる冷却水が、前記排気再循環ガスクーラ(20)及び前記インタクーラ(30)に分配される流量を調整する流量調整弁(40)をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、2つに分かれた分岐流路の一方に排気再循環ガスクーラを設け、分岐流路の他方にインタクーラを設けた冷却水の並列流路において、流量調整弁によって排気再循環ガスクーラ及びインタクーラに分配される冷却水量を調整するようにしたので、エンジンの運転状態に応じて、排気再循環ガスクーラ及びインタクーラを適切に冷却することができる。そして両者の冷却系統が共用されているので、効率よく冷却可能である。
以下では図面等を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による冷却水通流制御装置の実施形態の全体構成図である。
冷却水通流制御装置1は、冷却水流路10と、EGRクーラ20と、インタクーラ30と、流量調整弁40と、を有する。
冷却水流路10は、ラジエータ51を介して循環する冷却水が流れる。冷却水流路10は、途中で一旦分岐流路11及び分岐流路12に分岐した後再び集合する。冷却水流路10の合流流路にはラジエータ51と、リザーバタンク52と、ウォータポンプ53と、が設けられる。ラジエータ51は循環する冷却水から熱を放熱する。なお図示を省略するが放熱の必要がなければラジエータ51を迂回するバイパス流路も設けられている。リザーバタンク52は冷却水流路10を流れる冷却水のうち余剰の冷却水を一時的に貯留する。ウォータポンプ53は冷却水を圧送する。
EGRクーラ20は、一方の分岐流路11に設けられる。EGRクーラ20は、エンジン50から排出されて再びエンジン50に導入されるEGRガスを冷却する。
インタクーラ30は、他方の分岐流路12に設けられる。インタクーラ30は、ターボチャージャ(不図示)で圧縮昇温された空気を冷却する。
流量調整弁40は、冷却水流路10の分岐部分に設けられる。流量調整弁40は、冷却水流路10を流れる冷却水が、EGRクーラ20及びインタクーラ30に分配される流量を調整する。流量調整弁40は、たとえば図1に示すような回動弁である。流量調整弁40は、図1の実線の状態であれば分岐流路12を閉弁するとともに分岐流路11を開弁する。また流量調整弁40は、図1の破線の状態であれば分岐流路11を閉弁するとともに分岐流路12を開弁する。さらに流量調整弁40は、図1の実線と破線との中間開度に開いて、分岐流路11及び分岐流路12に分配される冷却水量を調整することも可能である。
ここで本発明による制御内容の要旨を説明する。本件発明者は、EGR装置及びインタクーラを効率よく機能させる装置について日夜研究している。そして本件発明者は、EGR装置の放熱が要求されるエンジンの運転状態と、インタクーラの放熱が要求されるエンジンの運転状態と、が異なる点に着目した。すなわちEGR装置では、主に低回転低負荷のエンジン運転状態において放熱が要求される。一方、インタクーラでは、主に高回転高負荷のエンジン運転状態において放熱が要求される。そこでエンジン運転状態に応じて冷却水の通流経路を変更できれば、EGR装置及びインタクーラを効率よく冷却できるとの知見を得たのである。以下ではこのような技術思想を実現する制御内容についてフローチャートに沿って説明する。
図2は、本発明による冷却水通流制御装置の第1実施形態の制御内容を説明するメインフローチャートである。
ステップS11においてコントローラは、エンジントルクT及びエンジン回転速度Nを検出する。
ステップS12においてコントローラは、検出したエンジントルクT及びエンジン回転速度Nを、あらかじめROMに格納された図4に示す特性のマップに適用してエンジン運転域がインタクーラ優先放熱域であるか否かを判定する。インタクーラ優先放熱域であればステップS13に処理を移行し、そうでなければステップS14に処理を移行する。なお図4の特性マップはあらかじめ実験を通じて設定されている。
ステップS13においてコントローラは、インタクーラ優先放熱制御を実行する。具体的な内容は後述する。
ステップS14においてコントローラは、EGRクーラ優先放熱制御を実行する。具体的な内容は後述する。
図3は優先放熱制御の具体的な制御内容を示すフローチャートである。
インタクーラ優先放熱制御においてはコントローラは図3(A)のように制御する。すなわちステップS131においてコントローラは、分岐流路11を閉弁するとともに分岐流路12を開弁するように流量調整弁40を制御する。このようにすれば冷却水は、インタクーラ30には流れるがEGRクーラ20には流れない。
EGRクーラ優先放熱制御においてはコントローラは図3(B)のように制御する。すなわちステップS141においてコントローラは、分岐流路11を開弁するとともに分岐流路12を閉弁するように流量調整弁40を制御する。このようにすれば冷却水は、EGRクーラ20には流れるがインタクーラ30には流れない。
図4は、エンジン運転域がインタクーラ優先放熱域であるか否かを判定するための特性マップの一例を示す図である。
横軸のエンジン回転速度は右側ほど大である。縦軸のエンジントルクは上側ほど大である。図中の網掛領域BがEGRクーラに要求される放熱量のピーク領域である。図中の網掛領域Cがインタクーラに要求される放熱量のピーク領域である。図中の太線Aを境界にして網掛領域B側の左下領域がEGRクーラ優先放熱域であり、網掛領域C側の右上領域がインタクーラ優先放熱域である。この図4の特性マップは、仕様ごとにあらかじめ実験を通じて設定しておけばよいが、基本的な技術思想については図5を参照して説明する。
図5は図4の特性マップの設定方法を説明する図である。
図5(A−1)はエンジンの運転状態におけるEGR率の設定例を示す図である。図中の曲線がEGR率一定線であり、不設定の値は前後の値に基づいて補間して設定される。図5(A−1)に示すようにエンジンの運転状態に応じてEGR率が設定される。図5(A−1)の斜線領域Aは、EGR率のピーク領域である。そしてEGR率は低回転低負荷側ほど高く高回転高負荷側ほど低くなる。EGR率が高いほどEGRクーラに要求される放熱量が大きくなる。そこで図5(A−1)に基づいてEGRクーラに要求される放熱量をマップ化したのが図5(B−1)である。EGRクーラに要求される放熱量は、図5(B−1)に示すようにエンジンの運転状態に応じて設定される。図5(B−1)の網掛領域Bは、EGRクーラに要求される放熱量のピーク領域である。そしてEGRクーラに要求される放熱量は低回転低負荷側ほど大きく高回転高負荷側ほど小さくなる。
また図5(A−2)はエンジンの運転状態における過給圧の設定例を示す図である。図中の曲線が過給圧一定線であり、不設定の値は前後の値に基づいて補間して設定される。図5(A−2)に示すようにエンジンの運転状態に応じて過給圧が設定される。図5(A−2)の斜線領域Aは、過給圧のピーク領域である。そして過給圧は低回転低負荷側ほど低く高回転高負荷側ほど高くなる。過給圧が高いほどインタクーラに要求される放熱量が大きくなる。そこで図5(A−2)に基づいてインタクーラに要求される放熱量をマップ化したのが図5(B−2)である。インタクーラに要求される放熱量は、図5(B−2)に示すようにエンジンの運転状態に応じて設定される。図5(B−2)の網掛領域Bは、インタクーラに要求される放熱量のピーク領域である。そしてインタクーラに要求される放熱量は低回転低負荷側ほど小さく高回転高負荷側ほど大きくなる。
以上を踏まえてEGRクーラ及びインタクーラに要求される放熱量をマップ化したのが図5(C)である。ラインAを境界にして低回転低負荷側ではEGRクーラに要求される放熱量が大きくなる。ラインAを境界にして高回転高負荷側ではインタクーラに要求される放熱量が大きくなる。このような技術思想に基づいて、前述の図4ではラインAを境界にして低回転低負荷側の領域をEGRクーラ優先放熱域とし、高回転高負荷側の領域をインタクーラ優先放熱域としたのである。
図6は、本発明による冷却水通流制御装置の第1実施形態の作用を説明する図である。
本実施形態によれば、エンジンが高回転高負荷運転状態では、流量調整弁40は、図6(A)に示すように分岐流路11を閉弁するとともに分岐流路12を開弁する。すると冷却水は、図6(A)に白抜矢印で示されたようにインタクーラ30には流れるがEGRクーラ20には流れない。したがって吸気を積極的に冷却することができ、過給圧を高めることができる。なお本実施形態においては高回転高負荷運転ではEGRを停止する。したがってEGRクーラ20を冷却する必要がない。
またエンジンが低回転低負荷運転状態では、流量調整弁40は、図6(B)に示すように分岐流路11を開弁するとともに分岐流路12を閉弁する。すると冷却水は、図6(B)に白抜矢印で示されたようにEGRクーラ20には流れるがインタクーラ30には流れない。したがってEGRガスを積極的に冷却することができ、EGR率を高めることができる。なお本実施形態においては低回転低負荷運転ではほとんど過給しない。したがってインタクーラ30を冷却する必要がない。
また本実施形態では、冷却水流路10は、途中で一旦分岐流路11及び分岐流路12に分岐した後再び集合する。そして分岐流路11にEGRクーラ20を設け、分岐流路12にインタクーラ30を設ける。このようにEGRクーラ20及びインタクーラ30を並列接続する。このようにすることで圧力損失を低減できる。すなわちEGRクーラ20の圧力損失をΔP1、インタクーラ30の圧力損失をΔP2(=kΔP1;k>0)とすると、EGRクーラ20及びインタクーラ30を直列接続したときの圧力損失ΔPsは次式(1)で表される。
Figure 2010144600
またEGRクーラ20及びインタクーラ30を並列接続したときの圧力損失ΔPpは次式(2)で表される。
Figure 2010144600
したがって次式(3)が成立する。
Figure 2010144600
したがって本実施形態のようにEGRクーラ20及びインタクーラ30を並列接続すれば、流量調整弁40を中間開度にしてEGRクーラ20及びインタクーラ30の両方に冷却水を流す場合であっても、圧力損失を小さくすることができるのである。
(第2実施形態)
図7は、本発明による冷却水通流制御装置の第2実施形態の基本的な技術思想を説明する図である。
登坂発進時の運転域は、図7の斜線領域Dに該当する。したがって上記の第1実施形態の技術思想を適用すれば、EGRガスを積極的に冷却してEGR率を高めることとなる。しかしながら登坂発進時にEGR率を高めてはスムーズに発進できない可能性がある。むしろEGRを中止するなどEGR率を小さくすることが望ましい。
そこで本実施形態では、第1実施形態のインタクーラ優先域に該当しない場合であっても、登坂発進を判定したときには、EGRクーラ20ではなくインタクーラ30を冷却するようにした。以下ではこのような技術思想を実現する制御内容についてフローチャートに沿って説明する。
図8は、本発明による冷却水通流制御装置の第2実施形態の制御内容を説明するメインフローチャートである。なお以下では前述と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付して重複する説明を適宜省略する。
ステップS11〜S14は第1実施形態と同様である。
ステップS21においてコントローラは、車両の傾斜角度θ及び車速Vを検出する。なお車両傾斜角度θは、車両に搭載されている姿勢角度センサなどを使用して検出したりナビ情報に基づいて検出すればよい。
ステップS22においてコントローラは、登坂発進であるか否かを判定する。すなわち車両傾斜角度θが判定値よりも大きく、車速Vが判定値よりも小さいときは、登坂発進であると判定できる。登坂発進であればステップS23へ処理を移行し、登坂発進でなければステップS14へ処理を移行する。
ステップS23においてコントローラは、登坂発進制御を実行する。具体的な内容は後述する。
図9は登坂発進制御の具体的な制御内容を示すフローチャートである。
登坂発進制御においてはコントローラは図9のように制御する。すなわちステップS231においてコントローラは、分岐流路11を閉弁するとともに分岐流路12を開弁するように流量調整弁40を制御する。このようにすれば冷却水は、インタクーラ30には流れるがEGRクーラ20には流れない。
本実施形態のように制御することで登坂発進時であってもスムーズに発進することが可能である。
(第3実施形態)
図10は、本発明による冷却水通流制御装置の第3実施形態の基本的な技術思想を説明する図である。
通常走行中に急加速するときの運転域は、図10の斜線領域Eに該当する。したがって上記の第1実施形態の技術思想を適用すれば、EGRガスを積極的に冷却してEGR率を高めることとなる。しかしながら急加速するときにEGR率を高めてはドライバの所望通りに加速できない可能性がある。むしろEGRを中止するなどEGR率を小さくすることが望ましい。
そこで本実施形態では、第1実施形態のインタクーラ優先域に該当しない場合であっても、急加速を判定したときには、EGRクーラ20ではなくインタクーラ30を冷却するようにした。以下ではこのような技術思想を実現する制御内容についてフローチャートに沿って説明する。
図11は、本発明による冷却水通流制御装置の第3実施形態の制御内容を説明するメインフローチャートである。
ステップS11〜S14は第1実施形態と同様である。
ステップS31においてコントローラは、スロットルバルブの開度TVO及びギヤ位置Gを検出する。
ステップS32においてコントローラは、急加速であるか否かを判定する。すなわちスロットルバルブの開度TVOが急拡大し、ギヤ位置Gがシフトダウンされたときは、急加速であると判定できる。急加速であればステップS33へ処理を移行し、急加速でなければステップS14へ処理を移行する。
ステップS33においてコントローラは、急加速制御を実行する。具体的な内容は後述する。
図12は急加速制御の具体的な制御内容を示すフローチャートである。
登坂発進制御においてはコントローラは図12のように制御する。すなわちステップS331においてコントローラは、分岐流路11を閉弁するとともに分岐流路12を開弁するように流量調整弁40を制御する。このようにすれば冷却水は、インタクーラ30には流れるがEGRクーラ20には流れない。
本実施形態のように制御することで急加速時であってもドライバの所望通りに加速することが可能である。
(第4実施形態)
図13は、本発明による冷却水通流制御装置の第4実施形態の制御内容を説明するメインフローチャートである。
低温始動時はEGRを中止するなどEGR率を小さくすることが望ましい。
そこで本実施形態では、低温始動を判定したときには、EGRクーラ20ではなくインタクーラ30を冷却するようにした。以下ではこのような技術思想を実現する制御内容についてフローチャートに沿って説明する。
ステップS41においてコントローラは、エンジン水温Twを検出する。
ステップS42においてコントローラは、検出したエンジン水温Twに基づいて低温始動であるか否かを判定する。低温始動であればステップS43へ処理を移行し、低温始動でなければステップS44へ処理を移行する。
ステップS43においてコントローラは、インタクーラ優先放熱制御を実行する。具体的な内容は後述する。
ステップS44においてコントローラは、EGRクーラ優先放熱制御を実行する。具体的な内容は後述する。
図14は優先放熱制御の具体的な制御内容を示すフローチャートである。
インタクーラ優先放熱制御においてはコントローラは図14(A)のように制御する。すなわちステップS431においてコントローラは、分岐流路11を閉弁するとともに分岐流路12を開弁するように流量調整弁40を制御する。このようにすれば冷却水は、インタクーラ30には流れるがEGRクーラ20には流れない。
EGRクーラ優先放熱制御においてはコントローラは図14(B)のように制御する。すなわちステップS441においてコントローラは、分岐流路11を開弁するとともに分岐流路12を閉弁するように流量調整弁40を制御する。このようにすれば冷却水は、EGRクーラ20には流れるがインタクーラ30には流れない。
本実施形態のように制御することで低温始動時であってもエンジンを滑らかに始動することが可能である。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更、組み合わせが可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれることが明白である。
たとえば、上記説明においては、流量調整弁40によって分岐流路11及び分岐流路12を開弁又は閉弁する場合を例示して説明したが、ステップS131,S141,S231,S331,S431,S432において、運転状態に合わせて適宜中間開度を設定してもよい。
また流量調整弁40として軸を中心に回動するものを図示して説明したが、分岐流路11を開閉する弁と分岐流路12を開閉する弁とを設けて、適宜開閉制御してもよい。
さらに上記第4実施形態においては、エンジン水温Twによって低温始動を判定したが、外気温によって判定してもよい。
本発明による冷却水通流制御装置の実施形態の全体構成図である。 本発明による冷却水通流制御装置の第1実施形態の制御内容を説明するメインフローチャートである。 優先放熱制御の具体的な制御内容を示すフローチャートである。 エンジン運転域がインタクーラ優先放熱域であるか否かを判定するための特性マップの一例を示す図である。 図4の特性マップの設定方法を説明する図である。 本発明による冷却水通流制御装置の第1実施形態の作用を説明する図である。 本発明による冷却水通流制御装置の第2実施形態の基本的な技術思想を説明する図である。 本発明による冷却水通流制御装置の第2実施形態の制御内容を説明するメインフローチャートである。 登坂発進制御の具体的な制御内容を示すフローチャートである。 本発明による冷却水通流制御装置の第3実施形態の基本的な技術思想を説明する図である。 本発明による冷却水通流制御装置の第3実施形態の制御内容を説明するメインフローチャートである。 急加速制御の具体的な制御内容を示すフローチャートである。 本発明による冷却水通流制御装置の第4実施形態の制御内容を説明するメインフローチャートである。 優先放熱制御の具体的な制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 冷却水通流制御装置
10 冷却水流路
20 EGRクーラ(排気再循環ガスクーラ)
30 インタクーラ
40 流量調整弁
50 エンジン
51 ラジエータ

Claims (5)

  1. エンジンに吸入される吸気を冷却するインタクーラと、エンジンから排出されて再びエンジンに吸入される排気再循環ガスを冷却する排気再循環ガスクーラとに冷却水を供給するための冷却水流路を含む冷却水通流制御装置において、
    前記冷却水流路は、途中で一旦分岐した後再び集合し、
    前記インタクーラは 前記冷却水流路の一方の分岐流路に設けられ、
    前記排気再循環ガスクーラは、前記冷却水流路の他方の分岐流路に設けられ、
    前記冷却水流路の分岐部分に設けられ、冷却水流路を流れる冷却水が、前記排気再循環ガスクーラ及び前記インタクーラに分配される流量を調整する流量調整弁をさらに備える、
    ことを特徴とする冷却水通流制御装置。
  2. 前記流量調整弁は、エンジンの運転域が低回転低負荷側では前記インタクーラに優先して前記排気再循環ガスクーラに冷却水が流れるように開度を調整し、エンジンの運転域が高回転高負荷側では前記排気再循環ガスクーラに優先して前記インタクーラに冷却水が流れるように開度を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷却水通流制御装置。
  3. 前記流量調整弁は、エンジンの運転域が低回転低負荷側であっても登坂発進時は前記排気再循環ガスクーラに優先して前記インタクーラに冷却水が流れるように開度を調整する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の冷却水通流制御装置。
  4. 前記流量調整弁は、エンジンの運転域が低回転低負荷側であっても急加速時は前記排気再循環ガスクーラに優先して前記インタクーラに冷却水が流れるように開度を調整する、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の冷却水通流制御装置。
  5. 前記流量調整弁は、エンジンの低温始動時には前記排気再循環ガスクーラに優先して前記インタクーラに冷却水が流れるように開度を調整する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の冷却水通流制御装置。
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