JP2010140662A - 車両用照明灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイビーム用の付加配光パターンを形成するように構成された車両用照明灯具において、対向車や先行車のドライバにグレアを与えてしまうことなく車両前方領域の視認性を高める。
【解決手段】左右対称の構成を有する1対のプロジェクタ型の灯具ユニット20A等を、スイブル機構50A等によりそれぞれ水平方向に旋回させる構成とする。そのうちの一方の灯具ユニット20Aは、そのリフレクタ26Aと投影レンズ22との間に配置されたミラー部材28Aにより、リフレクタ26Aからの反射光の一部を左側方へ向けて反射させる構成とする。その際、このミラー部材28Aの反射面28Aaは、光軸Axを含む鉛直面に沿って延びるとともにその前端縁28Aa1が投影レンズ22の後側焦点Fを通るように形成する。これにより、左端縁または右端縁の輪郭が明瞭な1対の付加配光パターンの双方または一方を選択的に形成して、これを水平方向に変位可能とする。
【選択図】図3

Description

本願発明は、ハイビーム用の付加配光パターンを形成するように構成された車両用照明灯具に関するものであり、特に、発光素子を光源とする車両用照明灯具に関するものである。
近年、ヘッドランプを構成する車両用照明灯具においても、その光源として発光ダイオード等の発光素子が採用されるようになってきている。
例えば「特許文献1」には、複数の発光素子を光源とする灯具ユニットにより、ハイビーム用の付加配光パターン(すなわち、ハイビーム用配光パターンを形成する際、ロービーム用配光パターンに対して付加的に形成される配光パターン)を形成するようにした車両用照明灯具が記載されている。
この「特許文献1」に記載された車両用照明灯具においては、複数の発光素子が、投影レンズの後側焦点面近傍において水平方向に互いに隣接するように配置された構成となっており、これら各発光素子の反転投影像として形成される配光パターンの合成によりハイビーム用の付加配光パターンを形成するようになっている。
なお「特許文献2」には、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側でかつ光軸近傍において上方および下方へ向けて配置された1対の発光素子と、これら1対の発光素子の各々を上方および下方からそれぞれ覆うように配置され、該発光素子からの光を前方へ向けて光軸寄りに反射させる1対のリフレクタと、これら1対のリフレクタと投影レンズとの間において光軸を含む水平面に略沿って延びるように配置されるとともに前端縁が投影レンズの後側焦点を通るように形成され、上側のリフレクタからの反射光の一部を上方へ向けて反射させるとともに下側のリフレクタからの反射光の一部を下方へ向けて反射させるように構成された両面ミラー片と、を備えてなる灯具ユニットが記載されている。
特開2007−179969号公報 特開2005−108554号公報
上記「特許文献1」に記載された車両用照明灯具においては、その照射光により複数の配光パターンが水平方向に並列的に形成されることとなるので、これら複数の配光パターンのうち、対向車あるいは先行車の位置に形成されるべき配光パターンを形成しないように各発光素子の点消灯制御を行うようにすれば、対向車や先行車のドライバにグレアを与えてしまうことなく車両前方領域の視認性を高めることが可能となる。
しかしながら、これら各配光パターンは、各発光素子の発光チップの反転投影像として形成されるので、その側端縁の輪郭を明瞭なものとすることは困難である。このため、対向車や先行車のドライバにグレアを与えてしまわないようにすると、車両前方領域に対する光照射範囲がかなり限定されてしまう、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ハイビーム用の付加配光パターンを形成するように構成された車両用照明灯具において、対向車や先行車のドライバにグレアを与えてしまうことなく車両前方領域の視認性を高めることができる車両用照明灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、1対の灯具ユニットを1対のスイブル機構によりそれぞれ水平方向に旋回させる構成とした上で、一方の灯具ユニットからの照射光により左側端縁の輪郭が明瞭な配光パターンを形成するとともに、他方の灯具ユニットからの照射光により右側端縁の輪郭が明瞭な配光パターンを形成する構成とすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用照明灯具は、
ハイビーム用配光パターンを形成する際、ロービーム用配光パターンに対して付加される付加配光パターンを形成するように構成された車両用照明灯具において、
車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側でかつ上記光軸近傍において左側方へ向けて配置された発光素子と、この発光素子を左側方から覆うように配置され、該発光素子からの光を前方へ向けて上記光軸寄りに反射させるリフレクタと、このリフレクタと上記投影レンズとの間に配置され、該リフレクタからの反射光の一部を左側方へ向けて反射させるミラー部材であって、該ミラー部材の反射面が上記光軸を含む鉛直面に略沿って延びるとともに該反射面の前端縁が上記投影レンズの後側焦点を通るように形成されたミラー部材と、を備えてなる第1灯具ユニットと、
この第1灯具ユニットを水平方向に旋回させる第1スイブル機構と、
車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側でかつ上記光軸近傍において右側方へ向けて配置された発光素子と、この発光素子を右側方から覆うように配置され、該発光素子からの光を前方へ向けて上記光軸寄りに反射させるリフレクタと、このリフレクタと上記投影レンズとの間に配置され、該リフレクタからの反射光の一部を右側方へ向けて反射させるミラー部材であって、該ミラー部材の反射面が上記光軸を含む鉛直面に略沿って延びるとともに該反射面の前端縁が上記投影レンズの後側焦点を通るように形成されたミラー部材と、を備えてなる第2灯具ユニットと、
この第2灯具ユニットを水平方向に旋回させる第2スイブル機構と、
を備えてなる、ことを特徴とするものである。
上記「発光素子」とは、略点状に面発光する発光チップを有する素子状の光源を意味するものであって、その種類は特に限定されるものではなく、例えば、発光ダイオードやレーザダイオード等が採用可能である。
上記各灯具ユニットの「ミラー部材」は、その反射面が光軸を含む鉛直面に略沿って延びるとともに該反射面の前端縁が投影レンズの後側焦点を通るように形成されたものであれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
その際、これら各ミラー部材の「反射面」は、光軸を含む鉛直面と同一の平面として形成されたものであってもよいし、この平面から多少傾斜した平面あるいは曲面として形成されたものであってもよい。
また、これら各ミラー部材の反射面の「前端縁」は、鉛直方向に延びるように形成されたものであってよいことはもちろんであるが、鉛直方向に対して多少傾斜した方向に延びるように形成されたものであってもよい。
上記「第1灯具ユニット」と上記「第2灯具ユニット」との位置関係は、特に限定されるものではなく、例えば、左右に隣接して配置された構成、あるいは上下に隣接して配置された構成等が採用可能である。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用照明灯具は、投影レンズの後方に発光素子およびリフレクタが配置されたプロジェクタ型の灯具ユニットを1対備えているが、これらのうち、第1灯具ユニットは、そのリフレクタと投影レンズとの間に配置されたミラー部材により、リフレクタからの反射光の一部を左側方へ向けて反射させる構成となっており、一方、第2灯具ユニットは、そのリフレクタと投影レンズとの間に配置されたミラー部材により、リフレクタからの反射光の一部を右側方へ向けて反射させる構成となっており、かつ、これら各灯具ユニットにおけるミラー部材の反射面は、光軸を含む鉛直面に略沿って延びるとともにその前端縁が投影レンズの後側焦点を通るように形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第1灯具ユニットのリフレクタからの反射光により形成される第1の配光パターンは、その左端縁に、灯具正面方向において略鉛直方向に延びる鉛直カットオフラインが、ミラー部材の反射面の前端縁の反転投影像として形成されたものとなる。一方、第2灯具ユニットのリフレクタからの反射光により形成される第2の配光パターンは、その右端縁に、灯具正面方向において略鉛直方向に延びる鉛直カットオフラインが、ミラー部材の反射面の前端縁の反転投影像として形成されたものとなる。
その際、第1の配光パターンの左端部は、第1灯具ユニットのリフレクタからの反射光が投影レンズに直接入射する光と、このリフレクタからの反射光がミラー部材で反射してから投影レンズに入射する光との合成により形成されることとなるので、鉛直カットオフラインの鮮明度を十分に確保することができる。同様に、第2の配光パターンの右端部は、第2灯具ユニットのリフレクタからの反射光が投影レンズに直接入射する光と、このリフレクタからの反射光がミラー部材で反射してから投影レンズに入射する光との合成により形成されることとなるので、鉛直カットオフラインの鮮明度を十分に確保することができる。
したがって、第1灯具ユニットの発光素子を点灯させることにより、左端縁に鮮明な鉛直カットオフラインを有する第1の配光パターンが灯具正面方向から右側方へ延びるように形成されることとなる。一方、第2灯具ユニットの発光素子を点灯させることにより、右端縁に鮮明な鉛直カットオフラインを有する第2の配光パターンが灯具正面方向から左側方へ延びるように形成されることとなる。また、両発光素子を同時に点灯させることにより、第1および第2の配光パターンを合成した第3の配光パターンが、両鉛直カットオフラインを略一致させた状態で、灯具正面方向から左右両側へ拡散するように形成されることとなる。
その上で、本願発明に係る車両用照明灯具においては、第1および第2灯具ユニットが第1および第2スイブル機構によりそれぞれ水平方向に旋回する構成となっているので、第1、第2および第3の配光パターンのいずれかを選択的に、ハイビーム用の付加配光パターンとして左右方向に変位させることができる。
その際、第1の配光パターンを左右方向に変位させることにより、その鉛直カットオフラインを対向車あるいは先行車の右側に近接させた状態で形成することができる。一方、第2の配光パターンを左右方向に変位させることにより、その鉛直カットオフラインを対向車あるいは先行車の左側に近接させた状態で形成することができる。そして、これら第1および第2の配光パターンを、それぞれ左右方向に適当に変位させた状態で組み合わせることにより、対向車や先行車のドライバにグレアを与えてしまうことなく、その左右両側の領域を照射することができ、これにより車両前方領域の視認性を高めることができる。また、対向車および先行車が存在しないときには、第3の配光パターンを左右方向に変位させることにより、車両走行路のカーブの度合等に応じた適切な向きで拡散配光パターンを形成することができる。
このように本願発明によれば、ハイビーム用の付加配光パターンを形成するように構成された車両用照明灯具において、対向車や先行車のドライバにグレアを与えてしまうことなく車両前方領域の視認性を高めることができる。
上記構成において、各ミラー部材における反射面の前端縁が、各投影レンズの後側焦点から略真下へ向けて延びる下側鉛直部と、この下側鉛直部の上端位置から略真後ろへ向けて延びる水平部と、この水平部の後端位置から略真上へ向けて延びる上側鉛直部とを備えた構成とし、かつ、第1灯具ユニットのミラー部材に、その反射面の前端縁における水平部から右側方へ向けて略水平に延びる上向き反射面が形成されるとともに、第2灯具ユニットのミラー部材に、その反射面の前端縁における水平部から左側方へ向けて略水平に延びる上向き反射面が形成された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、各ミラー部材における反射面の前端縁は、その上側鉛直部がその下側鉛直部に対して後方側にオフセットしているので、第1の配光パターンの左端縁における上半部については鉛直カットオフラインとして形成するようにした上で、その下半部についてはこの鉛直カットオフラインの位置よりも左側方にオフセットした位置に形成することができ、一方、第2の配光パターンの右端縁における上半部については鉛直カットオフラインとして形成するようにした上で、その下半部についてはこの鉛直カットオフラインの位置よりも右側方にオフセットした位置に形成することができる。したがって、第1の配光パターンと第2の配光パターンとを、両鉛直カットオフラインの位置が互いに離れるように配置した場合においても、その間隔が比較的狭ければ、第1の配光パターンにおいて鉛直カットオフラインよりも左側方へ延びる延長部分と、第2の配光パターンにおいて鉛直カットオフラインよりも右側方へ延びる延長部分とを部分的に重複させた状態で、ハイビーム用の付加配光パターンを形成することができる。
その際、第1灯具ユニットのミラー部材には、その反射面の前端縁における水平部から右側方へ向けて略水平に延びる上向き反射面が形成されているので、この上向き反射面の前端縁の反転投影像として、第1の配光パターンの延長部分の上端縁に、鉛直カットオフラインの下端位置から左側方に延びる水平カットオフラインが形成されることとなる。一方、第2灯具ユニットのミラー部材には、その反射面の前端縁における水平部から左側方へ向けて略水平に延びる上向き反射面が形成されているので、この上向き反射面の前端縁の反転投影像として、第2の配光パターンの延長部分の上端縁に、鉛直カットオフラインの下端位置から右側方に延びる水平カットオフラインが形成されることとなる。
したがって、このような構成を採用することにより、対向車や先行車のドライバにグレアを与えてしまうことなく、車両前方路面における対向車あるいは先行車の周辺領域を照射することができ、これにより車両前方領域の視認性をより一層高めることができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用照明灯具10を示す正面図である。
同図に示すように、本実施形態に係る車両用照明灯具10は、ランプボディ12と、このランプボディ12の前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、左右1対の灯具ユニット20A、20Bと、これら各灯具ユニット20A、20Bをそれぞれ独立して水平方向に旋回させる1対のスイブル機構50A、50Bが収容された構成となっている。
その際、2組の灯具ユニット20A、20Bおよびスイブル機構50A、50Bは、その灯具ユニット20A(第1灯具ユニット)と灯具ユニット20B(第2灯具ユニット)とが左右対称の構成を有しており、そのスイブル機構50A(第1スイブル機構)とスイブル機構50B(第2スイブル機構)とが同一の構成を有している。
この車両用照明灯具10においては、各灯具ユニット20A、20Bの光軸調整が完了し、かつ、各スイブル機構50A、50Bによる旋回駆動が行われていない基準状態では、各灯具ユニット20A、20Bの光軸Axがそれぞれ車両正面方向に延びるようになっている。
そして、この車両用照明灯具10においては、両灯具ユニット20A、20Bからの照射光により、図4(a)に示すような付加配光パターンPAを形成するようになっている。この付加配光パターンPAは、他の車両用照明灯具(図示せず)からの照射光により形成されるロービーム用配光パターンPLに対して、付加的に形成される配光パターンであって、その合成配光パターンとしてハイビーム用配光パターンPHが形成されるようになっている。
なお、付加配光パターンPAは、図4(a)に示す態様以外の態様でも形成されるようになっているが、この点については後述する。
以下、一方の灯具ユニット20Aおよびスイブル機構50Aの構成について説明する。
図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1のIII-III 線断面図である。
これらの図にも示すように、灯具ユニット20Aは、光軸Ax上に配置された投影レンズ22と、この投影レンズ22の後側焦点Fよりも後方側でかつ光軸Ax近傍において左側方へ向けて配置された発光素子24Aと、この発光素子24Aを左側方から覆うように配置され、該発光素子24Aからの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに反射させるリフレクタ26Aと、このリフレクタ26Aと投影レンズ22との間に配置されたミラー部材28Aと、を備えてなっている。
投影レンズ22は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズからなり、その後側焦点面上に形成される光源像を、反転像として灯具前方の仮想鉛直スクリーン上に投影するようになっている。
この投影レンズ22は、リング状のレンズホルダ30に固定支持されている。このレンズホルダ30には、その上下両端部の後面から後方へ向けて延びる1対のブラケット部30aが形成されている。
発光素子24Aは、白色発光ダイオードであって、横長矩形状の発光面を構成する発光チップ24aと、この発光チップ24aを支持する基板24bと、この基板24bを支持する金属製の支持プレート24cとからなっている。その際、発光チップ24aは、1mm角程度の正方形の発光面を有する4つの発光チップを水平方向に略密着して配置することにより構成されている。そして、この発光チップ24aは、その発光面を覆うように形成された薄膜により封止されている。
リフレクタ26Aは、その反射面26Aaが、光軸Axと略平行に延びる長軸を有するとともに発光素子24Aの発光中心を第1焦点とする略楕円面状の曲面で構成されており、その離心率が水平断面から鉛直断面へ向けて徐々に小さくなるように設定されている。そしてこれにより、このリフレクタ26Aは、発光素子24Aからの光を、鉛直断面内においては後側焦点Fよりもやや前方において略収束させるとともに、水平断面内においてはその収束位置をかなり前方へ移動させるようになっている。
ミラー部材28Aは、その左側面が、光軸Axを含む鉛直面に沿って延びるように配置された金属製の板状部材である。このミラー部材28Aの左側面には鏡面処理が施されており、これによりリフレクタ26Aからの反射光の一部を、左側方へ向けて反射させる反射面28Aaを構成している。このミラー部材28Aは、その反射面28Aaの前端縁28Aa1が、後側焦点Fを通るようにして鉛直方向に延びている。また、このミラー部材28Aの右側面には、ヒートシンク28Abが形成されている。このヒートシンク28Abは、光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びる複数の放熱フィンを備えている。
発光素子24Aは、その支持プレート24cにおいて、このミラー部材28Aにおける左側面の後部に段下がりで形成された凹部28Acに固定支持されている。また、リフレクタ26Aは、このミラー部材28Aの左側面に固定支持されている。そして、このミラー部材28Aは、その上下両端部において、レンズホルダ30の上下1対のブラケット部30aに固定支持されている。
スイブル機構50Aは、灯具ユニット20Aを、そのレンズホルダ30の上下1対のブラケット部30aにおいて、鉛直方向に延びる軸線Ax1回りに回動可能に支持するフレーム部材52と、このフレーム部材52の下方において該フレーム部材52に固定され、灯具ユニット20Aを軸線Ax1回りに回動させるアクチュエータ54とからなっている。
図1に示すように、このスイブル機構50Aのフレーム部材52は、もう一方のスイブル機構50Bのフレーム部材52としても用いられるようになっている。すなわち、もう一方の灯具ユニット20Bも、そのレンズホルダ30の上下1対のブラケット部30aにおいて、このフレーム部材52に対して、鉛直方向に延びる軸線Ax1回りに回動可能に支持されている。
このフレーム部材52は、ランプボディ12に対して傾動可能に支持されており、これにより両灯具ユニット20A、20Bの光軸調整を一括して行い得るようになっている。
図4(a)は、本実施形態に係る車両用照明灯具10から前方へ照射される光により、車両前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される付加配光パターンPAを、他の車両用照明灯具からの照射光により形成されるロービーム用配光パターンPLと共に透視的に示す図である。
上述したように、この付加配光パターンPAがロービーム用配光パターンPLに対して付加されることにより、ハイビーム用配光パターンPHが形成されるようになっている。
この付加配光パターンPAについて説明する前に、ロービーム用配光パターンPLについて説明する。
同図(a)に示すように、このロービーム用配光パターンPLは、左配光のロービーム用配光パターンであって、その上端縁に左右段違いの水平カットオフラインCL1、CL2を有している。
これら水平カットオフラインCL1、CL2は、灯具正面方向の消点であるH−Vを通る鉛直線であるV−V線を境にして左右段違いで水平方向に延びており、V−V線よりも右側が、対向車線側の水平カットオフラインCL1として水平方向に延びるようにして形成されるとともに、V−V線よりも左側が、自車線側の水平カットオフラインCL2として水平カットオフラインCL1よりも段上がりで水平方向に延びるようにして形成されている。ただし、この水平カットオフラインCL2におけるV−V線寄りの端部は、水平カットオフラインCL1とV−V線との交点から左斜め上方へ15°の傾斜角で延びる斜めカットオフラインとして形成されている。
このロービーム用配光パターンPLにおいて、水平カットオフラインCL1とV−V線との交点であるエルボ点Eは、H−Vの0.5〜0.6°程度下方に位置しており、このエルボ点Eをやや左寄りに囲むようにして高光度領域であるホットゾーンHZが形成されている。
付加配光パターンPAは、灯具ユニット20Aからの照射光により形成される付加配光パターンPA1と、灯具ユニット20Bからの照射光により形成される付加配光パターンPA2との合成配光パターンとして形成されている。
なお、同図(a)に示す付加配光パターンPAは、両灯具ユニット20A、20Bが基準状態(すなわち、各スイブル機構50A、50Bによる旋回駆動が行われていない状態)にあり、かつ、両灯具ユニット20A、20Bの発光素子24A、24Bを同時に点灯させたときに形成される配光パターンである。
図6は、両灯具ユニット20A、20Bからの照射光により、上記仮想鉛直スクリーン上に形成される付加配光パターンを示す図である。
その際、同図(a)に示す付加配光パターンPAは、いずれも基準状態にある灯具ユニット20A、20Bの発光素子24A、24Bを同時に点灯させたときに形成される配光パターンである。また、同図(b)に示す付加配光パターンPA1は、灯具ユニット20Aの発光素子24Aのみを点灯させたときに形成される配光パターンであり、同図(c)に示す付加配光パターンPA2は、灯具ユニット20Bの発光素子24Bのみを点灯させたときに形成される配光パターンである。
同図(a)に示すように、付加配光パターンPAは、ロービーム用配光パターンPLの水平カットオフラインCL1、CL2を上下に跨ぐようにして形成されている。その際、この付加配光パターンPAは、H−Vを中心にして左右両方向に延びる横長の配光パターンとして形成されている。
同図(b)に示すように、付加配光パターンPA1は、V−V線から右側方に拡がる横長の配光パターンとして形成されている。その際、この付加配光パターンPA1は、H−Vを通る水平線であるH−H線に関して上下対称の配光パターンとして形成されている。
この付加配光パターンPA1は、配光パターンPA1Aと配光パターンPA1Bとの合成配光パターンとして形成されており、その左端縁には、V−V線に沿って鉛直方向に延びる鮮明な鉛直カットオフラインCL3が形成されている。
この付加配光パターンPA1のうち、配光パターンPA1Aは、灯具ユニット20Aのリフレクタ26Aで反射した後、その投影レンズ22に直接入射した発光素子24Aからの光により形成される配光パターンであり、配光パターンPA1Bは、灯具ユニット20Aのリフレクタ26Aで反射した後、さらにミラー部材28Aの反射面28Aaで反射してからその投影レンズ22に入射した発光素子24Aからの光により形成される配光パターンである。この配光パターンPA1Bは、配光パターンPA1Aの左端部において該配光パターンPA1Aと重複するようにして形成されている。
この付加配光パターンPA1における鉛直カットオフラインCL3は、ミラー部材28Aの反射面28Aaにおける前端縁28Aa1の反転投影像として形成されるものである。その際、この鉛直カットオフラインCL3は、配光パターンPA1A、PA1Bの各々により同じ位置に形成されるので、極めて鮮明なものとなる。
同図(c)に示すように、付加配光パターンPA2は、付加配光パターンPA1とV−V線に関して左右対称の配光パターンとなる。すなわち、この付加配光パターンPA2は、V−V線から右側方に拡がる横長の配光パターンとして形成されている。その際、この付加配光パターンPA2は、灯具ユニット20Bのリフレクタ26Bからの反射光がその投影レンズ22に直接入射することにより形成される配光パターンPA2Aと、そのリフレクタ26Bからの反射光がミラー部材28Bの反射面28Baで反射してからその投影レンズ22に入射することにより形成される配光パターンPA2Bとの合成配光パターンとして形成されており、その右端縁には、V−V線に沿って鉛直方向に延びる鮮明な鉛直カットオフラインCL4が、ミラー部材28Bの反射面28Baにおける前端縁28Ba1の反転投影像として形成されている。
そして、同図(a)に示すように、これら付加配光パターンPA1、PA2を合成した付加配光パターンPAは、両鉛直カットオフラインCL3、CL4をV−V線上において一致させた状態で、灯具正面方向から左右両側に拡がるように形成されることとなる。その際、灯具ユニット20Aのミラー部材28Aにおける反射面28Aaの前端縁28Aa1も、灯具ユニット20Bのミラー部材28Bにおける反射面28Baの前端縁28Ba1も、後側焦点Fを通るようにして鉛直方向に延びているので、鉛直カットオフラインCL3の位置と鉛直カットオフラインCL4の位置とが、V−V線上において正確に一致することとなる。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用照明灯具10は、1対のプロジェクタ型の灯具ユニット20A、20Bを備えているが、これらのうち、灯具ユニット20Aは、そのリフレクタ26Aと投影レンズ22との間に配置されたミラー部材28Aにより、リフレクタ26Aからの反射光の一部を左側方へ向けて反射させる構成となっており、一方、灯具ユニット20Bは、そのリフレクタ26Bと投影レンズ22との間に配置されたミラー部材28Bにより、リフレクタ26Bからの反射光の一部を右側方へ向けて反射させる構成となっており、かつ、これら各灯具ユニット20A、20Bにおけるミラー部材28A、28Bの反射面28Aa、28Baは、光軸Axを含む鉛直面に沿って延びるとともにその前端縁28Aa1、28Ba1が投影レンズ22の後側焦点Fを通るように形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、灯具ユニット20Aのリフレクタ26Aからの反射光により形成される付加配光パターンPA1(第1の配光パターン)は、その左端縁に、灯具正面方向において略鉛直方向に延びる鉛直カットオフラインCL3が、ミラー部材28Aの反射面28Aaの前端縁28Aa1の反転投影像として形成されたものとなる。一方、灯具ユニット20Bのリフレクタ26Bからの反射光により形成される付加配光パターンPA2(第2の配光パターン)は、その右端縁に、灯具正面方向において略鉛直方向に延びる鉛直カットオフラインCL4が、ミラー部材28Bの反射面28Baの前端縁28Ba1の反転投影像として形成されたものとなる。
その際、付加配光パターンPA1の左端部は、灯具ユニット20Aのリフレクタ26Aからの反射光が投影レンズ22に直接入射する光と、このリフレクタ26Aからの反射光がミラー部材28Aで反射してから投影レンズ22に入射する光との合成により形成されることとなるので、鉛直カットオフラインCL3の鮮明度を十分に確保することができる。同様に、付加配光パターンPA2の右端部は、灯具ユニット20Bのリフレクタ26Bからの反射光が投影レンズ22に直接入射する光と、このリフレクタ26Bからの反射光がミラー部材28Bで反射してから投影レンズ22に入射する光との合成により形成されることとなるので、鉛直カットオフラインCL4の鮮明度を十分に確保することができる。
したがって、灯具ユニット20Aの発光素子24Aを点灯させることにより、左端縁に鮮明な鉛直カットオフラインCL3を有する付加配光パターンPA1が灯具正面方向から右側方へ延びるように形成されることとなる。一方、灯具ユニット20Bの発光素子24Bを点灯させることにより、右端縁に鮮明な鉛直カットオフラインCL4を有する付加配光パターンPA2が灯具正面方向から左側方へ延びるように形成されることとなる。また、両発光素子24A、24Bを同時に点灯させることにより、2つの付加配光パターンPA1、PA2を合成した付加配光パターンPA(第3の配光パターン)が、両鉛直カットオフラインCL3、CL4を一致させた状態で、灯具正面方向から左右両側へ拡散するように形成されることとなる。
その上で、本実施形態に係る車両用照明灯具10においては、両灯具ユニット20A、20Bがスイブル機構50A、50Bによりそれぞれ水平方向に旋回する構成となっているので、付加配光パターンPA1、PA2、PAのいずれかを選択的に左右方向に変位させることができる。
その際、付加配光パターンPA1を左右方向に変位させることにより、その鉛直カットオフラインCL3を対向車あるいは先行車の右側に近接させた状態で形成することができる。一方、付加配光パターンPA2を左右方向に変位させることにより、その鉛直カットオフラインCL4を対向車あるいは先行車の左側に近接させた状態で形成することができる。そして、これら2つの付加配光パターンPA1、PA2を、それぞれ左右方向に適当に変位させた状態で組み合わせることにより、対向車や先行車のドライバにグレアを与えてしまうことなく、その左右両側の領域を照射することができ、これにより車両前方領域の視認性を高めることができる。また、対向車および先行車が存在しないときには、付加配光パターンPAを左右方向に変位させることにより、車両走行路のカーブの度合等に応じた適切な向きで拡散配光パターンを形成することができる。
このように本実施形態によれば、ハイビーム用の付加配光パターンを形成するように構成された車両用照明灯具10において、対向車や先行車のドライバにグレアを与えてしまうことなく車両前方領域の視認性を高めることができる。
その際、本実施形態に係る車両用照明灯具10は、2組の灯具ユニット20A、20Bおよびスイブル機構50A、50Bを備えているので、両灯具ユニット20A、20Bの向きを適宜組み合わせることにより、対向車や先行車のドライバにグレアを与えてしまうことなく、その左右両側の領域を照射することが可能となり、これにより車両前方領域の視認性をさらに高めることができる。
具体的には、図4(b)に示すように、車両前方路面の自車線を走行する先行車2が存在する場合には、一方の灯具ユニット20Aを、スイブル機構50Aにより基準状態から右方向に所定角度まで旋回させることにより、付加配光パターンPA1を図4(a)に示す位置から右方向に変位した位置に形成する一方、他方の灯具ユニット20Bについては、スイブル機構50Bにより基準状態から左方向に上記所定角度まで旋回させることにより、付加配光パターンPA2を図4(a)に示す位置から左方向に変位した位置に形成するようにすれば、1対の付加配光パターンPA1、PA2を、その鉛直カットオフラインCL3、CL4を先行車2の左右両側に近接させた状態で形成することができる。そしてこれにより、先行車ドライバにグレアを与えてしまうことなく、先行車2の左右両側の領域を照射することができる。
また、図5(a)に示すように、車両前方路面の対向車線を走行する対向車4が存在する場合には、一方の灯具ユニット20Aを、スイブル機構50Aにより基準状態から右方向に比較的大きい角度で旋回させることにより、付加配光パターンPA1を図4(a)に示す位置から右方向に比較的大きく変位した位置に形成する一方、他方の灯具ユニット20Bについては、スイブル機構50Bにより基準状態から右方向に比較的小さい角度で旋回させることにより、付加配光パターンPA2を図4(a)に示す位置から右方向に比較的小さく変位した位置に形成するようにすれば、1対の付加配光パターンPA1、PA2を、その鉛直カットオフラインCL3、CL4を対向車4の左右両側に近接させた状態で形成することができる。そしてこれにより、対向車ドライバにグレアを与えてしまうことなく、対向車4の左右両側の領域を照射することが可能となる。
その際、図5(b)に示すように、対向車4が接近して来たときには、その位置に応じて、両灯具ユニット20A、20Bの右方向への旋回角度を、それぞれ異なった角度で増大させることにより、1対の付加配光パターンPA1、PA2を、その鉛直カットオフラインCL3、CL4を対向車4の左右両側に近接させた状態で形成することができる。
なお、先行車2または対向車4の上記仮想鉛直スクリーン上における位置検出は、例えば、CCDカメラ等により車両前方の風景画像を撮像し、その撮像データに基づいて、先行車2の点灯状態にあるテールランプの位置または対向車4の点灯状態にあるヘッドランプの位置を、高濃度の画素として検出すること等により、簡易に行うことが可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図7は、本変形例に係る車両用照明灯具の灯具ユニット120Aを示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る灯具ユニット120Aの基本的な構成は、上記実施形態の灯具ユニット20Aと同様であるが、そのミラー部材128Aの構成が、上記実施形態のミラー部材28Aと異なっている。
すなわち、このミラー部材128Aは、その反射面128Aaの前端縁が、投影レンズ22の後側焦点Fから真下へ向けて延びる下側鉛直部128Aa1と、この下側鉛直部128Aa1の上端位置から真後ろへ向けて延びる水平部128Aa2と、この水平部128Aa2の後端位置から真上へ向けて延びる上側鉛直部128Aa3とで構成されている。
図8は、このミラー部材128Aの要部を示す斜視図である。
同図にも示すように、このミラー部材128Aには、その反射面128Aaの前端縁における水平部128Aa2から右側方へ向けて水平に延びる上向き反射面128Adが形成されている。この上向き反射面128Adは、ミラー部材128Aの板厚分の幅で形成されている。
本変形例に係る車両用照明灯具においても、灯具ユニット120Aと左右対称の構成を有する灯具ユニット(図示せず)を備えている。
図9、10は、本変形例の作用を示す、図4、6とそれぞれ同様の図である。
図10(b)に示すように、灯具ユニット120Aからの照射光により形成される付加配光パターンPA1の左端縁は、その上半部については鉛直カットオフラインCL3として形成され、その下半部については鉛直カットオフラインCL3の位置よりも左側方にオフセットした位置に形成されることとなる。
これは、灯具ユニット120Aのミラー部材128Aにおける反射面128Aaの前端縁の形状によるものである。すなわち、この前端縁の下側鉛直部128Aa1は、投影レンズ22の後側焦点Fから真下へ向けて延びているので、上記実施形態の場合と同様、付加配光パターンPA1の左端縁における上半部は、鮮明な鉛直カットオフラインCL3として形成されるが、この前端縁の上側鉛直部128Aa3は、投影レンズ22の後側焦点Fから後方に離れた位置から真上へ向けて延びているので、この付加配光パターンPA1において鉛直カットオフラインCL3よりも左側方へ延びる延長部分PA1Cが形成され、その左端縁の輪郭はやや不鮮明なものとなる。
また、この付加配光パターンPA1における延長部分PA1Cの上端縁は、鉛直カットオフラインCL3の下端位置から左側方に延びる水平カットオフラインCL5として形成されている。これは、灯具ユニット120Aのミラー部材128Aに、その反射面128Aaの前端縁における水平部128Aa2から右側方へ向けて水平に延びるように形成された上向き反射面128Adの前端縁128Ad1の反転投影像として形成されるものである。
なお、この付加配光パターンPA1において、灯具ユニット120Aのリフレクタ26Aで反射した後、その投影レンズ22に直接入射した発光素子24Aからの光により形成される配光パターンPA1Aについては、上記実施形態の場合と同様であるが、灯具ユニット120Aのリフレクタ26Aで反射した後、さらにミラー部材128Aの反射面128Aaで反射してからその投影レンズ22に入射した発光素子24Aからの光により形成される配光パターンPA1Bについては、その下半部の明るさがやや暗いものとなる。これは、反射面128Aaの前端縁における上側鉛直部128Aa3が後方へオフセットしている分だけ、反射面128Aaで反射する光の量が少なくなることによるものである。
同図(c)に示すように、もう一方の灯具ユニット(図示せず)からの照射光により形成される付加配光パターンPA2は、付加配光パターンPA1とV−V線に関して左右対称の配光パターンとして形成されている。
すなわち、この付加配光パターンPA2は、その右端縁における上半部については鉛直カットオフラインCL4として形成され、その下半部については鉛直カットオフラインCL4の位置よりも右側方にオフセットした位置にやや不鮮明な輪郭で形成されている。そして、この付加配光パターンPA2において鉛直カットオフラインCL4よりも右側方へ延びる延長部分PA2Cは、その右端縁の輪郭がやや不鮮明なものとなり、この延長部分PA2Cの上端縁は、鉛直カットオフラインCL4の下端位置から右側方に延びる水平カットオフラインCL6として形成されている。
そして、同図(a)に示すように、これら付加配光パターンPA1、PA2を合成した付加配光パターンPAは、その上半部については両鉛直カットオフラインCL3、CL4をV−V線上において一致させるとともに、その下半部については延長部分PA1C、PA2Cを重複させた状態で、灯具正面方向から左右両側に拡がるように形成されることとなる。
図9(a)に示すように、本変形例に係る灯具ユニット120Aを採用することにより、基準状態において、上記実施形態の場合と略同様の付加配光パターンPAを形成することができる。
また、同図(b)に示すように、付加配光パターンPA1を右方向へ変位させるとともに、付加配光パターンPA2を左方向へ変位させるようにすれば、1対の付加配光パターンPA1、PA2を、その鉛直カットオフラインCL3、CL4を先行車2の左右両側に近接させた状態で形成することができる。そしてこれにより、先行車ドライバにグレアを与えてしまうことなく、先行車2の左右両側の領域を照射することが可能となる。
その際、両付加配光パターンPA1、PA2は、その鉛直カットオフラインCL3、CL4が互いに離れた状態で形成されるが、その間隔が比較的狭ければ、付加配光パターンPA1において鉛直カットオフラインCL3よりも左側方へ延びる延長部分PA1Cと、付加配光パターンPA2において鉛直カットオフラインCL4よりも右側方へ延びる延長部分PA2Cとを部分的に重複させることができる。
その際、これら各付加配光パターンPA1、PA2の延長部分PA1C、PA2Cの上端縁には、水平カットオフラインCL5、CL6が形成されているので、先行車ドライバにグレアを与えてしまうことなく、先行車2の周辺領域を一層明るく照射することができ、これにより遠距離領域の視認性を一層高めることができる。
なお、対向車があるときにも、上記実施形態の場合と同様の制御を行うことにより、先行車があるときと同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態においては、発光素子24A、24Bが、1mm角程度の正方形の発光面を有する4つの発光チップが水平方向に略密着して配置された発光チップ24aを有しているものとして説明したが、これ以外の形状や大きさの発光チップを有する構成とすることももちろん可能である。そして、このようにすることにより、各付加配光パターンPA、PA1、PA2の形状や明るさを適宜調整することが可能である。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
本願発明の一実施形態に係る車両用照明灯具を示す正面図 図1のII−II線断面図 図1のIII-III 線断面図 (a)は、上記車両用照明灯具から前方へ照射される光により、車両前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に2重に形成される付加配光パターンを、他の車両用照明灯具からの照射光により形成されるロービーム用配光パターンと共に透視的に示す図、(b)は、上記付加配光パターンとは異なる付加配光パターンを示す、(a)と同様の図 上記付加配光パターンとは、さらに異なる2種類の付加配光パターンを示す、図4と同様の図 上記車両用照明灯具における一方の灯具ユニットからの照射光により、上記仮想鉛直スクリーン上に形成される付加配光パターンを示す図 上記実施形態の変形例に係る車両用照明灯具の灯具ユニットを示す、図2と同様の図 上記変形例の灯具ユニットのミラー部材の要部を示す斜視図 上記変形例の作用を示す、図4と同様の図 上記変形例の作用を示す、図6と同様の図
符号の説明
2 先行車
4 対向車
10 車両用照明灯具
12 ランプボディ
14 透光カバー
20A、120A 灯具ユニット(第1灯具ユニット)
20B 灯具ユニット(第2灯具ユニット)
22 投影レンズ
24A、24B 発光素子
24a 発光チップ
24b 基板
24c 支持プレート
26A、26B リフレクタ
26Aa、26Ba 反射面
28A、28B、128A ミラー部材
28Aa、28Ba、128Aa 反射面
28Aa1、28Ba1、128Ad1 前端縁
28Ab ヒートシンク
28Ac 凹部
30 レンズホルダ
30a ブラケット部
50A スイブル機構(第1スイブル機構)
50B スイブル機構(第2スイブル機構)
52 フレーム部材
54 アクチュエータ
128Aa1 下側鉛直部
128Aa2 水平部
128Aa3 上側鉛直部
128Ad 上向き反射面
Ax 光軸
Ax1 軸線
CL1、CL2、CL5、CL6 水平カットオフライン
CL3、CL4 鉛直カットオフライン
E エルボ点
F 後側焦点
HZ ホットゾーン
PA、PA1、PA2 付加配光パターン
PA1A、PA1B、PA2A、PA2B 配光パターン
PA1C、PA2C 延長部分
PH ハイビーム用配光パターン
PL ロービーム用配光パターン

Claims (2)

  1. ハイビーム用配光パターンを形成する際、ロービーム用配光パターンに対して付加される付加配光パターンを形成するように構成された車両用照明灯具において、
    車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側でかつ上記光軸近傍において左側方へ向けて配置された発光素子と、この発光素子を左側方から覆うように配置され、該発光素子からの光を前方へ向けて上記光軸寄りに反射させるリフレクタと、このリフレクタと上記投影レンズとの間に配置され、該リフレクタからの反射光の一部を左側方へ向けて反射させるミラー部材であって、該ミラー部材の反射面が上記光軸を含む鉛直面に略沿って延びるとともに該反射面の前端縁が上記投影レンズの後側焦点を通るように形成されたミラー部材と、を備えてなる第1灯具ユニットと、
    この第1灯具ユニットを水平方向に旋回させる第1スイブル機構と、
    車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側でかつ上記光軸近傍において右側方へ向けて配置された発光素子と、この発光素子を右側方から覆うように配置され、該発光素子からの光を前方へ向けて上記光軸寄りに反射させるリフレクタと、このリフレクタと上記投影レンズとの間に配置され、該リフレクタからの反射光の一部を右側方へ向けて反射させるミラー部材であって、該ミラー部材の反射面が上記光軸を含む鉛直面に略沿って延びるとともに該反射面の前端縁が上記投影レンズの後側焦点を通るように形成されたミラー部材と、を備えてなる第2灯具ユニットと、
    この第2灯具ユニットを水平方向に旋回させる第2スイブル機構と、
    を備えてなる、ことを特徴とする車両用照明灯具。
  2. 上記各ミラー部材における反射面の前端縁が、上記各投影レンズの後側焦点から略真下へ向けて延びる下側鉛直部と、この下側鉛直部の上端位置から略真後ろへ向けて延びる水平部と、この水平部の後端位置から略真上へ向けて延びる上側鉛直部とを備えており、
    上記第1灯具ユニットのミラー部材に、該ミラー部材の反射面の前端縁における水平部から右側方へ向けて略水平に延びる上向き反射面が形成されており、
    上記第2灯具ユニットのミラー部材に、該ミラー部材の反射面の前端縁における水平部から左側方へ向けて略水平に延びる上向き反射面が形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用照明灯具。
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