JP2010142499A - 使い捨てパンツ型おむつおよびその製造方法 - Google Patents

使い捨てパンツ型おむつおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】おむつをはく際に足が脚開口縁に引っ掛かりにくく着用しやすく、股部のフィット性に優れる使い捨てパンツ型おむつを提供する。
【解決手段】前側股部と後側股部とこれらの間に位置する中間部とからなる股部と、股部の前後方向に位置する前腹部と後背部とから構成され、前腹部と後背部とが接合されることによりウェスト開口部と一対の脚開口部とが形成されたおむつ本体と、前記股部に備えられた吸収性コアと、前側股部および/または後側股部の両脚開口縁に沿って設けられるとともに、下方側端部が脚開口縁と交差する方向に延在する脚用弾性手段と、中間部に設けられ、おむつ幅方向に両脚開口縁近傍まで延在する股間用弾性手段とを有することを特徴とする使い捨てパンツ型おむつ。
【選択図】図2

Description

本発明は、幼児用または大人用の使い捨てパンツ型おむつ、およびその製造方法に関するものである。
従来、脚開口縁に沿って弾性部材が配設された使い捨てパンツ型おむつが知られている。例えば、特許文献1には、おむつの前側と後側に2つの弾性部材が、脚開口縁の全周に存在するように配され、当該弾性部材は股下部で平行に配されるとともに脚開口部の周縁部で互いに交差しない使い捨てパンツ型おむつが開示されている。特許文献2には、おむつの前腹部または後背部の側縁部から脚開口縁に沿って股下中心線の方向に、第1伸縮性部分と第2非伸縮性部分と第3伸縮性部分と第4非伸縮性部分とがこの順番で設けられ、第3伸縮性部分が股部を横断して設けられている使い捨てパンツ型おむつが開示されている。特許文献3には、脚開口縁に沿って配されたレッグ弾性部材と、レッグ弾性部材および吸収体と交差するように股部の幅方向に配置された吸収部弾性部材を有する使い捨てパンツ型おむつが開示されている。
特開平6−296643号公報 国際公開第2006/000303号パンフレット 特開2000−140021号公報
特許文献1〜3には、おむつの前側と後側に設けられた2つの弾性部材が股下部で平行に配された使い捨てパンツ型おむつが開示されている。しかし、2つの弾性部材が股下部で間隔を空けて配される場合、2つの弾性部材間の脚開口縁では、脚開口縁がたるんでしまう。また、2つの弾性部材が間隔を空けることなく配される場合においても、弾性部材が股下部を横切って脚開口縁に沿って連続的に配されているため、股下部分では、おむつ幅方向への伸縮力と脚開口縁方向への伸縮力とが合成され、脚開口縁をおむつ幅方向内側に引っ張るように伸縮力が働きにくくなり、中間部の脚開口縁がたるんでしまう。そして、脚開口縁のたるみが生じると、おむつをはく際、足が脚開口縁に引っ掛かりやすくなり、装着時に転倒等の危険が伴うおそれがある。また、このような使い捨てパンツ型おむつでは、脚周りは十分締め付けられるものの、股部の吸収性コアが存在する部分のフィット性は十分なものではない。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、おむつをはく際に足が脚開口縁に引っ掛かりにくく着用しやすく、股部のフィット性に優れた使い捨てパンツ型おむつを提供することにある。また、前記使い捨てパンツ型おむつを容易に製造できる方法を提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明の使い捨てパンツ型おむつとは、前側股部と後側股部とこれらの間に位置する中間部とからなる股部と、股部の前後方向に位置する前腹部と後背部とから構成され、前腹部と後背部とが接合されることによりウェスト開口部と一対の脚開口部とが形成されたおむつ本体と、前記股部に備えられた吸収性コアと、前側股部および/または後側股部の両脚開口縁に沿って設けられるとともに、下方側端部が脚開口縁と交差する方向に延在する脚用弾性手段と、中間部に設けられ、おむつ幅方向に両脚開口縁近傍まで延在する股間用弾性手段とを有しているところに特徴を有する。本発明の使い捨てパンツ型おむつは、前記構成により、脚用弾性手段の下方側端部および股間用弾性手段が脚開口縁をおむつ幅方向内側に引っ張るように作用し、脚開口縁のたるみを防止できるようになる。従って、おむつをはく際に足が脚開口縁に引っ掛かりにくくなり、着用しやすいものとなる。また、股間用弾性手段の伸縮力により股部が着用者側に持ち上がるようになり、股部のフィット性に優れるものとなる。
前記股間用弾性手段は、両側端部が脚開口縁と交差する方向に延在していることが好ましく、また両側端部が直線状または曲線状に延在していることが好ましい。前記構成により、中間部の脚開口縁がたるみにくくなったり、脚周りのフィット性を高めやすくなったりする。
前記脚用弾性手段の下方側端部および前記股間用弾性手段の両側端部は、脚開口縁から15mm以内の領域にあることが好ましい。前記構成により、脚開口縁のたるみの防止が確実なものとなる。
本発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法は、第1シートを搬送方向に繰り出す工程;第1弾性部材を、第1シートの搬送方向に延在する第1仮想線と幅方向一方端との間の領域に連続的に導入し、幅方向に延在し搬送方向に所定間隔で設けられる第2仮想線に対し線対称な仮想環上のほぼ半周に配設するとともに、第2弾性部材を、第1シートの前記第1仮想線と幅方向他方端との間の領域に連続的に導入し、前記仮想環上の第1弾性部材が配設されない残りのほぼ半周に配設し、弾性シートを得る工程;前記弾性シートに、吸収性コアを、隣接する前記仮想環の間に配設する工程;前記弾性シートを、前記仮想環より幅方向に狭く、前記第2仮想線に対し線対称であり、前記第1弾性部材および/または前記第2弾性部材と交差する環状に切断し、脚開口部用穴を形成する工程;前記弾性シートを、パンツ形状に形成する工程を有しているところに特徴を有する。前記製造方法によれば、脚開口部用穴の形成と、脚用弾性手段と股間用弾性手段の形成を、一度の切断で行うことができ、本発明の使い捨てパンツ型おむつを容易に製造できる。
本発明の使い捨てパンツ型おむつは、おむつをはく際に足が脚開口縁に引っ掛かりにくく、着用しやすい。また、本発明の使い捨てパンツ型おむつは、股部が着用者側に持ち上がるようになり、股部のフィット性に優れるものとなる。また、本発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法によれば、本発明の使い捨てパンツ型おむつを容易に製造できる。
本発明の使い捨てパンツ型おむつは、前側股部と後側股部とこれらの間に位置する中間部とからなる股部と、股部の前後方向に位置する前腹部と後背部とから構成されたおむつ本体を有する。おむつ本体は、前腹部と後背部とが接合されることによりウェスト開口部と一対の脚開口部とが形成される。詳細には、前腹部と後背部とがおむつ幅方向両側縁部において互いに接合されることにより、股部の両側に一対の脚開口部が形成されるとともに、前腹部と後背部のおむつ前後方向両側縁部から形成されるウェスト開口部が形成される。
おむつ本体の各部の名称については、使い捨てパンツ型おむつを着用の際に、着用者の腹側に当てる部分を前腹部と称し、着用者の尻側に当てる部分を後背部と称し、前腹部と後背部との間に位置し着用者の股間に当てる部分を股部と称する。股部とは、使い捨てパンツ型おむつの前腹部と後背部との接合を解いて、おむつ本体を平面に展開した状態で、おむつ前後方向に3分割した中間に位置する部分であり、パンツ型に形成された場合におむつ幅方向両側縁部が接合されない部分を意味する。従って、脚開口部は、股部の両側にのみ形成されることとなる。また、股部はおむつ前後方向に3分割され、股部の前腹部側を前側股部、股部の後背部側を後側股部と称し、前側股部と後側股部との間を中間部と称する。
おむつ前後方向とは、使い捨てパンツ型おむつの前腹部から後背部にかけての方向を意味する。おむつ幅方向とは、使い捨てパンツ型おむつと同一面上にあり、前記前後方向に直交する方向を意味する。
本発明の使い捨てパンツ型おむつは、おむつ本体の股部に備えられた吸収性コアを有する。吸収性コアは、少なくとも股部に存在すればよく、さらに前腹部および/または後背部とにかけて存在してもよい。
吸収性コアが備わったおむつ本体の態様としては、例えば、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸水性コアが挟み込まれた積層体からなり、この積層体が前腹部と後背部とこれらの間に位置する股部とを有しているものが示される。前記トップシートとしては、液透過性のものが好ましく、前記バックシートとしては、液不透過性または撥水性のものが好ましい。前記トップシートの材料としては、例えば、不織布が用いられ、前記バックシートの材料としては、例えば、不織布やプラスチックフィルムが用いられる。
吸収性コアが備わったおむつ本体の態様としては、また、内側シートと外側シートとからなる積層体が前腹部と後背部とこれらの間に位置する股部とからなるおむつ本体を形成し、内側シートの着用者側の面に、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸水性コアが挟み込まれた吸収性本体が設けられているものであってもよい。この場合、内側シートには、親水性または撥水性材料を用いることが好ましく、外側シートには、撥水性材料を用いることが好ましい。前記内側シートや外側シートの材料としては、例えば、不織布やプラスチックフィルムが用いられる。
吸収性コアは、尿等の排泄物を吸収できるものであれば特に限定されず、吸水性樹脂を含んでいることが好ましい。吸収性コアは、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状の吸水性樹脂を混合したものを、ティッシュペーパーなどの紙シートまたは液透過性不織布シート等の被覆シートで包み、長方形、砂時計型、ひょうたん型、羽子板型等の所定形状に成形することにより得られる。
吸収性コアのおむつ幅方向両側縁部に沿って、立ち上がりフラップが設けられていることが好ましい。立ち上がりフラップは、例えば、吸収性コアの上面の幅方向両側縁部に設けられてもよく、吸収性コアの幅方向両外側に設けられてもよい。吸収性コアがトップシートとバックシートとで挟み込まれる態様の場合、立ち上がりフラップは、例えばトップシートに接合される。立ち上がりフラップは、液不透過性のプラスチックフィルムや撥水性不織布等により構成されることが好ましく、撥水性の不織布により構成されることがより好ましい。立ち上がりフラップを設けることにより、尿等の横漏れを防ぐことができる。
立ち上がりフラップが立ち上がった状態の上側端部(着用者側の端部)には、立体用弾性部材が設けられていることが好ましい。立体用弾性部材の収縮力により、着用者側に立ち上がる立体ギャザーが形成され、尿等の横漏れが防止される。なお、立ち上がりフラップのおむつ前後方向の端部は、内面が例えばトップシート上に接合されていてもよく、これにより尿等の前後方向への漏れが防止される。
本発明の使い捨てパンツ型おむつは、前側股部および/または後側股部の両脚開口縁に沿って設けられるとともに、下方側端部が脚開口縁と交差する方向に延在する脚用弾性手段を有する。すなわち、脚用弾性手段は、前側股部および/または後側股部の両脚開口縁に沿って設けられる部分を有するとともに、下方側端部が脚開口縁と交差する方向に延在している。
脚用弾性手段の両脚開口縁に沿って設けられる部分は、着用者の脚周りに沿ったレッグギャザーを形成し、股部からの尿等の排泄物の漏れを防止するように作用する。前記効果がより奏効されるために、脚用弾性手段は、前側股部および後側股部の両脚開口縁に沿って設けられることが好ましい。さらに、脚用弾性手段は、前側股部および後側股部においては、下方側端部を除く他の全ての部分が、両脚開口縁に沿って設けられることがより好ましい。
脚用弾性手段は、さらに、前腹部および/または後背部にも設けられていてもよく、好ましくは、脚用弾性手段の上方側端部が、前腹部と後背部との接合部分まで延在している。しかし、脚用弾性手段は、中間部には設けられない。
ここで、下方とは、おむつがパンツに形成された状態におけるウェスト開口部から股部の中間部への方向を意味し、下方側とは、前記状態での股部の中間部側を意味する。一方、上方とは、おむつがパンツに形成された状態における股部の中間部からウェスト開口部への方向を意味し、上方側とは、前記状態でのウェスト開口部側を意味する。従って、脚用弾性手段の下方側端部とは、前側股部および/または後側股部に設けられた脚用弾性手段の股部の中間部側の端部を意味し、一方、脚用弾性手段の上方側端部とは、前記下方側端部の反対側の端部を意味する。
脚用弾性手段の前側股部および/または後側股部の両脚開口縁に沿って設けられる部分は、当該部分が全体として脚開口縁とほぼ平行に設けられていればよく、当該部分が厳密に脚開口縁と平行に設けられている必要はない。また、脚用弾性手段の前側股部および/または後側股部の両脚開口縁に沿って設けられる部分は、脚開口縁から5mm以上内側に設けられることが好ましく、脚開口縁には余白が設けられることとなる。
脚用弾性手段の下方側端部は、脚開口縁と交差する方向に延在している。好ましくは、脚用弾性手段は、下方側端部近辺で脚開口縁側に湾曲し、下方側端部が脚開口縁と交差する方向に延在している。
脚用弾性手段の下方側端部が脚開口縁と交差する方向に延在しているとは、脚用弾性手段の下方側端部、または下方側端部の接線方向に延びる線が、脚開口線と交差することを意味する。本発明では、脚用弾性手段の下方側端部が脚開口縁と交差する方向に延在することにより、脚開口縁をおむつ幅方向内側に引っ張るように作用し、その結果、脚用弾性手段の下方側端部付近の脚開口縁がたるみにくくなる。従って、本発明の使い捨てパンツ型おむつは、はく際に足が脚開口縁に引っ掛かりにくくなり、着用しやすいものとなる。
脚用弾性手段の下方側端部は、脚開口縁から内側の領域にあることが好ましい。前記構成により、脚用弾性手段が脚開口縁より外側にはみ出さなくなるため、おむつの取り扱い性や見栄えが良くなる。さらに、脚用弾性手段の下方側端部は、脚開口縁から15mm以内の領域にあることが好ましく、10mm以内の領域にあることがより好ましく、5mm以内の領域にあることがさらに好ましい。脚用弾性手段の下方側端部が脚開口縁から15mm以内の領域にあれば、脚用弾性手段の下方側端部付近の脚開口縁のたるみ防止効果が確実なものとなる。なお、脚用弾性手段の下方側端部は、脚開口縁から0.5mm以上の領域にあることが好ましい。脚用弾性手段の下方側端部が脚開口縁から0.5mm以上の領域にあれば、脚用弾性手段の伸縮力により脚開口縁がおむつ幅方向内側に引っ張られても、脚開口縁がギザギザになりにくくなり、肌触りがよくなる。
脚用弾性手段は、伸張状態でおむつ本体に接合されていることが好ましい。また、脚用弾性手段は、脚開口縁に沿って設けられる部分から下方側端部にかけて、連続的に設けられても、断続的に設けられてもよいが、連続的に設けられている方が、脚周りに沿ったレッグギャザーが形成され、股部からの尿等の排泄物の漏れがより防止される点で、好ましい。
脚用弾性手段は、1本の弾性部材からなっていても、複数の弾性部材からなっていてもよいが、脚用弾性手段は、2本〜10本の弾性部材からなっていることが好ましい。脚用弾性手段が複数の弾性部材からなる場合、たとえ1本の弾性部材が切断したとしても、残った弾性部材でレッグギャザーを維持できる。また、複数の弾性部材を並べて配設することにより、高い伸張力を維持しつつ、脚周りの着用感をソフトにすることができる。
本発明の使い捨てパンツ型おむつは、股部の中間部に設けられ、おむつ幅方向に両脚開口縁近傍まで延在する股間用弾性手段を有する。股間用弾性手段は、おむつ幅方向に延在するとともに、両側端部が両脚開口縁近傍まで延在しているため、股部の中間部において脚開口縁をおむつ幅方向内側に引っ張る力が働き、その結果、中間部の脚開口縁がたるみにくくなる。従って、本発明の使い捨てパンツ型おむつは、はく際に足が脚開口縁に引っ掛かりにくくなり、着用しやすいものとなる。また、本発明の使い捨てパンツ型おむつは、股間用弾性手段の伸縮力がおむつ幅方向に作用するため、股間用弾性手段がなければ股部が下方にたるみやすくなるところ、股間用弾性手段の伸縮力により股部が着用者側に持ち上がるようになり、股部のフィット性に優れるものとなる。
股間用弾性手段は、股部の中間部に設けられるが、中間部は、股部の前後方向の真ん中、股部の前側、または股部の後側のいずれにあってもよい。例えば、股間用弾性手段が、股部の前側に偏在していれば、陰部付近のフィット性を高め、尿等の漏れ防止効果を高めやすくなる。
股間用弾性手段は、おむつ幅方向に延在する直線状に設けられる部分が多い方が好ましい。股間用弾性手段は、おむつ幅方向に延在する直線状の部分が、股部の幅の10%以上を占めることが好ましく、30%以上を占めることがより好ましい。
股間用弾性手段は、両側端部が脚開口縁と交差する方向に延在していることが好ましい。なお、股間用弾性手段の端部が脚開口縁と交差する方向に延在しているとは、股間用弾性手段の端部、または端部の接線方向に延びる線が、脚開口線と交差することを意味する。股間用弾性手段の両側端部が脚開口縁と交差する方向に延在することにより、股部の中間部において脚開口縁をおむつ幅方向内側に引っ張る力がより強く働くようになり、中間部の脚開口縁がたるみにくくなる。
股間用弾性手段は、両側端部が直線状または曲線状に延在していることが好ましい。股間用弾性手段の両側端部は、両側端部が配設される形状により得られる効果が異なるため、所望する効果に応じて適宜両側端部の配設形状が決めればよいが、より好ましくは、両側端部は直線状に延在している。
股間用弾性手段の両側端部が直線状に延在する場合、両側端部がおむつ幅方向に直線状に延在していることがより好ましく、股間用弾性手段の全体がおむつ幅方向に直線状に延在していることがさらに好ましい。前記構成により、脚開口縁をおむつ幅方向内側に引っ張る力がより強く働くようになり、中間部の脚開口縁がたるみにくくなる。
股間用弾性手段の両側端部が曲線状に延在する場合、両側端部は脚開口縁に沿って湾曲する曲線状に延在していることがより好ましい。この場合、両側端部は、脚開口縁と平行な方向に湾曲しているか、脚開口縁と交差する方向に湾曲していることが好ましい。前記構成により、脚開口縁のおむつ幅方向内側への方向とともに、脚開口縁に沿った方向に、弾性手段の伸縮力が働くこととなる。従って、中間部の脚開口縁がたるみにくくなるとともに、脚周りのフィット性を高めやすくなる。中間部の脚開口縁がたるみにくくなる効果がより奏効されるためには、両側端部は、脚開口縁と交差する方向に湾曲していることがより好ましい。
股間用弾性手段の両側端部は、脚開口縁から内側の領域にあることが好ましい。前記構成により、股間用弾性手段が脚開口縁より外側にはみ出さなくなるため、おむつの取り扱い性や見栄えが良くなる。さらに、股間用弾性手段の両側端部は、脚開口縁から15mm以内の領域にあることが好ましく、10mm以内の領域にあることがより好ましく、5mm以内の領域にあることがさらに好ましい。股間用弾性手段の両側端部が脚開口縁から15mm以内の領域にあれば、中間部の脚開口縁のたるみ防止効果が確実なものとなる。なお、股間用弾性手段の両側端部は、脚開口縁から0.5mm以上の領域にあることが好ましい。股間用弾性手段の両側端部が脚開口縁から0.5mm以上の領域にあれば、股間用弾性手段の伸縮力により脚開口縁がおむつ幅方向内側に引っ張られても、脚開口縁がギザギザになりにくくなり、肌触りがよくなる。
股間用弾性手段は、伸張状態でおむつ本体に接合されていることが好ましい。また、股間用弾性手段は、おむつ幅方向の両脚開口縁近傍に設けられている限り、連続的に設けられても、断続的に設けられてもよい。しかし、中間部の脚開口縁をたるまないようにし、股部を着用者側に持ち上げるという効果を最大限発揮させるためには、股間用弾性手段が連続的に設けられていることが好ましい。
股間用弾性手段は、1本の弾性部材からなっていても、複数の弾性部材からなっていてもよいが、複数の弾性部材からなっている方が好ましい。特に、脚用弾性手段が、前側股部と後側股部の両方に設けられる場合は、後述する製造方法において示されるように、製造が容易になる点で、股間用弾性手段は複数の弾性部材からなっていることが好ましい。
股間用弾性手段が複数の弾性部材からなる場合、股間用弾性手段を構成する弾性部材の数は、2本以上が好ましく、3本以上がより好ましく、また10本以下が好ましく、6本以下がより好ましく、5本以下がさらに好ましい。股間用弾性手段を構成する弾性部材の数が2本以上であれば、中間部の脚開口縁がたるみにくくなり、股部のフィット性が改善されやすくなる。一方、股間用弾性手段を構成する弾性部材の数が10本を超えても、股間用弾性手段による効果は顕著に改善されにくくなり、かえって製造が困難となり、製造コストも上がる。従って、股間用弾性手段を構成する弾性部材の数は10本以下が好ましい。
股間用弾性手段が複数の弾性部材からなる場合、股間用弾性手段を構成する弾性部材の数は、前側股部の脚開口縁に沿って設けられる脚用弾性手段を構成する弾性部材の数と、後側股部の脚開口縁に沿って設けられる脚用弾性手段を構成する弾性部材の数との和となることが、後述する製造方法において示されるように、製造が容易になる点で好ましい。
股間用弾性手段が複数の弾性部材からなる場合、各弾性部材間の間隔は0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましく、また10mm以下が好ましく、7mm以下がより好ましい。各弾性部材間の間隔が0.5mm以上であれば、弾性部材の配設間隔が密になりすぎず、股部の柔軟性が維持されるようになる。各弾性部材間の間隔が10mm以下であれば、中間部の脚開口縁がたるみにくくなり、股部のフィット性が改善されやすくなる。
股間用弾性手段が複数の弾性部材からなる場合、おむつ前後方向において、最前側の弾性部材と最後側の弾性部材との間の長さは、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましく、また90mm以下が好ましく、40mm以下がより好ましい。最前側の弾性部材と最後側の弾性部材との間の長さが0.5mm以上であれば、股部に股間用弾性手段が配設される領域が十分確保され、中間部の脚開口縁がたるみにくくなり、股部のフィット性が改善されやすくなる。最前側の弾性部材と最後側の弾性部材との間の長さが90mm以下であれば、レッグギャザーが十分脚周りに形成されやすくなり、股部からの尿等の排泄物の漏れが防止しやすくなる。なお、最前側の弾性部材と最後側の弾性部材との間の長さとは、最前側の弾性部材と最後側の弾性部材との間のおむつ前後方向への長さを意味し、最前側の弾性部材と最後側の弾性部材との間の長さが測定箇所により変わる場合は、その最小値を意味する。
股間用弾性手段が複数の弾性部材からなる場合、各弾性部材は、両側端部を除く部分が互いにほぼ平行に配設されることが好ましい。前記構成により、股間用弾性手段の伸縮力が最大限発揮されるようになる。
股間用弾性手段が複数の弾性部材からなり、両側端部が曲線状に延在する場合、弾性部材は2つの群に分けられ、前側股部側に設けられる群は両側端部が前側股部側に湾曲し、後側股部側に設けられる群は両側端部が後側股部側に湾曲していることが好ましい。また、この場合、各群に弾性部材が複数含まれる場合は、各群に含まれる弾性部材は互いにほぼ平行に配設されることが好ましい。
股間用弾性手段が複数の弾性部材からなる場合、各弾性部材間の間隔はほぼ均等であることが好ましい。股間用弾性手段を構成する複数の弾性部材がほぼ均等の間隔で配設されていれば、股部の股間用弾性手段が配設される領域で均等に弾性力が働き、中間部の脚開口縁のたるみ防止効果が確実なものとなり、股部のフィット性も向上する。
従って、本発明の使い捨てパンツ型おむつは、股間用弾性手段が複数の弾性部材からなり、各弾性部材は全体がおむつ幅方向に延在する連続した直線状に設けられ、各弾性部材が互いにほぼ平行にほぼ均等の間隔で配設されることが特に好ましい。
本発明の使い捨てパンツ型おむつは、脚用弾性手段と股間用弾性手段との間に非弾性領域が形成されていることが好ましい。非弾性領域の存在により、脚用弾性手段により着用者の脚周りが締め付けられすぎるのが防止され、脚周りの着用感を向上させる。一般に、脚開口縁に沿って弾性部材を設ける場合、脚開口縁の一部に非弾性領域を設けると、股部の下方側が着用者の肌面から離れやすくなり、股部のフィット性が劣るようになることが懸念される。しかし、本発明では、股間用弾性手段の存在により、脚用弾性手段と股間用弾性手段との間に非弾性領域が形成されていても、股部のフィット性と脚周りの着用感を同時に向上させることができる。
非弾性領域の長さ、すなわち脚用弾性手段の下方側端部と股間用弾性手段との間の長さは、特に限定されないが、20mm以上が好ましく、30mm以上がより好ましく、また60mm以下が好ましく、50mm以下がより好ましい。非弾性領域の長さが20mm以上であれば、脚周りの着用感が向上しやすくなり、非弾性領域の長さが60mm以下であれば、レッグギャザーが形成されない部分が広がりすぎず、適度にレッグギャザーが形成されるようになる。
本発明の使い捨てパンツ型おむつは、好ましくは、前側股部の両脚開口縁近傍と後側股部の両脚開口縁近傍の各々に、合計4ヶ所の非弾性領域が形成されることが好ましい。前記のように4つの非弾性領域が形成されていれば、左右の脚周りの前後で適度にレッグギャザーが形成されるようになり、脚周りの着用感が向上する。
本発明の使い捨てパンツ型おむつに配設される脚用弾性手段および股間用弾性手段は、2枚のシート間に配設されることが好ましい。
例えば、おむつ本体が、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸水性コアが挟み込まれた積層体からなる場合、各弾性部材はトップシートとバックシートとの間に配設されることが好ましい。なお、吸収性コアが存在する部分では、各弾性部材は、吸収性コアとバックシートとの間に配設されることが好ましい。この場合、各弾性部材はバックシートには接合されていてもよいが、股間用弾性手段は吸収性コアとは接合されなくてもよい。股間用弾性手段が吸収性コアと接合されなければ、股間用弾性手段のおむつ幅方向への収縮力が吸収性コアの剛性に妨げられなくなり、中間部の脚開口縁のたるみがより効果的に防止される。
例えば、おむつ本体が内側シートと外側シートとからなる積層体からなり、内側シートの着用者側の面にトップシートとバックシートとの間に吸収性コアが挟み込まれた吸収性本体が設けられている場合は、各弾性部材は内側シートと外側シートとの間に配設されることが好ましい。この場合、吸収性本体は、おむつ本体の股間用弾性手段が配設されている部分には接合されなくてもよい。吸収性本体が、おむつ本体の股間用弾性手段が配設された部分に接合されなければ、股間用弾性手段のおむつ幅方向への収縮力が吸収性コアの剛性に妨げられなくなり、中間部の脚開口縁のたるみがより効果的に防止される。
本発明の使い捨てパンツ型おむつには、脚用弾性手段と股間用弾性手段以外に、ウェスト開口縁に沿ってウェスト用弾性部材が設けられていてもよく、また前腹部や後背部のおむつ幅方向に胴周り用弾性部材が設けられていてもよい。ウェスト用弾性部材により、着用者が寝ている状態でも、背中側や腹部側からの尿等の排泄物の漏れが起こりにくくなる。胴周り用弾性部材により、おむつの下腹部周りのフィット性が向上する。ウェスト用弾性部材や胴周り用弾性部材も、脚用弾性手段や股間用弾性手段と同様に、2枚のシート間に配設されることが好ましい。
各弾性部材は、ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等の通常使い捨ておむつに用いられる弾性伸縮材料が用いることができる。各弾性部材は、シート上またはシート間に、伸張状態で、ホットメルト接着剤、熱接着、超音波接着等の接合手段で配設されることが好ましい。例えば、繊度100〜2,500デシテックスのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して配設し、固定する。接合手段としては、好ましくは、ゴム系のホットメルト接着剤である。
次に、本発明の使い捨てパンツ型おむつの一例について、図を参照して説明する。なお、本発明は、下記実施態様に限定されるものではない。
図1は、本発明の使い捨てパンツ型おむつを表す。図2は、図1の使い捨てパンツ型おむつの前腹部と後背部との接合を解いて、平面に展開した状態を表す。図3は、図2のA−A断面図を表す。図2では、矢印xをおむつ幅方向とし、矢印yをおむつ前後方向と定義付けている。また、矢印x,yにより形成される面に対して垂直方向を厚み方向zと定義付ける。
使い捨てパンツ型おむつ1は、前側股部RFと後側股部RBとこれらの間に位置する中間部RMとからなる股部Rと、股部Rの前後方向yに位置する前腹部Pと後背部Qとを有する。おむつ本体2は、前腹部Pと後背部Qとが接合されることによりウェスト開口部3と一対の脚開口部4とが形成されている。おむつ本体2は、内側シート5と外側シート6とからなる積層体である。
脚用弾性手段11は、前側股部RFおよび後側股部RBの両脚開口縁Eに沿って設けられるとともに、下方側端部11Eが脚開口縁Eと交差する方向に延在している。股間用弾性手段12は、中間部RMに設けられ、おむつ幅方向xに両脚開口縁Eまで延在している。脚用弾性手段11と股間用弾性手段12との間には、非弾性領域16が形成されている。図2では、股間用弾性手段12は、両側端部12Eが脚開口縁Eと交差する方向に延在するとともに、両側端部12Eが曲線状に延在している。また、股間用弾性手段12を構成する各弾性部材は、全てが等間隔となるようには設けられておらず、真ん中の弾性部材間がやや広めになるように設けられている。脚用弾性手段11、股間用弾性手段12は、内側シート5と外側シート6との間に伸張状態で接合されている。
ウェスト用弾性部材13は、ウェスト開口縁7に沿って設けられている。胴周り用弾性部材14は、前腹部Pと後背部Qに、おむつ幅方向xに設けられている。ウェスト用弾性部材13、胴周り用弾性部材14も、内側シート5と外側シート6との間に伸張状態で接合されている。
股部Rには、吸収性コア21が備えられている(図3)。吸収性コア21は、液透過性のトップシート22と液不透過性のバックシート23との間に挟み込まれ、吸収性本体8を形成している。吸収性本体8は、おむつ本体2の股間用弾性手段12が接合された部分(図2では中間部RM)には接合されず、それ以外の部分でおむつ本体2に接合されている。トップシート22は、着用者の股部の肌に面するように配置され、尿等の排泄物を透過する。トップシート22を透過した排泄物は、吸収性コア21により収容される。バックシート23は、おむつ本体2の内側シート5に接合され、排泄物が外部へ漏れるのを防いでいる。
吸収性コア21のおむつ幅方向xの両側縁部に沿って、立ち上がりフラップ24が設けられている。立ち上がりフラップ24は、トップシート22に固定部25で接合され、おむつ前後方向yに延在している。立ち上がりフラップ24のおむつ幅方向xの内方端部には、立体用弾性部材15が配設されている。立ち上がりフラップ24は、立体用弾性部材15の収縮力により、トップシート22の上方(着用者側)に立ち上がる立体ギャザーを形成し、尿等の横漏れを防止する。なお、立ち上がりフラップ24は、吸収性本体8の前後端部で、内面がトップシート22上に接合されており、これにより尿等の前後方向yの外方への漏れが防止される。
上記実施態様において、股間用弾性手段12の配設の仕方を変えた態様を図4に示す。図4では、股間用弾性手段12は、両側端部12Eが脚開口縁Eと交差する方向に延在するとともに、両側端部12Eが直線状に延在している。また、股間用弾性手段12を構成する各弾性部材は、全てが等間隔となるようには設けられている。
次に、本発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法について説明する。本発明の使い捨てパンツ型おむつは、第1シートを搬送方向に繰り出す工程(第1シート繰り出し工程);第1弾性部材を、第1シートの搬送方向に延在する第1仮想線と幅方向一方端との間の領域に連続的に導入し、幅方向に延在し搬送方向に所定間隔で設けられる第2仮想線に対し線対称な仮想環上のほぼ半周に配設するとともに、第2弾性部材を、第1シートの前記第1仮想線と幅方向他方端との間の領域に連続的に導入し、前記仮想環上の第1弾性部材が配設されない残りのほぼ半周に配設し、弾性シートを得る工程(弾性部材配設工程);前記弾性シートに、吸収性コアを、隣接する前記仮想環の間に配設する工程(吸収性コア配設工程);前記弾性シートを、前記仮想環より幅方向に狭く、前記第2仮想線に対し線対称であり、前記第1弾性部材および/または前記第2弾性部材と交差する環状に切断し、脚開口部用穴を形成する工程(脚開口部用穴形成工程);前記弾性シートを、パンツ形状に形成する工程(パンツ形成工程)を有する方法により製造することが好ましい。
本発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法によれば、脚開口部用穴の形成と、脚用弾性手段と股間用弾性手段の形成を、一度の切断で行うことができ、本発明の使い捨てパンツ型おむつを容易に製造することができる。また、本発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法によれば、脚開口部用穴の形成と、脚用弾性手段と股間用弾性手段との間の非弾性領域の形成を、一度の切断で行うことができる。
第1シート繰り出し工程では、第1シートを搬送方向に繰り出す。第1シートは、第1シート平面上に、搬送方向と、搬送方向に垂直な幅方向とを有している。第1シートは、好ましくは、長方形の外形を有しており、長方形の長辺と平行な搬送方向に繰り出される。
第1シートの素材としては、例えば、不織布やプラスチックフィルムが挙げられる。第1シートは、好ましくは、使い捨てパンツ型おむつのバックシートまたは外側シートを形成する。
第1シートは、仮想的に、第1シートの搬送方向に延在する第1仮想線と、第1シートの幅方向に延在し搬送方向に所定間隔で設けられる第2仮想線と、第2仮想線に対し線対称な仮想環とを有している。第1仮想線および第2仮想線、仮想環は、例えば視覚的、触覚的に認識しうるような、実体のものである必要はない。なお、第1仮想線は、第1シートの幅方向のほぼ中央位置に搬送方向の直線状で延在していることが好ましい。第2仮想線は、幅方向の直線状で延在している。
弾性部材配設工程では、第1弾性部材と第2弾性部材とを、第1シートに配設し、弾性シートを得る。第1弾性部材は、第1シートの第1仮想線と幅方向一方端との間の領域に連続的に導入され、仮想環上のほぼ半周に配設される。第2弾性部材は、第1シートの第1仮想線と幅方向他方端との間の領域に連続的に導入され、仮想環上の第1弾性部材が配設されない残りのほぼ半周に配設される。第1シートが長方形の形状を有する場合、幅方向一方端とは、長方形の長辺の一方であることが好ましく、幅方向他方端とは、長方形の長辺の他方であることが好ましい。第1弾性部材と第2弾性部材とは、第1仮想線を挟んで異なる領域に導入されるため、互いに接したり交わったりすることがない。弾性部材配設工程により、第1弾性部材と第2弾性部材とが配設された弾性シートが得られる。
仮想環の形状は、第2仮想線に対し線対称な形状であれば特に限定されず、幾何学的に閉じた領域を形成するものであればよい。仮想環の形状としては、円、楕円、扇形、多角形、等脚台形、円と楕円を除く前記図形の頂点を滑らかにした図形、不定形状等が挙げられる。
第1弾性部材と第2弾性部材は、仮想環上のほぼ半周に配設されるが、「ほぼ半周」との用語に関し、第1弾性部材と第2弾性部材は次のように仮想環上に配設されることが好ましい。つまり、第1仮想線と第2仮想線との交点Oを、仮想環の第1弾性部材または第2弾性部材が配設される部分Sの両端部と結んでできる角Tの角度が、90°以上180°未満の範囲となることが好ましい。
弾性部材の素材や配設方法は、使い捨てパンツ型おむつの説明において、説明した通りである。第1弾性部材および第2弾性部材は、各々、1本の弾性部材からなっていてもよく、複数の弾性部材からなっていてもよい。
本発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法は、弾性部材配設工程に先だって、第1シートに接着剤を塗布する工程(接着剤塗布工程)を有していてもよい。接着剤は、少なくとも前記仮想環上に塗布することが好ましく、その結果、第1弾性部材および第2弾性部材を第1シートに接合し固定することが容易になる。接着剤としては、ポリオレフィン系、ゴム系、酢酸ビニル系等のホットメルト接着剤を使用することができる。接着剤は、例えば、接触式のコーター(塗工機)や非接触式のカーテンスプレーを用いて、第1シートに塗布される。
吸収性コア配設工程では、弾性シートに、吸収性コアを、隣接する仮想環の間に配設する。吸収性コアは、好ましくは、隣接する仮想環の間に、脚開口部用穴に触れないように弾性シートに配設される。第1シートに、後述する第2シートを積層する場合、吸収性コアは、第1シートと第2シートとの間に配設されてもよく、第1シートと第2シートとが積層したシートの第2シート上に配設されてもよい。吸収性コアの素材や構成は、使い捨てパンツ型おむつの説明において、説明した通りである。例えば、吸収性コアは、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に挟み込まれた吸収性本体として、弾性シートに配設されてもよい。吸収性コア配設工程により、弾性シートに、吸収性コアが配設される。
本発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法は、吸収性コア配設工程の前に、または吸収性コア配設工程の後に、第1弾性部材および第2弾性部材を間に挟んで第2シートを積層する工程(第2シート積層工程)を有していてもよい。なお、第2シート積層工程が吸収性コア配設工程の後にある場合、第2シート積層工程では、第1弾性部材、第2弾性部材、および吸収性コアを間に挟んで、第2シートが積層される。第2シートは、長方形の外形を有することが好ましく、第1シートと幅方向に同じ長さを有することがより好ましい。第2シートの素材としては、例えば、不織布が挙げられる。第2シートは、好ましくは、使い捨てパンツ型おむつのトップシートまたは内側シートを形成する。
脚開口部用穴形成工程では、弾性シートを環状に切断し、脚開口部用穴を形成する。脚開口部用穴を形成する切断環は、仮想環より幅方向に狭く、第2仮想線に対し線対称であり、第1弾性部材および/または第2弾性部材と交差する。なお、切断環が仮想環より幅方向に狭いとは、第1シートの幅方向一方端から切断環までの最小長さが、前記一方端から仮想環までの最小長さよりも長くなるとともに、第1シートの幅方向他方端から切断環までの最小長さが、前記他方端から仮想環までの最小長さよりも長くなることを意味する。脚開口部用穴形成工程により、脚開口部を形成する穴が開けられるとともに、第1弾性部材および/または第2弾性部材が切断され、脚用弾性手段と股間用弾性手段と非弾性領域とが形成される。
前記切断環は、第1弾性部材および第2弾性部材と交差することが好ましい。切断環が第1弾性部材および第2弾性部材と交差すれば、非弾性領域が、前側股部および後側股部の脚開口縁近傍に形成される。より好ましくは、前記切断環は、第1弾性部材および第2弾性部材と、各々4回交差する。切断環が、第1弾性部材および第2弾性部材と各々4回交差すれば、非弾性領域が、前側股部および後側股部の両脚開口縁近傍に形成され、得られるおむつの脚周りの着用感が向上する。
脚開口部用穴形成工程により第1弾性部材および/または第2弾性部材が切断されると、各弾性部材の伸縮作用により、得られるおむつの脚用弾性手段と股間用弾性手段の各端部は、脚開口縁から過度に内側の領域に存在するようになるおそれがある。従って、第1弾性部材および/または第2弾性部材は、脚開口部用穴形成工程に先だって、前記切断環近傍(好ましくは、各弾性部材の切断点から15mm以内)で、ヒートシールまたはホットメルト接着剤により第1シートと接合されることが好ましい。
パンツ形成工程では、弾性シートを、パンツ型に形成する。弾性シートをパンツ型に形成する方法は特に限定されないが、パンツ形成工程は、弾性シートを、搬送方向に延在する折り返し線で二つ折りに折り返す工程(折り返し工程);二つ折りに折り返された弾性シートどうしを第2仮想線に沿って接合する工程(弾性シート接合工程);弾性シートを、第2仮想線上で切断する工程(切断工程)を有することが好ましい。
折り返し工程では、弾性シートを、搬送方向に延在する折り返し線で二つ折りに折り返す。好ましくは、折り返し工程では、弾性シートを、幅方向中央で搬送方向に延在する折り返し線で、二つ折りに折り返す。折り返し工程により、弾性シートが、おむつの股部に相当する部分で、二つ折りに折り返される。
弾性シート接合工程では、二つ折りに折り返された弾性シートどうしを第2仮想線に沿って接合する。弾性シートの接合は、例えば、ヒートシールや接着剤等により行われる。弾性シートどうしは、第2仮想線上で接合されてもよく、第2仮想線から所定範囲内(例えば、20mm以内)の接合領域で接合されてもよい。弾性シートどうしを接合する接合線や接合領域は、弾性シートの幅方向に対し、連続的であっても断続的であってもよい。弾性シート接合工程により、弾性シートが、おむつの前腹部と後背部の幅方向両側縁部に相当する箇所で、接合される。
切断工程では、弾性シートを、第2仮想線上で切断する。切断工程では、連続的に製造された使い捨てパンツ型おむつを、例えば、切断カッター等で切断することにより、1つの使い捨てパンツ型おむつが得られる。
次に、本発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法の一例について、図5を参照して説明する。なお、本発明は、下記実施態様に限定されるものではない。
第1シート繰り出し工程31では、第1シート41を搬送方向vに繰り出す。第1シート41は、仮想的に、第1シート41の搬送方向vに延在する第1仮想線42と、第1シート41の幅方向wに延在し搬送方向vに所定間隔で設けられる第2仮想線43と、第2仮想線43に対し線対称な仮想環44とを有している。図5の実施態様では、第1仮想線42は第1シート41の幅方向wの中央で搬送方向vに延在している。
接着剤塗布工程32では、第1シート41に接着剤47を塗布する。接着剤47は、第1弾性部材51と第2弾性部材52とが配設される領域を含むように、所定幅で搬送方向vに第1シート41に塗布される。
弾性部材配設工程33では、第1弾性部材を51、第1シート41の搬送方向vに延在する第1仮想線42と幅方向一方端45との間の領域に連続的に導入し、幅方向wに延在し搬送方向vに所定間隔で設けられる第2仮想線43に対し線対称な仮想環44上のほぼ半周に配設するとともに、第2弾性部材52を、第1シート41の第1仮想線42と幅方向他方端46との間の領域に連続的に導入し、仮想環44上の第1弾性部材51が配設されない残りのほぼ半周に配設し、弾性シート48を得る。
図5では、第1弾性部材51と第2弾性部材52は、正弦半波状に第1シート42に配設されている。また、図5では、第1仮想線42と第2仮想線43との交点Oを、仮想環44の第1弾性部材51が配設される部分の両端部と結んでできる角T1の角度が、90°以上180°未満の範囲にあり、交点Oを、仮想環44の第2性部材52が配設される部分の両端部と結んでできる角T2の角度が、90°以上180°未満の範囲にある。
図5では、第1仮想線42と幅方向一方端45との間の領域が、おむつの前腹部と前側股部とを形成する。一方、第1仮想線42と幅方向他方端46との間の領域が、おむつの後背部と後側股部とを形成する。
第2シート積層工程34では、第1弾性部材51および第2弾性部材52を間に挟んで第2シート49を積層する。図5の実施態様では、第1シート41と第2シート49は、幅方向wに同じ長さを有する。
吸収性コア配設工程35では、弾性シート48に、吸収性コア53を、隣接する仮想環44の間に配設する。吸収性コア53は、第1シート41と第2シート49とが積層した第2シート49上に配設されている。
脚開口部用穴形成工程36では、弾性シート48を、仮想環44より幅方向wに狭く、第2仮想線43に対し線対称であり、第1弾性部材51および第2弾性部材52と交差する環状に切断し、脚開口部用穴54を形成する。脚開口部用穴形成工程36では、第1弾性部材51と第2弾性部材52とが切断されて、脚用弾性手段と股間用弾性手段が形成されるとともに、脚開口部用穴54の縁近傍に非弾性領域55が形成される。図5の実施態様では、非弾性領域55が、おむつの前側股部および後側股部の両脚開口縁近傍に合計4ヶ所設けられる。
折り返し工程37では、弾性シート48を、搬送方向vに延在する折り返し線で二つ折りに折り返す。図5の実施態様では、折り返し線は第1シート41の幅方向wの中央で搬送方向vに延在し、第1仮想線42と折り返し線とが一致している。
弾性シート接合工程38では、二つ折りに折り返された弾性シート48どうしを、第2仮想線43に沿って、ヒートシール機56により接合する。
切断工程39では、弾性シート48を、第2仮想線43上で切断し、使い捨てパンツ型おむつ57を得る。なお、図5の実施態様では、折り返し工程37と弾性シート接合工程38と切断工程39の3つの工程が、パンツ形成工程に相当する。
図6には、上記図5と異なる実施態様を示す。図6の実施態様は、吸収性コア配設箇所と、脚開口部用穴を形成する切断環の形状が、図5の実施態様と異なる。
第1シート繰り出し工程61では、第1シート71を搬送方向vに繰り出す。第1シート71は、仮想的に、第1シート71の搬送方向vに延在する第1仮想線72と、第1シート71の幅方向wに延在し搬送方向vに所定間隔で設けられる第2仮想線73と、第2仮想線73に対し線対称な仮想環74とを有している。仮想環74の形状は、幅方向他方端76側が、やや膨らんだ形状となっている。
接着剤塗布工程62では、第1シート71に接着剤77を塗布する。
弾性部材配設工程63では、第1弾性部材81を、第1シート71の搬送方向vに延在する第1仮想線72と幅方向一方端75との間の領域に連続的に導入し、幅方向wに延在し搬送方向vに所定間隔で設けられる第2仮想線73に対し線対称な仮想環74上のほぼ半周に配設するとともに、第2弾性部材82を、第1シート71の第1仮想線72と幅方向他方端76との間の領域に連続的に導入し、仮想環74上の第1弾性部材81が配設されない残りのほぼ半周に配設し、弾性シート78を得る。
吸収性コア配設工程64では、弾性シート78に、吸収性コア83を、隣接する仮想環74の間に配設する。吸収性コア83は、第1シート71上に配設されている。
第2シート積層工程65では、第1弾性部材81、第2弾性部材82、および吸収性コア83を間に挟んで第2シート79を積層する。
脚開口部用穴形成工程66では、弾性シート78を、仮想環74より幅方向wに狭く、第2仮想線73に対し線対称であり、第1弾性部材81と交差する環状に切断し、脚開口部用穴84を形成する。この場合、非弾性領域85は、おむつの前側股部の両脚開口縁近傍のみに設けられる。
本発明の使い捨てパンツ型おむつを表す。 図1の使い捨てパンツ型おむつの前腹部と後背部との接合を解いて、平面に展開した状態を表す。 図2におけるA−A断面図である。 図2に示した使い捨てパンツ型おむつの股間用弾性手段の配設仕方を変えた態様を表す。 本発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法の一例を表す。 本発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法の別の一例を表す。
符号の説明
1,57: 使い捨てパンツ型おむつ
2: おむつ本体
5: 内側シート
6: 外側シート
8: 吸収性本体
11: 脚用弾性手段
12: 股間用弾性手段
16: 非弾性領域
41,71: 第1シート
48,78: 弾性シート
49,79: 第2シート
51,81: 第1弾性部材
52,82: 第2弾性部材
54,84: 脚開口部用穴

Claims (9)

  1. 前側股部と後側股部とこれらの間に位置する中間部とからなる股部と、股部の前後方向に位置する前腹部と後背部とから構成され、前腹部と後背部とが接合されることによりウェスト開口部と一対の脚開口部とが形成されたおむつ本体と、
    前記股部に備えられた吸収性コアと、
    前側股部および/または後側股部の両脚開口縁に沿って設けられるとともに、下方側端部が脚開口縁と交差する方向に延在する脚用弾性手段と、
    中間部に設けられ、おむつ幅方向に両脚開口縁近傍まで延在する股間用弾性手段とを有することを特徴とする使い捨てパンツ型おむつ。
  2. 前記股間用弾性手段は、両側端部が脚開口縁と交差する方向に延在する請求項1に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  3. 前記股間用弾性手段は、両側端部が直線状または曲線状に延在する請求項1または2に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  4. 前記脚用弾性手段の下方側端部および前記股間用弾性手段の両側端部は、脚開口縁から15mm以内の領域にある請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  5. 前記脚用弾性手段と前記股間用弾性手段の少なくとも1つが、複数の弾性部材からなるものである請求項1〜4のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  6. 前記使い捨てパンツ型おむつは、さらに、前記吸収性コアのおむつ幅方向両側縁部に沿って設けられた立ち上がりフラップを有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の使い捨てパンツ型おむつ。
  7. 第1シートを搬送方向に繰り出す工程、
    第1弾性部材を、第1シートの搬送方向に延在する第1仮想線と幅方向一方端との間の領域に連続的に導入し、幅方向に延在し搬送方向に所定間隔で設けられる第2仮想線に対し線対称な仮想環上のほぼ半周に配設するとともに、第2弾性部材を、第1シートの前記第1仮想線と幅方向他方端との間の領域に連続的に導入し、前記仮想環上の第1弾性部材が配設されない残りのほぼ半周に配設し、弾性シートを得る工程、
    前記弾性シートに、吸収性コアを、隣接する前記仮想環の間に配設する工程、
    前記弾性シートを、前記仮想環より幅方向に狭く、前記第2仮想線に対し線対称であり、前記第1弾性部材および/または前記第2弾性部材と交差する環状に切断し、脚開口部用穴を形成する工程、
    前記弾性シートを、パンツ形状に形成する工程を有することを特徴とする使い捨てパンツ型おむつの製造方法。
  8. さらに、前記第1シートに接着剤を塗布する工程を有する請求項7に記載の使い捨てパンツ型おむつの製造方法。
  9. さらに、前記第1シートに、第1弾性部材および第2弾性部材を間に挟んで第2シートを積層する工程を有する請求項7または8に記載の使い捨てパンツ型おむつの製造方法。
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