JP2010139154A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】蒸気による食品加熱時に、加熱室天井面に結露した水滴が食品に落下付着することを防止できるようにする。
【解決手段】加熱室5は、左右側壁を前記内箱4においてほぼ垂直平板状をなす左右側板4a、4bにより構成し、底壁をほぼ水平平板状をなす底板4cにより構成し、奥壁を垂直平板状をなす奥板4dにより構成し、天井壁を天井板4eにより構成している。この天井板4eの内面である天井面は、内側が凹となる曲面形状部6を形成している。この場合、この曲面形状部6を、前記天井面の中央から両側壁である左右側板4a、4bにわたって湾曲する形状としている。
【選択図】図1
【解決手段】加熱室5は、左右側壁を前記内箱4においてほぼ垂直平板状をなす左右側板4a、4bにより構成し、底壁をほぼ水平平板状をなす底板4cにより構成し、奥壁を垂直平板状をなす奥板4dにより構成し、天井壁を天井板4eにより構成している。この天井板4eの内面である天井面は、内側が凹となる曲面形状部6を形成している。この場合、この曲面形状部6を、前記天井面の中央から両側壁である左右側板4a、4bにわたって湾曲する形状としている。
【選択図】図1
Description
本発明は、加熱室に蒸気を供給する蒸気供給手段を備えた加熱調理器に関する。
蒸気を加熱室に供給して食品を加熱(高温蒸気による蒸し調理や温め調理)するようにした加熱調理器として特許文献1に示されるものがある。この加熱調理器では、加熱室背面板を伝って落ちる水滴を樋状の受部材で受けて、貯留部材に貯留させる構成としている。又、特許文献2には、蒸気発生後にファンを一定時間駆動させ、加熱室内の水蒸気を強制的に排気口から排気させて、扉の透視窓の曇りや結露を防止する構成が記載されている。
特開2008−14618号公報
特開平2−187526号公報
ところで、蒸気供給手段を備えた加熱調理器では、蒸気が加熱室壁面に付着して水滴となることが多く、特に、加熱室天井面に該水滴が発生すると、該水滴が加熱室天井から落下して、食品に付着し、調理仕上りに影響を与えるおそれがある。この場合、上述した特許文献1の加熱調理器では、加熱室背面板の水滴の回収について対策は講じているが、加熱室天井からの水滴が食品に落下することを防止できない。また、特許文献2に記載された構成では、扉の透視窓の曇りや結露については有効であるが、これも、加熱室天井からの水滴が食品に落下することを防止できない。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蒸気による食品加熱(食品調理)時に食品に水滴が落下付着することを防止できる加熱調理器を提供することにある。
請求項1の発明は、食品を収容する加熱室と、この加熱室に蒸気を供給する蒸気供給手段とを備え、前記加熱室における天井面に内側が凹となる曲面形状部を形成したところに特徴を有する。
この発明によれば、加熱室における天井面に内側が凹となる曲面形状部を形成したから、該曲面形状部内面に発生した水滴は、該曲面形状部内面を周辺側へ伝うようになり、加熱室内の食品に落下付着することはなく、調理仕上がりが悪くなることがない。
この発明によれば、加熱室における天井面に内側が凹となる曲面形状部を形成したから、該曲面形状部内面に発生した水滴は、該曲面形状部内面を周辺側へ伝うようになり、加熱室内の食品に落下付着することはなく、調理仕上がりが悪くなることがない。
本発明によれば、蒸気による食品加熱時に、加熱室天井面に結露した水滴が食品に落下付着することを防止できる。
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明する。図1には、扉を省略した加熱調理器1の全体構成で、且つ食品配置状態を正面からの斜視状態で示し、図2には、同じく扉を省略した加熱調理器1の全体構成を正面視にて示し、図3には、加熱調理器1の縦断側面構成を示し、図4には、蒸気発生器部分を示している。
まず、図1〜図3において、加熱調理器1の器本体2は、外郭を構成する筐体3の内部に内箱4を配設して構成されており、内箱4の内部は加熱室5とされている。前記筐体3の前面には、図2に示す扉3aが開閉可能に設けられており、前記加熱室5をこの扉3aにより開閉するようになっている。
前記加熱室5は、左右側壁を前記内箱4においてほぼ垂直平板状をなす左右側板4a、4bにより構成し、底壁をほぼ水平平板状をなす底板4cにより構成し、奥壁を垂直平板状をなす奥板4dにより構成し、天井壁を天井板4eにより構成している。この天井板4eの内面である天井面は、内側が凹となる曲面形状部6を形成している。この場合、この曲面形状部6を、前記天井面の中央から両側壁である左右側板4a、4bにわたって湾曲する形状としている。
前記加熱室5の底壁である底板4cには、側板4a、4b下端に位置して溝部4m、4mが形成されている。
前記奥板4dには、それぞれ多数の小孔からなる熱風吹き出し口7及び熱風戻し口8が形成されている。前記奥板4dの背部には、熱風循環ユニット9が設けられている。この熱風循環ユニット9は、熱風ファン10及び熱風ヒータ11を有して構成されている。この熱風循環ユニット9は、熱風ファン10の遠心送風作用により加熱室5内の空気を熱風戻し口8から吸引して熱風吹き出し口7から加熱室5内に吹き出し、この際に前記熱風ヒータ11により熱風化する。この熱風循環ユニット9はオーブン調理に好適する。
前記奥板4dには、それぞれ多数の小孔からなる熱風吹き出し口7及び熱風戻し口8が形成されている。前記奥板4dの背部には、熱風循環ユニット9が設けられている。この熱風循環ユニット9は、熱風ファン10及び熱風ヒータ11を有して構成されている。この熱風循環ユニット9は、熱風ファン10の遠心送風作用により加熱室5内の空気を熱風戻し口8から吸引して熱風吹き出し口7から加熱室5内に吹き出し、この際に前記熱風ヒータ11により熱風化する。この熱風循環ユニット9はオーブン調理に好適する。
図3に示すように、前記加熱室5の外側である内箱4外側には、蒸気供給手段たる蒸気供給装置12が設けられている。この蒸気供給装置12は、水タンク13と、水供給ポンプ14と、蒸気発生器15とを有して構成されている。水タンク13及び水供給ポンプ14は加熱室5の外部例えば内箱4の底板4c下方部に配置されており、蒸気発生器15は加熱室5の外部例えば内箱4の左側板4a外部に設けられている。
蒸気発生器15は、図4に示すように、例えばアルミダイカストからなる容器本体15aにスチームヒータ15bを埋設して構成されており、容器本体15aには、蒸気吐出口15cが形成されている。この蒸気吐出口15cは奥行き方向に3つ形成(一つのみ図示)されており、各蒸気吐出口15cに対応して、前記内箱4の左側板4aの3箇所に蒸気供給口16(一つのみ図示)が形成されている。
前記蒸気吐出口15cは小孔からなり、蒸気が勢い良く噴出するようになっている。
この各蒸気吐出口15cに対向する前記蒸気供給口16は、該蒸気吐出口15cよりも径大であり、前記左側板4a内面に設けたカバー部材17により覆われている。このカバー部材17には、各蒸気供給口16に連続する筒状の開口17aが形成されている。該カバー部材17は、前記各蒸気供給口16部分において内箱4の左側板4aから突出している。このカバー部材17はその上面が下降傾斜していて、該上面部分に水滴が滞留することを防止している。
この各蒸気吐出口15cに対向する前記蒸気供給口16は、該蒸気吐出口15cよりも径大であり、前記左側板4a内面に設けたカバー部材17により覆われている。このカバー部材17には、各蒸気供給口16に連続する筒状の開口17aが形成されている。該カバー部材17は、前記各蒸気供給口16部分において内箱4の左側板4aから突出している。このカバー部材17はその上面が下降傾斜していて、該上面部分に水滴が滞留することを防止している。
なお、前記内箱4の左右側板4a、4bには、棚板受け4tが該左右側板4a、4bの打ち出しにより形成されており、該棚板受け4tは、左右側板4a、4bを流下する水滴を下方へ流下できるように上面が下降傾斜形態をなしている。
前記蒸気供給装置12は、次のように作動して蒸気を生成し加熱室5に高温蒸気を供給する。すなわち、前記蒸気発生器15の容器本体15aをスチームヒータ15bにより加熱しておき、水供給ポンプ14を駆動して水タンク13の水を上記容器本体15aに所定量供給する。すると、該水が高温度の容器本体15a内で蒸気化して蒸気吐出口15cから噴出し、蒸気供給口16及び開口17aを通して加熱室5内に供給される。なお、この蒸気吐出口15cから噴出した蒸気は、蒸気供給口16辺りではその噴出速度は高いが、開口17aの出口部分では吐出速度が緩和されており、加熱室5内に勢い良く吐出することはない。
この蒸気供給装置12は蒸し調理などにおいて使用される。この蒸し調理に際しては、図1に示すように、例えば棚板受け4tに棚板18を配置し、この棚板18に網棚19を配置し、この網棚19に、蒸し調理対象の食品Fを載せる。この状態で前記蒸気供給装置12を既述したように作動させて、蒸気を加熱室5に供給する。この蒸し調理時において、加熱室5内面に蒸気が結露して水滴が発生することがある。特に、蒸気は上昇して天井板4eに結露することが多い。ここで、該天井板4eの内面(天井面)が、内側が凹となり、且つ中央から両側壁にわたって湾曲する形状の曲面形状部6となっているから、天井面に発生した水滴は、該曲面形状部6を伝い、両側壁である左右側板4a、4bに移動する。従って、食品Fへの水滴の落下付着を確実に防止できる。そして、この左右側板4a、4bを流下する前記水滴が、蒸気供給口16にかかることが懸念されるが、カバー部材17により前記蒸気供給口16部分への水滴の流下が阻止される。さらに該左右側板4a、4bを流下する水滴は前記溝部4m、4mに貯留される。
このような本実施例によれば、加熱室5における天井面に内側が凹となる曲面形状部6を形成したから、該曲面形状部6内面に発生した水滴は、該曲面形状部6内面を周辺側へ伝うようになり、加熱室5内の食品に落下付着することはなく、調理仕上がりが悪くなることがない。
特に、本実施例によれば、前記曲面形状部6を、天井面の中央から両側壁である左右側板4a、4bにわたって湾曲する形状としたから、天井面に発生した水滴を該曲面形状部6から左右側板4a、4bに移動させることができて、食品Fへの水滴付着をさらに確実に防止できる。
又、本実施例によれば、蒸気供給装置12を、前記加熱室5の外側に設けたから、水滴の壁面移動が該蒸気供給装置12に阻害されることがなく、該蒸気供給装置12部分で水滴が落下するようなことがない。
又、本実施例によれば、蒸気供給装置12を、前記加熱室5の外側に設けたから、水滴の壁面移動が該蒸気供給装置12に阻害されることがなく、該蒸気供給装置12部分で水滴が落下するようなことがない。
又、本実施例においては、前記蒸気供給装置12を、前記加熱室5の側壁である側板4a外部に設け、該加熱室5内へ蒸気を供給する蒸気供給口16を覆うカバー17を、前記加熱室5の側板4a内面に設けている。このように蒸気供給装置12を加熱室5の側板4a外部に設けた構成では、蒸気供給装置12が加熱室5内に無いので、加熱室5内を広く使用することができる。この本実施例構成の場合、蒸気供給口16から加熱室5内へ蒸気を供給することになるが、この蒸気供給口16に、加熱室5側壁内面を流下する水滴が蒸気吐出口15cや蒸気吐出口16部分にかかると、蒸気噴出の勢いが強いので、蒸気と共に加熱室5内に戻されてしまう不具合が懸念されるが、本実施例によれば、該蒸気供給口16を覆うカバー17を設けているので、前記水滴が前記蒸気供給口16部分に流下することがなく、また、開口17a出口部分に水滴がかかったとしても、蒸気の吐出速度が緩和されているので水滴が加熱室5内に飛ばされるようなことがなく、上記不具合を防止できる。
また、本実施例によれば、前記加熱室5の底壁たる底板4cに、左右側板4a、4b下端に位置して溝部4mを形成したから、加熱室5側壁を流下した水滴を該溝部4mに貯留できて、除去も容易となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、次のように変更して実施しても良い。すなわち、該曲面形状部は、ドーム型に凹となる形態に形成しても良い。つまり、加熱室における天井面に内側が凹となる形態であれば良い。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、次のように変更して実施しても良い。すなわち、該曲面形状部は、ドーム型に凹となる形態に形成しても良い。つまり、加熱室における天井面に内側が凹となる形態であれば良い。
図面中、1は加熱調理器、4は内箱、4eは天井板、4mは溝部、5は加熱室、6は曲面形状部、9は熱風循環ユニット、12は蒸気供給装置(蒸気供給手段)、15は蒸気発生器、15cは蒸気吐出口、16は蒸気供給口、17はカバー部材、17aは開口を示す。
Claims (5)
- 食品を収容する加熱室と、
この加熱室に蒸気を供給する蒸気供給手段とを備え、
前記加熱室における天井面に内側が凹となる曲面形状部を形成したことを特徴とする加熱調理器。 - 前記曲面形状部は、前記天井面の中央から両側壁にわたって湾曲する形状であることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記蒸気供給手段は、前記加熱室の外側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
- 前記蒸気供給手段は、前記加熱室の側壁外部に設けられ、該加熱室内へ蒸気を供給する蒸気供給口を覆うカバーを、前記加熱室の側壁内面に設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記加熱室の底壁には、側壁下端に位置して溝部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の加熱調理器。
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2008
- 2008-12-11 JP JP2008315635A patent/JP2010139154A/ja active Pending
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