JP2010137456A - 立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法およびそれによる立体感のある積層多様色彩模様被覆体 - Google Patents

立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法およびそれによる立体感のある積層多様色彩模様被覆体 Download PDF

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Abstract

【課題】立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法およびそれによる立体感のある積層多様色彩模様被覆体を提供する。
【解決手段】被印刷体の表面に蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆または、色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆をする第1工程と、最終被覆体における模様の非盛り上がり部分を構成する部分にシリコーンオイル含有インキによる印刷を施す第2工程と、最終被覆体における模様の盛り上げ部分を構成する部分または全面を色彩若しくは透明のインキまたは塗料により被覆する第3工程と、必要に応じ前記シリコーンオイル含有の色彩または透明インキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき残された前記色彩若しくは透明のインキまたは塗料の残渣を取り除く第4工程とを有する。
【選択図】図1

Description

本願発明は、主として曲面を有する被覆体への表面に凹凸を構成する立体感のある多様色彩模様被覆の作成方法およびそれにより被覆された立体感のある積層多様色彩模様被覆体に関するものである。
近年、電子機器特に携帯電話機の普及に伴い、その外装は顧客の多様化に伴って種々の多彩な被覆による外装が要求されてきている。
特に、外装が平面的模様から、適度の凹凸がある立体的な多様色彩による高級感を期待する傾向があり、これは単に携帯電話機に限らず、自動車の内装部品や各種電子機器の外装など多彩な美的外観を保つ製品が強く望まれてきている。
またこれに伴い印刷方法も従来と異なるいろいろな開発が進んでいる。(例えば、特許文献1参照)
特開平2−239972号公報
被覆体が平面体であればスクリーン印刷法により重ね塗りすることによって、或程度印刷面を盛り上げ立体感を付与することは容易である。しかしながら、実質的な大きな立体感を表現することは難しく、特に、被覆体が曲面を含む立体的な被覆体の場合は、多様色彩模様の被覆面を盛り上げて大きな立体感を付与することはかなり難しく、コスト的にも高価なものとなる。
上記のように、市場要求として、携帯電話機の外装を初めとして各種製品における立体的で多彩な美的外観を保つ多様色彩模様被覆製品が求められているが、これを満足させる技術についてはかなりの難しさが存在する。
すなわち、従来、特に曲面を含む被覆体の場合に立体的被覆を構成する方法として、型による積層印刷方式や模様印刷されたシート材を被被覆体に貼付する方式等があるが、前者は版の型抜きの問題で極めて難しく、また後者は通常の印刷方式に較べコスト的に高いものとなっている。
本願発明は、これらの要求に応えるものとして、従来のものに比して、より美的な立体的多様色彩模様の外装コート被覆を得るため方法を提供し、また、特には曲面を含む広範な被覆体に対し、立体感のある盛り上がりのある凹凸多様色彩印刷被覆を安価に提供することをその目的としている。
本願発明の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法は、
1)被印刷体の表面に蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆または、色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆をする第1工程と、最終被覆体における模様の非盛り上がり部分を構成する部分にシリコーンオイル含有インキによる印刷を施す第2工程と、最終被覆体における模様の盛り上げ部分を構成する部分または全面を色彩若しくは透明のインキまたは塗料により被覆する第3工程と、必要に応じ前記シリコーンオイル含有の色彩または透明インキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき残された前記色彩若しくは透明のインキまたは塗料の残渣を取り除く第4工程とを有するものであり、
2)被印刷体の表面にプライマー(A)を被覆する第1a工程と、その表面に蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆、または色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆を施す第2a工程と、該金属被覆または色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆面の酸化を防止、または平滑化を図るために色彩若しくは透明コート(B)を施す第3a工程と、該コート(B)表面に最終被覆体における非盛り上がり部分を構成する非盛り上げ部分にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる被覆(C)を施す第4a工程と、さらに全面または盛り上げ部分に色彩インキ若しくは塗料による被覆(D)を施す第5a工程と、前記シリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき残された残渣の無いことを確認の上、色彩若しくは透明コート(E)を施す第7a工程とよりなるものである。
また、3)被印刷体の表面に色彩若しくは透明の下地被覆(F)を被覆する第1b工程と、該下地被覆(F)の表面上の最終被覆体における模様の非盛り上印刷部分に相当する位置に色彩模様印刷(G)を施す第2b工程と、さらに色彩若しくは透明のコート(H)を施す第3b工程と、前記色彩模様印刷(G)の位置と同一位置にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷(I)を施す第4b工程と、前記非盛り上がり印刷部分以外の盛り上がり印刷部分または全面に色彩インキまたは塗料による被覆(J)をする第5b工程とよりなるものであり、
4)被印刷体の表面に色彩若しくは透明の下地被覆(F)を被覆する第1b工程と、該下地被覆(F)の表面上の最終被覆体における模様の盛り上がり印刷部分に相当する位置に色彩模様印刷(G)を施す第2b工程と、さらに色彩若しくは透明のコート(H)を施す第3b工程と、前記色彩模様印刷(G)の印刷位置と同一でない表面位置、またはその一部分がラップする位置を印刷位置とする非盛り上がり印刷部分にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷(I)を施す第4b工程と、前記非盛り上がり印刷部分以外の盛り上げ印刷部分または全面に、色彩インキまたは塗料による被覆(J)をする第5b工程とよりなるものである。
さらに、本願発明の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法は、
5)上述の1)〜4)において、前記シリコーンオイル含有の色彩または透明インキを、通常の印刷インキに2〜50%のシリコーンオイルを混合したものであり、且つ、シリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷皮膜の厚さを、前記盛り上げ印刷または塗布による盛り上げ部分の被覆厚さに較べ薄い膜厚を有することを特徴としたものであり、
6)上述の1)〜4)において、前記盛り上げ印刷部分に使用する色彩インキまたは塗料を、レベリング剤含有量が通常の印刷インキまたは塗料中のレベリング剤の含有量の50%以下としたものであり、
7)上述の1)または2)において、前記蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆の材料を、Cu、Ni、Fe、Al、Sn、またはこれらの各合金より選ばれた1種であり、その厚さを0.5〜10μmとしたものであり、
8)上述の2)において、前記プライマー(A)の厚さを2〜10μm、コート(B)の厚さを5〜15μm、シリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷(C)の厚さが1〜10μm、盛り上げ部分の被覆(D)の厚さが10〜500μm、コート(E)の厚さを5〜10μmとしたものである。
さらにまた、本願発明の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法は、
9)上述の3)または4)において、前記模様印刷(G)のマンセル表色系の明度を、シリコーンオイル含有インキによる印刷(I)のマンセル表色系の明度の1.5〜2倍としたものであり、
10)上述の3)または4)において、前記コート(H)のマンセル表色系の明度を、盛り上印刷部分(J)のマンセル表色系の明度の1.5〜2倍としたものであり、
11)上述の3)または4)において、前記色彩模様印刷(G)を金属感を呈する色彩印刷としたものである。
また、本願発明の立体感のある積層多様色彩模様被覆体は、
12)上述の1)〜11)における立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたものであり、
13)上述の1)〜11)における立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆された携帯電話機であり、
14)上述の1)〜11)における立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたパソコン外装ケースであり、
15)上述の1)〜11)における立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆された自動車用内装部品である。
本願発明は、好みの色彩模様の多様化する市場要求に対して、凹凸表面を構成する立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法と、それによる、曲面を含む立体感のある多様色彩模様被覆体、特には携帯電話機やパソコンの外装ケース、自動車用内装部品等を提供することができる。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態1の工程を説明する工程流れ図である。
図2は、本実施の形態1により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図である。
図において、1は被覆体、3は金属被覆または金属感を有する被覆層、5はシリコーンオイル含有インキによる非盛り上げ部分の印刷層、6は色彩インキまたは塗料による盛り上げ部分の印刷又は塗布層、OP1は金属被覆または金属感を有する被覆工程、OP2はシリコーンオイル含有インキによる非盛り上がり部分の印刷工程、OP3は色彩若しくは透明インキまたは塗料による盛り上げ部分被覆工程、OP4は残渣除去工程である。
なお、図2における図面寸法は誇張されて模式的に示されているものであり、各部の具体的な相対的寸法はこれに限られるものではない。
図1、図2の工程にしたがって、以下詳細を説明する。
平面または/および曲面よりなる被覆体1、主として携帯電話機の外装ケース等は予め印刷前処理により清浄化される。該前処理は通常実施されている方法による。
OP1の金属被覆または金属感を有する被覆工程は、金属被覆としては、Cu、Ni、Fe、Al、Snおよびそれらの各合金の1種を蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング等の手段により金属被覆層3を表面的に連続または不連続面として被覆するものであり、厚さは0.5〜10μmである。また、金属感を有する色彩被覆としては、各種色彩メタリックインキ/塗料を初めとし、ブラックライト発色インキ、蓄光インキなども使用することができる。厚さhmは0.5μm以下では発色が十分でなく、0.5μm以上が好ましく、より好ましくは2〜5μm程度が望ましい。
OP2は、OP1の被覆3の表面の最終色彩模様被覆体における非盛り上がり部分にシリコーンオイル含有色彩インキ(以下、シリコンインキという)により非盛り上がり部分被覆5を印刷する工程である。シリコンインキを使用する目的は主として後述の盛り上げ部分の被覆6を効果的にするための盛り上げ部分の境界を構成し、且つ該非盛り上がり部分表面から盛り上げ部分に使用される色彩インキまたは塗料をシリコンインキの撥水性により排除するものである。従って、シリコーンオイル含有量はシリコンインキにおける撥水効果を十分期待し得るものでなければならない。通常の印刷インキに2〜50%のシリコーンオイルを混合したものが好ましい。
また、シリコンインキによる印刷皮膜の厚さは、立体感を認識されるように前記盛り上げ印刷または塗布による盛り上げ部分の被覆厚さに較べ薄い膜厚を有するものであり、1〜10μm、好ましくは1〜5μmが望ましい。
また、被覆体1が曲面の場合は、本出願人の出願になる、特許第2961153号「曲面への印刷方法」などにより精度良く印刷することができる。
OP3の工程は、OP2に次いで、色彩若しくは透明インキまたは塗料による最終色彩模様被覆体における盛り上げ部分被覆6を構成する工程である。OP2工程による表面の全面または盛り上げ部分に色彩インキまたは塗料による被覆(D)6を被覆する。
色彩若しくは透明インキまたは塗料は、前記シリコンインキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき効果と相俟って、表面張力と密接な関係のあるレベリング剤の含有量を、通常の印刷インキまたは塗料中のレベリング剤の含有量の50%以下とすることが望ましい。これにより前記撥じき効果との相乗効果によって、非盛り上がり部分表面から色彩または透明インキ、または塗料の被り、または残渣を十分に排除することができる。
色彩インキまたは塗料として、OP1の金属感を有する被覆と同様に各種色彩メタリックインキ/塗料等を使用することができる。
OP4の工程は、上述のシリコンインキによる非盛り上がり部分被覆5表面からシリコンインキの撥水性により撥じき切れなかったOP3の工程における色彩若しくは透明インキまたは塗料の残渣を取り除く工程である。
当然、本工程の時点で該残渣が存在しない乃至は許容可能な量であれば、本工程は省略することもできる。残渣の除去は、マニアル等の機械的方法により容易に処理することができる。
被覆体1が曲面または曲面を含む形状を有する場合は、本出願人の出願になる特開平03−244594号(特許第2961153号)、特開平10−202998号(特許第3166069号)発明の名称「曲面への印刷方法」等を上述のOP2、OP3工程に適用することにより、立体感のある積層多様色彩模様被覆体、特には金属感を有する立体感のある積層多様色彩模様被覆体を精度の良く、且つ安価に供給することができる。
[実施の形態2]
図3は、本実施の形態2の工程を説明する工程流れ図である。
図4は、本実施の形態2により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図である。
図において、1は被覆体、2はプライマー(A)被覆、3は金属被覆または金属感を有する被覆層、4はコート(B)被覆、5はシリコーンオイル含有インキによる非盛り上げ部分の印刷層、6は色彩インキまたは塗料による盛り上げ部分の印刷又は塗布層、7はコート(E)被覆、OP1aは次工程の金属被覆または金属感を有する被覆の密着性を付与するためのプライマー(A)を被覆する工程、OP2aは金属被覆または金属感を有する被覆層を被覆する工程、OP3aは金属被覆または金属感を有する被覆層の酸化、変質を防止するためのコート(B)を被覆する工程、OP4aはシリコーンオイル含有インキによる非盛り上がり部分の印刷工程、OP5aは色彩若しくは透明インキまたは塗料による盛り上げ部分被覆工程、OP6aは化粧コートとしてのコート(E)の被覆工程である。
なお、図4における図面寸法は誇張されて模式的に示されているものであり、各部の具体的な相対的寸法はこれに限られるものではない。
また、OP1a、OP3a、OP6aの各工程は、その各目的に対して、前後の被覆膜の条件がそれを必要としないレベルを有する場合は、当該工程を省略することができる。
図3、図4の工程にしたがって、以下詳細を説明する。
被覆体1、主として携帯電話機の外装ケース等は予め印刷前処理により清浄化される。該前処理は通常実施されている方法による。
OP1aのプライマー(A)被覆工程は、後工程における金属被覆または金属感を有する被覆3の被覆体1に対する密着性を付与するためプライマー(A)2を被覆するものであり、プライマー(A)2は界面活性を含め密着性の向上を目的として溶剤により適度に希釈された塗料を使用する。
従って、被覆体1の表面が十分に活性化されている場合には、この工程を省略することもできる。従って、プライマー(A)の被覆厚さは、必要以上に厚い必要性はなく、2〜10μm程度で成る可く薄い方が良い。
OP2aは、金属被覆または金属感を有する被覆層を被覆する工程であり、本実施の形態1におけるOP1に準じる工程である。すなわち、金属被覆または金属感を有する被覆工程は、金属被覆としては、Cu、Ni、Fe、Al、Snおよびそれらの各合金の1種を蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング等の手段により金属被覆層3を表面的に連続または不連続面として被覆するものであり、厚さは0.5〜10μmである。また、金属感を有する色彩被覆としては、各種色彩メタリックインキ/塗料を初めとし、ブラックライト発色インキ、蓄光インキなどを使用することができる。
厚さhmは0.5μm以下では発色が十分でなく、0.5μm以上が好ましく、より好ましくは2〜5μm程度が望ましい。
OP2aによる被覆が金属被覆である場合は、携帯電話機などの電子機器の場合には下層部分に受発信用のアンテナを内蔵するケースでは適度のメッシュ状等の表面的に不連続な被覆にする必要がある。金属被覆3の厚さは、2〜5μmが好ましい。
OP3aは、コート(B)被覆4を被覆する工程である。コート(B)は、前記金属被覆3が純金属で構成される場合などでは、金属被覆3の表面酸化が容易に進み以後の工程にとって好ましくない。そのため金属被覆3の表面酸化を防止するためにコート(B)被覆4としてが被覆される。またOP2aによる面が表面的に不連続な面である場合には次工程に対して平滑面とする目的をも有する。
従って、このコート(B)被覆4は、酸化防止機能と以後における色彩被覆との相互的な多様色彩の1要素としての表色機能を有するものである。
酸化防止機能としては、コート(B)被覆4は薄くても良いが、表色機能を発揮させるためには、その色相における発色が十分に得られる厚さであることが必要である。
コート(B)の厚さは5〜15μmが好ましい。
なお、OP2aによる被覆3が金属感を有する被覆であり、且つ全面が表面的に連続する平滑面の場合には、本OP3a工程を省略することができる。
OP4aは、最終色彩模様被覆体における非盛り上がり部分にシリコンインキにより非盛り上がり部分被覆5を印刷する工程である。本工程は本実施の形態1のOP2の工程に準じる工程である。すなわち、シリコンインキを使用する目的は主として後述の盛り上げ部分の被覆6を効果的にするための盛り上げ部分の境界を構成し、且つ該非盛り上がり部分表面から盛り上げ部分に使用される色彩インキまたは塗料をシリコンインキの撥水性により排除するものである。従って、シリコーンオイル含有量はシリコンインキにおける撥水効果を十分期待し得るものでなければならない。通常の印刷インキに2〜50%のシリコーンオイルを混合したものが好ましい。
また、シリコンインキによる印刷皮膜の厚さは、立体感を認識されるように前記盛り上げ印刷または塗布による盛り上げ部分の被覆厚さに較べ薄い膜厚を有するものであり、1〜10μm、好ましくは1〜5μmが望ましい。
OP5aは、最終色彩模様被覆体における盛り上げ部分に色彩若しくは透明インキまたは塗料により被覆する工程である。
本OP5aの工程は、実施の形態1におけるOP3工程に準じるものである。すなわち、色彩若しくは透明インキまたは塗料による最終色彩模様被覆体における盛り上げ部分被覆6を構成する工程であり、OP4a工程による表面の全面または非盛り上がり部分を除いた部分に色彩インキまたは塗料による被覆(D)6を被覆する。
色彩若しくは透明インキまたは塗料は、前記シリコンインキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき効果と相俟って、表面張力と密接な関係のあるレベリング剤の含有量を、通常の印刷インキまたは塗料中のレベリング剤の含有量の50%以下とすることが望ましい。これにより前記撥じき効果との相乗効果によって、非盛り上がり部分表面から色彩または透明インキ、または塗料の被り、または残渣を十分に排除することができる。
色彩インキまたは塗料として、OP2aの金属感を有する被覆と同様に各種色彩メタリックインキ/塗料等を使用することもできる。
多様色彩の構成は、前記各被覆層におけるマンセル表色系の相互的組み合わせにより得られる。シリコンインキによる印刷皮膜(C)6と盛り上げ部分被覆(D)6との区画認識は、色相が異なる場合は、2色が補色関係にあれば、彩度が増した感じになり色相差も判然とする。従って、両者を補色により構成する場合には各マンセル表色系の明度は或る程度以上の差を与える必要はなく、シリコンインキによる印刷皮膜(C)6のマンセル表色系明度は、盛り上げ部分被覆(D)6のマンセル表色系明度の1.5〜2倍程度が好ましい。1.5倍以下では色相差による対比効果が急激に低下し、また2倍以上では辺縁対比が大きくなり過ぎる。そのためボカシ技法等などを併用を必要とする可能性がある。
なお、盛り上げ部分被覆(D)6が透明インキによる場合は、コート(B)4の色彩に対するレンズ効果を期待することもできる。
OP6aは、化粧コートによりコート(E)をコーティングする工程である。これは前工程終了時に前記シリコーンインキによる非盛り上がり部分の被覆表面の色彩インキまたは塗料の残渣の除去を確認した上で、主として表面の美観を向上させるために化粧コートをコーティングするものであり、表面の美観が十分に維持されている場合は省略することもできる。
[実施の形態3]
図5は、本実施の形態3の工程を説明する工程流れ図である。
図6は、本実施の形態3により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図である。
図において、1は被覆体、2aは下地コート(F)、41は色彩模様被覆(G)、42は色彩コート(H)、5aはシリコーンオイル含有インキによる非盛り上げ部分の印刷層(I)、6aは色彩インキまたは塗料による盛り上げ部分の印刷又は塗布層(J)、OP1bは下地コート(F)被覆工程、OP2bは色彩模様印刷工程、OP3bは色彩コート(H)被覆工程、OP4bはシリコーンオイル含有インキによる非盛り上がり部分の印刷工程、OP5bは色彩若しくは透明インキまたは塗料による盛り上げ部分被覆工程である。
なお、OP5b工程の後に、必要により化粧コートを被覆工程(OP6b)を挿入することもできる。
なお、図6における図面寸法は誇張されて模式的に示されているものであり、各部の具体的な相対的寸法はこれに限られるものではない。
本実施の形態3は、実施の形態2における金属被覆または金属感を有する被覆工程の代わりに、より多様色彩の積層被覆を期待するものであり、模様印刷被覆(G)をその上下に配設される2種のコート41、42により積層構成されているところに特徴がある。
図5、6にしたがって、以下本実施の形態2の詳細を説明する。
被覆体1、主として携帯電話機の外装ケース等は予め印刷前処理により清浄化される。該前処理は通常実施されている方法による。OP1bの下地コート(F)の被覆工程は、後工程における被覆の被覆体1に対する密着性を付与するため、及び最終色彩のベースとするための色相を有するインキまたは塗料により被覆するものである。界面活性を含め密着性を目的として溶剤により適度に希釈されたインキまたは塗料を使用する。
下地コート(F)の被覆の被覆厚さh1は、2〜10μm程度が好ましい。
OP2bは、色彩インキによる色彩模様印刷による被覆工程である。被覆体1が曲面の場合は、パッド印刷法により印刷される。本工程における色彩模様印刷被覆(G)41の色相は、コート41、42およびOP4bにおけるシリコンインキによる印刷被覆(I)5aの表色およびOP5bの盛り上げ部分印刷または塗布被覆(J)の表色との相互関係により決定される。また、多様化模様を構成するために、単一色調による外にグラデーション、印刷粒子密度による濃淡等により多様化のベースとすることもできる。色彩模様印刷被覆(G)41の厚さh2は、1〜10μm、印刷精度的に好ましくは2〜5μmが望ましい。
OP3bにおける、コート(H)の被覆42は、OP2bによる色彩模様印刷による被覆(G)と次工程OP4bの被覆(I)5a、およびOP5b工程による被覆(J)6aとの明確な分離と平坦な表面の構成を目的としており、従って厚さh3は、h2+(1〜5μm)程度で良い。色相的にも、他の印刷または塗布により構成される多様色彩模様構成の邪魔にならない程度の方が好ましい。
OP4bは、OP3bのコート(H)の被覆42の表面の、最終模様における非盛り上がり部分にシリコンインキにより非盛り上がり部分被覆(I)を印刷する工程である。
シリコンインキを使用する目的は、実施の形態1、2の場合と同様に、主として後述の盛り上げ部分の被覆(J)6aを効果的にするための盛り上げ部分の境界を構成し、且つ該非盛り上がり部分表面より盛り上げ部分に使用されるインキまたは塗料をシリコンインキの撥水性により排除するものである。従って、シリコーンオイル含有量はシリコンインキにおける撥水効果を十分期待し得るものでなければならない。通常の印刷インキに2〜50%のシリコーンオイルを混合したものが好ましい。また、シリコンインキによる印刷皮膜の厚さは、立体感を認識されるように前記盛り上げ印刷または塗布による盛り上げ部分の被覆厚さに較べ薄い膜厚を有するものであり、1〜10μm、好ましくは2〜5μmが望ましい。
本実施の形態3において、OP4bにおける非盛り上がり部分にシリコンインキにより非盛り上がり部分被覆(I)の印刷位置は、OP2bの色彩インキによる色彩模様印刷による被覆(G)の画像位置との相互関係により、(イ)両位置を同一の位置とする場合(実施の形態3、図6)と、(ロ)一致させない場合(実施の形態4、図7)として設定される。例えば花模様の立体的色彩模様を作成する場合、基本的に花弁全体を浮き出させる模様とする場合は(イ)、花弁の輪郭だけを浮き出させる模様とする場合は(ロ)の方式により構成する。
本実施の形態3は、同一の位置または一部同一の位置に印刷する場合(上記(イ)の場合)であり、非盛り上がり部分被覆(I)と、OP2bの色彩インキによる色彩模様印刷による被覆(G)との積層効果を期待するものであり、これによりモアレ縞効果、3D効果を期待することもできる。
OP5bの工程は、OP4bに次いで、色彩または透明インキ、または塗料による盛り上げ部分被覆(J)6aを構成する工程である。全面又は盛り上げ部分に色彩インキまたは塗料による被覆(J)6aを被覆する。
実施の形態2の場合と同様に、色彩または透明インキ、または塗料は、前記シリコンインキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき効果と相俟って、表面張力と密接な関係のあるレベリング剤の含有量を、通常の印刷インキまたは塗料中のレベリング剤の含有量の50%以下とすることが望ましい。これにより前記撥じき効果との相乗効果によって、非盛り上がり部分表面から色彩または透明インキまたは塗料の被り、または残渣を十分に排除することができる。
多様色彩の構成は、前記各被覆層におけるマンセル表色系の相互的組み合わせにより得られる。実施の形態2の場合と同様に、シリコンインキによる印刷皮膜(I)5aと盛り上げ部分被覆(J)6aとの区画認識は、色相が異なる場合は、2色が補色関係にあれば、彩度が増した感じになり色相差も判然とする。従って、両者を補色により構成する場合には各マンセル表色系の明度は或る程度以上の差を与える必要はなく、シリコンインキによる印刷皮膜(I)5aのマンセル表色系の明度は、盛り上げ部分被覆(J)6aのマンセル表色系の明度の1.5〜2倍程度が好ましい。1.5倍以下では表色差による対比効果が急激に低下し、また2倍以上では辺縁対比が大きくなり過ぎ、そのためボカシ技法等などを併用を必要とする可能性がある。
なお、盛り上げ部分被覆(J)6aが透明インキによる場合は、コート(H)の被覆42の色彩模様に対するレンズ効果を期待することもできる。
盛り上げ部分被覆(J)6aとコート(H)の被覆42との表色関係は、盛り上げ部分被覆(J)6aの色彩に対しコート(H)の被覆42の色彩が盛り上げ部分被覆(J)6aの模様構成に取って邪魔にならない程度のものとする。すなわち、コート(H)の被覆42の明度はValue7〜9程度が良い。また、この場合、盛り上げ部分被覆(J)6aにより色彩を施す場合は、盛り上げ部分被覆(J)6aの明度はValue2〜7程度とする。
[実施の形態4]
図7は、本実施の形態3により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の実施例の一部断面を模式的に示す説明図である。
図において、実施の形態3と同一の部分には同一の部番を付し、説明を省略する。
なお、図7における図面寸法は誇張されて模式的に示されているものであり、各部の具体的な相対的寸法はこれに限られるものではない。
本実施の形態4は、工程及び各被覆層の構成は実施の形態3の場合と同一であるが、模様印刷(G)41とシリコンインキによる印刷(I)の印刷される相対位置が同一ではない点が異なるものである。実施の形態3の場合は、模様印刷(G)41とシリコンインキによる印刷(I)の印刷される相対位置が同一であることにより、この両者の色彩の相互関係によりその部分における多様色彩模様を期待するのに対し、本実施の形態4は模様印刷(G)41は、主としてその上層を構成する盛り上げ部分被覆(J)6aとの関係により多様色彩模様を期待するところに特徴がある。
本実施の形態4における模様印刷(G)41の表色は、盛り上げ部分被覆(J)6aの表色に対して十分に強調されるものであることが望まれる。対比効果が現れ易い色相、明度の組み合わせにより多様色彩のイメージを強調させることができる。
上述の実施の形態においては、被覆体1は主として携帯用電話機の外装ケースを対象として述べられているが、本願発明の手段はテレビ、ラジオ等の外装ケース、自動車の内装部品等に適用することができる。
実施の形態1の工程を説明する工程流れ図。 実施の形態1により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図。 実施の形態2の工程を説明する工程流れ図。 実施の形態2により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図。 実施の形態3により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図。 実施の形態3により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図。 実施の形態4により作成された立体感のある積層多様色彩模様被覆体の一部断面を模式的に示す説明図。
符号の説明
1 実施の形態1、2における被覆体
2 実施の形態2におけるプライマー(A)
3 実施の形態1、2における金属被覆または金属感を有する被覆
4 実施の形態2におけるコート(B)
5 実施の形態1、2におけるシリコンインキによる印刷層(D)
6 実施の形態1、2における盛り上げ部分被覆層(D)
7 実施の形態2におけるコート(E)
1a 実施の形態3、4における被覆体
2a 実施の形態3、4における下地コート(F)
41 実施の形態3、4における模様印刷層(G)
42 実施の形態3、4におけるコート(H)
5a 実施の形態3、4におけるシリコンインキによる印刷層(I)
6a 実施の形態3、4における盛り上げ部分被覆層(D)
OP1 本実施の形態1における金属被覆または金属感を有する被覆工程
OP2 本実施の形態1におけるシリコンインキによる印刷層(D)の被覆工程
OP3 本実施の形態1における盛り上げ部分被覆層(D)被覆工程
OP4 本実施の形態1における残渣除去工程
OP1a 本実施の形態2におけるプライマー(A)被覆工程
OP2a 本実施の形態2における金属被覆または金属感を有する被覆工程
OP3a 本実施の形態2におけるコート(B)被覆工程
OP4a 本実施の形態2におけるシリコンインキによる印刷層(D)の被覆工程
OP5a 本実施の形態2における盛り上げ部分被覆層(D)被覆工程
OP6a 本実施の形態2における化粧コート(E)被覆工程
OP1b 本実施の形態3、4における下地コート(F)被覆工程
OP2b 本実施の形態3、4における色彩模様印刷層(G)被覆工程
OP3b 本実施の形態3、4におけるコート(H)被覆工程
OP4b 本実施の形態3、4におけるシリコンインキによる印刷層(I)被覆工程
OP5b 本実施の形態3、4における盛り上げ部分被覆層(D)被覆工程。

Claims (15)

  1. 被印刷体の表面に蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆または、色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆をする第1工程と、最終被覆体における模様の非盛り上がり部分を構成する部分にシリコーンオイル含有インキによる印刷を施す第2工程と、最終被覆体における模様の盛り上げ部分を構成する部分または全面を色彩若しくは透明のインキまたは塗料により被覆する第3工程と、必要に応じ前記シリコーンオイル含有の色彩または透明インキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき残された前記色彩若しくは透明のインキまたは塗料の残渣を取り除く第4工程とを有する立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  2. 被印刷体の表面にプライマー(A)を被覆する第1a工程と、その表面に蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆、または色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆を施す第2a工程と、該金属被覆または色彩若しくは透明のインキまたは塗料による金属感を有する被覆面の酸化を防止、または平滑化を図るために色彩若しくは透明コート(B)を施す第3a工程と、該コート(B)表面に最終被覆体における非盛り上がり部分を構成する非盛り上げ部分にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる被覆(C)を施す第4a工程と、さらに全面または盛り上げ部分に色彩インキ若しくは塗料による被覆(D)を施す第5a工程と、前記シリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキの撥水作用により非盛り上がり部分表面から撥じき残された残渣の無いことを確認の上、色彩若しくは透明コート(E)を施す第7a工程とよりなることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  3. 被印刷体の表面に色彩若しくは透明の下地被覆(F)を被覆する第1b工程と、該下地被覆(F)の表面上の最終被覆体における模様の非盛り上印刷部分に相当する位置に色彩模様印刷(G)を施す第2b工程と、さらに色彩若しくは透明のコート(H)を施す第3b工程と、前記色彩模様印刷(G)の位置と同一位置にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷(I)を施す第4b工程と、前記非盛り上がり印刷部分以外の盛り上がり印刷部分または全面に色彩インキまたは塗料による被覆(J)をする第5b工程とよりなることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  4. 被印刷体の表面に色彩若しくは透明の下地被覆(F)を被覆する第1b工程と、該下地被覆(F)の表面上の最終被覆体における模様の盛り上がり印刷部分に相当する位置に色彩模様印刷(G)を施す第2b工程と、さらに色彩若しくは透明のコート(H)を施す第3b工程と、前記色彩模様印刷(G)の印刷位置と同一でない表面位置、またはその一部分がラップする位置を印刷位置とする非盛り上がり印刷部分にシリコーンオイル含有の色彩若しくは透明インキによる印刷(I)を施す第4b工程と、前記非盛り上がり印刷部分以外の盛り上げ印刷部分または全面に、色彩インキまたは塗料による被覆(J)をする第5b工程とよりなることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  5. 前記シリコーンオイル含有の色彩または透明インキは、通常の印刷インキに2〜50%のシリコーンオイルを混合したものであり、且つ、シリコーンオイル含有の色彩または透明インキによる印刷皮膜の厚さは、前記盛り上げ印刷または塗布による盛り上げ部分の被覆厚さに較べ薄い膜厚を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  6. 前記盛り上げ印刷部分に使用する色彩インキまたは塗料は、レベリング剤含有量が通常の印刷インキまたは塗料中のレベリング剤の含有量の50%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  7. 前記蒸着、メッキ、イオンプレーティングまたはスパッタリングによる金属被覆の材料がCu、Ni、Fe、Al、Sn、またはこれらの各合金より選ばれた1種であり、その厚さは0.5〜10μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  8. 前記プライマー(A)の厚さが2〜10μm、コート(B)の厚さが5〜15μm、シリコーンオイル含有の色彩または透明インキによる印刷(C)の厚さが1〜10μm、盛り上げ部分の被覆(D)の厚さが10〜500μm、コート(E)の厚さが、5〜10μmであることを特徴とする請求項2に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  9. 前記模様印刷(G)のマンセル表色系の明度が、シリコーンオイル含有インキによる印刷(I)のマンセル表色系の明度の1.5〜2倍であることを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  10. 前記コート(H)のマンセル表色系の明度が、盛り上印刷部分(J)のマンセル表色系の明度の1.5〜2倍であることを特徴とする請求項3または4のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  11. 前記色彩模様印刷(G)が金属感を呈する色彩印刷であることを特徴とする請求項3または4に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法。
  12. 前記請求項1〜11のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたことを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆体。
  13. 前記請求項1〜11のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたものが携帯電話機の外装ケースであることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆体。
  14. 前記請求項1〜11のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたものがパソコンの外装ケースであることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆体。
  15. 前記請求項1〜11のいずれか1項に記載の立体感のある積層多様色彩模様被覆の作成方法により、表面を被覆されたものが自動車用内装部品であることを特徴とする立体感のある積層多様色彩模様被覆体。
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