JP2010142133A - コンバイン - Google Patents

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Koji Moriyama
浩二 森山
Hirohisa Nomura
野村  浩久
Junji Hayashi
順二 林
Yuichi Niifuku
勇一 新福
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Abstract

【課題】供給ガイドの部品点数および組立工数を低減することができるコンバインを提供する。
【解決手段】刈取部2の搬送装置3の挟扼杆35で挟扼された刈取穀稈を、供給ガイド10により案内しながら、脱穀部4のフィードチェーン41に供給するコンバイン1において、前記供給ガイド10は、前記フィードチェーン41に沿って近接する作用位置と、前記フィードチェーン41から離間してフィードチェーン41の搬送始端部41aの上方を開放する非作用位置とに切り替えられるガイド棒部材11と、前記ガイド棒部材11を作用位置または非作用位置に移動可能に支持しつつ、この作用位置または非作用位置のいずれか一方の位置に保持可能に支持するとともに、前記挟扼杆35を移動可能に支持する支持機構と、を具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、刈取部の搬送装置の挟扼杆で挟扼された刈取穀稈を、供給ガイドにより案内しながら、脱穀部のフィードチェーンに供給するコンバインに関する。
従来、コンバインは、刈取部で刈り取った刈取穀稈を穂先搬送装置や株元搬送装置や縦搬送装置等を介して脱穀部に自動搬送する刈取作業だけでなく、手作業で刈り取った刈取穀稈を縦搬送装置の終端とフィードチェーン前端の間に投入して脱穀を行う手扱作業に対応できるように構成されている。そして、その構造に関しては、種々の文献で公知となっている。
例えば、特許文献1の技術は、挟扼レ−ルの下側に対設するフィードチェーンの始端部を前方に延出し、その延出部上に縦搬送チェーンの終端側から供給ガイドのガイド棒部材を延設し、ガイド棒部材を前後方向に出退自在にして挟扼レ−ルの始端部に近付く状態(作用位置)と始端部から遠ざかる状態(非作用位置)とに切り替え可能に構成するものである。
特開平9−107780号公報
しかしながら、特許文献1の技術おいては、ガイド棒部材を作用位置と非作用位置とに切り替える機構が複雑となり、供給ガイドの部品点数および組立工数が多くなっていた。また、手扱作業が終わり、通常の刈取作業を開始した時に、切り替え作業を忘れてガイド棒部材を非作用位置で穀稈の刈り取りを行うと、フィードチェーンの前部においてガイド棒部材により、搬送された刈取穀稈がガイドされないため、フィードチェーンより抜け落ちたり、詰まったりする問題があった。
そこで本発明の課題は、供給ガイドの部品点数および組立工数を低減することができるコンバインを提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、刈取部の搬送装置の挟扼杆で挟扼された刈取穀稈を、供給ガイドにより案内しながら、脱穀部のフィードチェーンに供給するコンバインにおいて、前記供給ガイドは、前記フィードチェーンに沿って近接する作用位置と、前記フィードチェーンから離間してフィードチェーンの搬送始端部の上方を開放する非作用位置とに切り替えられるガイド棒部材と、前記ガイド棒部材を作用位置または非作用位置に移動可能に支持しつつ、この作用位置または非作用位置のいずれか一方の位置に保持可能に支持するとともに、前記挟扼杆を移動可能に支持する支持機構と、を具備するものである。
請求項2においては、前記支持機構は、支持部材と、前記支持部材に回動可能に支持され、前記ガイド棒部材を取り付けるリンクと、前記リンクを前記ガイド棒部材を作用位置へ移動させる方向に付勢する付勢部材と、前記支持部材に支持され、前記リンクを介して前記ガイド棒部材を作用位置または非作用位置に保持可能な保持部材とを備え、前記保持部材を前記挟扼杆と連結して、前記支持部材に対して前記挟扼杆の移動方向に摺動可能とするものである。
請求項3においては、前記保持部材は、前記リンクを係止することにより前記ガイド棒部材を非作用位置に保持可能なフック部を有し、刈取穀稈の挟扼による前記挟扼杆の移動により、前記フック部と前記リンクとの係止を解除可能に構成するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、供給ガイドの一部を挟扼杆を支持する部材を利用して構成することが可能となる。したがって、供給ガイドの部品点数および組立工数を低減することができる。
請求項2においては、保持部材を挟扼杆を支持する部材で構成することが可能となる。したがって、供給ガイドの部品点数および組立工数を低減することができる。また、保持部材を挟扼杆に連動させて、この保持部材によるガイド棒部材の保持状態を変更することが可能となる。
請求項3においては、ガイド棒部材が非作用位置にある場合に、刈取部により刈取作業が行われたとしても、ガイド棒部材を作用位置に自動的に切り替えることが可能となる。したがって、刈取穀稈がフィードチェーンより抜け落ちたり詰まったりすることを防止することができる。
次に、本発明の一実施形態である供給ガイド10を取り付けたコンバイン1を説明する。
まず、コンバイン1の全体構成を説明する。
図1に示すように、コンバイン1は、刈取部2と、脱穀部4と、選別部5と、穀粒貯溜部6と、排藁処理部7と、走行部8と、運転部9等から構成される。コンバイン1の前方から後方にかけて、刈取部2と脱穀部4とが順に配設される。前記脱穀部4の下部には選別部5が、右側には穀粒貯溜部6が、左側には排藁処理部7が配設される。そして、該コンバイン1の下部には走行部8が、上部前方右側には運転部9がそれぞれ備えられる。
図2に示すように、刈取部2は、分草装置21と、引起装置22と、切断装置23と、搬送装置3と、これらの各装置を支持する刈取フレーム24等から構成される。刈取部2は、分草装置21で、圃場の穀稈を分草し、引起装置22により分草後の穀稈を引き起こして、切断装置23で引起後の穀稈を切断し、搬送装置3により切断後の刈取穀稈を脱穀部4へ搬送するように構成される。
搬送装置3は、掻込装置30と、株元搬送装置31と、穂先搬送装置32と、縦搬送装置33と、補助搬送装置34と、供給ガイド10等から構成される。前記切断装置23で刈り取られた刈取穀稈の穂先は穂先搬送装置32で係止して搬送され、同時に、株元は株元搬送装置31で挟持して搬送される。株元は、その後、縦搬送装置33で扱深さを調整された後に、補助搬送装置34に搬送される。
補助搬送装置34は、挟扼杆35と、補助搬送チェーン36等から構成される。該補助搬送装置34は、前記縦搬送装置33の後端部から受け継いだ刈取穀稈の株元を、前記挟扼杆35と、前記補助搬送チェーン36とで挟扼して、供給ガイド10で案内しつつ、脱穀部4のフィードチェーン41の搬送始端部41aに搬送する。
該挟扼杆35は、後述する供給ガイド10の支持機構と一体的に構成され、該支持機構により摺動可能に支持される。
脱穀部4は、フィードチェーン41と、挟扼レール42(図7)と、不図示の扱胴等から構成される。脱穀部4は、前記補助搬送装置34から受け継いだ刈取穀稈の株元を、フィードチェーン41と、挟扼レール42とで挟扼して、穂先の脱穀を扱胴で行う。
前記扱胴はその外周に逆V字型の扱歯を多数取り付けられて、不図示のエンジンの動力により回転する。この扱胴がフィードチェーン41から送られる刈取穀稈を脱穀する。扱胴の下側には不図示の受網が配設され、該受網を通過した穀粒等が選別部5へと落下する。
選別部5は、脱穀部4からの落下物を揺動選別と風選別により、穀粒と、未脱粒と、藁屑と、塵埃等に選別する。選別された穀粒は、穀粒貯溜部6へ搬送され、未脱粒は、再度脱穀部4に搬送され、藁屑や塵埃は外部へ排出される。
穀粒貯溜部6は、穀粒タンク61と、穀粒排出装置62等から構成される。穀粒貯溜部6は、前記選別部5から搬送されてくる穀粒を穀粒タンク61に一時的に貯溜して、穀粒排出装置62で貯溜中の穀粒を穀粒タンク61から排出可能とする。
排藁処理部7は、不図示の排藁搬送装置や排藁切断装置等から構成される。排藁処理部7は、前記選別部5から搬送される脱穀済みの排藁を排藁搬送装置で受け継いで、そのまま外部へ排出可能とする。もしくは、排藁処理部7は、排藁を排藁切断装置で切断して外部へ排出可能とする。
走行部8は、不図示のエンジンからの動力が、ミッションを経由して駆動輪に伝達されると、クローラ81を回転させるように構成され、このクローラ81の回転によりコンバイン1を前後進させる。
運転部9は、座席91と、ハンドル92と、不図示の操作ペダルと、操作レバー等から構成される。ハンドル92と、不図示の操作ペダルと、操作レバー等が操作されることによって、コンバイン1の移動や、刈取部2による刈取作業や、脱穀部4による脱穀作業等が行われる。
次に、本発明の要部である供給ガイド10の一実施形態の構成を説明する。
図3から図6に示すように、供給ガイド10は、前記補助搬送装置34の左側方に配置され、主にガイド棒部材11と、支持機構とから構成される。該支持機構は、主支持部材16とリンク支持部材15とからなる支持部材と、リンク12やリンク付勢部材14を含むリンク部材と、第一支持杆17や第二支持杆18や第一付勢部材19や第二付勢部材20を含み挟扼杆支持部材を兼ねる保持部材とから構成される。
ガイド棒部材11は、補助搬送装置34から搬送されてくる刈取穀稈の株元を、フィードチェーン41とで挟扼するものである。該ガイド棒部材11は、前後方向に延長する丸棒状の部材を所定の位置で上下方向に適宜に湾曲させて、後部がフィードチェーン41に沿うように形成される。該ガイド棒部材11の一端(前端)部11aは、左方向に平面視略L字状に屈曲され、ガイド棒部材連結部を形成する。他端(後端)部11bは、前記フィードチェーン41上に載置可能とされる。ガイド棒部材11は、ガイド棒部材連結部となる前端部11aでリンク12に連結される。
刈取作業を行う際には、ガイド棒部材11をリンク部材によりフィードチェーン41に沿って近接する作用位置に移動させる(図7の破線)。手扱作業を行う際には、該ガイド棒部材11をリンク部材により前記フィードチェーン41から離間してフィードチェーン41の搬送始端部41aの上方を開放する非作用位置に移動させる(図7の実線)。このように、該供給ガイド10は、ガイド棒部材11の移動で作用位置と非作用位置とを切り替えて、刈取作業と手扱作業とを切り替える構成となっている。動作の詳細は後述する。
主支持部材16は、上板161と、左側板162と、右側板163とを有し、水平方向に配置された板材の左部と右部とを、下方向に略垂直に屈曲して形成される。主支持部材16の形状は、開口部を下方に向けた正面視略コ字状となる。
前記左側板162の前部には、第一支持杆17を嵌装する左側板第一貫通孔162aが穿設され、後部には、第二支持杆18を嵌装する左側板第二貫通孔162bが穿設されている。同様に、前記右側板163の前部には、第一支持杆17を嵌装する右側板第一貫通孔163aが穿設され、後部には、第二支持杆18を嵌装する右側板第二貫通孔163bが穿設されている。
また、前記左側板162の前部側面に突部162cが設けられ、後述するリンク付勢部材14の一端を掛止する構成となっている。
主支持部材16は、補助フレーム241の後端部に連結部材242を介して固設されている。図2に示すように、この補助フレーム241はその前端部で刈取フレーム24の左側の上下中途部に連結され、その連結部分から後方へ向けて、後端部が補助搬送装置34の左側方に位置するように湾曲しながら延出されている。
リンク支持部材15では、その一端(下端)部にリンク支持部材第一貫通孔15aが穿設され、他端(上端)部にリンク支持部材第二貫通孔15bが穿設される。前記左側板162の左側板第二貫通孔162bと、リンク支持部材第一貫通孔15aとの開口部が側面視で一致するように設置して、前記左側板162と該リンク支持部材15とが溶接等で固設される。
リンク12は、側面視略「へ」字状で、正面視で略クランク状に構成されている。該リンク12の一端(上端)部には、リンク第一貫通孔12aが穿設され、他端(下端)部には、リンク第二貫通孔12bが穿設され、該リンク12の中途部には、該リンク12の回動の軸心となるリンク第三貫通孔12cが穿設される。
前記リンク第二貫通孔12bには、筒体13が嵌合され、該筒体13の内部には、不図示のガイド棒付勢部材と、前記ガイド棒部材連結部となる前端部11aとが嵌合される。前記ガイド棒付勢部材により、前記リンク第二貫通孔12bを中心として、前記ガイド棒部材11を所定の回動位置で前記フィードチェーン41側に延びるように回動付勢する。
前記リンク第三貫通孔12cには、前記リンク支持部材15のリンク支持部材第二貫通孔15bと、スペーサー152とに挿嵌された回転軸151が挿嵌され、該回転軸151の端部にある抜け止め孔151aに、ピン154が挿嵌される。このようにして、該リンク12が前記リンク第三貫通孔12c及び前記リンク支持部材第二貫通孔15bを中心としてリンク支持部材15に回転自在に支持される。
リンク付勢部材14は、引っ張りバネで構成される。リンク付勢部材14の一端(前端)は、前記左側板162の前部側面にある突部162cに掛止され、他端(後端)は、前記リンク第一貫通孔12aに掛止される。このようにして、前記リンク12は、該リンク付勢部材14により、前記リンク第三貫通孔12c及び前記リンク支持部材第一貫通孔15aを中心として左側面視で反時計方向に付勢される。
第一支持杆17は、左側板162と右側板163を貫通して、左右方向に延長される。第一支持杆17の一端部(機体内側)は、平板状に形成して第一支持杆連結部17aとし、主支持部材16の右側方に配置している。第一支持杆17の他端部(機体外側)は、第一支持杆規制部17bとし、主支持部材16の左側方に配置している。この第一支持杆規制部17bにはフック部171を設けている。また、第一支持杆17の左側板162と右側板163との間に位置する中途部位置には、止め孔17dが穿設され、ピン等で構成した止め部材17cが挿入固定されている。
前記第一支持杆連結部17aの中央部には貫通孔が設けられ、この貫通孔と前記挟扼杆35の第一支持杆連結部35aの中心に穿設された貫通孔とに、枢支軸35cが挿嵌される。このようにして、第一支持杆連結部17aと第一支持杆連結部35aとが枢支軸35cにより枢支され、該第一支持杆17と前記補助搬送装置34の挟扼杆35とが連結される。
第二支持杆18は、左側板162と右側板163を貫通して、第一支持杆17の後方でこれと平行に延長される。第二支持杆18の一端部(機体内側)は、平板状に形成して第二支持杆連結部18aとし、主支持部材16の右側方に配置している。第二支持杆18の他端部(機体外側)は保持部材となる第二支持杆規制部18bとし、主支持部材16の左側方に配置している。また、該第二支持杆18の左側板162と右側板163との間に位置する中途部位置には、止め孔18dが穿設され、ピン等で構成した止め部材18cが挿入固定されている。
前記第二支持杆連結部18aの中央部には貫通孔が設けられ、この貫通孔と前記挟扼杆35の第二支持杆連結部35bの中心に穿設された貫通孔とに、枢支軸35dが挿嵌される。このようにして、前記第二支持杆連結部18aと第二支持杆連結部35bとが枢支軸35dにより枢支され、該第二支持杆18と前記補助搬送装置34の挟扼杆35とが連結される。
ここで、第一支持杆17は、リンク12の回転軸151よりも前方に配置される。一方、第二支持杆18は、リンク12の回転軸151よりも後方に配置される。そして、この第一支持杆17と第二支持杆18との間に、より詳しくは第一支持杆連結部17aと第二支持杆連結部18aとの間に、リンク12が配置される。
第一付勢部材19及び第二付勢部材20は圧縮バネで構成される。第一付勢部材19は左側板162と止め部材17cとの間で第一支持杆17に外嵌され、その付勢力により第一支持杆17を補助搬送装置34側に付勢する。また、第二付勢部材20は左側板162と止め部材18cとの間で第二支持杆18に外嵌され、その付勢力により第二支持杆18を補助搬送装置34側に付勢する。
また、第一支持杆規制部17bに設けられるフック部171は、略長方形の平板状部材をその長手方向中途部で直角よりも若干小さい鋭角に屈曲して形成されて、リンク12と向かい合うようにその回動方向に対して傾斜する傾斜部171aを有する。こうして、フック部171がその傾斜部171aを利用してリンク12と係止可能とされ、その係止時にリンク12の回動を規制して、前記ガイド棒部材11を非作用位置に保持可能に構成される。
このように構成することで、リンク12は人為的に前方へ回動された場合、第一支持杆17側のフック部171と係止されて前方(左側面視で時計方向)への回動を規制される(図3b及び図4b)。この規制時に、リンク12に連結されたガイド棒部材11が非作用位置となってその位置に保持される。また、リンク12はリンク付勢部材14の付勢力により後方へ回動された場合、第二支持杆規制部18bと当接してそれ以上の後方(左側面視で反時計方向)への回動を規制される(図3a及び図4a)。この規制時に、リンク12に連結されたガイド棒部材11が作用位置となってその位置に保持される。
つまり、供給ガイド10において、第一支持杆17は、一側の第一支持杆連結部17aで補助搬送装置34の挟扼杆35に連結してこれを支持する一方、他側の前記第一支持杆規制部17bでフック部171を介して前記リンク12の回動を規制して、前記ガイド棒部材11を非作用位置に保持することができるように構成している。また、第二支持杆18は、一側の第二支持杆連結部18aで補助搬送装置34の挟扼杆35に連結してこれを支持する一方、他側の前記第二支持杆規制部18bで前記リンク12の回動を規制して、前記ガイド棒部材11を作用位置に保持することができるように構成している。
次に、図7において、ガイド棒部材11の動作態様について説明する。
作用位置のガイド棒部材11を破線で示す。このように、前記リンク12は前記リンク付勢部材14の付勢力により後方に回動して、前記第二支持杆規制部18bに当接する。これにより、ガイド棒部材11が作用位置に保持される。この場合、ガイド棒部材11は後方に移動した状態となって、フィードチェーン41の上面に沿って後方に延設され、このフィードチェーン41の前部上に載置される。ガイド棒部材11の後端部11bは挟扼レール42の前部に位置する。
したがって、刈取部2による刈取作業時に、供給ガイド10を用いて、前記補助搬送装置34から送られた刈取穀稈の株元を、フィードチェーン41の搬送始端部41aまで案内することが可能となる。
実線のようにリンク12をリンク付勢部材14の付勢力に抗して前方に回動させて、フック部171にその傾斜部171aで当接させ、この当接状態でさらにリンク12を前方に回動させる。そうすると、前記第一支持杆17が左方向に摺動し、この摺動により当接状態が解除されると、第一支持杆17が第一付勢部材19の付勢力により右方向に摺動する。その結果、リンク12がフック部171に傾斜部171aで係止される。これにより、ガイド棒部材11が非作用位置に保持される。この場合、ガイド棒部材11は前方に移動した状態となる。そして、ガイド棒部材11の後端部11bがフィードチェーン41の前部上に位置して、フィードチェーン41の搬送始端部の上方が開放された状態となる。
これにより、手扱作業時に、手で刈り取った刈取穀稈をフィードチェーン41に開放部分から載せて供給し、このフィードチェーン41により脱穀部4へ搬送することが可能となる。
このようにして、ガイド棒部材11を非作用位置に保持する場合、片手でリンク12を回動操作するだけでフック部171に係止することができるようにしている。ただし、フック部171は略長方形の平板状部材をその長手方向中途部で直角に屈曲して形成してもよいが、この場合にはリンク12をフック部171に係止させる際、両手を用いてリンク12を回動操作しながら、第一支持杆17を人為的に一旦左方向に摺動させる必要がある。
そして、前記構成とすることにより、ガイド棒部材11の切り替え作業を忘れても、リンク12が自動的に元の状態に戻り、ガイド棒部材11が作用位置に戻るようになっている。つまり、刈取作業を行う際には、ガイド棒部材11の位置を非作用位置から作用位置に切り替える必要はない。
具体的には、刈取部2で刈取作業が開始され、刈取穀稈の株元が縦搬送装置33から補助搬送装置34に受け継がれると、前記補助搬送装置34の挟扼杆35は、刈取穀稈束により左方向に移動する。この挟扼杆35の移動により前記第一支持杆17が左方向に摺動し、フック部171がリンク12から外れる。つまり、フック部171によるリンク12に対する規制が自動的に解除されて、リンク12がリンク付勢部材14の付勢力により後方に回動し、ガイド棒部材11が非作用位置から後方に移動して、作用位置に位置することとなる。
以上のように、刈取部2の搬送装置3の挟扼杆35で挟扼された刈取穀稈を、供給ガイド10により案内しながら、脱穀部4のフィードチェーン41に供給するコンバイン1において、前記供給ガイド10は、前記フィードチェーン41に沿って近接する作用位置と、前記フィードチェーン41から離間してフィードチェーン41の搬送始端部41aの上方を開放する非作用位置とに切り替えられるガイド棒部材11と、前記ガイド棒部材11を作用位置または非作用位置に移動可能に支持しつつ、この作用位置または非作用位置のいずれか一方の位置に保持可能に支持するとともに、前記挟扼杆35を移動可能に支持する支持機構と、を具備するので、供給ガイド10の一部を挟扼杆35を支持する部材を利用して構成することが可能となる。したがって、供給ガイド10の部品点数および組立工数を低減することができる。
また、前記支持機構は、支持部材と、前記支持部材に回動可能に支持され、前記ガイド棒部材11を取り付けるリンク12と、前記リンク12を前記ガイド棒部材11を作用位置へ移動させる方向に付勢する付勢部材と、前記支持部材に支持され、前記リンク12を介して前記ガイド棒部材11を作用位置または非作用位置に保持可能な保持部材とを備え、前記保持部材を前記挟扼杆35と連結して、前記支持部材に対して前記挟扼杆35の移動方向に摺動可能とするので、保持部材を挟扼杆35を支持する部材で構成することが可能となる。したがって、供給ガイド10の部品点数および組立工数を低減することができる。また、保持部材を挟扼杆35に連動させて、この保持部材によるガイド棒部材11の保持状態を変更することが可能となる。
また、前記保持部材は、前記リンク12を係止することにより前記ガイド棒部材11を非作用位置に保持可能なフック部171を有し、刈取穀稈の挟扼による前記挟扼杆35の移動により、前記フック部171と前記リンク12との係止を解除可能に構成するので、ガイド棒部材11が非作用位置である場合に、刈取部2により刈取作業が行われたとしても、ガイド棒部材11を作用位置に自動的に切り替えることが可能となる。したがって、刈取穀稈がフィードチェーン41より抜け落ちたり詰まったりすることを防止することができる。
コンバインの全体的な構成を示す側面図。 刈取部の側面図。 本発明の一実施形態に係る供給ガイドの側面図。(a)刈取作業状態を示す図。(b)手扱作業状態を示す図。 本発明の一実施形態に係る供給ガイドの斜視図。(a)刈取作業状態を示す図。(b)手扱作業状態を示す図。 本発明の一実施形態に係る供給ガイドの背面図。 本発明の一実施形態に係る供給ガイドの平面図。 本発明の一実施形態に係る供給ガイドの側面図。
符号の説明
10 供給ガイド
11 ガイド棒部材
12 リンク
13 筒体
14 リンク付勢部材
15 リンク支持部材
16 主支持部材
17 第一支持杆
18 第二支持杆
19 第一付勢部材
20 第二付勢部材
35 挟扼杆
171 フック部

Claims (3)

  1. 刈取部の搬送装置の挟扼杆で挟扼された刈取穀稈を、供給ガイドにより案内しながら、脱穀部のフィードチェーンに供給するコンバインにおいて、
    前記供給ガイドは、
    前記フィードチェーンに沿って近接する作用位置と、前記フィードチェーンから離間してフィードチェーンの搬送始端部の上方を開放する非作用位置とに切り替えられるガイド棒部材と、
    前記ガイド棒部材を作用位置または非作用位置に移動可能に支持しつつ、この作用位置または非作用位置のいずれか一方の位置に保持可能に支持するとともに、前記挟扼杆を移動可能に支持する支持機構と、
    を具備することを特徴とするコンバイン。
  2. 前記支持機構は、
    支持部材と、
    前記支持部材に回動可能に支持され、前記ガイド棒部材を取り付けるリンクと、
    前記リンクを前記ガイド棒部材を作用位置へ移動させる方向に付勢する付勢部材と、
    前記支持部材に支持され、前記リンクを介して前記ガイド棒部材を作用位置または非作用位置に保持可能な保持部材とを備え、
    前記保持部材を前記挟扼杆と連結して、前記支持部材に対して前記挟扼杆の移動方向に摺動可能とすることを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記保持部材は、
    前記リンクを係止することにより前記ガイド棒部材を非作用位置に保持可能なフック部を有し、
    刈取穀稈の挟扼による前記挟扼杆の移動により、前記フック部と前記リンクとの係止を解除可能に構成することを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。
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