JP2010139578A - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ Download PDF

Info

Publication number
JP2010139578A
JP2010139578A JP2008313795A JP2008313795A JP2010139578A JP 2010139578 A JP2010139578 A JP 2010139578A JP 2008313795 A JP2008313795 A JP 2008313795A JP 2008313795 A JP2008313795 A JP 2008313795A JP 2010139578 A JP2010139578 A JP 2010139578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
image
power
delimiter
content data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008313795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Sato
知裕 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2008313795A priority Critical patent/JP2010139578A/ja
Priority to PCT/JP2009/006589 priority patent/WO2010067552A1/ja
Publication of JP2010139578A publication Critical patent/JP2010139578A/ja
Priority to US13/150,792 priority patent/US20110227907A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/014Head-up displays characterised by optical features comprising information/image processing systems
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/02Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes by tracing or scanning a light beam on a screen
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/02Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the way in which colour is displayed
    • G09G5/022Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the way in which colour is displayed using memory planes
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/36Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of a graphic pattern, e.g. using an all-points-addressable [APA] memory
    • G09G5/363Graphics controllers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】従来とは異なる手法によって、ヘッドマウントディスプレイに供給される電源の管理を適切に行い得る、具体的には、ヘッドマウントディスプレイの電力消費を低減することができる、新たなヘッドマウントディスプレイを提供することを目的とする。
【解決手段】ヘッドマウントディスプレイのCPUは、コンテンツデータに対する再生の指示を利用者が行った場合(S100:Yes)、コンテンツデータの再生を開始し(S102)、再生によって得られたコンテンツ画像が画像提示装置から利用者の眼に提示される場合において、再生されているコンテンツの区切りを検出し(S106)、区切りが検出された場合(S106:Yes)、コンテンツデータの再生処理を停止するとともに、画像提示手段への電源を遮断する(S108)こととしたものである。
【選択図】図5

Description

本発明は、利用者の眼にコンテンツデータにより示される画像を視認可能に提示し、この利用者に画像を認識させるヘッドマウントディスプレイに関するものである。
利用者の眼にコンテンツデータにより示される画像を視認可能に提示し、この利用者に画像を認識させるヘッドマウントディスプレイに関する技術が提案されている。例えば、ヘッドマウントディスプレイに供給される電源を管理、具体的には、電源の切り忘れを防止可能な技術として、利用者が、ヘッドマウントディスプレイを外した後、所定時間経過後に、ヘッドマウントディスプレイと、ヘッドマウントディスプレイに対して映像を提供する映像再生装置との電源を自動的にオフとする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−64780号公報
ところで、ヘッドマウントディスプレイを、例えば、製品の生産現場において使用することが想定される。具体的には、ヘッドマウントディスプレイを用いて作業指示を、これを装着する利用者に提示し、この利用者が、製品を組み立てるような場合が想定される。このような用途の場合、画像の提示が停止されたとしても、作業者は、ヘッドマウントディスプレイを装着したまま作業を行い、その後、次の作業を開始するにあたり、再度、次の作業のための作業指図に関する画像の提示を開始すると考えられる。画像の提示が停止されている間は画像の送信のみが停止されており黒色の画像が提示されているので、ヘッドマウントディスプレイ各部に電源が供給されたままとなっている。
本発明は、従来とは異なる手法によって、ヘッドマウントディスプレイに供給される電源の管理を適切に行い得る、具体的には、ヘッドマウントディスプレイの電力消費を低減することができる、新たなヘッドマウントディスプレイを提供することを目的とする。
上記従来の課題に鑑みなされた本発明のヘッドマウントディスプレイは、コンテンツデータを再生し、再生によって得られた画像が画像提示手段から提示される場合に、再生されているコンテンツの区切りを検出し、区切りが検出された場合、コンテンツデータの再生を停止するとともに、画像提示手段への電源を遮断することとしたものである。
本発明を反映した第1の課題解決手段は、利用者の眼に視認可能に画像を提示し、前記利用者に前記画像を認識させるヘッドマウントディスプレイであって、前記利用者の眼に、前記画像を提示する画像提示手段と、コンテンツデータを再生し、再生によって得られた画像が前記画像提示手段から提示されるよう制御する制御手段と、前記画像提示手段への電源の供給及び遮断を管理する電源管理手段と、前記制御手段により再生されている前記コンテンツデータによって示されるコンテンツの区切りを検出する検出手段と、を備え、前記制御手段は、前記検出手段により前記区切りが検出された場合、前記コンテンツデータの再生を停止し、前記電源管理手段は、前記検出手段により前記区切りが検出された場合、前記画像提示手段への電源を遮断することを特徴とするヘッドマウントディスプレイである。
これによれば、コンテンツの区切りでコンテンツデータの再生を停止し、コンテンツデータの再生によって得られた画像を提示する画像提示装置への電源を遮断することができる。すなわち、コンテンツデータの停止と、画像提示装置への電源の遮断とを連動させることができる。なお、第1の課題解決手段において、ヘッドマウントディスプレイは、必ずしも1つの装置である必要はなく、例えば、2つの装置による構成であってもよい。例えば、制御手段等を別の装置が備える構成とし、ヘッドマウントディスプレイ本体と所定の信号ケーブルで接続した構成とすることもできる。
第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段のヘッドマウントディスプレイであって、前記検出手段により前記区切りが検出された場合、前記区切り検出後の時間の経過を計測可能な計時手段を備え、前記コンテンツデータは、前記画像提示手段への電源が遮断された場合において電源の供給を再開する時間に関する時間情報を含み、前記電源管理手段は、前記計時手段により前記時間情報によって示される時間の経過が計測された場合、前記画像提示手段への電源の供給を再開し、前記制御手段は、前記電源管理手段により前記画像提示手段への電源の供給が再開された場合、前記コンテンツデータを、停止した位置から再生することを特徴とする。
これによれば、時間情報によって示される時間が経過した場合、画像提示装置への電源供給を再開し、コンテンツデータを、停止した位置から再生することができる。すなわち、画像提示装置への電源の供給及び遮断と、コンテンツデータの再生とを連動させることができる。
第3の課題解決手段は、第1の課題解決手段のヘッドマウントディスプレイであって、前記検出手段により前記区切りが検出された場合、前記区切り検出後の時間の経過を計測可能な計時手段と、前記利用者を識別可能な識別子を取得する識別子取得手段と、を備え、前記電源管理手段は、前記利用者各々の識別子と、前記画像提示手段への電源が遮断された場合において電源の供給を再開する時間に関する時間情報と、を関連づけて登録したテーブルから、前記識別子取得手段により取得された識別子に関連付けられた時間情報を取得可能で、前記計時手段により前記時間情報によって示される時間の経過が計測された場合、前記画像提示手段への電源の供給を再開し、前記制御手段は、前記電源管理手段により前記画像提示手段への電源の供給が再開された場合、前記コンテンツデータを、停止した位置から再生することを特徴とする。
これによれば、各利用者に関連付けた時間が経過した場合、画像提示装置への電源供給を再開し、コンテンツデータを、停止した位置から再生することができる。すなわち、画像提示装置への電源の供給及び遮断と、コンテンツデータの再生とを連動させることができる。例えば、ヘッドマウントディスプレイが上述したような製品の生産現場で利用された場合、各利用者の作業時間に応じてコンテンツデータの再生を始めることができ、作業効率を向上
第4の課題解決手段は、第1の課題解決手段のヘッドマウントディスプレイであって、前記検出手段により前記区切りが検出された場合において、前記ヘッドマウントディスプレイが備える入力インターフェースに入力される所定の指令を取得する指令取得手段を備え、前記電源管理手段は、前記指令取得手段により前記所定の指令が取得された場合、前記画像提示手段への電源の供給を再開し、前記制御手段は、前記電源管理手段により前記画像提示手段への電源の供給が再開された場合、前記コンテンツデータを、停止した位置から再生することを特徴とする。
これによれば、所定の指令が入力され、これを取得した場合、画像提示装置への電源供給を再開し、コンテンツデータを、停止した位置から再生することができる。すなわち、画像提示装置への電源の供給及び遮断と、コンテンツデータの再生とを連動させることができる。例えば、ヘッドマウントディスプレイが上述したような製品の生産現場で利用された場合、各利用者の作業時間がコンテンツデータの再生を始める時間より短くても指令の入力により直ちに再生を行うことができ、作業効率を向上させることができる。
第5の課題解決手段は、第1の課題解決手段のヘッドマウントディスプレイであって、前記検出手段により前記区切りが検出された場合、前記区切り検出後の時間の経過を計測可能な計時手段と、前記検出手段により前記区切りが検出された場合において、前記ヘッドマウントディスプレイが備える入力インターフェースに入力される所定の指令を取得する指令取得手段と、前記利用者を識別可能な識別子を取得する識別子取得手段と、前記利用者各々の識別子と、前記画像提示手段への電源が遮断された場合において電源の供給を再開する時間に関する時間情報と、を関連づけて登録したテーブルと、前記識別子取得手段により前記識別子が取得され、前記指令取得手段により前記所定の指令が取得された場合において、前記テーブルに、前記指令取得手段が前記所定の指令を取得した時点で前記計時手段により計測されている経過した時間を、前記時間情報として、前記識別子取得手段により取得された前記識別子に関連付けて登録する登録手段と、を備え、前記電源管理手段は、前記テーブルから前記識別子取得手段により取得された識別子に関連付けて登録された時間情報を取得可能で、前記計時手段により前記時間情報によって示される時間の経過が計測された場合、及び、前記指令取得手段により前記所定の指令が取得された場合、前記画像提示手段への電源の供給を再開し、前記制御手段は、前記電源管理手段により前記画像提示手段への電源の供給が再開された場合、前記コンテンツデータを、停止した位置から再生することを特徴とする。
これによれば、各利用者に関連付けた時間が経過した場合、及び、各利用者に関連付けた時間の経過を経ず、所定の指令が入力され、これを取得した場合、画像提示装置への電源供給を再開し、コンテンツデータを、停止した位置から再生することができる。すなわち、画像提示装置への電源の供給及び遮断と、コンテンツデータの再生とを連動させることができる。そして、所定の指令に基づき電源供給が再開された場合において、所定の指令が入力された時点で計測されていた経過時間が、識別子に関連付けて時間情報として新たに登録テーブルに登録されるため、各利用者に関連付けた電源供給のタイミングを適切に管理することができる。
第6の課題解決手段は、第1乃至第5の課題解決手段のいずれか1つのヘッドマウントディスプレイであって、前記コンテンツデータは、前記コンテンツの区切りを示す区切情報を含み、前記検出手段は、前記制御手段により再生されている前記コンテンツデータから前記区切情報を検出可能で、前記区切情報を検出することにより、前記区切りを検出することを特徴とする。これによれば、適切な処理を実行する上で、利用されるデータの数を少なくすることができる。
第7の課題解決手段は、第1乃至第6の課題解決手段のいずれか1つのヘッドマウントディスプレイであって、前記コンテンツデータは、特定の画像を示す特定データを含み、前記検出手段は、前記制御手段による前記特定データの再生を検出可能で、前記特定データの再生を検出することにより、前記区切りを検出することを特徴とする。これによれば、適切な処理を実行する上で、利用されるデータの数を少なくすることができる。
第8の課題解決手段は、第1乃至第5の課題解決手段のいずれか1つのヘッドマウントディスプレイであって、前記検出手段は、前記コンテンツの区切りを示す区切情報を含む区切データから、前記区切情報を読み込み、読み込まれた前記区切情報にしたがい、前記区切りを検出することを特徴とする。これによれば、区切情報を、コンテンツデータとは異なる区切データによって管理することができる。例えば、コンテンツデータが区切情報を含まない既存のデータである場合、特に有効である。
第9の課題解決手段は、第1乃至第8の課題解決手段のいずれか1つのヘッドマウントディスプレイであって、前記ヘッドマウントディスプレイは、外光を透過し、外界像を視認可能なシースルー型であることを特徴とする。これによれば、ヘッドマウントディスプレイを装着した状態で、外界像を視認し、認識することができる。例えば、ヘッドマウントディスプレイが上述したような製品の生産現場で利用された場合、装着したまま、作業指示等のコンテンツの視認と外界像を見ながらの作業を交互に繰り返し行うことができる。
本発明によれば、従来とは異なる手法によって、ヘッドマウントディスプレイに供給される電源の管理を適切に行い得る、新たなヘッドマウントディスプレイを得ることができる。具体的には、電力消費量を低減することができるヘッドマウントディスプレイを得ることができる。例えば、間欠的あるいは断続的にコンテンツが視認されバッテリー駆動によるヘッドマウントディスプレイの場合、特に有効である。
本発明を反映した上記課題解決手段を実施するための実施形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。なお、上記課題解決手段は以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下の説明では、ヘッドマウントディスプレイ本体と、ヘッドマウントディスプレイ本体にコンテンツデータへの再生処理の実行により得られた画像(以下、「コンテンツ画像」という。)を提供する制御ボックスと、を接続して構成されたヘッドマウントディスプレイを例に説明するが、これら各装置を一体の装置として構成することもできる。なお、以下の説明において、ヘッドマウントディスプレイ本体を、単にヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display/以下、「HMD」という。)という。
(ヘッドマウントディスプレイの概要)
図1に、HMDの構成、より具体的には、図1(a)にHMDの上面図、図1(b)にHMDの正面図、図1(c)にHMDの左側面図を示す。また、図2にHMDを利用者が装着した状態を示す。
HMD100は、一端に利用者の耳に当たるモダン102A,102Bが取り付けられたテンプル104A,104Bと、テンプル104A,104Bの他端に兆番112A,112Bを介して連結されたヨロイ106A,106Bと、ヨロイ106A,106Bを連結するフロントフレーム108と、フロントフレーム108の中央部に一体的に形成され、利用者の鼻に当接する鼻パッド110と、により骨格部が形成されている。ヨロイ106A,106Bに形成された兆番112A,112Bでテンプル104A,104Bを折りたたむことができる。HMD100の骨格部の構成は、例えば、通常の眼鏡と同様であり、HMD100は、利用者に装着された状態において、モダン102A,102Bと、鼻パッド110と、により利用者の顔に支持される(図2参照)。なお、図1(b)において、モダン102A,102B及びテンプル104A,104Bの描画を省略している。
HMD100の骨格部には、画像提示装置114が、ヨロイ106A付近に配設された取付部122を介して取り付けられている。ヨロイ106A付近に取付部122を介して取り付けられた状態において、画像提示装置114は、HMD100を装着した利用者の左眼118と略同一の高さとなる位置に配設される(設けられる)。画像提示装置114は、制御ボックス200(図2参照。詳細については後述する図4参照)と、所定の信号ケーブル250(図2参照)と接続されている。詳細は後述するが、制御ボックス200は、所定の領域に記憶されたコンテンツデータに対しレンダリング処理を実行し、自装置が備える入出力インターフェース(以下、「I/F」という。)を制御し、レンダリング処理によって得られたコンテンツ画像を含むコンテンツ画像信号を、信号ケーブル250を介して画像提示装置114に出力する。画像提示装置114は、制御ボックス200が出力するコンテンツ画像信号を、入出力I/F(図3参照)を介して受信し、これを取得する。そして、コンテンツ画像信号に基づくコンテンツ画像を、ハーフミラー116に向けて光学的に出射する。
画像提示装置114から出射されたコンテンツ画像(画像光)は、ハーフミラー116で、反射し、利用者の左眼118に入射、換言すれば、視認可能に提示(投影)される。これにより、利用者はコンテンツ画像を認識する。ここで、図1(a)において符号120aは、画像提示装置114から出射されたコンテンツ画像に関する画像光を示し、符号120bは、ハーフミラー116を反射し、利用者の左眼118に入射する画像光を示す。なお、画像提示装置114は、取得したコンテンツ画像信号に応じた画像光120a,120bを2次元方向に走査し、その走査された画像光120a,120bを利用者の左眼118に導き網膜上にコンテンツ画像を形成する網膜走査型のディスプレイを用いて構成することができる他、液晶ディスプレイ、有機EL(Organic Electroluminescence)ディスプレイその他の装置を用いた構成とすることもできる。なお、HMD100は、電源コントローラ300に接続されたバッテリー400から、電源コントローラ300を介して電源の供給を受け、駆動する。
(HMDの構成)
図3に、HMDの構成、詳細には、画像提示装置の電気的及び光学的な構成を示す。HMD100は、制御部600を備える。制御部600は、HMD100の制御を司るCPU601と、各種プログラムを記憶するフラッシュメモリ(不揮発性メモリ/図3においてFlash Memoryと記載)602と、作業領域としてのRAM603とにより構成されている。ここで、CPU601が、制御ボックス200からの各種信号を受信し、取得したデータを用いて、ROM204に記憶された各種プログラムをRAM206上で実行することにより、各種機能手段が構成される。また、HMD100は、制御部600から供給される画像信号に基づいて生成したコンテンツ画像を示す画像光(図1に示す画像光120a、120b参照)を2次元方向に走査し、その走査された画像光120a,120bを利用者の左眼118に導き網膜上にコンテンツ画像を形成する光走査部500を備えている。
光走査部500は、この制御部600から供給される画像信号をドットクロック毎に読み出し、読み出した映像信号に応じて強度変調された画像光を生成して出射する画像光生成部720を備え、さらに、その画像光生成部720と観察者Pの左眼118との間には、画像光生成部720で生成され、光ファイバ800を介して出射されるレーザビーム(画像光)を平行光化するコリメート光学系761と、このコリメート光学系761で平行光化された画像光を画像表示のために水平方向(第1方向)に往復走査する第1光走査部として機能する水平走査部770と、水平走査部770で水平方向に走査された画像光を垂直方向(第1方向と略直交する第2方向)に往復走査する第2光走査部として機能する垂直走査部780と、水平走査部770と垂直走査部780との間に設けられたリレー光学系775と、このように水平方向と垂直方向に走査(2次元的に走査)された画像光を瞳孔Eaへ出射するためのリレー光学系790と、を備えている。
また、画像光生成部720には、制御ボックス200から送信されるコンテンツ画像信号が、入出力I/F650と制御部600とを介して入力され、それに基づいてコンテンツ画像を合成するための要素となる各信号等を発生する信号処理回路721が設けられ、この信号処理回路721において、青(B)、緑(G)、赤(R)の各画像信号722a〜722cが生成され、出力される。また、信号処理回路721は、水平走査部770で使用される水平駆動信号723と、垂直走査部780で使用される垂直駆動信号724とをそれぞれ出力する。
さらに、画像光生成部720は、信号処理回路721からドットクロック毎に出力される3つの画像信号(B,R,G)722a〜722cをそれぞれ画像光にする画像光出力部として機能する光源部730と、これらの3つの画像光を1つの画像光に結合して任意の画像光を生成するための光合成部740を備えている。
光源部730は、青色の画像光を発生させるBレーザ734及びBレーザ734を駆動するBレーザドライバ731と、緑色の画像光を発生させるGレーザ735及びGレーザ735を駆動するGレーザドライバ732と、赤色の画像光を発生させるRレーザ736及びRレーザ736を駆動するRレーザドライバ733とを備えている。なお、各レーザ734,735,736は、例えば、半導体レーザや高調波発生機構付き固体レーザとして構成することが可能である。なお、半導体レーザを用いる場合は駆動電流を直接変調して、画像光の強度変調を行うことができるが、固体レーザを用いる場合は、各レーザそれぞれに外部変調器を備えて画像光の強度変調を行う必要がある。
光合成部740は、光源部730から入射する画像光を平行光にコリメートするように設けられたコリメート光学系741,742,743と、このコリメートされた画像光を合成するためのダイクロイックミラー744,745,746と、合成された画像光を光ファイバ800に導く結合光学系747とを備えている。
各レーザ734,745,736から出射したレーザ光は、コリメート光学系741,742,743によってそれぞれ平行化された後に、ダイクロイックミラー744,745,746に入射される。その後、これらのダイクロイックミラー744,745,746により、各画像光が波長に関して選択的に反射・透過される。
具体的には、Bレーザ734から出射した青色画像光は、コリメート光学系741によって平行光化された後に、ダイクロイックミラー744に入射される。Gレーザ735から出射した緑色画像光は、コリメート光学系742を経てダイクロイックミラー745に入射される。Rレーザ736から出射した赤色画像光は、コリメート光学系743を経てダイクロイックミラー746に入射される。
それら3つのダイクロイックミラー744,745,746にそれぞれ入射した3原色の画像光は、波長選択的に反射または透過して結合光学系747に達し、集光され光ファイバ800へ出力される。
水平走査部770及び垂直走査部780は、光ファイバ800から入射された画像光を画像として投影可能な状態にするために、水平方向と垂直方向に走査して走査画像光とするものである。
水平走査部770は、画像光を水平方向に走査するための反射面を有する共振型偏向素子771と、この共振型偏向素子771を共振させ、共振型偏向素子771の反射面を揺動させる駆動信号を発生する駆動信号発生器としての水平走査駆動回路772と、共振型偏向素子771から出力される変位信号に基づいて、共振型偏向素子771の反射面の揺動範囲及び揺動周波数等の揺動状態を検出する水平走査角検出回路773とを有している。
本実施形態において、水平走査角検出回路773は、検出した共振型偏向素子771の揺動状態を示す信号を制御部600へ入力するようにしている。
垂直走査部780は、画像光を垂直方向に走査するための偏向素子781と、この偏向素子781を駆動させる垂直走査制御回路782と、この垂直走査制御回路782による反射面の揺動範囲及び揺動周波数等の揺動状態を検出する垂直走査角検出回路783とを備えている。
また、水平走査駆動回路772と垂直走査制御回路782は、信号処理回路721から出力される水平駆動信号723と垂直駆動信号724に基づいてそれぞれ駆動し、垂直走査角検出回路783は、検出した偏向素子781の揺動状態を示す信号を制御部600へ入力するようにしている。
そして、制御部600は、信号処理回路721の動作を制御することによって、これら水平駆動信号723と垂直駆動信号724とを調整することによって、水平走査部770と垂直走査部780に画像光の走査角を変更させて、表示する画像の輝度を調整するようにしている。
こうして変更された走査角度は水平走査角検出回路773および垂直走査角検出回路783からの検出信号に基づいて制御部600により検出され、信号処理回路721と水平走査駆動回路772とを介して水平駆動信号723にフィードバックされるとともに、信号処理回路721と垂直走査制御回路782とを介して垂直駆動信号724にフィードバックされる。
また、水平走査部770と垂直走査部780との間での画像光を中継するリレー光学系775を備えており、共振型偏向素子771によって水平方向に走査された光は、リレー光学系775によって偏向素子781の反射面に収束され、偏向素子781によって垂直方向に走査されて、2次元的に走査された走査画像光として、リレー光学系790へ出射される。
リレー光学系790は、正の屈折力を持つレンズ系791,794を有している。垂直走査部780から出射された表示用の走査画像光は、レンズ系791によって、それぞれの画像光がその画像光の中心線を相互に略平行にされ、かつそれぞれ収束画像光に変換される。そして、レンズ系794によってそれぞれほぼ平行な画像光となるとともに、これらの画像光の中心線が観察者の瞳孔Eaに収束するように変換される。
なお、本実施形態においては、光ファイバ800から入射された画像光を、水平走査部770で水平方向に走査した後、垂直走査部780によって垂直方向に走査することとしたが、水平走査部770と垂直走査部780との配置を入れ替え、垂直走査部780によって垂直方向に走査した後、水平走査部770で水平方向に走査するようにしてもよい。

(制御ボックスの構成)
図4に、制御ボックスの構成を示す機能ブロックを示す。なお、制御ボックス200は、例えば、利用者の腰等に取り付け、利用される。制御ボックス200は、自装置の制御を司るCPU202と、各種プログラムを記憶するROM204と、作業領域としてのRAM206と、コンテンツデータ2082を記憶する記憶部208と、HMD100及び制御ボックス200への電源(電力)の供給及び遮断を行う電源コントローラ300との間で各種信号の送受信を行う入出力I/F210と、利用者によって操作され、利用者からの指示を受け付ける操作部212と、時間経過を計測可能なタイマ214と、を備えている。
ここで、記憶部208は、例えば、ハードディスクにより構成されている。記憶部208に記憶されるコンテンツデータ2082は、例えば、所定の製品の組立方法について記載された作業指図書を内容とするものである。操作部212は、例えば、キーにより構成され、例えば、コンテンツデータの再生開始及び再生終了の指示を受け付ける。
CPU202は、ROM204に記憶されているコンテンツデータ2082を再生(レンダリング)するためのプログラムをRAM206上で実行することで、コンテンツ画像を取得する。そして、ROM204に記憶されている入出力I/F210を制御するためのプログラムをRAM206上で実行し、コンテンツ画像を含むコンテンツ画像信号を、入出力I/F210からHMD100に出力する。また、CPU202は、再生されているコンテンツの区切りに関する区切情報に基づき、ROM204に記憶されている電源コントローラ300を制御するためのプログラムをRAM206上で実行することで、電源コントローラによるHMD100への電源の供給及び遮断を管理する。さらに、CPU202は、ROM204に記憶されているHMD100を制御するためのプログラムをRAM206上で実行し、操作部212によって指示されたHMD100の動作と、区切情報に基づいたHMD100の動作と、を制御する。したがって、CPU202が、コンテンツデータ2082等の各種データを用い、ROM204に記憶された各種プログラムをRAM206上で実行することにより、各種機能手段(例えば、制御手段、電源管理手段、検出手段)が構成される。
(制御ボックスによって実行される処理)
以下、制御ボックス200のCPU202がROM204に記憶されているプログラムを実行することで行われる処理について、3つの処理手法を個別に説明する。
(第1処理形態)
第1処理形態は、コンテンツデータによって示されるコンテンツの区切りを示す区切情報を、コンテンツデータ自身が含む場合に実行される処理形態である。図5に、第1処理形態による処理フローを示す。なお、この第1処理形態において、コンテンツデータ2082を動画データとして説明する。また、コンテンツデータ2082は、ヘッダ情報として、コンテンツデータ2082によって示されるコンテンツの区切りを示す区切情報を含むものとする。
先ず、CPU202は、制御ボックス200の操作部212を介して、記憶部208に記憶されている特定のコンテンツの再生(コンテンツデータ2082に対する再生処理の実行)が指示されたか否かを判断する(S100)。判断の結果、再生が指示されていない場合(S100:No)、CPU202は再生の指示が操作部212を介して入力されるまで待機する。これに対し、利用者が操作部212を介して再生を指示した場合(S100:Yes)、CPU202は、記憶部208からコンテンツデータ2082をRAM206上に読み出し、RAM206に読み出したコンテンツデータ2082に対し再生処理を開始(実行)する(S102)。具体的には、CPU202は、コンテンツデータ2082をレンダリングし、コンテンツ画像を生成し、コンテンツ画像を含むコンテンツ画像信号を、入出力I/F210からHMD100に出力する。
なお、HMD100の画像提示装置114は、制御ボックス200が出力するコンテンツ画像信号を、図1及び2には描画していない入出力I/Fを介して受信し、これを取得する。そして、コンテンツ画像信号に基づくコンテンツ画像を、ハーフミラー116に向けて光学的に出射する。画像提示装置114から出射されたコンテンツ画像(画像光)は、ハーフミラー116で、反射し、利用者の左眼118に入射(図1参照)、換言すれば、視認可能に提示(投影)される。これにより、利用者はコンテンツ画像を認識する。
再生処理を実行しているCPU202は、コンテンツデータ2082の再生が終了したか否か、換言すれば、コンテンツデータ2082の終了位置まで再生(最後まで再生)したか否かを判断する(S104)。判断の結果、終了位置まで再生した場合、CPU202は、ROM204に記憶された電源コントローラ300を制御するためのプログラムをRAM206上に読み出し、これを実行することで、電源コントローラ300によるHMD100への電源の供給を遮断し、この処理を終了する。これに対し、終了位置まで再生していないと判断した場合(S104:No)、CPU202は、処理をS106に移行する。
S106でCPU202は、コンテンツデータ2082のヘッダ情報として含まれている区切情報に基づき、コンテンツデータ2082によって示されるコンテンツの区切りを検出したか否かを判断する。具体的には、区切情報によって示される部分まで再生が終了したか否かを判断する。判断の結果、区切りを検出していない場合(S106:No)、CPU202は、処理をS104に移行し、コンテンツデータ2082の再生処理を継続して実行する。これに対し、区切りを検知した場合(S106:Yes)、CPU202は、ROM204に記憶された電源コントローラ300を制御するためのプログラムをRAM206上に読み出し、これを実行することで、電源コントローラ300によるHMD100への電源の供給、より詳細には、画像提示装置114への電源の供給を遮断する(S108)。遮断に際し、CPU202は、コンテンツデータ2082の再生処理を停止するとともに、停止した位置(再生処理が終了した位置)をRAM206に記憶する。なお、CPU202は、区切りの検出を条件として、タイマ214によって検出後の時間の経過の計測を開始する。
区切り検出後の時間の経過の計測を開始したCPU202は、S106で検出した区切りに対応付けてコンテンツデータに含まれる再生再開に関する時間(コンテンツデータの再生処理を停止している時間)、換言すれば、画像提示装置114への電源の遮断から再供給までの時間に関する時間情報によって示される指定時間が経過したか否かを判断する(S110)。判断の結果、指定時間が経過していない場合(S110:No)、CPU202は指定時間が経過するまで待機する。これに対し、指定時間が経過した場合(S110:Yes)、CPU202は、ROM204に記憶された電源コントローラ300を制御するためのプログラムをRAM206上で実行し、電源コントローラ300による画像提示装置114への電源の供給を再開するとともに(S112)、処理をS102に移行し、S108でRAM206上に記憶した再生処理を停止した位置から、コンテンツデータ2082の再生処理を再開する。
なお、上記説明では、CPU202が区切りを検出した場合(S106:Yes)、CPU202は、画像提示装置114に対する電源の供給を遮断する構成について説明したが、HMD100全体への電源の供給を遮断する構成とすることもできる。また、例えば、バッテリー400の残量に応じて、画像提示装置114への電源の供給を遮断とするか、HMD100への電源の供給を遮断とするかを決定する構成とすることもできる。具体的には、バッテリー400の残量が所定の残量より多い場合は、画像提示装置114への電源の供給を遮断し、少ない場合は、HMD100への電源の供給を遮断するような構成とすることもできる。これによれば、再起動に要する時間短縮と、HMD100の長時間駆動とを両立することができる。
図6は、コンテンツデータの概要、及び、CPU(202)が上述した図5に示す処理を、コンテンツデータ(2082)に対して実行した場合のタイムチャートを示すものである。なお、以下では、コンテンツデータ2082が、所定の製品を組立てに関する作業指図書に関する、全体として10分の動画データからなるコンテンツである場合を例として説明する。
図6(a)は、コンテンツデータ2082の概要を示すものである。コンテンツデータ2082を構成するコンテンツデータ本体は、所定の製品を組み立てるための、第1工程(長さ:3分)と、第2工程(長さ:4分)と、第3工程(長さ:3分)の各々に区分されている。そして、第1工程と第2工程との区切りに、第1区切情報が、また、第2工程と第3工程との区切りに、第2区切情報がヘッダ情報として設定されている。なお、図5(a)には描画されていないが、コンテンツデータ2082は、第1区切情報と第2区切情報の各々に対応付けて、上述した指定時間各々を示す時間情報をヘッダ情報として含む。指定時間(時間情報)は、利用者等が、任意に設定できる構成を採用することができる。
図6(b)は、タイムチャートを示すものである。制御ボックス200の操作部212を介してコンテンツデータ2082の再生が指示された場合(図5のS100:Yes参照)、コンテンツデータ2082の再生処理が開始され、これによって、HMD100を装着している利用者に対して、第1工程に関するコンテンツ画像が画像提示装置114(図1参照)から提示される。換言すれば、利用者は再生によって得られた第1工程に関するコンテンツ画像の視聴を開始する。その後、CPU202が、ヘッダ情報として設定されている第1区切情報を検出(図5のS106:Yes参照)すると、CPU202は、コンテンツデータ2082の再生処理を停止し、電源コントローラ300を制御し、画像提示装置114への電源供給を遮断する(図5のS108参照)。また、CPU202は、第1区切情報の検出を条件として、検出後の経過時間をタイマ214を用いて計測する。
利用者は、先に視聴した第1工程に関するコンテンツ画像にて得られた情報に基づき、第1工程を実施する。すなわち、第1区切情報に対応する指定時間は、利用者が第1工程を実施するために要する時間に合わせて、事前に設定されており、この間に利用者は視聴によって得られた情報に基づき第1工程に係る製品の組立作業を実施する。この際、HMD100を装着した状態で、ハーフミラー116を介して外界を視認し、具体的には、HMD100を装着した状態で、ハーフミラー116を介して手元にある組立対象の製品(部品)を、左眼118(図1参照)でも視認し、組立作業を実施する。
CPU202は、タイマ214によって第1区切情報に対応する指定時間の経過を計測したことを条件として(図5のS110:Yes参照)、再度、電源コントローラ300を制御し、画像提示装置114への電源の供給を再開させるとともに(図5のS112参照)、コンテンツデータ本体の第2工程に関する部分からの再生処理を再開する(図5のS102)。これによって、HMD100を装着している利用者に対して、第2工程に関するコンテンツ画像が画像提示装置114から提示される。換言すれば、利用者は再生によって得られた第2工程に関するコンテンツ画像の視聴を開始する。その後、CPU202が、第2区切情報を検出(コンテンツデータの先頭から7分後のヘッダに設定されている第2区切情報を検出。図5のS106:Yes参照)すると、CPU202は、コンテンツデータ2082の再生処理を再度停止し、電源コントローラ300を制御し、画像提示装置114への電源供給を遮断する(図5のS108参照)。また、CPU202は、第2区切情報の検出を条件として、検出後の経過時間をタイマ214を用いて計測する。利用者は、先に視聴した第2工程に関するコンテンツ画像にて得られた情報に基づき、第2工程に係る製品の組立作業を実施する。すなわち、第1区切情報に対応する指定時間と同じく、第2区切情報に対応する指定時間も、利用者が第2工程を実施するために要する時間に合わせて、事前に設定される。
CPU202は、タイマ214によって第2区切情報に対応する指定時間の経過を計測したことを条件として(図5のS110:Yes参照)、再度、電源コントローラ300を制御し、画像提示装置114への電源の供給を再開させるとともに(図5のS112参照)、コンテンツデータ本体の第3工程に関する部分からの再生処理を再開する(図5のS102)。これによって、HMD100を装着している利用者に対して、第3工程に関するコンテンツ画像が画像提示装置114から提示される。換言すれば、利用者は再生によって得られた第3工程に関するコンテンツ画像の視聴を開始する。その後、CPU202は、コンテンツデータ2082の終了位置まで再生すると(図5のS104:Yes参照)、コンテンツデータ2082の再生処理を停止し、電源コントローラ300を制御し画像提示装置114への電源供給を遮断する(図5のS108参照)。利用者は、先に視聴した第3工程に関するコンテンツ画像にて得られた情報に基づき、第3工程に係る製品の組立作業を実施し、これによって、所定の製品の組立てが完了する。
なお、上記では、指定時間の経過を条件として、CPU202が、再生処理を再開する構成について説明した。例えば、操作部212を介しても再生再開の指示を入力可能な構成とすることもできる(後述する図10に示す第3処理形態のS314参照)。利用者の作業熟練度の向上にともない、予め設定した指定時間に対して極めて早く作業が終了する場合が想定されるとき、かかる構成は好適である。
(第1処理形態による有利な効果)
第1処理形態の構成によれば、次に記載の有利な効果を得ることができる。
(1)コンテンツの区切りを、コンテンツデータ2082がヘッダ情報として含む区切情報に基づき検出し(図5のS106)、検出したことを条件として(図5のS106:Yes)、CPU202による再生処理を停止し、バッテリー400から画像提示装置114に供給される電源を遮断する(図5のS108)構成を採用した。これによれば、いずれのコンテンツ画像も利用者に提示されない状態、上記例に基づけば、HMD100を装着した利用者が、所定の製品の組立作業を行っている状態において、HMD100の消費電力を低減可能で、バッテリー400による長時間駆動を実現することができる。また、画像提示装置114の電源が遮断されているため、ハーフミラー116を介して、容易に外界を視認することが可能であり、HMD100を装着していない場合と同程度の視界を確保することができる。さらに、利用者は、上記動作を実現するために、特別な操作をする必要がなく、この点において、利用者の操作負担を軽減することができる。
(2)コンテンツの区切りの検出から、予め設定した指定時間経過後に、画像提示装置114への電源の供給を再開し(図5のS112)、停止した位置からコンテンツデータ2082の再生処理を再開する(図5のS102)構成を採用した。これによれば、適切なタイミングで画像提示装置114への電源の供給を再開することができる。なお、この場合においても、上記動作を実現するために、特別な操作をする必要がなく、この点において、利用者の操作負担を軽減することができる。
(第2処理形態)
第1処理形態では、コンテンツデータ2082によって示されるコンテンツの区切りを示す区切情報と、区切情報に対応する時間情報(指定時間)とは、コンテンツデータ2082のヘッダ情報として含まれる構成とした。これに対し、第2処理形態では、これら区切情報及び時間情報は、コンテンツデータ2082とは異なる区切テーブルに含まれる。また、コンテンツデータ2082の本体部分であるコンテンツデータ本体(ヘッダ情報とともに、コンテンツデータ2082を構成する)は、タイムスタンプ情報を含む。タイムスタンプ情報は、コンテンツデータの先頭からの位置(経過時間)を示すものであり、コンテンツデータが再生されている場合において、再生されている位置をタイムスタンプ情報によって特定することができる。第2処理形態は、この点において第1処理形態と相違するものの、これ以外についての構成は一致する。以下の説明では、相違する点を中心に説明し、その他の共通する点については、第1処理形態との対応関係を説明し、詳細は省略する。なお、区切テーブルは、制御ボックス200がアクセス可能な領域に記憶されていればよい。以下の説明では、記憶部208に記憶されているものとする。
この処理を開始したCPU202は、先ず、S200を実行する。ここで、S200は、第1処理形態のS100(図5参照)に対応する処理であり、CPU202は、上述した処理を実行し、S200の判断が肯定された場合(S200:Yes)、処理をS202に移行する。S202でCPU202は、記憶部208に記憶され、かつS200で読み出したコンテンツデータ2082に対応する区切テーブルをRAM206上に読み出す。図8に区切テーブルに登録された各データの一例を示す。上述のとおり、区切テーブルには、コンテンツデータ2082の区切りを示す区切情報と、区切情報に対応付けて時間情報とが対応付けて登録されている。コンテンツデータ2082を、上述した図6(a)として詳細に説明すると、第1工程及び第2工程の区切りを示す第1区切情報(3分)と、第1工程の作業時間となる時間情報(60分。以下、「第1時間情報」という。)とが対応付けられるとともに、第2工程及び第3工程の区切りを示す第2区切情報(7分)と、第2工程の作業時間となる時間情報(60分。以下、「第2時間情報」という。)とが対応付けて登録されている。
S202で、第1区切情報及び第1時間情報と、第2区切情報及び第2時間情報とをRAM206上に読み出す。そして、これら情報を取得したCPU202は、以下、これら情報に基づき、S204〜S214を実行する。ここで、S204〜S214各々は、図5に示す第1処理形態のS102〜S112各々に対応する処理であり、CPU202は、上述した各処理を実行し、実行後、処理を終了する。S208でCPU202は、S202でRAM上に取得した第1区切情報及び第2区切情報と、コンテンツデータ2082のタイムスタンプに基づき、コンテンツの区切りまでの再生処理を実行したか否かを判断する。例えば、CPU202は、コンテンツデータ本体のタイムスタンプ情報に基づき、第1区切情報に対応する3分経過を検出した場合、S208の判断を肯定する(S208:Yes)。同じく、CPU202は、第2区切情報に対応する7分経過を検出した場合、S208の判断を肯定する(S208:Yes)。なお、図7の処理を実行した場合のタイムチャートについては、上述した第1処理形態と同一(図6(b)参照)であるため、その説明を省略する。
(第2処理形態による有利な効果)
第2処理形態による構成によれば、上記第1処理形態によって得られる有利な効果の他、次に記載の効果を得ることができる。
区切情報及び時間情報をコンテンツデータ2082とは異なるデータである区切テーブルに登録した構成を採用し(図8)、CPU202は、この区切テーブルから区切情報及び時間情報を取得する(図7のS202)構成を採用した。これによれば、例えば、コンテンツの区切りの検出から画像提示装置114への電源の供給を再開するまでの時間(指定時間)を、コンテンツデータ2082を編集することなく、区切テーブルの時間情報を修正することで変更することができる。
(第3処理形態)
第3処理形態は、区切テーブルを用いる点等において、第2処理形態と共通する。しかしながら、第3処理形態は、HMD100を装着している利用者を識別するとともに、利用者に応じて時間情報を設定している点、及び、区切テーブルにおける時間情報の登録形態において、第2処理形態と相違する構成を採用する。したがって、以下の説明では、これら第2処理形態と相違する点を中心に説明し、その他の共通する点については、第2処理形態との対応関係を説明し、詳細は省略する。
第3処理形態の処理について説明する前に、先ず、第3処理形態で利用される区切テーブルについて、図9に基づき説明する。第3処理形態における区切テーブルは、HMD100を装着する利用者毎に記憶部208に記憶されている。例えば、図9(a)は、利用者Aに関する区切テーブルを示し、利用者Aを識別する識別子「AAA」と、第1区切情報及び第2区切情報と、第1時間情報及び第2時間情報と、が登録されたデータ(テーブル)ある。ここで、時間情報の登録に関し、第3処理形態では第2処理形態とは異なる形態を採用している。すなわち、第3処理形態では、区切テーブルに関連付け、基本時間情報を記憶部に記憶し、この基本時間情報に対する割合を区切テーブルとして登録している。詳細には、基本時間情報として、第1処理時間「60分」及び第2処理時間「60分」を記憶するとともに、この第1処理時間及び第2処理時間に対する割合が区切テーブルに登録されている。具体的に、図9(a)では、第1区切情報「3分」に対応付けて、第1時間情報「80%」が登録されている。この場合、CPU202は、第1区切情報を検出した後、48分(基本時間情報と第1時間情報との積により算出)経過後に電源コントローラ300を制御し、画像提示装置114への電源の供給を再開する。また、第2区切情報「7分」に対応付けて、第2時間情報「120%」が登録されている。この場合、CPU202は、第2区切情報を検出した後、72分(算出方法については、第1時間情報と同じ)経過後に画像提示装置114への電源の供給を再開する。なお、第1時間情報及び第2時間情報の登録については、上述した図8と同一であるため、その説明を省略する。
利用者Aと同様に、利用者Bに対して図9(b)の区切テーブルが、また、利用者Cに対して図9(c)の区切テーブルが記憶部208に記憶されている。これら区切テーブルへの登録態様については、図9(a)と同一であり、その説明を省略する。
次に、CPU202によって実行される第3処理形態の処理フローについて、図10に基づき説明する。この処理を開始したCPU202は、制御ボックス200の操作部212を介して、記憶部208に記憶されている特定のコンテンツの再生(コンテンツデータ2082に対する再生処理の実行)が指示されたか否かを判断する(S300)。判断の結果、再生が指示されていない場合(S300:No)、CPU202は再生の指示が操作部212を介して入力されるまで待機する。これに対し、利用者が操作部212を介して再生を指示した場合(S300:Yes)、CPU202は、処理をS302に移行する。ここで、CPU202は、再生の指示とともに、再生の指示を入力した利用者の識別情報を、例えば、利用者が携帯しているICカードから、図4において描画していない識別子取得部を介してRAM206上に取得する。例えば、利用者Cが再生の指示を行っていた場合、CPU202は、利用者Cを識別する識別情報「CCC」を取得する。
S302でCPU202は、取得した識別情報を含む区切テーブルと、基本時間情報とを記憶部208から読み出す。例えば、S300で識別情報「CCC」を取得していた場合、CPU202は、記憶部208に記憶された図9(c)に記載の区切テーブルを読み出し、そこに登録された第1区切情報及び第1時間情報と、第2区切情報及び第2時間情報とをRAM206上に取得する。そして、CPU202は、S304〜S310の各処理を実行し、処理をS312に移行する。ここで、S304〜S310の各処理は、第2処理形態のS204〜S210(図7参照)の各処理に対応する処理(図5に示す第1処理形態のS102〜S108参照)であり、説明を省略する。なお、S308の処理は、S302で取得した利用者用の区切テーブル、上記例に基づけば、利用者Cの区切テーブルに登録された第1区切情報及び第2区切情報と、コンテンツデータ2082のタイムスタンプに基づき実行される。
S312でCPU202は、画像提示装置114への電源の供給の再開のタイミングを算出し、取得する。具体的算出方法については、図9の説明において記載したとおりであり、省略する。続けて、CPU202は、制御ボックス200の操作部を介して、再生再開の指示が入力されたか否かを判断する(S314)。ここで、この再生再開の操作は、次の点において好適である。そこで、この点について、上述の図6に関する記載に基づき具体的に説明する。利用者Cが第1区切情報の検出後、第1工程に関するコンテンツ画像の視聴に基づき第1工程を実施した場合、区切テーブルで設定された第1時間情報によって示される第1工程の指定時間は42分(基本時間情報60分×時間情報0.7(70%))であるところ、例えば、40分で作業を終えることがあり得る。かかる状況において、再生の再開の指定が行い得る構成は、作業終了を条件として、次の第2工程に関するコンテンツ画像の視聴を可能とし、効率的に製品の組立作業を進めることができる。
S314で、再生の再開の指示が入力された場合(S314:Yes)、CPU202は処理をS318に移行する一方、入力されていない場合(S314:No)、CPU202は、S312で、基本時間情報と、第1時間情報又は第2時間情報とに基づき算出した指定時間が経過したか否かを判断する(S316)。ここで、S316は、図7に示す第2処理形態のS212(図5に示す第1処理形態のS110)に対応する処理であり、説明を省略する。なお、指定時間が経過した場合(S316:Yes)、CPU202は処理をS318に移行する。
S318でCPU202は、区切テーブルに登録されている第1時間情報又は第2時間情報を、基本時間情報によって示される時間に対する、区切情報の検出から再生の再開が決定されるまでの時間の割合に更新(上書保存)する。詳細に説明すると、S314で再生の再開が指示された場合(S314:Yes)、基本時間情報によって示される時間に対する、区切情報検出から再生の再開指示の入力までの時間の割合を、新たな時間情報として更新登録する。例えば、利用者Cが、第1工程に関する組立作業を36分で終了し、再生再開の指示をその時点で入力したとすれば、CPU202は、利用者C用の区切テーブルに登録されている第1時間情報を「60%」に更新する。なお、指定時間経過による場合(S316:Yes)、CPU202は、現在の登録と同一の値を上書きする(この場合、上書きによる更新を行わない構成とすることもできる。)。
S318を修了後、CPU202はS320を実行する。S320は、図7に示す第2処理形態のS214(図5に示す第1処理形態のS112)に対応する処理であり、説明を省略する。なお、図10の処理を実行した場合のタイムチャート(図6(b)参照)については、上述した第1処理形態と同様であるため、その説明を省略する。
(第3処理形態による有利な効果)
第3処理形態による構成によれば、上記第1及び第2処理形態によって得られる有利な効果の他、次に記載の効果を得ることができる。
(1)HMD100を装着する利用者毎に区切テーブル(図9)を備え、基本時間情報とともに記憶部208に記憶させるとともに、CPU202は、コンテンツの再生指示とともに利用者識別情報を取得し(図10のS300)、取得した利用者に対応する区切テーブル及び基本時間情報に基づき、コンテンツの区切り検出(図10のS308:Yes)から、画像提示装置114への電源の供給再開までの指定時間を算出し、取得する(図10のS312)構成を採用した。これによれば、利用者毎に適正な指定時間を設定することができる。上述した例に基づけば、利用者の組立作業の熟練度に応じ、画像提示装置114への電源の供給再開と、コンテンツ画像の提示再開とを設定することができる。
(2)指定時間内のコンテンツの再生の再開を可能とし、制御ボックス200の操作部212を介して、再生再開の指示が入力された場合(図10のS314:Yes)、CPU202は、コンテンツの区切り検出(図10のS308:Yes)から、再生の再開指示の入力までに経過した時間を、新たに時間情報として新たに区切テーブルに登録する(図10のS318)構成を採用した。これによれば、利用者毎に適切な指定時間を設定することができる。上述した例に基づけば、利用者の組立作業の熟練度に応じ、利用者に対応する区切テーブルに登録されている時間情報を適切な値に更新することができる。
上記第1処理形態から第3処理形態の説明では、画像提示装置114への電源の供給の再開の条件となる指定時間の計測開始を、区切情報を検出した時点としたが、コンテンツデータ2082への再生処理の停止、又は、画像提示装置114への電源の遮断を条件として、計測を開始する構成とすることもできる。
(変形例)
上記第1〜第3処理形態において、コンテンツの区切りの検出(例えば、図5に示す第1処理形態のS106)は、コンテンツデータ2082にヘッダ情報として含まれる区切情報、又は、区切テーブルに登録された区切情報とコンテンツデータ2082を構成するコンテンツデータ本体に含まれるタイムスタンプ情報とに基づき行った。しかしながら、これとは異なる他の構成とすることもできる。以下、第1処理形態における構成を例として、図5に基づきその概略を説明する。
利用者が制御ボックス200の操作部212を介して、記憶部208に記憶されている特定のコンテンツの再生(コンテンツデータ2082に対する再生処理の実行)を指示した場合(S100:Yes)、CPU202は、記憶部208からコンテンツデータ2082をRAM206上に読み出し、RAM206に読み出したコンテンツデータ2082に対しレンダリング処理を実行し(S102)し、レンダリングによってコンテンツ画像を生成する。
ここで、コンテンツ画像が同一色である場合、これを区切りとして検出する構成とすることができる。詳細には、コンテンツ画像が、R(赤)G(緑)B(青)で表現されているとすれば、レンダリング処理によって「R=0,G=0,B=255」のコンテンツ画像が生成された場合、これをもってS106の判断を肯定(S106:Yes)する構成とすることができる。また、記憶部208に特定の画像を記憶しておき、これと同一(同等)のコンテンツ画像がレンダリング処理によって生成された場合、これをもってS106の判断を肯定(S106:Yes)する構成とすることができる。かかる構成によれば、コンテンツデータ2082に対応して区切情報を設定する必要がなくなる。
(a)〜(c)は、本発明の実施形態におけるHMDの外観を示す図 本発明の実施形態におけるHMDを装着した状態を示す図 本発明の実施形態におけるHMDの構成を示す図 本発明の実施形態におけるHMDに接続される制御ボックスの機能ブロックを示す図 本発明の実施形態における制御ボックスにおいて実行される第1処理形態による処理フローを示す図 (a)及び(b)は、本発明の実施形態におけるコンテンツデータの概要及びコンテンツデータの再生に関するタイムチャートを示す図 本発明の実施形態における制御ボックスにおいて実行される第2処理形態による処理フローを示す図 本発明の実施形態における制御ボックスにおいて実行される第2処理形態で利用される区切テーブルを示す図 (a)〜(c)は、本発明の実施形態における制御ボックスにおいて実行される第3処理形態で利用される区切テーブルを示す図 本発明の実施形態における制御ボックスにおいて実行される第3処理形態による処理フローを示す図
符号の説明
100 HMD
114 画像提示装置
200 制御ボックス
202 CPU
204 ROM
206 RAM
2082 コンテンツデータ
300 電源コントローラ

Claims (9)

  1. 利用者の眼に視認可能に画像を提示し、前記利用者に前記画像を認識させるヘッドマウントディスプレイであって、
    前記利用者の眼に、前記画像を提示する画像提示手段と、
    コンテンツデータを再生し、再生によって得られた画像が前記画像提示手段から提示されるよう制御する制御手段と、
    前記画像提示手段への電源の供給及び遮断を管理する電源管理手段と、
    前記制御手段により再生されている前記コンテンツデータによって示されるコンテンツの区切りを検出する検出手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により前記区切りが検出された場合、前記コンテンツデータの再生を停止し、
    前記電源管理手段は、前記検出手段により前記区切りが検出された場合、前記画像提示手段への電源を遮断することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 前記検出手段により前記区切りが検出された場合、前記区切り検出後の時間の経過を計測可能な計時手段を備え、
    前記コンテンツデータは、前記画像提示手段への電源が遮断された場合において電源の供給を再開する時間に関する時間情報を含み、
    前記電源管理手段は、前記計時手段により前記時間情報によって示される時間の経過が計測された場合、前記画像提示手段への電源の供給を再開し、
    前記制御手段は、前記電源管理手段により前記画像提示手段への電源の供給が再開された場合、前記コンテンツデータを、停止した位置から再生することを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  3. 前記検出手段により前記区切りが検出された場合、前記区切り検出後の時間の経過を計測可能な計時手段と、
    前記利用者を識別可能な識別子を取得する識別子取得手段と、を備え、
    前記電源管理手段は、前記利用者各々の識別子と、前記画像提示手段への電源が遮断された場合において電源の供給を再開する時間に関する時間情報と、を関連づけて登録したテーブルから、前記識別子取得手段により取得された識別子に関連付けられた時間情報を取得可能で、前記計時手段により前記時間情報によって示される時間の経過が計測された場合、前記画像提示手段への電源の供給を再開し、
    前記制御手段は、前記電源管理手段により前記画像提示手段への電源の供給が再開された場合、前記コンテンツデータを、停止した位置から再生することを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 前記検出手段により前記区切りが検出された場合において、前記ヘッドマウントディスプレイが備える入力インターフェースに入力される所定の指令を取得する指令取得手段を備え、
    前記電源管理手段は、前記指令取得手段により前記所定の指令が取得された場合、前記画像提示手段への電源の供給を再開し、
    前記制御手段は、前記電源管理手段により前記画像提示手段への電源の供給が再開された場合、前記コンテンツデータを、停止した位置から再生することを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5. 前記検出手段により前記区切りが検出された場合、前記区切り検出後の時間の経過を計測可能な計時手段と、
    前記検出手段により前記区切りが検出された場合において、前記ヘッドマウントディスプレイが備える入力インターフェースに入力される所定の指令を取得する指令取得手段と、
    前記利用者を識別可能な識別子を取得する識別子取得手段と、
    前記利用者各々の識別子と、前記画像提示手段への電源が遮断された場合において電源の供給を再開する時間に関する時間情報と、を関連づけて登録したテーブルと、
    前記識別子取得手段により前記識別子が取得され、前記指令取得手段により前記所定の指令が取得された場合において、前記テーブルに、前記指令取得手段が前記所定の指令を取得した時点で前記計時手段により計測されている経過した時間を、前記時間情報として、前記識別子取得手段により取得された前記識別子に関連付けて登録する登録手段と、を備え、
    前記電源管理手段は、前記テーブルから前記識別子取得手段により取得された識別子に関連付けて登録された時間情報を取得可能で、前記計時手段により前記時間情報によって示される時間の経過が計測された場合、及び、前記指令取得手段により前記所定の指令が取得された場合、前記画像提示手段への電源の供給を再開し、
    前記制御手段は、前記電源管理手段により前記画像提示手段への電源の供給が再開された場合、前記コンテンツデータを、停止した位置から再生することを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. 前記コンテンツデータは、前記コンテンツの区切りを示す区切情報を含み、
    前記検出手段は、前記制御手段により再生されている前記コンテンツデータから前記区切情報を検出可能で、前記区切情報を検出することにより、前記区切りを検出することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  7. 前記コンテンツデータは、特定の画像を示す特定データを含み、
    前記検出手段は、前記制御手段による前記特定データの再生を検出可能で、前記特定データの再生を検出することにより、前記区切りを検出することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  8. 前記検出手段は、前記コンテンツの区切りを示す区切情報を含む区切データから、前記区切情報を読み込み、読み込まれた前記区切情報にしたがい、前記区切りを検出することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  9. 前記ヘッドマウントディスプレイは、外光を透過し、外界像を視認可能なシースルー型であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
JP2008313795A 2008-12-10 2008-12-10 ヘッドマウントディスプレイ Pending JP2010139578A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008313795A JP2010139578A (ja) 2008-12-10 2008-12-10 ヘッドマウントディスプレイ
PCT/JP2009/006589 WO2010067552A1 (ja) 2008-12-10 2009-12-03 ヘッドマウントディスプレイ
US13/150,792 US20110227907A1 (en) 2008-12-10 2011-06-01 Head-mounted display

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008313795A JP2010139578A (ja) 2008-12-10 2008-12-10 ヘッドマウントディスプレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010139578A true JP2010139578A (ja) 2010-06-24

Family

ID=42242548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008313795A Pending JP2010139578A (ja) 2008-12-10 2008-12-10 ヘッドマウントディスプレイ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20110227907A1 (ja)
JP (1) JP2010139578A (ja)
WO (1) WO2010067552A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9860580B1 (en) * 2012-09-21 2018-01-02 Amazon Technologies, Inc. Presentation of streaming content
DE102014010342B4 (de) 2014-07-11 2017-11-23 Audi Ag Head-Mounted-Display für die Wiedergabe von filmischen Sequenzen
US10325560B1 (en) * 2017-11-17 2019-06-18 Rockwell Collins, Inc. Head wearable display device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178638A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Funai Electric Co Ltd 投射型映像表示装置
JP2007310003A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Fuji Xerox Co Ltd 電子看板用情報処理システム
JP2008141562A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Sharp Corp 映像表示装置,映像処理装置
JP2008167373A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Brother Ind Ltd 情報呈示装置
JP2008271413A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Olympus Corp 画像表示装置、撮像装置、処理プログラム、画像表示装置の制御方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07294844A (ja) * 1994-04-22 1995-11-10 Canon Inc 表示装置
JPH0845255A (ja) * 1994-08-03 1996-02-16 Sony Corp オーディオビデオシステムの制御方法
JP4689029B2 (ja) * 1999-11-29 2011-05-25 キヤノン株式会社 頭部装着型表示装置及びその制御方法及び制御プログラム
CN100541631C (zh) * 2003-05-12 2009-09-16 松下电器产业株式会社 记录设备、记录设备控制方法和系统lsi
JP4426918B2 (ja) * 2004-07-20 2010-03-03 オリンパス株式会社 情報表示システム
JP4725196B2 (ja) * 2005-05-31 2011-07-13 船井電機株式会社 テレビ受像機
JP4961984B2 (ja) * 2006-12-07 2012-06-27 ソニー株式会社 画像表示システム、表示装置、表示方法
US8307287B2 (en) * 2007-04-13 2012-11-06 Apple Inc. Heads-up-display for use in a media manipulation operation

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178638A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Funai Electric Co Ltd 投射型映像表示装置
JP2007310003A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Fuji Xerox Co Ltd 電子看板用情報処理システム
JP2008141562A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Sharp Corp 映像表示装置,映像処理装置
JP2008167373A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Brother Ind Ltd 情報呈示装置
JP2008271413A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Olympus Corp 画像表示装置、撮像装置、処理プログラム、画像表示装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010067552A1 (ja) 2010-06-17
US20110227907A1 (en) 2011-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5195537B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2011091789A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2010152443A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2016530600A (ja) 多ステップ仮想オブジェクト選択
JP2010066599A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
US20110316763A1 (en) Head-mounted display apparatus, image control method and image control program
JP2010139901A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP5212155B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
US20210263321A1 (en) Wearable smart optical system using hologram optical element
JP2008197205A (ja) 画像表示装置
JP2011067277A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2010085786A (ja) 頭部装着型表示装置
JP2010161152A (ja) 画像表示装置
JP2009086366A (ja) 光走査装置、光走査型画像表示装置及び網膜走査型画像表示装置
JP2011075951A (ja) 画像表示装置
JP2010067154A (ja) ヘッドマウントディスプレイ、情報閲覧システム及び管理サーバ
WO2010067552A1 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2008089931A (ja) 画像表示装置および画像サイズ変更方法
JP5353361B2 (ja) カラー画像表示装置
JP2011069978A (ja) 網膜走査型画像表示装置
JP4022921B2 (ja) 網膜走査表示装置
WO2010103995A1 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP5251813B2 (ja) 作業支援システム、ヘッドマウントディスプレイ及びプログラム
JP2012118291A (ja) 画像表示装置
JP5272813B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131029