JP2010139874A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の画像形成装置よりも1枚目の印刷出力を早くすることができる画像形成装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】マイコン181が、印刷開始指示を入力した場合に、印刷の下流工程で使用される駆動モータほど駆動開始時間を遅らせるように複数の駆動モータ及び定着器16に供給される電力を制御するので、定着器16に供給される電力が徐々に減少し、定着器16が印刷温度に到達する時間が従来の画像形成装置よりも短くなる。このため、従来の画像形成装置よりも1枚目の印刷出力が早くなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来より、定着ユニットが所定温度に達したときに、他の動作部材が全て動作可能な所定の状態に達しているように各動作部材を制御する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の画像形成装置は、各動作部材に対する通電が開始されると、定着ユニット217の加熱ローラ21表面の現在温度を所定温度まで上昇させるために要する所要時間を求め、コピーランプ1aの現在光量を所定光量まで上昇させるために要する時間、及び、ポリゴンミラー12を駆動するモータ13の現在速度を所定速度まで上昇させるためにようする時間が所要時間より長い場合には、コピーランプ1a及びモータ13に供給する電力波形のデューティ比を増加し、所要時間が経過する前にコピーランプ1a及びモータ13が所定状態に達しているようにする。
特開2003−302874号公報
本発明の目的は、従来の画像形成装置よりも1枚目の印刷出力を早くすることができる画像形成装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の画像形成装置は、記憶媒体に現像剤を定着する定着手段と、複数の駆動手段と、印刷開始指示を入力した場合に、印刷の下流工程で使用される駆動手段ほど駆動開始時間を遅らせるように前記複数の駆動手段及び前記定着手段に供給される電力を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、基準点から各駆動手段までの距離、処理速度及び各駆動手段の動作の安定に要する時間に基づいて、各駆動手段の駆動開始時間を算出する算出手段を備え、前記算出された各駆動手段の駆動開始時間に従って、前記複数の駆動手段及び前記定着手段に供給される電力を制御することを特徴とする。
請求項3の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記各駆動手段の駆動開始時間は、前記基準点から各駆動手段までの距離を処理速度で除算し、その除算結果から前記各駆動手段の動作の安定に要する時間を減算した値であることを特徴とする。
請求項4の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記算出手段で算出された各駆動手段の駆動開始時間の情報を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記印刷開始指示を入力した場合に、前記記憶手段に記憶された各駆動手段の駆動開始時間の情報に基づいて、前記複数の駆動手段及び前記定着手段に供給される電力を制御することを特徴とする。
請求項5の画像形成装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、電源の投入後に画質調整処理が実行されている間の前記定着手段の待機温度を従来の画像形成装置の待機温度よりも低く設定する設定手段を備えることを特徴とする。
請求項6のプログラムは、画像形成装置を、記憶媒体に現像剤を定着する定着手段、複数の駆動手段、及び印刷開始指示を入力した場合に、印刷の下流工程で使用される駆動手段ほど駆動開始時間を遅らせるように前記複数の駆動手段及び前記定着手段に供給される電力を制御する制御手段として機能させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、従来の画像形成装置よりも1枚目の印刷出力を早くすることができる。
請求項2の発明によれば、基準点から各駆動手段までの距離及び各駆動手段の動作の安定に要する時間を考慮して、複数の駆動手段及び定着手段に供給される電力を詳細に制御することができる。
請求項3の発明によれば、印刷開始指示の入力時からの各駆動手段の駆動開始時間を正確に算出することができる。
請求項4の発明によれば、印刷開始指示が入力される度に各駆動手段の駆動開始時間を算出する処理が不要になる。
請求項5の発明によれば、画像形成装置の待機中の消費電力を従来の画像形成装置の待機中の消費電力よりも低減することができる。
請求項6の発明によれば、従来の画像形成装置よりも1枚目の印刷出力を早くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。
画像形成装置1は、カラープリンターで構成されており、トナーカートリッジ11Y,11M,11C,11K、画像形成ユニット12Y,12M,12C,12K、中間転写ベルト13、ベルトクリーナー14、2次転写部15、定着器16(定着手段)、給紙部17、制御部18、温度計19、湿度計20、定着器駆動モータ29、フィニッシャー部30及び操作部33を備えている。フィニッシャー部30は、用紙を束ねるステイプラ部31及びステイプラ部31を駆動する駆動モータ32を備えている。また、画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kの各々は、感光体21、一次転写部22、クリーナー23、帯電器24、潜像形成部25、現像部26、感光体駆動モータ27、及び一次転写駆動モータ28を備えている。
制御部18は、感光体21を駆動する感光体駆動モータ27(駆動手段)、一次転写部22を駆動する一次転写駆動モータ28(駆動手段)、定着器16を駆動する定着器駆動モータ29(駆動手段)、駆動モータ32(駆動手段)、及び中間転写ベルト13並びに2次転写部15を駆動するモータ(不図示)(駆動手段)と接続されている。また、制御部18は、装置内の温度を測定する温度計19、装置内の湿度を測定する湿度計20、及び指示を入力する操作部33と接続されている。
トナーカートリッジ11Y,11M,11C,11Kは、画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kに含まれる現像部26に現像剤(トナー)を供給する。
制御部18が印刷すべき画像データを受信すると、帯電器24が感光体21を帯電し、潜像形成部25が感光体21を露光し、静電潜像を形成する。現像部26は、現像剤(トナー)を感光体21上に供給し、一次転写部22は感光体21上に現像されたトナー像を中間転写ベルト13に転写する。感光体21上に残ったトナーは、クリーナー23によって回収される。
このような処理が、中間転写ベルト13が回転されながら、画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kの各々で実行される。これにより、Y(イエロー)、M(マジェンダ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色のトナー像が中間転写ベルト13の所定の位置で互いに重なるように形成される。ベルトクリーナー14は、中間転写ベルト13上に残ったトナーを回収する。
そして、2次転写部15が、給紙部17から搬送された用紙に、中間転写ベルト13上のトナー像を転写し、定着器16がトナー像を用紙に定着する。トナー像が定着された用紙は、搬送路を経由して、装置外に排出される、又は、ステイブラ部31に搬送され、ステイブラで用紙が束ねられて、冊子として装置外に排出される。
図2(A)は、制御部18の構成を示す図であり、図2(B)は、定着器16の構成を示す図である。
図2(A)において、制御部18は、マイコン181(制御手段、算出手段)及びメモリ182(記憶手段)を備えている。マイコン181は、各種の算出処理を実行したり、各駆動モータの駆動を制御する。メモリ182は、不揮発性のROM又はハードディスク等で構成されており、各種のデータやプログラムを記憶している。
図2(B)において、定着器16は、ヒートローラ161及びプレッシャーローラ162を備えている。ヒートローラ161の内部には、ヒートローラ161とプレッシャーローラ162との間を通過するトナーが転写された用紙を加熱するメインランプ164及びサブランプ165が設けられている。また、プレッシャーローラ162上には定着器16の温度を測定する温度センサ163が設けられている。
制御部18のマイコン181は、温度センサ163、メインランプ164及びサブランプ165に接続されており、温度センサ163の測定温度の情報を取得し、メインランプ164及びサブランプ165の点灯の開始及び終了を制御する。
図3(A)は、各駆動モータの駆動開始時間の算出式を示す図であり、図3(B)は、駆動モータ毎の回転の安定に要する時間及び駆動開始時間を示すテーブル情報を示す図である。
マイコン181は、図3(A)の各駆動モータの駆動開始時間の算出式に基づいて、印刷開始指示の入力時(例えば、スタートボタン(印刷開始ボタン)の押下時)からの各駆動モータの駆動開始時間を算出する。図3(A)の各駆動モータの駆動開始時間の算出式はメモリ182に格納されている。
ここで、駆動モータが感光体駆動モータ27である場合には、図3(A)の基準点Aからの距離は、図1の基準点Aから点Bまでの距離である。駆動モータが一次転写駆動モータ27である場合には、図3(A)の基準点Aからの距離は、図1の基準点Aから点Cまでの距離である。駆動モータが定着器駆動モータ29である場合には、図3(A)の基準点Aからの距離は、図1の基準点Aから点Dまでの距離である。駆動モータが駆動モータ32である場合には、図3(A)の基準点Aからの距離は、図1の基準点Aから点Eまでの距離である。基準点Aから点Bまでの距離、基準点Aから点Cまでの距離、基準点Aから点Dまでの距離及び基準点Aから点Eまでの距離は、予めメモリ182に格納されている。
また、図3(A)の処理速度は、例えば175(mm/s)であり、予めメモリ182に格納されている。尚、図3(A)の処理速度の単位が(mm/ms)である場合には、基準点Aから各駆動モータまでの距離を処理速度で除算した結果をさらに1000で除算することは不要である。
図3(A)の駆動モータの回転の安定に要する時間は、図3(B)に示すように、例えば500(ms)である。マイコン181により算出された各駆動モータの駆動開始時間は、図3(B)のテーブル情報に登録され、このテーブル情報はメモリ182に格納される。
図3(B)の各駆動モータの駆動開始時間によれば、印刷の下流工程で使用される駆動モータほど、駆動開始時間が遅らされている。
マイコン181は、画像を形成するたびに、図3(A)の算出式により各駆動モータの駆動開始時間を算出してもよいが、テーブル情報に各駆動モータの駆動開始時間を登録した後は、図3(B)のテーブル情報に登録された各駆動モータの駆動開始時間を利用してもよい。
図4(A)は、一般的な画像形成装置における、定着器の温度、各駆動モータの駆動開始タイミング、定着器に供給される電力のデューティー比、及び定着器並びに各駆動モータの消費電力の割合の関係を示す図である。図4(B)は、画像形成装置1における、定着器の温度、各駆動モータの駆動開始タイミング、定着器に供給される電力のデューティー比、及び定着器並びに各駆動モータの消費電力の割合の関係を示す図である。図5は、画像形成装置1における、定着器の温度、各駆動モータの駆動開始タイミング、定着器に供給される電力のデューティー比、及び定着器並びに各駆動モータの消費電力の割合の関係の変形例を示す図である。
図4(A),(B)及び図5において、待機温度は、電源の投入後に画質調整処理が実行されている間の定着器の温度を示し、印刷温度とは、印刷開始指示が入力され(例えば、スタートボタンが押下され)、実際に印刷を実行するときの定着器16の温度を示す。定着器16の温度は、温度センサ163により測定され、定着器16の温度情報はマイコン181に送信される。尚、図4(A),(B)では、例えば、待機温度は80度に固定されており、印刷温度は170度に固定されている。図5では、例えば、待機温度は60度に設定されており、印刷温度は170度に設定されている。
画質調整処理は、トナーカートリッジ11Y,11M,11C,11Kから画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kへ自動でトナーを入れ替える処理、感光体21を交換する処理、画像の濃度を調整する処理、及びトナー像の位置ズレを調整する処理などを含む。
図4(A)の一般的な画像形成装置では、電源投入後、定着器16の温度が待機温度に上昇するまで、定着器16の加熱処理が実行される。定着器16の加熱処理が実行されている間、例えば全体の90%の電力が定着器16(具体的にはメインランプ164又はサブランプ165)へ供給される。残りの電力は、制御部18などに供給される。定着器16の温度が待機温度に到達すると、全体の10%の電力が、定着器16の温度を維持するために定着器16へ供給される。
その後、スタートボタン(印刷開始ボタン)が押下されると、全体の40%の電力(それぞれ20%)が感光体駆動モータ27及び駆動モータ32に供給され、全体の20%の電力(それぞれ10%)が一次転写駆動モータ28及び定着器駆動モータ29に供給され、全体の30%の電力がメインランプ164又はサブランプ165に供給される。残りの電力は、制御部18などに供給される。このように、スタートボタン(印刷開始ボタン)が押下されると、感光体駆動モータ27、一次転写駆動モータ28、駆動モータ32及び定着器駆動モータ29は同時に回転を開始し、定着器16が加熱されている。そして、定着器16の温度が印刷温度に到達すると、印刷が開始される。
図4(B)の画像形成装置1では、スタートボタン(印刷開始ボタン)が押下される前まで図4(A)の一般的な画像形成装置と同様の処理が実行される。
スタートボタン(印刷開始ボタン)が押下されると、マイコン181は、各駆動モータの駆動開始時間を算出する又はテーブル情報内の各駆動モータの駆動開始時間を読み出す。そして、感光体駆動モータ27の駆動開始時間が経過すると、マイコン181は、全体の20%の電力を感光体駆動モータ27に供給し、全体の70%の電力を定着器16のメインランプ164又はサブランプ165に供給するように、電力供給を制御する。図4(B)の「10% その他」に対応する電力は、制御部18などに供給される。
次に、一次転写駆動モータ28の駆動開始時間が経過すると、マイコン181は、全体の20%の電力を感光体駆動モータ27に供給し、全体の10%の電力を一次転写駆動モータ28に供給し、全体の60%の電力を定着器16のメインランプ164又はサブランプ165に供給するように、電力供給を制御する。
さらに、定着器駆動モータ29の駆動開始時間が経過すると、マイコン181は、全体の20%の電力を感光体駆動モータ27に供給し、全体の10%の電力を一次転写駆動モータ28に供給し、全体の10%の電力を定着器駆動モータ29に供給し、全体の50%の電力を定着器16のメインランプ164又はサブランプ165に供給するように、電力供給を制御する。
最後に、駆動モータ32の駆動開始時間が経過すると、マイコン181は、全体の20%の電力を感光体駆動モータ27に供給し、全体の10%の電力を一次転写駆動モータ28に供給し、全体の10%の電力を定着器駆動モータ29に供給し、全体の20%の電力を駆動モータ32に供給し、全体の30%の電力を定着器16のメインランプ164又はサブランプ165に供給するように、電力供給を制御する。
このように、図4(B)の画像形成装置1では、印刷の下流工程で使用される駆動モータほど、駆動開始時間が遅らされており、画像形成装置1で供給可能な電力全体から各駆動モータに供給される電力及び制御部18などに供給される電力を除いた残りの電力が、定着器16のメインランプ164又はサブランプ165に供給される。従って、図4(B)の定着器16は、図4(A)の定着器16よりも印刷温度に早く到達し、1枚目の印刷出力が早くなる。
図5の画像形成装置1では、図4(B)の画像形成装置1と同様の処理が実行される。図5の画像形成装置1及び図4(A)の一般的な画像形成装置において、定着器16の温度が印刷温度に到達する時間を同一に設定した場合、図5の画像形成装置1の待機温度は図4(A)の一般的な画像形成装置の待機温度よりも低く設定される。尚、図5の画像形成装置1の待機温度は、操作部33又は外部機器のプリンタドライバからマイコン181に設定される。
図4(A)の一般的な画像形成装置と比べて、図5の画像形成装置1では、印刷の下流工程で使用される駆動モータほど、駆動開始時間が遅らされ、定着器16の加熱に利用される電力が徐々に減少する。このため、図5の定着器16では、図4(A)の定着器16よりも待機温度から印刷温度に到達するまでの速度が速くなる。よって、図5の画像形成装置1の待機温度は図4(A)の一般的な画像形成装置の待機温度よりも低く設定され、画像形成装置1の待機中の消費電力は一般的な画像形成装置の待機中の消費電力よりも低減する。
図6は、画像形成装置1で実行される処理を示すフローチャートである。
画像形成装置1の電源が投入されると、マイコン181は、定着器16の温度が設定された待機温度になるように、定着器16へ供給される電力を制御する(ステップS1)。
次いで、マイコン181は、温度センサ163から取得される測定温度の情報に基づいて、定着器16の温度が設定された待機温度に到達したか否かを判別する(ステップS2)。ステップS2でNOの場合には、ステップS1に戻る。
ステップS2でYESの場合には、マイコン181は、印刷開始指示を入力したか否かを判別する(ステップS3)。マイコン181は、外部機器から印刷データを受信した場合又はスタートボタン(印刷開始ボタン)が押下された場合に、印刷開始指示を入力したと判断する。
ステップS3でNOの場合には、当該判別を繰り返す。一方、ステップS3でYESの場合には、マイコン181は、基準点Aから各駆動モータまでの距離、処理速度、各駆動モータの回転の安定に要する時間(即ち、図3(A)の各駆動モータの駆動開始時間の算出式)に基づいて、印刷開始指示の入力時からの各駆動モータの駆動開始時間を算出する(ステップS4)。
マイコン181は、算出された各駆動モータの駆動開始時間に従って、各駆動モータ及び定着器16へ供給される電力を制御する(ステップS5)。
次いで、マイコン181は、温度センサ163から取得される測定温度の情報に基づいて、定着器16の温度が設定された印刷温度に到達したか否かを判別する(ステップS6)。ステップS6でNOの場合には、ステップS5に戻る。ステップS6でYESの場合には、画像形成ユニット12Y,12M,12C,12Kが印刷を開始し(ステップS7)、本処理を終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、マイコン181が、印刷開始指示を入力した場合に、印刷の下流工程で使用される駆動モータほど駆動開始時間を遅らせるように複数の駆動モータ及び定着器16に供給される電力を制御するので、定着器16に供給される電力が徐々に減少し、定着器16が印刷温度に到達する時間が従来の画像形成装置よりも短くなる。このため、従来の画像形成装置よりも1枚目の印刷出力が早くなる。
上記実施の形態では、画像形成装置1は、カラープリンターで構成されているが、画像形成装置1は、コピー機、白黒プリンター、ファクシミリ、又はコピー機能、プリント機能及びファクシミリ機能を有する複合機で構成されていてもよい。
画像形成装置1の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムが記録されている記録媒体を、画像形成装置1に供給し、マイコン181が記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによっても、上記実施の形態と同様の効果を奏する。プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、CD−ROM、DVD、又はSDカードなどがある。
画像形成装置1のマイコン181が、画像形成装置1の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムを実行することによっても、上記実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 (A)は、制御部18の構成を示す図であり、(B)は、定着器16の構成を示す図である。 (A)は、各駆動モータの駆動開始時間の算出式を示す図であり、(B)は、駆動モータ毎の回転の安定に要する時間及び駆動開始時間を示すテーブル情報を示す図である。 (A)は、一般的な画像形成装置における、定着器の温度、各駆動モータの駆動開始タイミング、定着器に供給される電力のデューティー比、及び定着器並びに各駆動モータの消費電力の割合の関係を示す図である。(B)は、画像形成装置1における、定着器の温度、各駆動モータの駆動開始タイミング、定着器に供給される電力のデューティー比、及び定着器並びに各駆動モータの消費電力の割合の関係を示す図である。 画像形成装置1における、定着器の温度、各駆動モータの駆動開始タイミング、定着器に供給される電力のデューティー比、及び定着器並びに各駆動モータの消費電力の割合の関係の変形例を示す図である。 画像形成装置1で実行される処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
11Y,11M,11C,11K トナーカートリッジ
12Y,12M,12C,12K 画像形成ユニット
13 中間転写ベルト
14 ベルトクリーナー
15 2次転写部
16 定着器
17 給紙部
18 制御部
19 温度計
20 湿度計
21 感光体
22 一次転写部
23 クリーナー
24 帯電器
25 潜像形成部
26 現像部
181 マイコン
182 メモリ

Claims (6)

  1. 記憶媒体に現像剤を定着する定着手段と、
    複数の駆動手段と、
    印刷開始指示を入力した場合に、印刷の下流工程で使用される駆動手段ほど駆動開始時間を遅らせるように前記複数の駆動手段及び前記定着手段に供給される電力を制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、基準点から各駆動手段までの距離、処理速度及び各駆動手段の動作の安定に要する時間に基づいて、各駆動手段の駆動開始時間を算出する算出手段を備え、
    前記算出された各駆動手段の駆動開始時間に従って、前記複数の駆動手段及び前記定着手段に供給される電力を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記各駆動手段の駆動開始時間は、前記基準点から各駆動手段までの距離を処理速度で除算し、その除算結果から前記各駆動手段の動作の安定に要する時間を減算した値であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記算出手段で算出された各駆動手段の駆動開始時間の情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記印刷開始指示を入力した場合に、前記記憶手段に記憶された各駆動手段の駆動開始時間の情報に基づいて、前記複数の駆動手段及び前記定着手段に供給される電力を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 電源の投入後に画質調整処理が実行されている間の前記定着手段の待機温度を従来の画像形成装置の待機温度よりも低く設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置を、
    記憶媒体に現像剤を定着する定着手段、
    複数の駆動手段、及び
    印刷開始指示を入力した場合に、印刷の下流工程で使用される駆動手段ほど駆動開始時間を遅らせるように前記複数の駆動手段及び前記定着手段に供給される電力を制御する制御手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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