JP2010137456A - 立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法およびそれによる立体感のある積層多様色彩模様被覆体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被印刷体の表面に蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆または、色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆をする第1工程と、最終被覆体における模様の非盛り上がり部分を構成する部分にシリコーンオイル含有インキによる印刷を施す第2工程と、最終被覆体における模様の盛り上げ部分を構成する部分または全面を色彩若しくは透明のインキまたは塗料により被覆する第3工程と、必要に応じ前記シリコーンオイル含有の色彩または透明インキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき残された前記色彩若しくは透明のインキまたは塗料の残渣を取り除く第4工程とを有する。
【選択図】図1
Description
特に、外装が平面的模様から、適度の凹凸がある立体的な多様色彩による高級感を期待する傾向があり、これは単に携帯電話機に限らず、自動車の内装部品や各種電子機器の外装など多彩な美的外観を保つ製品が強く望まれてきている。
またこれに伴い印刷方法も従来と異なるいろいろな開発が進んでいる。(例えば、特許文献1参照)
すなわち、従来、特に曲面を含む被覆体の場合に立体的被覆を構成する方法として、型による積層印刷方式や模様印刷されたシート材を被被覆体に貼付する方式等があるが、前者は版の型抜きの問題で極めて難しく、また後者は通常の印刷方式に較べコスト的に高いものとなっている。
本願発明は、これらの要求に応えるものとして、従来のものに比して、より美的な立体的多様色彩模様の外装コート被覆を得るため方法を提供し、また、特には曲面を含む広範な被覆体に対し、立体感のある盛り上がりのある凹凸多様色彩印刷被覆を安価に提供することをその目的としている。
1)被印刷体の表面に蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆または、色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆をする第1工程と、最終被覆体における模様の非盛り上がり部分を構成する部分にシリコーンオイル含有インキによる印刷を施す第2工程と、最終被覆体における模様の盛り上げ部分を構成する部分または全面を色彩若しくは透明のインキまたは塗料により被覆する第3工程と、必要に応じ前記シリコーンオイル含有の色彩または透明インキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき残された前記色彩若しくは透明のインキまたは塗料の残渣を取り除く第4工程とを有するものであり、
2)被印刷体の表面にプライマー(A)を被覆する第1a工程と、その表面に蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆、または色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆を施す第2a工程と、該金属被覆または色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆面の酸化を防止、または平滑化を図るために色彩若しくは透明コート(B)を施す第3a工程と、該コート(B)表面に最終被覆体における非盛り上がり部分を構成する非盛り上げ部分にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる被覆(C)を施す第4a工程と、さらに全面または盛り上げ部分に色彩インキ若しくは塗料による被覆(D)を施す第5a工程と、前記シリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき残された残渣の無いことを確認の上、色彩若しくは透明コート(E)を施す第7a工程とよりなるものである。
4)被印刷体の表面に色彩若しくは透明の下地被覆(F)を被覆する第1b工程と、該下地被覆(F)の表面上の最終被覆体における模様の盛り上がり印刷部分に相当する位置に色彩模様印刷(G)を施す第2b工程と、さらに色彩若しくは透明のコート(H)を施す第3b工程と、前記色彩模様印刷(G)の印刷位置と同一でない表面位置、またはその一部分がラップする位置を印刷位置とする非盛り上がり印刷部分にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷(I)を施す第4b工程と、前記非盛り上がり印刷部分以外の盛り上げ印刷部分または全面に、色彩インキまたは塗料による被覆(J)をする第5b工程とよりなるものである。
5)上述の1)〜4)において、前記シリコーンオイル含有の色彩または透明インキを、通常の印刷インキに2〜50%のシリコーンオイルを混合したものであり、且つ、シリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷皮膜の厚さを、前記盛り上げ印刷または塗布による盛り上げ部分の被覆厚さに較べ薄い膜厚を有することを特徴としたものであり、
6)上述の1)〜4)において、前記盛り上げ印刷部分に使用する色彩インキまたは塗料を、レベリング剤含有量が通常の印刷インキまたは塗料中のレベリング剤の含有量の50%以下としたものであり、
7)上述の1)または2)において、前記蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆の材料を、Cu、Ni、Fe、Al、Sn、またはこれらの各合金より選ばれた1種であり、その厚さを0.5〜10μmとしたものであり、
8)上述の2)において、前記プライマー(A)の厚さを2〜10μm、コート(B)の厚さを5〜15μm、シリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷(C)の厚さが1〜10μm、盛り上げ部分の被覆(D)の厚さが10〜500μm、コート(E)の厚さを5〜10μmとしたものである。
9)上述の3)または4)において、前記模様印刷(G)のマンセル表色系の明度を、シリコーンオイル含有インキによる印刷(I)のマンセル表色系の明度の1.5〜2倍としたものであり、
10)上述の3)または4)において、前記コート(H)のマンセル表色系の明度を、盛り上印刷部分(J)のマンセル表色系の明度の1.5〜2倍としたものであり、
11)上述の3)または4)において、前記色彩模様印刷(G)を金属感を呈する色彩印刷としたものである。
12)上述の1)〜11)における立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたものであり、
13)上述の1)〜11)における立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆された携帯電話機であり、
14)上述の1)〜11)における立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたパソコン外装ケースであり、
15)上述の1)〜11)における立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆された自動車用内装部品である。
図1は、本実施の形態1の工程を説明する工程流れ図である。
図2は、本実施の形態1により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図である。
図において、1は被覆体、3は金属被覆または金属感を有する被覆層、5はシリコーンオイル含有インキによる非盛り上げ部分の印刷層、6は色彩インキまたは塗料による盛り上げ部分の印刷又は塗布層、OP1は金属被覆または金属感を有する被覆工程、OP2はシリコーンオイル含有インキによる非盛り上がり部分の印刷工程、OP3は色彩若しくは透明インキまたは塗料による盛り上げ部分被覆工程、OP4は残渣除去工程である。
なお、図2における図面寸法は誇張されて模式的に示されているものであり、各部の具体的な相対的寸法はこれに限られるものではない。
平面または/および曲面よりなる被覆体1、主として携帯電話機の外装ケース等は予め印刷前処理により清浄化される。該前処理は通常実施されている方法による。
OP1の金属被覆または金属感を有する被覆工程は、金属被覆としては、Cu、Ni、Fe、Al、Snおよびそれらの各合金の1種を蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング等の手段により金属被覆層3を表面的に連続または不連続面として被覆するものであり、厚さは0.5〜10μmである。また、金属感を有する色彩被覆としては、各種色彩メタリックインキ/塗料を初めとし、ブラックライト発色インキ、蓄光インキなども使用することができる。厚さhmは0.5μm以下では発色が十分でなく、0.5μm以上が好ましく、より好ましくは2〜5μm程度が望ましい。
また、シリコンインキによる印刷皮膜の厚さは、立体感を認識されるように前記盛り上げ印刷または塗布による盛り上げ部分の被覆厚さに較べ薄い膜厚を有するものであり、1〜10μm、好ましくは1〜5μmが望ましい。
また、被覆体1が曲面の場合は、本出願人の出願になる、特許第2961153号「曲面への印刷方法」などにより精度良く印刷することができる。
色彩若しくは透明インキまたは塗料は、前記シリコンインキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき効果と相俟って、表面張力と密接な関係のあるレベリング剤の含有量を、通常の印刷インキまたは塗料中のレベリング剤の含有量の50%以下とすることが望ましい。これにより前記撥じき効果との相乗効果によって、非盛り上がり部分表面から色彩または透明インキ、または塗料の被り、または残渣を十分に排除することができる。
色彩インキまたは塗料として、OP1の金属感を有する被覆と同様に各種色彩メタリックインキ/塗料等を使用することができる。
当然、本工程の時点で該残渣が存在しない乃至は許容可能な量であれば、本工程は省略することもできる。残渣の除去は、マニアル等の機械的方法により容易に処理することができる。
図3は、本実施の形態2の工程を説明する工程流れ図である。
図4は、本実施の形態2により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図である。
図において、1は被覆体、2はプライマー(A)被覆、3は金属被覆または金属感を有する被覆層、4はコート(B)被覆、5はシリコーンオイル含有インキによる非盛り上げ部分の印刷層、6は色彩インキまたは塗料による盛り上げ部分の印刷又は塗布層、7はコート(E)被覆、OP1aは次工程の金属被覆または金属感を有する被覆の密着性を付与するためのプライマー(A)を被覆する工程、OP2aは金属被覆または金属感を有する被覆層を被覆する工程、OP3aは金属被覆または金属感を有する被覆層の酸化、変質を防止するためのコート(B)を被覆する工程、OP4aはシリコーンオイル含有インキによる非盛り上がり部分の印刷工程、OP5aは色彩若しくは透明インキまたは塗料による盛り上げ部分被覆工程、OP6aは化粧コートとしてのコート(E)の被覆工程である。
なお、図4における図面寸法は誇張されて模式的に示されているものであり、各部の具体的な相対的寸法はこれに限られるものではない。
また、OP1a、OP3a、OP6aの各工程は、その各目的に対して、前後の被覆膜の条件がそれを必要としないレベルを有する場合は、当該工程を省略することができる。
被覆体1、主として携帯電話機の外装ケース等は予め印刷前処理により清浄化される。該前処理は通常実施されている方法による。
OP1aのプライマー(A)被覆工程は、後工程における金属被覆または金属感を有する被覆3の被覆体1に対する密着性を付与するためプライマー(A)2を被覆するものであり、プライマー(A)2は界面活性を含め密着性の向上を目的として溶剤により適度に希釈された塗料を使用する。
従って、被覆体1の表面が十分に活性化されている場合には、この工程を省略することもできる。従って、プライマー(A)の被覆厚さは、必要以上に厚い必要性はなく、2〜10μm程度で成る可く薄い方が良い。
厚さhmは0.5μm以下では発色が十分でなく、0.5μm以上が好ましく、より好ましくは2〜5μm程度が望ましい。
従って、このコート(B)被覆4は、酸化防止機能と以後における色彩被覆との相互的な多様色彩の1要素としての表色機能を有するものである。
酸化防止機能としては、コート(B)被覆4は薄くても良いが、表色機能を発揮させるためには、その色相における発色が十分に得られる厚さであることが必要である。
コート(B)の厚さは5〜15μmが好ましい。
なお、OP2aによる被覆3が金属感を有する被覆であり、且つ全面が表面的に連続する平滑面の場合には、本OP3a工程を省略することができる。
また、シリコンインキによる印刷皮膜の厚さは、立体感を認識されるように前記盛り上げ印刷または塗布による盛り上げ部分の被覆厚さに較べ薄い膜厚を有するものであり、1〜10μm、好ましくは1〜5μmが望ましい。
本OP5aの工程は、実施の形態1におけるOP3工程に準じるものである。すなわち、色彩若しくは透明インキまたは塗料による最終色彩模様被覆体における盛り上げ部分被覆6を構成する工程であり、OP4a工程による表面の全面または非盛り上がり部分を除いた部分に色彩インキまたは塗料による被覆(D)6を被覆する。
色彩若しくは透明インキまたは塗料は、前記シリコンインキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき効果と相俟って、表面張力と密接な関係のあるレベリング剤の含有量を、通常の印刷インキまたは塗料中のレベリング剤の含有量の50%以下とすることが望ましい。これにより前記撥じき効果との相乗効果によって、非盛り上がり部分表面から色彩または透明インキ、または塗料の被り、または残渣を十分に排除することができる。
色彩インキまたは塗料として、OP2aの金属感を有する被覆と同様に各種色彩メタリックインキ/塗料等を使用することもできる。
なお、盛り上げ部分被覆(D)6が透明インキによる場合は、コート(B)4の色彩に対するレンズ効果を期待することもできる。
図5は、本実施の形態3の工程を説明する工程流れ図である。
図6は、本実施の形態3により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図である。
図において、1は被覆体、2aは下地コート(F)、41は色彩模様被覆(G)、42は色彩コート(H)、5aはシリコーンオイル含有インキによる非盛り上げ部分の印刷層(I)、6aは色彩インキまたは塗料による盛り上げ部分の印刷又は塗布層(J)、OP1bは下地コート(F)被覆工程、OP2bは色彩模様印刷工程、OP3bは色彩コート(H)被覆工程、OP4bはシリコーンオイル含有インキによる非盛り上がり部分の印刷工程、OP5bは色彩若しくは透明インキまたは塗料による盛り上げ部分被覆工程である。
なお、OP5b工程の後に、必要により化粧コートを被覆工程(OP6b)を挿入することもできる。
なお、図6における図面寸法は誇張されて模式的に示されているものであり、各部の具体的な相対的寸法はこれに限られるものではない。
被覆体1、主として携帯電話機の外装ケース等は予め印刷前処理により清浄化される。該前処理は通常実施されている方法による。OP1bの下地コート(F)の被覆工程は、後工程における被覆の被覆体1に対する密着性を付与するため、及び最終色彩のベースとするための色相を有するインキまたは塗料により被覆するものである。界面活性を含め密着性を目的として溶剤により適度に希釈されたインキまたは塗料を使用する。
下地コート(F)の被覆の被覆厚さh1は、2〜10μm程度が好ましい。
シリコンインキを使用する目的は、実施の形態1、2の場合と同様に、主として後述の盛り上げ部分の被覆(J)6aを効果的にするための盛り上げ部分の境界を構成し、且つ該非盛り上がり部分表面より盛り上げ部分に使用されるインキまたは塗料をシリコンインキの撥水性により排除するものである。従って、シリコーンオイル含有量はシリコンインキにおける撥水効果を十分期待し得るものでなければならない。通常の印刷インキに2〜50%のシリコーンオイルを混合したものが好ましい。また、シリコンインキによる印刷皮膜の厚さは、立体感を認識されるように前記盛り上げ印刷または塗布による盛り上げ部分の被覆厚さに較べ薄い膜厚を有するものであり、1〜10μm、好ましくは2〜5μmが望ましい。
実施の形態2の場合と同様に、色彩または透明インキ、または塗料は、前記シリコンインキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき効果と相俟って、表面張力と密接な関係のあるレベリング剤の含有量を、通常の印刷インキまたは塗料中のレベリング剤の含有量の50%以下とすることが望ましい。これにより前記撥じき効果との相乗効果によって、非盛り上がり部分表面から色彩または透明インキまたは塗料の被り、または残渣を十分に排除することができる。
なお、盛り上げ部分被覆(J)6aが透明インキによる場合は、コート(H)の被覆42の色彩模様に対するレンズ効果を期待することもできる。
図7は、本実施の形態3により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の実施例の一部断面を模式的に示す説明図である。
図において、実施の形態3と同一の部分には同一の部番を付し、説明を省略する。
なお、図7における図面寸法は誇張されて模式的に示されているものであり、各部の具体的な相対的寸法はこれに限られるものではない。
2 実施の形態2におけるプライマー(A)
3 実施の形態1、2における金属被覆または金属感を有する被覆
4 実施の形態2におけるコート(B)
5 実施の形態1、2におけるシリコンインキによる印刷層(D)
6 実施の形態1、2における盛り上げ部分被覆層(D)
7 実施の形態2におけるコート(E)
1a 実施の形態3、4における被覆体
2a 実施の形態3、4における下地コート(F)
41 実施の形態3、4における模様印刷層(G)
42 実施の形態3、4におけるコート(H)
5a 実施の形態3、4におけるシリコンインキによる印刷層(I)
6a 実施の形態3、4における盛り上げ部分被覆層(D)
OP1 本実施の形態1における金属被覆または金属感を有する被覆工程
OP2 本実施の形態1におけるシリコンインキによる印刷層(D)の被覆工程
OP3 本実施の形態1における盛り上げ部分被覆層(D)被覆工程
OP4 本実施の形態1における残渣除去工程
OP1a 本実施の形態2におけるプライマー(A)被覆工程
OP2a 本実施の形態2における金属被覆または金属感を有する被覆工程
OP3a 本実施の形態2におけるコート(B)被覆工程
OP4a 本実施の形態2におけるシリコンインキによる印刷層(D)の被覆工程
OP5a 本実施の形態2における盛り上げ部分被覆層(D)被覆工程
OP6a 本実施の形態2における化粧コート(E)被覆工程
OP1b 本実施の形態3、4における下地コート(F)被覆工程
OP2b 本実施の形態3、4における色彩模様印刷層(G)被覆工程
OP3b 本実施の形態3、4におけるコート(H)被覆工程
OP4b 本実施の形態3、4におけるシリコンインキによる印刷層(I)被覆工程
OP5b 本実施の形態3、4における盛り上げ部分被覆層(D)被覆工程。
Claims (15)
- 被印刷体の表面に蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆または、色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆をする第1工程と、最終被覆体における模様の非盛り上がり部分を構成する部分にシリコーンオイル含有インキによる印刷を施す第2工程と、最終被覆体における模様の盛り上げ部分を構成する部分または全面を色彩若しくは透明のインキまたは塗料により被覆する第3工程と、必要に応じ前記シリコーンオイル含有の色彩または透明インキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき残された前記色彩若しくは透明のインキまたは塗料の残渣を取り除く第4工程とを有する立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 被印刷体の表面にプライマー(A)を被覆する第1a工程と、その表面に蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆、または色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆を施す第2a工程と、該金属被覆または色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆面の酸化を防止、または平滑化を図るために色彩若しくは透明コート(B)を施す第3a工程と、該コート(B)表面に最終被覆体における非盛り上がり部分を構成する非盛り上げ部分にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる被覆(C)を施す第4a工程と、さらに全面または盛り上げ部分に色彩インキ若しくは塗料による被覆(D)を施す第5a工程と、前記シリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき残された残渣の無いことを確認の上、色彩若しくは透明コート(E)を施す第7a工程とよりなることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 被印刷体の表面に色彩若しくは透明の下地被覆(F)を被覆する第1b工程と、該下地被覆(F)の表面上の最終被覆体における模様の非盛り上印刷部分に相当する位置に色彩模様印刷(G)を施す第2b工程と、さらに色彩若しくは透明のコート(H)を施す第3b工程と、前記色彩模様印刷(G)の位置と同一位置にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷(I)を施す第4b工程と、前記非盛り上がり印刷部分以外の盛り上がり印刷部分または全面に色彩インキまたは塗料による被覆(J)をする第5b工程とよりなることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 被印刷体の表面に色彩若しくは透明の下地被覆(F)を被覆する第1b工程と、該下地被覆(F)の表面上の最終被覆体における模様の盛り上がり印刷部分に相当する位置に色彩模様印刷(G)を施す第2b工程と、さらに色彩若しくは透明のコート(H)を施す第3b工程と、前記色彩模様印刷(G)の印刷位置と同一でない表面位置、またはその一部分がラップする位置を印刷位置とする非盛り上がり印刷部分にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷(I)を施す第4b工程と、前記非盛り上がり印刷部分以外の盛り上げ印刷部分または全面に、色彩インキまたは塗料による被覆(J)をする第5b工程とよりなることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 前記シリコーンオイル含有の色彩または透明インキは、通常の印刷インキに2〜50%のシリコーンオイルを混合したものであり、且つ、シリコーンオイル含有の色彩または透明インキによる印刷皮膜の厚さは、前記盛り上げ印刷または塗布による盛り上げ部分の被覆厚さに較べ薄い膜厚を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 前記盛り上げ印刷部分に使用する色彩インキまたは塗料は、レベリング剤含有量が通常の印刷インキまたは塗料中のレベリング剤の含有量の50%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 前記蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆の材料がCu、Ni、Fe、Al、Sn、またはこれらの各合金より選ばれた1種であり、その厚さは0.5〜10μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 前記プライマー(A)の厚さが2〜10μm、コート(B)の厚さが5〜15μm、シリコーンオイル含有の色彩または透明インキによる印刷(C)の厚さが1〜10μm、盛り上げ部分の被覆(D)の厚さが10〜500μm、コート(E)の厚さが、5〜10μmであることを特徴とする請求項2に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 前記模様印刷(G)のマンセル表色系の明度が、シリコーンオイル含有インキによる印刷(I)のマンセル表色系の明度の1.5〜2倍であることを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 前記コート(H)のマンセル表色系の明度が、盛り上印刷部分(J)のマンセル表色系の明度の1.5〜2倍であることを特徴とする請求項3または4のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 前記色彩模様印刷(G)が金属感を呈する色彩印刷であることを特徴とする請求項3または4に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
- 前記請求項1〜11のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたことを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆体。
- 前記請求項1〜11のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたものが携帯電話機の外装ケースであることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆体。
- 前記請求項1〜11のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたものがパソコンの外装ケースであることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆体。
- 前記請求項1〜11のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたものが自動車用内装部品であることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆体。
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