JP2007178638A - 投射型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定のスケジュール通りに映像の表示を行うことによって、その映像に関連させて複数の発表者が行う発表などを好適に進行させることができる投射型映像表示装置を実現する。
【解決手段】ランプ3の点灯時間と消灯時間とが組み合わされてなるタイムテーブルに基づき、プロジェクタ100が、そのランプ3の点灯と消灯を切り替え、スクリーンSに映像を表示することと、非表示とすることとを切り替えるようにして、所定のスケジュール通りに映像の表示を行うことによって、その映像に関連させて複数の発表者が行う発表などを好適に進行させることを可能にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、投射型映像表示装置に関する。
従来、光源から出射された光をDMD等の光学素子により変調し、光学レンズを通してスクリーン上に投射することにより映像等を表示するプロジェクタなどの投射型映像表示装置が知られている。
このようなプロジェクタによる映像表示を行いつつ、複数の発表者が所定のスケジュールに従って様々な発表やプレゼンテーションを行うことがあった。
また、予め定められたタイムスケジュールに従って、プロジェクタを自動的に動作させて、映像をショーウィンドウなどに投射するウィンドウ・ディスプレイに関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数の番組からなる放映プログラムのスケジュールに沿って、ビデオテープの映像をスクリーンに投射するビデオシアターにおけるビデオプロジェクタに関する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、メモリーカードに記憶された処理プログラムに従って、スクリーンに投射し表示する映像を自動的に切り替えるように、プロジェクタを自動的に動作させることによって、ユーザの操作性を簡便化したプロジェクタに関する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−44627号公報 特開昭63−70304号公報 特開2000−267187号公報
しかしながら、上記従来技術におけるプロジェクタを用いて映像表示を行いつつ、複数の発表者が所定のスケジュールに従って様々な発表やプレゼンテーションを行う際に、各発表者がそれぞれの制限時間内に各自の発表を収めることができず、時間がずれ込むなどするために、予め定められたタイムスケジュール通りに発表などを進行させることが困難であるという問題があった。
また、上記特許文献1、特許文献2、特許文献3の場合、予め定められたスケジュールやプログラムに従って映像の表示を行うことはできるものの、予め定められたタイムスケジュール通りに、複数の発表者が行う発表などを進行させるという課題を解決することはできなかった。
本発明の目的は、所定のスケジュール通りに映像の表示を行うことによって、その映像に関連させて複数の発表者が行う発表などを好適に進行させることができる投射型映像表示装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、光源ランプが出力する光に基づきスクリーンに映像を投射して表示する投射型映像表示装置であって、前記スクリーンに映像を表示する所定のスケジュールに関するタイムテーブルを設定するタイムテーブル設定手段と、所定の外部機器で設定されたタイムテーブルの入力を受け付けるタイムテーブル入力手段と、前記タイムテーブル設定手段により設定されたタイムテーブル及び/又は前
記タイムテーブル入力手段に入力されたタイムテーブルを記憶する記憶手段と、複数の画像出力装置がそれぞれ出力する各画像データの入力を受け付ける画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段に入力される各画像データのうち、前記記憶手段に記憶されるタイムテーブルにおいて設定されている画像出力装置に対応する画像データに応じた映像を投射するように切り替える映像切替手段と、前記記憶手段に記憶されるタイムテーブルに基づき、前記光源ランプの点灯と消灯を切り替えるランプ制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、光源ランプが出力する光に基づきスクリーンに映像を投射して表示する投射型映像表示装置であって、前記スクリーンに映像を表示する所定のスケジュールに関するタイムテーブルを設定するタイムテーブル設定手段と、前記タイムテーブル設定手段により設定されたタイムテーブルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されるタイムテーブルに基づき、前記光源ランプの点灯と消灯を切り替えるランプ制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の投射型映像表示装置において、所定の外部機器で設定されたタイムテーブルの入力を受け付けるタイムテーブル入力手段を備え、前記タイムテーブル入力手段に入力されたタイムテーブルは前記記憶手段に記憶されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3に記載の投射型映像表示装置において、複数の画像出力装置がそれぞれ出力する各画像データの入力を受け付ける画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段に入力される各画像データのうち、前記記憶手段に記憶されるタイムテーブルにおいて設定されている画像出力装置に対応する画像データに応じた映像を投射するように切り替える映像切替手段と、を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の投射型映像表示装置において、前記記憶手段に記憶されるタイムテーブルにおいて、そのタイムテーブルに対して所定のタイトルメッセージが設定されている場合、前記タイトルメッセージをスクリーンに投射して表示する表示手段を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、投射型映像表示装置は、記憶手段に記憶される、所定のスケジュールに応じて設定されたタイムテーブルに基づいて光源ランプの点灯と消灯を切り替え、スクリーンに映像を表示することと、非表示とすることとを切り替えることができる。
つまり、投射型映像表示装置は、自動的に光源ランプのオン/オフ(点灯/消灯)を切り替えることによって、予め設定されたタイムテーブルに沿うように、所定のスケジュール通りに映像の表示、非表示を切り替えて、スケジュールに沿った映像の表示を行うことができる。
そして、投射型映像表示装置による映像表示を行いつつ、複数の発表者が発表などを行う際に、スクリーンに表示する映像を自動的に切り替えることができるので、発表者が発表を開始する際に光源ランプを点灯させたり、発表終了時に光源ランプを消灯させたりするような、投射型映像表示装置を操作する手間を省くことができる。
また、例えば、各発表者に与えられた発表時間である制限時間を経過した場合に、光源ランプが自動的かつ強制的に消灯して映像を非表示とすることにより、その発表を終了させることができるので、予定のスケジュール通りにその発表をスムーズに進行させることができる。
また、投射型映像表示装置は、スクリーンに映像を表示しない際に、光源ランプを消灯するので、電気エネルギーを節約することができる。
特に、投射型映像表示装置は、所定の外部機器で設定されたタイムテーブルの入力を受け付けて、そのタイムテーブルに関するデータを、記憶手段に記憶することができる。
つまり、投射型映像表示装置は、タイムテーブルに関するデータを作成する際に操作性のよいパーソナルコンピュータなどの外部機器を用いるとともに、その外部機器において設定されたタイムテーブルを記憶手段に記憶することができるので、より容易に様々なタイムテーブルを作成して設定することが可能になり、そのタイムテーブルを利用し、光源ランプのオン/オフ切り替え制御や、スクリーンにおける映像の表示/非表示切り替え制御を実行することができる。
また、投射型映像表示装置は、画像データ入力手段を介して投射型映像表示装置に接続される複数の画像出力装置がそれぞれ出力する各画像データのうち、タイムテーブルにおいて設定されている画像出力装置に対応する画像データに応じた映像を投射するように切り替えることができる。
つまり、投射型映像表示装置は、投射型映像表示装置に接続される複数の画像出力装置がそれぞれ出力する各画像データに応じた映像を、それぞれスクリーンに表示することができるとともに、タイムテーブルにおける設定に基づいて、何れの画像出力装置が出力する画像データに応じた映像をスクリーンに表示するかを自動的に選択するように切り替えることができるので、様々な映像をスクリーンに表示することが可能になるとともに、スクリーンにおける映像の表示切り替えを容易に行うことが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、投射型映像表示装置は、記憶手段に記憶される、所定のスケジュールに応じて設定されたタイムテーブルに基づいて光源ランプの点灯と消灯を切り替え、スクリーンに映像を表示することと、非表示とすることとを切り替えることができる。
つまり、投射型映像表示装置は、自動的に光源ランプのオン/オフ(点灯/消灯)を切り替えることによって、予め設定されたタイムテーブルに沿うように、所定のスケジュール通りに映像の表示、非表示を切り替えて、スケジュールに沿った映像の表示を行うことができる。
そして、投射型映像表示装置による映像表示を行いつつ、複数の発表者が発表などを行う際に、スクリーンに表示する映像を自動的に切り替えることができるので、発表者が発表を開始する際に光源ランプを点灯させたり、発表終了時に光源ランプを消灯させたりするような、投射型映像表示装置を操作する手間を省くことができる。
また、例えば、各発表者に与えられた発表時間である制限時間を経過した場合に、光源ランプが自動的かつ強制的に消灯して映像を非表示とすることにより、その発表を終了させることができるので、予定のスケジュール通りにその発表をスムーズに進行させることができる。
また、投射型映像表示装置は、スクリーンに映像を表示しない際に、光源ランプを消灯するので、電気エネルギーを節約することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、投射型映像表示装置は、所定の外部機器で設定されたタイムテーブルの入力を受け付けて、そのタイムテーブルに関するデータを、記憶手段に記憶することができる。
つまり、投射型映像表示装置は、タイムテーブルに関するデータを作成する際に操作性のよいパーソナルコンピュータなどの外部機器を用いるとともに、その外部機器において設定されたタイムテーブルを記憶手段に記憶することができるので、より容易に様々なタイムテーブルを作成して設定することが可能になり、そのタイムテーブルを利用し、光源ランプのオン/オフ切り替え制御や、スクリーンにおける映像の表示/非表示切り替え制御を実行することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、投射型映像表示装置は、画像データ入力手段を介して投射型映像表示装置に接続される複数の画像出力装置がそれぞれ出力する各画像データのうち、タイムテーブルにおいて設定されている画像出力装置に対応する画像データに応じた映像を投射するように切り替えることができる。
つまり、投射型映像表示装置は、投射型映像表示装置に接続される複数の画像出力装置がそれぞれ出力する各画像データに応じた映像を、それぞれスクリーンに表示することができるとともに、タイムテーブルにおける設定に基づいて、何れの画像出力装置が出力する画像データに応じた映像をスクリーンに表示するかを自動的に選択するように切り替えることができるので、様々な映像をスクリーンに表示することが可能になるとともに、スクリーンにおける映像の表示切り替えを容易に行うことが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、請求項2〜4のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、投射型映像表示装置は、記憶手段に記憶されるタイムテーブルに対して所定のタイトルメッセージが設定されている場合、そのタイトルメッセージをスクリーンに表示することができる。
よって、投射型映像表示装置は、表示する映像のタイトルや、映像表示の進行状態などについてのメッセージ等をスクリーンに表示することによって、発表などに関する映像表示のスケジュールの進行をよりスムーズにすることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明に係る投射型映像表示装置の実施の形態について詳細に説明する。なお、投射型映像表示装置は、パーソナルコンピュータやビデオ再生装置などから入力された画像データに基づき光学像を形成し、その形成した光学像を前方に設けられたスクリーンなどに拡大して投影することによって映像を表示する装置である。
図1は、本発明に係る投射型映像表示装置100(以下、プロジェクタ100)を示す斜視図であり、図2は、プロジェクタ100の要部構成を示すブロック図である。
プロジェクタ100は、図1、図2に示すように、画像データが入力される画像データ入力手段としての映像入力部1と、プロジェクタを操作するための複数の操作スイッチを有する操作部2と、高輝度の光を出射する光源ランプ3(以下、ランプ3)と、ランプ3から出射された光が入射されるDMD(Digital Micromirror Device)画像形成素子4(以下、DMD4)と、DMD4により反射された光が通過するレンズ5と、プロジェクタ100を操作するリモコン10と通信を行うための通信部7と、所定の外部機器11において設定された各種データが入力されるデータ入力部9と、プロジェクタの各種動作や処理を制御する制御部6等を備えている。
なお、ランプ3やDMD4、制御部6は、プロジェクタ100の筐体8の内部に収容されており、映像入力部1や操作部2、レンズ5、通信部7、データ入力部9は、筐体8の外面側に配設されている。
映像入力部1は、例えば、パーソナルコンピュータやビデオ再生装置等の画像出力装置と電気的に接続される端子などにより構成されており、スクリーンSに投射する映像の画像データが、映像入力部1に接続された画像出力装置から入力されるようになっている。そして、映像入力部1は、入力された画像データを制御部6へ出力する。
なお、映像入力部1は、複数の画像出力装置や機器と接続可能になっており、複数の画像出力装置がそれぞれ出力する各画像データの入力を受け付けるようになっている。
操作部2は、図1〜図3に示すように、プロジェクタの電源のオン/オフを切り替えるパワースイッチ21と、音声の出力を調整するボリュームスイッチ22と、各種メニュー
を表示するためのメニュースイッチ23と、スクリーンSに投射された映像の台形歪みを補正するための操作入力を行うキーストーンスイッチ24と、各種設定・入力を行うための上下左右スイッチ25と、所定のタイムテーブルに従って映像の表示/非表示を自動で切り替えるプレゼンテーション(発表)用の映像表示処理動作を実行させるプレゼンスイッチ26と、プレゼンテーション用の映像表示処理動作を実行中に映像の表示時間を延長させるための延長スイッチ27等を備えている。
なお、ボリュームスイッチ22は「+」スイッチ(upキー)及び「−」スイッチ(downキー)を有しており、キーストーンスイッチ24も図示しない「+」スイッチ及び「−」スイッチを有している。また、上下左右スイッチ25は上下左右方向に関する指示入力と、その中心部が押下されることによる確定や決定に関する指示入力を行うことが可能になっている。
そして、この操作部2における各種操作スイッチが押下されて入力された各種操作指示は、制御部6に出力される。
ランプ3は、例えば、メタルハライドランプや超高圧水銀ランプ等から構成されて高い輝度の光を出射する光源であり、プロジェクタ100が、離れた位置に設けられたスクリーンに、より鮮明な画像や映像を投影すべく高輝度の光を出力可能になっている。
DMD4は、複数のマイクロミラー素子により構成されている電子部品(光学素子)であり、例えば、CCDなどの撮像装置の画素に対応するように、静電吸着などによって駆動される複数の可動マイクロミラーをマトリクス状に配列したものである。そして、所定の映像出力機器から入力される画像データに基づいて各マイクロミラーを制御し、ランプ3から出射される光束の反射方向を変化させて、その光を光学変調することにより光学像を形成する。
レンズ5は、例えば、ズームレンズ等により構成され、DMD4によって変調されてレンズ5側に反射された光(光学像)を集光してスクリーンSに向けて拡大投影するものである。そして、DMD4によってレンズ5側に反射された光束のみがスクリーンS上に到達し、スクリーンSに光学像が投射・投影される。
通信部7は、リモコン10と所定の信号の送受信を行うことにより、プロジェクタ100とリモコン10の間で各種データの授受を行う。
例えば、通信部7は、リモコン10から送信されるプロジェクタの操作に関する各種信号を受信し、その受信した各種信号を制御部6に送出する。
また、通信部7は、プロジェクタ100の制御部6がリモコン10に向けて出力する各種信号を、リモコン10に対して発信する。
リモコン10は、プロジェクタ100を離間した位置から操作するための操作装置であり、操作部2が有する各種操作スイッチと同様のスイッチやキーを備えている。
データ入力部9は、パーソナルコンピュータなどの外部機器11において設定されたタイムテーブルに関するデータの入力を受け付けるタイムテーブル入力手段として機能し、入力されたタイムテーブルに関するデータを制御部6へ出力する。
制御部6は、例えば、半導体集積回路等により構成され、映像入力部1から入力された画像データに基づく映像をスクリーンSに投射させるために、プロジェクタ100の各部を制御する。
制御部6は、図2に示すように、CPU61、RAM62、記憶手段としての記憶部63等を備えている。
CPU61は、記憶部63に格納された処理プログラムや各種データ等を読み出して、RAM62に展開して実行することにより、プロジェクタ100全体の制御を行う。
RAM62は、CPU61により実行される処理プログラム等をRAM62内のプログラム格納領域に展開するとともに、操作部2などから入力される操作指示データや、上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をワークエリアに格納する。
記憶部63は、例えば、半導体メモリ等で構成されている記録媒体(図示省略)を有しており、この記録媒体には予めプログラムやデータ等が記憶されている。
そして、記憶部63は、CPU61がプロジェクタ100全体を制御する機能を実現させるための各種データ、各種処理プログラム、これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部63は、例えば、図2に示すように、タイムテーブルデータ63a、タイムテーブル設定プログラム63b、映像切替プログラム63c、ランプ制御プログラム63d、OSD表示(On Screen Display)に関するOSD
データ63e、投射プログラム63f、OSD表示プログラム63g、操作指示実行プログラム63h等を格納している。
タイムテーブルデータ63aは、例えば、ランプ3を点灯させる点灯時間とランプ3を消灯させる消灯時間とが組み合わされてなる、ランプ3の点灯と消灯を切り替えるためのタイムテーブルに関するデータであり、プロジェクタ100が映像の表示/非表示を自動で切り替えるプレゼンテーション(発表)用の映像表示処理動作を実行する際にランプ3の点灯と消灯を自動的に切り替えるタイミングの基準とするデータである。
タイムテーブルデータ63aは、予め設定されたランプ3の点灯時間と消灯時間とが組み合わされてなる基本タイムテーブルと、その基本タイムテーブルにおける点灯時間や消灯時間を変更して設定した、ユーザが所望するタイムテーブル等を有している。
また、タイムテーブルデータ63aは、映像入力部1に接続されている複数の画像出力装置における、何れの装置が出力した画像・映像をスクリーンSに表示するかを切り替えるための入力映像切替データを有している。
また、タイムテーブルデータ63aは、そのタイムテーブルに対して所定のタイトルメッセージが設定されている場合、そのタイムテーブルに対応付けられたタイトルメッセージに関するデータ(例えば、文字データ)を有している。
タイムテーブル設定プログラム63bは、例えば、操作部2やリモコン10の操作スイッチが操作されて入力されたタイムテーブルに関するデータを、記憶部63に記憶させる機能をCPU61に実現させるプログラムである。
また、タイムテーブル設定プログラム63bは、例えば、データ入力部9を介して入力されたタイムテーブルに関するデータを、記憶部63に記憶させる機能をCPU61に実現させるプログラムである。
映像切替プログラム63cは、例えば、映像入力部1に入力される複数の画像データのうち、記憶部63に記憶されるタイムテーブルにおいて設定されている入力映像切替データによって特定される画像出力装置が出力する画像データに応じた映像をスクリーンSに表示するように切り替える機能をCPU61に実現させるプログラムである。
ランプ制御プログラム63dは、例えば、記憶部63に記憶されるタイムテーブルに基づき、ランプ3の点灯と消灯を切り替える制御をCPU61に実現させるプログラムである。
OSDデータ63eは、例えば、映像入力部1を介して入力される画像データに基づく映像に重ね合わせてスクリーンSに投射表示されるOSD画像のデータを含んでいる。こ
のOSD画像データとしては、操作部2の各種操作スイッチに対応する操作指示に関連つけられたアイコンデータや操作メニュー画面データ、タイムテーブル設定画面データやタイムテーブル表示画面データ等がある。
投射プログラム63fは、例えば、DMD4等を制御することにより、映像入力部1から入力された画像データに基づく映像をスクリーンSに投射する機能をCPU61に実現させるプログラムである。より具体的には、投射プログラム63fは、映像入力部1から画像データが入力される場合にはその画像データに基づく映像をスクリーンSに投射させて表示し、映像入力部1から画像データの入力がない場合には、例えば、スクリーンSの映像表示領域に待機画面である青色画面等を投射させて表示する機能をCPU61に実現させるプログラムである。
OSD表示プログラム63gは、例えば、操作スイッチが操作された際に、スクリーンSに表示される画像データに基づく映像に、その操作された操作スイッチに対応するOSD画像データに基づくOSD画像を重ね合わせて投射表示させる機能をCPU61に実現させるプログラムである。
また、OSD表示プログラム63gは、例えば、タイムテーブルデータ63aに、そのタイムテーブルに対応付けられたタイトルメッセージに関するデータが含まれる場合、そのタイトルメッセージに関するデータ(例えば、文字データ)に基づく画像(例えば、タイトル文字)を、スクリーンSに投射表示させる機能をCPU61に実現させるプログラムである。
操作指示実行プログラム63hは、例えば、操作部2やリモコン10の操作スイッチが操作された場合に、その操作スイッチに割り当てられた所定の処理を実行させる機能をCPU61に実現させるプログラムである。
例えば、操作指示実行プログラム63hは、例えば、上下左右スイッチ25などが操作されたことによって、記憶部63に記憶される基本タイムテーブルにおける点灯時間と消灯時間の少なくとも一方を変更し、所望するタイムテーブルを設定する機能をCPU61に実現させるプログラムである。
また、操作指示実行プログラム63hは、例えば、プレゼンスイッチ26が操作されたことによって、ランプ制御プログラム63dに基づく制御をCPU61に実現させるプログラムである。
また、操作指示実行プログラム63hは、例えば、延長スイッチ27が操作されたことによって、ランプ制御プログラム63dに基づく制御の実行中、ランプ3の点灯時間を1分間延長させる制御をCPU61に実現させるプログラムである。
そして、制御部6は、CPU61が投射プログラム63fを実行することにより、映像入力部1から入力された画像データに基づく映像をスクリーンSに投射して表示する映像表示制御手段として機能する。
また、制御部6は、CPU61がOSD表示プログラム63gを実行することにより、操作部2やリモコン10の操作スイッチに操作指示が入力されたことに伴い、スクリーンSに表示される映像の一部に、その操作スイッチに対応する操作指示に関するOSDデータ63cのOSD画像データに基づくOSD画像を重ね合わせて投射表示するOSD画像表示制御手段として機能する。
また、制御部6は、CPU61がOSD表示プログラム63gを実行することにより、タイムテーブルデータ63aに含まれているタイトルメッセージに関するデータ(例えば、文字データ)に基づく画像(例えば、タイトル文字)を、スクリーンSに投射表示させる表示手段として機能する。
また、制御部6は、CPU61がタイムテーブル設定プログラム63bを実行することにより、操作部2やリモコン10の操作スイッチが操作されて入力されたタイムテーブルに関するデータや、データ入力部9を介して入力されたタイムテーブルに関するデータを、記憶部63に記憶させて設定するタイムテーブル設定手段として機能する。
特に、タイムテーブル設定手段としての制御部6は、CPU61が操作指示実行プログラム63hを実行することにより、例えば、タイムテーブル設定手段の一部である操作スイッチの上下左右スイッチ25などが操作されたことによって、記憶部63に記憶される基本タイムテーブルにおける点灯時間と消灯時間の少なくとも一方が変更されたタイムテーブルを記憶部63に記憶させて設定するタイムテーブル設定手段として機能する。
また、制御部6は、CPU61が映像切替プログラム63cを実行することにより、映像入力部1に入力される複数の画像データのうち、記憶部63に記憶されるタイムテーブルデータ63aにおいて設定されている入力映像切替データによって特定される画像出力装置が出力する画像データに応じた映像をスクリーンSに表示するように切り替える映像切替手段として機能する。
また、制御部6は、CPU61がランプ制御プログラム63dを実行することにより、記憶部63に記憶されるタイムテーブルに基づき、ランプ3の点灯と消灯を切り替えて、スクリーンSに投射する映像の表示/非表示を切り替えるランプ制御手段として機能する。
また、制御部6は、CPU61が操作指示実行プログラム63hを実行することにより、例えば、プレゼンスイッチ26が操作されたことによって、ランプ制御プログラム63dに基づく制御(ランプ制御手段)を実行させるように機能する。
また、制御部6は、CPU61が操作指示実行プログラム63hを実行することにより、例えば、延長スイッチ27が1回押下され、操作されたことによって、ランプ制御プログラム63dに基づく制御(ランプ制御手段)の実行中、ランプ3の点灯時間を1分間延長させる制御を実行させるように機能する。なお、ランプ3は一旦消灯した後、再点灯可能となるまでに約1分間かかるので、ランプ3が消灯するインターバルのタイミング(後述する「開始時間」)が少なくとも1分間となるように、そのランプ3の点灯時間を延長する処理を施すようになっている。つまり、ランプ3が消灯するインターバルのタイミングである消灯時間を1分間確保するように、その消灯時間を削り点灯時間に充てる処理を施し、ランプ3が点灯を開始する時間はずらさないようになっている。
また、制御部6は、CPU61が操作指示実行プログラム63hを実行することにより、例えば、操作部2やリモコン10のボリュームスイッチ22が押下されて操作指示が入力されたことに伴い、音声の出力を増減する調整を行う。
また、制御部6は、CPU61が操作指示実行プログラム63hを実行することにより、例えば、操作部2やリモコン10のキーストーンスイッチ24が押下されて操作指示が入力されたことに伴い、スクリーンS上に投射される映像の表示領域の台形歪みを補正して、スクリーンS上に投射される映像画面が略長方形状になるように補正処理を行う。
また、制御部6は、CPU61が操作指示実行プログラム63hを実行することにより、例えば、操作部2やリモコン10のメニュースイッチ23が押下されて操作指示が入力されたことに伴い、スクリーンS上に投射される映像の一部に、プロジェクタの操作・設定などに関する各種メニューを表示する処理を行う。
次に、プロジェクタ100において、所望するタイムテーブルを設定する処理について説明する。
なお、本実施の形態においては、プロジェクタ100に接続されるパーソナルコンピュータを操作することにより、タイムテーブルを設定する処理について説明する。
まず、プロジェクタ100とデータ入力部9のUSBなどを介して接続されるパーソナルコンピュータ(外部機器11)におけるディスプレイなどの表示部に、図4に示すような、タイムテーブル設定・表示画面Gを表示する。
図4に示すように、タイムテーブル設定・表示画面Gには、Schedule1からSchedule5に対し、それぞれ「登録」、「動作」、「入力」、「開始時間」、「点灯時間」、「Message」に関する設定条件入力欄R1〜R6が設けられている。
また、タイムテーブル設定・表示画面Gには登録キーX、取り込みキーYが設けられている。この登録キーXをポインタPで指示しつつクリックするなどして、そのキー操作を実行すると、パーソナルコンピュータ11のタイムテーブル設定・表示画面Gにおいて設定されたタイムテーブルに関するデータをプロジェクタ100の制御部6に出力して登録するようになっている。また、取り込みキーYをポインタPで指示しつつクリックするなどして、そのキー操作を実行すると、プロジェクタ100の制御部6に登録、記憶されているタイムテーブルに関するデータをパーソナルコンピュータ11側に取り込み、パーソナルコンピュータ11の表示部にタイムテーブル設定・表示画面として表示させ、タイムテーブルデータの変更、修正を可能にするようになっている。
そして、パーソナルコンピュータ11のマウスやキーボードを操作して、ポインタPにより所望する設定条件入力欄を指示し、その設定条件入力欄に対して設定条件を入力することができる状態とするとともに、マウスやキーボードを操作することによって、その入力欄に所望する設定条件を入力する。
なお、このタイムテーブル設定・表示画面Gに対して、記憶部63に記憶される基本タイムテーブルに基づき、各スケジュール(Schedule)毎に、「動作」は“開始”、「入力」は“Computer”、ランプ3の消灯時間である「開始時間」が“10分”、「点灯時間」が“10分”、と予め設定されている。
そして、例えば、「登録」に関する設定条件入力欄R1に対しては、入力欄R1をポインタPで指示しつつクリックするなどしてチェックマークを入力することにより、そのスケジュール(Schedule)がタイムテーブルに対して有効なスケジュールであるものと設定する(図5参照)。
また、「動作」に関する設定条件入力欄R2に対しては、入力欄R2をポインタPで指示しつつクリックするなどすると、設定条件入力欄R2には、“終了”と“開始”と“入力”とが順に切り替えられるように表示され、「動作」に関する“終了”または“開始”や“入力”の設定条件が入力設定される(図5参照)。
なお、各Scheduleにおける「動作」に関する設定条件が“終了”と設定されている場合、そのスケジュールは実行されず、映像は表示されない。また、各Scheduleにおける「動作」に関する設定条件が“開始” と設定されている場合、そのスケジュールは実行され
、所定の画像出力装置からの映像をスクリーンSに表示するようになっている。
また、各Scheduleにおける「動作」に関する設定条件が“入力”と設定されている場合、“開始”と設定されているScheduleに継続するように、異なる画像出力装置からの画像データの入力に切り替えて、切り替えた装置から出力された映像をスクリーンSに表示するようになっている。
また、「入力」に関する設定条件入力欄R3に対しては、入力欄R3をポインタPで指示しつつクリックするなどすると、設定条件入力欄R3には、“Computer”と“S-Video
”が順に切り替えられるように表示され、「入力」に関する“Computer”または“S-Video”の設定条件が入力設定される(図5参照)。
なお、各Scheduleにおける「入力」に関する設定条件が“Computer”と設定されている場合、映像入力部1に接続されている画像出力装置である“Computer”が出力する画像データに応じた映像を表示し、また、各Scheduleにおける「入力」に関する設定条件が“S-Video”と設定されている場合、映像入力部1に接続されている画像出力装置である“S-V
ideo”が出力する画像データに応じた映像を表示するように切り替えるようになっている。
つまり、「入力」に関する設定条件“Computer”や“S-Video”が、入力映像切替デー
タとなっている。
また、「開始時間」や「点灯時間」に関する設定条件入力欄R4、R5に対しては、任意の数値を入力可能になっており、キーボードを操作してそれぞれの設定条件入力欄R4、R5に動作時間に関する数値(分、min)を入力設定する(図5参照)。
なお、「開始時間」は、前回(1つ前のSchedule)のランプ3の消灯後(Schedule1の場合は、スケジュール(タイムテーブル)の登録後、そのスケジュール、タイムテーブルに基づく映像の表示制御(ランプ3のオン/オフ制御)実行開始後)、何分後にランプ3の点灯を開始するかに関する設定(何分間、映像を非表示とするかに関する設定)であり、「点灯時間」はランプ3を点灯し続けるなどし、スクリーンSに映像を表示し続ける時間に関する設定である。
つまり、「開始時間」は先の映像表示と次の映像表示との間である、スクリーンSに映像を表示しないインターバルに関する時間であり、「点灯時間」は、スクリーンSに映像を表示する時間である。
また、「Message」に関する設定条件入力欄R6に対しては、そのスケジュール(Schedule)に応じた任意のタイトル文を入力可能になっており、プレゼンテーションの発表者
名や、開会・閉会、休憩などの所望するタイトル文や語句・文字をキーボードを操作して入力し設定する(図5参照)。なお、「Message」に関する設定条件“発表者 田中”(Schedule1)や“発表者 佐藤”(Schedule2)や“発表者 山田”(Schedule4)が、
タイトルメッセージに関するデータとなっている。
そして、ランプ3の「点灯時間」や「開始時間(消灯時間)」が変更されて、「Message」等が入力されて設定されたタイムテーブル(図5参照)は記憶部63に記憶される。
そして、図5に示す、タイムテーブル設定・表示画面Gにおいて設定されたタイムテーブルでは、Schedule1からSchedule4の「動作」が“開始”及び“入力”と設定され、また、Schedule5の「動作」が“終了”と設定されているので、Schedule1からSchedule4における設定を実行することになっている。
このSchedule1からSchedule4に関するスケジュール(タイムテーブル)の登録後、プレゼンスイッチ26が押下されて、映像の表示制御が開始されると、10分間のインターバル後にSchedule1に対応してランプ3が点灯される。
そして、図6(a)に示すように、Schedule1の「Message」に設定された「発表者
田中」という画像がスクリーンSに3秒間表示された後、図6(b)に示すように、Schedule1に関する映像の表示がスタートし、スクリーンSに20分間映像が表示される。このSchedule1における映像は、画像出力装置である“Computer”が出力した画像データによるものである。
また、スクリーンSに19分間映像が表示された際に、図6(c)に示すように、“Computer”が出力した映像に重ねるように、スクリーンSの隅に「終了1分前」とのメッセージが表示される。
そして、20分間の映像の表示終了後にランプ3が消灯され、映像が非表示に切り替えられる。なお、ランプ3を消灯する前に、スクリーンSに3秒間「発表終了」という画像を表示するようにしてもよい(Schedule1)。
次いで、Schedule1におけるランプ3の消灯後、5分間のインターバル後にSchedule2に対応してランプ3が点灯され、スクリーンSにまず10分間、画像出力装置である“S-Video”が出力した画像データによる映像が表示される。そして、10分後に「入力」の
設定が“S-Video”から“Computer”に切り替わることにより、スクリーンSに10分間
、画像出力装置である“Computer”が出力した画像データによる映像が表示される。
そして、計20分間の表示終了後にランプ3が消灯され、映像が非表示に切り替えられる(Schedule2)。
なお、発表開始前の「発表者 佐藤」という画像表示や、「終了1分前」とのメッセージ表示や、「発表終了」という画像表示は、Schedule1と同様に行われる。
次いで、Schedule2におけるランプ3の消灯後、5分間のインターバル後にSchedule3に対応してランプ3が点灯され、スクリーンSに20分間、画像出力装置である“Computer”が出力した画像データによる映像が表示される。
そして、20分間の映像の表示終了後にランプ3が消灯され、映像が非表示に切り替えられる(Schedule3)。
なお、発表開始前の「発表者 山田」という画像表示や、「終了1分前」とのメッセージ表示や、「発表終了」という画像表示は、Schedule1と同様に行われる。
つまり、図5に示すこのタイムテーブル設定・表示画面Gにおいて設定されているタイムテーブルに対応するランプ3のオン/オフ制御(映像の表示/非表示制御)を実行すると、以下のような映像の表示/非表示が実行される。
Schedule1(発表者 田中)、Schedule2とSchedule3(発表者 山田)、Schedule4(発表者 佐藤)、における映像の表示時間である「点灯時間」は、それぞれ20分間であるので、20分間ランプ3が点灯されて映像がスクリーンSに表示される。
そして、Schedule1とSchedule2の間、Schedule3とSchedule4の間における、映像非表示のインターバル時間である「開始時間」は5分であるので、各インターバル時間では、ランプ3を消灯することによって、スクリーンSにおける映像を非表示に切り替える。
なお、Schedule2とSchedule3は、2つの画像出力装置(Computer、S-Video)を使用
する“発表者 山田”の発表時間(制限時間)であり、1組のScheduleとして扱われるので、1組であるSchedule2とSchedule3の間は、「入力」が“S-Video”から“Computer
”に切り替わる際に映像の表示が途切れないように、インターバルは0分(「開始時間」未設定)となっている。
なお、プロジェクタ100において、所定のタイムテーブル設定・表示画面をスクリーンSにOSD表示するとともに、操作部2やリモコン10の操作スイッチを操作して、そのタイムテーブル設定・表示画面に基づきタイムテーブルを設定することも可能である。
そのタイムテーブル設定処理は、前述のパーソナルコンピュータを操作することによるタイムテーブル設定処理と同様の操作、処理であるので、説明は省略する。
次に、プロジェクタ100が所定のタイムテーブルに従ってランプ3のオン/オフ(映像の表示/非表示)を切り替えるランプ制御を実行する際の動作処理の一例について、図7に示すフローチャートに基づき説明する。
まず、制御部6は、プレゼンスイッチ26が押下されたか否かを判断し(ステップS101)、制御部6が、プレゼンスイッチ26が押下されたと判断すると(ステップS101;Yes)、制御部6は、プロジェクタ100に、所定のタイムテーブルに基づき、ランプ3の点灯と消灯を切り替えて、スクリーンSに投射する映像の表示/非表示を切り替えるランプ制御を実行させる。
そして、制御部6は、タイムテーブルにおける所定のスケジュールに対応する開始時間に達したか否か(所定のスケジュールに対応する点灯時刻となったか否か)を判断し(ステップS102)、制御部6が、開始時間に達した(点灯時刻になった)と判断すると(ステップS102;Yes)、制御部6は、タイムテーブルにおいて、「Message」デー
タが有るか否かを判断する(ステップS103)。
制御部6が、「Message」データが有ると判断すると(ステップS103;Yes)、
制御部6はランプ3を点灯し、その「Message」(例えば、「発表者 田中」)をスクリ
ーンSに3秒間表示し(ステップS104)、ステップS105へ進む。
一方、制御部6が、「Message」データが無いと判断すると(ステップS103;No
)、制御部6はランプ3を点灯し、スクリーンSに所定の映像を表示する(ステップS105)。
次いで、制御部6は、延長スイッチ27が押下されたか否かを判断する(ステップS106)。
制御部6が、延長スイッチ27が押下されたと判断すると(ステップS106;Yes)、制御部6は、ランプ点灯時間を1分間延長する処理を施し(ステップS107)、ステップS108へ進む。
一方、制御部6が、延長スイッチ27は押下されていないと判断すると(ステップS106;No)、ステップS108へ進む。
なお、このプロジェクタ100におけるランプ制御処理においては、タイムテーブルを構成する各スケジュールにおいてランプ3が点灯を開始する時間が変わらないように、ランプ3が消灯する時間を削り、延長されるランプ点灯時間に充てるようになっている。つまり、タイムテーブルにおける各スケジュールに対応するプレゼンテーションや発表の開始時間は変わらず、そのプレゼンテーションや発表の進行を妨げないようになっている。
また、ランプ3は一旦消灯した後、再点灯可能となるまでに約1分間かかるので、ランプ3が消灯するインターバルのタイミングが少なくとも1分間となるように、点灯時間は延長される。つまり、ランプ3が消灯するプレゼンテーションや発表の間のインターバルが5分間ある場合、点灯時間の延長は最大4分間とし、ランプ消灯時間を1分間とするようになっている。
ステップS108において、制御部6は、タイムテーブルにおける次のスケジュールの「動作」が“入力”であるか否かを判断する(ステップS108)。
制御部6が、次のスケジュールの「動作」が“入力”であると判断すると(ステップS108;Yes)、ステップS105に戻り、“入力”の対象である画像出力装置(Computer、S-Videoなど)を切り替えた映像の表示を行う。
一方、制御部6が、次のスケジュールの「動作」が“入力”でないと判断すると(ステップS108;No)、制御部6は、「点灯時間」が終了する「終了1分前」であるか否かを判断し(ステップS109)、制御部6が、「終了1分前」であると判断すると(ステップS109;Yes)、制御部6は、スクリーンSに表示される映像に重ねるように、スクリーンSの隅に「終了1分前」とのメッセージを表示する(ステップS110)。
次いで、制御部6は、タイムテーブルにおける所定のスケジュールに対応する点灯時間を経過したか否か(所定のスケジュールに対応する消灯時刻となったか否か)を判断する(ステップS111)。
制御部6が、点灯時間を経過していない(消灯時刻になっていない)と判断すると(ステップS111;No)、ステップS105に戻る。
一方、制御部6が、点灯時間を経過した(消灯時刻になった)と判断すると(ステップS111;Yes)、制御部6は、スクリーンSに「発表終了」とのメッセージを3秒間表示する(ステップS112)。
そして、制御部6は、ランプ3を消灯し、スクリーンSに対する映像を非表示とする(ステップS113)。
次いで、制御部6は、所定のタイムテーブルにおける全てのスケジュールを終了したか否かを判断する(ステップS114)。
制御部6が、所定のタイムテーブルにおける全てのスケジュールを終了していないと判断すると(ステップS114;No)、ステップS102に戻り、所定のタイムテーブルにおける次のスケジュールに関する処理に移行する。
一方、制御部6が、所定のタイムテーブルにおける全てのスケジュールを終了したと判断すると(ステップS114;Yes)、制御部6は、このタイムテーブルに関するデータを消去し(ステップS115)、このランプ制御処理を終了する。
このように、本発明に係るプロジェクタ100は、記憶部63に記憶される所定のタイムテーブルに基づき、ランプ3の点灯と消灯を自動的に切り替えて、スクリーンSに投射する映像の表示/非表示を自動的に切り替えることができる。
つまり、プロジェクタ100による映像表示を行いつつ、複数の発表者がプレゼンテーション(発表)を行うそれぞれのスケジュールに応じて、スクリーンSに映像を表示するためにランプ3を点灯させる「点灯時間」と、スケジュール毎に発表者が入れ替わるインターバル時間にランプを消灯させる「開始時間」とが組み合わされてなるタイムテーブルを予め設定しておくことにより、各発表者がプレゼンテーションを行う際に表示する映像を自動的に切り替えることができるので、発表者が発表を開始する際にランプ3を点灯させたり、発表終了時にランプ3を消灯させたりするような、プロジェクタ100を操作する手間を省くことができる。また、予め設定されたタイムテーブルに沿うように、プロジェクタ100は所定のスケジュール通りに映像の表示を行うことができる。
そして、例えば、各発表者に与えられた発表時間である制限時間(「点灯時間」)を経過した場合に、ランプ3が消灯することにより、そのプレゼンテーション(発表)を強制的に終了させることができるので、予定のスケジュール通りにその発表をスムーズに進行させることができる。
更に、発表者が入れ替わるインターバルでは、ランプ3を消灯することにより、電気エネルギーを節約することができる。
また、各発表者は、その制限時間内にプレゼンテーションを行うことになるので、制限時間内に行った発表内容に基づいて公平な審査を受けやすくなるメリットがある。
特に、プロジェクタ100は、予め記憶部63に、基本タイムテーブルを有しているので、その基本タイムテーブルに沿ったスケジュールに従う映像の表示を行うことができるとともに、その基本タイムテーブルにおけるランプ3の点灯時間や消灯時間(開始時間)を必要に応じて変更することにより所望するタイムテーブルを容易に作成し設定することができる。
つまり、発表者の人数や、各発表時間が異なるような場合でも、基本タイムテーブルに基づき所望するタイムテーブルを設定することによって、プロジェクタ100は、様々なスケジュールに対応する映像表示を行うことができる。
また、プロジェクタ100は、所定の外部機器11であるパーソナルコンピュータ11において設定されたタイムテーブルの入力を受け付けて、そのタイムテーブルを記憶部63に記憶することができるので、タイムテーブルなどのデータを作成する操作性のよいパーソナルコンピュータ11において、様々なタイムテーブルを容易に作成、設定し、そのタイムテーブルを利用し、ランプ3のオン/オフ制御、映像の表示/非表示制御を実行することができる。
また、このプロジェクタ100は、タイムテーブルにおいてタイトルメッセージなどの「Message」データが設定されている場合、映像の表示に関連付けて、その「Message」をスクリーンSに表示することや、発表の終了等に関する警告メッセージや告知メッセージ(例えば、「終了1分前」、「発表終了」などのメッセージ)等の画像、文字情報をスクリーンSに表示することができるので、発表の進行をよりスムーズにすることが可能になる。
また、このプロジェクタ100は、その発表時間であるランプ3の点灯時間を延長する機能を有しているが、その延長処理は次の発表を始める開始時間をずらすことのない範囲で、ランプ3の点灯時間、映像の表示時間を延長するようになっているので、その後の発表者の発表を妨げることなくスケジュールを進行させることができる。
なお、以上の実施の形態においては、タイムテーブルにおけるスケジュールの数は5個の場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、タイムテーブルに設定することができるスケジュールの数は任意であり、また、ランプ3の点灯時間や消灯時間も任意である。
また、映像入力部1に接続される画像出力装置は、パーソナルコンピュータやビデオ再生装置に限られず、例えば、テレビやDVD再生装置など、映像や画像に関するデータを出力可能な装置・機器であれば、任意のものであってよい。
また、外部機器11もパーソナルコンピュータに限らず、データ作成可能な任意の電子機器などであってもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明に係るプロジェクタを示す斜視図である。 本発明に係るプロジェクタの要部構成を示すブロック図である。 プロジェクタの操作部を示す正面図である。 タイムテーブルに関する表示画面の一例を示す説明図である。 タイムテーブルに関する表示画面の一例を示す説明図である。 スクリーンに表示される映像の一例を示す説明図であり、発表開始前のメッセージ表示例(a)、所定の映像表示例(b)、発表終了前のメッセージ表示例(c)である。 タイムテーブルに従って、プロジェクタがランプのオン/オフを切り替える動作処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 映像入力部(画像データ入力手段)
2 操作部
25 上下左右スイッチ
26 プレゼンスイッチ
27 延長スイッチ
3 ランプ(光源ランプ)
4 DMD
5 レンズ
6 制御部(タイムテーブル設定手段、映像切替手段、ランプ制御手段、表示手段)
61 CPU
62 RAM
63 記憶部(記憶手段)
63a タイムテーブルデータ
63b タイムテーブル設定プログラム
63c 映像切替プログラム
63d ランプ制御プログラム
63h 操作指示実行プログラム
7 通信部
9 データ入力部(タイムテーブル入力手段)
10 リモコン
11 外部機器
100 プロジェクタ(投射型映像表示装置)
G タイムテーブル設定・表示画面
R1〜R6 設定条件入力欄
S スクリーン

Claims (5)

  1. 光源ランプが出力する光に基づきスクリーンに映像を投射して表示する投射型映像表示装置であって、
    前記スクリーンに映像を表示する所定のスケジュールに関するタイムテーブルを設定するタイムテーブル設定手段と、
    所定の外部機器で設定されたタイムテーブルの入力を受け付けるタイムテーブル入力手段と、
    前記タイムテーブル設定手段により設定されたタイムテーブル及び/又は前記タイムテーブル入力手段に入力されたタイムテーブルを記憶する記憶手段と、
    複数の画像出力装置がそれぞれ出力する各画像データの入力を受け付ける画像データ入力手段と、
    前記画像データ入力手段に入力される各画像データのうち、前記記憶手段に記憶されるタイムテーブルにおいて設定されている画像出力装置に対応する画像データに応じた映像を投射するように切り替える映像切替手段と、
    前記記憶手段に記憶されるタイムテーブルに基づき、前記光源ランプの点灯と消灯を切り替えるランプ制御手段と、
    を備えることを特徴とする投射型映像表示装置。
  2. 光源ランプが出力する光に基づきスクリーンに映像を投射して表示する投射型映像表示装置であって、
    前記スクリーンに映像を表示する所定のスケジュールに関するタイムテーブルを設定するタイムテーブル設定手段と、
    前記タイムテーブル設定手段により設定されたタイムテーブルを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されるタイムテーブルに基づき、前記光源ランプの点灯と消灯を切り替えるランプ制御手段と、
    を備えることを特徴とする投射型映像表示装置。
  3. 所定の外部機器で設定されたタイムテーブルの入力を受け付けるタイムテーブル入力手段を備え、前記タイムテーブル入力手段に入力されたタイムテーブルは前記記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項2に記載の投射型映像表示装置。
  4. 複数の画像出力装置がそれぞれ出力する各画像データの入力を受け付ける画像データ入力手段と、
    前記画像データ入力手段に入力される各画像データのうち、前記記憶手段に記憶されるタイムテーブルにおいて設定されている画像出力装置に対応する画像データに応じた映像を投射するように切り替える映像切替手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の投射型映像表示装置。
  5. 前記記憶手段に記憶されるタイムテーブルにおいて、そのタイムテーブルに対して所定のタイトルメッセージが設定されている場合、前記タイトルメッセージをスクリーンに投射して表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の投射型映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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