JP2010138260A - 粘着層、透明粘着層を用いた機能性透明シートおよびインクジェット記録用透明シート - Google Patents

粘着層、透明粘着層を用いた機能性透明シートおよびインクジェット記録用透明シート Download PDF

Info

Publication number
JP2010138260A
JP2010138260A JP2008315141A JP2008315141A JP2010138260A JP 2010138260 A JP2010138260 A JP 2010138260A JP 2008315141 A JP2008315141 A JP 2008315141A JP 2008315141 A JP2008315141 A JP 2008315141A JP 2010138260 A JP2010138260 A JP 2010138260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
functional
film
transparent
adhesive layer
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008315141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5570110B2 (ja
Inventor
Masayuki Matsubara
昌幸 松原
Shigeji Morita
繁二 森田
Kazuhito Sakamoto
和仁 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Union Chemical Co Ltd
Original Assignee
Union Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Union Chemical Co Ltd filed Critical Union Chemical Co Ltd
Priority to JP2008315141A priority Critical patent/JP5570110B2/ja
Publication of JP2010138260A publication Critical patent/JP2010138260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5570110B2 publication Critical patent/JP5570110B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

【課題】
貼着した機能性フィルムの表面に、残った気泡による凸部や気泡が抜ける機構による立体的な凹凸形状が現れることがなく、間隙や気泡が抜けやすい機能性シートの粘着層を、また、間隙や気泡が目立つことがなく、見た目が悪いものとならない透明粘着層、これを用いた機能性透明シートおよびインクジェット記録用透明シートを提供することである。
【解決手段】
剥離紙または剥離フィルムの剥離面に、非粘着性インキによって柄を印刷して、その上に粘着塗工液を塗布して粘着層を形成して、さらに機能性フィルムに貼り合わせて作製する機能性シートの粘着層であり、その柄がシートの端まで連通している同一幅の線からなる格子状または網目状であり、剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が非粘着性であり、柄の厚さより粘着層の厚さが大きく、粘着層の厚さより機能性フィルムの厚さが大きいことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品に機能性フィルムを貼着させるために形成する粘着層に関するものである。また、透明粘着層に関するものであり、これを用いた機能性透明シートに関するものであり、および、機能性層が透明なインクジェット受容層であるインクジェット記録用透明シートに関するものである。
物品に何かしらの機能を持たせるために、物品に機能性フィルムを貼着させる方法がある。貼着させるために、機能性フィルムに粘着層を形成する。この機能性フィルムに粘着層を形成したものが機能性シートである。なお、本発明では、粘着層に剥離紙または剥離フィルムを有したものも剥がしたものも、機能性シートとしている。また、物品に貼着させるので、物品は被貼着物である。
機能性シートの粘着層は通常、層状で層全面に形成するので、貼着する時に気泡が残りやすい。気泡が残ると、残った気泡による凸部が貼着した機能性フィルムの表面に現れ、この凸部が目立つことになる。これでは、何かしらの機能を持たせた物品(被貼着物)であっても、その価値が無いものとなってしまう。
気泡を残さずにうまく貼着することは、かなりの熟練を要するものである。初めて貼着する人に簡単にできるものではない。そこで、残った気泡が抜ける機構を有する粘着層として、次のようなものが開発されている。
特開昭63−223081号公報では、粘着剤を島状に点在させるなどして、空気の流通経路を有する粘着シートが提案されている。実用新案登録第2503717号公報でも、散点状に配置された独立した多数の小凸部を有する粘着層が考案されている。特許第3806314号公報では、粘着層に気泡が抜ける溝を形成した窓貼りフィルムが発明されている。
しかしながら、これらを被貼着物に貼着すると、気泡が抜ける機構(流通経路、小凸部、溝など)によって、貼着した機能性フィルムの表面に立体的な凹凸形状が現れるようになった。これでは、残った気泡による凸部はなくなったものの、気泡が抜ける機構による立体的な凹凸形状が目立つことになり、本質的な改善とはならなかった。
立体的な凹凸形状が現れないように、粘着層の粘着面に非粘着性インキで柄を印刷して、柄と被貼着物との間に隙間ができるようにして気泡が抜けるようにした機構が特開2001−234130号公報では提案されている。この公報では、柄(非粘着パターン)は、シルクスクリーン印刷、凸版印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等の印刷方法によって形成できると記載されている。
しかしながら、本発明者らは、これらの印刷方法によって非粘着性インキで印刷した柄であっても、その上に粘着塗工液によって粘着層を形成すると、非粘着性インキで印刷した柄でも粘着性を有することがあることを見出し、この技術を利用したものを開発している。
本発明者らによる特願2008−036986号公報では、基材の剥離面に柄を印刷した上に、粘着塗工液によって粘着層を形成して、その柄にも粘着性を持たせた感圧転写型柄付き粘着テープを開発している。特願2008−176557号公報では、基材の剥離面に形成した隠蔽層に柄を印刷した上に、粘着塗工液によって粘着層を形成して、その柄にも粘着性を持たせて、隠蔽層に柄を密着させた透かし判読不能修正テープを開発している。および、粘着層だけでなく、いわゆる修正テープの隠蔽層でも同様の技術を利用しており、特願2008−036987号公報では、基材の剥離面に柄を印刷した上に、隠蔽層塗工液によって隠蔽層を形成して、その柄にも修正テープの特性を持たせた感圧転写型柄付き修正テープを開発している。
このように、一般的な印刷方法によって非粘着性インキで柄を印刷して粘着層を形成しても、剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が非粘着性となるものではない。そのため、柄と被貼着物との間に隙間ができるようになるものではなく、残った気泡が抜ける機構とはならない。
特開2001−234130号公報では、実施例においてシルクスクリーン印刷を用いて柄(非粘着パターン)を厚さ3μmで形成している。シルクスクリーン印刷であるため、また厚さ3μmであるため、印刷したインキ量が多く、柄に隙間ができることなく、剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が非粘着性となったものであると考えられる。つまり、特開2001−234130号公報では、これら実施例の条件で柄(非粘着パターン)を形成したものであるがゆえに、残った気泡が抜ける機構となったと考えられる。
これらのように、非粘着性インキで柄を印刷しさえすれば、残った気泡が抜ける機構となるとはいえないものである。また、非粘着性インキで印刷した柄と粘着層において、それらの厚さと弾性の関係によって、うまく気泡が抜ける場合と抜けない場合とがあることも見出している。
一方、特開2005−298543号公報では、特開2001−234130号公報と同様に柄を印刷するものであるが、剥離紙に柄を印刷して、そこへあらかじめ粘着層を形成したフィルムを貼り合せている。この貼り合わせる方法では、あらかじめ粘着層を形成しているので、上記のように非粘着性インキで印刷した柄が粘着性を有するようにはならないが、柄の厚さがあるために、図7のように間隙14を生じることになる。また、粘着層の弾性や機能性フィルムによっては、柄に起因する立体的な凹凸形状が表面に現れることもある。
このような間隙を生じても、また、柄に起因する立体的な凹凸形状が表面に現れても、特開2005−298543号公報においては、使用例として記載されている自動車等の車体やドアサッシなどのように、外から見えない部分においての使用であるから、問題にならない。
機能性フィルムが不透明であると、立体的な凹凸形状は問題になるが、生じた間隙は見えないので問題にならない。しかしながら、機能性フィルムが透明であると、生じた間隙は、残った気泡と同じように、間隙や気泡にある空気と粘着層との屈折率の違いから、間隙や気泡が目立つことになる。これでは、見た目が悪いものとなり、何かしらの機能を持たせた物品(被貼着物)であっても、その価値が無いものとなってしまう。
機能性シートが透明であると、つまり、機能性フィルムと粘着層が透明であると、貼着して間隙や気泡がなければ、物品(被貼着物)に貼着していることが目立たなくなり、貼着していることがわからなくなる。こうなると、価値が有るものとなる。
他方、同特開2005−298543号公報では、粘着層に非粘着性インキで柄を印刷する方法も開示されている。この場合も、形成する順番は異なるが、上記説明と同じように、非粘着性インキで印刷した柄が粘着性を有することがあり、残った気泡が抜ける機構とはならない。
ここで、機能性フィルムについて、詳細に説明する。機能性フィルムとは、何かしらの機能を有するフィルムのことであり、広い意味での機能性フィルムである。
例えば特許第4037066号公報には、機能性フィルムの機能性層(機能を有する層)として、導電層、紫外線遮蔽層、赤外線遮蔽層、磁性層、強磁性層、誘電体層、強誘電体層、エレクロトクロミック層、エレクトロルミネッセンス層、絶縁層、光吸収層、光選択吸収層、反射層、反射防止層、及び光触媒層が挙げられている。また、表面が傷つかないためのハードコート層(特許第3862941号公報)や、画像を印刷しやすくするための受像層なども、機能性層である。なお、受像層は、画像印刷方法によって異なり、グラビア印刷用(特許第2541324号公報)やインクジェット印刷用(特許第3830092号公報、特許第4127531号公報)などがある。これらを含め、広い意味での機能性フィルムのことである。
機能性フィルムの構成は、フィルム基材の表面に機能性層を形成して裏面に粘着層を形成したものが一般的であるが、フィルム基材と粘着層との間に機能性層を形成したもの(機能性層上に粘着層を形成したもの)や、フィルムそのものに機能を持たせたもの、また、フィルム基材が剥離して、被貼着物に機能性層だけを転写させるものもある。これらの具体的な例として、次のようなものが挙げられる。
特許第3862941号公報では、機能性層としてハードコート層をフィルム基材の表面に形成して裏面に粘着層を形成している。特許第3736556号公報では、フィルム基材に機能性層として近赤外線吸収層を形成した上に粘着層を形成している。特許第3750213号公報では、フィルムそのものに機能を持たせたものであり、フィルムを積層させて、ガラス飛散防止フィルムとしている。特許第4037066号公報では、フィルム基材が剥離して、被貼着物に機能性層だけを転写させる転写用機能性フィルムが示されている。
特開昭63−223081号公報 実用新案登録第2503717号公報 特許第3806314号公報 特開2001−234130号公報 特願2008−036986号公報 特願2008−176557号公報 特願2008−036987号公報 特開2005−298543号公報 特許第4037066号公報 特許第3862941号公報 特許第2541324号公報 特許第3830092号公報 特許第4127531号公報 特許第3736556号公報 特許第3750213号公報
本発明が解決しようとする課題は、貼着した機能性フィルムの表面に、残った気泡による凸部や気泡が抜ける機構による立体的な凹凸形状が現れることがなく、非粘着性インキで印刷した柄によって、間隙や気泡が抜けやすい機能性シートの粘着層を提供することであり、また、間隙や気泡が目立つことがなく、見た目が悪いものとならない透明粘着層、これを用いた機能性透明シートおよびインクジェット記録用透明シートを提供することである。
本発明は、剥離紙または剥離フィルムの剥離面に、非粘着性インキによって柄を印刷して、その上に粘着塗工液を塗布して粘着層を形成して、さらに機能性フィルムに貼り合わせて作製する機能性シートの粘着層であり、その柄がシートの端まで連通している同一幅の線からなる格子状または網目状であり、剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が非粘着性であり、柄の厚さより粘着層の厚さが大きく、粘着層の厚さより機能性フィルムの厚さが大きいことを特徴とする粘着層である。
また、柄と粘着層が透明である透明粘着層であり、その透明粘着層を用いた機能性シートにおいて、透明粘着層に貼り合せる機能性フィルムも透明であることを特徴とする機能性透明シートである。および、透明な機能性フィルムが、透明なフィルム基材と機能性層とからなり、機能性層が透明なインクジェット受容層であることを特徴とするインクジェット記録用透明シートである。
本発明により、貼着した機能性フィルムの表面に、残った気泡による凸部や気泡が抜ける機構による立体的な凹凸形状が現れることがなく、非粘着性インキで印刷した柄によって、間隙や気泡が抜けやすい機能性シートの粘着層を提供することができるようになった。また、間隙や気泡が目立つことがなく、見た目が悪いものとならない透明粘着層、これを用いた機能性透明シートおよびインクジェット記録用透明シートを提供することができるようになった。これにより、かなりの熟練を要する必要がなくなり、初めて貼着する人にも気泡が残ることなく貼着できるようになった。特に、機能性透明シートでも気泡が残ることなく貼着できるようになった。
図1は、本発明の粘着層3によって、機能性フィルム2を被貼着物4に貼着させた断面図である。図は、断面を部分的に表したものであり、縦横の縮尺は実際の寸法とは異なる。図の上方から、機能性シート1、被貼着物4であり、機能性シート1は、機能性フィルム2と粘着層3からなる。機能性フィルム2は網目で表して、粘着層3は斜線で表している。被貼着物4は板状のものを想定している。粘着層3の粘着面と被貼着物4との界面6に、柄の線5がある。
柄は線からなるが、断面図では線5に幅を持たせて表している。また、柄(模様)の違いによって、さらには、どの断面を取るかによって、柄の線5がどのように表れるかは違ってくるが、断面図では柄の線5を3箇所だけで表している。
柄の線5において、気泡が抜けるためには、柄の線5と被貼着物4の界面7が膨らむ必要がある。そのため、剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が非粘着性である必要がある。粘着性であると、引っ付いて膨らむことはできないが、非粘着性であれば、界面7が膨らむことができる。図1では、中央にある柄の線5において、膨らんだ界面8を表している。
このように膨らむためには、剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が非粘着性であること以外に、柄と粘着層3における厚さと弾性の関係が重要となる。
柄の線5は印刷によって形成されるが、印刷の方法とインキの種類は多数あり、これら印刷による影響がある。つまり、印刷の方法とインキの関係が厚さと弾性の関係に影響を与えることになる。しかし、柄の線5の厚さが小さく(薄く)なれば、印刷の方法とインキの関係が与える影響が小さくなるので、柄の線5の厚さは10μm以下がよい。さらに、柄の線5の厚さを1μm以下にすれば、印刷による影響がほとんどなくなるので、柄の線5の厚さ1μm以下がより好ましいものである。
粘着層の弾性があっても、印刷された柄の線5が気体によって膨らむために、柄の厚さより粘着層の厚さが大きい方がよい。また、粘着剤は、柄の線5の厚さが小さければ(薄ければ)、粘着塗工液として塗布して粘着層を形成することができる一般的なものが使用できる。柄の線5の厚さが小さい(薄い)と、粘着層の弾性に追従して、印刷された柄の線5が気体によって膨らむことができるからである。
膨らみやすさから、柄の厚さより粘着層の厚さが10倍以上大きい方が好ましい。柄の線5の厚さが1μmであれば、粘着層の厚さは10μm以上が好ましい。また、粘着層の厚さが小さいと、粘着層の弾性に対して膨らむことができなくなり、柄と被貼着物4の界面7でうまく膨らむことができない。
柄(模様)は、シートの端まで連通している同一幅の線5からなる格子状または網目状である。図2(a)が、格子状の柄の例であり、図2(b)と図2(c)が、網目状の柄の例である。
図2(a)は、等間隔である縦横の線5からなる格子状の柄である。図2(b)は、均等に交差している左右斜め45度の線5からなる網目状の柄である。図2(c)は、6角形を形成している線5からなる網目状の柄である。なお、これらの図において、シートの端を柄の線5より細い直線で表して、柄の線5がシートの端まで連通していることを表している。また、柄の線5はすべて同一幅であり、柄が同一幅の線5からなる格子状または網目状であることを表している。
柄の印刷は、剥離面に印刷できる方法であればどの印刷方法でもよく、例えば、グラビア印刷、インクジェット印刷、スクリーン印刷などがある。どの印刷方法であっても、使用するインキは、印刷後に非粘着性となるインキである。
柄がシートの端まで連通しているので、柄の線5が膨らめば、フィルムの外へ気泡が抜けることができる。シートの端まで連通していなければ、気泡が抜けることは当然ない。
貼着した時に残った気泡や何かしらの原因で時間経過で発生して溜まった気体は、柄と被貼着物4との界面7に集まりやすい。これは、粘着層3の粘着面と被貼着物4との界面6に比べて、また、粘着層3の内部に比べて、柄と被貼着物4との界面7の方が、界面が粘着していないために、エネルギー的に低い部分であるからと考えられる。
柄と被貼着物4との界面7は柄の線5であり、柄としてシートの端まで連通している。その界面7に集まった気泡や気体は、何もない空間に比べれば制約があり時間はかかるであろうが、熱運動で移動して、シートの端から外へ自然に抜けているのではないかと考えている。
柄が同一幅の線5からなるため、線5の幅方向で違いがなく、線5の線方向へ気体が移動することになるが、同一幅の線でなく、線の幅が不均一であると、幅方向で違いが出てくる。幅の広い部分があると、そこに気体は残りやすくなる。
また、線5の幅が小さすぎても(細すぎても)、気体が抜けにくくなる。そのため、線5の幅は100μm以上が好ましい。他方、フィルムを粘着させる必要があるので、線5の幅が大きすぎても(太すぎても)よくない。線5の幅は10mm以下が好ましい。より好ましくは、線5の幅は1mm以上3mm以下である。
柄が格子状または網目状であることも、気体が抜けることに影響していると考えている。気体がシートの端に進むにつれて、格子状または網目状であるために線の交差があり、そこで気体が抜ける経路が増える。経路が増えることで、気体が抜けやすくなっているのではないかと考えている。ただし、確率的な問題として考えると、経路が増えると端に到達せず、柄の内部でさまよう気体も存在することになるが、実際には気体は抜けているので、それ以外の何らかの作用もあるのではないかと推測している。
機能性シートの剥離紙または剥離フィルムを剥がして機能性フィルムを被貼着物に貼着する時に、機能性フィルムの表面をローラーなどで押さえ伸ばして、気泡を抜きながら貼着するのが一般的である。この時、機能性フィルムの厚さが小さい(薄い)と、機能性フィルムの腰がなく、押さえ伸ばして気泡を抜くことができない。粘着層との関係が悪い場合には、機能性フィルムに皺などが生じてしまうことがある。そうならないため、粘着層の厚さより機能性フィルムの厚さが大きい(厚い)方がよい。皺などが生じてしまわないためには、粘着層の厚さより機能性フィルムの厚さが2倍以上大きい方が好ましい。粘着層の厚さより機能性フィルムの厚さが小さい(薄い)と、機能性フィルムが負けてしまって皺などを作ってしまう。
図3は、機能性シート1の作製方法を説明している断面図である。ここでは剥離フィルムとして説明しているが、剥離紙でも同じである。
まず初めに図3(a)において、剥離フィルム9の剥離面に、非粘着性インキによって柄の線5を印刷する。剥離フィルム9は、機能性層との関係にもよるが、両面剥離加工されているものが好ましい。これは、通常ロール状で加工するので、機能性層と剥離面とが接することになるからである。剥離フィルム9の厚さは限定されないが、20〜200μm程度のものが使いやすい。
次に図3(b)において、柄の線5を印刷した上に、粘着塗工液を塗布して粘着層3を形成する。粘着層3は斜線で表している。通常、いわゆるコーターを用いて粘着塗工液を塗布して、加熱乾燥によって粘着層3を形成するが、硬化剤などを含有させた粘着塗工液を用いて、硬化させて粘着層3を形成する場合もある。粘着塗工液は液状であるため、塗布した時に剥離面の柄を隙間なく覆うことができ、隙間なく粘着層を形成することができる。
図3(c)において、粘着層3を形成した上に、機能性フィルム2を貼り合せる。ここで、貼り合わせるのは機能性フィルム2でもよいが、機能性層を形成していないフィルム基材を貼り合わせ、その後に、機能性層を形成して、機能性フィルム2としてもよい。
なお、図3では、剥離フィルム9の厚さが50μm、柄の線5の厚さが1μm、柄の幅が1mm、粘着層3の厚さが25μm、機能性フィルム2が130μmを想定している。
このようにして、機能性シートを作製することができる。なお、本発明では、粘着層に剥離紙または剥離フィルム9を有したものも剥がしたものも、機能性シート1としている。この剥離フィルム9を剥がして、被貼着物4に貼着するものである。
非粘着性インキによって柄の線5を印刷する方法は、グラビア印刷、インクジェット印刷、スクリーン印刷などの一般的な印刷方法でよい。これらは、小さな点を印刷する方法である。印刷する小さな点の集まりによって、線や面となり、柄(模様)を形成するものである。つまり、図3における柄の線5は小さな点の集まりから形成されている。それゆえ、線5の幅内において、小さな点と点との間に隙間が存在することもある。
図4は、小さな点12の集まりから形成されていることを表しているものであり、その柄の線5の拡大図である。ここで小さな点12は、拡大しているので大きな丸い黒点で表している。小さな点12と点12との間に隙間13がある。
小さな点12と点12との間に隙間13があると、粘着塗工液は液体で塗布するために、その隙間13に入り込んで、剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が粘着性を有することになる。
これを応用したのが、本発明者らによる特願2008−036986号公報、特願2008−176557号公報、および、特願2008−036987号公報である。このように剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が粘着性を有していると、フィルムを被貼着物4に貼着した時、柄も被貼着物4に貼着してしまう。そうなると、柄の線5が膨らむことができず、気泡が抜けることができなくなる。
そのため、小さな点12と点12との間に隙間13が存在しないように印刷する必要がある。隙間13を無くすために、例えば小さな点の隣同士の重なりを増やして、ベタとして印刷すればよい。このように隙間13が存在しないように印刷することによって、剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が非粘着性となる。この柄を利用するものである。なお、剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が非粘着性となる方法はこれに限定されるものではなく、非粘着性となる印刷方法または印刷条件であればよい。図3における柄の線5は、そのような非粘着性にしたものである。
一般的な粘着剤でも透明なものは多くあるので、粘着層を透明にすることは容易である。柄を透明にするためには、例えばグラビア印刷の場合、非粘着性インキとして透明メジウムインキを利用することができる。また、インクジェット印刷の場合、通常の色インキで色材を抜いたもの、つまり、色材を含有しない透明インクジェット用インキを利用することができる。
粘着の強さは通常、粘着剤の種類によって決まる。機能性フィルムの機能性層によって、使用方法が異なるため、粘着の強さも違う方がよい。しかし、粘着の強さを調整するため、機能性フィルム毎に粘着剤を選定していく方法では非常に手間がかかる。そこで、粘着剤は固定して、柄の印刷面積を増減させることによって、つまり、線幅や線数を調整することによって、粘着の強さを調整することができる。特に、インクジェット印刷であれば、この線幅や線数の調整はより容易にできるものである。
図5は、機能性シート1の剥離フィルム9を剥がして、粘着層3によって、機能性フィルム2を被貼着物4に貼着させた断面図である。機能性フィルム2を貼着させることで、被貼着物4に何かしらの機能を持たせている。
図6は、図5の機能性フィルム2がフィルム基材11と機能性層10からなる場合の断面図である。フィルム基材11上に機能性層10をあらかじめ形成した機能性フィルム2を貼り合わせても、フィルム基材11を貼り合わせた後に機能性層10を形成してもよい。
図5と図6ともに、粘着層3の粘着面と被貼着物4との界面6には気泡がなく、また、柄の線5と被貼着物4との界面7にも気泡がなく、うまく気泡が抜けて膨らんでいない状態である。
一方、特開2005−298543号公報のように、機能性シートを作製する時に、剥離紙または剥離フィルムに柄を印刷して、そこへあらかじめ粘着層を形成したフィルムを貼り合せる方法がある。あらかじめ粘着層を形成しているので、柄の線5の厚さがあるために、そこに間隙14を生じることになる。図7は、その貼り合わせによって間隙14を生じた断面図である。剥離フィルム9の剥離面に、機能性フィルム2にあらかじめ形成した粘着層3を貼り合せたものであり、柄の線5の厚さがあるために、間隙14を生じている。
機能性フィルム2が透明であると、生じた間隙14は、残った気泡と同じように、間隙や気泡にある空気と粘着層との屈折率の違いから、間隙や気泡が目立つことになる。これでは、見た目が悪いものとなり、何か機能を持たせた物品(被貼着物)であっても、その価値が無いものとなってしまう。
他方、同特開2005−298543号公報では、粘着層に非粘着性インキで柄を印刷する方法も開示されている。この場合も、上記のような一般的な印刷方法であり、小さな点を印刷する方法であると、小さな点と点との間に隙間が存在することになり、柄が粘着性を有することがあり、残った気泡が抜ける機構とはならない。
以下、実施例にて、柄と粘着層が透明である場合で説明する。
透明でなく有色であっても、同様の効果が得られることは自明であるので、有色である場合での説明は省略する。柄を透明にするために、グラビア印刷の場合、非粘着性インキとして透明メジウムインキを利用しており、インクジェット印刷の場合、色材を含有しない透明インクジェット用インキを利用している。また、機能性フィルムとして機能性層がインクジェット受容層であるものを用いて説明しているが、これら以外の機能性層でも同様の効果が得られる。
剥離フィルムは、厚さ25μmの両面剥離加工されたPETフィルムを用いた。この剥離面に、非粘着性インキとして、大阪印刷インキ製造株式会社製VS−SANSメジウムという透明メジウムインキを用いて、グラビア印刷で図2(b)の柄を印刷した。柄の厚さは1μm、柄の幅は1mmであった。粘着塗工液は、綜研化学株式会社製SKダイン(透明なアクリル系粘着剤)を用いて、リバースロールコーターで塗工し、加熱乾燥させることで、透明粘着層を形成した。乾燥後の厚さは25μmであった。なお、この粘着層を形成したものを巻き取る時に、前もって形成した機能性フィルムと貼り合わせていった。
機能性フィルムとして、インクジェット受容層を形成した白色フィルムを用いた。フィルム基材は厚さ100μmの合成紙(株式会社ユポ・コーポレーション製)を用いて、インクジェット受容層塗工液をリバースロールコーターにて塗工し、加熱乾燥させることで形成した。乾燥後の厚さは25μmであった。インクジェット受容層塗工液は、次の原料と固形分重量比からなるものであり、これらをイオン交換水にて攪拌して調整したものである。多孔性シリカ(水澤化学工業株式会社製ミズカシルP−78A)49重量部と、ウレタン樹脂(大原パラジヂウム株式会社製パラゾールU−800K)49重量部と、粒径が50〜70nmの酸化亜鉛(エレメンティスジャパン株式会社製TZO)2重量部である。なお、これは特許第3830092号公報に記載されているものである。
これらより、柄の厚さ(1μm)より粘着層の厚さ(25μm)が大きく、粘着層の厚さ(25μm)より機能性フィルムの厚さ(100μm+25μm)が大きいものである。ここでは、柄の厚さより粘着層の厚さが10倍以上大きく、粘着層の厚さより機能性フィルムの厚さが2倍以上大きい。
このインクジェット受容層にシアン、マゼンタ、イエローの各単色のベタ印刷をして、被貼着物としてアクリル板上に表面をローラーなどで押さえ伸ばして気泡抜きを行なって貼着して、表面を観察した。表面に、残った気泡による凸部や気泡が抜ける機構による立体的な凹凸形状は見られなかった。うまく気泡が抜けて貼着できている。
機能性フィルムを貼り合わせるまでは、実施例1と同様にして作製した。ここでは、機能性フィルムが実施例1とは異なるものである。
機能性フィルムとして、透明なインクジェット受容層を形成したフィルムを用いた。フィルム基材は厚さ100μmのPETフィルム(帝人デュポンフィルム株式会社製)を用いて、インクジェット受容層塗工液をリバースロールコーターにて塗工し、加熱乾燥させることで形成した。乾燥後の厚さは30μmであった。インクジェット受容層塗工液は、次の原料と固形分重量比からなるものであり、これらをイオン交換水にて攪拌して調整したものである。ポリエーテル系ウレタン樹脂(第一工業製薬株式会社スーパーフレックス600固形分25%)72重量部と、アクリル・スチレン共重合樹脂(中央理化工業株式会社リカボンドFK−820固形分39%)24重量部と、オキサゾリン基を有する水溶性ポリマー(固形分40%)0.5重量部と、メタクリル酸・アクリル酸ブチル・メタクリル酸メチル・スチレン共重合物とポリエチレンイミンのグラフト化物の塩化水素中和物(固形分49%)3.5重量部である。なお、これは特許第4127531号公報に記載されているものである。
これらより、柄の厚さ(1μm)より粘着層の厚さ(25μm)が大きく、粘着層の厚さ(25μm)より機能性フィルムの厚さ(100μm+30μm)が大きいものである。ここでは、柄の厚さより粘着層の厚さが10倍以上大きく、粘着層の厚さより機能性フィルムの厚さが2倍以上大きい。
このインクジェット受容層にシアン、マゼンタ、イエローの各単色のベタ印刷をして、被貼着物としてアクリル板上に表面をローラーなどで押さえ伸ばして気泡抜きを行なって貼着して、表面を観察した。表面に、残った気泡による凸部や気泡が抜ける機構による立体的な凹凸形状は見られなかった。うまく気泡が抜けて貼着できている。次に、印刷していない透明なままものも同様に貼着して、透明な内部を観察した。内部に、間隙や気泡が見られなかった。さらに1週間経過しても、気体が目立つことがなく、見た目が悪いものとならなかった。
剥離フィルムは、厚さ25μmの両面剥離加工されたPETフィルムを用いた。この剥離面に、非粘着性インキとして、色材を含有せず、スチレンアクリル樹脂(BASFジャパン社製ジョンクリル68)と溶剤(グリセリンとジエチレングリコール)および調整剤からなる透明インクジェット用インキを作製して、ピエゾ式インクジェットプリンタで図2(b)の柄を印刷した。これ以外は、実施例2と同様にして作製した。機能性フィルムも実施例2と同じものを使用して、実施例2と同等の評価を行ったが、見た目が悪いものとならなかった。
これらより、間隙や気泡が抜けやすい機能性シートの粘着層となり、また、間隙や気泡が目立つことがなく、見た目が悪いものとならない透明粘着層、これを用いた機能性透明シートおよびインクジェット記録用透明シートとなるものである。
機能性フィルムを被貼着物に貼着させた断面図(膨らんだ界面あり)。 (a)は格子状の柄の例、(b)と(c)は網目状の柄の例。 機能性シートの作製方法を説明している断面図。 小さな点の集まりから形成されている柄の線の拡大図。 機能性フィルムを被貼着物に貼着させた断面図(膨らんだ界面なし)。 図5の機能性フィルムがフィルム基材と機能性層からなる場合の断面図。 貼り合わせによって間隙を生じた断面図。
符号の説明
1 機能性シート
2 機能性フィルム
3 粘着層
4 被貼着物
5 柄の線
6 粘着面と被貼着物との界面
7 柄の線と被貼着物との界面
8 膨らんだ界面
9 剥離フィルム
10 機能性層
11 フィルム基材
12 小さな点
13 隙間
14 間隙

Claims (3)

  1. 剥離紙または剥離フィルムの剥離面に、非粘着性インキによって柄を印刷して、その上に粘着塗工液を塗布して粘着層を形成して、さらに機能性フィルムに貼り合わせて作製する機能性シートの粘着層であり、
    その柄がシートの端まで連通している同一幅の線からなる格子状または網目状であり、剥離紙または剥離フィルムを剥離した柄の面が非粘着性であり、柄の厚さより粘着層の厚さが大きく、粘着層の厚さより機能性フィルムの厚さが大きいことを特徴とする粘着層。
  2. 請求項1に記載の柄と粘着層が透明である透明粘着層を用いた機能性シートにおいて、透明粘着層に貼り合せる機能性フィルムも透明であることを特徴とする機能性透明シート。
  3. 請求項2に記載の透明な機能性フィルムが、透明なフィルム基材と機能性層とからなり、機能性層が透明なインクジェット受容層であることを特徴とするインクジェット記録用透明シート。
JP2008315141A 2008-12-11 2008-12-11 透明粘着層 Expired - Fee Related JP5570110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008315141A JP5570110B2 (ja) 2008-12-11 2008-12-11 透明粘着層

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008315141A JP5570110B2 (ja) 2008-12-11 2008-12-11 透明粘着層

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010138260A true JP2010138260A (ja) 2010-06-24
JP5570110B2 JP5570110B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=42348664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008315141A Expired - Fee Related JP5570110B2 (ja) 2008-12-11 2008-12-11 透明粘着層

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5570110B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014100811A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Lintec Corp 積層体および装飾性付与方法
WO2016084947A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 日東電工株式会社 粘着シート
WO2016084948A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 日東電工株式会社 粘着シート
WO2016084946A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 日東電工株式会社 携帯電子機器用粘着シート
JP2016108533A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 日東電工株式会社 粘着シート
JP2016190885A (ja) * 2015-03-30 2016-11-10 リンテック株式会社 粘着シートおよびその製造方法
JP2017200968A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 日東電工株式会社 剥離ライナー付き粘着シート
JP2018083870A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 日東電工株式会社 粘着シート
JP2019172938A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 リンテック株式会社 粘着シートの製造方法
JP2022021538A (ja) * 2020-07-22 2022-02-03 ミラクル工業株式会社 粘着シートとその製造法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000109763A (ja) * 1998-10-01 2000-04-18 Konishi Co Ltd はく離紙を有する加工粘着テープとその製造方法
JP2002200845A (ja) * 2000-10-27 2002-07-16 Canon Inc 被記録媒体
JP2005200499A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Lintec Corp 粘着シート及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000109763A (ja) * 1998-10-01 2000-04-18 Konishi Co Ltd はく離紙を有する加工粘着テープとその製造方法
JP2002200845A (ja) * 2000-10-27 2002-07-16 Canon Inc 被記録媒体
JP2005200499A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Lintec Corp 粘着シート及びその製造方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014100811A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Lintec Corp 積層体および装飾性付与方法
US20170260425A1 (en) * 2014-11-28 2017-09-14 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive sheet
WO2016084948A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 日東電工株式会社 粘着シート
WO2016084946A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 日東電工株式会社 携帯電子機器用粘着シート
JP2016108533A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 日東電工株式会社 粘着シート
JP2016108534A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 日東電工株式会社 粘着シート
JP2016108532A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 日東電工株式会社 携帯電子機器用粘着シート
WO2016084947A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 日東電工株式会社 粘着シート
CN107001870A (zh) * 2014-11-28 2017-08-01 日东电工株式会社 便携式电子设备用粘合片
CN107001869A (zh) * 2014-11-28 2017-08-01 日东电工株式会社 粘合片
KR20170088833A (ko) * 2014-11-28 2017-08-02 닛토덴코 가부시키가이샤 휴대 전자기기용 점착 시트
KR102506412B1 (ko) * 2014-11-28 2023-03-07 닛토덴코 가부시키가이샤 휴대 전자기기용 점착 시트
KR20170090411A (ko) * 2014-11-28 2017-08-07 닛토덴코 가부시키가이샤 점착 시트
US20170335142A1 (en) * 2014-11-28 2017-11-23 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive sheet for mobile electronics
CN107001870B (zh) * 2014-11-28 2021-07-06 日东电工株式会社 便携式电子设备用粘合片
US10596792B2 (en) 2014-11-28 2020-03-24 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive sheet for mobile electronics
TWI682983B (zh) * 2014-11-28 2020-01-21 日商日東電工股份有限公司 可攜式電子機器用黏著片材
KR102506413B1 (ko) * 2014-11-28 2023-03-07 닛토덴코 가부시키가이샤 점착 시트
JP2016190885A (ja) * 2015-03-30 2016-11-10 リンテック株式会社 粘着シートおよびその製造方法
JP2017200968A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 日東電工株式会社 剥離ライナー付き粘着シート
WO2017191734A1 (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 日東電工株式会社 剥離ライナー付き粘着シート
US11104826B2 (en) 2016-05-02 2021-08-31 Nitto Denko Corporation Release-linered pressure-sensitive adhesive sheet
JP2018083870A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 日東電工株式会社 粘着シート
JP2019172938A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 リンテック株式会社 粘着シートの製造方法
JP2022021538A (ja) * 2020-07-22 2022-02-03 ミラクル工業株式会社 粘着シートとその製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5570110B2 (ja) 2014-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5570110B2 (ja) 透明粘着層
AU2003214488B2 (en) Printing with differential adhesion
RU2627410C2 (ru) Многослойная пленка
JP4698740B2 (ja) インクジェット印刷用ワンウェイビジョンフィルム及び印刷フィルム並びにそれらの作製方法
US6874421B2 (en) Ink jet transfer printing process
JP2012103673A (ja) 内貼り透視シート
JP2010089386A (ja) シート
US20030098906A1 (en) Ink jet transfer printing process
JP4204729B2 (ja) 一方向可視性印刷用部材
JP2005298543A (ja) 粘着シート
US20020178940A1 (en) Ink jet transfer printing process
CN210501946U (zh) 一种装饰打印膜
JP4101398B2 (ja) アルミニウム転写蒸着記録用紙の製造方法
JPS62242600A (ja) 転写シ−ト
JP5050163B2 (ja) 粘着転写シート
JP2015025884A (ja) 両面印刷ラベル及び両面印刷ラベルの作製方法
JP6884011B2 (ja) 熱転写受像シート
CN210390359U (zh) 一种具有镜像增效功能的水透贴
JP4602103B2 (ja) カードの製造方法
JP4334882B2 (ja) 粘着シート
JP2023151416A (ja) 積層シート、及び肌意匠シートの製造方法
TWI387779B (zh) 雙面反光膜之製造方法及其結構
JP2004202841A (ja) インクジェットプリンタ用記録媒体、印刷シート、及び転写シート
JP2002103800A (ja) インクジェットプリンター用記録材料及びその製造方法
JP6772508B2 (ja) 装飾シート、該装飾シートの製造方法、及び該装飾シートを用いた容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140624

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5570110

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees