JP2010144352A - 車両キーレス装置における電池警告システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電池駆動される携帯機の電池消費を抑える。
【解決手段】電池16で駆動される携帯機10と、携帯機10からの指令に基づいて車載装備を動作させる車載機21と、を備える車載装備操作装置における電池警告システムであって、携帯機10は、電池残量が所定値未満になった場合に電池警告フラグを車載機21に送信する電池残量警告部12bと、電池警告フラグを送信した後も、電池残量が所定値未満のままである場合に、携帯機10の動作モードを、通常動作モードよりも電池消耗の少ない低消費電流モード1に変更すると共に、低消費電流モード1へ変更されたことを示すモード1変更フラグを、車載機21に送信する動作モード変更部12cと、を備え、車載機21は、電池警告フラグを受信した場合に警告灯26を点滅させると共に、モード1変更フラグを受信した場合に警告灯26の点滅周期を変更する警告灯制御部22bを備える構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両キーレス装置における電池警告システムに関する。
携帯機と車載機とが通信を行うことによって、キー操作なしで、車両ドアの施錠・開錠やエンジン始動などを行えるようにした車両キーレス装置が種々提案されている。
その中には、携帯機の電池残量が少なくなった場合に、携帯機が、車載機に送信する信号に電池警告指令を含めて送信し、電池警告指令を受信した車載機がインジケータランプを点灯させて、ユーザに電池残量が少ないことを警告するようにしたものがある(例えば、特許文献1)。
特開2008−223419号公報
この電池残量が少ないことを警告する機能を備える従来の車両キーレス装置では、携帯機側において、電池残量の確認のみを行っており、環境が電池消費量に及ぼす影響については考慮していない。そのため、電池消費が大きい環境下で携帯機が使用された場合、電池残量の警告後、電池交換前の比較的短期間の間に、携帯機が電池消耗により使用できなくなることがあった。
また、警告灯の点灯にユーザが気づかない場合もあり、かかる場合もまた、携帯機が電池消耗により使用できなくなることがあった。
そのため、電池残量の警告後の状況に応じて電池消費を抑えられるようにすることが求められている。
本発明は、電池駆動される携帯機と、携帯機から送信される信号に基づいて車載装備を動作させる車載機と、を備える車両キーレス装置における電池警告システムであって、携帯機は、電池残量が所定値未満になった場合に電池警告指令を車載機に送信する電池残量警告部と、電池警告指令を送信した後も、電池残量が所定値未満のままである場合に、携帯機の動作モードを、通常動作モードから、通常動作モードよりも電池消費量の少ない第1モードに変更すると共に、第1モードへ変更されたことを示す第1モード変更信号を、車載機に送信する動作モード変更部と、を備え、車載機は、電池警告指令を受信した場合に電池残量を警告すると共に、第1モード変更信号を受信した場合に、電池残量の警告方法を変更する警告制御部を備える構成とした。
電池警告指令を送信したのち、電池交換が行われないために電池残量が所定値未満のままである場合には、携帯機の動作モードが、通常動作モードよりも電池消費の少ない第1モードに変更されるので、電池残量の警告後の状況に応じて電池消費を抑えることができる。
さらに、携帯機の動作モードが第1モードに変更されると、車載機側では、ユーザの注意を引きつけるために、電池残量の警告方法が変更されるので、ユーザが、電池残量が少なくなったことに気づきやすくなる。
以下、本発明を、携帯機と車載機とが通信を行うことによって、キー操作なしで、車両ドアの施錠・開錠などを行えるようにしたドアロック装置に組み込んだ場合の実施形態を例に挙げて説明する。
図1は、電池警告システムを組み込んだドアロック装置1の構成を示すブロック図である。
電池警告システムを組み込んだドアロック装置1は、携帯機10と、車両側システム20とから構成される。
携帯機10は、操作スイッチ11と、制御部12と、RF送信部13と、LF受信部14と、LED15と、電池16とを備えて構成される。
携帯機10は、車両ドアのロック/アンロックなどの指令を、車両側システム20に送信する機能の他に、キー操作なしでエンジンの始動を可能にするために、車両側システム20と通信による認証を行う機能を有している。
操作スイッチ11は、ユーザにより操作されるスイッチであり、車両ドアのロック/アンロックを要求するスイッチや、車両ドアの開閉を要求するスイッチなどを備える。これらスイッチは、ユーザにより操作可能な位置に設けられている。
制御部12は、図示しないCPU、メモリを備えて構成され、車両側システム20の車載機21に送信するデータを生成すると共に、車載機21から送信されたコマンドに基づいて所定の処理を行う。
制御部12は、送信データ生成部12aと、電池残量警告部12bと、動作モード変更部12cと、を有する。
送信データ生成部12aは、車載機21に送信する送信データを生成する。
例えば、操作スイッチ11の操作により車両ドアのアンロックが要求された場合に、アンロックを要求するコマンド(指令)と携帯機10に固有の識別番号(ID番号)とを含む送信データを生成する。
また、例えばエンジン始動の可否を決定するために、車載機21から、携帯機10のID番号の送信要求があった場合に、ID番号を含む送信データを生成する。
電池残量警告部12bは、電池16の電圧(以下、電池電圧)をモニタし、電池電圧が、電池消耗を判断するための閾値電圧よりも低くなった場合に、電池が消耗状態であることを警告するための電池警告フラグを生成する。そして、送信データ生成部12aで送信データが生成された際に、送信データに電池警告フラグを付加して、RF送信部13から車載機21に送信させる。
動作モード変更部12cは、電池残量警告部12bで電池16の消耗が判断されて電池警告フラグが生成されたのちも、電池電圧が閾値電圧よりも低いままである場合に、携帯機10の動作モードを、通常動作モードから、通常動作モードよりも電池消費の少ない低消費電流モード1に変更する。さらに、必要に応じて、携帯機10の動作モードを、低消費電流モード1から、低消費電流モード1よりも電池消費の少ない低消費電流モード2に変更する。
そして、動作モード変更部12cは、携帯機10の動作モードが、低消費電流モード1に変更された場合には、低消費電流モード1に変更されたことを示すフラグ(モード1変更フラグ)を、低消費電流モード2に変更された場合には、低消費電流モード2に変更されたことを示すフラグ(モード2変更フラグ)をそれぞれ生成し、送信データに付加して、RF送信部13から車載機21に送信させる。
RF送信部13は、制御部12で生成された送信データを変調したのち、図示しない送信アンテナを介して送信する。
LF受信部14は、図示しないアンテナを介して受信した受信データを復調したのち、制御部12に出力する。
LED15は、携帯機10において、ユーザにより視認可能な位置に設けられており、制御部12の制御のもとで点灯/消灯する。
車両側システム20の車載機21は、制御部22と、RF受信部23と、LF送信部24と、を備える。
制御部22は、図示しないCPU、メモリを備えて構成され、携帯機10に送信するデータを生成すると共に、携帯機10から送信された送信データに含まれるコマンドや、送信データに付加されたフラグに基づいて所定の処理を行う。
制御部22は、ボディーコントロールモジュール(BCM)22aと、警告灯制御部22bと、環境データ取得部22cと、を備える。
BCM22aは、携帯機10から送信された送信データに含まれるコマンドに基づいて、車両ドアのロック/アンロックや開閉を行うアクチュエータ29の動作を制御する。
警告灯制御部22bは、携帯機10から送信された送信データに付加されたフラグ(電池警告フラグ、モード1変更フラグ、モード2変更フラグ)に応じて決まる条件で、インストルメントパネル25内の電池残量の警告灯26の点灯・消灯を制御する。
環境データ取得部22cは、温度センサ27の測定データや、各種センサ28から入力されるデータから、携帯機10の電池消費に影響を与える因子のデータを取得し、環境データとして携帯機10に送信する。
RF受信部23は、携帯機10から送信された送信データを、図示しない受信アンテナを介して受信し、復調したのちに制御部22に入力する。
LF送信部24は、制御部22で生成された送信データを変調したのち、図示しない送信アンテナを介して送信する。
温度センサ27は、車室内外の温度を測定し、測定データを環境データ取得部22cに出力する。
各種センサ28は、電池消費に影響を与える因子を判断するためのデータを取得し、環境データ取得部22cに出力する。環境データ取得部22cに出力されるデータとして、例えば、図示しないGPS受信機が取得した自車両の緯度・経度データや、図示しないカーナビゲーション装置が有する日付データなどが挙げられる。
携帯機10における処理を説明する。
図2および図3は、携帯機10における処理を説明するフローチャートである。
例えば車載機21から携帯機10のID番号の送信要求があった場合や、操作スイッチ11がユーザにより操作された場合に、車載機21側に送信される送信データが、送信データ生成部12aで生成されると(ステップ100)、ステップ101において、電池残量警告部12bは、電池消耗の有無を判定する。
具体的には、電池残量警告部12bは、現時点における電池電圧が、電池消耗を判定するための閾値電圧よりも低い場合に(電池電圧<閾値電圧)、「電池消耗有り」と判定する。
ステップ101において「電池消耗なし」と判定されると、ステップ102において、送信データのみが、RF送信部13から車載機21に送信される。この際、送信データの送信に同期させてLED15が点灯される。
一方、ステップ101において「電池消耗有り」と判定されると、ステップ103において、電池残量警告部12bは、車両側システム20において警告灯26の点灯により電池残量の警告が行われていることを示す警告完了フラグを、携帯機10が既に受信しているか否かを確認する。
ステップ103において警告完了フラグを受信していない場合、ステップ104において、電池残量警告部12bは、警告灯26の点滅を要求する電池警告フラグを生成し、送信データ生成部12aが生成した送信データに付加する。これにより、電池警告フラグが付加された送信データが、RF送信部13から車載機21に送信される。この際、送信データの送信に同期させてLED15が点灯される。
ステップ103において警告完了フラグを受信していると判定された場合、ステップ105(図3参照)において、動作モード変更部12cは、現時点における携帯機10の動作モードが、低消費電流モード1であるか否かを確認する。
低消費電流モード1でない場合、ステップ106において、動作モード変更部12cは、低消費電流モード1への変更条件(モード1変更条件)が成立しているか否かを確認する。
本実施形態では、例えば警告完了フラグを受信したのち、現時点における電池電圧が低消費電流モード1への変更判定用の閾値電圧よりも低くなった場合、所定回数の送信データの送信があった場合、所定回数の操作スイッチ11の操作があった場合、そして所定時間が経過した場合などに、モード1変更条件が成立していると判定する。
ここで、低消費電流モード1への変更判定用の閾値電圧は、前記ステップ101における電池消耗を判定するための閾値電圧よりも小さい値に設定されている。また、モード1変更条件が成立しているか否かの判断は、上記条件の何れか1つが成立した場合に行うようにしても良いが、上記条件の一部または全部を組み合わせて行うようにしても良い。
ステップ106においてモード1変更条件が成立していると判定された場合、ステップ107において、動作モード変更部12cは、携帯機10における動作モードを、通常動作モードから低消費電流モード1に変更する。
低消費電流モード1では、電池16の消費を抑えるために、RF送信部13が送信データを送信する際の送信出力が低減されて、通常動作モードでの送信出力よりも低い送信出力にされる。さらに、送信データが送信される際に、送信に同期したLED15の点灯が行われないように設定される。
ステップ108において、動作モード変更部12cは、低消費電流モード1に変更されたことを示すフラグ(モード1変更フラグ)を生成し、送信データ生成部12aが生成した送信データに付加する。これにより、モード1変更フラグが付加された送信データが、RF送信部13から車載機21に送信される。この際、送信に同期したLED15の点灯が行われないので、例えば操作スイッチ11の操作時などに、LED15が点灯されないことをもってユーザが電池消耗に気付けるようにしている。
なお、ステップ106においてモード1変更条件が成立していないと判定された場合には、ステップ104(図2参照)の処理に移行する。
ステップ105において低消費電流モード1である場合、ステップ109において、動作モード変更部12cは、車載機21から送信された環境データを既に受信しているか否かを確認する。
環境データを受信している場合、ステップ110において、動作モード変更部12cは、環境データに基づいて、低消費電流モード2への変更条件(モード2変更条件)が成立しているか否かを確認する。
本実施形態では、例えば環境データに基づき特定された車外温度が、冬季を判定するための閾値温度よりも低い場合に、モード2変更条件が成立していると判定する。
ステップ110においてモード2変更条件が成立していると判定された場合、ステップ111において、動作モード変更部12cは、携帯機10の動作モードを、低消費電流モード1から、低消費電流モード2に変更する。
低消費電流モード2では、電池16の消費をさらに抑えるために、RF送信部13が送信データを送信する際の送信出力がさらに低減されて、低消費電流モード1の場合における送信出力よりも低い送信出力にされる。さらに、送信データの送信に同期したLED15の点灯を行わないという設定が、引き続き継続される。
低消費電流モード2が適用される環境、例えば冬季の低温環境下では、電池16が消費される速度が速いので、電池16の消費をさらに抑えて、電池16の残量が無くなるまでの時間(寿命)を延ばすためである。また、送信出力のさらなる低下により、通常動作モードの場合よりも車載機21に近づかないと車両ドアの施錠・開錠ができなくなるので、このことをもってユーザに電池16の消耗の可能性について意識を向けさせるようにするためである。
ステップ112において、動作モード変更部12cは、低消費電流モード2に移行したことを示すフラグ(モード2移行フラグ)を生成し、送信データ生成部12aが生成した送信データに付加する。これにより、モード2変更フラグが付加された送信データが、RF送信部13から車載機21に送信される。この場合もまた、送信に同期したLED15の点灯が行われないので、LED15が点灯されないことをもって、ユーザが電池消耗に気付けるようにしている。
なお、動作モード変更部12cは、電池16の交換・充電などにより、電池電圧が、電池消耗を判断するための閾値電圧よりも高くなった場合には、携帯機10の動作モードを、通常動作モードに変更すると共に、LED15の点灯に関する設定を元に戻して、送信データの送信に同期させてLED15が点灯されるようにする。
次に、車載機21における処理を説明する。
図4は、車載機21における処理を説明するフローチャートである。
ステップ200において、携帯機10からの送信データを受信すると、ステップ201において、警告灯制御部22bは、送信データに電池警告フラグが付加されているか否かを確認する。
電池警告フラグが付加されている場合、ステップ202において、警告灯制御部22bは、インストルメントパネル25内の警告灯26を、所定周期で点滅させる。ユーザの注意を警告灯26に引きつけて、電池残量が少ないことを伝えるためである。
ステップ203において、警告灯制御部22bは、警告灯26の点滅による電池残量の警告が完了したことを示す警告完了フラグを生成し、警告完了フラグが付加された送信データをLF送信部24に出力する。これにより、LF送信部24が、警告完了フラグが付加された送信データを変調したのちに、携帯機10に送信する。
ステップ201において電池警告フラグが付加されていない場合、ステップ204において、警告灯制御部22bは、モード1変更フラグが付加されているか否かを確認する。
モード1変更フラグが付加されている場合、ステップ205において、警告灯制御部22bは、警告灯26の点滅周期を変更して、より短い周期で点滅させる。
電池警告フラグを受信して点滅させている場合(ステップ202)よりも点滅周期を短くすることで、ユーザの注意をより引きつけやすくすると共に、点滅周期の長短により、電池残量の大小をユーザが感覚的に認識できるようにするためである。
ステップ206において、環境データ取得部22cは、温度センサ27から入力された温度データや、各種センサ28から入力される測定データから、電池消費に影響を与える因子のデータを取得する。
そして、ステップ207において、環境データ取得部22cは、取得したデータを、環境データとしてLF送信部24に出力し、LF送信部24により、携帯機10に向けて送信させる。
ステップ204においてモード1変更フラグが送信データに付加されていない場合、ステップ208において、警告灯制御部22bは、モード2変更フラグが送信データに付加されているか否かを確認する。
モード2変更フラグが付加されている場合、ステップ209において、警告灯制御部22bは、警告灯26の点滅周期を変更して、警告灯26を連続点灯させる。
ユーザの注意を引きつけると共に、携帯機10の電池残量が残り僅かであることをユーザに認識させるためである。
なお、送信データに何れのフラグ(電池警告フラグ、モード1変更フラグ、モード2変更フラグ)も付加されていない場合には、警告灯制御部22bは、警告灯26を消灯状態にする。
また、これら送信データにフラグが付加されているか否かの確認と並行して、BCM22aは、送信データに含まれるコマンドに基づいて、アクチュエータ29の動作を制御して、例えば車両ドアのアンロックなどを行う。
次に、携帯機10と車載機21との間におけるデータの受送信を説明する。
図5は、携帯機10と車載機21との間で送受信されるデータを説明するシーケンスチャートである。
携帯機10において、送信データの生成時に電池16の消耗が検出されると(ステップ300)、ステップ301において、電池警告フラグが送信データに付加されて、車載機21に送信される。この際、送信データの送信に同期してLED15が点灯される。
車載機21では、電池警告フラグを受信すると、ステップ302において、ユーザに電池残量が少ないことを警告するために警告灯26が点滅表示させられる。そして、ステップ303において、警告完了フラグが、携帯機10に送信される。
携帯機10では、警告完了フラグを受信したのち、電池消耗状態が解決されないままでモード1変更条件が成立すると、ステップ304において、電池16の消費を抑えるために、携帯機10の動作モードが低消費電流モード1に変更される。これにより、RF送信部13が送信データを送信する際の送信出力が低減される。
そして、ステップ305において、動作モードが低消費電流モード1に変更されたことを示すモード1変更フラグが、車載機21に送信される。この際、送信データの送信に同期したLED15の点灯は行われない。電池16の消費を抑えるためである。
車載機21では、モード1変更フラグを受信すると、ステップ306において、警告灯26の点滅周期が変更されて、警告灯26がより短い間隔で点滅する。さらに、ステップ307において、温度センサ27から入力される温度データなどが、環境データとして取得され、ステップ308において、環境データが携帯機10に送信される。
携帯機10では、受信した環境データに基づいてモード2変更条件が成立しているか否かを確認し、モード2変更条件が成立している場合、ステップ309において、電池16の消費をさらに抑えるために、携帯機10の動作モードが低消費電流モード2に変更される。これにより、RF送信部13が送信データを送信する際の送信出力がいっそう低減される。
そして、ステップ310において、動作モードが低消費電流モード2に変更されたことを示すモード2変更フラグが、車載機21に送信される。この際、送信データの送信に同期したLED15の点灯は行われない。
車載機21では、モード2変更フラグを受信すると、ステップ311において、警告灯26の点滅周期がさらに変更されて、警告灯26が常時点灯状態とされる。
ここで、実施形態における電池警告フラグが、発明における電池警告指令に相当し、低消費電流モード1が、発明における第1モードに相当し、モード1変更フラグが、発明における第1モード変更信号に相当し、低消費電流モード2が、発明における第2モードに相当し、モード2変更フラグが、発明における第2モード変更信号に相当する。
また、実施形態における警告灯制御部22bが、発明における警告制御部に相当する。
以上の通り、本実施形態では、電池16で駆動される携帯機10と、携帯機10から送信される送信データ(信号)に基づいてアクチュエータ29を動作させる車載機21と、を備えるドアロック装置1における電池警告システムであって、携帯機10は、電池電圧が電池消耗を判定するための閾値電圧よりも低くなって電池残量が所定値未満になったと判定された場合に、電池警告フラグを車載機21に送信する電池残量警告部12bと、電池警告フラグを送信した後も、電池残量が所定値未満のままである場合に、携帯機10の動作モードを、通常動作モードから、通常動作モードよりも電池消費の少ない低消費電流モード1に変更すると共に、低消費電流モード1へ変更されたことを示すモード1変更フラグを、車載機21に送信する動作モード変更部12cと、を備え、車載機21は、電池警告フラグを受信した場合に警告灯26を点滅させて電池残量を警告すると共に、モード1変更フラグを受信した場合に警告灯26の点滅周期を変更することで電池残量の警告方法を変更する警告灯制御部22bを備える構成とした。
これにより、ユーザが警告灯26の点滅に気付かないなどの理由により電池16が交換されない場合に、携帯機10の動作モードが、低消費電流モード1に変更されるので、電池16の消費を抑えることができる。よって、電池16の残量が無くなるまでの時間を引き延ばすことができるので、電池16が完全に消耗して携帯機10が使用できなくなることがより防止されるようになる。
さらに、携帯機10の動作モードが低消費電流モード1に変更されると、車両側システム20では、ユーザの注意を引きつけるために、電池残量の警告方法が変更されて、警告灯26が短い周期で点滅するようになるので、ユーザが、電池残量が少なくなったことに気づきやすくなると共に、点滅周期の長短により、電池残量の大小を感覚的に認識できるようになる。
さらに、車載機21は、モード1変更フラグを受信した場合に、電池消費量に影響を与える環境データとして温度データを取得して、携帯機10に送信する環境データ取得部22cを備え、動作モード変更部12cは、環境データを受信した後も、電池残量が所定値未満のままである場合に、携帯機10の動作モードを、低消費電流モード1よりも電池消費の少ない低消費電流モード2に変更するか否かを、温度データに基づいて決定し、低消費電流モード2に変更した場合には低消費電流モード2へ変更されたことを示すモード2変更フラグを車載機21に送信し、車載機21は、モード2変更フラグを受信した場合に、警告灯26の点滅周期をさらに変更して、連続点灯させる構成とした。
これにより、電池16の消費がさらに抑えられて、電池16の残量が無くなるまでの時間を引き延ばすことができるので、電池16が完全に消耗して携帯機10が使用できなくなることがより防止されるようになる。
また、送信出力のさらなる低下により、通常動作モードの場合よりも車載機21に近づかないと車両ドアの施錠・開錠ができなくなるので、このことをもってユーザに電池16の消耗の可能性について意識を向けさせることができ、警告効果が上昇する。さらに、警告灯26が連続点灯されるので、ユーザの注意をより警告灯26に引きつけやすくなるので、ユーザが電池16の消耗に気付きやすくなる。
さらに、携帯機10は、車載機21が搭載された車両側の情報(警告灯26の点滅の有無、環境データ(温度)など)を取得して、携帯機10と車両側システム20(車載機21)との間で情報を共有するので、携帯機10は、共有した情報に応じて決まる動作モード(通常動作モード、低消費電流モード1、低消費電流モード2)に変更して、電池16の消費を抑えることで、電池16の残量が無くなるまでの時間を引き延ばしつつ、車載機21との間で双方向通信を行える。
さらに、動作モード変更部12cは、温度データに基づいて季節を特定し、特定された季節が冬季である場合に、低消費電流モード2への変更を決定する構成とした。
例えば気温が低い冬季の間は、電池の消費が速いので、低消費電流モード1よりも電池消費量の少ない低消費電流モード2に変更することで、電池16の残量が無くなるまでの時間を引き延ばすことができ、電池16が完全に消耗して携帯機10が使用できなくなることがより防止されるようになる。
前記実施形態では、温度データに基づいて季節を特定する構成としたが、環境データに日付データが含まれている場合には、例えば11月から3月までの間は冬季であるというように、日付データに基づいて季節を特定するようにしても良い。
さらに、環境データに自車両の緯度・経度データが含まれている場合には、自車両の現在位置が予め設定された寒冷地域内である場合に、モード2変更条件が成立していると判定するようにしても良い。このようにすることで、電池消費に影響を与える因子を加味したうえで、携帯機10の動作モードが変更されて、電池16の消費が抑えられるので、電池16の残量が無くなるまでの時間を引き延ばすことができる。よって、電池16が完全に消耗して携帯機10が使用できなくなることがより防止されるようになる。
前記実施形態では、電池残量の警告を、警告灯26の点滅と点滅周期の変更により行う構成としたが、警告灯26の点灯と警告灯26の輝度の変更により行うようにしても良い。さらに、車両にカーナビゲーション装置が搭載されている場合には、音声または文字メッセージを用いて、電池残量の警告を行うようにしても良い。
このようにすることによっても、前記実施形態の場合と同様の効果が奏されることになる。
さらに、前記実施形態では、ドアロック装置の施錠/開錠を行うための操作ボタンを有する携帯機の場合を例に挙げて説明をしたが、携帯機と車載機との間で認証を行うことにより、車両ドアに設けられたセレクトボタンを操作した際にドアロックが解除されるようにしたいわゆるパッシブ・キーレス・エントリーシステムの携帯機にも好適に利用可能である。
電池警告システムを組み込んだドアロック装置の構成を示すブロック図である。 携帯機における処理を説明するフローチャートである。 携帯機における処理を説明するフローチャートである。 車載機における処理を説明するフローチャートである。 電池警告システムを組み込んだドアロック装置全体における処理を説明するシーケンスチャートである。
符号の説明
1 ドアロック装置
10 携帯機
11 操作スイッチ
12 制御部
12a 送信データ生成部
12b 電池残量警告部
12c 動作モード変更部
13 RF送信部
14 LF受信部
15 LED
16 電池
20 車両側システム
21 車載機
22 制御部
22a BCM
22b 警告灯制御部
22c 環境データ取得部
23 RF受信部
24 LF送信部
25 インストルメントパネル
26 警告灯
27 温度センサ

Claims (4)

  1. 電池駆動される携帯機(10)と、
    携帯機から送信される信号に基づいて車載装備を動作させる車載機(21)と、を備える車両キーレス装置における電池警告システムであって、
    前記携帯機は、
    電池残量が所定値未満になった場合に電池警告指令を車載機に送信する電池残量警告部(12b)と、
    前記電池警告指令を送信した後も、電池残量が前記所定値未満のままである場合に、前記携帯機の動作モードを、通常動作モードから、通常動作モードよりも電池消費の少ない第1モードに変更すると共に、第1モードへ変更されたことを示す第1モード変更信号を、前記車載機に送信する動作モード変更部(12c)と、を備え、
    前記車載機は、
    前記電池警告指令を受信した場合に電池残量を警告すると共に、前記第1モード変更信号を受信した場合に、前記電池残量の警告方法を変更する警告制御部(22b)を備えることを特徴とする電池警告システム。
  2. 前記車載機(21)は、前記第1モード変更信号を受信した場合に、電池消費に影響を与える環境のデータを取得して、前記携帯機(10)に送信する環境データ取得部(22c)を備え、
    前記動作モード変更部(12c)は、前記環境のデータを受信した後も、電池残量が前記所定値未満のままである場合に、前記携帯機の動作モードを、前記第1モードよりも電池消費の少ない第2モードに変更するか否かを、前記環境のデータに基づいて決定し、前記第2モードに変更した場合には第2モードへ変更されたことを示す第2モード変更信号を前記車載機(21)に送信し、
    前記警告制御部(22b)は、前記第2モード変更信号を受信した場合に、前記電池残量の警告方法をさらに変更することを特徴とする請求項1に記載の電池警告システム。
  3. 前記動作モード変更部(12c)は、前記環境のデータに基づいて季節を特定し、特定された季節が冬季である場合に、前記第2モードへの変更を決定することを特徴とする請求項2に記載の電池警告システム。
  4. 前記警告制御部(22b)は、警告灯の点滅により、前記電池残量の警告を行うと共に、
    前記電池残量の警告方法の変更は、前記警告灯の点滅周期を変更することで行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の電池警告システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012127096A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Denso Corp 車両用携帯機の電池残量低下報知システム
CN103935323A (zh) * 2013-01-18 2014-07-23 阿尔卑斯电气株式会社 被动无钥系统
CN106541850A (zh) * 2015-09-18 2017-03-29 比亚迪股份有限公司 用于电动车远程锁止的控制器、控制方法和控制系统

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