JP2010139431A - 監視装置及び監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の探索範囲を効率よく監視すること。
【解決手段】上空を飛行する機体に搭載され、上空から海上の様子を監視する監視装置であって、光源を備え、上空から海上の探索領域に向けて、複数のスリット状の光を照射する送光部11と、海上の物体により反射された複数の反射光を受光する受光部12と、受光部12により取得された反射光の情報から、光を反射した海上の物体が対象物か否かを判定する処理装置27とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視装置及び監視方法に関するものである。
従来、例えば、海上遭難者または海上遭難船等を探索する場合に、図5のようにヘリコプタや飛行機等を使用し、上空から探索対象領域に対してスリット状の光を照射し、物体からの反射光を受光することにより、物体を検知する方法が知られている。
特開2007−218806号公報
しかしながら、上記の方法では、スリット光の幅方向W1の領域が狭いため、スリット光の幅が通過する際に対象物が海上の波に隠れ、対象物を見落としてしまうという問題があった。また、スリット光の幅を広めることで対象物の見落としを回避することはできるが、スリット光の幅を広くする分だけ光の照射エネルギーが必要となり、効率的でないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、効率的に広い範囲を探索し、かつ、対象物の見落としを低減できる監視装置及び監視方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、上空を飛行する機体に搭載され、上空から海上の様子を監視する監視装置であって、光源を備え、上空から海上の探索領域に向けて、複数のスリット状の光を照射する送光手段と、海上の物体により反射された複数の反射光を受光する受光手段と、前記受光手段により取得された前記反射光の情報から、光を反射した海上の物体が、対象物か否かを判定する判定手段とを具備することを特徴とする監視装置を提供する。
このような構成によれば、光源を備える送光手段によって上空から海上の探索領域に向けて複数のスリット状の光が照射され、その反射光が受光手段によって受光される。そして、受光手段によって受光された複数の反射光の情報に基づいて、光を反射した海上の物体が対象物か否かが判定される。このように、スリット状の光を照射するので光をより広い範囲に対し照射することができ、さらにスリット状の光を複数使用するので、1度の飛行で海上を照射する機会を増やすとともに、異なる複数の探索領域を一度に照射できる。これにより、1度の飛行では見逃していた対象物の発見の確率を向上させることができる。なお、光源は、例えばレーザ光である。また、判定手段は、例えば、反射光の強度、位置の情報、或いは、所定の強度を超える反射光が受光された回数等に基づいて、対象物か否かを判定する。
上記監視装置において、波の周期及び飛行する機体の進行速度を入力する入力装置を備え、スリット間の距離を飛行する機体の進行速度で除した値が、波浪の周期と一致しないように、該スリット間の距離または該機体の進行速度を調整することとしてもよい。
このように、スリット間の距離を、飛行する機体の進行速度で除算した値が、波の周期と一致しないように、スリット間の距離または機体の進行速度が調整される。各スリット光によって照射される波の位置を異ならせることができる。
上記監視装置において、前記送光手段は、光源と、該光源から射出された光の光軸上に設けられ、入射された光を分岐する少なくとも1つの光分岐手段と、前記光分岐手段によって分岐された各光の光軸上に設けられ、該入射光からスリット状の光を生成するスリット光生成手段とを具備することとしてもよい。
このような構成によれば、光源から出力された光は光分岐手段によって分岐され、分岐された各光は、各分岐光の光路上に設けられたスリット光生成手段に導かれる。スリット光生成手段に入射した光は、スリット状の光に変換され出力されることとなる。これにより、簡便な構成により、複数のスリット光を生成することができる。光分岐手段は、例えば、ハーフミラーである。
上記監視装置において、前記スリット光生成手段は、光分岐手段によって分岐された光が入射する凹レンズと、前記凹レンズを透過した光が入射され、スリット状の光を所望の角度に拡大する凸レンズを具備することとしてもよい。
このような構成によれば、光分岐手段によって分岐された各光は、該光の光路上に設けられた凹レンズ、凸レンズにこの順で導かれることによりスリット状の光となる。また、凸レンズは、明細書の実施形態における第2凸レンズに相当する。
上記監視装置において、前記判定手段によって対象物が発見された場合に、発見された方向に向けられる第2の撮像装置を備えることとしてもよい。
このように、判定手段によって対象物があると判定された場合には、第2の撮像装置が対象物の方に向けられるので、対象物のより詳しい情報を取得することが可能となる。
上記監視装置において、前記送光手段は、連続光を照射する光源を備え、前記受光手段は、前記連続光としての反射光を受光することとしてもよい。
このように、送光手段は連続光を照射する光源を備えているので、照射領域の照射漏れや監視領域の監視漏れを低減し、探索の確立を向上させることが可能となる。また、連続光を使用する場合には同期制御が不要なので、装置にかかる負荷を低減させることができる。また、連続光を使用する場合とは、例えば、晴天時等の観測条件の良い時である。
上記監視装置において、前記送光手段は、光源にフラッシュランプ、またはLEDを備えることとしてもよい。
このように、光源にフラッシュランプやLEDを使用することにより装置が簡素化されるので、取扱い、及びメンテナンスが簡便となる。また、レーザ光の場合に使用していた励起装置、冷却装置等が不要となるため、装置を小型化、計量化することが可能となる。
本発明は、上空を飛行する機体に搭載され、上空から海上の様子を監視する監視方法であって、上空から海上の探索領域に向けて、複数のスリット状の光を照射し、海上の物体により反射された複数の反射光を受光し、前記反射光の情報から、光を反射した海上の物体が、対象物か否かを判定する監視方法を提供する。
本発明によれば、効率的に広い範囲を探索し、かつ、対象物の見落としを低減できるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る監視装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る監視装置は、ヘリコプタや飛行機等のように、上空を飛行する機体に搭載され、上空から海上の様子を監視する装置であり、図1に示すように、レーザレーダ1、レーザレーダ制御部2、制御装置3、表示装置4、旋回台5、入力装置6を備えて構成されている。また、レーザレーダ1は、送光部(送光手段)11及び受光部(受光手段)12を備えて構成されている。
送光部11は、レーザ発振器(光源)111、送光シャッタ112、送光レンズ系113、及び送光レンズアクチュエータ(図示略)を主な構成要素として備えている。
レーザ発振器111は、例えば、半導体レーザなどの小型のレーザ光源であり、後述するレーザレーダ制御部2内のレーザ電源26から電源供給をうけ、連続光であるレーザ光を射出する。
送光シャッタ112は、レーザ発振器111と送光レンズ系113との間に設けられ、後述する受光部12が備える受光シャッタ122と同期して開閉制御される。具体的には、後述するレーザレーダ制御部2内のシャッタ制御部24により開閉制御が行われる。
また、送光レンズアクチュエータは、後述するレーザレーダ制御部2から供給される制御信号に基づいて、送光レンズ系113の位置を調整する。これにより、送光レンズ系113に入射されるレーザ光の角度を調整し、所望の範囲にレーザ光を射出させることが可能となる。
送光レンズ系113は、レーザ発振器111から射出された光から複数のスリット状の光を生成し、生成した複数のスリット状の光を上空から海上の探索領域に向けて照射する。送光レンズ系113は、光分岐部(光分岐手段)301、スリット光生成部(スリット光生成手段)302、及びスリット光照射方向偏光部303とを備えて構成されている。
光分岐部301は、レーザ射出端から射出された光の光軸上に配置される少なくとも1つのハーフミラー60からなり、入射された光を分岐する。
スリット光生成部302は、光分岐部301によって分岐された各光の光軸上にそれぞれ配置されている。スリット光生成部302は、例えば、図2に示されるように、分岐された光が入射する第1凸レンズ51と、第1凸レンズ51を透過した光が入射する凹レンズ52と、この凹レンズ52を透過した光が入射され、スリット状の光を拡大する第2凸レンズ53とを主に備えて構成されている。本実施形態では、第1凸レンズ51を球面レンズ、凹レンズ52を凹型のシリンドリカルレンズ、第2凸レンズ53を凸型のシリンドリカルレンズとしている。
また、本実施形態においては、光の光軸に対する垂直方向の断面が、光の射出端よりも凹レンズ52に入射される時の方が大きくなって(拡がりを持って)いる。このため、スリット光生成部302は凹レンズ52に光を入射させる前に、光の断面の大きさを光の射出端と凹レンズ52とで等しく(拡がりを持たなく)するように、光の射出端と凹レンズ52との間に、第1凸レンズを備えている。
なお、本実施形態に係る監視装置において、分岐された光が広がりを持っていたため、スリット光生成部302は第1凸レンズを備えていたが、これに限られない。例えば、分岐された光の光軸に対する垂直方向の断面が、光の射出端と凹レンズ52との間で同じ大きさである場合には、スリット光生成部302は第1凸レンズを備えていなくてもよい。
具体的には、レーザ射出端より射出された光は、光分岐部301によって分岐された後、光軸上に設けられた球面レンズによって集光され、射出平行光として凹型のシリンドリカルレンズに入射される。凹型シリンドリカルレンズを透過することにより、入射光は横方向にのみ拡張され、スリット状の光となる。さらに、スリット状にされた光は、凸型のシリンドリカルレンズに入射されることにより、拡がり角が所望の角度に調整され、その後、海上の探索領域に向けて照射される。
このように、スリット光生成部302は、レーザ射出端より射出されたビームからスリット光を生成する。
図3は、上述のように生成された複数のスリット状の光が上空から海上に照射されていることを示している。このように、複数のスリット状の光が所定の間隔を設けて照射されているため、例えば、スリット光70#1が海上を照射した後に、後方にある他のスリット光70#2が再度同じ海上を照射する。これにより、波が壁となりスリット光70#1によって対象物Xを検出できなかった場合に、スリット光70#2によって再度海上が照射されることにより、対象物Xを検出できる可能性が上がる。このように、複数のスリット光によって海上を照射するので、1度の飛行による探索で、対象物を探索する機会を増やすことが可能となる。
さらに、複数に分岐されたスリット光の間隔は、予め規定することにより、探索をより効率的に行うことができる。
具体的には、図4に示されるように、スリット間の距離Lを、飛行する機体の進行速度Vで除した値が、波浪の周期T(秒)と一致しないように、スリット間の距離または該機体の進行速度を調整する。
T≠L/V ・・・(1)式
具体的には、入力装置6から、波の周期、及び飛行する機体の進行速度の情報が入力される。入力値は後述する制御装置3において、スリット間の距離Lを、飛行する機体の進行速度Vで除する計算が行われ、(1)式を満たすか否かが判定される。(1)式を満たしていない場合には、いずれかの値を調整し、(1)式を満たすように調整される。前記(1)式が満たされない場合には、例えば、制御装置3がスリット光照射方向偏光部303を制御する信号をレーザレーダ制御部2に出力することで、スリット光の距離Lが自動的に調整される。
また、本実施形態に係る監視装置において、T≠L/V(1)式が満たされない場合には、スリット光の距離Lが自動的に調整されることとしていたが、これに限定されない。例えば、表示装置4にスリット光の距離Lの変更が必要である旨を通知し、監視員によって距離Lの変更が施されることとしてもよい。また、調整するパラメータは距離Lに限定されず、機体の進行速度Vであってもよい。例えば、表示装置4に機体の進行速度の調整が必要である旨を通知し、監視員によって機体の速度変更を行うこととしたり、自動的に機体の速度が調整されることとしてもよい。
スリット光照射方向偏光部303は、スリット光を照射する方向を調整し、スリット光の距離Lを調整する。具体的には、スリット光照射方向偏光部303は、隣り合うスリット光のうち少なくとも1つの、海面に対する照射角度(入射角度)を調整することにより、スリット光の距離Lを調整する。これにより、簡便にスリット光の距離Lを調整することができる。
このように前記(1)式を満たすようにスリット間の距離または機体の進行速度を調整すると、複数のスリット光が照射する波浪の位置を異ならせることができるため、対象物が存在する場合には、波浪の同じ位置を照射してしまうことを回避し、効率的に対象物を発見できる。
受光部12は、例えば、ズームレンズ123、受光シャッタ122、及びICCD(イメージインテンシファイアCCD)カメラヘッド121を備えて構成されている。ズームレンズ123は、送光部11から発せられ、監視対象により反射された反射光を集光して、受光シャッタ122に導く。受光シャッタ122は、例えば、高速で開閉可能な高速ゲート装置等により構成され、後述するレーザレーダ制御部2内に設けられたシャッタ制御部24により駆動されるものであり、ズームレンズ123により導かれた光をICCDカメラヘッド121に投入、遮断する。ICCDカメラヘッド121は、取り込んだ光を電気信号に変換して画像信号を生成し、この画像信号をレーザレーダ制御部2内の画像処理装置25へ出力する。
このようなレーザレーダ1は、旋回台5によりその回転角及び迎角が所望の角度に調節される構造となっている。
レーザレーダ制御部2は、制御装置3から供給される各種制御信号に基づいて、上記レーザレーダ1の送光部11、受光部12、及び旋回台5を制御する。レーザレーダ制御部2は、例えば、旋回台駆動部21、同期回路22、制御信号変換装置23、シャッタ制御部24、画像処理装置25、レーザ電源26、及び処理装置(判定手段)27等を備えている。
制御装置3は、レーザレーダ2を制御するための各種制御信号を生成し、生成した各種制御信号をレーザレーダ制御部2に出力するとともに、レーザレーダ制御部2から供給される監視結果を表示装置4へ出力する。また、制御装置3は、入力装置6と接続されており、この入力装置6から入力された情報をレーザレーダ制御部2へ供給する。
表示装置4は、制御装置3から入力される撮像画像や監視結果等を表示する表示モニタ(図示略)を備えている。
また、制御装置3の制御によって、レーザレーダ制御部2の処理装置27は、画像処理装置25から受信した画像信号と反射光との情報から、検出された物体が対象物か否かを判定する処理を行う。また、検出された物体が対象物である場合には、制御装置3の制御によって、表示装置4にその旨を表示させる。
具体的には、処理装置27は、反射光の強度、位置の情報、或いは所定の強度を超える反射光が受光された回数等に基づいて、その反射光が波(雑音)の影響によるものか、または、対象物によるものかを判定する。例えば、対象物による反射光である場合には、反射光が得られる回数が多く、反射光強度や位置がある程度安定することが予測される。しかしながら、波による反射光である場合には、反射光が得られる回数が少なく、強度や位置にばらつきが出る。このように、反射光及び反射光の情報に基づいて、反射光をもたらした物体が対象物であるか否かを判定することが可能となる。
なお、本実施形態に係る監視装置は、反射光に基づいて発見された物体が対象物か否かを処理装置27が判定し、その判定結果を表示装置4に画面表示することとしていたが、これに限定されない。例えば、画像処理装置25が反射光の情報に対して所定の画像処理を施し、画像処理が施された画像信号を制御信号変換装置23を経由して制御装置3へ入力させ、制御装置3から表示装置4に出力する。そして、表示装置4に出力された画面表示に基づいて、物体が対象物であるか否かを監視員が判断することとしてもよい。
上述したレーザレーダ制御部2及び制御装置3は、例えば、CPU(中央演算装置)、HD(Hard Disc)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を備えるコンピュータシステムを内蔵している。後述の各種機能を実現するための一連の処理過程は、プログラムの形式でHD又はROM等に記録されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工、演算処理を実行することにより、後述の各種機能を実現させる。
次に、本実施形態に係る監視装置の作用について、説明する。
まず、監視時において、制御装置3は、パルス状のレーザ光を所定のパルス周期で連続的に射出させるために必要となる同期制御信号を生成する。また、半導体レーザから連続的に射出されたパルス状のレーザ光が監視距離の位置にある物体に到達し、反射された反射光のみを受光部12に取り込むためのシャッタ駆動信号などを生成し、同期制御信号とともにレーザレーダ制御部2に出力する。
制御装置3から出力された同期制御信号は、レーザレーダ制御部2内の制御信号変換装置23を経由して、レーザ電源26およびシャッタ制御部24へそれぞれ供給される。
レーザ電源26は、同期信号が入力されると、レーザレーダ1が備える送光部11内のレーザ発振器111に対して電源を供給する。これにより、レーザ発信器111から連続的にレーザ光が発せられることとなる。
一方、シャッタ制御部24は、制御装置3から入力された同期信号に基づいて、レーザレーダ1が備える送光部11の送光シャッタ112および受光部12の受光シャッタ122を同期して駆動する。
これにより、まず、レーザ電源26からの電力供給によりレーザ発振器111から連続光であるレーザ光が射出される。このレーザ光は、一定の間隔で開閉制御される送光シャッタ112に導かれることにより、一定の時間間隔で通過/遮断され、断続的なレーザ光に変換される。断続的なレーザ光は、送光レンズ系113に入射される。
送光レンズ系113において、このレーザ光は射出、レーザ光の光軸上に設けられたハーフミラー60等の光分岐部301によって、複数の光に分岐される。スリット光生成部302において、分岐された各光はそれぞれ設けられた送光レンズ系113の第1凸レンズ51、凹レンズ52、第2凸レンズ53を透過することによりスリット状のレーザ光に変換されて、海上へ照射される。このとき、各スリット状のレーザ光は、スリット間の距離L、飛行する機体の進行速度Vの値が、波浪の周期T(秒)と一致しないような上記(1)式(T≠L/V)を満たすように調整されているので、波浪の同じ位置にスリット光が照射されるのを防止することができ、探査能力を向上させることができる。また、上記(1)式(T≠L/V)を満たしていない場合には、スリット光照射方向偏光部303において、スリット光の海上に照射される角度が調整され、スリット光の距離Lが調整される。
照射領域内に存在する物体により反射されたレーザ光は、受光部12のズームレンズ123を介して、送光シャッタ112と同期して開閉制御されている受光シャッタ122を介してICCDカメラヘッド121に取り込まれる。この場合において、送光シャッタ112と受光シャッタ112とは、互いに同期して開閉制御されているので、反射光をICCDカメラヘッド121に取り込むタイミングで、レーザ光を送光部11から射出させることが可能となる。これにより、送光部11から射出されたレーザ光を有効に活用することができる。
そして、ICCDカメラヘッド121により取り込まれた反射光の情報は、電気信号である画像信号に変換されて、レーザレーダ制御部2内の画像処理装置25に出力される。
画像処理装置25において、ICCDカメラヘッド121が開いてから閉じるまでの1フレーム期間の間に、受光シャッタ122の開閉によって取り込まれた反射光に基づいて生成された複数の画像が蓄積される。そして、蓄積された複数の画像が積算(重畳)されることにより監視画像が作成され、この監視画像は処理装置27に出力される。
画像信号と反射光の情報を受信した処理装置27において、検出された物体が対象物か否かが判定される。また、その判定結果は、制御信号変換装置23を経由して制御装置3へ入力され、制御装置3に入力された監視画像は表示装置4に出力される。これにより、検出された物体が「対象物である」という情報として、表示装置4の表示モニタに表示されることとなる。この結果、表示モニタに表示された画像を監視員等が確認することにより、照射領域に存在した物体が対象物か否かの情報を取得することが可能となる。
以上述べてきたように、本実施形態に係る監視装置によれば、所定の間隔を空けた複数のスリット光を海上に照射することにより、1度の飛行で上空から照射領域内に存在する物体を発見できる確率を向上させることができる。
また、受光部12により受光した反射光に基づいて、物体が対象物か否かを判定し、その結果を表示画面に表示するので、監視員等は画面表示を確認することにより、対象物なのか否かを簡便に把握することが可能となる。
また、入力装置6から指定された波の周期、飛行する機体の速度に基づいて、送光部11から射出される複数のレーザ光のスリット間の距離が調整される。これにより、物体の情報を探索する場合に、波の波長の同じ箇所を監視することを回避することができるので、効率的な監視を行うことが可能となる。
〔変形例1〕
なお、本実施形態にかかる監視装置は、反射光に基づいて検出された物体が対象物である場合には、表示装置4の表示画面にその旨を通知して、監視員に知らせることとしていたが、物体が対象物であった場合の通知方法はこれに限られない。
例えば、検出された物体が対象物であった場合に、第2の撮像装置200をその対象物の方向に向け、表示装置4にその詳細情報を表示させることとしてもよい。これにより、対象物が検出された場合に、監視員は表示装置4の表示画面を確認することにより、具体的な対象物の情報を取得することが可能となる。
〔変形例2〕
また、本実施形態に係る監視装置は光源にレーザ光を用いていたが、これに限定されない。例えば、晴天時や観測条件の良い場合に、フラッシュランプ、またはLED等の連続光を用いることとしてもよい。また、レーザ光を用いる場合と連続光を用いる場合の切り替えは、監視員による判断に基づいて切り替えることとしてもよいし、画像の画質や受信信号の状況に基づいて装置自身が自動的に切り替えることとしてもよい。
このように、連続光による観測を行う場合には、照射領域、及び監視領域の抜けを低減するので、探索効率を向上させることができる。また、シャッタ装置等の同期制御が不要となるため、装置の負荷を低減することが可能となる。
なお、上述した本実施形態では、レーザ発振器111と送光レンズ系113との間に送光シャッタ112を設け、この送光シャッタ112を受光部12が備える受光シャッタ122と同期して開閉制御することにより、送光部11から射出されるレーザ光の照射タイミングを制御していたが、これに代えて、例えば、レーザ発振器111のレーザ光射出タイミングを受光シャッタ122と同期した電気信号により制御することとしても良い。このように、レーザ発振器111によるレーザ光射出タイミングを制御することにより、送光シャッタ112を不要とし、装置の簡素化を図ることが可能となる。
また、本実施形態に係る監視装置は複数のスリット光を生成する場合において、送光部にハーフミラー60等の光分岐部301を備えることとしていたが、これに限られない。例えば、光分岐部301を備えずに、光源を複数設けることとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る監視装置の概略構成を示したブロック図である。 送光レンズ系113の概略構成を示した図である。 スリット状の光を用いた監視装置の概略構成を示した図である。 飛行する機体から波に対しスリット状の光を照射した場合の概略構成を示した図である。 従来のレーザ監視装置の概略構成を示した図である。
符号の説明
1 レーザレーダ
2 レーザレーダ制御部
3 制御装置
4 表示装置
5 旋回台
6 入力装置
11 送光部
12 受光部
27 処理装置
111 レーザ発振器
112 送光シャッタ
113 送光レンズ系
121 ICCDカメラヘッド
122 受光シャッタ
123 ズームレンズ
301 光分岐部
302 スリット光生成部
303 スリット光照射方向偏光部

Claims (8)

  1. 上空を飛行する機体に搭載され、上空から海上の様子を監視する監視装置であって、
    光源を備え、上空から海上の探索領域に向けて、複数のスリット状の光を照射する送光手段と、
    海上の物体により反射された複数の反射光を受光する受光手段と、
    前記受光手段により取得された前記反射光の情報から、光を反射した海上の物体が、対象物か否かを判定する判定手段と
    を具備することを特徴とする監視装置。
  2. 波の周期及び飛行する機体の進行速度を入力する入力装置を備え、
    スリット間の距離を飛行する機体の進行速度で除した値が、波浪の周期と一致しないように、該スリット間の距離または該機体の進行速度を調整することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記送光手段は、
    光源と、
    該光源から射出された光の光軸上に設けられ、入射された光を分岐する少なくとも1つの光分岐手段と、
    前記光分岐手段によって分岐された各光の光軸上に設けられ、該入射光からスリット状の光を生成するスリット光生成手段と
    を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視装置。
  4. 前記スリット光生成手段は、
    光分岐手段によって分岐された光が入射する凹レンズと、
    前記凹レンズを透過した光が入射され、スリット状の光を所望の角度に拡大する凸レンズと
    を具備することを特徴とする請求項3に記載の監視装置。
  5. 前記判定手段によって対象物が発見された場合に、発見された方向に向けられる第2の撮像装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の監視装置。
  6. 前記送光手段は、連続光を照射する光源を備え、前記受光手段は、前記連続光としての反射光を受光することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の監視装置。
  7. 前記送光手段は、光源にフラッシュランプ、またはLEDを備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の監視装置。
  8. 上空を飛行する機体に搭載され、上空から海上の様子を監視する監視方法であって、
    上空から海上の探索領域に向けて、複数のスリット状の光を照射し、
    海上の物体により反射された複数の反射光を受光し、
    前記反射光の情報から、光を反射した海上の物体が、対象物か否かを判定する監視方法。
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