JP2010138815A - 制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔操作により始動したエンジンが稼動している状態で、セキュリティを確保しつつ、エンジンの始動に必要な運転者の操作を削減できる制御装置及び制御方法を提供する。
【解決手段】携帯機からのエンジン始動要求に応じて、エンジン制御装置にエンジンの始動と暖気運転の開始を要求する信号を出力する信号出力処理422と、エンジンの始動からエンジンを停止させるまでの時間をタイマ部41に計時させるタイマ計時処理421と、携帯機が車両の正規の携帯機であるか否かを認証してドアの施解錠をドア制御装置に要求する認証処理425と、運転者の所定の走行準備操作を検出する検出処理423と、タイマ部41がエンジンを停止させる時刻を計時するまでに、認証処理423の要求によりドアが解錠され、かつ、運転者の所定の走行準備操作を検出すると、エンジンの暖気運転を継続させる暖気運転継続処理424とを実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、制御装置および制御方法に関する。
携帯機からのエンジンスタート信号に基づき車両のエンジンを始動するシステムが普及している。しかしながら、携帯機によりエンジンを始動する操作が行われてから乗員が実際に車両に乗車するまでの間、不審者が不正に車両へ乗り込んでしまい、車両が盗難される恐れがある。
そこで、特許文献1では、遠隔操作によりエンジン始動を行った場合に、盗難防止効果を維持するイモビライザイシステムが開示されている。また、特許文献2では、遠隔操作によりエンジン始動を行い、エンジン稼動状態で特定の鍵によりドアをアンロックした場合は、エンジンを停止せず、特定の鍵以外によりドアをアンロックした場合、エンジンを停止させ、セキュリティを確保している。
特開平11−240421号公報 特開2008−150016号公報
しかしながら、特許文献1では、イモビライザによる認証を行う前にイモビライザの機能を無効化されてしまうと、盗難防止効果を発揮することができない。一方、特許文献2は特定の鍵以外によりドアをアンロックした場合、エンジンを停止させ、セキュリティを確保している。しかし、特定の鍵によりドアをアンロックした場合、エンジンは停止しないため、ドアのアンロックから乗員が実際に車両に乗車するまでの間に、不審者が不正に車両へ乗り込んでしまい、車両が盗難されてしまう恐れがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、遠隔操作により始動したエンジンが稼動している状態で、セキュリティを確保しつつ、エンジンの始動に必要な運転者の操作を削減することが可能な制御装置および制御方法を提供する。
請求項1に記載の制御装置は、携帯機から受信した操作信号に応じた信号を、車両に搭載された他の制御装置に出力する制御装置であって、時刻を計時するタイマ部と、携帯機からのエンジンの始動を要求する信号に応じて、エンジンを始動させ、エンジンの暖気運転を開始させる要求信号をエンジンを制御する制御装置に出力する信号出力処理と、エンジンが始動してから、エンジンを停止させるまでの時間をタイマ部に計時させるタイマ計時処理と、携帯機が車両の正規の携帯機であるか否かを認証してドアの施解錠を要求する信号をドアの施解錠を行う制御装置に出力する認証処理と、運転者の所定の走行準備操作を検出する検出処理と、タイマ部がエンジンを停止させる時刻を計時するまでの間に、認証処理において出力された信号によりドアが解錠され、かつ、検出処理によって運転者の所定の走行準備操作を検出すると、エンジンの暖気運転を継続させる暖気運転継続処理と、を実行する実行部と、を備える。
この構成によれば、タイマ部がエンジンを停止させる時刻を計時するまでに、認証処理において出力した信号によりドアが解錠され、かつ、所定の走行準備操作が検出されれば、エンジンの暖気運転を継続するため、エンジンの始動に必要な運転者の操作を削減することができる。
請求項2に記載の制御装置は、請求項1に記載の制御装置において、前記暖気運転継続処理は、前記タイマ部がエンジンを停止させる時刻を計時するまでの間に、前記認証処理において出力された信号によりドアが解錠されない場合、または、前記検出処理によって運転者の所定の走行準備操作を検出しない場合には、暖気運転を停止させる。
この構成によれば、タイマ部がエンジンを停止させる時刻を計時するまでに、認証処理によりドアが解錠されない場合、または、検出処理によって運転者の所定の走行準備操作を検出しない場合には、暖気運転を停止するため、セキュリティを確保することができる。
請求項3に記載の制御装置は、請求項1または2に記載の制御装置において、前記所定の走行準備操作は、機械鍵をイグニッションオン位置まで回転させる操作と、イグニッションスイッチをオンするためのイグニッションノブをイグニッションオン位置まで回転させる操作と、フットブレーキを踏む操作とのいずれか1つである。
この構成によれば、運転者が車両に搭乗して簡易な操作を行えば、暖気運転を継続するため、エンジンの始動に必要な運転者の操作を削減することができる。
請求項4に記載の制御装置は、請求項1から3のいずれか一項記載の制御装置において、前記暖気運転継続処理は、前記検出処理が所定の走行準備操作を検出する前に、シフトレバー操作またはパーキングブレーキを解除する操作を検出すると、暖気運転を停止させる。
この構成によれば、前記検出処理が所定の走行準備操作を検出する前に、シフトレバー操作またはパーキングブレーキを解除する操作を検出すると、暖気運転を停止させるため、セキュリティが更に高まる。
請求項5に記載の制御方法は、携帯機から受信した操作信号に応じた信号を、車両に搭載された他の制御装置に出力する制御装置の制御方法であって、携帯機からのエンジンの始動を要求する信号に基づいて、エンジンを始動させ、エンジンの暖気運転を開始させる要求信号をエンジンを制御する制御装置に出力する信号出力ステップと、エンジンが始動してから、エンジンを停止させるまでの時間をタイマ部に計時させるタイマ計時ステップと、携帯機が車両の正規の携帯機であるか否かを認証してドアの施解錠を要求する信号をドアの施解錠を行う制御装置に出力する認証ステップと、運転者の所定の走行準備操作を検出する検出ステップと、タイマ部がエンジンを停止させる時刻を計時するまでの間に、認証ステップにおいて出力された信号によりドアが解錠され、かつ、検出ステップによって運転者の所定の走行準備操作を検出すると、エンジンの暖気運転を継続させる暖気運転継続ステップと、を有する。
この構成によれば、タイマ部がエンジンを停止させる時刻を計時するまでに、認証ステップにおいて出力した信号によりドアが解錠され、かつ、所定の走行準備操作が検出されれば、エンジンの暖気運転を継続するため、エンジンの始動に必要な運転者の操作を削減することができる。
本発明によれば、遠隔操作により始動したエンジンが稼動している状態で、セキュリティを確保しつつ、エンジンの始動に必要な運転者の操作を削減することができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1から図3を用いて本発明が適用される車両のシステム構成について説明する。図1は、携帯機または機械鍵によってエンジンの始動を行う車両のシステム構成の一例を示した図である。
制御装置40Aは、図1に示すように、イモビライザ制御装置16と、キーシリンダ14と、バッテリ15と、アンテナ17と、エンジン水温センサ18と、フットブレーキスイッチ(SW)19と、パーキングブレーキスイッチ(SW)と、ドア開閉スイッチ(SW)21と、ドアロックスイッチ(SW)22と、ドアアンロックスイッチ(SW)23と、エンジンフードスイッチ(SW)24と、シフトポジションスイッチ(SW)25と、エンジン回転センサ26と、ロックトリガスイッチ(SW)27と、アンロックトリガスイッチ(SW)28と、車室外アンテナ29と、車室内アンテナ30と、エンジン制御装置50と、ボディ制御装置60と接続される。
アンテナ17は、携帯機12からの信号を受信する。制御装置40Aは、アンテナ17で受信した携帯機12から送信されたエンジンの始動を要求する信号(以後、リモートエンジンスタート信号と記載する)を入力すると、車両がエンジンを始動しても良い状態にあるか否かを判定する。例えば、ドアが開いているか否かをドア開閉SW21からの入力により判定する。また、エンジン始動による車の飛び出しを防止するため、制御装置40Aは、シフトポジションSW25からの入力によりシフトポジションがパーキングレンジに入っているか、また、パーキングブレーキSW20からの入力によりパーキングブレーキがかかっているか否かを判定する。さらに、ボンネットが閉まっているか否かをエンジンフードSW24からの入力により判定する。制御装置40Aは、車両がエンジンを始動しても良い状態にあると判定した場合には、制御装置40Aの内部にあるイグニッション(IG)スイッチ34をオンして、バッテリ15の電力をエンジン制御装置50へ供給する。次に、制御装置40Aは、制御装置40Aの内部にあるアクセサリ(ACC)スイッチ35およびスタータ(ST)スイッチ36をオンする。制御装置40Aは、スタータスイッチ36をオンすることでスタータ信号を出力し、エンジン制御装置50にエンジンの始動を要求する。エンジン制御装置50は、スタータ信号を入力すると、スタータリレー51をオンして、スタータモータ52に電力を供給する。電力の供給を受けたスタータモータ52が駆動し、エンジンの始動が行われる。
制御装置40Aは、エンジン水温センサ18からエンジン水温を入力し、エンジン回転センサ26からエンジン回転数を入力して、エンジンが始動したか否か、また、エンジンが暖気運転状態にあるか否かを判定する。そして、エンジン水温またはエンジン回転数が異常値である場合には、制御装置40Aは、制御装置40Aの内部に設けられているイグニッションスイッチ34をオフすることにより、エンジン制御装置50への電力供給を停止する。
制御装置40Aは、アンテナ17で受信したエンジンの停止を要求する信号(以後、リモートエンジンストップ信号と記載する)を入力すると、イグニッションスイッチ34をオフすることにより、エンジン制御装置50への電力供給を停止する。電力が供給されなくなったエンジン制御装置50は、エンジンを停止させる。
制御装置40Aは、スマートエントリ機能によるドアの開閉も行う。ここで、スマートエントリ機能には、例えば車両に接近するだけで自動的にドアをアンロックするとともに、車両から離れるだけで自動的にドアをロックするものがある。この場合、具体的には車両近傍に形成された作動エリアに携帯機12が入ってきたときに自動的にドアがアンロックされるとともに、この作動エリアから携帯機12が出たときに自動的にドアがロックされるようになっている。また、作動エリア内に携帯機12が入っている場合に、ドアハンドルに設けられたロックトリガSW27またはアンロックトリガSW28に運転者が触れることで、ドアのロックおよびアンロックを行うものもある。
本実施例の制御装置40Aは、車室外アンテナ29および車室内アンテナ30からの入力により、携帯機12が車室外にあるか車室内にあるかを判断する。携帯機12が車室外にある場合、ドアハンドルに設けられたロックトリガSW27がオンされると、制御装置40Aは、携帯機12が車両の正規の携帯機であるか否かを認証する(以後、スマートエントリ認証と記載する)。携帯機12が車両の正規の携帯機である場合には、制御装置40Aはボディ制御装置60に、ドアのロックを要求する信号を出力する。ボディ制御装置60は、ドアのロックを要求する信号を入力すると、ドアのロック及びアンロックを制御するドアロックアンロック制御装置62に、ドアのロックを要求する信号を出力する。そして、ドアがロックされたことを確認すると、ボディ制御装置60は、運転者にドアがロックされたことを報知するために、ハザードランプ61を点灯させたり、ブザー63を鳴らす。一方、アンロックトリガSW28がオンされると、制御装置40Aは、スマートエントリ認証を行う。携帯機12が車両の正規の携帯機である場合には、制御装置40Aはボディ制御装置60に、ドアのアンロックを要求する信号を出力する。ボディ制御装置60は、ドアのアンロックを要求する信号を入力すると、ドアロックアンロック制御装置62に、ドアのアンロックを要求する信号を出力する。ドアロックアンロック制御装置62は、ボディ制御装置60からの入力信号に応じて、ドアのロック/アンロックを行う。
制御装置40Aは、スマートエントリ機能を使用せずにドアがアンロックされた場合には、車両の所有者でない不審者がドアをアンロックし、車両を盗難する可能性があるため、エンジンの暖気運転を停止するよう要求するエンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。スマートエントリ機能を使用しないとは、例えば、携帯機12に備えられているドアのロック/アンロックボタンを使用した場合であったり、機械鍵10を使用してドアのアンロックを行った場合等である。また、制御装置40Aは、スマートエントリ機能によってドアがアンロックされた場合であっても、暖気運転を所定の時間継続した場合(以後、暖気運転を続けることができる所定の時間を暖気設定時間と記載する)には、暖気運転を停止するようにエンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。車両が屋内の駐車場に駐車されている場合に暖気運転を続けると、一酸化炭素中毒の誘因となる可能性があるからである。暖気設定時間は、エンジンが暖気運転を継続できる時間であり、例えば、20分とすることができる。一方、スマートエントリ機能によってドアがアンロックされた場合、携帯機12との通信時にその携帯機12が車両の正規の携帯機であると認証されているため、車両の所有者によりドアがアンロックされたとして、制御装置40Aは暖気運転を継続する。また、制御装置40Aは、スマートエントリ機能によってドアがアンロックされても、暖気設定時間が経過すれば暖気運転を中止させる。しかし、運転者が車両に搭乗し、走行準備を開始すれば、暖気運転を停止させる必要がなくなるため、暖気設定時間が経過するまでに、運転者が機械鍵10をキーシリンダ14へと差込み、イグニッションスイッチオン位置まで機械鍵10を回転させると、暖気運転を継続させる。
機械鍵10には、固有のキーコードを記憶したトランスポンダ11が備えられている。機械鍵10をキーシリンダ14に差し込むと、イモビアンプ13がトランスポンダ11に記憶された固有のキーコードを読み込み、イモビライザ制御装置16へ出力する。イモビライザ制御装置16は、入力された固有のキーコードと予め記憶されている正規のコードとの比較(以後、イモビライザ認証と記載する)を行い、コードが一致したか否かの比較結果を制御装置40Aへと出力する。コードが不一致の場合には、車両の盗難防止のため、制御装置40Aは、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。コードが一致する場合には、制御装置40Aは、暖気運転を継続する。
また、機械鍵10をキーシリンダ14へ差し込む前に、パーキングブレーキSW20からパーキングブレーキが解除されたことを示す信号を入力した場合、または、シフトポジションSW25からシフトレバーがパーキングレンジから移動されたことを示す信号を入力した場合には、車両の盗難を防止するため、制御装置40Aは、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。
図2は、携帯機またはイグニッションノブによってエンジンの始動を行う車両のシステム構成の一例を示した図である。各構成が行う処理については、図1とほぼ同じであるため説明を省略し、図1と異なる構成について説明する。
携帯機12は、イモビライザ機能を内蔵したスマートエントリ機能を備える。イモビライザ機能とは、携帯機に記憶されたキーコードを用いてイモビライザ認証を行い、携帯機に記憶されたキーコードと正規のコードとが一致する場合に、携帯機からのエンジンの始動を許可する機能である。したがって、スマートエントリ機能によってドアを施解錠する際に、イモビライザ認証も行う。
イグニッションノブ32は、運転者が携帯機12を携帯している状態で、ノブを回せば、機械鍵10を使用せずにエンジンの始動・停止等を行うことができるノブである。
制御装置40Bは、暖気設定時間が経過するまでに、運転者がイグニッションノブ32をイグニッションスイッチオン位置まで回転させると、暖気運転を継続させる。また、イグニッションスイッチがオンされたことをトリガとして、制御装置40Bは、携帯機12のイモビライザ認証を行う。携帯機12に入力された固有のキーコードと正規のコードとが不一致の場合には、制御装置40Bは、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。コードが一致する場合には、制御装置40Bは、暖気運転を継続する。
また、運転者がイグニッションノブ32をイグニッションスイッチオン位置まで回転させる前に、パーキングブレーキSW20がオフされた場合、または、シフトポジションSW25がオンされた場合には、車両の盗難を防止するため、制御装置40Bは、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。ここで、パーキングブレーキSW20がオフされた場合とは、パーキングブレーキが解除されたことを意味し、シフトポジションSW25がオンされた場合とは、シフトレバーがパーキングレンジから移動されたことを意味する。
図3は、携帯機またはプッシュスイッチによってエンジンの始動を行う車両のシステム構成の一例を示した図である。各構成が行う処理については、図1とほぼ同じであるため説明を省略し、図1と異なる構成について説明する。
携帯機12は、イモビライザ機能を内蔵したスマートエントリ機能を備える。したがって、スマートエントリ機能によってドアを施解錠する際に、イモビライザ認証も行う。
プッシュスイッチ33は、運転者が携帯機12を携帯している状態で、プッシュスイッチ33を押すことで、機械鍵によらずに、エンジンの始動・停止等を行えるスイッチである。
制御装置40Cは、暖気設定時間が経過するまでに、フットブレーキSW19がオンされると、暖気運転を継続させる。ここで、フットブレーキSW19がオンされるとは、フットブレーキが踏まれたことを示す。
また、フットブレーキが踏まれたことをトリガとして、制御装置40Cは、携帯機12のイモビライザ認証を行う。携帯機12に入力された固有のキーコードと予め記憶されている正規のコードとが不一致の場合には、制御装置40Cは、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。コードが一致する場合には、制御装置40Cは、暖気運転を継続する。
また、運転者がフットブレーキを前に、パーキングブレーキSW20がオフされた場合、または、シフトポジションSW25がオンされた場合には、車両の盗難を防止するため、制御装置40Cは、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。
次に、図4および図5を用いて制御装置のシステム構成について説明する。図4は、携帯機または機械鍵によってエンジンの始動を行う車両における制御装置40Aのシステム構成の一例を示す図である。
制御装置40Aは、タイマ部41と、実行部42Aとを備える。
タイマ部41は、実行部42Aと接続され、暖気設定時間等を計時し、計時した時刻を実行部42Aへと入力する。実行部42Aは、エンジンの始動時刻にタイマ部41に計時を開始させ、暖気設定時間を計時させる。
実行部42Aが行う処理は、制御装置40Aについて図1で説明した処理とほぼ同様であるため、簡略化して説明する。実行部42Aは、図1で説明した各構成と接続され、各構成からの入力信号に基づいて、エンジン制御装置50にスタータ信号、エンジン停止信号を出力する。また、実行部42Aは、ボディ制御装置60に、ドアのロックおよびアンロックを要求する信号を出力する。
図5は、携帯機またはイグニッションノブによってエンジンの始動を行う車両における制御装置40B、および携帯機またはプッシュスイッチによってエンジンの始動を行う車両における制御装置40Cのシステム構成の一例を示す図である。
制御装置40Bおよび40Cは、タイマ部41と、実行部42Bとを備える。
タイマ部41は、実行部42Bと接続され、暖気設定時間等を計時し、計時した時刻を実行部42Bへと入力する。実行部42Bは、エンジンの始動時刻にタイマ部41に計時を開始させ、暖気設定時間を計時させる。
実行部42Bが行う処理は、制御装置40Bおよび40Cについて図2および図3で説明した処理とほぼ同様であるため、簡略化して説明する。実行部42Bは、図2および図3で説明した各構成と接続され、各構成からの入力信号に基づいて、エンジン制御装置50にスタータ信号、エンジン停止信号を出力する。また、実行部42Bは、ボディ制御装置60に、ドアのロックおよびアンロックを要求する信号を出力する。
以後、特に区別する必要がない場合には、制御装置40A、40B、40Cを制御装置40と、実行部42Aおよび実行部42Bを実行部42と記載する。
次に、実行部42のハードウェア構成の一例について説明する。図6は、実行部42のハードウェア構成の一例を示す図である。実行部42は、信号の入出力を行う入出力部43と、制御装置40による制御処理を実現するためのプログラムや、エンジンを停止させるか否かを判定するプログラム(詳細は後述)などが格納されたROM46と、ROM46に格納されたプログラムを読み込んで実行する中央処理装置(CPU)45と、プログラムを実行する際に使用される一時的なデータを保存するRAM44とから構成される。
また、ROM46に格納されたプログラムのCPU45による演算によって、図7に示すタイマ計時処理421、信号出力処理422、検出処理423、暖気運転継続処理424A、スマートエントリ処理(認証処理)425Aおよび図8に示す暖気運転継続処理424B、スマートエントリ処理425Bが実行される。
次に、図7および図8を用いて実行部42Aおよび実行部42Bが実行する処理について説明する。図7は、実行部42Aにおいて、上述したCPU45などのハードウェアとROM46に格納されたソフトウェアとの協働によって実現されるの機能ブロック図の一例である。
実行部42Aは、タイマ計時処理421と、信号出力処理422と、検出処理423と、暖気運転継続処理424Aと、スマートエントリ処理425Aとを実行する。
信号出力処理422は、アンテナ17と、エンジン制御装置50と、タイマ計時処理421と接続する。信号出力処理422は、アンテナ17が携帯機12からリモートエンジンスタート信号を受信すると、エンジンの始動を要求するスタータ信号をエンジン制御装置50へと出力する。また、信号出力処理422は、タイマ部41がエンジン始動開始時刻から暖気設定時間を計時できるように、タイマ計時処理にもスタータ信号を出力する。タイマ計時処理421は、スタータ信号を入力して、タイマ部41に時刻の計時を開始させる。また、信号出力処理422は、アンテナ17が携帯機12からリモートエンジンストップ信号を受信すると、エンジンの停止を要求するエンジン停止信号をエンジン制御装置50へと出力する。
タイマ計時処理421は、タイマ部41と、信号出力処理422と接続する。タイマ計時処理421は、前述の通り、信号出力処理422からスタータ信号を入力し、タイマ部41に時刻の計時を開始させ、暖気設定時間を計時させる。
検出処理423は、イグニッションスイッチ(SW)31と、パーキングブレーキSW20と、シフトポジションSW25と、フットブレーキSW19と、暖気運転継続処理424とに接続される。
検出処理423は、イグニッションSW31のオン・オフ操作、パーキングブレーキSW20から入力されるパーキングブレーキSW20の操作、シフトポジションSW25から入力されるシフトレバーの操作、フットブレーキSW19から入力されるフットブレーキの操作を検出すると、暖気運転継続処理424へと各操作内容を出力する。暖気運転継続処理424は、検出処理423から入力した各操作内容に基づいて、暖気運転を継続するか否かを判断する。
スマートエントリ処理425Aは、ドア開閉SW21と、ドアロックSW22と、ドアアンロックSW23と、アンロックトリガSW28と、ボディ制御装置60と接続する。スマートエントリ処理425Aは、ドア開閉SW21によりドアが閉まっていることを確認し、かつ、ドアロックSW22によりドアがロックされていることを確認した場合に、アンロックトリガSW28がオンされると、スマートエントリ認証を行う。携帯機12が車両の正規の携帯機である場合には、スマートエントリ処理425Aは、ボディ制御装置60にドアのアンロックを要求する信号を出力する。
また、スマートエントリ処理425Aは、ドア開閉SW21によりドアが閉まっていることを確認し、かつ、ドアアンロックSW23によりドアがアンロックされていることを確認した場合に、ロックトリガSW27がオンされると、スマートエントリ認証を行う。携帯機12が車両の正規の携帯機である場合には、スマートエントリ処理425Aは、ボディ制御装置60にドアのロックを要求する信号を出力する。
暖気運転継続処理424Aは、ドア開閉SW21と、ドアロックSW22と、ドアアンロックSW23と、イモビライザ制御装置16と、エンジン回転センサ26と、タイマ部41と、検出処理423と、エンジン制御装置50と接続される。
暖気運転継続処理424Aは、エンジン回転センサ26からエンジン回転数を入力し、エンジンが暖気運転状態にあるか否かを確認する。エンジンが暖気運転状態にあるか否かは、エンジン回転数が所定の回転数の範囲内にあるか否かによって確認できる。例えば、エンジン回転数が700回転から900回転の間にある場合に、エンジンは暖気中であると判定できる。
暖気運転継続処理424Aは、ドア開閉SW21がオフされると、ドアアンロックSW23からの入力信号により、ドアがスマートエントリ処理425Aによってアンロックされたのか否かを確認する。ここで、ドア開閉SW21がオフされるとは、ドアが開いたことを意味する。ドアがスマートエントリ処理425Aによってアンロックされた場合、暖気運転継続処理424Aは、暖気運転を継続する信号をエンジン制御装置50へ出力する。ドアがスマートエントリ処理425Aによってアンロックされなかった場合、暖気運転継続処理424Aは、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。また、エンジン始動開始時刻に計時を開始した時刻情報をタイマ部41から入力する。タイマ部41が計時した時刻が暖気設定時間を経過した場合、暖気運転継続処理424Aはエンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。タイマ部41が計時した時刻が暖気設定時間を経過するまでに、検出処理423からイグニッションSW31をオンする操作、または、フットブレーキを踏む操作を入力した場合には、暖気運転継続処理424Aは、タイマ部41の計時動作を停止させ、暖気運転を継続する。一方、イグニッションSW31をオンする操作、または、フットブレーキを踏む操作を入力する前に、シフトレバーの操作、または、パーキングブレーキの操作を検出処理423から入力した場合には、暖気運転継続処理424Aは、エンジン制御装置50へエンジン停止信号を出力する。
さらに、イモビライザ制御装置16からイモビライザ認証の結果を入力し、機械鍵10に内蔵されたトランスポンダ11のキーコードと、イモビライザ制御装置16に記憶されている正規のキーコードが一致しなかった場合にも、暖気運転継続処理424Aは、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。
図8は、実行部42Bにおいて、上述したCPU45などのハードウェアとROM46に格納されたソフトウェアとの協働によって実現されるの機能ブロック図の一例である。
実行部42Bは、タイマ計時処理421と、信号出力処理422と、検出処理423と、暖気運転継続処理424Bと、スマートエントリ処理425Bとを実行する。タイマ計時処理421と、信号出力処理422と、検出処理423については、図7の機能ブロック図における説明と異なるところがないため、説明を省略する。また、暖気運転継続処理424Bおよびスマートエントリ処理425Bにおける処理についても、図7における説明とほぼ同一であるため、異なる点に絞って説明する。
スマートエントリ処理425Bは、ドア開閉SW21と、ドアロックSW22と、ドアアンロックSW23と、アンロックトリガSW28と、暖気運転継続処理424Bと、ボディ制御装置60と接続する。スマートエントリ処理425Bは、ドア開閉SW21によりドアが閉まっていることを確認し、かつ、ドアロックSW22によりドアがロックされていることを確認した場合に、アンロックトリガSW28がオンされると、スマートエントリ認証とイモビライザ認証とを行う。携帯機12が車両の正規の携帯機である場合には、スマートエントリ処理425Bは、ボディ制御装置60にドアのアンロックを要求する信号を出力する。
また、スマートエントリ処理425Bは、イグニッションSW31がオンされた場合、または、フットブレーキSW19がオンされた場合には、イモビライザ認証を行い、その結果を暖気運転継続処理424Bへと出力する。
暖気運転継続処理424Bは、ドア開閉SW21と、ドアロックSW22と、ドアアンロックSW23と、と、エンジン回転センサ26と、タイマ部41と、検出処理423と、スマートエントリ処理425Bと、エンジン制御装置50と接続される。
暖気運転継続処理424Bは、スマートエントリ処理425Bからイモビライザ認証の結果を入力する。そして、携帯機12のキーコードが正規のキーコードと一致していなかった場合には、暖気運転継続処理424は、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する。
次に、図9および図10を用いて、携帯機からのエンジン始動要求を受けて制御装置40が実行する処理の一例について説明する。図9および10は、実行部42が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
実行部42は、アンテナ17が携帯機12からリモートエンジンスタート信号を受信すると(ステップS10/YES)、実行部42は、車両がエンジンを始動しても良い状態かどうかを確認する。まず、実行部42は、ドアは閉まっているか否かを確認する(ステップS11)。ドアが閉まっている場合(ステップS11/YES)、実行部42は、シフトポジションはパーキング(P)レンジになっているかを確認する(ステップS12)。ドアが閉まっていない場合(ステップS11/NO)、実行部42は、スタータ信号を出力せず待機状態に戻る。実行部42は、シフトポジションがパーキングレンジになっている場合(ステップS12/YES)、パーキングブレーキがオンになっているか否かを確認する(ステップS13)。シフトポジションがパーキングレンジにない場合(ステップS12/NO)、実行部42は、スタータ信号を出力せず待機状態に戻る。パーキングブレーキもオンになっている場合(ステップS13/YES)、実行部42は、スタータ信号をエンジン制御装置50へ出力する(ステップS14)。そして、タイマ部41のうち、エンジン始動開始時刻からの時刻を計時するタイマTに、時刻の計時を開始させる(ステップS15)。
実行部42は、リモートエンジンスタート信号を受信していない場合(ステップS10/NO)、リモートエンジンスタータ信号によりエンジンを始動してエンジン暖気を行っているか否かを確認する(ステップS20)。リモートエンジンスタート信号によるエンジン暖気ではない場合(ステップS20/NO)、運転者が車両内でエンジン始動操作を行ってエンジンを始動したと判断し、実行部42は、待機状態に戻る。リモートエンジンスタート信号によるエンジン暖気である場合(ステップS21/YES)、実行部42は、アンテナ17が携帯機12からリモートエンジンストップ信号を受信したか否かを確認する(ステップS21)。アンテナ17がリモートエンジンストップ信号を受信した場合(ステップS21/YES)、実行部42は、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する(ステップS22)。そして、タイマTをリセットする(ステップS23)。
アンテナ17がリモートエンジンストップ信号を受信していない場合(ステップS21/NO)、実行部42は、アンロックトリガSW28がオンされて、アンロック要求が入力されているか否かを確認する(ステップS30)。アンロックトリガSW28がオンの場合(ステップS30/YES)、実行部42は、携帯機12が車両の正規の携帯機か否かを判定する(ステップS31/YES)。携帯機12が車両の正規の携帯機である場合(ステップS31/YES)、実行部42は、ドアのアンロックを要求する信号をボディ制御装置60へ出力する(ステップS32)。そして、タイマ部41のうち、スマートエントリ機能によりドアをアンロックしてからの時刻を計時するタイマDをスタートさせる(ステップS33)。アンロックトリガSW28がオフの場合(ステップS30/NO)、実行部42は、ドアが開いたか否かを確認する(ステップS40)。ドアが開いていない場合(ステップS40/NO)、実行部42はタイマDが所定の時間を計時したか否かを確認する(ステップS50)。ここで、所定の時間とは、スマートエントリ機能によりドアがアンロックされたのにも関わらず、ドアが開かないため、ドアのアンロックがユーザの意図しない操作であったと判断するための時間である。また、長時間にわたりドアがアンロックの状態であると、防犯上も好ましくない。所定の時間は、例えば30秒とできる。タイマDが所定の時間を計時すると(ステップS50/YES)、実行部42は、ドアをロックするようドアロック信号をボディ制御装置60に出力する。そして、タイマDをリセットする。タイマDが所定の時間を計時していない場合(ステップS50/NO)、実行部42は、タイマTが暖気設定時間を計時したか否かを確認する(ステップS53)。タイマTが暖気設定時間を計時した場合(ステップS53/YES)、実行部42は、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へと出力する(ステップS43)。そして、タイマTをリセットする(ステップS44)。タイマTが暖気設定時間を計時していない場合には(ステップS53/NO)、実行部42は待機状態に戻る。
ドアが開いた場合には(ステップS40/YES)、実行部42は、タイマDをリセットする(ステップS41)。そして、ドアのアンロックがスマートエントリ機能によるものであったか否かを確認する(ステップS42)。スマートエントリ機能によるドアのアンロックでない場合(ステップS42)、ドアを開けた人物が車両の所有者でない可能性があるため、車両が盗難される危険がある。そこで、実行部42は、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する(ステップS43)。そして、実行部42は、タイマTをリセットする(ステップS44)。
スマートエントリ機能によるドアのアンロックであった場合(ステップS42/YES)、実行部42はエンジンの暖気を継続させる。
次に、実行部42は所定の走行準備操作を検出したか否かを確認する(ステップS54)。ここで、所定の走行準備操作とは、運転者が車両に搭乗し、運転者が車両の所有者であるか否かを認証するための操作である。例えば、トランスポンダを備える機械鍵がエンジンの始動に必要な車両であれば、機械鍵をイグニッションオン位置まで回転させる操作を所定の走行準備操作とできる。また、携帯機がイモビライザ機能を内蔵したスマートエントリ機能を備えている場合に、イグニッションノブによってエンジンの始動を行う車両であれば、イグニッションノブをイグニッションオン位置まで回転させる操作を所定の走行準備操作とできる。また、プッシュスイッチによってエンジンの始動を行う車両であれば、フットブレーキを踏む操作を所定の走行準備操作としても良い。
所定の走行準備操作を検出しない場合(ステップS64/NO)、実行部42は、タイマTが暖気設定時間を計時したか否かを確認する(ステップS70)。タイマTが暖気設定時間を計時した場合(ステップS70/YES)、実行部42は、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する(ステップS74)。そして、実行部42は、タイマTをリセットする(ステップS75)。
タイマTが暖気設定時間を計時していない場合(ステップS70/NO)、実行部42は、車両の盗難を防止するため、イモビライザの認証がされていないのにも関わらず、車両を走行させようとする操作が行われていないか否かを確認する。まず、実行部42は、シフトポジションがパーキングレンジにあるか否かを確認する(ステップS71)。シフトポジションがパーキングレンジにない場合(ステップS71/NO)、実行部42は、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力し(ステップS74)、タイマTをリセットする(ステップS75)。シフトポジションがPレンジである場合(ステップS71/YES)、実行部42は、パーキングブレーキがオンか否かを確認する(ステップS72)。パーキングブレーキが解除されている場合(ステップS72/NO)、実行部42は、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力し(ステップS74)、タイマTをリセットする(ステップS75)。パーキングブレーキがオンである場合(ステップS72/YES)、実行部42は、アンテナ17がリモートエンジンストップ信号を受信しているか否かを確認する(ステップS73)。アンテナ17がリモートエンジンストップ信号を受信している場合(ステップS73/YES)、実行部42は、エンジン停止信号を出力し(ステップS74)、タイマTをリセットする(ステップS75)。アンテナ17がリモートエンジンストップ信号を受信していない場合には(ステップS73/NO)、再び、所定の走行準備操作を検出していないか否かを確認する(ステップS60)。
実行部42は、所定の走行準備操作を検出すると(ステップS54/YES)、タイマTをリセットする(ステップS55)。そして、所定の走行準備操作を行った者が、車両の所有者であるか否かをイモビライザ認証によって判定する(ステップS56)。イモビライザ認証により、運転者が車両の所有者であると認証された場合(ステップS62/YES)、実行部42はエンジンの暖気を継続させる。イモビライザ認証により、運転者が車両の所有者ではないと認証された場合(ステップS64/NO)、実行部42は、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する(ステップS65)。また、実行部42は、エンジン停止操作を検出したか否かを確認する(ステップS64)。ここで、エンジン停止操作とは、携帯機12からではなく、運転者が車両に搭乗した状態で行うエンジンを停止させるための操作である。例えば、機械鍵をイグニッションオフ位置に回転させる操作、イグニッションノブをイグニッションオフ位置に回転させる操作、プッシュスイッチを押してエンジン停止スイッチをオンにする操作である。エンジン停止操作を検出すると(ステップS64/YES)、実行部42は、エンジン停止信号をエンジン制御装置50へ出力する(ステップS65)。エンジン停止操作を検出しなければ(ステップS64/NO)、実行部42は、エンジンの暖気を継続させる(ステップS63)。
以上の説明から明らかなように、本実施例によれば、携帯機12からのエンジン始動要求により始動したエンジンが稼動している状態でも、タイマ部41がエンジンを停止させる時刻を計時するまでに、スマートエントリ処理425Aまたは425Bによりドアが解錠されない場合、または、検出処理423が運転者の所定の走行準備操作を検出しない場合には、暖気運転継続処理424Aまたは424Bが暖気運転を停止させるため、セキュリティを確保することができる。さらに、検出処理423が所定の走行準備操作を検出する前に、シフトレバー操作またはパーキングブレーキを解除する操作を検出すると、暖気運転継続処理424Aまたは424Bは、暖気運転を停止させるため、セキュリティが更に高まる。
一方、スマートエントリ機能によりドアが解錠され、かつ、暖気設定時間が経過するまでに、運転者が車両に搭乗して簡易な操作を行えば、暖気運転継続処理424Aまたは424Bは、暖気運転を継続するため、エンジンの始動に必要な運転者の操作を削減することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本実施例では、実行部42は、タイマ計時処理421と、信号出力処理422と、検出処理423と、暖気運転継続処理424Aおよび424Bと、スマートエントリ処理425Aおよび425Bとを実行していたが、スマートエントリ処理を行う制御装置を他の処理を行う制御装置とは別途に設けても良い。
実行部42が実行するプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供できる。
更に、実行部42がROM46に記憶されたソフトウェアプログラムを読み出して、CPU45により実行して実現するソフトウェア処理の一部又は全部をハードウェアにて実現しても良い。
本発明が適用される車両のシステム構成の一例を示す図である。 本発明が適用される車両のシステム構成の一例を示す図である。 本発明が適用される車両のシステム構成の一例を示す図である。 制御装置のシステム構成の一例を示す図である。 制御装置のシステム構成の一例を示す図である。 実行部のハードウェア構成の一例を示す図である。 実行部の有する機能の一例を示す機能ブロック図である。 実行部の有する機能の一例を示す機能ブロック図である。 制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10…機械鍵
11…トランスポンダ
12…携帯機
13…イモビアンプ
14…キーシリンダ
15…バッテリ
16…イモビライザ制御装置
17…アンテナ
18…エンジン水温センサ
19…フットブレーキSW
20…パーキングブレーキSW
21…ドア開閉SW
22…ドアロックSW
23…ドアアンロックSW
24…エンジンフードSW
25…シフトポジションSW
26…エンジン回転センサ
27…ロックトリガSW
28…アンロックトリガSW
29…車室外アンテナ
30…車室内アンテナ
31…イグニッションSW
32…イグニッションノブ
33…プッシュスイッチ
34…IGスイッチ
35…ACCスイッチ
36…STスイッチ
40A、40B、40C…制御装置
41…タイマ部
42A、42B…実行部
43…入出力部
44…RAM
45…CPU
46…ROM
50…エンジン制御装置
51…スタータリレー
52…スタータモータ
60…ボディ制御装置
61…ハザードランプ
62…ドアロックアンロック制御装置
62…ブザー
421…タイマ計時処理
422…信号出力処理
423…検出処理
424A、425B…暖気運転継続処理
425A、425B…スマートエントリ処理

Claims (5)

  1. 携帯機から受信した操作信号に応じた信号を、車両に搭載された他の制御装置に出力する制御装置であって、
    時刻を計時するタイマ部と、
    携帯機からのエンジンの始動を要求する信号に応じて、エンジンを始動させ、エンジンの暖気運転を開始させる要求信号をエンジンを制御する制御装置に出力する信号出力処理と、エンジンが始動してから、エンジンを停止させるまでの時間をタイマ部に計時させるタイマ計時処理と、携帯機が車両の正規の携帯機であるか否かを認証してドアの施解錠を要求する信号をドアの施解錠を行う制御装置に出力する認証処理と、運転者の所定の走行準備操作を検出する検出処理と、タイマ部がエンジンを停止させる時刻を計時するまでの間に、認証処理において出力された信号によりドアが解錠され、かつ、検出処理によって運転者の所定の走行準備操作を検出すると、エンジンの暖気運転を継続させる暖気運転継続処理と、を実行する実行部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記暖気運転継続処理は、前記タイマ部がエンジンを停止させる時刻を計時するまでの間に、前記認証処理において出力された信号によりドアが解錠されない場合、または、前記検出処理によって運転者の所定の走行準備操作を検出しない場合には、暖気運転を停止させる請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記所定の走行準備操作は、機械鍵をイグニッションオン位置まで回転させる操作と、イグニッションスイッチをオンするためのイグニッションノブをイグニッションオン位置まで回転させる操作と、フットブレーキを踏む操作とのいずれか1つである請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記暖気運転継続処理は、前記検出処理が所定の走行準備操作を検出する前に、シフトレバー操作またはパーキングブレーキを解除する操作を検出すると、暖気運転を停止させる請求項1から3のいずれか一項記載の制御装置。
  5. 携帯機から受信した操作信号に応じた信号を、車両に搭載された他の制御装置に出力する制御装置の制御方法であって、
    携帯機からのエンジンの始動を要求する信号に基づいて、エンジンを始動させ、エンジンの暖気運転を開始させる要求信号をエンジンを制御する制御装置に出力する信号出力ステップと、
    エンジンが始動してから、エンジンを停止させるまでの時間をタイマ部に計時させるタイマ計時ステップと、
    携帯機が車両の正規の携帯機であるか否かを認証してドアの施解錠を要求する信号をドアの施解錠を行う制御装置に出力する認証ステップと、
    運転者の所定の走行準備操作を検出する検出ステップと、
    タイマ部がエンジンを停止させる時刻を計時するまでの間に、認証ステップにおいて出力された信号によりドアが解錠され、かつ、検出ステップによって運転者の所定の走行準備操作を検出すると、エンジンの暖気運転を継続させる暖気運転継続ステップと、を有する制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103010154A (zh) * 2011-09-21 2013-04-03 现代自动车株式会社 车辆的远程启动系统及其控制方法
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