JP2010141993A - 回転電機用マグネットホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】マグネットの保持機能を維持しつつ、マグネットを容易に装着可能なマグネットホルダを提供する。
【解決手段】マグネットホルダ17は、マグネット16を保持するホルダアーム30を備える。ホルダアーム30は、本体部31とマグネット保持片34とを備える。マグネット保持片34の軸方向長L1は、マグネット16の軸方向長L2よりも短く(L1<L2)、本体部31の軸方向長L3は、マグネット16の軸方向長L2と略同一(L2≒L3)に設定されている。ホルダアーム30の端部にはマグネット導入部37が形成され、マグネット16をホルダアーム30間に装着する際は、まず、マグネット導入部37にマグネット16を置き、その後、軸方向に沿ってマグネット16をマグネット保持片34の下に押し込む。
【選択図】図5

Description

本発明は、モータや発電機などの回転電機に使用されるマグネットホルダに関し、特に、軸方向に延びるアーム部材の間にマグネットを挟持するタイプのマグネットホルダに関する。
従来より、小型モータや発電機では、磁界形成用のマグネット(永久磁石)を、接着剤や樹脂モールド等にてロータやステータに固定する方式が採用されている。また、近年では、特許文献1のように、軸方向に延びるアーム部材を備えたマグネットホルダを用いてマグネットをロータコアに固定する方式も提案されている。図7はこのようなマグネットホルダの構成を示す斜視図であり、ここでは、ステップスキュー構造のモータに用いられるマグネットホルダ51をロータコア52に装着した状態を示している。
図7に示すように、マグネットホルダ51には、軸方向に延びるホルダアーム53が周方向に沿って複数個(ここでは6個)設けられている。ホルダアーム53は断面が略T字形となっており、嵌合突起54とマグネット保持片55を備えている。ロータコア52には、軸方向に延びるホルダ取付溝56が形成されており、嵌合突起54が軸方向から挿入・嵌合される。隣接するホルダアーム53の対向するマグネット保持片55の間には、図7に示すように、軸方向からマグネット57が圧入固定される。これにより、マグネット57は、ホルダアーム53によって、径方向・周方向の動きが規制された状態でロータコア52上に位置決め固定される。
国際公開 WO2006/008964号公報
しかしながら、図7のようなマグネットホルダ51ではホルダアーム53の間にマグネット57を挿入する際、マグネット57にマグネット保持片55の端部が当接し、マグネット57が組み付けにくいという問題があった。特に、ステップスキュー対応のマグネットホルダ51では、ホルダアーム53が短く撓みにくいため、マグネット57が非常に挿入しづらい上に、取り付けるマグネットの数も多いため、マグネット装着作業に要する工数が嵩みコストアップの一因となるという問題もあった。このため、従来の回転電機では、マグネット57の端部を大きく面取りし、ホルダアーム53間にマグネット57を挿入し易くする手法が取られていたが、その場合も、マグネット体積の減少による出力低下や、面取り加工に伴う加工コストの増大などの問題があった。
本発明の目的は、マグネットの保持機能を維持しつつ、マグネットを容易に装着可能なマグネットホルダを提供することにある。
本発明の回転電機用マグネットホルダは、軸方向に沿って延びる複数個のホルダアームを備え、前記ホルダアームの間に回転電機のロータコアに取り付けられるマグネットを保持する回転電機用のマグネットホルダであって、前記ホルダアームは、軸方向に沿って延びる本体部と、前記本体部の周方向両側部に突設された一対のマグネット保持片とを備え、前記ホルダアームの軸方向先端部に、隣接する前記ホルダアームの間に前記マグネットを径方向から装着可能なマグネット導入部を設けたことを特徴とする。この場合、前記マグネット導入部を、前記マグネット保持片の軸方向端部に切欠形成しても良い。
本発明にあっては、マグネットをホルダアームの間に装着する際、まず、マグネット導入部にマグネットを置き、その後、軸方向に沿ってマグネットをマグネット保持片の下に押し込む。これにより、マグネットホルダ端面から狭い空間内にマグネットを押し込む作業が不要となり、従来のマグネットホルダに比して、マグネット装着作業が簡単となる。また、マグネット端部の大きな面取り加工も不要となり、加工費用が節約できると共に、マグネットの体積減少に伴う性能低下も回避できる。
また、本発明の回転電機用マグネットホルダは、軸方向に沿って延びる複数個のホルダアームを備え、前記ホルダアームの間に回転電機のロータコアに取り付けられるマグネットを保持する回転電機用のマグネットホルダであって、前記ホルダアームは、軸方向に沿って延びる本体部と、前記本体部の周方向両側部に突設された一対のマグネット保持片とを備え、前記マグネット保持片の軸方向長は、前記マグネットの軸方向長よりも短く、前記本体部の軸方向長は、前記マグネットの軸方向長と略同一であることを特徴とする。
本発明にあっては、マグネット保持片の軸方向長がマグネットの軸方向長よりも短く、ホルダアーム本体部の軸方向長がマグネットの軸方向長と略同一なため、ホルダアームの端部にマグネット保持片のない空隙部分が形成される。そこで、本発明のマグネットホルダでは、マグネットをホルダアームの間に装着する際、まず、この空隙部分にマグネットを置き、その後、軸方向に沿ってマグネットをマグネット保持片の下に押し込む。これにより、マグネットホルダ端面から狭い空間内にマグネットを押し込む作業が不要となり、従来のマグネットホルダに比して、マグネット装着作業が簡単となる。また、マグネット端部の大きな面取り加工も不要となり、加工費用が節約できると共に、マグネットの体積減少に伴う性能低下も回避できる。
前記回転電機用マグネットホルダにおいて、前記回転電機が、前記マグネットが軸方向に沿って複数列配置され、隣接列の前記マグネットの磁極が周方向にずれた位置に配置されるステップスキュー構造を有するものであっても良い。このようなステップスキュー構造のモータでは、マグネット保持片の軸方向長が短く、マグネットの個数も多いため、本発明のマグネットホルダによる作業容易化の効果も大きい。
本発明の回転電機用マグネットホルダによれば、ロータコアに取り付けられるマグネットを保持するホルダアームの軸方向先端部に、隣接するホルダアームの間にマグネットを径方向から装着可能なマグネット導入部を設けたので、マグネットをホルダアームの間に装着する際、まず、マグネット導入部にマグネットを置き、その後、軸方向に沿ってマグネットをマグネット保持片の下に押し込むことができる。このため、マグネットホルダ端面から狭い空間内にマグネットを押し込む作業が不要となり、従来のマグネットホルダに比して、マグネット装着作業が非常に容易となる。また、マグネット端部の大きな面取り加工も不要となるため、加工費用が節約できると共に、マグネットの体積減少に伴う性能低下も回避できる。
また、本発明の回転電機用マグネットホルダによれば、ロータコアに取り付けられるマグネットを保持するホルダアームに形成されたマグネット保持片の軸方向長をマグネットの軸方向長よりも短く、また、ホルダアームの本体部の軸方向長をマグネットの軸方向長と略同としたので、ホルダアームの端部にマグネット保持片のない空隙部分が形成され、マグネットをホルダアームの間に装着する際、まず、この空隙部分にマグネットを置き、その後、軸方向に沿ってマグネットをマグネット保持片の下に押し込むことができる。このため、マグネットホルダ端面から狭い空間内にマグネットを押し込む作業が不要となり、従来のマグネットホルダに比して、マグネット装着作業が非常に容易となる。また、マグネット端部の大きな面取り加工も不要となるため、加工費用が節約できると共に、マグネットの体積減少に伴う性能低下も回避できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例であるブラシレスモータ(回転電機)の断面図である。図1に示すように、ブラシレスモータ1(以下、モータ1と略記する)は、外側にステータ(固定子)2、内側にロータ(回転子)3を配したインナーロータ型のブラシレスモータとなっている。モータ1は、例えば、コラムアシスト式の電動パワーステアリング装置(EPS)の動力源として使用され、自動車のステアリングシャフトに対し動作補助力を付与する。モータ1は、ステアリングシャフトに設けられた減速機構部に取り付けられ、モータ1の回転は、この減速機構部によってステアリングシャフトに減速されて伝達される。
ステータ2は、有底円筒形状のケース4と、ステータコア5、ステータコア5に巻装されたステータコイル6(以下、コイル6と略記する)及びステータコア5に取り付けられるバスバーユニット(端子ユニット)7とから構成されている。ケース4は、鉄等にて有底円筒状に形成されており、その開口部には、図示しない固定ネジによってアルミダイキャスト製のブラケット8が取り付けられる。
ステータコア5は、図2に示すように、複数個(ここでは9個)の分割コア9を周方向(回転方向)に集成した構成となっている。ステータコア5には、9個のティース5aが径方向内側に向かって突設されている。ステータコア5の先端には、2n個の補助溝5bが(ここでは2個)が形成されており、擬似スロット効果によるコギング低減が図られている。分割コア9は、電磁鋼板からなるコアピースを積層して形成され、その周囲には合成樹脂製のインシュレータ11が取り付けられている。
インシュレータ11の外側にはコイル6が巻装され、ステータコア5の一端側には、コイル6の端部6aが引き出されている。ステータコア5の一端側には、合成樹脂製の本体部内に銅製のバスバーがインサート成形されたバスバーユニット7が取り付けられる。バスバーユニット7の周囲には複数個の給電用端子12が径方向に突設されており、バスバーユニット7の取り付けに際し、コイル端部6aは、この給電用端子12と溶接される。バスバーユニット7では、バスバーはモータ1の相数に対応した個数(ここでは、U相,V相,W相分の3個)設けられており、各コイル6はその相に対応した給電用端子12と電気的に接続される。ステータコア5は、バスバーユニット7を取り付けた後、ケース4内に圧入固定される。
ステータ2の内側にはロータ3が挿入されている。図3はロータ3の構成を示す説明図、図4は図3の側面図(一部破断)である。ロータ3はロータシャフト13を有しており、ロータシャフト13はベアリング14a,14bによって回転自在に支持されている。ベアリング14aはケース4の底部中央に、ベアリング14bはブラケット8の中央部にそれぞれ固定されている。ロータシャフト13には、円筒形状のロータコア15(15a〜15c)が固定されている。ロータコア15の外周には、セグメントタイプのマグネット(永久磁石)16(16a〜16c)が、マグネットホルダ17(17a〜17c)によって取り付けられている。マグネット16a〜16cの外側には、有底円筒形状のマグネットカバー18が取り付けられる。なお、図3は、マグネットカバー18を外した状態のロータ3の構成を示している。
マグネットホルダ17aの端部には、回転角度検出手段であるレゾルバ21のロータ(レゾルバロータ)22が取り付けられている。これに対し、レゾルバ21のステータ(レゾルバステータ)23は、金属製のレゾルバホルダ24内に圧入され、合成樹脂製のレゾルバブラケット25に収容されている。レゾルバホルダ24は有底円筒形状に形成されており、ブラケット8の中央部に設けられたリブ26の端部外周に軽圧入される。レゾルバブラケット25とブラケット8には、金属製の雌ネジ部27がインサートされており、雌ネジ部27には、ブラケット8の外側から取付ネジ28がねじ込まれる。これにより、レゾルバホルダ24がブラケット8の内側に固定される。
ここで、当該モータ1にはステップスキュー構造が採用されており、マグネット16a〜16cは、周方向に沿って6個×3列配置されている。図3,4に示すように、ロータコア15a〜15cの外周には、合成樹脂製のマグネットホルダ17a〜17cが取り付けられており、マグネット16a〜16cは、このマグネットホルダ17a〜17cに保持される形でロータコア15a〜15cの外周に配置される。図3,4に示すように、各列のマグネット16a〜16cは、隣接列の同極性マグネットが、周方向に所定のステップ角θstep(隣接列のマグネット中心間角度)ずつずれた位置関係で取り付けられている。すなわち、モータ1のロータ3は、マグネット16a〜16cが3段積となったステップスキュー構造となっている。
図5は、マグネットホルダ17aの構成を示す斜視図である。なお、他のマグネットホルダ17b,17cも、レゾルバロータ22の取付部以外は、マグネットホルダ17aとほぼ同様の構成となっており、その説明は省略する。図5に示すように、マグネットホルダ17a〜17cには、軸方向に延びるホルダアーム30が片持ち梁状態で設けられている。ホルダアーム30の断面は略T字形となっており、本体部31の下端(中心側端部)には嵌合突起33が形成されている。嵌合突起33は、本体部31と共にホルダアーム30の全長に亘って延設されている。これに対し、ロータコア15aには軸方向に延びるホルダ取付溝32が形成されており、嵌合突起33が軽圧入気味に嵌合可能となっている。嵌合突起33を軸方向からホルダ取付溝32内に挿入すると、略台形状の嵌合突起33がホルダ取付溝32に密着嵌合し、ホルダアーム30は、径方向に抜け止めされた形でロータコア15aの外周面に装着される。
一方、ホルダアーム30の周方向両側には、一対のマグネット保持片34が突設されている。隣接するホルダアーム30の間には、対向するマグネット保持片34に囲まれる形でマグネット収容部35が形成される。マグネット16aは、軸方向からこのマグネット収容部35内に圧入され、マグネット保持片34によってロータコア15aの外周面に押し付けられつつホルダアーム30の間に挟持される。これにより、マグネット16aは径方向の移動が規制された状態で、ロータコア15aの外周に取り付けられる。マグネット16aをこのような形でロータコア15aに取り付けると、無着磁状態のマグネット(ブランク)もマグネットホルダ17aによって保持されるため、他のモータ組み付け工程にてマグネット外れることがなく、作業性向上が図られる。
また、ホルダアーム本体部31の両側部には、図6に示したような凸部36が形成されている。凸部36は軸方向に沿って、ホルダアーム30の全長に亘って延びており、マグネット収容部35内に突出している。この凸部36には、マグネット16aをマグネット収容部35内に挿入すると、マグネット16aの周方向(回転方向)端面が当接する。これにより、マグネット16aは、隣接するホルダアーム30の凸部36の間に挟持される形となり、周方向への移動が規制された状態でマグネット収容部35内に取り付けられる。その際、凸部36は、マグネット16aとほぼ同じ長さ(軸方向長)に形成されているため、マグネット16aは周方向のガタが抑えられる。すなわち、マグネット16aは、マグネット保持片34によって径方向の移動が、凸部36によって周方向の移動が規制され、マグネット収容部35内にガタなく固定される。
このようにマグネット保持片34は、マグネット16の径方向の移動を規制する機能を有しているが、前述のように、マグネット挿入作業を阻害する要因ともなっている。そこで、本発明のモータ1では、図3,5に示すように、マグネット保持片34の先端部を切り欠き、径方向からマグネット16を載置可能なマグネット導入部37を設け、マグネット16をマグネット収容部35内に容易に装着できるようにしている。この場合、マグネット保持片34の軸方向長L1は、マグネット16の軸方向長L2よりも短く(L1<L2)、本体部31の軸方向長L3は、マグネット16の軸方向長L2と略同一(L2≒L3)に設定されている。L1〜L3をこのような設定とすることにより、ホルダアーム30の端部にマグネット保持片34のない空隙部分が形成され、これがマグネット導入部37となる。
当該モータ1では、マグネット16をマグネット収容部35内に装着する際、まず、空隙となっているマグネット導入部37に、径方向からマグネット16を装着し、その後、マグネット16をマグネット収容部35内に押し込む、という作業手順を取る。従来のマグネットホルダでは、マグネットホルダ17の端面から狭い空間内にマグネットを押し込む作業が必要なため、前述のように、非常に作業性も悪く、そのため、マグネット端面に大きな面取りが必要となっていた。これに対し、本発明によるマグネットホルダ17では、マグネット収容部35の入口前段にマグネット導入部37が設けられており、そこに一旦置いたマグネット16を軸方向にスライドさせるだけで、マグネット16をマグネット収容部35内に装着することができる。
このため、従来のマグネットホルダに比して、マグネット装着作業が簡単となり、組付工数の削減を図ることが可能となる。また、マグネットの面取り加工も不要となるため、加工費用が節約できると共に、マグネットの体積減少に伴う性能低下も回避でき、モータ性能の向上も図られる。特に、ステップスキュー構造のモータでは、マグネット保持片34の軸方向長が短く、マグネットの個数も多いため、作業容易化の影響が大きく、大きなコストダウン効果も期待できる。
なお、ホルダアーム本体部31の両側部には、マグネット導入部37にも凸部36が形成されており、マグネット16は、マグネット収容部35の入口前段においても周方向への移動は規制される。このため、マグネット保持片34を切り欠いても周方向のガタは発生せず、マグネット16の取付精度は従前同様に維持される。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例では、ステップスキュー構造のモータに本発明を適用した例を示したが、スキュー構造を有しないモータに本発明を適用することも可能であり、軸方向に分割されていないマグネットホルダ(例えば、特許文献1に記載のマグネットホルダ)にも適用可能である。但し、ステップスキュー構造のモータのように、マグネットホルダのホルダアーム長が短いものの方が、本発明による効果は大きい。さらに、本発明は、モータのみならず、発電機のようなマグネットを用いた回転電機一般に広く適用可能である。
本発明の一実施例であるブラシレスモータの断面図である。 図1のモータにおけるステータの構成を示す説明図である。 図1のモータにおけるロータの構成を示す説明図である。 図3のロータの側面図(一部破断)である。 マグネットホルダの構成を示す斜視図である。 ホルダアームの部分拡大図である。 従来のマグネットホルダの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 ステータ
3 ロータ
4 ケース
5 ステータコア
5a ティース
5b 補助溝
5c 内周部
5d 軸方向端面
6 ステータコイル
6a 端部
7 バスバーユニット
8 ブラケット
9 分割コア
11 インシュレータ
12 給電用端子
13 ロータシャフト
14a,14b ベアリング
15,15a〜15c ロータコア
16,16a〜16c マグネット
17,17a〜17c マグネットホルダ
18 マグネットカバー
21 レゾルバ
22 レゾルバステータ
23 レゾルバロータ
24 レゾルバホルダ
25 レゾルバブラケット
26 リブ
27 雌ネジ部
28 取付ネジ
30 ホルダアーム
31 本体部
32 ホルダ取付溝
33 嵌合突起
34 マグネット保持片
35 マグネット収容部
36 凸部
37 マグネット導入部
51 マグネットホルダ
52 ロータコア
53 ホルダアーム
54 嵌合突起
55 マグネット保持片
56 ホルダ取付溝
57 マグネット
L1 マグネット保持片の軸方向長
L2 マグネットの軸方向長
L3 本体部の軸方向長
θstep ステップ角

Claims (4)

  1. 軸方向に沿って延びる複数個のホルダアームを備え、前記ホルダアームの間に回転電機のロータコアに取り付けられるマグネットを保持する回転電機用のマグネットホルダであって、
    前記ホルダアームは、軸方向に沿って延びる本体部と、前記本体部の周方向両側部に突設された一対のマグネット保持片とを備え、
    前記ホルダアームの軸方向先端部に、隣接する前記ホルダアームの間に前記マグネットを径方向から装着可能なマグネット導入部を設けたことを特徴とする回転電機用マグネットホルダ。
  2. 請求項1記載の回転電機用マグネットホルダにおいて、前記マグネット導入部は、前記マグネット保持片の軸方向端部に切欠形成されることを特徴とする回転電機用マグネットホルダ。
  3. 軸方向に沿って延びる複数個のホルダアームを備え、前記ホルダアームの間に回転電機のロータコアに取り付けられるマグネットを保持する回転電機用のマグネットホルダであって、
    前記ホルダアームは、軸方向に沿って延びる本体部と、前記本体部の周方向両側部に突設された一対のマグネット保持片とを備え、
    前記マグネット保持片の軸方向長は、前記マグネットの軸方向長よりも短く、
    前記本体部の軸方向長は、前記マグネットの軸方向長と略同一であることを特徴とする回転電機用マグネットホルダ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の回転電機用マグネットホルダにおいて、前記回転電機は、前記マグネットが軸方向に沿って複数列配置され、隣接列の前記マグネットの磁極が周方向にずれた位置に配置されるステップスキュー構造を有することを特徴とする回転電機用マグネットホルダ。
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