JP2010142038A - 回転電機のロータ製造方法及びロータ - Google Patents

回転電機のロータ製造方法及びロータ Download PDF

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Abstract

【課題】永久磁石を固定する樹脂部と、ロータコア端面に接着してエンドプレート機能を有する樹脂部とを一体成形した回転電機のロータにおいて、樹脂部の耐久性を確保しつつ軽量化を促進する
【解決手段】
磁石収容孔7の前記拡張された両側部分の内面と、永久磁石4の前記両側一対の側面との間に形成される一対の空隙に、それぞれ樹脂が充填され、永久磁石4を磁石収容孔7内でロータコア3に固定する磁石固定用樹脂部5(5A,5B)が形成される。ロータコア挟持用の樹脂部6は、磁石収容孔7の軸方向外側で前記磁石固定用の樹脂部5と連続してロータコア3の両端面に接着する。詳細には、ロータコア3の径方向外側の複数の樹脂部5A同士を繋いでロータコア3の周方向に連続する円環部6Aと、該円環部6Aの周方向複数個所からロータコア3の径方向内方に延び、前記V字形状をなす一対の磁石収容孔7のロータコア3径方向内側の隣接する樹脂部5Bを跨って覆う舌片部6Bと、を有して成形される。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機のロータコアに形成された磁石収容孔内に永久磁石を樹脂により固定すると共に、該磁石固定用の樹脂と連続する樹脂をロータコア両端面に接着して積層電磁鋼板で構成されるロータコアを挟持する樹脂部を成形したロータに関する。
電気自動車やハイブリッド自動車などに用いられる回転電機で、積層電磁鋼板で構成されるロータコアに磁石収容孔を形成し、該磁石収容孔に挿入した永久磁石とロータコアとの間に樹脂を充填し、該樹脂を介して永久磁石をロータコアに接着固定した永久磁石埋設型ロータがある。
特許文献1には、永久磁石を磁石収容孔内に樹脂モールドする際に、ロータコアの軸方向両側に配置した金型から突出する位置決めピンを永久磁石端面に当接し、永久磁石を磁石収容孔内に位置決めした状態で樹脂を充填し、磁石収容孔内に充填されて永久磁石を固定する樹脂部と、該樹脂部に連続してロータコア端面に接着するロータコア挟持用のエンドプレート機能を有する樹脂部とを一体成形する技術が開示されている。この技術によれば、一般的な金属製のエンドプレートを用いるものより軽量化できると共に、1回の樹脂モールド工程で永久磁石の固定とエンドプレートの生成とを同時に行え、製造効率の向上及び製造コストの低減を図れる。
特開2006−115659号
ところで、特許文献1に記載されたロータでは、永久磁石の軸方向両端面の全域を覆ってロータコア挟持用の樹脂成形領域としているため、該樹脂成形の際に永久磁石を磁石収容孔内に小径のピンで位置決めしている。
しかし、かかる構成では、前記位置決めピンにより生じる孔が冷却時に樹脂の収縮によって拡大し、内周面に大きな引っ張り応力を生じ、さらに、ロータの回転遠心力によって応力集中を生じること等により、孔から亀裂が発生する虞があった。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、永久磁石を固定する樹脂部と、ロータコア端面に接着してロータコア挟持機能を有する樹脂部とを一体成形した回転電機のロータにおいて、樹脂部の耐久性を確保することを目的とする。
このため、本発明に係るロータ製造方法は、
ロータ軸に固定され積層電磁鋼板で構成されるロータコアを軸方向に貫通して該ロータコアの周方向に複数形成された磁石収容孔内に永久磁石を挿入し、該永久磁石の軸方向両端面をそれぞれ位置決め手段の位置決め面に当接させて位置決めしつつ、該永久磁石と磁石収容孔内面との間に形成された空隙に、樹脂を充填して前記永久磁石を前記ロータコアに固定する磁石固定用樹脂部を成形し、かつ、前記磁石固定用樹脂部に連続すると共に前記ロータコアの軸方向両端面に接着するロータコア挟持用樹脂部を成形する、回転電機のロータ製造方法であって、以下の特徴を有する。
前記ロータコア挟持用樹脂部の成形は、前記ロータコアの軸方向両端面の一部と接着して前記ロータコアの周方向に環状に連続し、かつ、前記永久磁石の軸方向端面における前記位置決め面との当接面より径方向外方もしくは内方のいずれかに位置する形状とした。
また、本発明に係るロータは、
ロータ軸と、該ロータ軸に固定され積層電磁鋼板で構成されるロータコアと、該ロータコアを軸方向に貫通して該ロータコアの周方向に複数形成された磁石収容孔内に配置された永久磁石と、該永久磁石と磁石収容孔内面との間に形成された空隙に充填されて前記永久磁石を前記ロータコアに固定する磁石固定用樹脂部と、前記磁石固定用樹脂部に連続すると共にロータコアの軸方向両端面に接着するロータコア挟持用樹脂部と、を含んで構成された回転電機のロータであって、以下の特徴を有する。
前記永久磁石の軸方向両端面の少なくとも一部は、樹脂が非成形領域となる露出領域とし、
前記ロータコア挟持用樹脂部は、前記ロータコアの軸方向両端面の一部と接着して前記ロータコアの周方向に環状に連続し、かつ、前記永久磁石の軸方向端面における前記露出領域より径方向外方もしくは内方のいずれかに位置する形状を有している。
かかる構成とすれば、磁石固定用樹脂部とロータコア挟持用樹脂部とを同時に形成でき、軽量化、製造効率向上、製造コスト低減を図れるというこの種のロータにおける効果を有し、かつ、ロータコア挟持用樹脂部を環状とすることにより強度も確保できることに加えて以下の効果が得られる。
ロータコア挟持用樹脂部が、永久磁石の軸方向端面における前記位置決め手段との当接面(露出領域)の径方向外方もしくは内方に位置する形状としたため、前記永久磁石の軸方向端面の前記位置決め手段との当接面はロータコア挟持用樹脂部の非成形領域に設定され、ロータコア挟持用樹脂部に位置決めピンの抜き孔のような孔が形成されることなく、樹脂部の亀裂を防止することができ、耐久性を確保できる。
本発明の実施の形態を、図を用いて説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る回転電機のロータを示す。該回転電機としては、例えば、ハイブリッド自動車において電動機と発電機とを兼ねるモータジェネレータ等に適用される。
ロータ1は、ロータ軸2と、該ロータ軸2の外周に固定されたロータコア3と、該ロータコア3に埋設された複数の永久磁石4と、該永久磁石4をロータコア3に固定する磁石固定用樹脂部5と、ロータコア3の両端面を軸方向内方に挟持するロータコア挟持用樹脂部6と、を備えて構成される。
前記ロータコア3は、複数枚の電磁鋼板3aを積層して形成され、該ロータコア3を軸方向に貫通して形成された磁石収容孔7がロータコア3の周方向に複数配設される。
本実施形態では、前記複数の永久磁石4は、リラクタンストルクを有効活用するため、隣接して1つの磁極を構成する1対の永久磁石4が、ロータコア3の径方向外側に拡開するV字形状を形成するように、各磁石収容孔7内に配置される。また、本実施形態では、永久磁石4の軸方向の端面とロータコア3の軸方向の端面とが同一面となるように、これらの軸方向長さを同一としてある。
前記複数の磁石収容孔7は、前記V字をなして隣接する1対の磁石収容孔7のロータコア6径方向内側で近接する部分と、径方向外側の離れた部分とが、それぞれ収容する永久磁石7の軸方向と平行な両側一対の側面の外側に拡張して形成される。
磁石収容孔7の前記拡張された両側部分の内面と、永久磁石4の前記両側一対の側面との間に形成される一対の空隙に、それぞれ樹脂が充填され、永久磁石4を磁石収容孔7内でロータコア3に固定する前記磁石固定用樹脂部5(5A,5B)が形成される。なお、磁石固定用樹脂部5の樹脂は、磁石収容孔7の一対の両側部だけでなく、これらの間の永久磁石4と磁石収容孔7内面との狭い隙間にも充填されていてもよく、永久磁石4との接着面が増大して、より強固に固定できる。
前記ロータコア挟持用の樹脂部6は、前記磁石収容孔7の軸方向外側で前記磁石固定用の樹脂部5と連続してロータコア3の両端面に接着する。詳細には、前記ロータコア3の径方向外側の複数の樹脂部5A同士が繋がって周方向に連続する円環部6Aと、該円環部6Aの周方向複数個所からロータコア3の径方向内方に延び、前記V字形状をなす一対の磁石収容孔7のロータコア3径方向内側の隣接する樹脂部5Bを跨って覆う舌片部6Bと、を有して成形される。
前記ロータコア3は、焼き嵌めにより、ロータ軸2に固定される。
次に、上記ロータ1の製造方法を、図3以下に基づいて説明する。
ロータ1は、ロータコア3とロータ軸2とを固定し、各磁石収容孔7に永久磁石4を挿入し位置決めした状態で、前記各樹脂部5,6を射出成形することによって形成される。
図3は、射出成形機により、前記樹脂部を射出成形する様子を示す。
射出成形機11は、金型として前記樹脂部成形前状態のローラアッセンブリを、その軸方向に開閉可能に配置された固定型11A及び可動型11Bと、軸方向に対して直角方向に開閉可能なスライド型11Cと、を配置して構成される。
スライド型11Bは、ロータコア3の径方向外方に配設され、その周方向に3分割されており、周知のトグル機構や油圧シリンダによって、可動型11Bの開閉移動に連動してそれぞれが、ロータコア3の径方向に向けてスライドしつつ開閉し、樹脂成形時には型締め付け力を付与する。
スライド型11Cの内方面には、型締めされて閉状態とされた際に円形状を形成してロータコア3の外周面に当接する当接面が形成されており、ローラアッセンブリを固定型11Aにセットした後に、スライド型11Cを型締めすると、ロータコア3に対し、各スライド型11Aが円周上の3点からそれぞれ押圧力を付与する。
次いで、ロータコア3の両端面を、固定型11Aと可動型11Bとで型締めして全体を封止し、可動型11Bに形成された図示しない樹脂注入口から溶融した樹脂を加圧して注入することにより、各樹脂部5,6を射出成形する。
詳細には、図5に示すように、固定型11A及び可動型11Bのロータコア3端面と当接する端面に、前記ロータコア挟持用樹脂部6が成形されるように、該樹脂部6の形状に対応する凹部11aが形成され、該凹部11aが樹脂注入口に連通している。
したがって、固定型11Aと可動型11Bの端面は、前記凹部11aを除く領域11bが、ロータコア3の軸方向端面及び永久磁石4の軸方向端面の磁石収容孔7と隣接する両側縁部の間の中間部分4a,4bに当接し、図5の一点鎖線で示す領域が前記中間部分4a,4bに当接することで、永久磁石4が磁石収容孔7内に位置決めされる。すなわち、固定型11A及び可動型11B(の各端面)は、位置決め手段を構成し、図5の一点鎖線で示す領域が、永久磁石4の軸方向端面との当接面となる。
そして、樹脂を樹脂注入口から注入すると、溶融した樹脂は、可動型11Bの凹部11aから該凹部11aに面したロータコア3の磁石収容孔7内を通じて固定型11A内の凹部11aに至り、該凹部11a、磁石収容孔7内面と永久磁石4側面との空隙、可動型11Bの凹部11aが順次樹脂で満たされる。
樹脂の冷却硬化後、各型を取り除くことにより、磁石収容孔7内で永久磁石4をロータコア3に固定する磁石固定用樹脂部5と、磁石収容孔7外で該磁石固定用樹脂部5に連続してロータコア3に接着するロータコア挟持用樹脂部6が形成される。
かかる構成によれば、磁石固定用樹脂部5とロータコア挟持用樹脂部6とを同時に形成でき、製造効率向上、製造コスト低減を図れるというこの種のロータコアにおける効果を従来同様に確保しつつ、さらに以下の効果が得られる。
前記環状のロータコア挟持用樹脂部6が、永久磁石4の軸方向端面の中間部分4a,4b、つまり、固定型11A及び可動型11Bの各端面と当接して位置決めされる当接面が、ロータコア3の径方向の内方に位置する形状としたため、前記永久磁石の当接面は露出領域となってロータコア挟持用樹脂部6の非成形領域の中に含まれて設定される。
したがって、従来のように、永久磁石の軸方向端面全域をロータコア挟持用樹脂部の成形領域とした場合に、樹脂充填の際に永久磁石を磁石収容孔内に位置決めする必要のため、ロータコア挟持用樹脂部に位置決めピンの抜き孔のような小さな孔が形成されてしまうことがなくなり、樹脂部の亀裂を防止することができ、耐久性を確保できる。
また、ロータコア挟持用樹脂部6が、磁石固定用樹脂部5と連続して一体化されると共に、ロータ軸2の径方向外方でロータコア3の周方向に環状に連続してロータコア3端面に接着するため、ロータ1ひいては回転電機を軽量化しつつ十分な強度を確保できる。
また、ロータコア挟持用樹脂部6は、環状をなしてロータコア3端面と接着していることにより、ロータコア3の捩り振動に対する制振効果も高められる。
さらに、ロータでは、周方向のアンバランス調整が必須であり、一般的には、金属製のエンドプレートの周方向でロータ質量が大きいアンバランス部分を切削して調整している。該アンバランス調整を精度良く行うには、切削される部材がロータの周方向に連続しており、かつ、削り代を確保できるだけの質量を有していることが条件となる。
本実施形態では、ロータコア挟持用樹脂部6を、環状に連続して所定量以上設けることにより、金属材に比較して切削しやすい該樹脂部6の一部を削って容易にアンバランス調整を行うことができる。因みに、軽量化促進のみを図って、磁石固定用樹脂部の周辺のみを覆うように周方向に断続的にロータコア挟持用樹脂部を設けた場合には、該ロータコア挟持用樹脂部によって良好なアンバランス調整を行うことはできない。
また、特許文献1に記載されたロータでは、ロータコアの片側の端面の全域を覆って樹脂が成形され、該樹脂がロータコアの軸孔にも浸透してロータコアをロータ軸に固定する機能も兼ねているのに対し、本実施形態におけるロータコア挟持用樹脂部6は、ロータ軸2の外側に設けて軽量化する一方、該樹脂部6にはロータコア(積層電磁鋼板)を挟持する機能のみを持たせ、ロータコア3のロータ軸2への固定は、上述したように焼き嵌めにより行っている。
かかる焼き嵌めによる固定は、特許文献1のようなロータコアを、樹脂を介してロータ軸に固定する方式に比較し、固定力を強化することができる。なお、一般的な、金属製のエンドプレートを用いたロータでは、ロータ軸に設けたフランジをカシメ加工してエンドプレートとロータコアとを一体に固定している。この場合、エンドプレートは非磁性材のアルミ系材や黄銅などで形成されており、鉄製のロータ軸と焼き嵌めで固定することは熱膨張率差の問題により実質的に困難である(初めは固定されていても、使用時の温度上昇で緩むことがある)。これに対し、ロータコア3とロータ軸2とは、共に鉄系材であり同等の熱膨張率を有するため、焼き嵌めが良好に行える。
焼き嵌めによる固定は、上記フランジを設けてのカシメ加工等による固定手段と比較して低コストで行える利点もある。
また、焼き嵌めでは、ロータコア3とロータ軸2とを、強固に固定できるので、ロータコア3とロータ軸2とを回り止めする係合部の形成等も省略でき、さらに低コスト化を図れる。
ただし、ロータの高速化が促進されるなどにより、焼き嵌めだけでは十分な回り止め機能を確保することが難しいような場合には、図6に示すようなロータコア3内周面に設けた凸部3bと、ロータ軸2外周面に設けた凹部2aとを係合させ、回り止め機能を持たせた上で、焼き嵌めを行い、ガタつきなく固定する構成としてもよい。
なお、本実施形態では、ロータコア3をロータ軸2に焼き嵌めにより固定した後で、各樹脂部5,6を形成する方法を示したが、各樹脂部5,6を先に形成した後で、ロータコア3をロータ軸2に焼き嵌めにより固定する方法としてもよく、積層電磁鋼板がロータコア挟持用樹脂部6によって一体化された状態で、ロータ軸2に焼き嵌めすればよいので、作業性が向上する。ただし、樹脂部5,6の耐久温度を焼き嵌め時の温度以上に確保する必要があるのに対し、本実施形態ではその制約がない。本実施形態のように先にロータコア3をロータ軸2に焼き嵌めする場合は、各電磁鋼板同士をダボカシメ等によって仮固定しておけば、作業性を確保できる。
また、本実施形態では、永久磁石4の軸方向端面とロータコア3の軸方向端面とが同一面上にある場合を示し、この場合は、固定型11Aおよび可動型11Bのロータコア3端面との当接面と永久磁石端面の中間部分と当接して位置決めする当接面とを同一面に形成すればよい。
一方、永久磁石の軸方向端面がロータコアの端面より奥まって磁石収容孔内に位置する場合、あるいは、永久磁石の軸方向端面がロータコアの端面より突出して配置される場合それぞれの形状に対応して、固定型および可動型の永久磁石位置決め用の当接面(図5の一点鎖線で示した領域)をロータコア端面との当接面より突出させ、あるいは引き込ませて形成すればよい。
また、金型(固定型および可動型)に、軸方向に可動な位置決めピン機構を設け、あるいは、軸長の異なる位置決めピンを複数用意し、その中から選択した位置決めピンを金型に装着して、永久磁石の軸方向端面に当接させて位置決めするような構成としてもよい。この場合、例えば、永久磁石の端面がロータコアの端面より奥まっている場合は、永久磁石端面に位置決めピンの周囲に樹脂の薄膜が被膜され、該薄膜の中にピンの抜け孔が形成されることになるが、厚さが小さい場合(0.3mm以下程度)は、亀裂は生じにくく、また、薄膜に亀裂を生じたとしても薄膜部分で止まり、ロータコア樹脂部まで亀裂させることはないので問題ない。
また、本発明は、永久磁石を、軸直角方向断面の長手方向がロータコアの径方向と直角となるように回転電機の極数と同一数配置したロータ(回転電機)に適用することもでき、この種の回転電機は、永久磁石がV型配置される回転電機に比較して低コスト、小型に製造可能であり、小型のハイブリッド自動車または電気自動車用として好適である。
このものでは、ロータコアの径方向と直角方向の磁石収容孔両端部が、永久磁石の同方向の両側面の外側に拡張して形成され、該磁石収容孔の拡張された両側部分の内面と、永久磁石の前記両側一対の側面との間に形成される一対の空隙に、それぞれ樹脂が充填されて、永久磁石が固定される。
そこで、ロータコア挟持用樹脂部を、磁石収容孔よりロータコアの径方向内方で環状に連続する環状部と、該環状部の周方向複数個所からロータコアの径方向外方に延びて、磁石固定用樹脂部を覆ってこれらと連続する舌片部とを有した形状とすればよい。
本実施形態においても、各永久磁石の位置決め手段との当接面がロータコア挟持用樹脂部の非成形領域として設定されるため、ロータコア挟持用樹脂部に位置決めピンの抜き孔のような小さな孔が形成されてしまうことがなくなり、もって該樹脂部の亀裂を防止することができ、耐久性を確保できる。その他、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係るロータを軸方向から視た図。 上記ロータのX−X矢視断面図。 上記ロータの樹脂部を射出成形する時の状態を示す断面図。 上記射出成形に用いるスライド型を軸方向から視た図。 上記射出成形に用いる固定型および可動型のロータコアとの当接面形状を示す図。 ロータコアとロータ軸との固定手段の変形態様を示す図。
符号の説明
1…ロータ、2…ロータ軸、3…ロータコア、4…永久磁石、5…磁石固定用樹脂部、6…ロータコア挟持用樹脂部、6A…環状部、6B…舌片部、7…磁石収容孔、11…射出成形機、11A…固定型、11B…可動型、11C…スライド型、11a…凹部

Claims (11)

  1. ロータ軸に固定され積層電磁鋼板で構成されるロータコアを軸方向に貫通して該ロータコアの周方向に複数形成された磁石収容孔内に永久磁石を挿入し、該永久磁石の軸方向両端面をそれぞれ位置決め手段の位置決め面に当接させて位置決めしつつ、該永久磁石と磁石収容孔内面との間に形成された空隙に、樹脂を充填して前記永久磁石を前記ロータコアに固定する磁石固定用樹脂部を成形し、かつ、
    前記磁石固定用樹脂部に連続すると共に前記ロータコアの軸方向両端面に接着するロータコア挟持用樹脂部を成形する、
    回転電機のロータ製造方法であって、
    前記ロータコア挟持用樹脂部の成形は、
    前記ロータコアの軸方向両端面の一部と接着して前記ロータコアの周方向に環状に連続し、かつ、
    前記永久磁石の軸方向端面における前記位置決め手段との当接面より径方向外方もしくは内方のいずれかに位置する形状とした
    ことを特徴とする回転電機のロータ製造方法。
  2. 前記空隙は、前記永久磁石の軸方向と平行な両側一対の側面と磁石収容孔内面との間に一対形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のロータ製造方法。
  3. 前記複数の永久磁石を、隣接して1つの磁極を構成する一対の永久磁石が、ロータコアの径方向外側に拡開するV字形状をなし、前記一対の空隙の一方に充填される樹脂部がロータコア径方向外側、他方に充填される樹脂部がロータコア径方向内側に位置するように配設し、
    前記ロータコア挟持用樹脂部の成形は、前記ロータコア径方向外側の複数の樹脂部同士が繋がってロータコア周方向に連続する円環部と、該円環部の周方向複数個所からロータコア径方向内方に延び、前記一対の永久磁石を収容する一対の磁石収容孔内の前記ロータコア径方向内側の隣接する樹脂部を跨って覆う舌片部と、を有する形状としたことを特徴とする請求項2に記載の回転電機のロータ製造方法。
  4. 前記位置決め面は、射出成形機の金型の合わせ面に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の回転電機のロータ製造方法。
  5. 前記ロータコア挟持用樹脂部の一部を切削して、ロータの周方向のアンバランス量を調整することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の回転電機のロータ製造方法。
  6. 前記ロータコアを、焼き嵌めにより前記ロータ軸の外周面に固定することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の回転電機のロータ製造方法。
  7. ロータ軸と、該ロータ軸に固定され積層電磁鋼板で構成されるロータコアと、該ロータコアを軸方向に貫通して該ロータコアの周方向に複数形成された磁石収容孔内に配置された永久磁石と、該永久磁石と磁石収容孔内面との間に形成された空隙に充填されて前記永久磁石を前記ロータコアに固定する磁石固定用樹脂部と、前記磁石固定用樹脂部に連続すると共にロータコアの軸方向両端面に接着するロータコア挟持用樹脂部と、を含んで構成された回転電機のロータであって、
    前記永久磁石の軸方向両端面の少なくとも一部は、樹脂が非成形領域となる露出領域とし、
    前記ロータコア挟持用樹脂部は、前記ロータコアの軸方向両端面の一部と接着して前記ロータコアの周方向に環状に連続し、かつ、前記永久磁石の軸方向端面における前記露出領域より径方向外方もしくは内方のいずれかに位置する形状を有していることを特徴とする回転電機のロータ。
  8. 前記ロータコア挟持用樹脂部は、前記ロータ軸と同心に配設される円環部と、該円環部から径方向に延びて隣接する永久磁石間を通る舌片部とを有して成形される請求項7に記載の回転電機のロータ。
  9. 前記空隙は、前記永久磁石の軸方向と平行な両側一対の側面と磁石収容孔内面との間に一対形成されていることを特徴とする請求項8に記載の回転電機のロータ。
  10. 前記複数の永久磁石は、隣接して1つの磁極を構成する一対の永久磁石が、ロータコア径方向外側に拡開するV字形状をなし、前記一対の空隙の一方に充填される樹脂部がロータコア径方向外側、他方に充填される樹脂部がロータコア径方向内側に位置するように配設され、
    前記ロータコア挟持用樹脂部は、前記ロータコア径方向外側の複数の樹脂部同士が繋がってロータコアの周方向に連続する円環部と、該円環部の周方向複数個所からロータコア径方向内方に延び、前記一対の永久磁石を収容する一対の磁石収容孔内の前記ロータコア径方向内側の隣接する樹脂部を跨って覆う舌片部と、を有することを特徴とする請求項9に記載の回転電機のロータ。
  11. 前記ロータコアは、焼き嵌めにより前記ロータ軸の外周面に固定されていることを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれか1つに記載の回転電機のロータ。
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