JP2010141170A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザアニール以外のアニールも行え、かつ、薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済むようにする。
【解決手段】MOSデバイス形成前に予めFS層2aやp++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bを形成する。これにより、レーザアニール以外のアニールも行えるようにできる。また、MOSデバイス形成前にヒートシンク107を構成するヒートシンク基板34を接合する。これにより、薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済む。そして、ヒートシンク基板34と共にMOSデバイスが形成されたn型シリコン基板30をダイシングカットすることで、ヒートシンク107と一体化された半導体チップ106を形成でき、ヒートシンク107と共に半導体チップ106を取り扱うことができるため、この後の工程でも薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済むようにできる。
【選択図】図6

Description

本発明は、IGBT(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)とフリーホイールダイオード(単にダイオードという)とが同チップ内に形成される半導体装置の製造方法に関するものである。
従来、IGBTとダイオードとを同チップに備えた半導体装置では、ダイオード形成領域にカソード層となるn+型層を形成し、IGBT形成領域にコレクタ層となるp+型層を形成する(例えば、特許文献1参照)。このような構造の半導体装置では、薄膜状態でハンドリングを行うと割れなどが生じることから、以下のような製造方法を用いて製造している。図13および図14は、従来のIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。
図13(a)に示すように、まず、200μm以上で反りのないFZ基板等のn型半導体基板J1を用意し、このn型半導体基板J1の主表面上に酸化膜J2を形成したのち、酸化膜J2をパターニングして所望位置に開口パターンを形成する。この酸化膜J2に形成した開口パターンに、p型不純物のイオン注入を行って外周領域のp型拡散層J3やp型ガードリング層J4を形成する。また、この開口パターンは以降のパターニングにおけるアライメントターゲットとなる。
次に、図13(b)に示すように、p型ベース領域J5を形成したのち、IGBT形成領域にトレンチゲート構造J6を形成したり、ゲート配線J7やエミッタ電極J8などを形成することでMOSデバイスを形成する。
そして、図13(c)に示すように、n型半導体基板J1の主表面側(MOSデバイスを形成した側)に接着剤等を介してサポート基盤J10を貼り付けた後、図13(d)に示すように、n型半導体基板J1を裏面側から薄膜化することで所望厚さとする。このとき、n型半導体基板J1が薄膜化されるが、サポート基盤J10が貼り付けられているため、薄膜状態でハンドリングが行われることはない。また、このような薄膜化の手法として、例えばグラインドやウェットエッチングなどによる薄膜化が考えられるが、グラインドで行った場合には多量のパーティクルが発生することとなる。
続いて、図14(a)に示すように、n型半導体基板J1の裏面側からn型不純物をイオン注入する。その後、図14(b)に示すように、マスクを配置したのちそれをパターニングして所望位置を開口させ、開口部からp型不純物を注入する工程と、マスクを配置したのちそれをパターニングして所望位置を開口させ、開口部からn型不純物を注入する工程を行ったのち、アニールすることで、FS(フィールドストップ)層J11に加え、p++型コレクタ層J12、n++型カソード層(第1導電型層)J13を形成する。
次に、図14(c)に示すように、p++型コレクタ層J12およびn++型カソード層J13に接する裏面電極J14を形成したのち、図14(d)に示すように、サポート基盤J10を剥がす。これにより、IGBTとダイオードとを同チップに備えた半導体装置が完成する。
特開2005−57235号公報
しかしながら、上記のような従来の製造方法によると、n型半導体基板J1の主表面側にMOSデバイスを形成してからFS層J11に加え、p++型コレクタ層J12、n++型カソード層J13を形成している。このため、これらを形成するためのn型不純物もしくはp型不純物のイオン注入後に行うアニールをレーザアニールによってしか行えなくなる。すなわち、n型半導体基板J1の主表面側に保護膜や配線構造が備えられており、例えばポリイミドで構成される保護膜は350℃、Alにて構成される配線構造は490℃、サポート基盤J10の接着層は200℃までしか高温に耐えられないため、基板全体が高温になるようなアニールは行えず、裏面のみ局所的に高温化できるレーザアニールしか選択できない。
そして、レーザアニールは、瞬間的なアニールのため、注入された不純物を活性化することはできるが、拡散することができないため、耐圧リークを起こし易い。特に、上述したようにn型半導体基板J1の裏面側からの薄膜化をグラインドで行う場合には、多量のパーティクルが発生し、これがイオン注入時に遮蔽する役割を果たしてしまい、FS層J11、p++型コレクタ層J12、n++型カソード層J13の欠損を生じさせ、上記のような耐圧リークを発生させ易くする。
本発明は上記点に鑑みて、レーザアニール以外のアニールも行え、かつ、薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済む半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、半導体基板(30)における裏面に対して、コレクタ層(1a)および第1導電型層(1b)を形成する工程と、半導体基板(30)におけるコレクタ層(1a)および第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、サポート基盤(33)にて支持した状態で半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、サポート基盤(33)にて支持した状態で薄膜化した半導体基板(30)の主表面に、ベース領域(3)、エミッタ領域(5)、トレンチ(4)、ゲート絶縁膜(6)、ゲート電極(7)および上部電極(12)を形成する工程と、複数のヒートシンク(107)が備えられたヒートシンク基板(34)を用意し、該ヒートシンク基板(34)における各ヒートシンク(107)を上部電極(12)に対して接合することにより、半導体基板(30)にヒートシンク基板(34)を貼り付ける工程と、サポート基盤(33)を半導体基板(30)から分離したのち、複数のヒートシンク(107)をチップ単位に分ける工程と、チップ単位に分けられたヒートシンク(107)が備えられた状態で半導体基板(30)をチップ単位にダイシングして半導体チップ(106)を形成する工程と、を含んでいることを特徴としている。
このような製造方法によれば、MOSデバイス形成前にIGBT形成領域におけるコレクタ層(1a)およびダイオード形成領域における第1導電型層(1b)を形成しているため、レーザアニール以外のアニールも行える。また、MOSデバイス形成前にサポート基盤(33)を接合しているため、薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済む。さらに、サポート基盤(33)を取り除く前にヒートシンク基板(34)を貼り付けているため、サポート基盤(33)を取り除いても薄膜状態でのハンドリングを行わなくても済むようにできる。
例えば、請求項2に記載の発明のように、ヒートシンク基板(34)を貼り付ける工程では、ヒートシンク基板(34)として、複数のヒートシンク(107)が一体化されて板状とされたものを用い、複数のヒートシンク(107)をチップ単位に分ける工程において、半導体基板(30)をダイシングする際に、ヒートシンク基板(34)を同時にダイシングすることによりチップ単位に分けることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、ヒートシンク基板(34)を貼り付ける工程では、ヒートシンク基板(34)として、分割された状態の複数のヒートシンク(107)が板状の基台(34a)に貼り付けられているものを用い、複数のヒートシンク(107)をチップ単位に分ける工程において、基台(34a)から複数のヒートシンク(107)を分離することによりチップ単位に分けるようにしても良い。
この場合、請求項4に記載したように、ヒートシンク基板(34)を貼り付ける工程では、基台(34a)として、複数のヒートシンク(107)の配置場所と対応する位置に凹部(34b)が形成されているものを用いると共に、凹部(34b)内に各ヒートシンク(107)を配置することでヒートシンク基板(34)を構成し、複数のヒートシンク(107)をチップ単位に分ける工程において、冷却処理を行うことで、基台(34a)と複数のヒートシンク(107)との熱膨張係数差に基づいて基台(34a)から複数のヒートシンク(107)を分離することができる。
さらに、請求項5に記載の発明のように、ヒートシンク基板(34)を貼り付ける工程では、ヒートシンク基板(34)として、分割された状態の複数のヒートシンク(107)が板状の基台(34a)に貼り付けられているものを用い、複数のヒートシンク(107)をチップ単位に分ける工程において、半導体基板(30)をダイシングする際に、基台(34a)を同時にダイシングすることによりチップ単位に分けることもできる。
請求項6に記載の発明では、ダイシングによって半導体チップ(106)を形成したのち、該ダイシングを行ったままの状態でヒートシンク(107)および半導体基板(30)を粘着テープ(35)に貼り付け、その後、該粘着テープ(35)をエクスパンドすることによって半導体チップ(106)同士の間の距離を広げる工程を含んでいることを特徴としている。
このよう、粘着テープ(35)のエクスパンドによって各半導体チップ(106)の間隔をほぼ均等に広げることができる。この間隔を確保した状態で各半導体チップ(106)をモールド樹脂(115)にて封止すれば、半導体チップ(106)の間隔拡大によってダイマウントの容易化が可能になると共に、半導体チップ(106)の絶縁耐圧を確保することが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態では、三相モータを駆動するインバータ回路のスイッチング素子としてIGBTとダイオードとが一体化された半導体素子が適用される場合を例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態の半導体装置に備えられる半導体素子がスイッチング素子として適用されるインバータ回路の回路図である。
この図に示されるように、電源からの電圧Vccが印加される電源ライン100とGNDに接続されるGNDライン101との間に2つの半導体素子102が直列接続されて構成されるU相、V相、W相の3回路が備えられている。各半導体素子102は、nチャネルタイプのIGBT103と、IGBT103のコレクタにカソードが接続されると共にエミッタにアノードが接続されたダイオード104を備えた構成とされている。そして、各相では、上側アームのIGBT103のコレクタおよびダイオードのカソードが電源ライン100に接続されると共に、下側アームのIGBT103のエミッタおよびダイオード104のアノードがGNDライン101に接続され、上側アームのIGBT103のエミッタおよびダイオード104のアノードと下側アームのIGBT103のコレクタとダイオード104のカソードが接続された接続形態とされ、下側アームと上側アームの間がそれぞれ三相モータ105に対して電気的に接続されている。
このような構成のインバータ回路における各相それぞれに備えられた2つの半導体素子102(例えば、図中に破線で示したようにU層の2つの半導体素子102)をモジュール化して1つの半導体装置が構成されている。
図2は、半導体素子102の構造例を示した断面図である。図3は、半導体素子102が形成された半導体チップ106の上面図である。また、図4は、半導体装置の詳細構造を示した図であり、(a)はレイアウト図、(b)は(a)の上面図、(c)は(a)の底面図、(d)は(a)のA−A’断面図、(e)は(a)のB−B’断面図である。
図2に示すように、本実施形態の半導体装置には、IGBT103が備えられるセル領域とその外周を囲むように構成された外周領域が形成されている。p++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層(第1導電型層)1bの表面に、高濃度のn型不純物層で構成されたFS層(フィールドストップ層)2aが備えられていると共に、このFS層2aの上にp++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bやFS層2aよりも低不純物濃度で構成されたn-型ドリフト層2が備えられている。FS層2aは、必ずしも必要なものではないが、空乏層の広がりを防ぐことで耐圧と定常損失の性能向上を図ると共に、基板裏面側から注入されるホールの注入量を制御するために備えてある。
そして、セル領域において、n-型ドリフト層2の表層部には、所定厚さのp型ベース領域3が形成されている。さらに、セル領域におけるIGBT形成領域には、p型ベース領域3を貫通してn-型ドリフト層2まで達するように複数個のトレンチ4が形成されており、このトレンチ4によってp型ベース領域3が複数個に分離されている。具体的には、トレンチ4は複数個所定のピッチ(間隔)で形成されており、図1の奥行き方向(紙面垂直方向)において各トレンチ4が平行に延設されたストライプ構造、もしくは並行に延設されたのちその先端部において引き回されることで環状構造とされている。そして、環状構造とされる場合、各トレンチ4が構成する環状構造は複数本ずつを1組として多重リング構造が構成され、隣接する多重リング構造同士の長手方向が平行となるように配置されている。
隣接するトレンチ4によってp型ベース領域3が複数に分割された状態となるが、少なくともその一部は、チャネル領域を構成するチャネルp層3aとなり、このチャネルp層3aの表層部に、n+型エミッタ領域5が形成されている。なお、本実施形態では、分割された各p型ベース領域3がチャネルp層3aとなる場合を図示してあるが、そのうちの一部がn+型エミッタ領域5が形成されないフロート層とされても良い。
+型エミッタ領域5は、n-型ドリフト層2よりも高不純物濃度で構成され、p型ベース領域3内において終端しており、かつ、トレンチ4の側面に接するように配置されている。より詳しくは、トレンチ4の長手方向に沿って棒状に延設され、トレンチ4の先端よりも内側で終端した構造とされている。
各トレンチ4内は、各トレンチ4の内壁表面を覆うように形成されたゲート絶縁膜6と、このゲート絶縁膜6の表面に形成されたドープトPoly−Si等により構成されるゲート電極7とにより埋め込まれている。
これらのうち、ゲート電極7は、図1とは別断面において互いに電気的に接続され、絶縁膜8上に形成されたドープトPoly−Si層9に接続されている。そして、ドープトPoly−Si層9上の層間絶縁膜10にはコンタクトホール10aが形成されており、このコンタクトホール10aを通じてドープトPoly−Si9とゲート電圧が印加されるゲート配線11とが接続されることで、各ゲート電極7とゲート配線11とが導通させられている。
さらに、n+型エミッタ領域5およびチャネルp層3aは、層間絶縁膜10に形成されたコンタクトホール10bを通じて上部電極12と電気的に接続されており、上部電極12とゲート配線11とは保護膜13などによって電気的に分離されている。そして、p++型コレクタ層1aの裏面側に下部電極14が形成されることにより、IGBT103が構成されている。
また、セル領域におけるダイオード形成領域では、n++型カソード層1bと対応する位置においてトレンチ4が形成されていないため、p型ベース領域3をアノードとし、n-型ドリフト層2、n+型FS層2aおよびn++型カソード層1bをカソードとしてPN接合されたダイオード104が構成されている。このダイオード104におけるアノードとなるp型ベース領域3は、上部電極12と電気的に接続されており、カソードの一部となるn++型カソード層1bは、下部電極14と電気的に接続されている。
このため、IGBT103とダイオード104とは、エミッタとアノードとが電気的に接続されると共に、コレクタとカソードとが電気的に接続されることで、同一チップにおいて互いに並列接続された構造とされている。
一方、外周領域においては、n-型ドリフト層2の表層部において、セル領域の外周を囲むようにp型ベース領域3よりも深くされたp型拡散層20が形成されていると共に、更にp型拡散層20の外周を囲むようにp型ガードリング層21が多重リング構造として形成されている。各p型ガードリング層21は、層間絶縁膜10に形成されたコンタクトホール10cを通じて、各p型ガードリング層21と対応して配置された外周電極22に対して電気的に接続されている。各外周電極22は、互いに電気的に分離されており、p型ガードリング層21と同様に多重リング構造とされている。
以上のように、本実施形態にかかるIGBT103とダイオード104とを一体化した半導体素子102が構成されている。
このように構成された半導体素子102は、図3に示すような半導体チップ106に形成されている。この図に示されるように、半導体チップ106には、複数のパッド106a〜106dが備えられている。パッド106aは、半導体チップ106における広面積を占め、IGBT103のエミッタおよびダイオード104のアノードに電気的に接続される上部電極12との接続用、パッド106bは、IGBT103のゲート配線11に対するゲート電圧印加用、パッド106cは、エミッタケルビン用であるそして、図3中に破線にて示したように、半導体チップ106の裏面全面がパッド106dとされ、IGBT103のコレクタおよびダイオード104のカソードに電気的に接続される下部電極14との接続用とされる。そして、これら各パッド106a〜106dに導体を電気的に接続することで、半導体素子102内の各部と外部との電気的な接続が図られている。
具体的には、上側アームの半導体チップ106は、図4(a)において紙面手前側が上部電極12、紙面向こう側が下部電極14を向けて配置され、図4(d)において紙面右側が上部電極12、左側が下部電極14を向けて配置されている。
上側アームの半導体チップ106に関しては、上部電極12に設けられたパッド106aに対してヒートシンク107が接続されると共に、ヒートシンク107が三相モータ105に接続されるリード108に接続されている。また、下部電極14に設けられたパッド106dに対してコレクタ用リード109が接続されている。さらに、ゲート配線11に設けられたパッド106bがボンディングワイヤ110を介してゲート用リード111に接続されている。そして、図4(d)の断面においてリード108が引き出されることにより三相モータ105との電気的な接続が行われ、図4(d)、(e)の断面においてコレクタ用リード109やゲート用リード111が引き出されることで下部電極14に対して電源からの電圧Vccが印加されると共にゲート配線11を通じてゲート電圧が印加できる構造とされている。
一方、下側アームの半導体チップ106は、上側アームの半導体チップ106と表裏が逆に配置されている。すなわち、下側アームの半導体チップ106は、図4(a)において紙面手前側が下部電極14、紙面向こう側が上部電極12を向けて配置され、図4(d)において紙面右側が下部電極14、左側が上部電極12を向けて配置されている。
下側アームの半導体チップ106に関しても、上側アームの半導体チップ106と同様に、上部電極12に設けられたパッド106aに対してヒートシンク107が接続されると共に、ヒートシンク107がGNDライン101に接続されるエミッタ用リード112に接続されている。また、下部電極14に設けられたパッド106dに対して三相モータ105に接続されるリード108が接続されている。さらに、ゲート配線11に設けられたパッド106bがボンディングワイヤ113を介してゲート用リード114に接続されている。そして、図4(d)の断面においてリード108が引き出されることにより三相モータ105との電気的な接続が行われ、図4(e)の断面においてゲート用リード114が引き出されることでゲート配線11を通じてゲート電圧が印加され、図4(d)、(e)とは別断面においてエミッタ用リード112が引き出されることで下部電極14をGNDに接続した構造とされている。
そして、このような構成において、コレクタ用リード109、リード108、エミッタ用リード112およびゲート用リード111、114の各引き出し部分が突き出し、かつ、半導体チップ106の厚み方向両側において放熱性を高めるためにコレクタ用リード109、リード108およびエミッタ用リード112の表面が露出するようにモールド樹脂115にて封止されることにより、モジュール化された半導体装置が構成されている。
続いて、本実施形態のIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造方法について説明する。図5、図6は、本実施形態の半導体装置の製造工程を示した断面図である。
〔図5(a)に示す工程〕
まず、200μm以上で反りのないFZ基板等のn型シリコン基板30を用意し、このn型シリコン基板30の主表面とは反対側となる裏面にn型不純物をイオン注入すると共にアニール処理を行う。これにより、n型シリコン基板30の裏面にn+型FS層2aが形成されると共に、n型シリコン基板30のうちFS層2a以外の部分によってn-型ドリフト層2が構成される。
〔図5(b)に示す工程〕
次に、n型シリコン基板30の裏面側、具体的にはFS層2aのうちアノード層形成予定領域が開口するマスクを用いてさらにp型不純物をイオン注入したのち、続けてカソード層形成予定領域が開口するマスクを用いてさらにn型不純物をイオン注入し、アニール処理を行うことでp++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bを形成する。
〔図5(c)に示す工程〕
n型シリコン基板30の裏面側、具体的にはp++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bの表面にPoly−Siもしくはシリコン酸化膜(SiO2)等で構成される接合用層32を成膜する。
〔図5(d)に示す工程〕
接合用層32を介して、n型シリコン基板30の裏面側に例えば厚さ500〜600μm程度のSi等で構成されるサポート基盤33を接合する。なお、ここではサポート基盤33を接合しているが、接合用層32の表面にSiをCVD法にてデポジションすること、エピタキシャル成長させること、もしくは、他の材料で構成される支持基板を貼り付けること等によって、サポート基盤33をn型シリコン基板30の裏面側に配置するようにしても良い。
〔図5(e)に示す工程〕
n型シリコン基板30を主表面側から研削もしくはエッチングして薄膜化する。これにより、n-型ドリフト層2として適切な厚さにし、n型シリコン基板30にてn-型ドリフト層2を構成する。
〔図6(a)に示す工程〕
-型ドリフト層2の表層部に、p型拡散層20やp型ガードリング層21を形成すると共に、p型ベース領域3を形成する。また、IGBT形成領域やダイオード形成領域に、周知の手法により、トレンチ4、n+型エミッタ領域5、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7、絶縁膜8、ドープトPoly−Si9、層間絶縁膜10、ゲート配線11、上部電極12および保護膜13を形成することで、MOSデバイスを形成する。また、外周領域にも、外周電極22や保護膜13を形成する。なお、本図では、MOSデバイスの構造を簡略化して記載してあるが、詳しくは図2の構造のものが複数形成された状態となっている。
〔図6(b)に示す工程〕
n型シリコン基板30の主表面側、具体的には上部電極12および保護膜13の表面に複数のヒートシンク107が一体化されて板状とされたヒートシンク基板34を貼る。ヒートシンク基板34の裏面には、上部電極12と対応する部分に凸部が形成されており、上部電極12に電気的および物理的に接触させられる構造とされている。
〔図6(c)に示す工程〕
n型シリコン基板30の裏面側において、サポート基盤33および接合用層32を取り除いてp++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bを露出させる。このとき、ヒートシンク基板34が貼り付けられているため、MOSデバイス等が形成されたn型シリコン基板30を薄膜の状態のままハンドリングすることなく取り扱うことができる。
この工程に関しては、どのような手法で行っても良いが、例えば、サポート基盤33および接合用層32をグラインドまたはウェットエッチングによって除去する手法などを採用できる。ウェットエッチングの場合、接合用層32をPoly−Siで構成しているのであれば、Poly−Si面が出たら自動的にエッチングを止め、その後、Poly−SiとSiO2とを選択エッチングすることで精度良く、サポート基盤33および接合用層32を除去することができる。また、サポート基盤33および接合用層32をスライスカット、スマートカット、エルトラン、レーザーリフトオフなどの手法で除去することもできる。
〔図6(d)に示す工程〕
++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bの表面に、下部電極14を形成する。そして、最後に、ヒートシンク基板34ごとMOSデバイスが形成されたn型シリコン基板30をダイシングカットすることにより、チップ単位に分割する。これにより、図4(d)、(e)における半導体チップ106上にヒートシンク107が接合された構造が完成する。なお、ヒートシンク基板34のうち、上部電極12と対応する箇所以外、具体的にはゲート配線11の露出箇所(パッド106b)と対応する部分を開口させておけばダイシングカットによってチップ単位に分割するだけで良いが、ゲート配線11と対応する部分を開口させていない場合には、チップ単位に分割する前に、ゲート配線11の露出箇所と対応する部分を露出させるためにヒートシンク基板34を予めダイシングカットする工程を行っても良い。
この後の工程に関しては図示しないが、ゲート配線11へのゲート電圧印加用のパッド106bとゲート用リード111とをボンディングワイヤ110にて接合する。また、上側アームの半導体素子102が形成された半導体チップ106の下部電極14に対してコレクタ用リード109を接合する。また、上側アームの半導体素子102が形成された半導体チップ106の上部電極12および下側アームの半導体素子102が形成された半導体チップ106の下部電極14にリード108を接合する。さらに、下側アームの半導体素子102が形成された半導体チップ106の上部電極12にエミッタ用リード112を接続する。そして、樹脂成形等を行ってモールド樹脂115にて封止することにより、本実施形態にかかる半導体装置が完成する。
このように、本実施形態で説明したIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造方法によれば、MOSデバイス形成前に予めFS層2aやp++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bを形成しているため、レーザアニール以外のアニールも行える。また、MOSデバイス形成前にヒートシンク107を構成するヒートシンク基板34を接合しているため、薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済む。そして、ヒートシンク基板34と共にMOSデバイスが形成されたn型シリコン基板30をダイシングカットすることで、ヒートシンク107と一体化された半導体チップ106を形成でき、ヒートシンク107と共に半導体チップ106を取り扱うことができるため、この後の工程でも薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済むようにできる。ダイシング後においても、例えば10mm□前後のサイズで厚み0.03〜0.2mm程度の半導体チップ106を厚み1mm程度のヒートシンク107で保持することになり、ハンドリングを容易に行うことができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に対して半導体装置の構成の一部を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、U相、V相、W相すべてをモジュール化して一体とした半導体装置について説明する。図7は、本実施形態の半導体装置の詳細構造を示した図であり、(a)はレイアウト図、(b)は(a)の上面図、(c)は(a)の底面図、(d)は(a)のC−C’断面図、(e)は(a)のD−D’’断面図である。
図7(a)に示されるように上方と下方それぞれに3つずつ半導体チップ106が配置され、上方の3つが上側アームの3つの半導体チップ106、下方の3つが下側アームの3つの半導体チップ106とされている。そして、各半導体チップ106のうち上下に並んでいる2つを組として、U相からW相の各相が構成されている。
図7(a)〜(e)に示されるように、U相からW相それぞれの上側アームおよび下側アームの半導体チップ106の配置は、第1実施形態(図4参照)と同様であるが、各相の上側アームの半導体チップ106の下部電極14がそれぞれ共通のコレクタ用リード109に電気的に接続され、各相の下側アームの半導体チップ106の上部電極12がそれぞれ共通のエミッタ用リード112に電気的に接続された構造とされている。このような構造により、U相からW相の3相を構成する6つの半導体素子102すべてをモジュール化して1つとした半導体装置が構成されている。その他の構造に関しては、第1実施形態と同様であり、また、各相の半導体チップ106と各種リードとの接続形態に関しても第1実施形態と同様である。
このように、各相を構成する6つの半導体チップ106すべてを一体化した半導体装置とすることもできる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に対して半導体装置の構成の一部を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図8は、本実施形態にかかる半導体装置に備えられる半導体素子102がスイッチング素子として適用されるインバータ回路の回路図である。また、図9は、本実施形態にかかる半導体装置の断面図であり、図4(d)もしくは図7(d)に相当する断面構造を示した図である。
図8に示されるように、各相の下側アームの3つの半導体素子102に備えられるIGBT103がpチャネルタイプで構成してある。このようなpチャネルタイプのIGBT103は、基本的には第1実施形態で説明した図2の各構成要素の導電型を逆転させたものとなる。すなわち、上記第1実施形態では、第1導電型をn型、第2導電型をp型としたが、本実施形態では、第1導電型をp型、第2導電型をn型とする構造、具体的には、IGBT形成領域では、n++型コレクタ層と、その上のp+型のFS層、pー型ドリフト層、n型ベース領域、p+型エミッタ領域が形成され、ダイオード形成領域では、p++型アノード領域、p+型のFS層およびpー型ドリフト層をアノード、n型ベース領域をカソードとするPN接合が形成されることになる。
このような半導体装置では、nチャネルタイプのIGBT103のエミッタとpチャネルタイプのIGBT103のエミッタとが電気的に接続される構造とされる。そして、下側アームとされるIGBT103に関しては、上側アームとされるIGBT103と異なった構造とされるため、それぞれ全く別構成の半導体チップ106を製造することになる。このとき、下側アームとされるIGBT103についても、基本構造は上側アームとされるIGBT103と同じ構造となり、かつ、nチャネルタイプとpチャネルタイプのIGBT103の各エミッタ同士が接続される。このため、図9に示されるように、nチャネルタイプのエミッタと上部電極12を介して接続されるヒートシンク107とpチャネルタイプのエミッタと上部電極12を介して接続されるヒートシンク107とが共に半導体チップ106に対して同じ向きとなるように配置され、双方のヒートシンク107が共に同じリード108に接合された構造となる。
このように、nチャネルタイプとpチャネルタイプのIGBT103を組み合わせて半導体装置を構成することもできる。そして、nチャネルタイプのIGBT103が形成された半導体チップ106およびヒートシンク107の向きと、pチャネルタイプのIGBT103が形成された半導体チップ106およびヒートシンク107とを合わせることができるため、これらの向きが逆になる場合と比べてゲートに繋がるボンディングワイヤ110、113の接続の容易化を図ることができる。
なお、ここでは、第1実施形態に対して下側アームのIGBT103をpチャネルタイプとする場合について説明したが、第2実施形態に対しても、同様に、下側アームのIGBT103をpチャネルタイプとしても良い。この場合にも、上記と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に対して半導体装置の製造方法の一部を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、第1実施形態の図5(a)〜(d)および図6(a)の製造工程まで行った後、図6(b)の製造工程で、ヒートシンク基板34として第1実施形態と異なるものを用いる。
図10は、本実施形態において用いるヒートシンク基板34の正面図である。この図に示されるように、シリコン基板34aを基台として、シリコン基板34aに複数のヒートシンク107を配置することによりヒートシンク基板34を構成している。シリコン基板34aには各セル(半導体チップ106)と対応したピッチで形成された複数の凹部34bが形成されており、各凹部34b内にヒートシンク107が配置されることで、各セル(半導体チップ106)と対応した位置にヒートシンク107が配設されている。ヒートシンク107のシリコン基板34aへの貼り付けはどのようなもので行われていても構わないが、ヒートシンク107とシリコン基板34aとの間の熱膨張係数差による影響を少なくするために、凹部34b内に熱膨張吸収用のシリコン樹脂材料を塗布しておくと好ましい。
このようなヒートシンク基板34を用意したのち、図11に示すようにMOSデバイス形成後のn型シリコン基板30の表面側にヒートシンク107側を向けて配置し、各ヒートシンク107を各セルの上部電極12にはんだ等の導体材料を介して接合する。このとき、はんだ付けにて接合する場合、例えば300℃程度のリフロー処理がなされるため、ヒートシンク基板34やn型シリコン基板30等が熱膨張するが、ヒートシンク基板34の基台もn型シリコン基板30と同一材料とされ、熱膨張係数が同じになっているため、加熱によるヒートシンク107間のピッチのズレが生じないようにできる。
そして、接合後に例えば−40℃の冷却処理を行うことによってシリコン基板34aからヒートシンク107を分離する。上述したようにシリコン樹脂材料をヒートシンク107と凹部34bとの間に配置しておいた場合、300℃での加熱時にヒートシンク107の構成材料(例えばCu)の熱膨張を吸収させつつ、−40℃での冷却時にヒートシンク107の構成材料の収縮により、容易にシリコン基板34aからヒートシンク107を分離することがで可能となる。
この後、必要に応じて低温時耐圧などの測定を行う。この段階では、まだn型シリコン基板30をダイシングカットしていない。このため、複数の半導体素子102が形成されたウェハ状態のn型シリコン基板30における各半導体素子102に対応した位置にヒートシンク107が形成された状態となっている。したがって、裏面側のp++型コレクタ層1aに接続された下部電極14を共通電位にし、各ヒートシンク107を通じて各エミッタ電位をプロービングすることで、低温時耐圧を測定することができる。
また、各ゲート電極7を制御できるプローブを半導体チップ106毎に設けておき、例えば共通のゲート電位を印加すれば、IGBTのオン特性を測定することもできる。
最後に、MOSデバイスが形成されたn型シリコン基板30をダイシングカットすることにより、チップ単位に分割する。これにより、図4(d)、(e)における半導体チップ106上にヒートシンク107が接合された構造が完成する。
この後は、第1実施形態と同様に、各種リードの接続工程やモールド樹脂115での封止工程等を行うことで、上記第1実施形態と同様の構造の半導体装置を製造することができる。以上のような製造方法を用いることによっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態の製造方法においては、ヒートシンク107を元々分離した構造を用いている。このため、ヒートシンク基板34が複数のヒートシンク107の一体化構造とされている場合のように、ダイシングカットにてヒートシンク基板34を切断して各ヒートシンク107を絶縁分離する必要がないため、ヒートシンク基板34の形状の簡略化が図れると共にダイシング時の残渣などの影響を受けないようにできる。
また、ヒートシンク107を分離した後のシリコン基板34aに関しては、改めてヒートシンク107を貼り直せば、再利用することができる。
なお、ここではヒートシンク107を例えばCuにて構成する場合を例に挙げて説明したが、Cuの代わりに例えばMo等のように基台の構成材料との熱膨張係数差が小さい材料を用いる場合には、シリコン基板34aと共にダイシングカットしても熱膨張係数の整合性を図ることができる。すなわち、Cuは約17ppm/℃、Moは約5ppm/℃、Siは3ppm/℃である。このため、Cuよりも熱膨張係数がSiに近いMoを用いることで、熱膨張係数差による歪みなどが低減されるため、シリコン基板34aと共にダイシングカットし、シリコン基板34aもヒートシンク107の一部として利用することもできる。シリコンの熱伝導率は高いため、このようにシリコン基板34aをヒートシンク107の一部として利用しても構わない。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、第4実施形態で説明した製造方法を複数の半導体チップを一体化した半導体装置に適用する場合に関するものであり、その他に関しては第4実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、第1実施形態の図5(a)〜(d)および図6(a)の製造工程まで行った後、さらに第4実施形態の図11に示す工程を行うことで、図12(a)に示すようにn型シリコン基板30に形成された各セルの上部電極12にヒートシンク107を接合した構造を作成する。つまり、シリコン基板34aに複数のヒートシンク107を配置したヒートシンク基板34を用意したのち、各ヒートシンク107をn型シリコン基板30に形成された各セルの上部電極12に接合する。そして、シリコン基板34aからヒートシンク107を分離する。
次に、図12(b)に示すように、n型シリコン基板30をダイシングカットすることでチップ単位に分割する。このとき、各半導体チップ106の間の距離は、ダイシングカットによる分離幅分となる。そして、図12(c)に示すように、ダイシングカットを行ったままの状態で粘着テープ35を貼り付けたのち、図12(d)に示すように、粘着テープ35を引張って伸ばすエクスパンド処理を行う。これにより、各半導体チップ106の間隔がほぼ均等に広がる。この間隔を確保した状態で各半導体チップ106をモールド樹脂115にて封止すれば、半導体チップ106の間隔拡大によってダイマウントの容易化が可能になると共に、半導体チップ106の絶縁耐圧を確保することが可能となる。
具体的には、図12(d)の連続したIGBTが形成された半導体チップ106を3個、図7(a)の電圧Vccが印加されるVcc端子とつながったリード109にその間隔で実装する。このように耐圧と実装のクリアランスを考慮して適切なエキスパンドを行えば形態の異なった実装構造が実現できる。耐圧が600Vと1200Vの異なる電気特性を有する装置にも共通形態でエキスパンド率を変えるだけで適用が可能である。
また、各相(U相、V相、W相)の各出力端子への実装についても同様である。Vcc端子とつながったリード109の代わりに、図示しない外周でつながったリード108の上に図12(d)の連続してIGBTが形成された半導体チップ106を3個実装するのである。このようにして図1のインバータ回路が構成できる。
なお、このような粘着テープ35に半導体チップ106を貼り付けた状態でエクスパンドするという工程は、第4実施形態に限るものではなく、上記第1〜第3実施形態に対しても適用することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、基本的に、第1導電型をn型、第2導電型をp型とするnチャネルタイプのIGBTを例に挙げて説明したが、各部の導電型を反転させたpチャネルタイプのIGBTを適用することもできる。その場合、IGBT形成領域では、n++型コレクタ層となり、その上にp+型のFS層、pー型ドリフト層、n型ベース領域、p+型エミッタ領域が形成され、ダイオード形成領域では、p++型アノード領域、p+型のFS層およびpー型ドリフト層をアノード、n型ベース領域をカソードとするPN接合が形成されることになる。
なお、本発明における第1導電型層とは、ダイオード形成領域における裏面側、すなわちnチャネルタイプのIGBTと同チップで形成されるダイオードの場合にはn++型カソード層1b、pチャネルタイプのIGBTと同チップで形成されるダイオードの場合にはp++型アノード領域のことを意味している。
本発明の第1実施形態にかかる半導体装置に備えられる半導体素子102がスイッチング素子として適用されるインバータ回路の回路図である。 半導体素子102の構造例を示した断面図である。 半導体素子102が形成された半導体チップ106の上面図である。 半導体装置の詳細構造を示した図であり、(a)はレイアウト図、(b)は(a)の上面図、(c)は(a)の底面図、(d)は(a)のA−A’断面図、(e)は(a)のB−B’断面図である。 第1実施形態にかかる半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる半導体装置の詳細構造を示した図であり、(a)はレイアウト図、(b)は(a)の上面図、(c)は(a)の底面図、(d)は(a)のC−C’断面図、(e)は(a)のD−D’’断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる半導体装置に備えられる半導体素子がスイッチング素子として適用されるインバータ回路の回路図である。 図8に示す半導体装置の断面図である。 本発明の第4実施形態において用いるヒートシンク基板34の正面図である。 図10に示すヒートシンク基板34を用いた半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第5実施形態にかかる半導体装置の製造工程を示す断面図である。 従来のIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図13に示すIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。
符号の説明
1a p++型コレクタ層
1b n++型カソード層
2 n-型ドリフト層
2a FS層
3 p型ベース領域
4 トレンチ
5 n+型エミッタ領域
7 ゲート電極
12 上部電極
14 下部電極
30 n型シリコン基板
32 接合用層
33 サポート基盤
34 ヒートシンク基板
35 粘着テープ
102 半導体素子
103 IGBT
104 ダイオード
106 半導体チップ
107 ヒートシンク

Claims (6)

  1. ダイオード形成領域に備えられる第1導電型層(1b)およびIGBT形成領域に形成される第2導電型のコレクタ層(1a)と、
    前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)の上に配置された第1導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の上に形成された第2導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト層(2)に達するように形成されたトレンチ(4)と、
    前記ベース領域(3)内において前記トレンチ(4)の側面に接するように形成された第1導電型のエミッタ領域(5)と、
    前記トレンチ(4)の表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(4)内において、前記ゲート絶縁膜(6)の上に形成されたゲート電極(7)と、
    前記ベース領域(3)および前記エミッタ領域(5)に電気的に接続された上部電極(12)と、
    前記コレクタ層(1a)の裏面側に形成された下部電極(14)とを備え、
    前記IGBT形成領域に備えられた前記コレクタ層(1a)、前記ドリフト層(2)、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)内に形成された前記ゲート電極(7)にてIGBTを構成すると共に、
    前記ダイオード形成領域に備えられた前記第1導電型層(1b)および前記ドリフト層(2)と、第2導電型の前記ベース領域とによるPN接合にてダイオードを構成し、前記IGBTと前記ダイオードとが一体化された半導体装置の製造方法であって、
    主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、
    前記半導体基板(30)における裏面に対して、前記コレクタ層(1a)および前記第1導電型層(1b)を形成する工程と、
    前記半導体基板(30)における前記コレクタ層(1a)および前記第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、
    前記サポート基盤(33)にて支持した状態で前記半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、
    前記サポート基盤(33)にて支持した状態で前記薄膜化した前記半導体基板(30)の主表面に、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)、前記ゲート絶縁膜(6)、前記ゲート電極(7)および前記上部電極(12)を形成する工程と、
    複数のヒートシンク(107)が備えられたヒートシンク基板(34)を用意し、該ヒートシンク基板(34)における各ヒートシンク(107)を前記上部電極(12)に対して接合することにより、前記半導体基板(30)に前記ヒートシンク基板(34)を貼り付ける工程と、
    前記サポート基盤(33)を前記半導体基板(30)から分離したのち、前記複数のヒートシンク(107)をチップ単位に分ける工程と、
    前記チップ単位に分けられた前記ヒートシンク(107)が備えられた状態で前記半導体基板(30)をチップ単位にダイシングして半導体チップ(106)を形成する工程と、を含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記ヒートシンク基板(34)を貼り付ける工程では、前記ヒートシンク基板(34)として、前記複数のヒートシンク(107)が一体化されて板状とされたものを用い、
    前記複数のヒートシンク(107)をチップ単位に分ける工程では、前記半導体基板(30)をダイシングする際に、前記ヒートシンク基板(34)を同時にダイシングすることによりチップ単位に分けることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ヒートシンク基板(34)を貼り付ける工程では、前記ヒートシンク基板(34)として、分割された状態の前記複数のヒートシンク(107)が板状の基台(34a)に貼り付けられているものを用い、
    前記複数のヒートシンク(107)をチップ単位に分ける工程では、前記基台(34a)から前記複数のヒートシンク(107)を分離することによりチップ単位に分けることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ヒートシンク基板(34)を貼り付ける工程では、前記基台(34a)として、前記複数のヒートシンク(107)の配置場所と対応する位置に凹部(34b)が形成されているものを用いると共に、前記凹部(34b)内に各ヒートシンク(107)を配置することで前記ヒートシンク基板(34)を構成し、
    前記複数のヒートシンク(107)をチップ単位に分ける工程では、冷却処理を行うことで、前記基台(34a)と前記複数のヒートシンク(107)との熱膨張係数差に基づいて前記基台(34a)から前記複数のヒートシンク(107)を分離することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記ヒートシンク基板(34)を貼り付ける工程では、前記ヒートシンク基板(34)として、分割された状態の前記複数のヒートシンク(107)が板状の基台(34a)に貼り付けられているものを用い、
    前記複数のヒートシンク(107)をチップ単位に分ける工程では、前記半導体基板(30)をダイシングする際に、前記基台(34a)を同時にダイシングすることによりチップ単位に分けることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記ダイシングによって前記半導体チップ(106)を形成したのち、該ダイシングを行ったままの状態で前記ヒートシンク(107)および前記半導体基板(30)を粘着テープ(35)に貼り付け、その後、該粘着テープ(35)をエクスパンドすることによって前記半導体チップ(106)同士の間の距離を広げる工程を含んでいることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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