JP2010138914A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、噴孔プレートを弁座に溶接後、凸部が変形しても燃料の噴射方向は変化せず、また溶接ばらつきによる燃料の噴射方向のばらつきもなく、溶接後の弁油密の悪化を抑制する。
【解決手段】 この発明に係る燃料噴射弁では、噴孔プレート11は、弁体先端部と平行に下流側へ突出する凸部11dを有し、かつ弁座10の弁座シート部10aの延長が凸部11dの径方向外側の噴孔プレート11に交差し、かつ噴孔12の入口部12aは、凸部11dより径方向外側かつ弁座10の最小内径である弁座開口内壁10bより径方向内側に配置し、かつ噴孔12の入口部12aの中心と弁体先端部の弁座軸10c方向の距離で表される、噴孔直上高さhと噴孔入口径dが開弁状態においてh≦1.5dの関係とした。
【選択図】図3A

Description

この発明は、エンジンに使用される燃料噴射弁に関し、特に、弁座の下流側に設けられているとともに中央部に凸部を有する噴孔プレートを備えた燃料噴射弁に関するものである。
図12は従来の燃料噴射弁の要部を示す断面図である。
この従来の燃料噴射弁では、弁体の先端部のボール13が弁座10に離間することで、燃料は、弁座10の下端面に接合された噴孔プレート11Aの複数の噴孔12Aからエンジン吸気管に噴射される。
この噴孔プレート11Aは、中央部には弁座軸10cに対してほぼ軸対称で、かつ下流側に突出した断面が円弧状の凸部11dを有しており、この凸部11dに複数の噴孔12Aが形成されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2001−27169号公報 特開2006−207419号公報
この燃料噴射弁では、噴孔プレート11Aの凸部11dに複数の噴孔12Aが形成されているために、噴孔プレート11Aを弁座10に溶接部11aで溶接すると、溶接部11aが冷えて固まる際に収縮するため、噴孔プレート11Aの溶接部11aより内径側では、放射方向(矢印X方向)に引っ張られて凸部11dの高さが小さくなる方向に変形し、溶接後に弁座10に発生する残留応力が緩和される。そのため、噴孔プレート11Aに凸部11dがない場合に比べて、噴孔プレート11Aの溶接による円錐形状の弁座シート部10aの真円度の低下が軽減され、弁油密の悪化を抑制する効果がある。
しかしながら、この燃料噴射弁では、噴孔12Aが凸部11dに配置されているので、溶接後の凸部11dの変形によって燃料の噴射方向が噴射角度θ、矢印Y方向に変化する上に、溶接のばらつきによっても噴孔12Aの噴射方向がばらつくという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、噴孔プレートを弁座に溶接後、凸部が変形しても燃料の噴射方向は変化せず、また溶接ばらつきによる燃料の噴射方向のばらつきもなく、溶接後の弁油密の悪化を抑制することができる燃料噴射弁を得ることを目的とする。
この発明に係る燃料噴射弁は、弁座を開閉するための弁体を有し、制御装置より動作信号を受けて弁体を動作させることで、燃料が弁体と弁座のすきまを通って、弁座下流側に設けられた噴孔プレートに複数設けられた噴孔から噴射される燃料噴射弁において、前記噴孔プレートは、弁体先端部と平行に下流側へ突出する凸部を有し、かつ前記弁座の弁座シート部の延長が前記凸部の径方向外側の噴孔プレートに交差し、かつ前記噴孔の入口部は、前記凸部より径方向外側かつ前記弁座の最小内径である弁座開口内壁より径方向内側に配置し、かつ前記噴孔の前記入口部の中心と前記弁体先端部の弁座軸方向の距離で表される、前記噴孔の直上高さhと前記噴孔の入口径dが開弁状態においてh≦1.5dの関係である。
この発明に係る燃料噴射弁によれば、噴孔プレートを弁座に溶接後、凸部が変形しても燃料の噴射方向は変化せず、また溶接ばらつきによる燃料の噴射方向のばらつきもなく、溶接後の弁油密の悪化を抑制することができる。
この発明の参考例1の燃料噴射弁を示す断面図である。 図1の燃料噴射弁の先端部を示す拡大図である。 この発明の実施の形態1の燃料噴射弁の要部を示す断面、及び矢印Dに沿って噴孔プレートを視たときの図である。 図3AのE−E線に沿った断面の矢視拡大図である。 図3AのF−F線に沿った断面の矢視拡大図である。 図3Aの燃料噴射弁における(h/d)と噴霧平均粒径との関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態2の燃料噴射弁の要部を示す断面、及び矢印Gに沿って噴孔プレートを視たときの図である。 この発明の実施の形態3の燃料噴射弁の要部を示す断面、及び矢印Jに沿って噴孔プレートを視たときの図である。 (a)は図6AのK−K線に沿った矢視断面図、(b)は図6AのL−L線に沿った矢視断面図、(c)は図6AのM−M線に沿った矢視断面図である。 この発明の実施の形態4の燃料噴射弁の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態4の燃料噴射弁における(r/R)と噴霧平均粒径との関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態5の燃料噴射弁の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態5の燃料噴射弁における(α−β)と噴霧平均粒径との関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態6の燃料噴射弁におけるキャビティ容積と噴霧平均粒径との関係を示す特性図である。 従来の燃料噴射弁を示す要部断面図である。 図12の燃料噴射弁を示す要部断面、及び矢印Aに沿って噴孔プレートを視たときの図である。 図13AのB−B線に沿った断面の矢視拡大図である。 図13AのC−C線に沿った断面の矢視拡大図である。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
参考例1
図1はこの発明の参考例1の燃料噴射弁1を示す断面図、図2は図1の燃料噴射弁1の先端部を示す拡大図である。
この燃料噴射弁1は、ソレノイド装置2と、ソレノイド装置2の駆動により動作する弁装置7と、ソレノイド装置2及び弁装置7を覆ったケース50とを備えている。
ソレノイド装置2は、磁気回路のヨーク部分であるハウジング3と、このハウジング3の内側に設けられた円筒形状のコア4と、このコア4を囲ったコイル5と、コア4の下流側にコア4の下端面4aに対して接離可能に設けられた円筒形状のアマチュア6と、コア4内に収納された圧縮ばね14と、コイル5に電気的に接続され先端部が外部に露出したコネクタ51とを備えている。
弁装置7は、先端部にボール13を有する筒形状の弁体8と、コア4の下側の外周側面に圧入、溶接された円筒形状の弁本体9と、この弁本体9の下端部に圧入された弁座10と、この弁座10の下流側端面に溶接部11aで溶接により面接合された噴孔プレート11とを備えている。溶接部11aにより噴孔プレート11と一体化された弁座10は、弁本体9の下流側端部から内部に圧入された後に、噴孔プレート11の折曲された外周縁部の溶接部11bで溶接により弁本体9に結合されている。
噴孔プレート11は、板厚方向に貫通する複数の噴孔12が周方向に沿って間隔をおいて形成されている。
この噴孔プレート11は、図2に示すように、噴孔プレート11の中央部には弁座軸10cに対してほぼ軸対称で、かつ断面が円弧状の凸部11dを有している。また、弁座10及び噴孔プレート11の溶接部11aも弁座軸10cに対してほぼ軸対称であり、かつ噴孔12の入口部12aは、凸部11dよりも径方向外側でかつ弁座10の最小内径である弁座開口内壁10bよりも径方向内側に配置されている。噴孔12が配置された噴孔配置面11eは、溶接部11aを有する噴孔プレート11の上流側の上面11cと同一面上である。
なお、凸部11dは、この参考例1では下流方向に突出しているが、上流方向に突出したものであってもよい。また、噴孔配置面11eと噴孔プレート11の上流側の上面11cとは平面であるが、円錐面であってもよい。
次に、上記構成の燃料噴射弁1の動作について説明する。
エンジンの制御装置より燃料噴射弁の駆動回路に動作信号が送られると、コネクタ51を通じてコイル5に電流が通電され、アマチュア6、コア4、ハウジング3、弁本体9で構成される磁気回路に磁束が発生する。その結果、アマチュア6は、コア4側へ圧縮ばね14の弾性力に逆らって吸引動作され、アマチュア6の上端面6aがコア4の下端面4aと当接し、アマチュア6と一体構造である弁体8は、円錐形状の弁座シート部10aから離れてすきまが形成される。
このすきまの形成と同時に、燃料通路52内の燃料は、弁体8の先端部に設けられたボール13の面取り部13a、上記すきまを通って、噴孔12からエンジン吸気管(図示せず)に噴射される。
次に、エンジンの制御装置から燃料噴射弁1の駆動回路に動作の停止信号が送られると、コネクタ51からのコイル5の電流の通電が停止し、磁気回路中の磁束が減少して弁体8を閉弁方向に押圧している圧縮ばね14の弾性力により、弁体8と弁座シート部10aとの間のすきまは閉じた状態となり、燃料噴射が終了する。
なお、弁体8の開閉弁動作時には、弁体8は、弁本体9の径内側方向に突出したガイド部9aと摺動し、また弁体8のボール13のガイド部13bは、弁座摺動部10eと摺動する。ガイド13bは、弁座摺動部10eに対する弁体8の径方向の非同軸度(振れ)を規制する手段である。従って、クリアランスはなるべく小さく設定するのが好ましく、弁体8の耐久磨耗を許容限度以内とするために、10μm以下(片側隙間5μm以下)としている。
この参考例による燃料噴射弁1によれば、図2から分かるように、噴孔12は、凸部11dより径方向外側で、かつ弁座開口内壁10bより径方向内側に配置され、かつ噴孔配置面11eは、溶接部11aを有する上面11cと同一面上である。従って、噴孔プレート11を弁座10に溶接する時に、溶接部11aが冷えて固まる際の収縮により凸部11dが変形しても、燃料の噴射方向は変化せず、また溶接ばらつきによる噴射方向のばらつきもなく、溶接後の弁油密の悪化は抑制される。
また、製造上の組付けばらつきによって、噴孔プレート11の中心軸と弁座10の弁座軸10cとが一致しないで溶接されることがある。この場合、溶接後の噴孔プレート11に対する放射方向(矢印X方向)の引っ張り応力に不均一が生じ、凸部11dの変形によって緩和される応力も放射方向で不均一となり、弁座シート部10aの真円度低下を軽減する効果が十分得られなくなることが懸念される。
これに対して、この参考例1の燃料噴射弁1によれば、凸部11dは断面を円弧状としたため、円錐形状や円筒形状の凸部よりも噴孔プレート11の弁座10に対する位置ズレの影響を小さく抑えることができる。
さらに、特開2002−4983号公報(特許文献3)に記載の燃料噴射弁では、噴孔プレート中央部に設けた凸部の下流側に、放射状に広がる燃料通路及び噴孔入口部を設けている。このものでは、噴孔プレートの位置ズレが生じた場合、凸部の中心軸と弁座軸とのズレによって燃料流れに偏りが生じ、流量や噴霧がばらつく問題があった。
これに対して、この参考例1の燃料噴射弁では、噴孔入口部12aを弁座開口内壁10bより径方向内側に配置したために、弁座シート部10aからの燃料流れにおいて、凸部11dは噴孔12の入口部12aの下流側になるため、上記特許文献3が示す構造よりも噴孔プレート11の位置ズレが流量や噴霧へ及ぼす影響が小さい。
実施の形態1
図3Aはこの発明の実施の形態1の燃料噴射弁1の要部を示す断面、及び矢印Dに沿って噴孔プレート11を視たときの図である。
この実施の形態1の燃料噴射弁1では、噴孔プレート11の下流側に突出した円弧状の凸部11dは、弁体先端部であるボール13の曲面とほぼ平行であり、かつ弁座シート部10aのシート面延長10dは、凸部11dの径方向外側の噴孔12が形成された噴孔配置面11eに交差している。また、噴孔12の入口部12aは、凸部11dより径方向の外側で、かつ弁座開口内壁10bより径方向の内側に配置されている。そして、噴孔12の入口部12aの中心とボール13の弁座軸10c方向との間の距離で表される噴孔直上高さhと噴孔12の入口径dとの関係が、開弁状態においてh≦1.5dの関係にある。
他の構成は、参考例1と同じである。
図12に示した上記特許文献2に記載の燃料噴射弁では、図13Aに示すように、開弁時に、弁座シート部10aを通過した燃料の主流16aは、噴孔12Aの凸部11d側の内壁面に直接衝突するように、噴孔12Aは環状配置されている。
燃料噴射弁の場合、隣接した噴孔12A間を通過した燃料は、噴孔プレート11Aの中心で対向して流れてきた燃料と衝突し、Uターン流れ16bして噴孔12Aに指向した流れに方向が変わるが、この放射状のUターン流れ16bをどのように扱うかが重要である。
この特許文献2に記載の燃料噴射弁では、ボール13とほぼ平行に下流側に突出した凸部11dに噴孔12Aが配置されており、また燃料が通過する噴孔プレート11Aとボール13との間の距離は上流から噴孔12Aまで、実施の形態1のものと比較して一様に狭い。そのため、上記Uターン流れ16bと、直接噴孔12Aに向かって流れる主流16aとが噴孔12Aの入口部12aで正面衝突し、上記特許文献2のものが狙うような主流16aの噴孔12Aの内壁面への直接衝突は、開弁直後のみで、全開状態の安定期間では、噴孔12Aの内壁面に衝突しないため、燃料噴霧は筋状となり、図13B、図13Cに示すように、十分な微粒化効果は得られない。
これに対して、この実施の形態1の燃料噴射弁では、図3Aに示すように、シート面延長10dが凸部11dの径方向外側の噴孔配置面11eと交差しており、シート面延長10dに沿って流れる燃料の主流16aは、噴孔配置面11eに着地する。さらに、噴孔プレート11の上流側の上面11cと弁座軸10c方向のボール13までの距離であるキャビティ高さは、噴孔プレート11の中心から凸部11dの最外径部11fまではほぼ一定となっているが、凸部最外径部11fから弁座開口内壁10bまでの噴孔配置面11eの領域では増加している。
そのため、開弁時の燃料の主流16aは、最外径部11fから凸部11dの形状に沿って放射されたUターン流れ16bの下へ潜り込むことができ、燃料主流16aとUターン流れ16bとの互いの正面衝突は回避され、Uターン流れ16bによる燃料主流16aの減速が抑制される。
本願発明者は、噴孔直上高さh及び噴孔入口径dと噴霧平均粒径との関係を実験により求めた。図4はそのときの実験結果を示す図である。
この図から、開弁状態において(h/d)>1.5の場合には、噴霧平均粒径が著しく大きくなり、(h/d)≦1.5のときには、安定して小さな噴霧粒径が得られることが分かる。
この関係にあると、燃料の主流16aとUターン流れ16bとの正面衝突が回避され、衝突による減速が抑制された燃料主流16aは、速い流速を維持したまま噴孔12の入口部12aで噴孔壁12bに衝突して流れ方向が急変する。
そのため、図3Bに示すように噴孔12の入口部12aでの流れ剥離により液膜19aが形成され、燃料が噴孔壁12bに押付けられることで噴孔12内の流れは噴孔12の曲率に沿った流れ16dとなり、噴孔12内で空気20との混合が促進される。そして、図3Cに示すように、噴孔12の出口から三日月状の液膜19bとして拡散され、燃料の微粒化が促進される。
また、負圧雰囲気への噴射時には、閉弁完了後に弁体8、弁座10及び噴孔プレート11で囲まれたキャビティ17内の燃料の一部が負圧によって噴孔12からエンジン吸気管内に吸い出される。この場合、特許第31831556号明細書(特許文献4)に記載された燃料噴射弁では、弁体と弁座とのすきまを通って直接噴孔に向かう主流と隣接した噴孔間を通過して噴孔プレート中心で対向する流れによってUターンする放射状のUターン流れを噴孔直上で均等に衝突させて乱れによる微粒化を狙ったものである。
そのため、負圧下での閉弁完了後に吸い出されるキャビティ燃料の噴孔内流速は小さく、閉弁完了直後に粒径が粗悪な燃料噴霧が噴射されたり、燃料が噴孔から離脱できずに噴孔出口周辺の噴孔プレート端面への燃料付着を招く恐れがある。
また、上記特許文献4に記載の燃料噴射弁では、放射方向のUターン流れが強いため、粒径が粗悪な燃料噴霧が狙った噴射方向より外側へ噴射されたり、あるいは噴孔から離脱できずに噴孔出口周辺の噴孔プレート端面へ付着した燃料が次の噴射時にはじき飛ばされ、粗悪な燃料噴霧が狙った噴射方向より外側へ噴射されるといったスプラッシング現象を引き起こす。
そのため、吸気ポート壁面への燃料付着が増加し、液膜となって燃焼室へ流れ込むことで、排出ガスの悪化やエンジン出力の制御性の悪化を招く恐れがあった。
これに対して、この実施の形態1の燃料噴射弁では、Uターン流れ16bと燃料の主流16aとの正面衝突を抑制したことにより、噴孔12への流れにおいて乱れが抑制されるために、負圧下での閉弁完了後に吸い出されるキャビティ17内の燃料の噴孔12内での流速は大きく、スプラッシング現象は抑制される。
また、噴孔プレート11にボール13とほぼ平行に下流側に突出する凸部11dを形成したので、弁体8と噴孔プレート11との干渉を回避しつつ、弁体8、弁座10及び噴孔プレート11で囲まれたキャビティ17の容積を低減するのに有利である。従って、開弁直後にキャビティ内の燃圧上昇の立ち上がり速度を高めることができ、開弁直後でも良好な微粒化特性が得られる。
また、噴孔プレート11の凸部11dに噴孔12を配置するよりも、凸部11dの径方向の外側の平面に噴孔配置した方が、噴孔12の加工時における噴孔12の位置決め精度が高く、流量ばらつきや噴霧ばらつきが小さい利点もある。
実施の形態2
図5はこの発明の実施の形態2の燃料噴射弁1の要部を示す断面、及び矢印Gに沿って噴孔プレート11を視たときの図である。
この実施の形態2の燃料噴射弁1では、弁座軸10cを中心とした同一円上に噴孔12を配置し、複数の噴孔12から噴射される噴霧が1つの集合噴霧を形成する噴孔群15を2つ有しており、2つの集合噴霧はそれぞれ別の方向へ噴射するようになっている。
噴孔群15の中で隣接した噴孔12の入口部12aの中心間の距離をi1、i2とし、またはピッチ角をα1、α2としたとき、i1<i2またはα1<α2となるように噴孔12は配置されている。
他の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態2では、噴孔12の入口部12aの中心間の距離をi1、i2とし、またはピッチ角をα1、α2としたとき、i1<i2またはα1<α2となるように噴孔12は配置されているので、隣接した噴孔12間を通過する燃料同士で強弱が生じ、Uターン流れ16bは、隣接した短い噴孔12間の領域に主に流れ、燃料の主流16aと対向する噴孔12へ流れ込むのが防止される。
従って、Uターン流れ16bによる燃料の主流16aの減速は抑制され、さらに開弁状態においてh≦1.5dの関係にあるので、燃料主流16aは、速い流速を維持したまま噴孔12の入口部12aで流れ方向を急変するため、噴孔12の入口部12aで燃料流れが剥離し、微粒化が促進される。
また、この実施の形態2では、i1<i2またはα1<α2となるように噴孔12は配置されているので、各噴孔12から噴射される噴霧同士の干渉が抑制される。
なお、この実施の形態2では、噴孔群15を2つ有した燃料噴射弁1について説明したが、それぞれ別の方向へ噴射される、3つ以上の噴射群を有した燃料噴射弁であってもよい。
実施の形態3
図6Aはこの発明の実施の形態3の燃料噴射弁1の要部を示す断面、及び矢印Jに沿って噴孔プレート11を視たときの図、図6B(a)は図6AのK−K線に沿った矢視断面図、図6B(b)は図6AのL−L線に沿った矢視断面図、図6B(c)は図6AのM−M線に沿った矢視断面図である。
この実施の形態3では、噴孔112A,112B,112Cは、噴孔プレート11の噴孔配置面11eに、ピッチ角をα1、α2としたとき、α1<α2となるように間隔を空けて配置されている。また、この各噴孔112A,112B,112Cは、燃料が噴射される方向が異なるように形成されている。
即ち、各噴孔112A,112B,112Cは、各噴孔112A,112B,112Cの中心軸線と、弁座軸10cと基準の噴孔112Aの入口部の中心とを結ぶ基準線L1に対して平行で噴孔112B,112Cの入口部の中心を通る平行線とが交差する角度を、弁座軸10cに沿って視たときの噴孔外向き角度(β1,β2)が噴孔112Aよりも噴孔112Bが大きく、さらに噴孔112Bよりも噴孔112Cが大きくなるように形成されている。
また、各噴孔112A,112B,112Cは、各噴孔112A,112B,112Cの中心軸線と、弁座軸10cに対して平行で噴孔112A,112B,112Cの入口部の中心を通る垂直線とが交差する噴孔角度(γ0,γ1,γ2)が噴孔112Cよりも噴孔112Bが大きく、さらに噴孔112Bよりも噴孔112Aが大きくなるように形成されている。
その他の構成は、実施の形態1と同じである。
この実施の形態3の燃料噴射弁1によれば、各噴孔112A,112B,112Cは、互いに噴孔外向き角度(β1,β2)、噴孔角度(γ0,γ1,γ2)が異なるので、各噴孔112A,112B,112Cから噴射された噴霧の干渉が抑制される。
実施の形態4
図7はこの発明の実施の形態4の燃料噴射弁1の要部を示す断面図である。
この実施の形態4の燃料噴射弁1では、閉弁時に弁体8のボール13が弁座10の弁座シート部10aに着座するシート半径をR、弁座軸10cから噴孔12の入口部12aの中心までの距離をrとしたとき、シート半径Rと距離rとの関係が、0.5≦r/R≦0.8である。
他の構成は、実施の形態1と同じである。
上記特許文献4に記載の燃料噴射弁では、噴孔は、弁体先端に設けられた平面部に対向するように配置されており、弁座シート部から遠く、また圧損が多い流路構成のため、全開状態の安定領域における微粒化効果が十分得られないだけでなく、開弁直後の噴孔の入口部の燃圧の立ち上がり速度も遅く、開弁直後の粒径レベルが悪いという問題点があった。
これに対して、この実施の形態4に係わる燃料噴射弁1では、弁体8と弁座10とのすきまから噴孔12の入口部12aまでがほぼ直線で圧損が少ない流路構成となっており、さらにh≦1.5dで、かつ0.5≦r/R≦0.8の関係にある。
従って、弁座シート部10aから噴孔12の入口部12aまでの距離が小さいので、開弁開始時に噴孔12の入口部12aへ燃料が早く到達し、かつ弁座シート部10aからの燃料の主流16aがスムーズに噴孔12へ流れ込む。
図8は、本願発明者が実験により、開弁直後における(r/R)と噴霧平均粒径との関係を求めたときの図である。この図からも、シート半径Rと距離rとの関係において、0.5≦(r/R)≦0.8の範囲では開弁直後でも噴霧平均粒径が小さいことが分かる。
実施の形態5
図9はこの発明の実施の形態5の燃料噴射弁1を示す要部断面図である。
この実施の形態5に係る燃料噴射弁1では、弁座シート部10aと弁座軸10cとの挟み角度をαとし、弁座シート部10aと弁座開口内壁10bとの間のテーパ部18と弁座軸10cとの挟み角度をβとしたときに、20°≦(α−β)≦40°の関係にある。
他の構成は、実施の形態1と同じである。
噴孔12の位置ずれ、噴孔プレート11と弁座10との間の水平方向の位置ずれによって引き起こされる噴霧分配の偏りを解消するには、噴孔12の入口部12aと弁座開口内壁10bとの距離を大きくするのが有効である。
しかしながら、弁座開口内壁10bの径を大きくすると、傾斜角度が一定のバルブシート部10a部では必然的に弁座開口内壁10bの高さが高くなり、燃料は、バルブシート部10aから弁座開口内壁10bに沿って噴孔12に流れるときに、途中流れが剥離し、乱れによって流体エネルギーが損失し、微粒化が損なわれる問題がある。
この実施の形態5に係わる燃料噴射弁1では、弁座シート部10aと弁座軸10cとの間にテーパ部18を設けたことにより、弁座開口内壁10bの径を大きくしても弁座開口内壁10bの内壁高さを小さくでき、かつ20°≦(α−β)≦40°の関係にあるので、弁座シート部10a、テーパ部18及び弁座開口内壁10bにおける燃料の剥離が最小限に抑制される。
また、噴孔12の入口部12aと弁座開口内壁10bとの間の距離が大きくなり、噴孔12の位置ずれ、噴孔プレート11と弁座10との間の水平方向の位置ずれによる噴霧分配の偏りを抑制することが可能である。
図10は、本願発明者が実験により、(α−β)と噴霧平均粒径との関係を求めたときの図である。この図から、40°<(α−β)、20°>(α−β)とすると、弁座シート部10a、テーパ部18及び弁座開口内壁10bでの燃料の流れが大きく剥離し、乱れによって流体エネルギーが損失し、所望の噴霧粒径が得られず、20°<(α−β)<40°の範囲で所望の噴霧粒径が得られることが分かる。
実施の形態6
この実施の形態6に係る燃料噴射弁1では、閉弁時において、弁体8のボール13、弁座10及び噴孔プレート11で囲まれたキャビティ容積が0.8mm以下である。
他の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態6では、負圧下での閉弁完了後のキャビティ燃料の吸出し量を小さくすることで、スプラッシング現象を抑制することができる。
また、大気圧下に対して負圧下で悪化する噴霧粒径の悪化度合いを低減できる。
図11は、本願発明者が実験により、キャビティ容積と大気圧下に対する負圧(−500mmHg)下での噴霧平均粒径との関係を求めたときの図である。
この図から、キャビティ容積が0.8mmを超えると著しく噴霧平均粒径が大きくなり、悪化し、良好な噴霧状態が得られず、0.8mm以下では、安定した小さな噴霧粒径が得られ、噴霧粒径の悪化度合いが低減されていることが分かる。
なお、上記の参考例1、実施の形態1〜6では、何れも噴孔プレート11と弁座10とが別体の燃料噴射弁1について説明したが、実施の形態1〜6については噴孔プレートと弁座とが一体の同一部材で構成してもよい。
同一部材にすることで、凸部と弁体のボールとの同軸度が向上し、燃料の流れの偏りが低減され、噴霧の径方向のばらつきを低減できる。
1 燃料噴射弁、2 ソレノイド装置、3 ハウジング、4 コア、4a 下端面、5 コイル、6 アマチュア、6a 上端面、7 弁装置、8 弁体、9 弁本体、9a ガイド部、10 弁座、10a 弁座シート部、10b 弁座開口内壁、10c 弁座軸、10d シート面延長、10e 弁座摺動部、11 噴孔プレート、11a,11b 溶接部、11c 上面、11d 凸部、11e 噴孔配置面、11f 凸部最外径部、12,112A,112B,112C 噴孔、12a 入口部、12b 噴孔壁、13 ボール、13a 面取り部、13b ガイド部、14 圧縮ばね、15 噴孔群、16a 主流、16b Uターン流れ、16d 流れ、17 キャビティ、18 テーパ部、19a,19b 液膜、20 空気、50 ケース、51 コネクタ、52 燃料通路、h 噴孔直上高さ、d 噴孔入口孔。

Claims (8)

  1. 弁座を開閉するための弁体を有し、制御装置より動作信号を受けて弁体を動作させることで、燃料が弁体と弁座のすきまを通って、弁座下流側に設けられた噴孔プレートに複数設けられた噴孔から噴射される燃料噴射弁において、
    前記噴孔プレートは、弁体先端部と平行に下流側へ突出する凸部を有し、かつ前記弁座の弁座シート部の延長が前記凸部の径方向外側の噴孔プレートに交差し、かつ前記噴孔の入口部は、前記凸部より径方向外側かつ前記弁座の最小内径である弁座開口内壁より径方向内側に配置し、かつ前記噴孔の前記入口部の中心と前記弁体先端部の弁座軸方向の距離で表される、前記噴孔の直上高さhと前記噴孔の入口径dが開弁状態においてh≦1.5dの関係としたことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記噴孔プレートと前記弁座とが一体の同一部材であることを特徴とする請求項に記載の燃料噴射弁。
  3. 複数の前記噴孔から噴射される噴霧が1つの集合噴霧を形成するように配置された噴孔群を1つ以上有し、かつ前記噴孔群の各前記噴孔は、隣接した前記噴孔の入口部の中心間距離が交互に大小となるように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射弁。
  4. 複数の前記噴孔から噴射される噴霧が1つの集合噴霧を形成するように配置された噴孔群のうち、何れかの噴孔を基準の噴孔とし、隣接した各前記噴孔は、噴孔の中心軸線と、前記弁座軸と前記基準の噴孔の入口部の中心とを結ぶ基準線に対して平行で噴孔の入口部の中心を通る平行線とが交差する角度を、前記弁座軸に沿って視たときの角度が互いに異なることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の燃料噴射弁。
  5. 隣接した各前記噴孔は、噴孔の中心軸線と前記弁座軸に対して平行で噴孔の入口部の中心を通る垂直線とが交差する噴孔角度が互いに異なることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の燃料噴射弁。
  6. 閉弁時に前記弁体が前記弁座に着座する弁座シート部の半径Rに対して、前記弁座軸から前記噴孔の前記入口部の中心までの距離rを、0.5≦(r/R)≦0.8の関係としたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の燃料噴射弁。
  7. 閉弁時に前記弁体、前記弁座及び前記噴孔プレートで囲まれたキャビティ容積を0.8mm以下としたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の燃料噴射弁。
  8. 閉弁時に前記弁体が前記弁座に着座したときの、弁座シート部と前記弁座軸との挟み角をαとし、前記弁座シート部と前記弁座開口内壁との間に形成されたテーパ部と前記弁座軸との挟み角βとしたときに、20°≦(α−β)≦40°の関係としたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の燃料噴射弁。
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