JP2010142279A - 処置具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定の旋回軸となるピン16を旋回の軸として旋回動作可能で生体組織に対して処置を行うための鉗子部材12、13と、鉗子部材12、13に一端が接続された撚り線からなり可撓性を有するリンクワイヤ5a、5bと、リンクワイヤ5a、5bの他端が接続されてリンクワイヤ5a、5bを押圧あるいは牽引して鉗子部材12、13を操作するための操作ワイヤ5と、操作ワイヤ5に接続されて操作ワイヤ5を進退動作させるための操作部とを備える。
【選択図】図8
Description
本発明の処置具は、所定の旋回軸を旋回の軸として旋回動作可能で生体組織に対して処置を行うための処置部と、前記処置部に一端が接続された撚り線からなり可撓性を有するリンクワイヤと、前記リンクワイヤの他端が接続されて前記リンクワイヤを押圧あるいは牽引して前記処置部を操作するための操作ワイヤと、前記操作ワイヤに接続されて前記操作ワイヤを進退動作させるための操作部とを備えることを特徴としている。
この場合、処置具に挿入孔が形成されており、挿入孔にリンクワイヤが挿入されて接続されることで、処置部とリンクワイヤとを固定するために要する空間を小さくすることができると共に、処置具の外面からより外方に突出する部材を削減して、処置具をより細径に構成することができる。
この場合、リンクワイヤの一端が処置部に接続されていると共に、貫通孔において旋回軸と平行に配置されて貫通孔の内部で回動可能である。従って、処置部が旋回動作されるのに従ってリンクワイヤの一端側が固定端となり他端側が軸線回りに捩じられるように動作する。ここで、リンクワイヤが撚り線であり、軸回りの回転動作に対して弾性による復元力を有しているので、リンクワイヤの弾性変形によってリンクワイヤが復元する方向へ処置部が旋回動作される。
この場合、撚り線からなるリンクワイヤの軸線方向への圧縮力によってリンクワイヤが径方向に変形して軸ズレが起こった際に、リンクワイヤの外周面が案内部によって支持されるのでそれ以上軸ズレが防止される。従って、リンクワイヤの座屈によるリンクワイヤから処置部への押圧力の伝達損失を抑えることができる。
この場合、一対の把持部のそれぞれが旋回軸回りに旋回動作されるので、それぞれの把持部による開閉動作における最大開き角度を大きくすることができる。
この場合、処置部に対して高周波電流を供給することができるので、処置部に接触させる対象物に対してジュール熱を生じさせることができる。これにより例えば生体組織等を焼灼することができる。
この場合、処置部のうち絶縁部においては高周波電流によるジュール熱が生じない。従って、生体組織等において目的とする領域を焼灼すると共に焼灼を要しない領域が焼灼されるのを防止することができる。
以下、本発明の第1実施形態の処置具について図1から図9を参照して説明する。
図1は、本実施形態の処置具1及び処置具1と共に使用される内視鏡7を示す構成図である。また、図2は処置具1を示す平面図である。図1及び図2に示すように、処置具1は内視鏡7の挿入部8に挿入される長尺なシース11を有し、シース11は鉗子チャンネル10の内部に進退自在に挿通可能である。シース11の先端には、生体組織Pに対して処置を行う処置部3が設けられている。本実施形態の処置部3は、開閉動作可能な鉗子である。
操作ワイヤ5は、可撓性を有する線材であるが、リンクワイヤ5a、5bよりも硬質な構成になっており、本実施形態では金属の単線からなる。
処置具1の使用者は、周知の方法で内視鏡7の挿入部8を生体の内腔等に挿入して処置対象部位まで案内する。続いて、図1に示すように内視鏡7の挿入部8に対して処置具1を処置部3側から挿入し、処置対象となる生体組織Pまで案内する。
図9は処置具1の使用時における処置部3の動作を示す図で、処置部3をシース11側から鉗子部材12、13側へ見た断面図である。まず、図9(A)は鉗子部材12、13が閉動作されている状態における案内部14a、14bの作用を示している。このとき、リンクワイヤ5a、5bは案内部14a、14bから離間している。さらに、リンクワイヤ5a、5bは先端部材14の径方向にずらして配置されている。すなわち、リンクワイヤ5aは先端部材14の径方向で案内部14aに近い側にある位置関係であり、リンクワイヤ5bは逆に案内部14bに近い側にある位置関係になっている。
次に、本発明の第2実施形態の処置具について図10を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、上述した第1実施形態に係る処置具1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
次に、本発明の第3実施形態の処置具について図11を参照して説明する。
図11に示すように、本実施形態では、リンクワイヤ5a及び鉗子部材13の基端側の一部に絶縁性を有する絶縁部Iが設けられている点で上述の各実施形態と構成が異なっている。
また、絶縁部Iは、可撓性を有することが好ましく、リンクワイヤ5aの湾曲動作に追従可能であることが好ましい。このような絶縁部Iとしては、セラミックや樹脂等の絶縁性素材を適宜組み合わせて配置することができる。
例えば、本発明の第一実施形態においてリンクワイヤ5a、5bは鉗子部材13、12に対して溶接によって固定されている例を示したが、この固定方法は溶接に限られない。例えばロウ付け、ハンダ付け、並びにかしめ固定等の固定方法を採用することもできる。
また、本発明の第三実施形態における絶縁部Iは第二実施形態の処置部3に対して適用することもできる。
2 操作部
3 処置部
5 操作ワイヤ
5a、5b、105a リンクワイヤ
12a、13a 把持部
12b、13b 孔
13c 貫通孔
14a、14b 案内部
16 ピン(旋回軸)
18 電源装置(供給手段)
I 絶縁部
P 生体組織
Claims (7)
- 所定の旋回軸を旋回の軸として旋回動作可能で生体組織に対して処置を行うための処置部と、
前記処置部に一端が接続された撚り線からなり可撓性を有するリンクワイヤと、
前記リンクワイヤの他端が接続されて前記リンクワイヤを押圧あるいは牽引して前記処置部を操作するための操作ワイヤと、
前記操作ワイヤに接続されて前記操作ワイヤを進退動作させるための操作部とを備える処置具。 - 前記処置部が前記旋回軸と垂直な挿入孔を有し、
前記リンクワイヤが前記挿入孔に挿入されて接続されている請求項1に記載の処置具。 - 前記処置部が前記旋回軸と平行な貫通孔を有し、
前記リンクワイヤが前記貫通孔に回動可能に挿入されると共に前記貫通孔から延出した前記リンクワイヤの前記一端が前記処置部に接続されている請求項1に記載の処置具。 - 前記リンクワイヤの外周面に当接可能に設けられ、前記リンクワイヤの座屈を抑制して進退を案内する案内部をさらに備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の処置具。
- 前記処置部が、
前記旋回軸回りに旋回して開閉動作する一対の把持部からなる請求項1〜4のいずれか一項に記載の処置具。 - 前記処置部に対して高周波電流を供給する供給手段をさらに備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の処置具。
- 前記処置部が、
前記供給手段に電気的に接続されるとともに電気伝導性を有し、
外面の少なくとも一部を被覆する絶縁性の絶縁部を有する請求項6に記載の処置具。
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