JP2015123319A - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015123319A JP2015123319A JP2013271525A JP2013271525A JP2015123319A JP 2015123319 A JP2015123319 A JP 2015123319A JP 2013271525 A JP2013271525 A JP 2013271525A JP 2013271525 A JP2013271525 A JP 2013271525A JP 2015123319 A JP2015123319 A JP 2015123319A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- crotch
- periphery
- ventral
- elastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
Description
例えば特許文献1では、着用者のウエスト周りにウエスト周り開口部伸縮部材が配置されると共に、前身頃に配置される複数の第1伸縮弾性部材と後身頃に配置される複数の第2伸縮弾性部材を備える外装体を備えるパンツ型の使い捨ておむつが提案されている。
しかし、着用者の動きによっては、外装体の脚周りと脚との間に隙間が生じ、体液漏れを生じる場合があった。
また、第1伸縮弾性部材と第2伸縮弾性部材の外周側は、フリル状に縮れてしまい、見栄えや着用感に問題が生じることがあった。
特許文献2では、股下弾性部材を脚周り開口部にまで設けたことにより、脚周り弾性部材の脚周り開口部側が縮められ、脚周りの周縁がフリル状となることが防止されている。また、股下弾性部材の伸縮力により、外装体の脚周りと脚との間に隙間が生じにくくなるとされている。
そのため、配置した弾性部材の重なりによる局部的な締め付けが生じ、痛み等の不快感をもたらす場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、痛み等の不快感が解消され、着用者へのフィット性が高く、吸収体が体液を吸収して重量を増しても、ずり落ちにくく、見栄えも良好な使い捨ておむつを提供する。
[1]着用者の臀部を覆う外装体と、該外装体に配置された複数の外装伸縮材を備え、
前記外装体の周縁は、着用者の左脚周りに沿う左脚周縁、着用者の右脚周りに沿う右脚周縁、及び着用者の胴周りに沿うウエストライン側周縁を含み、
前記外装伸縮材は、左脚周縁及び右脚周縁の一方または両方に沿って配置された複数の脚周り伸縮材と、左脚周縁と右脚周縁の間を横断するように配置され、前記複数の脚周り伸縮材と交差する股間伸縮材とを有し、
前記股間伸縮材は、交差する前記複数の脚周り伸縮材同士の間で切断された切断部を有することを特徴とする使い捨ておむつ。
[2]前記外装体を、着用者の左脚の内側から右脚の内側に横断するラインに当接する股下ラインを境界線として、着用者の腹側を覆う腹側部と背側を覆う背側部の2つの領域に区分したとき、
前記脚周り伸縮材は、前記腹側部に配置された複数の腹側脚周り伸縮材と、前記背側部に配置された複数の背側脚周り伸縮材を含み、
前記腹側脚周り伸縮材は、前記腹側部の左脚周縁に沿って配置された部分と、前記腹側部の右脚周縁に沿って配置された部分と、これらを、前記股下ライン近傍で連結するように配置された部分を含み、
前記背側脚周り伸縮材は、前記背側部の左脚周縁に沿って配置された部分と、前記背側部の右脚周縁に沿って配置された部分と、これらを、前記股下ライン近傍で連結するように配置された部分を含む、[1]に記載の使い捨ておむつ。
[3]前記外装体を、着用者の左脚の内側から右脚の内側に横断するラインに当接する股下ラインを境界線として、着用者の腹側を覆う腹側部と背側を覆う背側部の2つの領域に区分したとき、
前記股間伸縮材は、前記腹側部に配置された3本以上の腹側股間伸縮材と、前記背側部に配置された3本以上の背側股間伸縮材とを含み、
前記3本以上の腹側股間伸縮材の間隔が前記股下ラインに近づく程広くなるようにされていると共に、
前記3本以上の背側股間伸縮材の間隔が前記股下ラインに近づく程広くなるようにされている[1]または[2]に記載の使い捨ておむつ。
[4]前記外装伸縮材が、着用者の胴回りを周回するように配置された胴周り伸縮材をさらに有する、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
[5]さらに、前記外装体の着用者側に配置された吸収体を備える[1]〜[4]のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
図1〜3に本発明の第一実施形態に係る使い捨ておむつを示す。本実施形態の使い捨ておむつは、外装体10と外装体10の内部に配置された外装伸縮材と、外装体10の内側(着用者側)に配置された吸収性パッド30と、立体ギャザー40とから概略構成されている。
なお、図1〜3及び後述の図4は、説明の便宜上、各種伸縮材が伸張した状態の図、すなわち、伸縮材の張力により、外装体10、吸収性パッド30、立体ギャザー40が縮められていない図としている。
本実施形態は、着用者の胴周りに沿って開口するウエスト開口部WHと、左脚周りに沿って開口する左脚周り開口部LHaと、右脚周りに沿って開口する右脚周り開口部LHbを有する、パンツ型おむつである。
アウターシート11とインナーシート12の好ましい材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる不織布又は湿式不織布が挙げられる。
アウターシート11とインナーシート12は、各々単層のシートでも複数層が積層されたシートでもよい。
腹側部Aは、股下ラインL側の腹側股部A1と股下ラインLと離間した側(以下「ウエストライン側」ともいう。)の腹側胴部A2の2つの領域に、背側部Bは、股下ラインL側の背側股部B1とウエストライン側の背側胴部B2の2つの領域に、各々区分される。
周縁10a及び周縁10fは着用者の胴周りに沿うウエストライン側周縁である。周縁10h及び周縁10iは着用者の左脚周りに沿う左脚周縁である。周縁10c及び周縁10dは着用者の右脚周りに沿う右脚周縁である。周縁10g及び周縁10jは着用者の左腰側となる左腰周縁である。周縁10b及び周縁10eは着用者の右腰側となる右腰周縁である。
同様に、背側胴部B2の周縁10g(左腰周縁)と周縁10e(右腰周縁)との距離は股下ラインL側からウエストライン側までほぼ一定している。すなわち、背側胴部B2は、略矩形状とされている。
背側股部B1の周縁10h(左脚周縁)と周縁10d(右脚周縁)との距離は、背側胴部B2側が最も大きく、股下ラインLにおいて、最も小さくなっている。
周縁10i及び周縁10h(左脚周縁)は、股下ラインLにおいて、なだらかに接続しており、展開状態の平面視(図2)において、股下ラインLを底とする凹部が形成されている。同様に、周縁10c及び周縁10d(右脚周縁)も、股下ラインLにおいて、なだらかに接続しており、展開状態の平面視(図2)において、股下ラインLを底とする凹部が形成されている。
すなわち、外装体10は、全体として股下ラインLが括れた砂時計状の形となっている。
そして、周縁10a、10f(ウエストライン側周縁)に囲まれた部分がウエスト開口部WHとなっている。また、周縁10h、10i(左脚周縁)に囲まれた部分が左脚周り開口部LHaとなっており、周縁10c、10d(右脚周縁)に囲まれた部分が右脚周り開口部LHbとなっている。
外装伸縮材としては、天然ゴム、ポリウレタン系、発泡ポリウレタン系、ポリスチレンなどのスチレン系、ポリエチレンなどのオレフィン系、ポリエステル、スチレンブタジエン等の弾性材料等が用いられ、その形状は糸状、帯状などとすることができる。各外装伸縮材をアウターシート11とインナーシート12の一方または両方に固定する手段としては、ホットメルト型接着剤等の接着剤の使用、超音波溶着、熱溶着などが採用できる。
ホットメルト型接着剤としては、基本的にベースポリマー、粘着付与剤、軟化剤からなる公知のものを利用することができる。ゴム系、オレフィン系のベースポリマーを用いたものが一般的であるが、その他、コールドグルー、溶剤系等の接着剤を利用することもできる。
腹側脚周り伸縮材21の各端部は、周縁10j(左腰周縁)と周縁10b(右腰周縁)の範囲中、周縁10i(左脚周縁)、周縁10c(右脚周縁)に近接した部分に配置されている。
伸縮材21a、21b、21cの互いの間隔は、周縁10i(左脚周縁)及び周縁10c(右脚周縁)に沿って、股下ラインLに近づくほど幅広とされている。
背側脚周り伸縮材22の各端部は、周縁10g(左腰周縁)と周縁10e(右腰周縁)の範囲中、周縁10h(左脚周縁)、周縁10d(右脚周縁)に近接した部分に配置されている。
伸縮材22a、22b、22cの互いの間隔は、周縁10i(左脚周縁)及び周縁10c(右脚周縁)に沿って、股下ラインLに近づくほど幅広とされている。
腹側脚周り伸縮材21と背側脚周り伸縮材22は、伸張率150〜350%で外装体10に固定されていることが好ましく、伸張率180〜280%で外装体10に固定されていることがより好ましい。
また、背側脚周り伸縮部材22の伸張率を腹側脚周り伸縮材21の伸張率よりも高くすることが、フィット性の面で好ましいが、背側脚周り伸縮部材22と腹側脚周り伸縮部材21の伸張率は同じでもよい。
なお、本明細書において「伸張率」とは、非伸張状態の長さに対する、伸張状態の長さの比率(百分率)を示すものとする。即ち、伸縮材の非伸長状態の伸張率は100%であり、その伸縮部材を2倍に伸張した場合の伸張率は200%となる。
本実施形態では、伸縮材23a、23b、23c、23d、23e、23fの6本の腹側股間伸縮材23が、互いに重ならないように間隔を置いて配置されている。このうち、伸縮材23aが、最も股下ラインLに近接して配置されている。そして、伸縮材23b、23c、23d、23e、23fは、順次股下ラインLから離間するよう、略等間隔で配置されている。
本実施形態では、伸縮材24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24hの8本の背側股間伸縮材24が、互いに重ならないように間隔を置いて配置されている。このうち、伸縮材24aが、最も股下ラインLに近接して配置されている。そして、伸縮材24b、24c、24d、24e、24f、24g、24hは、順次股下ラインLから離間するよう、略等間隔で配置されている。
同様に、他の腹側股間伸縮材23も、交差する複数の腹側脚周り伸縮材21に挟まれる4箇所に、各々切断部が設けられている。また、背側股間伸縮材24も、交差する複数の背側脚周り伸縮材22に挟まれる4箇所に、各々切断部が設けられている。
腹側股間伸縮材23と背側股間伸縮材24は、伸張率150〜250%で外装体10に固定されていることが好ましく、伸張率200〜300%で外装体10に固定されていることがより好ましい。
図2に示すように、腹側胴周り伸縮材25は、腹側胴部A2の周縁10j(左腰周縁)と周縁10b(右腰周縁)との間を横断するように直線状に配置されている。
腹側胴周り伸縮材25はウエストライン側に配置された複数の伸縮材25aと股下ラインL側に配置された複数の伸縮材25bを含んでいる。
伸縮材25aの方が伸縮材25bよりも狭い間隔で配置されている。伸縮材25aは、伸縮材25bよりも強い伸縮力を有することが好ましい。
背側胴周り伸縮材26はウエストライン側に配置された複数の伸縮材26aと股下ラインL側に配置された複数の伸縮材26bを含んでいる。
伸縮材26aの方が伸縮材26bよりも狭い間隔で配置されている。伸縮材26aは、伸縮材26bよりも強い伸縮力を有することが好ましい。
伸縮材25aと伸縮材26aについては、300〜1300dtexであることが好ましく、400〜1000dtexであることがより好ましい。伸縮材25aと伸縮材26aとして天然ゴムを使用した場合、天然ゴムの引っ張り強度は5〜30Mpaであることが好ましく、10〜20Mpaであることがより好ましい。伸縮材25bと26bについては、300〜1300dtexであることが好ましく、400〜700dtexであることがより好ましい。
腹側胴周り伸縮材25と背側胴周り伸縮材26は、伸張率170〜350%で外装体10に固定されていることが好ましく、伸張率200〜300%で外装体10に固定されていることがより好ましい。
吸収性パッド30は、外装体10のインナーシート12に接着固定され、外装体10の内側(着用者側)に配置されている。
吸収体33は、予め上ティッシュ34及び下ティッシュ35に覆われた状態で、トップシート31及びバックシート32の間に内包されている。すなわち、下ティッシュ35は吸収体33より幅広とされており、吸収体33のバックシート32側を覆うと共に、吸収体33のトップシート31側の両側縁部も覆うように幅方向両側が折り返されている。また、上ティッシュ34は、吸収体33よりやや幅狭とされており、下ティッシュ35の両側の折り返し部と重なるように、吸収体33のトップシート31側に載せられている。上ティッシュ34と下ティッシュ35の重なり部分は、接着剤により接着されている。
トップシート31を形成する材料としては、不織布を採用することが好ましい。不織布の種類としては、スパンボンド、スパンレース、ニードルパンチ、サーマルボンド等の各種製法によって製造された公知の不織布を用いることができる。特に、適度な伸長性を有するため、乾式法で形成した繊維ウエブを、サーマルボンド法によって結合させた不織布が好ましい。サーマルボンド法によって結合させた不織布は、形成した繊維ウエブを、熱で溶融させて繊維を結合させた不織布である。
トップシート31とバックシート32は、その周縁部が、ホットメルトによる接着や熱溶着等により封着されている。
吸収体33は、単層又は複数層のマット状に形成されていることが好ましい。
本実施形態では、上ティッシュ34と下ティッシュ35で吸収体33を被包している。そのため、高吸収性ポリマーのように、定型性を保ちにくい材料で吸収体33を構成することも可能である。
一対の立体ギャザー40(40a、40b)は、各々撥水シート41、側縁伸縮材42、及び立体ギャザー伸縮材43を有している。
また、幅方向の他方は、内側に立体ギャザー伸縮材43を挟むように折り返されている。本実施形態では、3本の立体ギャザー伸縮材43が、撥水シート41の長手方向に沿って延在するように、撥水シート41の折り返し部に伸張状態で配置されている。
立体ギャザー40は、側縁伸縮材42と立体ギャザー伸縮材43の収縮力により起立状態とされており、トップシート31の側方から液体が漏洩することを防止する防漏壁となっている。
特に、本実施形態の腹側脚周り伸縮材21及び背側脚周り伸縮材22は、左脚周縁に沿う部分と右脚周縁に沿う部分が股下ラインL近傍で連結しているので、吸収体33の重量を、両脚側から支えることができ、ずり落ち防止効果が大きい。
したがって、着用者のさまざまな動きによりよれが生じやすく、また、着用者の排泄物の量が多く、吸収体33の重量が増しやすい大人用の使い捨ておむつに適用しても、充分にずり落ちが防止される。
本実施形態の使い捨ておむつは、伸縮材21a、21b、21cの互いの間隔、並びに伸縮材22a、22b、22cの互いの間隔が、周縁10i(左脚周縁)及び周縁10c(右脚周縁)に沿って、股下ラインLに近づくほど幅広とされている。そのため、局部的な締め付けが一層生じにくく、痛み等の不快感が解消される。
図4に本発明の第二実施形態に係る使い捨ておむつを示す。図4において、第一実施形態に係る使い捨ておむつと同一の構成部材には、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態は、腹側股間伸縮材23を腹側股間伸縮材27に、背側股間伸縮材24を背側股間伸縮材28に変更したほかは、第一実施形態と同様である。
本実施形態では、伸縮材27a、27b、27c、27d、27e、27fの6本の腹側股間伸縮材27が、互いに重ならないように間隔を置いて配置されている。このうち、伸縮材27aが、最も股下ラインLに近接して配置されている。そして、伸縮材27b、27c、27d、27e、27fは、順次股下ラインLから離間するように配置されている。
本実施形態では、腹側股間伸縮材27同士の間隔が、股下ラインLに近づくほど広くされている。
本実施形態では、伸縮材28a、28b、28c、28d、28e、28f、28g、28h、28iの9本の背側股間伸縮材28が、互いに重ならないように間隔を置いて配置されている。このうち、伸縮材28aが、最も股下ラインLに近接して配置されている。そして、伸縮材28b、28c、28d、28e、28f、28h、28iは、順次股下ラインLから離間するように配置されている。
本実施形態では、背側股間伸縮材28同士の間隔が、股下ラインLに近づくほど広くされている。
腹側股間伸縮材27と背側股間伸縮材28は、腹側股間伸縮材23及び背側股間伸縮材24と同様のものが使用できる。
本実施形態の使い捨ておむつは、腹側股間伸縮材27と背側股間伸縮材28の間隔が、股下ラインLに近づくほど広くされている。そのため、第一実施形態より、さらに、局部的な締め付けが生じにくく、痛み等の不快感が解消される。
上記各実施形態では、脚周り伸縮材が、左脚周縁に沿う部分と右脚周縁に沿う部分が股下ラインL近傍で連結した構成としたが、脚周り伸縮材は、左脚周縁に沿う部分と右脚周縁に沿う部分とが連結されておらず、互いに独立していてもよい。
また、上記各実施形態では、腹側股間伸縮材と背側股間伸縮材の何れも直線状に配置する態様には限定されず、例えば、中央部が股下ラインL側に、やや膨らむように、湾曲していてもよい。
同様に、上記各実施形態では、背側股間伸縮材は、交差する複数の背側脚周り伸縮材に挟まれる部分に、各々1つの切断部を有しているが、背側脚周り伸縮材に挟まれる部分に、各々2以上の切断部を有していてもよい。また、交差する複数の背側脚周り伸縮材に挟まれる部分の一部は、切断部を有していなくてもよい。
同様に、背側股間伸縮材は、最も内側に配置された背側脚周り伸縮材22(背側脚周り伸縮材22c)と交差する2点の間にも切断部を有していてもよい。この場合の切断部の長さにも特に制限はない。
腹側脚周り伸縮材と背側脚周り伸縮材の本数が少なすぎる場合、脚周り開口部からの漏れを防ぐために、1本あたりの伸縮力を大きくする必要があり、線での強い圧迫による不快感痛み等の不快感を生じさせるおそれがある。腹側脚周り伸縮材と背側脚周り伸縮材の本数が多すぎる場合、特に股下ラインL近傍で伸縮材同士が近接しやすくなり、着用感が悪くなる恐れがある。
腹側股間伸縮材と背側股間伸縮材の本数が少なすぎる場合、吸収体33の重量が増した際に、着用者の体への密着性が不充分となりやすい。また、脚周り開口部にフリルが形成されるのを充分に防止しにくくなる。
腹側股間伸縮材と背側股間伸縮材の本数が多すぎる場合、伸縮材同士が近接しやすくなり、着用感が悪くなる恐れがある。
また、上記各実施形態では、吸収体33を予め上ティッシュ34及び下ティッシュ35に覆われた状態で、トップシート31及びバックシート32の間に内包された態様としたが、外装体10の着用者側に吸収体33を配置する態様に特に限定はない。例えば、上ティッシュ34及び下ティッシュ35を省略した態様としてもよい。
さらに、外装体10のインナーシート12として、液吸収性を備える材質を用いれば、別途吸収体33を配置することを省略することも可能である。
また、立体ギャザー40を設けない態様とすることもできる。
また、外装体10は、アウターシート11とインナーシート12とからなるものに限定されず、1層のシートから構成されていてもよい。
本発明の使い捨ておむつは、着用の際に、外装体10の腹側胴部A2と背側胴部B2が、左右において接合されるものであってもよい。
着用の際に接合する方法としては、例えば、予め背側胴部B2の左右に固定された粘着テープを、腹側胴部A2の左右に貼着する方法が挙げられる。
13a,13b…接合部、21…腹側脚周り伸縮材、22…背側脚周り伸縮材、
23…腹側股間伸縮材、24…背側股間伸縮材、25…腹側胴周り伸縮材、
26…背側胴周り伸縮材、27…腹側股間伸縮材、28…背側股間伸縮材、
30…吸収性パッド、33…吸収体、40…立体ギャザー、
L…股下ライン、A…腹側部、A1…腹側股部、A2…腹側胴部、
B…背側部、B1…背側股部、B2…背側胴部、
WH…ウエスト開口部、LHa…左脚周り開口部、LHb…右脚周り開口部、
C1,C2,C3,C4…切断部
Claims (5)
- 着用者の臀部を覆う外装体と、該外装体に配置された複数の外装伸縮材を備え、
前記外装体の周縁は、着用者の左脚周りに沿う左脚周縁、着用者の右脚周りに沿う右脚周縁、及び着用者の胴周りに沿うウエストライン側周縁を含み、
前記外装伸縮材は、左脚周縁及び右脚周縁の一方または両方に沿って配置された複数の脚周り伸縮材と、左脚周縁と右脚周縁の間を横断するように配置され、前記複数の脚周り伸縮材と交差する股間伸縮材とを有し、
前記股間伸縮材は、交差する前記複数の脚周り伸縮材同士の間で切断された切断部を有することを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記外装体を、着用者の左脚の内側から右脚の内側に横断するラインに当接する股下ラインを境界線として、着用者の腹側を覆う腹側部と背側を覆う背側部の2つの領域に区分したとき、
前記脚周り伸縮材は、前記腹側部に配置された複数の腹側脚周り伸縮材と、前記背側部に配置された複数の背側脚周り伸縮材を含み、
前記腹側脚周り伸縮材は、前記腹側部の左脚周縁に沿って配置された部分と、前記腹側部の右脚周縁に沿って配置された部分と、これらを、前記股下ライン近傍で連結するように配置された部分を含み、
前記背側脚周り伸縮材は、前記背側部の左脚周縁に沿って配置された部分と、前記背側部の右脚周縁に沿って配置された部分と、これらを、前記股下ライン近傍で連結するように配置された部分を含む、請求項1に記載の使い捨ておむつ。 - 前記外装体を、着用者の左脚の内側から右脚の内側に横断するラインに当接する股下ラインを境界線として、着用者の腹側を覆う腹側部と背側を覆う背側部の2つの領域に区分したとき、
前記股間伸縮材は、前記腹側部に配置された3本以上の腹側股間伸縮材と、前記背側部に配置された3本以上の背側股間伸縮材とを含み、
前記3本以上の腹側股間伸縮材の間隔が前記股下ラインに近づく程広くなるようにされていると共に、
前記3本以上の背側股間伸縮材の間隔が前記股下ラインに近づく程広くなるようにされている請求項1または2に記載の使い捨ておむつ。 - 前記外装伸縮材が、着用者の胴回りを周回するように配置された胴周り伸縮材をさらに有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
- さらに、前記外装体の着用者側に配置された吸収体を備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013271525A JP6164083B2 (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013271525A JP6164083B2 (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 使い捨ておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015123319A true JP2015123319A (ja) | 2015-07-06 |
JP6164083B2 JP6164083B2 (ja) | 2017-07-19 |
Family
ID=53534475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013271525A Active JP6164083B2 (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6164083B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5833270B1 (ja) * | 2015-08-10 | 2015-12-16 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨て着用物品 |
WO2024029134A1 (ja) * | 2022-08-05 | 2024-02-08 | 大王製紙株式会社 | トランクス型吸収物品 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009284983A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Livedo Corporation | 使い捨て吸収性物品 |
JP2010142499A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Livedo Corporation | 使い捨てパンツ型おむつおよびその製造方法 |
JP2010268991A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2012070838A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
-
2013
- 2013-12-27 JP JP2013271525A patent/JP6164083B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009284983A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Livedo Corporation | 使い捨て吸収性物品 |
JP2010142499A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Livedo Corporation | 使い捨てパンツ型おむつおよびその製造方法 |
JP2010268991A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2012070838A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5833270B1 (ja) * | 2015-08-10 | 2015-12-16 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨て着用物品 |
WO2017026060A1 (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨て着用物品 |
JP2017035297A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨て着用物品 |
WO2024029134A1 (ja) * | 2022-08-05 | 2024-02-08 | 大王製紙株式会社 | トランクス型吸収物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6164083B2 (ja) | 2017-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4966355B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
KR100837490B1 (ko) | 접힌 흡수용품 | |
JP2012100857A (ja) | 吸収性物品 | |
TWI480033B (zh) | Pants type absorbent articles | |
JP6467213B2 (ja) | 使い捨て着用物品 | |
WO2013111871A1 (ja) | 使い捨て着用物品 | |
JP6089806B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6118087B2 (ja) | 吸収性物品及び吸収性本体保持カバー | |
RU2740882C1 (ru) | Одноразовый подгузник | |
JP2012249941A (ja) | 吸収性物品 | |
JP6453051B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP2015188542A (ja) | 吸収性物品 | |
JP4794314B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP2016022194A (ja) | パンツ型使い捨ておむつ | |
JP6352088B2 (ja) | 使い捨て着用品 | |
JP6164083B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP6164084B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
RU2737447C1 (ru) | Впитывающее изделие | |
JP6126367B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6559940B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP5492520B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP2018082865A (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP6636848B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5138441B2 (ja) | 吸収性物品の製造方法 | |
JP2010148680A (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161025 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170605 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6164083 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |