JP2010142414A - 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】連続シートにワークを取り付ける取り付けピッチを、簡単に変更可能にする製造方法、製造装置を提供する。
【解決手段】周回軌道Trに沿って並んで移動する複数のワーク保持パレット51に、順次周回軌道Tr上の受け取り位置Qinでワーク10を受け取らせ、周回軌道Tr上の引き渡し位置Qoutにてワーク保持パレット51からワーク10を連続シート20a,24aに引き渡す。周回軌道Trには、少なくとも2カ所の引き渡し位置Qout1,Qout2が択一的に選択されるように設定されている。周回軌道Tr上の第1引き渡し位置Qout1と、第1引き渡し位置Qout1よりも下流側の第2引き渡し位置Qout2との間には、隣り合うワーク保持パレット51,51間のピッチP51を変更する変更域を設定。
【選択図】図5

Description

本発明は、連続シートの搬送方向に所定の取り付けピッチでワークを取り付けて、吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法及び装置に関する。
従来、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品の製造ラインでは、連続シートの搬送方向に所定の取り付けピッチで吸収性本体等のワークを取り付けることが行われる(特許文献1を参照)。
特開2005−298193号
この取り付けピッチは吸収性物品の製品サイズに応じて異なり、例えば、Mサイズは取り付けピッチが広く、Sサイズは狭い。そのため、製造ラインによっては、連続シートにワークを取り付ける装置を、吸収性物品の製品サイズ毎に保有しているところも有り、その製造ラインでは、サイズ替えの度に、対応するサイズの装置に入れ替えて使用している。
しかしながら、製品サイズ毎に専用の装置を用いると、設備費が嵩み、また、装置の入れ替え作業も大掛かりになって製造ラインの稼働率を大幅に下げてしまう。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、連続シートにワークを取り付ける取り付けピッチを簡単に変更可能な、吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
連続して搬送される連続シートに、前記連続シートの搬送方向に所定の取り付けピッチでワークを取り付けて吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
周回軌道に沿って並んで移動する複数のワーク保持パレットに、順次前記周回軌道上の受け取り位置で前記ワークを受け取らせ、前記周回軌道上の引き渡し位置にて前記ワーク保持パレットから前記ワークを前記連続シートに引き渡し、
前記周回軌道には、少なくとも2カ所の前記引き渡し位置が択一的に選択されるように設定されており、
前記周回軌道上の第1引き渡し位置と、前記第1引き渡し位置よりも下流側の第2引き渡し位置との間には、隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチを変更する変更域が設定されていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法である。
また、
連続して搬送される連続シートに、前記連続シートの搬送方向に所定の取り付けピッチでワークを取り付けて吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する装置であって、
周回軌道に沿って並んで移動する複数のワーク保持パレットを有し、前記ワーク保持パレットは、順次前記周回軌道上の受け取り位置で前記ワークを受け取り、前記周回軌道上の引き渡し位置にて前記ワークを前記連続シートに引き渡し、
前記周回軌道には、少なくとも2カ所の前記引き渡し位置が択一的に選択されるように設定されており、
前記周回軌道上の第1引き渡し位置と、前記第1引き渡し位置よりも下流側の第2引き渡し位置との間には、隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチを変更する変更域が設定されていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、連続シートにワークを取り付ける取り付けピッチを簡単に変更可能となる。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
連続して搬送される連続シートに、前記連続シートの搬送方向に所定の取り付けピッチでワークを取り付けて吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
周回軌道に沿って並んで移動する複数のワーク保持パレットに、順次前記周回軌道上の受け取り位置で前記ワークを受け取らせ、前記周回軌道上の引き渡し位置にて前記ワーク保持パレットから前記ワークを前記連続シートに引き渡し、
前記周回軌道には、少なくとも2カ所の前記引き渡し位置が択一的に選択されるように設定されており、
前記周回軌道上の第1引き渡し位置と、前記第1引き渡し位置よりも下流側の第2引き渡し位置との間には、隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチを変更する変更域が設定されていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、第1引き渡し位置と第2引き渡し位置との間には、隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチを変更する変更域が設定されているので、少なくとも第1引き渡し位置又は第2引き渡し位置の選択によって、連続シートにおけるワークの取り付けピッチを容易に変更可能となる。その結果、当該連続シートの複合体を用いた製品のサイズ替えを簡単に行うことができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記変更域は、前記ワーク保持パレットの移動速度を変更する第1変速域であり、
前記第1変速域を通過後に隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチは、前記第1変速域を通過前のピッチから変更され、
前記周回軌道において前記第2引き渡し位置から前記受け取り位置へと戻る間の範囲には、前記前記ワーク保持パレットの移動速度を、前記受け取り位置での目標速度へと戻す第2変速域が設定されているのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、第1引き渡し位置と第2引き渡し位置との間には、前記ワーク保持パレットの移動速度を変更する第1変速域が設定されており、前記第1変速域を通過後に隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチは、前記第1変速域を通過前のピッチから変更される。よって、第1引き渡し位置及び第2引き渡し位置の何れか一方を選択することにより、連続シートにおけるワークの取り付けピッチを容易に変更可能となる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記第1変速域は、前記ワーク保持パレットを減速する減速域であり、
前記第1変速域を通過後に隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチは、前記第1変速域を通過前のピッチよりも狭くなるのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、第2引き渡し位置を選択すれば、第1引き渡し位置よりも、連続シートにおけるワークの取り付けピッチを確実に狭くすることができる。よって、例えばSサイズとMサイズの製品の作り分けを簡単に行うことができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記ワーク保持パレットは、前記ワークを吸引して保持し、
前記周回軌道における前記ワークを吸引する範囲の下流限位置は、前記引き渡し位置の選択に応じて変更されるのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、第1引き渡し位置が選択された場合に、ワーク保持パレットの吸引状態が第1引き渡し位置まで維持されるようにし、他方、第2引き渡し位置が選択された場合には、同吸引状態が第2引き渡し位置まで維持されるように切り換えることができる。よって、ワーク保持パレットは、無駄な吸引に要するエネルギー消費を抑えながらも、連続シートに引き渡すまでは確実にワークを吸引し得て、その結果、連続シートへのワークの引き渡し動作の確実性を高めながらもランニングコストの低減も図れる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記第1引き渡し位置及び前記第2引き渡し位置には、それぞれ、前記連続シートが掛け回されて前記連続シートを搬送するための搬送ロールが配置され、各搬送ロールは、それぞれに、対応する前記引き渡し位置と、前記引き渡し位置から離れた待機位置との間を進退可能に設けられており、
前記引き渡し位置の選択に応じて前記搬送ロールは進退するのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、選択されていない引き渡し位置の搬送ロールについては、待機位置へと後退させ、選択されている引き渡し位置の搬送ロールについては引き渡し位置へと前進させることができる。よって、選択された引き渡し位置を流れる連続シートに対してのみ、ワークを確実に引き渡すことができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記周回軌道には、前記第1引き渡し位置を含むように第1等速域が設定されているとともに、前記第2引き渡し位置を含むように第2等速域が設定されており、
前記第1等速域での前記ワーク保持パレットの移動速度は、前記第1引き渡し位置の前記連続シートの搬送速度に等しく、
前記第2等速域での前記ワーク保持パレットの移動速度は、前記第2引き渡し位置の前記連続シートの搬送速度に等しいのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、第1等速域及び第2等速域が設定されているので、第1引き渡し位置及び第2引き渡し位置の何れの位置においても、ワークを連続シートに引き渡す際の安定性を向上することができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記周回軌道は、所定の円心を中心とする正円形の軌道であり、
前記ワーク保持パレットは、前記ワークを保持する保持面を、前記周回軌道の半径方向の外側に向けて配置されているとともに、前記半径方向に沿う軸心周りに旋回可能に設けられ、
前記ワーク保持パレットが前記受け取り位置から前記第1引き渡し位置までを移動する間に、前記ワーク保持パレットが前記軸心周りに90°だけ旋回することにより、前記ワークの向きを変更するとともに、当該変更した状態を、前記ワーク保持パレットが前記第1引き渡し位置及び前記第2引き渡し位置を通過するまでは維持し、前記第2引き渡し位置を通過した前記ワーク保持パレットが前記受け取り位置に到達するまでに、前記ワーク保持パレットが再度前記軸心周りに90°だけ旋回して元の向きに戻すのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、前記ワークが長手方向と短手方向(長手方向に直交する方向のことであり、必然、長手方向よりも寸法が短い方向のことを意味する)とを有する場合に、受け取り位置と引き渡し位置との間で、ワークの長手方向と短手方向とを入れ替えて連続シートに引き渡すことができる。ここで、このような処理は、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品の部品たる吸収性本体を他部品に組み付ける際に必要なことが多い。よって、吸収性物品の製造の際に好適に用いることができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記第1引き渡し位置が選択された場合には、前記第1引き渡し位置に連続シートが一対で並列して互いの間に間隔をあけて搬送され、前記第1引き渡し位置において前記ワークが前記一対の連続シート間に架け渡されて取り付けられ、
他方、前記第2引き渡し位置が選択された場合には、前記第2引き渡し位置に連続シートが一対で並列して互いの間に間隔をあけて搬送され、前記第2引き渡し位置において前記ワークが前記一対の連続シート間に架け渡されて取り付けられ、
前記第1引き渡し位置を走行する一対の連続シートと、前記第2引き渡し位置を走行する一対の連続シートとは、互いに、前記間隔の大きさ又は前記連続シートの幅の少なくとも一方が異なり、
前記間隔の大きさ又は前記連続シートの幅の大小関係は、前記変更域を通過前後の前記ワーク保持パレット間のピッチの大小関係と同じであるのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、第1引き渡し位置で取り付ける場合のワークの取り付けピッチと、第2引き渡し位置で取り付ける場合のワークの取り付けピッチとの大小関係に合わせて、前記一対の連続シート同士の間の間隔又は前記連続シートの幅の大小関係が設定される。例えば、第1引き渡し位置での取り付けピッチよりも第2引き渡し位置での取り付けピッチの方が小さい場合には、この大小関係に合わせて、前記第1引き渡し位置を走行する一対の連続シート同士の間隔よりも前記第2引き渡し位置を走行する一対の連続シート同士の間隔の方が狭く設定される。
よって、製造すべき連続シートの複合体のサイズを、搬送方向及び搬送方向と交差する方向の両者に関して、第1取り付け位置で製造される複合体よりも第2取り付け位置で製造される複合体の方を小さくすることができて、その結果、平面的にサイズの異なる製品を確実に作り分け可能となる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記一対の連続シートは、それぞれ、吸収性物品の着用時に、着用者の腹側部を覆う腹側部材及び背側部を覆う背側部材であり、前記ワークは、前記着用時に前記着用者の股間にあてがわれて体液を吸収する吸収性本体であるのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、製造される吸収性物品のサイズ替えを容易に行うことができる。
また、
連続して搬送される連続シートに、前記連続シートの搬送方向に所定の取り付けピッチでワークを取り付けて吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する装置であって、
周回軌道に沿って並んで移動する複数のワーク保持パレットを有し、前記ワーク保持パレットは、順次前記周回軌道上の受け取り位置で前記ワークを受け取り、前記周回軌道上の引き渡し位置にて前記ワークを前記連続シートに引き渡し、
前記周回軌道には、少なくとも2カ所の前記引き渡し位置が択一的に選択されるように設定されており、
前記周回軌道上の第1引き渡し位置と、前記第1引き渡し位置よりも下流側の第2引き渡し位置との間には、隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチを変更する変更域が設定されていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置によれば、第1引き渡し位置と第2引き渡し位置との間には、隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチを変更する変更域が設定されているので、少なくとも第1引き渡し位置又は第2引き渡し位置の選択によって、連続シートにおけるワークの取り付けピッチを容易に変更可能となる。その結果、当該連続シートの複合体を用いた製品のサイズ替えを簡単に行うことができる。
===第1実施形態===
第1実施形態の吸収性物品1に係る連続シートの複合体1aの製造方法及び製造装置31は、例えば、使い捨ておむつ1の製造ラインに適用されている。
図1A乃至図3は使い捨ておむつ1の説明図である。図1A及び図1Bは、それぞれSサイズ及びMサイズのおむつ1の平面図であり、図2Aは図1A中のII−II断面図であり、図2Bは、おむつ1の別態様の同断面図である。図3はおむつ1の斜視図である。
このおむつ1は、着用者の腹側部を覆う腹側帯部材20(腹側部材に相当)と、同背側部を覆う背側帯部材24(背側部材に相当)と、同股間にあてがわれ尿等の体液を吸収する吸収性本体10と、を備えている。図1Aの展開状態では、腹側帯部材20と背側帯部材24とが互いの間に間隔Dをあけて平行に並んだ状態で、これらの間に吸収性本体10の長手方向の両端部10e,10eが架け渡されて固定されており、その外観形状は平面視略H形状をなしている。そして、この状態から、吸収性本体10の長手方向の中央部C10を折り位置として二つ折りされるとともに、この二つ折りの状態において互いに対向する帯部材20,24同士が、着用者の脇腹に当接すべき部位にて止着されると、これら帯部材20,24同士が環状に連結されて、これにより、図3に示すような胴周り開口3及び一対の脚周り開口5,5が形成された着用状態のおむつ1となる。
なお、上述の止着構造として、溶着等の取り外し不能な接合構造を用いれば、パンツ型のおむつとなり、他方、ファスニングテープ部材(不図示)等の着脱自在な接合構造を用いれば、オープン型のおむつになる。以下、図1A及び図2Aを参照しつつ、おむつ1の各構成部品について説明する。
吸収性本体10は、パルプ繊維等の液体吸収性繊維を平面視略矩形状に成型してなる吸収体11と、吸収体11を着用者の肌側から覆う表面シート部材12と、吸収体11を表面シート部材12の逆側から覆っておむつ1の外装を兼ねる裏面シート部材13とを備えている。吸収体11は、高吸収性ポリマーを含有していても良い。表面シート部材12は、例えば吸収体11よりも大きい平面サイズの液透過性の不織布である。また、裏面シート部材13は、吸収体11より大きい平面サイズの液不透過性シートであり、その一例としては、ポリエチレン等の液不透過性の防漏シート14と、不織布等の外装シート15とが貼り合わされた二層構造のシート13が挙げられる。そして、これら裏面シート部材13と表面シート部材12との間に吸収体11を挟んだ状態において、吸収体11の四辺から外側にはみ出す部分にて、裏面シート部材13と表面シート部材12とが額縁状に貼り合わされ、これにより、吸収性本体10が形成される。
なお、図2Aに示すように、表面シート部材12と吸収体11との間や、裏面シート部材13と吸収体11との間に、ティッシュペーパー等の液透過性シート16を介装しても良い。また、図2Aに示すように、裏面シート部材13の幅方向の両端部において、防漏シート14と外装シート15との間に長手方向に沿った糸ゴム等の弾性部材17を伸長下で介装固定しても良く、そうすれば、これら弾性部材17により、おむつ1の各脚周り開口5,5には脚周りギャザー部が形成されて伸縮性が付与される。
腹側帯部材20及び背側帯部材24は、何れも、例えば不織布等の柔軟なシートを素材とする。ここでは、図2Aに示すように、不織布21,21を二枚重ねにして各帯部材20,24は形成されており、各帯部材20,24は、それぞれ、吸収性本体10の長手方向の対応する端部10e,10eに貼り付けられて固定されている。但し、図2Bに示すように、二枚重ねの不織布21,21の間に、吸収性本体10の長手方向の端部10e,10eを介装して固定しても良い。また、各帯部材20,24に糸ゴム等の弾性部材を伸長下で固定して、これら帯部材20,24に伸縮性を付与しても良い。
このようなおむつ1の製品サイズ変更、つまりサイズ替えは、主に帯部材20,24に係る寸法のみを変えることで行われる。例えば、図1Aに示すSサイズよりも、図1Bに示すMサイズの方が、帯部材20,24の長さLが長く、帯部材20,24の幅Wが広く、そして、帯部材20,24同士の間隔Dが広くなっているが、吸収性本体10については、SサイズやMサイズ等の製品サイズの相違によらず、寸法(つまり、吸収性本体10の長さや幅寸)に関して同仕様のものが使用される。
このようなおむつ1は、製造ラインを連続して流れる何れかの部品を基材として、当該基材に対して各種部品が接合等されて完成する。本第1実施形態に係る製造方法及び製造装置31は、その一工程を担っている。なお、以下では、説明の都合上、腹側帯部材20の幅Wと背側帯部材24の幅Wとが同幅であるものとして説明するが、実際には図1A及び図1Bに示すように背側帯部材24の幅の方が広くなっている。
図4は、この製造装置31で行われる処理の模式図である。以下では、製造装置31の幅方向を「CD方向」と言い、このCD方向と直交する方向を「MD方向」と言う。つまり、MD方向とは、CD方向と直交する平面内の任意の方向のことを言う。また、場合によっては、MD方向において互いに直交する2方向のことを、それぞれ「上下方向」及び「前後方向」と言うこともある。なお、説明の関係上、この図4は、多少デフォルメして示されている。例えば、吸収性本体10を搬送する後記ワーク保持パレット51の周回軌道Trは実際には正円形状であるが、この図4では長円形状で示している。
この工程では、一対の帯部材20,24に対して吸収性本体10を架け渡して貼り付ける処理を行い、これにより、おむつ1の半製品は図1Aのような略H形状になる。
詳しくは、図4に示すように、当該製造装置31に供給される時点の一対の帯部材20,24は、MD方向に沿った連続体20a,24aの形態で、且つ、互いにCD方向に間隔Dを隔てて並んだ状態で連続搬送されている。また、吸収性本体10の方もMD方向に連続する連続体10aの形態で連続搬送されている。すなわち、吸収性本体10を構成する表面シート部材12及び裏面シート部材13は、吸収性本体10の長手方向に連続する連続シートの状態にあり、そして、これら表面シート部材12及び裏面シート部材13の間に吸収体11が介装されつつ各吸収体11は前記長手方向に間欠的に配置された状態にある。
よって、この製造装置31では、先ず、吸収性本体の連続体10aを吸収体11,11同士の間の部位にてCD方向に沿って分割し、これにより、長手方向がMD方向を向いた吸収性本体10を生成する。そうしたら、この吸収性本体10を所定の引き渡し位置Qoutへ移動する間に、この吸収性本体10を平面中心周りに90°旋回することにより、その長手方向をMD方向から帯部材の連続体20a,24aの並列方向たるCD方向に変更する。そして、引き渡し位置Qoutに到達したら、同位置QoutをMD方向に流れる、CD方向に一対の帯部材の連続体20a,24aに、所定の取り付けピッチPで吸収性本体10を長手方向の両端部10e,10eで架け渡して取り付け、これにより、上述の図1Aの略H形状の前段階たる図4の略梯子状の半製品1aにする。そして、ここまでが、この製造装置31の担当処理範囲である。ちなみに、この例では、吸収性本体10が「ワーク」に相当し、一対の帯部材の連続体20a,24aが「連続シート」に相当し、略梯子状の半製品1aが「連続シートの複合体」に相当し、MD方向が「搬送方向」に相当する。
ここで、この工程の処理を製品サイズに着目して考えてみると、図4と図1Aとの対比から、上述の吸収性本体10の取り付けピッチPによって、製品サイズを決める前記3条件のうちの第1条件たる帯部材20,24の長さLが決まることがわかる。また、搬送される一対の帯部材の連続体20a,24a同士の間隔D、及び、各連続体20a,24aの幅Wにより、製品サイズを決める残りの2条件たるおむつ1の帯部材20,24同士の間隔D及び帯部材20,24の幅Wが決まることもわかる。
よって、この製造装置31では、製品サイズをSサイズ及びMサイズの2水準で製造可能にすべく、帯部材の連続体20a,24aへ吸収性本体10を引き渡すための引き渡し位置Qout1,Qout2を2カ所用意し、これら引き渡し位置Qout1,Qout2同士の間において吸収性本体10の取り付けピッチPを変更可能に構成しているとともに、各引き渡し位置Qout1,Qout2には、それぞれ、各製品サイズに対応した寸法W,Dの帯部材の連続体20a,24aが、対で走行できるようにしている。そして、Mサイズ用の引き渡し位置Qout1とSサイズ用の引き渡し位置Qout2とを択一的に選択することにより、製品サイズの作り分けを行っている。
図5は製造装置31の説明図である。なお、この図5中では、MD方向は図5の紙面に沿う任意の方向となり、CD方向は図5の紙面を貫通する方向となる。
この製造装置31は、回転ドラム装置41を本体とする。回転ドラム装置41は、複数枚(図示例では9枚)のワーク保持パレット51を有している。各ワーク保持パレット51は、CD方向を向いた軸芯C41を円心とする正円の周回軌道Trに沿って反時計回りに所定の速度パターンで周回する。この周回軌道Tr上の所定位置Qinには、カッター装置61が配置されており、上工程から連続して送られる吸収性本体の連続体10aを分割して吸収性本体10を生成する。そして、当該位置Qinを吸収性本体10の受け取り位置Qinとして、各ワーク保持パレット51はカッター装置61から順次吸収性本体10を受け取る。また、同周回軌道Tr上の2カ所の位置には、ワーク保持パレット51から帯部材の連続体20a,24aへ吸収性本体10を引き渡す引き渡し位置Qout1,Qout2が択一的に選択可能に設定されている。そして、受け取り位置Qinで吸収性本体10を受け取ったワーク保持パレット51は、吸収性本体10の長手方向の向きをMD方向からCD方向に変更すべく90°旋回しながら、選択された引き渡し位置Qoutまで移動する。
ここで、上流側の引き渡し位置Qout1(第1引き渡し位置に相当)が選択されている場合には、図5中に実線で示すように、予め当該引き渡し位置Qout1の搬送ローラー71に一対の帯部材の連続体20a,24aが掛け回されて所定の搬送速度VLでMD方向に搬送されている。よって、各ワーク保持パレット51が、この引き渡し位置Qout1を通過する際には、前記一対の帯部材の連続体20a,24aに吸収性本体10が貼り付けられて引き渡される。
一方、上記の引き渡し位置Qout1よりも下流側の引き渡し位置Qout2(第2引き渡し位置に相当)が選択されている場合には、上記の引き渡し位置Qout1に代えて、予め引き渡し位置Qout2の搬送ローラー72に一対の帯部材の連続体20a,24aが掛け回されて所定の搬送速度VSでMD方向に搬送されている(図5中の二点鎖線を参照)。よって、各ワーク保持パレット51がこの引き渡し位置Qout2を通過する際には、前記一対の帯部材の連続体20a,24aに吸収性本体10が貼り付けられて引き渡される。
ここで、帯部材の連続体20a,24aに吸収性本体10を取り付ける取り付けピッチPは、引き渡し時に互いに隣り合うワーク保持パレット51,51間のピッチP51とほぼ同ピッチになる。よって、ワーク保持パレット51,51間のピッチP51を引き渡し位置Qout1と引き渡し位置Qout2との間で変更するように構成しておけば、引き渡し位置Qout2で引き渡す場合の取り付けピッチPを、引き渡し位置Qout1で引き渡す場合の取り付けピッチPから変更することができる。
そこで、本第1実施形態では、周回軌道Trにおける引き渡し位置Qout1から引き渡し位置Qout2までの間に、ワーク保持パレット51の移動速度V51を変更する変速域(変更域に相当)が設定されている。詳しくは減速域が設定されている。よって、当該減速域を通過中にワーク保持パレット51は減速され、これに伴い、ワーク保持パレット51は、その下流側に隣接して移動している先行のワーク保持パレット51に追いついて両者間のピッチP51は徐々に詰まってくる。すなわち、減速域を通過後のピッチP51は、減速域を通過前のピッチP51よりも狭くなる。結果、隣り合うワーク保持パレット51,51間のピッチP51は、引き渡し位置Qout1でのピッチP51よりも、その下流側の引き渡し位置Qout2でのピッチP51の方が狭くなって、これにより、Sサイズ用の引き渡し位置Qout2での吸収体本体10の取り付けピッチPを、Mサイズ用の引き渡し位置Qout1での取り付けピッチPよりも狭くすることができる。
また、各引き渡し位置Qout1,Qout2の搬送ローラー71,72を流れる一対の帯部材20a,24a同士の間隔D及び各帯部材20a,24aの幅Wも、それぞれ、各引き渡し位置Qout1,Qout2の製品サイズに対応した寸法に設定されている。すなわち、Mサイズ用の引き渡し位置Qout1には、Mサイズ用の幅Wの広い帯部材20a,24aを対で流せるように搬送ローラー71が配置されているとともに、これら一対の帯部材20a,24a同士の間隔Dも広く設定されており、他方、Sサイズ用の引き渡し位置Qout2にも、Sサイズ用の幅Wの狭い帯部材20a,24aを対で流せるように搬送ローラー72が配置されているとともに、これら一対の帯部材20a,24a同士の間隔Dも狭幅に設定されている。
従って、上述の取り付けピッチPの変更及び帯部材20a,24aの寸法W,Dの変更を通して、引き渡し位置Qout1,Qout2の択一的な選択により製品サイズの変更が達成される。ちなみに、引き渡し位置Qout1,Qout2の選択による製品サイズ変更は、1種類の製品サイズを連続して計画数だけ処理する度に行われる。例えば、引き渡し位置Qout2を選択して、Sサイズを計画数だけ処理したら、しかる後に、引き渡し位置Qout2に代えて、引き渡し位置Qout1を選択してMサイズを計画数だけ処理し、これらを繰り返す。以下、製造装置31の各構成要素41,61,71,72等について詳細に説明する。
<<<カッター装置61>>>
図5に示すように、カッター装置61は、CD方向に沿った軸芯C61a,C61b周りに所定の周速V61で連続して駆動回転する上下一対のロール61a,61bを有する。周速V61は、例えば吸収性本体の連続体10aの搬送速度V10aとほぼ同速に設定される。
ここで、上ロール61aの外周面は平滑面である。そして、その外周面が、前記受け取り位置Qinにおいて回転ドラム装置41に最も近接して対向するように上ロール61aは配置されている。また、下ロール61bの外周面には、CD方向に沿った一枚の平刃62が設けられ、前記外周面の周長は、吸収性本体10の設計長さと略同じである。よって、これら上下ロール61a,61bの駆動回転により吸収性本体の連続体10aがMD方向に連続的に送られる過程において、下ロール61bの平刃62が上ロール61aの外周面と対向して吸収性本体の連続体10aを挟むことにより、同連続体10aの先端側には、前記設計長さ分の吸収性本体10が分割生成される。
なお、上ロール61aにあっては、その外周面に複数の吸気孔(不図示)を有している。そして、これら吸気孔による吸気動作が、上ロール61aの周方向に関して、下ロール61bと最近接する位置から前記受け取り位置Qinに対向する位置までの範囲に亘って常時行われる。よって、分割生成される吸収性本体10、及び分割により新たに形成された連続体10aの先端部は、どちらも上ロール61aの外周面にしっかりと吸引保持されて確実に回転ドラム装置41の受け取り位置Qinへと送られる。
<<<回転ドラム装置41>>>
回転ドラム装置41は、CD方向に沿った軸心C41周りに回転する回転ドラム42と、回転ドラム42の外周面に周方向に並んで支持された複数枚のワーク保持パレット51と、を有している。
回転ドラム42は、略円筒状部材であり、適宜なモータ等を駆動源として例えば反時計回りの一方向に所定速度V42で駆動回転する。そして、この回転ドラム42の周方向には、前記受け取り位置Qinと前記引き渡し位置Qout1,Qout2とが設定されており、受け取り位置Qinでは、カッター装置61から各ワーク保持パレット51が吸収性本体10を受け取り、引き渡し位置Qout1(又はQout2)では、前記搬送ローラー71(又は搬送ローラー72)と協働して、ワーク保持パレット51上の吸収性本体10を一対の帯部材の連続体20a,24aに接合して引き渡す。
図6Aはワーク保持パレット51の正面図であり、図6B及び図6Cは、それぞれ図6A中のB−B矢視図及びC−C矢視図である。
ワーク保持パレット51は、吸収性本体10を面接触状態で保持する保持面53を有した略長方形のプレート状部材であり、図5に示すように前記保持面53を回転ドラム42の回転半径方向の外側に向けている。保持面53には、図6Aに示すように、そのほぼ全面に亘り複数の吸気孔54が形成されており、これら吸気孔54は、適宜な管路を経て回転ドラム42内の負圧室SPに連結されている。よって、これら吸気孔54からの吸気によって、当該保持面53には吸収性本体10を保持するための吸引力が生じる。この吸気動作は、図5の前記受け取り位置Qinから、選択された引き渡し位置Qout1(又はQout2)までの範囲に亘って行われ、これ以外の範囲では停止される。つまり、引き渡し位置Qout1,Qout2の選択に応じて、吸気動作の動作範囲は切り換えられることになる。これについては後述する。
また、保持面53の長手方向はワーク保持パレット51の長手方向と揃っている。よって、後述するように、受け取り位置Qinでのワーク保持パレット51の長手方向をMD方向に向けるようにすれば、カッター装置61から、長手方向がMD方向を向いた状態で送られる吸収性本体10を保持面53によりしっかりと保持可能となる。更には、図6Aに示すように、保持面53は長手方向に沿って円弧形状に形成されており、その曲率半径は図5の周回軌道Trの回転半径と概ね同値である。よって、受け取り位置Qinでのワーク保持パレット51の移動速度V51を、ワーク保持パレット51の長手方向の全長に亘り等速に維持可能であり、この移動速度V51を吸収性本体の連続体10aの搬送速度V10aと揃えておけば、ワーク保持パレット51は、カッター装置61から送られる吸収性本体10をその全長に亘って皺の発生を抑えつつ受け取ることができる。
また、ワーク保持パレット51は、図5乃至図6Cに示すように、保持面53の平面中心を通り回転ドラム42の回転半径方向に沿う旋回軸心C53周りに旋回可能である。よって、この旋回軸芯C53周りにワーク保持パレット51が旋回されることにより、ワーク保持パレット51上の吸収性本体10もワーク保持パレット51と一体となって旋回軸芯C53周りに旋回し、これにより、吸収性本体10の長手方向がMD方向からCD方向に変更される。そして、引き渡し位置Qout1(又はQout2)において吸収性本体10を引き渡し終わったら、再び受け取り位置Qinで吸収性本体10を受け取るべく90°旋回し、これによりワーク保持パレット51の長手方向はCD方向からMD方向に戻される。この旋回動作の駆動源としては適宜なモータ等が挙げられる。
ところで、図5に示す各ワーク保持パレット51は、個々独立に、回転ドラム42に対して相対的に回転ドラム42の周方向に往復移動可能に設けられている。詳しくは、回転ドラム42は前記周回軌道Trと同心の正円軌道の環状レール44を有し、この環状レール44にワーク保持パレット51の係合子55が係合することにより、ワーク保持パレット51は、回転ドラム42の周方向の前後に往復移動可能に案内されている。そして、後述する往復駆動機構から動力が入力されて、各ワーク保持パレット51は周方向の前後に往復移動する。
但し、回転ドラム42自体も所定速度V42で回転している。従って、各ワーク保持パレット51の絶対座標系での周回動作は、回転ドラム42自体の反時計回りの回転動作に、前記個々の往復移動動作が合成された複合動作となる。
ここで、ワーク保持パレット51がどのような往復移動動作を行うかは、前記周回軌道Tr上の各回転位置に対応付けて割り付けられている。よって、絶対座標系でのワーク保持パレット51の周回動作も、各回転位置に周方向の移動速度V51を対応付けてなる所定の速度パターンに基づいて行われることになり、つまり、各ワーク保持パレット51は、360°の1回転を1周期とする速度パターンに基づいて周回動作を繰り返す。
図7は、ワーク保持パレット51の周回動作の速度パターンの説明図である。なお、この速度パターンは、ワーク保持パレット51の保持面53の平面中心C53の速度パターンである。
図示例では、周回軌道Tr上における約3時の回転位置に受け取り位置Qinが設定されており、また、その反時計回りの下流側の約10時の回転位置にMサイズ用の引き渡し位置Qout1が設定され、更にその下流側の約8時の回転位置にSサイズ用の引き渡し位置Qout2が設定されている。
ここで、先ず、周回軌道Tr上における受け取り位置Qinから引き渡し位置Qout1までの範囲には、順次、加速域A、等速域A、及び減速域Aが設定されている。そして、受け取り位置Qinにて吸収性本体10を受け取ったワーク保持パレット51は、これら加速域A〜減速域Aを通過中に、旋回軸芯C53周りに90°旋回して吸収性本体10の長手方向をMD方向からCD方向に変更する。
ちなみに、加速域Aを設けている理由は、90°旋回時に上流側に隣り合う後行のワーク保持パレット51とぶつかるのを防ぐためである。すなわち、受け取り位置Qinでは、ワーク保持パレット51の長手方向が回転ドラム42の周方向を向いているとともに、隣り合うワーク保持パレット51,51同士の隙間がほぼ零の連なった状態となっており、この状態のまま90°旋回すると、少なくともワーク保持パレット51の四隅の角部においてぶつかる虞がある。そのため、加速域Aで加速させることにより、上流側に隣り合う後行のワーク保持パレット51との間隔を拡大させている。
また、この加速域Aの下流に等速域A及び減速域Aを設定しているのは、引き渡し位置Qout1でのワーク保持パレット51,51間のピッチP51を、Mサイズ用の取り付けピッチPに調整するためである。よって、この調整を、加速域Aの加速パターンの設定だけでうまくできるのであれば、これら等速域A及び減速域Aを設定しなくても良く、つまり、これらの範囲までに亘り加速域Aが延長されていても良い。
次に、周回軌道Tr上における引き渡し位置Qout1から引き渡し位置Qout2までの範囲には、減速域B(変更域、第1変速域に相当)が設定されている。よって、この減速域Bを通過中にワーク保持パレット51は、その下流側を移動する先行のワーク保持パレット51との間隔を詰める。すなわち、ワーク保持パレット51,51間のピッチP51を縮める。その結果、引き渡し位置Qout2でのワーク保持パレット51,51間のピッチP51は、Mサイズ用の取り付けピッチPから、それよりも狭いSサイズ用の取り付けピッチPへと変更される。
最後に、周回軌道Tr上における引き渡し位置Qout2から受け取り位置Qinまでの範囲には、順次、加速域C、等速域C、及び減速域C(第2変速域に相当)が設定されている。そして、ワーク保持パレット51は、これら加速域C〜減速域Cを通過中に、再度旋回軸芯C53周りに90°旋回してワーク保持パレット51の長手方向をCD方向からMD方向に戻し、これにより、受け取り位置Qinの吸収性本体10を受け取る準備をする。
ちなみに、加速域Cを設けている理由は、上述の加速域Aと同じであり、つまり90°旋回時の干渉防止である。また、等速域C及び減速域Cを設けている理由は、加速域Cにおいて広がり過ぎたワーク保持パレット51,51間のピッチP51を縮小して、受け取り位置Qinで必要なピッチ、すなわちワーク保持パレット51,51同士の間隔がほぼ零の連なった状態のピッチに復帰して、受け取り位置Qinにおいて吸収性本体10の全長に亘り保持面53で保持可能にするためであるのと、もう一つの理由は、加速し過ぎたワーク保持パレット51の移動速度V51を、受け取り位置Qinでの目標速度V51tまで減速して戻すためである。したがって、これらの調整を、加速域Cの加速パターン及び減速域Cの減速パターンの設定によってうまくできるのであれば、等速域Cについては設定しなくても良い。なお、上述の受け取り位置Qinでのワーク保持パレット51の目標速度V51tは、吸収性本体の連続体10aの搬送速度V10aと同値、又はその±1%の範囲に収めるのが望ましく、そうすれば、カッター装置61からの吸収性本体10の受け取りを円滑に行うことができる。
ここで望ましくは、図7に示すように、引き渡し位置Qout1及び引き渡し位置Qout2のそれぞれについて、対応する位置Qout1,Qout2を含むように等速域(第1等速域及び第2等速域に相当)を設け、且つ、各等速域での移動速度V51を、それぞれ、対応する位置Qout1,Qout2での帯部材の連続体20a,24aの搬送速度VL,VSと同値にする、又はその±1%の範囲に収めると良い。このようにすれば、吸収性本体10を帯部材の連続体20a,24aに引き渡す際に、両者の間の相対速度差に起因して互いに引き合うことを有効に防止できて、引き渡し動作の安定性を高めることができる。
また、より望ましくは、各引き渡し位置Qout1,Qout2での等速域の長さを、それぞれ、ワーク保持パレット51の保持面53の幅(長手方向と直交する方向の長さ)以上で、且つ前記幅の2倍以下の範囲に設定するとともに、等速域の中心が各引き渡し位置Qout1,Qout2に一致するように各等速域を設定すると良い。そして、このようにすれば、各引き渡し位置Qout1,Qout2をワーク保持パレット51が通過するのに要する全時間に亘って、それぞれ、ワーク保持パレット51の移動速度V51は、帯部材の連続体20a,24aの搬送速度VL,VSと概ね同速に維持される。よって、引き渡し動作の安定性をより高めることができる。
なお、この等速域の設定による引き渡し動作の安定化効果は、吸収性本体10の受け取り位置Qinについても同様に期待できる。よって、本製造装置31では、図7に示すように、受け取り位置Qinについても同位置Qinを含むようにその上流側及び下流側に均等長さで等速域を設定している。ここで、この受け取り位置Qinを跨ぐ等速域の全長は、ワーク保持パレット51の保持面53の長手方向の長さ(円弧長)以上、且つ前記長さの2倍以下の範囲に設定されているのが望ましく、このようにすれば、上述と同じ理屈で、吸収性本体10の受け取り動作の安定性を高めることができる。
回転ドラム42の回転動作と協働してこのような速度パターンの周回動作をワーク保持パレット51に行わせる往復駆動機構は、例えば、カム機構やリンク機構等を組み合わせて構成される。すなわち、図5に示すように、回転ドラム42には、ワーク保持パレット51毎にアーム部材56が所定の支点C56周りに揺動可能に支持されており、アーム部材56の揺動端には、リンク部材57を介して、対応するワーク保持パレット51が連結されている。また、地面側に固定された不図示のカム部材には、正面カムとして環状溝が形成されており、この環状溝に係合する係合子(不図示)がアーム部材56毎に設けられているとともに、この環状溝の形状たるカム曲線は、上述の速度パターンに基づいて設定されている。よって、回転ドラム42が軸芯C41周りの回転動作をすると、正面カムたる環状溝と係合子との係合により、アーム部材56は前記各回転位置に応じた揺動動作を行い、その結果、ワーク保持パレット51は前記環状レール44に沿って往復移動する。このようなカム機構等を用いた構成例は、例えば特開2005−298193号に開示されている。但し、往復駆動機構の構成は、何等これに限るものではない。例えば、前記往復移動の駆動源としてワーク保持パレット51毎にサーボモータを設けるとともに、上述の速度パターンでワーク保持パレット51が周回動作をするように、各サーボモータをコンピュータ等の制御装置で制御するようにしても良い。
<<<搬送ローラー71,72>>>
各引き渡し位置Qout1,Qout2には、それぞれ、一対の帯部材の連続体20a,24aを搬送する搬送ローラー71,72が設けられている。なお、両者とも概ね同構造なので、ここでは下流側の引き渡し位置Qout2の搬送ローラー72について説明する。
図8Aは、搬送ローラー72の拡大図であり、図8Bは図8A中のB−B断面図である。搬送ローラー72は、所定のアーム部材73の一端部に回転自在に支持された従動ローラー72であり、その回転軸C72はCD方向を向いている。また、アーム部材73は、搬送ローラー72の回転軸C72とは異なる位置を支点C73として適宜なステー部材75に支持されており、この支点C73周りにMD方向に平行な面内を揺動可能に設けられている。よって、エアーシリンダー等の適宜なアクチュエータ74を用いてアーム部材73を揺動させることにより、搬送ローラー72は、周回軌道Tr上の引き渡し位置Qout2と、この引き渡し位置Qout2から離れた待機位置(図8A中、二点鎖線で示す搬送ローラー72の位置)との間を進退される。すなわち、2カ所の引き渡し位置Qout1,Qout2のうちで、選択されていない引き渡し位置Qout1(又はQout2)の搬送ローラー71(又は72)については、待機位置へと後退させ、選択されている引き渡し位置の搬送ローラー72(又は71)については、引き渡し位置Qout2(又はQout1)へと前進させることができる。よって、選択された引き渡し位置Qout2(又はQout1)を流れる一対の帯部材の連続体20a,24aに対してのみ、吸収性本体10を確実に引き渡すことができる。
図8Bに示すように、搬送ローラー72の外形形状は、ワーク保持パレット51の保持面53の凸形状(図6B)に対応させて、CD方向の中央部が凹んだ形になっている。詳しくは、当該引き渡し位置Qout2ではワーク保持パレット51の長手方向はCD方向を向いており、また、ワーク保持パレット51の保持面53の形状は、長手方向の両端部よりも中央部の方が回転ドラム42の回転半径方向の外方に膨出した円弧形状になっている。よって、この円弧形状に対応させて、搬送ローラー72の外周面の形状は、搬送ローラー72の半径がCD方向の端部から中央部にかけて徐々に小さくなるような円弧状のロールカーブに設定されている。そして、これにより、搬送ローラー72の位置を通過するワーク保持パレット51との間で、このCD方向の全長に亘り吸収性本体10を略均等に挟み込んで確実に保持可能にしている。
ここで望ましくは、このロールカーブの曲率半径R72を、ワーク保持パレット51の前記円弧形状に係る曲率半径R53以上で、且つ同曲率半径R53の1.2倍以下にすると良く、より望ましくは、前記曲率半径R53よりも大きい曲率半径にすると良い。このようにすれば、CD方向の両端部において保持面53と搬送ローラー72とが局所的に吸収性本体10に強く当たることを防止できて、結果、吸収性本体10が受け得るダメージを軽減できる。なお、上述の曲率半径R53よりも曲率半径R72を大きく設定する場合の目安としては、例えば、吸収性本体10の設計厚み分だけ大きくすること等が挙げられる。
搬送ローラー72の素材としては、ワーク保持パレット51が接触する際の接触圧力によって、少なくとも外周部が弾性変形するような柔軟な素材が好ましく、その一例としてはスポンジ状のウレタンゴム等が挙げられる。そして、このような素材を用いれば、引き渡し時にワーク保持パレット51と搬送ローラー72とで挟まれる吸収性本体10に大きなダメージを与えないようにすることができる。
<<<ワーク保持パレット51の吸気動作の動作範囲>>>
ところで、上述の回転ドラム装置41の説明においては、「引き渡し位置Qout1,Qout2の選択に応じて、周回軌道Trにおけるワーク保持パレット51の吸気動作の動作範囲を切り換える」旨を前述したが、ここで、これについて説明する。図9は、この吸気動作の動作範囲の説明図である。
図5中に実線で示すようにMサイズ用の引き渡し位置Qout1が選択された場合には、吸気動作は、受け取り位置QinからMサイズ用の引き渡し位置Qout1までの範囲に亘って行われる。他方、図5中に二点鎖線で示すようにSサイズ用の引き渡し位置Qout2が選択された場合には、吸気動作の下流限位置は、Mサイズ用の引き渡し位置Qout1を下流側に超えたSサイズ用の引き渡し位置Qout2にまで拡大される。そして、これにより、Sサイズ及びMサイズの製品サイズによらず、吸収性本体10は帯部材の連続体20a,24aに引き渡されるまで確実にワーク保持パレット51により吸引保持される。
このような吸気動作を行うための吸気機構は、例えば、図9に示すように、回転ドラム42の内周面42aよりも内側に配置されて、回転ドラム42と同心の円形の負圧室SPを区画する円筒状内壁46と、ワーク保持パレット51の前記吸気孔54から吸気すべくワーク保持パレット51毎に設けられ、一方の管端部が前記吸気孔54に連通された不図示の管部材と、を有している。
そして、各管部材のもう一方の管端部47は、それぞれ、円筒状内壁46の外周面に対向された状態で回転ドラム42の内周面42aに固定されており、これにより、各管部材及び管端部47は回転ドラム42と一体となって円筒状内壁46の外周面に対して相対回転する。また、円筒状内壁46には、受け渡し位置QinからSサイズ用の引き渡し位置Qout2までの範囲に亘り、周方向に沿った開口部46aが切り欠き形成されている。
よって、ワーク保持パレット51が、受け渡し位置QinからSサイズ用の引き渡し位置Qout2までを移動する間は、前記開口部46aを介して管部材の管端部47が負圧室SPに連通され、これにより、ワーク保持パレット51の吸気孔54から吸気される。これに対し、Sサイズ用の引き渡し位置Qout2から受け渡し位置Qinまでの範囲には、円筒状内壁46に前記開口部46aが形成されていないため、管部材の管端部47は負圧室SPとは通気不能に遮断され、これにより、同引き渡し位置Qout2から受け渡し位置Qinまでを移動するワーク保持パレット51の吸気動作は停止される。
但し、本第1実施形態の製造装置31では、円筒状内壁46の内周面に沿って移動する可動壁48を有している。そして、この可動壁48が、Mサイズ用の引き渡し位置Qout1とSサイズ用の引き渡し位置Qout2との間を移動することにより、この範囲の前記開口部46aの部分を開閉可能に構成されている。
よって、Sサイズ用の引き渡し位置Qout2が選択された場合には、可動壁48がMサイズ用の引き渡し位置Qout1まで時計回りに移動して、同位置Qout1からSサイズ用の引き渡し位置Qout2までの範囲の開口部46aの部分を閉じる一方、Mサイズ用の引き渡し位置Qout1が選択された場合には、可動壁48がSサイズ用の引き渡し位置Qout2まで反時計回りに移動して、Mサイズ用の引き渡し位置Qout1からSサイズ用の引き渡し位置Qout2までの範囲の開口部46aの部分を開くようになっている。
===第2実施形態===
上述の第1実施形態では、「ワーク」として吸収性本体10を例示し、「連続シート」として一対の帯部材の連続体20a,24aを例示したが、この第2実施形態では、「連続シート」が、図4に示すおむつ1の半製品1aであり、「ワーク」がファスニングテープ部材26である点で相違する。
ここで、ファスニングテープ部材26とは、図3に示すように、おむつ1の腹側帯部材20と背側帯部材24とを止着して環状に連結するための部材であり、図10に示すように、背側帯部材24の外面に貼り付けられている。詳しくは、着用前のおむつ1のファスニングテープ部材26は、その長手方向(おむつ1では幅方向)の両端部26e,26eが背側帯部材24に貼り付けられた不織布製の帯体26を本体とし、その中央側の部分には止着部27,27として一対の面ファスナーの雄材が互いに対向して設けられている。よって、おむつ1を着用する際には、一対の止着部27,27同士の間のミシン目28にてファスニングテープ部材26を分断し、止着部27をおむつ1の幅方向の外側に開く。そして、吸収性本体10の長手方向の中央部C10でおむつ1を二つ折りにし、この二つ折り状態で各止着部27,27を腹側帯部材20に止着する。
図11は、この製造装置31aで行われる処理の模式図である。この製造装置31aでは、連続して流れるおむつ1の半製品1aに対して、おむつ1となる単位毎にファスニングテープ部材26を取り付ける。
詳しくは、この製造装置31aの時点では、おむつ1の半製品1aは、一対の帯部材の連続体20a,24aに吸収性本体10が架け渡されてなる梯子状態で、MD方向に連続搬送されている。なお、この状態は、MD方向におむつ1の幅方向を揃えた所謂横流れ状態でもある。
一方、ファスニングテープ部材26の方もMD方向に連続する連続体26aの状態でこの製造装置31aに供給されるが、この時点においては、上述のファスニングテープ部材26の長手方向というのはCD方向を向いている。つまり、CD方向の中央に上述のミシン目28が位置し、このミシン目28を挟みつつCD方向に並んで止着部27,27が設けられている。そのため、この製造装置31aでは、先ず、ファスニングテープ部材の連続体26aをCD方向に沿って分割することにより、CD方向に長手方向が向いたファスニングテープ部材26を生成するとともに、この分割生成されたファスニングテープ部材26を平面中心周りに90°旋回することにより、その長手方向をおむつ1の幅方向に沿わせるべくCD方向からMD方向に変更する。そして、しかる後に、前記横流れでMD方向に搬送される梯子状の半製品1aにおける帯部材の連続体24aに対して、最終的におむつ1となる単位でファスニングテープ部材26を取り付ける。
ここで、このファスニングテープ部材26の取り付けピッチPは、製品サイズに応じて異なる。すなわち、SサイズよりもMサイズの方が大きい。
そこで、この製造装置31aでは、製品サイズをSサイズ及びMサイズの2水準で製造可能にすべく、ファスニングテープ部材26を半製品1aへ引き渡すための引き渡し位置Qout1,Qout2を2カ所用意し、これら引き渡し位置Qout1,Qout2同士の間においてファスニングテープ部材26の取り付けピッチPを変更可能に構成しているとともに、各引き渡し位置Qout1,Qout2には、それぞれ、各製品サイズに対応した寸法の半製品1aが走行できるようにしている。そして、Sサイズ用の引き渡し位置Qout1とMサイズ用の引き渡し位置Qout2とを択一的に選択することにより、製品サイズの作り分けを行っている。
図12は、第2実施形態の製造装置31aの説明図である。ここで、図5との対比からわかるように、本第2実施形態の回転ドラム装置41aは、第1実施形態の回転ドラム装置41と概ね同構造である。互いの相違点は、受け取り位置Qinと、引き渡し位置Qout1,Qout2とで、ワーク(ファスニングテープ部材26)の長手方向の関係が逆になっている点にある。すなわち、本第2実施形態では、受け取り位置Qinでのファスニングテープ部材26の長手方向は、CD方向を向いており、引き渡し位置Qout1,Qout2でのファスニングテープ部材26の長手方向は、MD方向を向いている。
このため、本第2実施形態では、図12に示すように、周回軌道Tr上においてワーク保持パレット51の長手方向がCD方向を向く範囲に、受け取り位置Qinが設定され、同長手方向がMD方向を向く範囲に2カ所の引き渡し位置Qout1, Qout2が設定されている。これ以外の点は概ね第1実施形態と同じである。
受け取り位置Qinには、カッター装置81が配置されており、上工程から連続して送られるファスニングテープ部材の連続体26aを分割してファスニングテープ部材26を生成する。そして、当該位置Qinを通過する際に、各ワーク保持パレット51はカッター装置81から順次ファスニングテープ部材26を受け取る。そして、各ワーク保持パレット51は、ファスニングテープ部材26の長手方向の向きをCD方向からMD方向に変更すべく90°旋回しながら、選択された引き渡し位置Qoutまで移動する。選択された引き渡し位置Qoutには、おむつ1の半製品1aが搬送ローラー91(又は搬送ローラー92)に掛け回されて連続搬送されている。よって、当該引き渡し位置Qoutをワーク保持パレット51が通過する際に、ワーク保持パレット51のファスニングテープ部材26は、半製品1aに貼り付けられて引き渡される。
ここで、Sサイズ用の引き渡し位置Qout1とMサイズ用の引き渡し位置Qout2との間には、ワーク保持パレット51の加速域が設定されている。よって、当該加速域を通過中に、ワーク保持パレット51は加速され、これに伴い、ワーク保持パレット51は、その下流側に隣接して移動している後行のワーク保持パレット51から離れて両者間のピッチP51は徐々に広がっていく。すなわち、加速域を通過後のピッチP51は、加速域を通過前のピッチP51よりも広くなる。結果、隣り合うワーク保持パレット51,51間のピッチP51は、引き渡し位置Qout1でのピッチP51よりも、その下流側の引き渡し位置Qout2でのピッチP51の方が広くなって、これにより、Mサイズ用の引き渡し位置Qout2での吸収体本体10の取り付けピッチPを、Sサイズ用の引き渡し位置Qout1での取り付けピッチPよりも広くすることができる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、SサイズとMサイズを作り分けるべく、ワーク保持パレット51の周回軌道Tr上に、2カ所の引き渡し位置Qout1,Qout2を設定したが、何等これに限るものではない。例えば、周回軌道Tr上に3カ所以上の引き渡し位置Qout,Qout,…Qoutを設定するとともに、各引き渡し位置Qout,Qout同士の間に減速域等の取り付けピッチPの変更域を設定し、そして、何れかの引き渡し位置Qoutを択一的に選択することにより、Sサイズ、Mサイズ、及びLサイズ等の3サイズ以上の製品を作り分けしても良い。
上述の第1実施形態では、ワーク保持パレット51,51間のピッチP51を変更する変更域の一例として減速域を例示したが、何等これに限るものではない。例えば、第1引き渡し位置Qout1と第2引き渡し位置Qout2との間に加速域、又は、加速域と減速域と等速域とのうちの少なくとも二つ以上の変速域を組み合わせてなる混合変速域を設定し、これにより、ワーク保持パレット51,51間のピッチP51を変更しても良い。
上述の第1実施形態では、サイズ替えすべく、帯部材20,24の長さL、帯部材20,24の幅W、及び一対の帯部材20,24同士の間隔Dの三者を変えていたが、何等これに限るものではない。例えば、幅W及び間隔Dについてはどちらか一方のみを変更して、サイズ替えをしても良い。
上述の実施形態では、ワーク保持パレット51を回転ドラム42の外周面に設け、ワーク保持パレット51に正円形状の周回軌道Trを移動させたが、何等これに限るものではなく、矩形等の多角形形状の周回軌道を移動させても良い。
上述の第1実施形態では、図2Aの態様のおむつ1を製造していたが、何等これに限るものではなく、図5の製造装置31を用いて、図2Bの態様のおむつ1を製造することも可能である。なお、この場合には、引き渡し位置Qout1(又はQout2)での一対の帯部材の連続体20a,24aは、不織布21が二枚重ねの状態では搬送されずに、各連続体20a,24aは各々一枚状態で搬送される。そして、引き渡し位置Qout1(又はQout2)では、当該一枚の不織布21からなる帯部材の連続体20a,24aに対して吸収性本体10を貼り付けて梯子状の半製品にする。そして、この製造装置31の下工程において、当該半製品に対し、更に、一枚の不織布からなる帯部材の連続体20a,24aを合流させて、当該連続体20a,24aを前記半製品における帯部材の連続体20a,24a上に、吸収性本体10の長手方向の各端部0e,10eを挟むように重ならせて貼り合わせ、その結果、図2Bに対応するおむつ1の半製品が製造される。
上述の実施形態では、カッター装置61として、上下一対のロール61a,61bを有する構成を例示したが、何等これに限るものではない。例えば、前記受け取り位置Qinに、外周面に平刃を有したカッターロールを1本だけ配置するとともに、このカッターロールを駆動回転させながら、その平刃を回転ドラム装置41のワーク保持パレット51の保持面53に当てることにより、吸収性本体の連続体10aを分断しても良い。
上述の実施形態では、吸収性物品として尿等の排泄液を吸収する使い捨ておむつ1を例示したが、何等これに限るものではなく、経血等の排泄液を吸収する生理用ナプキンの製造に適用しても良い。
上述の実施形態では、ワーク保持パレット51が旋回軸心C53周りに旋回可能な構成を例示したが、何等これに限るものではなく旋回不能でも良い。
図1A及び図1Bは、それぞれSサイズ及びMサイズのおむつ1の平面図である。 図2Aは図1A中のII−II断面図であり、図2Bはおむつ1の別態様の同断面図である。 おむつ1の斜視図である。 第1実施形態の製造装置31で行われる処理の模式図である。 第1実施形態の製造装置31の説明図である。 図6Aはワーク保持パレット51の正面図であり、図6B及び図6Cは、それぞれ図6A中のB−B矢視図及びC−C矢視図である。 ワーク保持パレット51の周回動作の速度パターンの説明図である。 図8Aは、搬送ローラー72の拡大図であり、図8Bは図8A中のB−B断面図である。 ワーク保持パレット51の吸気動作の動作範囲の説明図である。 第2実施形態の製造装置31aを用いて生成されるおむつ1の平面図である。 第2実施形態の製造装置31aで行われる処理の模式図である。 第2実施形態の製造装置31aの説明図である。
符号の説明
1 おむつ(吸収性物品)、1a 半製品(連続シートの複合体)、
3 胴周り開口、5 脚周り開口、
10 吸収性本体(ワーク)、10a 吸収性本体の連続体、10e 端部、
11 吸収体、
12 表面シート部材、13 裏面シート部材、
14 防漏シート、15 外装シート、
16 液透過性シート、
17 弾性部材、
20 腹側帯部材(腹側部材)、20a 腹側帯部材の連続体(連続シート)、
21 不織布、
24 背側帯部材(背側部材)、24a 背側帯部材の連続体(連続シート)、
26 ファスニングテープ部材(ワーク)、26a ファスニングテープ部材の連続体、
26e 両端部、27 止着部、28 ミシン目、
31 製造装置、31a 製造装置、
41 回転ドラム装置、41a 回転ドラム装置、
42 回転ドラム、42a 内周面、44 環状レール、
46 円筒状内壁、46a 開口部、
47 管端部、48 可動壁、
51 ワーク保持パレット、53 保持面、
54 吸気孔、55 係合子、56 アーム部材、57 リンク部材、
61 カッター装置、61a 上ロール、61b 下ロール、62 平刃、
71 搬送ローラー、72 搬送ローラー、
73 アーム部材、74 アクチュエータ、75 ステー部材、
81 カッター装置、91 搬送ローラー、92 搬送ローラー、
SP 負圧室、Tr 周回軌道、
C10 中央部、
C41 軸心、C53 旋回軸芯、C56 支点、
C61a 軸芯、C61b 軸芯、
C72 回転軸、C73 支点、
Qin 受け取り位置、
Qout1 引き渡し位置(第1引き渡し位置)、
Qout2 引き渡し位置(第2引き渡し位置)

Claims (10)

  1. 連続して搬送される連続シートに、前記連続シートの搬送方向に所定の取り付けピッチでワークを取り付けて吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    周回軌道に沿って並んで移動する複数のワーク保持パレットに、順次前記周回軌道上の受け取り位置で前記ワークを受け取らせ、前記周回軌道上の引き渡し位置にて前記ワーク保持パレットから前記ワークを前記連続シートに引き渡し、
    前記周回軌道には、少なくとも2カ所の前記引き渡し位置が択一的に選択されるように設定されており、
    前記周回軌道上の第1引き渡し位置と、前記第1引き渡し位置よりも下流側の第2引き渡し位置との間には、隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチを変更する変更域が設定されていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記変更域は、前記ワーク保持パレットの移動速度を変更する第1変速域であり、
    前記第1変速域を通過後に隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチは、前記第1変速域を通過前のピッチから変更され、
    前記周回軌道において前記第2引き渡し位置から前記受け取り位置へと戻る間の範囲には、前記前記ワーク保持パレットの移動速度を、前記受け取り位置での目標速度へと戻す第2変速域が設定されていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記第1変速域は、前記ワーク保持パレットを減速する減速域であり、
    前記第1変速域を通過後に隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチは、前記第1変速域を通過前のピッチよりも狭くなることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記ワーク保持パレットは、前記ワークを吸引して保持し、
    前記周回軌道における前記ワークを吸引する範囲の下流限位置は、前記引き渡し位置の選択に応じて変更されることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記第1引き渡し位置及び前記第2引き渡し位置には、それぞれ、前記連続シートが掛け回されて前記連続シートを搬送するための搬送ロールが配置され、各搬送ロールは、それぞれに、対応する前記引き渡し位置と、前記引き渡し位置から離れた待機位置との間を進退可能に設けられており、
    前記引き渡し位置の選択に応じて前記搬送ロールは進退することを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記周回軌道には、前記第1引き渡し位置を含むように第1等速域が設定されているとともに、前記第2引き渡し位置を含むように第2等速域が設定されており、
    前記第1等速域での前記ワーク保持パレットの移動速度は、前記第1引き渡し位置の前記連続シートの搬送速度に等しく、
    前記第2等速域での前記ワーク保持パレットの移動速度は、前記第2引き渡し位置の前記連続シートの搬送速度に等しいことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記周回軌道は、所定の円心を中心とする正円形の軌道であり、
    前記ワーク保持パレットは、前記ワークを保持する保持面を、前記周回軌道の半径方向の外側に向けて配置されているとともに、前記半径方向に沿う軸心周りに旋回可能に設けられ、
    前記ワーク保持パレットが前記受け取り位置から前記第1引き渡し位置までを移動する間に、前記ワーク保持パレットが前記軸心周りに90°だけ旋回することにより、前記ワークの向きを変更するとともに、当該変更した状態を、前記ワーク保持パレットが前記第1引き渡し位置及び前記第2引き渡し位置を通過するまでは維持し、前記第2引き渡し位置を通過した前記ワーク保持パレットが前記受け取り位置に到達するまでに、前記ワーク保持パレットが再度前記軸心周りに90°だけ旋回して元の向きに戻すことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記第1引き渡し位置が選択された場合には、前記第1引き渡し位置に連続シートが一対で並列して互いの間に間隔をあけて搬送され、前記第1引き渡し位置において前記ワークが前記一対の連続シート間に架け渡されて取り付けられ、
    他方、前記第2引き渡し位置が選択された場合には、前記第2引き渡し位置に連続シートが一対で並列して互いの間に間隔をあけて搬送され、前記第2引き渡し位置において前記ワークが前記一対の連続シート間に架け渡されて取り付けられ、
    前記第1引き渡し位置を走行する一対の連続シートと、前記第2引き渡し位置を走行する一対の連続シートとは、互いに、前記間隔の大きさ又は前記連続シートの幅の少なくとも一方が異なり、
    前記間隔の大きさ又は前記連続シートの幅の大小関係は、前記変更域を通過前後の前記ワーク保持パレット間のピッチの大小関係と同じであることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  9. 請求項8に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記一対の連続シートは、それぞれ、吸収性物品の着用時に、着用者の腹側部を覆う腹側部材及び背側部を覆う背側部材であり、前記ワークは、前記着用時に前記着用者の股間にあてがわれて体液を吸収する吸収性本体であることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  10. 連続して搬送される連続シートに、前記連続シートの搬送方向に所定の取り付けピッチでワークを取り付けて吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する装置であって、
    周回軌道に沿って並んで移動する複数のワーク保持パレットを有し、前記ワーク保持パレットは、順次前記周回軌道上の受け取り位置で前記ワークを受け取り、前記周回軌道上の引き渡し位置にて前記ワークを前記連続シートに引き渡し、
    前記周回軌道には、少なくとも2カ所の前記引き渡し位置が択一的に選択されるように設定されており、
    前記周回軌道上の第1引き渡し位置と、前記第1引き渡し位置よりも下流側の第2引き渡し位置との間には、隣り合う前記ワーク保持パレット間のピッチを変更する変更域が設定されていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
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