JP2008280813A - 家屋のドア施錠状態表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が備えた通信システムを利用して、家屋のドアの施錠状態を車内に表示し、利便性の向上を図る。
【解決手段】家屋のドア20を施錠した際に、家屋に設置されたドア施錠検出部300からドアの施錠状態を示すドア状態信号が車両用キーレスエントリーシステムの携帯機100に送信される。携帯機100はドア状態信号を記憶し、キーレスエントリー機能を用いて車両のドアを開錠した際に、ドア状態信号を車載機200に送信する。車載機200は受信したドア状態信号を表示部400に出力する。表示部400は受け取ったドア状態信号を記憶し、イグニッションスイッチ800がオンされた際に、ドア状態信号に基づいて表示部本体420に家屋のドア20の施錠状態を表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用通信装置を用いた家屋のドア施錠状態表示装置に関するものである。
一般に、車両のドアを施錠開錠するにあたり、運転席側ドアの外部ドアハンドル近傍に設けられたリクエストスイッチを押すことで、ドアのキーシリンダーにキーを差し込むことなくドアを施錠開錠する車両用キーレスエントリーシステムが実用化されている。このような車両用キーレスエントリーシステムでは、リクエストスイッチが操作された際に車両側に設置された車載機が起動して乗員が所持する携帯機に対しリクエスト信号を送信し、リクエスト信号を受信した携帯機は携帯機毎に割り当てられた固有のIDを含む応答信号を送信し、車載機は受信した応答信号と記憶しているIDとの照合を行い、IDが一致した場合にのみドアの施錠開錠を行うものである(特許文献1参照)。
このような車両用キーレスエントリーシステムにおいて、さらに利便性を向上させるため、携帯機にドアの施錠開錠のスイッチを設け、遠隔操作でドアの施錠開錠を可能とする機能を設けた車両用キーレスエントリーシステムが実用化されている(特許文献2参照)。
また、車外から遠隔操作でエンジンの始動を行うリモコンエンジンスターターが実用化されている(特許文献3)。
特開平05―106376号公報 特開平08―144596号公報 特開2002―53010公報
ところで、例えば自宅から車で外出する場合、走行後に自宅のドアを施錠したかどうかを忘れてしまい、心配になるケースが往々にして発生する。このような場合、その都度自宅に引き返してドアの施錠を確認する必要があり、時間がかかるとともに、煩わしい、と言う問題点がある。
本発明では以上の問題点に鑑み、車両が備えた通信システムを利用して、家屋のドアの施錠状態を車内に表示する家屋のドア施錠状態表示装置を実現する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、家屋に設置され、該家屋のドアの施錠状態を示すドア状態信号を送信する第一の通信部と、車両に設置され、前記第一の通信部から送信された前記ドア状態信号を受信する第二の通信部と、前記車両の車内に設置され、前記第二の通信部が受信した前記ドア状態信号に基づいて、前記家屋のドアの前記施錠状態を表示する表示部と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、車両が備えた通信システムを利用して、車内において家屋のドアの施錠状態を確認することができ、利便性の向上を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記車両は、携帯機と車載機とを備え前記車両のドアの施錠および開錠を行う車両用キーレスエントリーシステムを備え、前記第二の通信部は、前記携帯機であることを特徴としている。
この構成によれば、車両用キーレスエントリーシステムを用いて、車内において家屋のドアの施錠状態を確認することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記携帯機は、受信した前記ドア状態信号を記憶し、前記車載機と通信を行う際に前記記憶した前記ドア状態信号を前記車載機に対して送信し、前記車載機は、受信した前記ドア状態信号を前記表示部に対して出力することを特徴としている。
この構成によれば、家屋のドアと車両とが通信可能圏外にあっても、車両用キーレスエントリーシステムの携帯機を介して家屋のドアの施錠状態を確認することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記表示部は、前記車両の所定の操作部が操作された際に、前記ドア状態信号に基づいて、前記家屋のドアの前記施錠状態を表示することを特徴としている。
この構成によれば、車両の所定の操作部が操作された際に、家屋のドアの施錠状態を確認することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項において、前記第一の通信部は、前記家屋のドア近傍に前記携帯機がある場合に該携帯機と通信を行うことを特徴としている。
この構成によれば、第一の通信部と携帯機とが確実に通信を行うことができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項において、前記第一の通信部は、前記家屋のドアの施錠機構が操作された際に前記ドア状態信号を送信することを特徴としている。
この構成によれば、第一の通信部の消費電力を抑えることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項において、前記第一の通信部は、所定の時間間隔で前記ドア状態信号を断続的に送信することを特徴としている。
この構成によれば、第二の通信部は第一の通信部から送信されたドア状態信号をより確実に受信することができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1において、前記車両は、携帯機と車載機とを備え前記車両のドアの施錠および開錠を行う車両用キーレスエントリーシステムを備え、前記第二の通信部は、前記車載機であることを特徴としている。
この構成によれば、車両用キーレスエントリーシステムを用いて家屋のドアの施錠状態を確認することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8において、前記車載機は、前記車両の所定の操作部が操作された際に前記表示部から出力されるドア施錠確認要求信号に基づいて、前記ドア状態信号の送信を要求するドア施錠確認信号を前記第一の通信手段に対して送信し、該ドア施錠確認信号を受信した前記第一の通信手段は、前記ドア状態信号を前記車載機に対して送信し、該ドア状態信号を受信した前記車載機は、受信した前記ドア状態信号を前記表示部に対して出力することを特徴としている。
この構成によれば、車両の所定の操作部が操作された際に、家屋のドアの施錠状態を確認することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1において、前記車両は、リモコンと車載機とを備え前記車両のエンジンを遠隔操作で始動させるリモコンエンジンスターターシステムを備え、前記第二の通信部は、前記車載機であることを特徴としている。
この構成によれば、リモコンエンジンスターターシステムを用いて、車内において家屋のドアの施錠状態を確認することができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10において、前記車載機は、前記車両の所定の操作部が操作された際に前記表示部から出力されるドア施錠確認要求信号に基づいて、前記ドア状態信号の送信を要求するドア施錠確認信号を前記第一の通信手段に対して送信し、該ドア施錠確認信号を受信した前記第一の通信手段は、前記ドア状態信号を前記車載機に対して送信し、該ドア状態信号を受信した前記車載機は、受信した前記ドア状態信号を前記表示部に対して出力することを特徴としている。
この構成によれば、車両の所定の操作部が操作された際に、家屋のドアの施錠状態を確認することができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項8〜11において、前記表示部は、前記車両の走行開始時点からの走行距離が所定距離内において前記車載機が前記家屋のドアの前記施錠状態を正しく示す前記ドア状態信号を出力しない場合に、前記ドア施錠確認要求信号を再度出力することを特徴としている。
この構成によれば、第一の通信部と第二の通信部との通信が正しく行われない場合に、車両と家屋のドアとが所定距離内にある場合は、繰り返し通信を行うことで、利便性を向上することができる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項8〜11において、前記表示部は、前記車両のイグニッションスイッチオン後所定時間内において前記車載機が前記家屋のドアの前記施錠状態を正しく示す前記ドア状態信号を出力しない場合に、前記ドア施錠確認要求信号を再度出力することを特徴としている。
この構成によれば、第一の通信部と第二の通信部との通信が正しく行われない場合に、車両のイグニッションスイッチオン後所定時間内にある場合は、繰り返し通信を行うことで、利便性を向上することができる。
また、請求項14に記載の発明は、請求項1〜13において、前記家屋のドアは、前記施錠状態を検出し検出信号を出力するドア施錠検出部を備え、前記第一の通信部は、前記検出信号に基づいて前記ドア状態信号を送信することを特徴としている。
この構成によれば、ドアの状態を確実に検出することができる。
また、請求項15に記載の発明は、請求項1〜14において、前記表示部は、前記家屋のドアの前記施錠状態を示す警告灯を備えることを特徴としている。
この構成によれば、家屋のドアの施錠状態が確実に表示される。
また、請求項16に記載の発明は、請求項1〜14において、前記表示部は、前記車両が備える計器を用いて前記家屋のドアの前記施錠状態を表示することを特徴としている。
また、請求項17に記載の発明は、請求項16において、前記計器は、前記車両の水温計または燃料計であることを特徴としている。
この構成によれば、家屋のドアの施錠状態を示す専用の表示器を必要とせず、コストを抑えることができる。
車両が備えた通信システムを利用して、車内において家屋のドアの施錠状態を確認することができ、利便性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1に本発明の実施形態の概要図を、図2にブロック図を示す。
本実施形態における家屋のドア施錠状態表示装置は、車両用キーレスエントリーシステムを用いて家屋のドアの施錠状態を車内に表示するものであり、ドアの施錠状態を示す信号を車両用キーレスエントリーシステムの携帯機を介して車両側に取り込むことで、施錠の確認を行う家屋のドアと車両とが離れた距離にあり、家屋のドアと車両との間で直接通信が行えない場合でも、車両乗車時に車内において家屋のドアの施錠状態を確認することができるものである。
以下、本実施形態の動作概要を説明する。
車両用キーレスエントリーシステムは、図1に示すように、携帯機100と車載機200とを備えている。携帯機100を持った操作者が車両10の運転席外部ドアハンドル近傍に設けられたリクエストスイッチ240を操作すると、車載機200から携帯機100に対し、応答信号を送信するよう指示を行うリクエスト信号が送信される。リクエスト信号を受信した携帯機100は、携帯機毎に電子的に登録されたIDを含む応答信号を車載機200に対し送信する。この応答信号には、後述する家屋のドア20のドア状態信号が含まれている。
この応答信号を受け取った車載機200は、あらかじめ登録されたIDと応答信号に含まれるIDとを照合し、照合が成立した場合に、車両10のドアの施錠または開錠の制御を行う。
また、携帯機100は、車両10のドアの施錠を行う操作スイッチ140、すなわち、ドアの施錠を行うドア施錠スイッチ141とドアの開錠を行うドア開錠スイッチ142(図2参照)とを備えており、それぞれのスイッチが操作された際に、IDを含む操作信号を車載機200に対し送信する。この操作信号には、後述する家屋のドア20のドア状態信号が含まれている。
この操作信号を受け取った車載機200は、あらかじめ登録されたIDと操作信号に含まれるIDとを照合し、照合が成立した場合に、操作信号に応じた車両10のドアの制御を行う。
家屋のドア20の施錠機構であるキーシリンダー(図示省略)にキーが差し込まれると、家屋のドア20に設けられたドア施錠検出スイッチ340が家屋のドア20の施錠状態を検出し、家屋のドア20付近の軒下や外壁等に設けられたドア施錠検出部300から携帯機100に対し、家屋のドア20の施錠状態を示すドア状態信号が送信される。
ドア状態信号を受信した携帯機100は、記憶部111にドア状態信号を記憶する。このドア状態信号は、車載機200から送信されたリクエスト信号を携帯機100が受信した際に、応答信号に含まれて車載機200に対し送信される。また、操作スイッチ140が操作された際に、操作信号に含まれて車載機200に対し送信される。
携帯機100から送信された応答信号、または操作信号を受信して、ドア状態信号を受け取った車載機200は、通信ライン700を介して表示部400にドア状態信号を出力する。
ドア状態信号を受け取った表示部400は、ドア状態信号を記憶部411に記憶し、車両の所定の操作部、例えば本実施形態ではイグニッションスイッチ800(図2参照)がオンされた際に、ドア状態信号に基づいて家屋のドア20の施錠状態を表示部本体420(図2参照)のインジケータ421に表示する。
次に、図2のブロック図の説明を行う。
携帯機100は、記憶部111を有する制御部110、受信アンテナ121を有する受信部120、送信アンテナ131を有する送信部130、ドア施錠スイッチ141およびドア開錠スイッチ142からなる操作スイッチ140を備えている。
制御部110は、操作スイッチ140の操作に応じて、また車載機200から送信されるリクエスト信号に応じて、携帯機100が行う動作を制御する(制御については後述)。
受信部120は、車載機200から送信されるリクエスト信号を受信アンテナ121で受信して信号処理を行い、制御部110へ信号を出力する。また、ドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号を受信アンテナ121で受信して信号処理を行い、制御部110へ信号を出力する。
送信部130は、制御部110から出力される応答信号、または操作信号を送信アンテナ131により車載機200へ送信する。
操作スイッチ140は、車両10のドアの施錠を行うドア施錠スイッチ141と、ドアの開錠を行うドア開錠スイッチ142とを備えている。
車載機200は、車両10のインストルメントパネル内部(図示省略)等に設置されており、携帯機100と通信を行って、各席ドア内部に設置されたドアロックアクチュエータ250の動作を制御して、ドアの施錠、開錠を行う。
車載機200は、制御部210、受信アンテナ221を有する受信部220、室内アンテナ231Aおよび室外アンテナ231Bを有する送信部230を備えている。また、運転席側ドアの外部ドアハンドル(図示省略)近傍に取り付けられているリクエストスイッチ240と電気的に接続されている。さらに、各席ドアのドアロックを施錠、開錠するドアロック機構(図示省略)を駆動するドアロックアクチュエータ250と電気的に接続されている。
制御部210は、携帯機100から送信される応答信号または操作信号に応じて、ドアロックアクチュエータ250を制御し、ドアの施錠、開錠を行う。
受信部220は、携帯機100から送信される応答信号または操作信号を受信アンテナ221で受信して信号処理を行い、制御部210へ出力する。この際、制御部210は、応答信号または操作信号に含まれるドア状態信号を、車両10内で情報のやりとりを行うCAN(Conteroller Area Network)等の通信ライン700に対して出力する。
送信部230は、携帯機100に対して室内アンテナ231Aおよび室外アンテナ231Bからリクエスト信号を送信する。ここで、室内アンテナ231Aは、運転席側ドア内部に設置され、携帯機100との通信が車室内で可能となるようにアンテナ特性が設定されている。また、室外アンテナ231Bは、運転席側ドア内部に設置され、携帯機100との通信が車両10外部の所定範囲で可能となるようにアンテナ特性が設定されている。
ドア施錠検出部300は、施錠確認を行う家屋のドア20(例えば玄関ドア)付近の軒下や外壁等に設置され、家屋のドア20の施錠機構が操作された際に家屋のドアの施錠状態を示すドア状態信号を携帯機100に対して送信する。
ドア施錠検出部300は、制御部310、送信アンテナ321を有する送信部320を備えている。また、家屋のドア20の施錠時にオンとなり家屋のドア20の施錠状態を検出するドア施錠検出スイッチ340と電気的に接続されている。また、家屋のドア20の施錠機構を操作するキーシリンダー(図示省略)にキーが差し込まれたときにオンとなるキー差し込み検出スイッチ350と電気的に接続されている。
制御部310は、家屋のドア20のキーシリンダーにキーが差し込まれた際に、ドア施錠検出スイッチ340の状態を検出し、携帯機100に対し、家屋のドア20の施錠状態を示すドア状態信号として出力する。
送信部320は、制御部310から出力されたドア状態信号を送信アンテナ321により携帯機100に対して送信する。
表示部400は、記憶部411を有する制御部410、インジケータ421を有する表示部本体420を備えている。この表示部400は、運転席前のインストルメントパネルに設けられ、車両10の走行速度やエンジン回転数、燃料残量、水温、各種警告等を表示する一般的なメーター機能を有しているが、これらの表示機能は本実施形態に直接関係しないため、説明は省略する。
制御部410は、車載機200が出力したドア状態信号を、通信ライン700を介して受け取り、記憶部411に記憶する。イグニッションスイッチ800がオンすると、記憶部411に記憶されたドア状態信号が示す家屋のドア20の施錠状態、すなわち、玄関ドアが施錠状態であるか、開錠状態であるかを、表示部420本体のインジケータ421に表示する。
表示部本体420の例を図3に示す。表示部本体420には、前述した車両10の走行速度やエンジン回転数、シフトギア位置、燃料残量、水温、各種警告等を表示する計器や警告灯に加えて、家屋のドア20が施錠状態であるか、開錠状態であるかを示すインジケータ421が設けられている。インジケータ421は、LED(発光ダイオード)であり、家屋のドア20が施錠状態の場合に緑色点灯し、開錠状態の場合に赤色に点灯する。また、ドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号を携帯機100が受信できなかったり、ドア状態信号に外部雑音が混入してドア状態信号に異常が生じたり等の通信エラーが生じた場合に、緑色と赤色の交互点滅を行う。このインジケータ421により、乗員は家屋のドア20が施錠されているか否かを車内において確認することが可能となる。
次に、図4のフローチャートを用いて、ドア施錠検出部300の動作を説明する。
ステップS101では、キー差し込み検出スイッチ350(図4ではキー差し込み検出SWと記載)のオンオフが判定される。家屋のドア20のキーシリンダーにキーが差し込まれ、キー差し込み検出スイッチ350がオンとなった場合は、フローはステップS102へ移行する。一方、家屋のドア20のキーシリンダーにキーが差し込まれておらず、キー差し込み検出スイッチ350がオフの場合は、フローはステップS101へ戻る。
ステップS102では、ドア施錠検出部300から携帯機100に対し、ドア施錠検出スイッチ340が示すドア状態がドア状態信号として送信される。ドア施錠検出スイッチ340は、家屋のドア20が施錠状態でオンとなり、開錠状態でオフとなる。この後に、フローはステップS103へ移行する。
ステップS103で、ドア施錠検出部300の動作は終了する。
次に、図5のフローチャートを用いて、ドア施錠検出部300に対する携帯機100の動作を説明する。
ステップS201では、ドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号が受信される。この後に、フローはステップS202へ移行する。
ステップS202では、受信したドア状態信号が、記憶部111に記憶される。この後に、フローはステップS203へ移行する。
ステップS203で、ドア施錠検出部300に対する携帯機100の動作は終了する。
次に、図6のフローチャートを用いて、リクエストスイッチ240が操作された際の車載機200に対する携帯機100の動作を説明する。
ステップS301では、車載機200から送信されたリクエスト信号の受信の有無が判定される。リクエスト信号は、携帯機100を所持する操作者がリクエストスイッチ240を操作した際に、携帯機100に対して車載機200から送信される。このリクエスト信号には、車載機200に対応した携帯機100のIDが含まれている。リクエストスイッチ240が操作されて車載機200から送信されたリクエスト信号を携帯機100が受信した場合は、フローはステップS302へ移行する。一方、リクエスト信号を受信しない場合は、フローはステップS301へ戻る。
ステップS302では、携帯機100から車載機200に対し、応答信号が送信される。この応答信号には、携帯機100のIDが含まれており、リクエスト信号に含まれるIDと携帯機100のIDが一致したときに、携帯機100から送信される。また、この応答信号には、ドア施錠検出部300から携帯機100に対して送信され携帯機100の記憶部111に記憶されたドア状態信号が含まれている。この後に、フローはステップS303へ移行する。
ステップS303で、リクエストスイッチ240が操作された際の車載機200に対する携帯機100の動作は終了する。
次に、図7のフローチャートを用いて、操作スイッチ140が操作された際の車載機200に対する携帯機100の動作を説明する。
ステップS401では、操作スイッチ140(図7では操作SWと記載)の操作の有無が判定される。操作スイッチ140が操作された場合は、フローはステップS402へ移行する。一方、操作スイッチ140が操作されていない場合は、フローはステップS401へ戻る。
ステップS402では、携帯機100から車載機200に対し、操作信号が送信される。この操作信号には、携帯機100のIDが含まれている。また、この操作信号には、ドア施錠検出部300から携帯機100に対して送信され携帯機100の記憶部111に記憶されたドア状態信号が含まれている。この後に、フローはステップS403へ移行する。
ステップS403で、操作スイッチ140が操作された際の車載機200に対する携帯機100の動作は終了する。
次に、図8のフローチャートを用いて、リクエストスイッチ240が操作された際の車載機200の動作を説明する。
ステップS501では、リクエストスイッチ240(図8ではリクエストSWと記載)のオンオフが判定される。携帯機100を所持した操作者により、リクエストスイッチ240が操作されオンとなった場合は、フローはステップS502へ移行する。一方、リクエストスイッチ240がオフの場合は、フローはステップS501へ戻る。
ステップS502では、携帯機100に対し、車載機200がリクエスト信号を送信する。このリクエスト信号には、携帯機のIDが含まれている。この後に、フローはステップS503へ移行する。
ステップS503では、リクエスト信号を受けて携帯機100から送信された応答信号を受信したか否かが判定される。応答信号には、携帯機のIDとドア状態信号とが含まれている。携帯機100から送信された応答信号を受信した場合は、フローはステップS504へ移行する。一方、携帯機100から送信された応答信号を受信していない場合は、フローはステップS503へ戻る。この場合、車載機200は車両10のドアを開錠しないため、操作者は再びリクエストスイッチ240を操作することになる。
ステップS504では、車載機200がドアロックアクチュエータ250を制御し、ドアを開錠する。なお、ドアの開錠にあたっては、携帯機100から送信された応答信号に含まれるIDと、車載機200にあらかじめ記憶されたIDとの照合が行われ、照合が成立した場合のみ、ドアの開錠が行われる。
また、応答信号に含まれるドア状態信号が、通信ライン700を介して表示部400に出力される。この後に、フローはステップS505へ移行する。
ステップS505で、リクエストスイッチ240が操作された際の車載機200の動作が終了する。
次に、図9のフローチャートを用いて、リクエストスイッチ240が操作された後の表示部400の動作を説明する。
ステップS601では、車載機200が出力したドア状態信号が記憶部411に記憶さ
れる。この後に、フローはステップS602へ移行する。
ステップS602では、イグニッションスイッチ800(図9ではIGNSWと記載)のオンオフが判定される。イグニッションスイッチ800がオンの場合は、フローはステップS603へ移行する。一方、イグニッションスイッチ800がオフの場合は、フローはステップS602へ戻る。
ステップS603では、表示部400の制御部410において、記憶部411に記憶されたドア状態信号に基づいて家屋のドア20の施錠状態が判定される。ドア状態信号が施錠状態を示している場合は、フローはステップS604へ移行する。一方、ドア状態信号が施錠状態を示していない場合は、フローはステップS606へ移行する。
ステップS604では、表示部400の表示部420に設置されたインジケータ421(図9ではIDCTと記載)が5秒間緑色に点灯し、家屋のドア20が施錠状態であることを乗員に提示する。この後に、フローはステップS605へ移行する。
ステップS605では、インジケータ421が消灯する。この後に、フローはステップS611へ移行する。
ステップS606では、ドア状態信号に基づいて家屋のドア20の開錠状態が判定される。ドア状態信号が開錠状態を示している場合は、フローはステップS607へ移行する。一方、ドア状態信号が開錠状態を示していない場合は、ドア状態信号が、家屋のドア20が施錠状態、開錠状態とも示していないことになり、家屋のドア20を施錠した際に、携帯機100がドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号を受信できなかったり、ドア状態信号に外部雑音が混入してドア状態信号に異常が生じたり等の通信エラーが生じたと判定され、フローはステップS610へ移行する。
ステップS607では、表示部400の表示部本体420に設置されたインジケータ421が赤色に点灯し、家屋のドア20が開錠状態であることを乗員に提示する。この後に、フローはステップS608へ移行する。
ステップS608では、イグニッションスイッチ800のオンオフが判定される。イグニッションスイッチ800がオフの場合は、フローはステップS609へ移行する。一方、イグニッションスイッチ800がオンの場合は、フローはステップS608へ戻る。
ステップS609では、イグニッションスイッチ800がオフとなり、乗員は家屋のドア20の開錠に対処すべく車両10を降車すると判定され、インジケータ421を消灯する。この後に、フローはステップS611へ移行する。
ステップS610では、通信エラーにより、携帯機100がドア状態検出部300から送信されたドア状態信号を正しく受信できなかった場合にあたり、インジケータ421が緑色と赤色の交互点滅を5秒間行う。この後に、フローはステップS611へ移行する。
ステップS611で、リクエストスイッチ240が操作された後の表示部400の動作を終了する。
次に、図10のフローチャートを用いて、操作スイッチ140が操作された際の車載機200の動作を説明する。
ステップS701では、携帯機100から送信された操作信号を受信したか否かが判定される。操作信号には、携帯機100のIDとドア状態信号とが含まれている。携帯機100から送信された操作信号を受信した場合は、フローはステップS702へ移行する。一方、携帯機100から送信された応答信号を受信していない場合は、フローはステップS701へ戻る。この場合、車載機200は車両10のドアを開錠しないため、操作者は再びリクエストスイッチ240を操作することになる。
ステップS702では、車載機200がドアロックアクチュエータ250を制御し、ドアを開錠する。なお、ドアの開錠にあたっては、携帯機100から送信された操作信号に含まれるIDと、車載機200にあらかじめ記憶されたIDとの照合が行われ、照合が成立した場合のみ、ドアの開錠が行われる。
また、操作信号に含まれるドア状態信号が、通信ライン700を介して表示部400に出力される。この後に、フローはステップS703へ移行する。
ステップS703で、操作スイッチ140が操作された際の車載機200の動作を終了する。
以上のように、本実施形態では、家屋のドア20を施錠した際に、家屋のドア20付近に設けられたドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号を携帯機100が受信し記憶する。携帯機100の保持者がキーレスエントリー機能を利用して車両10のドアを開錠すると、携帯機100に記憶されたドア状態信号が車載機200に送信されて表示部400に記憶され、イグニッションスイッチ800がオンになった際に、ドア状態信号に基づいて家屋のドア20の施錠状態がインジケータ421により乗員に提示される。これにより、乗員は車両10乗車時に家屋のドア20が施錠状態であるか開錠状態であるかを車内で知ることができ、家屋のドア20が開錠状態である場合には、車両10走行前に家屋のドア20の施錠を行いに家屋へ戻ることができ、利便性の向上を図ることができる。また、家屋のドア20と車両10とが離れた位置にある場合でも、携帯機100を介して家屋のドア20の施錠状態を知ることができ、利便性の向上を図ることができる。
[実施例2]
本実施例は、前述した実施形態において、家屋のドア20のキーシリンダーにキーが差し込まれた際にドア施錠検出部300がドア状態信号を送信するのに対し、ドア施錠検出部300が所定の時間間隔でドア状態信号を継続的に送信するものである。本実施例では、キー差し込み検出スイッチ350が不要となる以外は、図2のブロック図と同等のブロック図であるため、ブロック図および説明は省略する。
本実施例では、ドア施錠検出部300が所定の時間間隔でドア状態信号を継続的に送信しているため、前述した実施形態の効果に加え、ドア施錠検出部300と携帯機100との間で通信エラーが生じにくいという効果を得ることができる。
[実施例3]
図11に、本発明の実施例3の概要図を、図12にブロック図を示す。
本実施例における家屋のドア施錠状態表示装置は、車両用キーレスエントリーシステムを用いて家屋のドア20の施錠状態を車内に表示するものであり、車両の所定の操作部である車両10のイグニッションスイッチ800をオンした際に、家屋のドア20側から送信されるドア状態信号を車両用キーレスエントリーシステムを介して車両10側に取り込むことで、車両乗車時に車内において家屋のドア20の施錠状態を確認することができるものである。
以下、本実施例の動作概要を説明する。なお、本実施例で用いる車両用キーレスエントリーシステムの動作は、前述した実施形態と同等のため、フローチャートを用いた詳細な説明は省略する。
車両用キーレスエントリーシステムは、携帯機100と車載機200とを備えている。
携帯機100を持った操作者が車両10の運転席外部ドアハンドル近傍に設けられたリクエストスイッチ240を操作すると、車載機200から携帯機100に対し、応答信号を送信するよう指示を行うリクエスト信号が送信される。リクエスト信号を受信した携帯機100は、携帯機毎に電子的に登録されたIDを含む応答信号を車載機200に対し送信する。この応答信号を受け取った車載機200は、あらかじめ登録されたIDと応答信号に含まれるIDとを照合し、照合が成立したときに車両10のドアの施錠または開錠の制御を行う。
また、携帯機100は、車両10のドアの施錠を行うドア施錠スイッチ141とドアの開錠を行うドア開錠スイッチ142を備えており(図12参照)、それぞれのスイッチが操作された際に、IDを含む操作信号を車載機200に対し送信する。この操作信号を受け取った車載機200は、あらかじめ登録されたIDと応答信号に含まれるIDとを照合し、照合が成立したときに、操作信号に応じた車両10のドアの制御を行う。
車両10のイグニッションスイッチ800(図12ではIGNSW800と記載)がオンされると、表示部400から車載機200に対し、家屋のドア20の施錠を確認するためのドア施錠確認要求信号が通信ライン700を介して出力される。
ドア施錠確認要求信号を受け取った車載機200は、施錠を確認するドア20(例えば玄関ドア)付近の軒下や外壁等に設けられたドア施錠検出部300に対し、ドア施錠確認信号を送信する。
ドア施錠確認信号を受け取ったドア施錠検出部300は、車載機200に対し、家屋のドア20の施錠状態を示すドア状態信号を送信する。
ドア状態信号を受け取った車載機200は、通信ライン700を介し、表示部400にドア状態信号を出力する。
ドア状態信号を受け取った表示部400は、ドア状態信号に基づいて、家屋のドア20の施錠状態を表示部本体420(図12参照)のインジケータ421に表示する。
次に、図12のブロック図の説明を行う。なお、本ブロック図は、前述した実施形態の図2に示すブロックに対し、ドア施錠検出部300の構成が異なるだけであるため、この部分についてのみ説明を行う。
ドア施錠検出部300は、制御部310、送信アンテナ321を有する送信部320、受信アンテナ331を有する受信部330を備えている。また、家屋のドア20施錠時にオンとなり家屋のドア20の施錠状態を検出するドア施錠検出スイッチ340と電気的に接続されている。
制御部310は、ドア施錠検出スイッチ340の状態を検出し、車載機200から送信されるドア施錠確認信号を受信した際に、家屋のドア20の施錠状態を示すドア状態信号を出力する。
送信部320は、制御部310から出力されたドア状態信号を送信アンテナ321により車載機200へ送信する。
受信部330は、車載機200から送信されるドア施錠確認信号を受信アンテナ331で受信して信号処理を行い、制御部110へ信号を出力する。
次に、図13のフローチャートを用いて、イグニッションスイッチ800がオンされた際の表示部400の動作を説明する。
ステップS801では、イグニッションスイッチ800(図13ではIGNSWと記載)のオンオフが判定される。イグニッションスイッチ800がオンの場合は、フローはステップS802へ移行する。一方、イグニッションスイッチ800がオフの場合は、フローはステップS801へ戻る。
ステップS802では、表示部400が有する距離計(図示省略)の指示値が制御部410内の記憶部411に記憶される。この後に、フローはステップS803へ移行する。
ステップS803では、イグニッションスイッチ800のオン信号をトリガーとして、制御部410がT秒(例えば5秒)タイマーをスタートさせる。この後に、フローはステップS804へ移行する。
ステップS804では、制御部410が、イグニッションスイッチ800のオン信号をトリガーとして、通信ライン700に対し、家屋のドア20の施錠を確認するためのドア施錠確認要求信号を出力する。通信ライン700を介してドア施錠確認要求信号を受け取った車載機200は、ドア施錠検出部300に対し、ドア施錠確認信号を送信する。この後に、フローはステップS805へ移行する。
ステップS805では、T秒タイマースタート後T秒が経過したか否かが判定される。T秒タイマースタート後、T秒が経過した場合は、フローはステップS806へ移行する。一方、T秒タイマースタート後、T秒が経過していない場合は、フローはステップS805へ戻る。イグニッションスイッチ800オン後、所定時間T秒の経過を待つことで、ドア施錠検出部300から送信されるドア状態信号を確実に受信する。
ステップS806では、ドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号を制御部410が受け取ったか否かの確認が行われる。ドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号は、車載機200が受信して通信ライン700に出力され、制御部410が受け取る。ドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号を制御部410が受け取った場合は、フローはステップS807へ移行する。一方、ドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号を制御部410が受け取っていない場合は、車載機200がドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号を受信できなかったり、ドア状態信号に外部雑音が混入してドア状態信号に異常が生じたり等の通信エラーが生じたと判定され、フローはステップS814へ移行する。
ステップS807では、ドア状態信号に基づいて、家屋のドア20の施錠状態が判定される。ドア状態信号が施錠状態を示している場合は、フローはステップS808へ移行する。一方、ドア状態信号が施錠状態を示していない場合は、フローはステップS810へ移行する。
ステップS808では、表示部400の表示部本体420に設置されたインジケータ421(図13ではIDCTと記載)が5秒間緑色に点灯し、家屋のドア20が施錠状態であることを乗員に提示する。この後に、フローはステップS809へ移行する。
ステップS809では、インジケータ421が消灯する。この後に、フローはステップS816へ移行する。
ステップS810では、ドア状態信号に基づいて、家屋のドア20の開錠状態が判定される。ドア状態信号が開錠状態を示している場合は、フローはステップS811へ移行する。一方、ドア状態信号が開錠状態を示していない場合は、ドア状態信号が、家屋のドア20が施錠状態、開錠状態とも示していないことになり、車載機200がドア施錠検出部300から送信されたドア状態信号を受信できなかったり、ドア状態信号に外部雑音が混入してドア状態信号に異常が生じたり等の通信エラーが生じたと判定され、フローはステップS814へ移行する。
ステップS811では、表示部400の表示部本体420に設置されたインジケータ421が赤色に点灯し、家屋のドア20が開錠状態であることを乗員に提示する。この後に、フローはステップS812へ移行する。
ステップS812では、イグニッションスイッチ800のオンオフが判定される。イグニッションスイッチ800がオフの場合は、フローはステップS813へ移行する。一方、イグニッションスイッチ800がオンの場合は、フローはステップS812へ戻る。
ステップS813では、イグニッションスイッチ800がオフとなり、乗員は家屋のドア20の開錠に対処すべく車両10を降車すると判定され、インジケータ421を消灯する。この後に、フローはステップS816へ移行する。
ステップS814では、通信エラーにより車載機200がドア状態信号を受信できなかった状態にあり、インジケータ421が緑色と赤色の交互点滅を5秒間行う。この後に、フローはステップS815へ移行する。
ステップS815では、ステップS802で記憶した距離計の指示値に基づいて、車両10の走行距離が算出される。車両10の走行距離が所定値L(例えば10m)以上の場合は、車載機200とドア施錠検出部300とが距離L程度離れたことになり、安定した通信が行えないものとして、フローはステップS816へ移行し、家屋のドア20の施錠状態の表示動作を終了する。一方、車両10の走行距離が所定値L未満の場合は、車載機200とドア施錠検出部300とが通信可能圏内にあるものとして、再度家屋のドア20の施錠状態の表示動作を試みるために、フローはステップS803へ戻る。ここで、距離Lは、車載機200とドア施錠検出部300との通信が安定して行える距離に設定する。
ステップS816で、表示部400は家屋のドア20の施錠状態の表示動作を終了する。
次に、図14のフローチャートを用いて、家屋のドア20の施錠状態の表示動作に伴う車載機200の動作を説明する。
ステップS901では、イグニッションスイッチ800(図14ではIGNSWと記載)のオンオフが判定される。イグニッションスイッチ800がオンの場合は、フローはステップS902へ移行する。一方、イグニッションスイッチ800がオフの場合は、フローはステップS901へ戻る。
ステップS902では、表示部400の制御部410から出力されたドア施錠確認要求信号を受け取ったか否かの判定が行われる。表示部400の制御部410から出力されたドア施錠確認要求信号を受け取った場合は、フローはステップS903へ移行する。一方、表示部400の制御部410から出力されたドア施錠確認要求信号を受け取っていない場合は、フローはステップS902へ戻る。
ステップS903では、ドア施錠検出部300に対し、ドア施錠確認信号を送信する。この後に、フローはステップS904へ移行する。
ステップS904では、ドア施錠検出部300が送信したドア状態信号を受信したか否かの判定が行われる。ドア施錠検出部300が送信したドア状態信号を受信した場合は、フローはステップS905へ移行する。一方、ドア施錠検出部300が送信したドア状態信号を受信していない場合は、フローはステップS904へ戻る。
ステップS905では、通信ライン700に対し、ドア状態信号を出力する。この後に、フローはステップS906へ移行する。
ステップS906では、イグニッションスイッチ800のオンオフが判定される。イグニッションスイッチ800がオフの場合は、フローはステップS907へ移行する。一方、イグニッションスイッチ800がオンの場合は、フローはステップS902へ戻る。
ステップS907で、家屋のドア20の施錠状態の表示動作に伴う車載機200の動作を終了する。
以上のように、本実施例では、車両10のイグニッションキー800をオンにした際に、表示部400が車載機200に対し家屋のドア20の施錠を確認するドア施錠確認要求信号を出力し、ドア施錠確認要求信号を受け取った車載機200は、ドア施錠検出部300に対しドア施錠確認信号を送信する。ドア施錠確認信号を受け取ったドア施錠検出部300は車載機200に対しドア状態信号を送信し、ドア状態信号を受信した車載機200は表示部400に対しドア状態信号を出力する。表示部400は、ドア状態信号に基づいて、表示部本体420のインジケータ421に家屋のドア20の施錠状態を表示する。これにより、乗員は車両10乗車時に車内において家屋のドア20が施錠状態であるか開錠状態であるかを知ることができ、家屋のドア20が開錠状態である場合には、車両10走行前に家屋のドア20の施錠を行いに家屋へ戻ることができ、利便性の向上を図ることができる。
なお、本実施例では、車載機200がドア施錠検出部300の送信したドア状態信号を受信していない場合、車両10の走行距離が、車載機200とドア施錠検出部300との通信が安定して行える所定距離L以内であれば、制御部410は車載機200に対し再度ドア状態確認要求信号を出力する。これにより、車載機200とドア施錠検出部300とが安定して通信を行える所定距離L以内であれば、何らかの理由で車載機200とドア施錠検出部300との間に通信エラーが発生し、車載機200がドア状態信号を正しく受信できなかった場合に、再度通信を行ってドア状態信号を受信することが可能となる。
[実施例4]
本実施例では、車載機200がドア施錠検出部300の送信したドア状態信号を受信していない場合、イグニッションスイッチ800オンからの経過時間が、車載機200とドア施錠検出部300との通信が安定して行える所定時間T以内であれば、制御部410は車載機200に対し再度ドア状態確認要求信号を出力する。これにより、車載機200とドア施錠検出部300とが安定して通信を行える所定時間T以内であれば、何らかの理由で車載機200とドア施錠検出部300との間に通信エラーが発生し、車載機200がドア状態信号を正しく受信できなかった場合に、再度通信を行ってドア状態信号を受信することが可能となる。ここで、所定時間Tは、その時間を平均速度で移動した場合に、車載機200とドア施錠検出部300とが安定して通信を行える距離内にある時間を設定する(例えば30秒等)。この場合、実施例3における図13のステップS802では、距離計指示値記録に代えて現在時刻を記録し、ステップS815では、記録した時刻からの経過時間を指標に判定を行えば良い。
[実施例5]
本実施例では、実施例3において、車両用キーレスエントリーシステムの代わりに、遠隔操作により車両10のエンジンをスタートさせる、いわゆるリモコンエンジンスターターの通信機能を用いて、同等の動作を行う実施例である。本実施例は、ドア施錠検出部300と通信を行う車両10側の通信部にリモコンエンジンスターターを用いたものであり、家屋のドア20の施錠状態の表示動作は実施例3と同等のため、説明は省略する。
[実施例6]
本実施例は、家屋のドア20の施錠状態を示すインジケータ421として、図3で示したLEDによる表示に代えて、図15に示すように、表示部本体420に設けられた既存の計器を流用する実施例である。図15は、水温系を用いて家屋のドア20の施錠状態を表示する例である。
この場合、水温計の指針をオフセットして設定し、上方部分(図15の範囲A)を水温系として割り当て、下方部分(図15の範囲B)を家屋のドア20の施錠状態表示部として割り当て、家屋のドア20の施錠状態の表示動作が終了するまでは指針を範囲B内で制御して家屋のドア20の施錠状態表示部として利用し、家屋のドア20の施錠状態の表示動作終了後は指針を範囲A内で制御して水温計として利用する。なお、家屋のドア20の施錠状態の表示動作中、家屋のドア20が開錠状態の場合は、指針を振動させることで、運転者の認識率の向上を図ることができる。このとき、表示部400に設けられた各種警報音を発生するブザー(図示省略)を鳴らすことで、より一層の認識率向上を図ることが可能である。また、車載機200とドア施錠検出部300との間で通信エラーが発生して正しいドア状態信号を得られていない場合は、家屋のドア20が開錠状態の場合とは異なる吹鳴方法でブザーを鳴らすことで、通信エラーを知らせることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
例えば、ブロック図は一例であり、上述した動作を行うものであれば他の構成を備えていても良い。
また、車両の所定の操作部はイグニッションスイッチ800に限定されるものではなく、アクセサリースイッチや専用に設けたスイッチ等、他の操作部であっても良い。
また、家屋のドア20の施錠状態の表示例は一例であり、施錠状態を表示するものであれば、どのような表示方法を用いても良い。
本発明の実施形態の概要図である。 本発明の実施形態のブロック図である。 本発明の実施形態における家屋のドアの施錠状態の表示例である。 本発明の実施形態において、家屋のドアが施錠された際のドア施錠検出部のフローチャートである。 本発明の実施形態において、家屋のドアが施錠された際の携帯機のフローチャートである。 本発明の実施形態において、リクエストスイッチが操作された際の携帯機のフローチャートである。 本発明の実施形態において、携帯機の操作スイッチが操作された際の携帯機のフローチャートである。 本発明の実施形態において、リクエストスイッチが操作された後の車載機のフローチャートである。 本発明の実施形態における表示部のフローチャートである。 本発明の実施形態において、携帯機の操作スイッチが操作された際の車載機のフローチャートである。 本発明の実施例2の概要図である。 本発明の実施例2のブロック図である。 本発明の実施例2における表示部のフローチャートである。 本発明の実施例2における車載機のフローチャートである。 本発明の実施例5における家屋のドアの施錠状態の表示例である。
符号の説明
10 車両
20 家屋のドア
100 携帯機
110 制御部
111 記憶部
120 受信部
121 受信アンテナ
130 送信部
131 送信アンテナ
140 操作スイッチ
141 ドア施錠スイッチ
142 ドア開錠スイッチ
200 車載機
210 制御部
220 受信部
221 受信アンテナ
230 送信部
231 送信アンテナ
231A 室内アンテナ
231B 室外アンテナ
240 リクエストスイッチ
250 ドアロックアクチュエータ
300 ドア施錠検出部
310 制御部
320 送信部
321 送信アンテナ
330 受信部
331 受信アンテナ
340 ドア施錠検出スイッチ
350 キー差し込み検出スイッチ
400 表示部
410 制御部
411 記憶部
420 表示部本体
421 インジケータ
800 イグニッションスイッチ

Claims (17)

  1. 家屋に設置され、該家屋のドアの施錠状態を示すドア状態信号を送信する第一の通信部と、
    車両に設置され、前記第一の通信部から送信された前記ドア状態信号を受信する第二の通信部と、
    前記車両の車内に設置され、前記第二の通信部が受信した前記ドア状態信号に基づいて、前記家屋のドアの前記施錠状態を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする家屋のドア施錠状態表示装置。
  2. 前記車両は、携帯機と車載機とを備え前記車両のドアの施錠および開錠を行う車両用キーレスエントリーシステムを備え、前記第二の通信部は、前記携帯機であることを特徴とする請求項1に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  3. 前記携帯機は、受信した前記ドア状態信号を記憶し、前記車載機と通信を行う際に前記記憶した前記ドア状態信号を前記車載機に対して送信し、前記車載機は、受信した前記ドア状態信号を前記表示部に対して出力することを特徴とする請求項2に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  4. 前記表示部は、前記車両の所定の操作部が操作された際に、前記ドア状態信号に基づいて、前記家屋のドアの前記施錠状態を表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  5. 前記第一の通信部は、前記家屋のドア近傍に前記携帯機がある場合に該携帯機と通信を行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  6. 前記第一の通信部は、前記家屋のドアの施錠機構が操作された際に前記ドア状態信号を送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  7. 前記第一の通信部は、所定の時間間隔で前記ドア状態信号を断続的に送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  8. 前記車両は、携帯機と車載機とを備え前記車両のドアの施錠および開錠を行う車両用キーレスエントリーシステムを備え、前記第二の通信部は、前記車載機であることを特徴とする請求項1に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  9. 前記車載機は、前記車両の所定の操作部が操作された際に前記表示部から出力されるドア施錠確認要求信号に基づいて、前記ドア状態信号の送信を要求するドア施錠確認信号を前記第一の通信手段に対して送信し、該ドア施錠確認信号を受信した前記第一の通信手段は、前記ドア状態信号を前記車載機に対して送信し、該ドア状態信号を受信した前記車載機は、受信した前記ドア状態信号を前記表示部に対して出力することを特徴とする請求項8に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  10. 前記車両は、リモコンと車載機とを備え前記車両のエンジンを遠隔操作で始動させるリモコンエンジンスターターシステムを備え、前記第二の通信部は、前記車載機であることを特徴とする請求項1に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  11. 前記車載機は、前記車両の所定の操作部が操作された際に前記表示部から出力されるドア施錠確認要求信号に基づいて、前記ドア状態信号の送信を要求するドア施錠確認信号を前記第一の通信手段に対して送信し、該ドア施錠確認信号を受信した前記第一の通信手段は、前記ドア状態信号を前記車載機に対して送信し、該ドア状態信号を受信した前記車載機は、受信した前記ドア状態信号を前記表示部に対して出力することを特徴とする請求項10に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  12. 前記表示部は、前記車両の走行開始時点からの走行距離が所定距離内において前記車載機が前記家屋のドアの前記施錠状態を正しく示す前記ドア状態信号を出力しない場合に、前記ドア施錠確認要求信号を再度出力することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  13. 前記表示部は、前記車両のイグニッションスイッチオン後所定時間内において前記車載機が前記家屋のドアの前記施錠状態を正しく示す前記ドア状態信号を出力しない場合に、前記ドア施錠確認要求信号を再度出力することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  14. 前記家屋のドアは、前記施錠状態を検出し検出信号を出力するドア施錠検出部を備え、前記第一の通信部は、前記検出信号に基づいて前記ドア状態信号を送信することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  15. 前記表示部は、前記家屋のドアの前記施錠状態を示す警告灯を備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  16. 前記表示部は、前記車両が備える計器を用いて前記家屋のドアの前記施錠状態を表示することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
  17. 前記計器は、前記車両の水温計または燃料計であることを特徴とする請求項16に記載の家屋のドア施錠状態表示装置。
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